JP3468211B2 - (+)−エストロン誘導体 - Google Patents
(+)−エストロン誘導体Info
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- JP3468211B2 JP3468211B2 JP2000212227A JP2000212227A JP3468211B2 JP 3468211 B2 JP3468211 B2 JP 3468211B2 JP 2000212227 A JP2000212227 A JP 2000212227A JP 2000212227 A JP2000212227 A JP 2000212227A JP 3468211 B2 JP3468211 B2 JP 3468211B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジシクロペンタジエン
誘導体を出発物質として、経口避妊薬として有用な
(+)−エストロン誘導体の製造法に使用される中間体
に関するものである。
誘導体を出発物質として、経口避妊薬として有用な
(+)−エストロン誘導体の製造法に使用される中間体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】(+)−エストロンは、経口避妊薬とし
て有用な化合物であるが、その製造法については、天然
から得る方法(米国特許第1967350号(1934)、同第13059
92号(1962) が最も古くから知られているが、効率、収
率は合成法とは比較にならないほど低いものである。
て有用な化合物であるが、その製造法については、天然
から得る方法(米国特許第1967350号(1934)、同第13059
92号(1962) が最も古くから知られているが、効率、収
率は合成法とは比較にならないほど低いものである。
【0003】立体配置が天然型である(+)−エストロ
ンの合成法は、近年いくつか開発されている。ポズナー
ら(J. Am. Chem. Soc., 108, 1239(1986)) は、AB環
骨格を持った化合物と不整誘導されたD環骨格を持った
化合物とを不整マイケル付加反応させた後、さらに分子
内ディールス・アルダー反応により、C環骨格を形成
し、91〜94%のジアステレオ選択性でエストロン骨格を
構築している。しかしながら、総収率が6.3 %と低く、
反応工程も9段階も経ており、効率的とはいえない。
ンの合成法は、近年いくつか開発されている。ポズナー
ら(J. Am. Chem. Soc., 108, 1239(1986)) は、AB環
骨格を持った化合物と不整誘導されたD環骨格を持った
化合物とを不整マイケル付加反応させた後、さらに分子
内ディールス・アルダー反応により、C環骨格を形成
し、91〜94%のジアステレオ選択性でエストロン骨格を
構築している。しかしながら、総収率が6.3 %と低く、
反応工程も9段階も経ており、効率的とはいえない。
【0004】また、タバーら(J. Org. Chem., 52, 28
(1987) は、ショウノウ誘導体を不整源としてD環骨格
をもったβ−ケトエステルを構築し、これとベンゾシク
ロブテン誘導体を結合させ、最後に分子内環化反応によ
り、BC環骨格を一度に構築して91%eeの光学純度を持
つ(+)−エストロンを合成している。しかしながら、
この方法も反応工程は多段階である。β−ケトエステル
を構築するのに5段階も要し、ベンゾシクロブテン誘導
体の合成に3段階を要する。さらに両者の結合を含めて
3段階かけて目的の骨格を得ている。環化反応の収率が
低く(41%) 、β−ケトエステル前駆体からの総収率は
9.8 %であり、立体選択性は比較的良いものの、やはり
効率よい製造法とはいえない。
(1987) は、ショウノウ誘導体を不整源としてD環骨格
をもったβ−ケトエステルを構築し、これとベンゾシク
ロブテン誘導体を結合させ、最後に分子内環化反応によ
り、BC環骨格を一度に構築して91%eeの光学純度を持
つ(+)−エストロンを合成している。しかしながら、
この方法も反応工程は多段階である。β−ケトエステル
を構築するのに5段階も要し、ベンゾシクロブテン誘導
体の合成に3段階を要する。さらに両者の結合を含めて
3段階かけて目的の骨格を得ている。環化反応の収率が
低く(41%) 、β−ケトエステル前駆体からの総収率は
9.8 %であり、立体選択性は比較的良いものの、やはり
効率よい製造法とはいえない。
【0005】すなわち、本発明以前においては、需要の
高まっている(+)−エストロンの供給法は充分とはい
えない状況にあった。
高まっている(+)−エストロンの供給法は充分とはい
えない状況にあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上の点から、本発明
者らは(+)−エストロン誘導体を効率よく、なおかつ
光学純度も良く得ると言う目的を達成するために鋭意検
討し、その結果、ジシクロペンタジエンを出発物質とし
て(+)−エストロン誘導体が効率よく得られる方法を
見出した。そして、その製造法に使用される新規の中間
体を見出した。
者らは(+)−エストロン誘導体を効率よく、なおかつ
光学純度も良く得ると言う目的を達成するために鋭意検
討し、その結果、ジシクロペンタジエンを出発物質とし
て(+)−エストロン誘導体が効率よく得られる方法を
見出した。そして、その製造法に使用される新規の中間
体を見出した。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、次式、
【0008】
【化5】
【0009】で表される(−)−トリシクロ[5.2.
1.02.6 ]デカ−4,8−ジエン−3−オン(1)を
出発物質として、次式
1.02.6 ]デカ−4,8−ジエン−3−オン(1)を
出発物質として、次式
【0010】
【化6】
【0011】(式中、Rは炭素数1〜20のアルキル基を
示す) で表される4−ビニル−7−アルコキシ−1,2
−ジヒドロナフタレン(2)と不整ディールス・アルダ
ー反応を行い、次式
示す) で表される4−ビニル−7−アルコキシ−1,2
−ジヒドロナフタレン(2)と不整ディールス・アルダ
ー反応を行い、次式
【0012】
【化7】
【0013】(式中、Rは上記と同じである) で表され
る化合物(3)を経て、次式
る化合物(3)を経て、次式
【0014】
【化8】
【0015】(式中、Rは上記と同じである) で表され
る(+)−エストロン誘導体(4)を得ることを特徴と
する(+)−エストロン誘導体の製造法に用いる中間体
である。化合物(3)から(+)−エストロン誘導体
(4)を得る工程では次式
る(+)−エストロン誘導体(4)を得ることを特徴と
する(+)−エストロン誘導体の製造法に用いる中間体
である。化合物(3)から(+)−エストロン誘導体
(4)を得る工程では次式
【0016】
【化9】
【0017】
【化10】
【0018】
【化11】
【0019】(式中、Rは炭素数1〜20のアルキル基を
示す) で表される中間体を経る。本製造法の反応経路は
以下の式に示される。
示す) で表される中間体を経る。本製造法の反応経路は
以下の式に示される。
【0020】
【化12】
【0021】本発明の出発物質である(−)−トリシク
ロ[5.2.1.02.6 ]デカ−4,8−ジエン−3−
オン(1)は、ジシクロペンタジエンをセレンオキサイ
ドにより酸化して、得られるラセミ−トリシクロ〔5.
2.1.02.6 〕デカ−3−ヒドロキシ−4,6−ジエ
ンを、リパーゼを用いてアシル化剤とエステル交換反応
させるか(特願平1−237546号) 、あるいはアセチル化
後に加水分解して(J.Chem. Soc. Chem. Commun., 198
9, 271) 光学分割することにより得ることができる。
ロ[5.2.1.02.6 ]デカ−4,8−ジエン−3−
オン(1)は、ジシクロペンタジエンをセレンオキサイ
ドにより酸化して、得られるラセミ−トリシクロ〔5.
2.1.02.6 〕デカ−3−ヒドロキシ−4,6−ジエ
ンを、リパーゼを用いてアシル化剤とエステル交換反応
させるか(特願平1−237546号) 、あるいはアセチル化
後に加水分解して(J.Chem. Soc. Chem. Commun., 198
9, 271) 光学分割することにより得ることができる。
【0022】得られた(−)−トリシクロ[5.2.
1.02.6 ]デカ−4,8−ジエン−3−オン(1)
と、シュミットらの方法(Liebigs Ann.Chem,. 536, 19
6(1938);同 537, 246(1939))で得られる4−ビニル−
7−アルコキシ−1,2−ジヒドロナフタレン(2)を
ルイス酸の存在下、不整ディールス・アルダー反応させ
ることにより、化合物(3)を得ることができる。ここ
で使用するルイス酸としては、塩化ジエチルアルミニウ
ムが最も好ましいが、四塩化チタン、塩化アルミニウム
など、反応を触媒し、立体配置を制御できるものであれ
ば使用することができる。このときの反応温度は−78℃
〜−10℃であり、好ましくは−30℃である。
1.02.6 ]デカ−4,8−ジエン−3−オン(1)
と、シュミットらの方法(Liebigs Ann.Chem,. 536, 19
6(1938);同 537, 246(1939))で得られる4−ビニル−
7−アルコキシ−1,2−ジヒドロナフタレン(2)を
ルイス酸の存在下、不整ディールス・アルダー反応させ
ることにより、化合物(3)を得ることができる。ここ
で使用するルイス酸としては、塩化ジエチルアルミニウ
ムが最も好ましいが、四塩化チタン、塩化アルミニウム
など、反応を触媒し、立体配置を制御できるものであれ
ば使用することができる。このときの反応温度は−78℃
〜−10℃であり、好ましくは−30℃である。
【0023】反応溶媒は炭化水素、ハロゲン系の溶媒を
使用することができ、特に好ましくはn−ヘキサン及び
ジクロロメタンである。反応時間は処理量等により異な
るが、12〜96時間で、好ましくは24〜36時間である。得
られた化合物(3)は、塩基の存在下、ヨウ化メチルに
よりメチル化され、化合物(5)にみちびくことができ
る。塩基は、カリウムt−ブトキシドが特に好ましい
が、メチル化を進行させるものであれば種類を問わな
い。また、メチル化剤も臭化メチル、塩化メチルを使用
することができる。
使用することができ、特に好ましくはn−ヘキサン及び
ジクロロメタンである。反応時間は処理量等により異な
るが、12〜96時間で、好ましくは24〜36時間である。得
られた化合物(3)は、塩基の存在下、ヨウ化メチルに
よりメチル化され、化合物(5)にみちびくことができ
る。塩基は、カリウムt−ブトキシドが特に好ましい
が、メチル化を進行させるものであれば種類を問わな
い。また、メチル化剤も臭化メチル、塩化メチルを使用
することができる。
【0024】この段階で一部副生成物として得られるO
−メチル体である化合物(8)をカラムクロマトグラフ
ィーなどにより分離し、塩酸で0℃で処理することによ
り、容易に化合物(3)に戻すことができる。すなわ
ち、再び(+)−エストロンの合成中間体として使用す
ることができる。化合物(5)をトリフルオロ酢酸およ
びトリエチルシランで処理することにより化合物(6)
を得る。
−メチル体である化合物(8)をカラムクロマトグラフ
ィーなどにより分離し、塩酸で0℃で処理することによ
り、容易に化合物(3)に戻すことができる。すなわ
ち、再び(+)−エストロンの合成中間体として使用す
ることができる。化合物(5)をトリフルオロ酢酸およ
びトリエチルシランで処理することにより化合物(6)
を得る。
【0025】更に加熱することによりレトロ・ディール
ス・アルダー反応させて化合物(7)を得る。最後に、
接触水素添加により化合物(7)の不飽和結合を還元
し、目的とする(+)−エストロン誘導体(4)を得る
ことができる。還元触媒は、ラネーニッケルなど、接触
触媒を使用することができるが、好ましくは、パラジウ
ムカーボンである。
ス・アルダー反応させて化合物(7)を得る。最後に、
接触水素添加により化合物(7)の不飽和結合を還元
し、目的とする(+)−エストロン誘導体(4)を得る
ことができる。還元触媒は、ラネーニッケルなど、接触
触媒を使用することができるが、好ましくは、パラジウ
ムカーボンである。
【0026】
【発明の効果】以上説明した中間体を用いることによ
り、出発物質であるジシクロペンタジエン誘導体(1)
から少ない工程で総収率良く(+)−エストロン誘導体
を得ることができる。化合物(8) の回収を考慮に入れ
れば、更に良い収率で(+)−エストロンを得ることが
できる。
り、出発物質であるジシクロペンタジエン誘導体(1)
から少ない工程で総収率良く(+)−エストロン誘導体
を得ることができる。化合物(8) の回収を考慮に入れ
れば、更に良い収率で(+)−エストロンを得ることが
できる。
【0027】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳しく説明
するが、本発明はこれらの実施例によって制限されるも
のではない。 実施例1 (−)−トリシクロ[5.2.1.02.6 ]デカ−4,
8−ジエン−3−オン(1)1.72g (11.8mmol)と4−ビ
ニル−7−メトキシ−1,2−ジヒドロナフタレン
(2)2.63g (14.1mmol)を、ジクロロメタン25mlに溶解
し、−30℃に冷却した。この溶液に、塩化ジエチルアル
ミニウム(0.94M、n−ヘキサン溶液)15ml(14.1mmo
l) を滴下した。−30℃で32時間攪拌後、5%塩酸を加
え、更にジクロロメタンで抽出した。次にジクロロメタ
ン層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順
で洗い硫酸マグネシウム上で乾燥した。ジクロロメタン
留去後、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
に付し、3.1g (収率81.5%)の化合物(3)を得た。
するが、本発明はこれらの実施例によって制限されるも
のではない。 実施例1 (−)−トリシクロ[5.2.1.02.6 ]デカ−4,
8−ジエン−3−オン(1)1.72g (11.8mmol)と4−ビ
ニル−7−メトキシ−1,2−ジヒドロナフタレン
(2)2.63g (14.1mmol)を、ジクロロメタン25mlに溶解
し、−30℃に冷却した。この溶液に、塩化ジエチルアル
ミニウム(0.94M、n−ヘキサン溶液)15ml(14.1mmo
l) を滴下した。−30℃で32時間攪拌後、5%塩酸を加
え、更にジクロロメタンで抽出した。次にジクロロメタ
ン層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順
で洗い硫酸マグネシウム上で乾燥した。ジクロロメタン
留去後、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
に付し、3.1g (収率81.5%)の化合物(3)を得た。
【0028】本化合物の物性は以下の通りであった。
[α]D 31−168.3 ゜(c1.01, CHCl3)
IR (film) νmax 1730, 1605cm-1 1
H−NMR(500MHz, CDCl3) J, 1.35(1H,d, J=8.5H
z) 1.51(1H,d, J=7.9Hz), 1.84(1H,ddd, J=17.1, 12.2,
4.9Hz),1.95-2.02(1H,m), 2.16-2.27(2H,m), 2.36-2.51
(3H,m),2.58-2.62(1H,m), 2.72-2.91(4H,m), 3.09-3.12
(1H,m),3.80(3H,s), 6.15-6.22(3H,m), 6.66(1H,d, J
=8.6Hz),7.47(1H,d, J=8.6Hz) MS m/z 332(M+), 266(100%) 元素分析 計算値 C23H24O2 :C 83.10, H 7.28 実測値 : C 83.16, H 7.34。
z) 1.51(1H,d, J=7.9Hz), 1.84(1H,ddd, J=17.1, 12.2,
4.9Hz),1.95-2.02(1H,m), 2.16-2.27(2H,m), 2.36-2.51
(3H,m),2.58-2.62(1H,m), 2.72-2.91(4H,m), 3.09-3.12
(1H,m),3.80(3H,s), 6.15-6.22(3H,m), 6.66(1H,d, J
=8.6Hz),7.47(1H,d, J=8.6Hz) MS m/z 332(M+), 266(100%) 元素分析 計算値 C23H24O2 :C 83.10, H 7.28 実測値 : C 83.16, H 7.34。
【0029】実施例2
化合物(3)560mg (1.96mmol)のジメトキシエタン8ml
溶液に室温下でカリウムt−ブトキシド37.8mg (3.37mm
ol) を加え、12分間攪拌した。氷冷下、ヨウ化メチル1.
1ml (17mmol)を滴下し、更に12分間攪拌後、飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液を加え、エーテルで抽出した。有機
層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウム上で乾燥
し、溶媒留去後、残留物をシリガゲルカラムクロマトグ
ラフィーに付し、エーテル/n−ヘキサン(1/1)の
留分より、化合物(5)334mg(収率57%)と化合物
(8)123mg(収率21%) を得た。さらに化合物(5)は
メタノールより再結晶して無色針状晶を得た。
溶液に室温下でカリウムt−ブトキシド37.8mg (3.37mm
ol) を加え、12分間攪拌した。氷冷下、ヨウ化メチル1.
1ml (17mmol)を滴下し、更に12分間攪拌後、飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液を加え、エーテルで抽出した。有機
層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウム上で乾燥
し、溶媒留去後、残留物をシリガゲルカラムクロマトグ
ラフィーに付し、エーテル/n−ヘキサン(1/1)の
留分より、化合物(5)334mg(収率57%)と化合物
(8)123mg(収率21%) を得た。さらに化合物(5)は
メタノールより再結晶して無色針状晶を得た。
【0030】本化合物の物性は以下の通りであった。
融点 161〜162 ℃
[α]D 31+130゜(c0.665, CHCl3)
IR(film) νmax 1735, 1606 cm-1 1
H−NMR(90MHz, CDCl3) J, 1.09(3H,s),1.48-2.65
(9H,m), 2.80-3.21(5H,m), 3.78(3H,s), 5.81-6.06(2H,
m) 6.10-6.28(1H,m), 6.57-6.79(2H,m), 7.39(1H,d, J=8.
3Hz)MS m/z 246(M+ 100%) 元素分析 計算値 C24H26O2 :C 83.20, H 7.56 実測値 :C 83.21, H 7.78。
(9H,m), 2.80-3.21(5H,m), 3.78(3H,s), 5.81-6.06(2H,
m) 6.10-6.28(1H,m), 6.57-6.79(2H,m), 7.39(1H,d, J=8.
3Hz)MS m/z 246(M+ 100%) 元素分析 計算値 C24H26O2 :C 83.20, H 7.56 実測値 :C 83.21, H 7.78。
【0031】実施例3
化合物(5)304mg (0.878mmol) のジクロロメタン6ml
溶液にトリフルオロ酢酸0.68ml (8.83mmol)、トリエチ
ルシラン0.70ml (4.38mmol) を滴下し、室温で20時間攪
拌した。氷冷下飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、
ジクロロメタンで抽出し、飽和食塩水で洗浄後、硫酸マ
グネシウム上で乾燥した。減圧下で溶媒を留去後、残留
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、エー
テル/n−ヘキサン(1/15) の流分より、化合物
(6)2.65mg (収率87%)を得た。メタノールより再結
晶して無色針状晶を得た。
溶液にトリフルオロ酢酸0.68ml (8.83mmol)、トリエチ
ルシラン0.70ml (4.38mmol) を滴下し、室温で20時間攪
拌した。氷冷下飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、
ジクロロメタンで抽出し、飽和食塩水で洗浄後、硫酸マ
グネシウム上で乾燥した。減圧下で溶媒を留去後、残留
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、エー
テル/n−ヘキサン(1/15) の流分より、化合物
(6)2.65mg (収率87%)を得た。メタノールより再結
晶して無色針状晶を得た。
【0032】本化合物の物性は以下の通りであった。
融点 173〜174 ℃
[α]D 31+126 ゜(c0.96, CHCl3)
IR(ヌジョール)νmax 1728cm -1 1
H−NMR(500MHz, CDCl3) J, 1.07(3H,s)
1.35-1.48(3H,m), 1.52-1.74(5H,m), 2.07-2.18(2H,m),
2.25-2.32(1H,m), 2.77(1H,tb, J=10.4, 4.3Hz), 2.87
-2.98(3H,m) 3.08(1H,br,s), 3.24(1H,dd, J=10.3, 4.2Hz), 3.77(3
H,s),6.02(1H,dd, J =5.5, 3.0Hz), 6.22(1H,dd, J=
5.5, 3.0Hz),6.64(1H,d, J=3.0Hz), 6.70(1H,dd,J=1
1.0, 2.5Hz),7.16(1H,d, J=9.1Hz) MS m/z 348(M+),282(100%) 元素分析 計算値 C24H28O2 :C 82.72, H 8.10 実測値 :C 82.55, H 8.10。
2.25-2.32(1H,m), 2.77(1H,tb, J=10.4, 4.3Hz), 2.87
-2.98(3H,m) 3.08(1H,br,s), 3.24(1H,dd, J=10.3, 4.2Hz), 3.77(3
H,s),6.02(1H,dd, J =5.5, 3.0Hz), 6.22(1H,dd, J=
5.5, 3.0Hz),6.64(1H,d, J=3.0Hz), 6.70(1H,dd,J=1
1.0, 2.5Hz),7.16(1H,d, J=9.1Hz) MS m/z 348(M+),282(100%) 元素分析 計算値 C24H28O2 :C 82.72, H 8.10 実測値 :C 82.55, H 8.10。
【0033】実施例4
化合物(6)13mg(0.037mmol)のジフェニルエーテル1
ml溶液を1.5 時間加熱還流した。シリカゲルカラムクロ
マトグラフィーに付し、エノン体(7)8mg (収率76
%)を得た。エノン体39mg (0.14mmol) のエタノール溶
液に10%パラジウムカーボン4mgを加え、水素気流下50
分間攪拌した。セライト濾過後、濾液を減圧下濃縮し,
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、
エーテル/n−ヘキサン(1/6)の流分からエストロ
ンメチルエーテル(4)33mg (収率84%)を得た。
ml溶液を1.5 時間加熱還流した。シリカゲルカラムクロ
マトグラフィーに付し、エノン体(7)8mg (収率76
%)を得た。エノン体39mg (0.14mmol) のエタノール溶
液に10%パラジウムカーボン4mgを加え、水素気流下50
分間攪拌した。セライト濾過後、濾液を減圧下濃縮し,
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、
エーテル/n−ヘキサン(1/6)の流分からエストロ
ンメチルエーテル(4)33mg (収率84%)を得た。
【0034】本化合物の物性は以下の通りであった。
融点 174〜175.5 ℃
[α]D 33+159 ゜(c0.72, CHCl3)
IR(ヌジョール)νmax 1735cm-1 1
H−NMR(90MHz, CDCl3) J, 0.88(3H,s)
1.20-2.51(13H,m), 2.72-2.98(2H,m), 3.77(3H,s), 6.5
4-6.67(2H,m),6.55-6.76(1H,m), 7.20(1H,d, J =8.3H
z) MS m/z 284(M+ 100%)。
4-6.67(2H,m),6.55-6.76(1H,m), 7.20(1H,d, J =8.3H
z) MS m/z 284(M+ 100%)。
【0035】実施例5
化合物(8)(融点103 〜105 ℃、[α]D 33+215 ゜(c
1.0.1, CHCl3)123mgを0℃の10% HCl-THF(1:3) 混合溶
媒5mlに溶解し、攪拌しながら0℃から 1.5時間かけて
徐々に室温に戻した。氷冷下飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液を加えて中和した後、ジクロロメタンで抽出し、飽
和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウム上で乾燥した。ジ
クロロメタンを留去した後、残留物をシリカゲルクロマ
トグラフィーに付し、化合物(3)100mg(定量的) を得
た。
1.0.1, CHCl3)123mgを0℃の10% HCl-THF(1:3) 混合溶
媒5mlに溶解し、攪拌しながら0℃から 1.5時間かけて
徐々に室温に戻した。氷冷下飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液を加えて中和した後、ジクロロメタンで抽出し、飽
和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウム上で乾燥した。ジ
クロロメタンを留去した後、残留物をシリカゲルクロマ
トグラフィーに付し、化合物(3)100mg(定量的) を得
た。
Claims (4)
- 【請求項1】 一般式 【化1】 (式中、Rは炭素数1〜20のアルキル基を示す) で表さ
れる化合物。 - 【請求項2】 一般式 【化2】 (式中、Rは炭素数1〜20のアルキル基を示す) で表さ
れる化合物。 - 【請求項3】 一般式 【化3】 (式中、Rは炭素数1〜20のアルキル基を示す)で表さ
れる化合物。 - 【請求項4】 一般式 【化4】 (式中、Rは炭素数1〜20のアルキル基を示す)で表さ
れる化合物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000212227A JP3468211B2 (ja) | 1991-11-25 | 2000-07-13 | (+)−エストロン誘導体 |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33455491A JP3178046B2 (ja) | 1991-11-25 | 1991-11-25 | (+)−エストロン誘導体の製造法 |
| JP2000212227A JP3468211B2 (ja) | 1991-11-25 | 2000-07-13 | (+)−エストロン誘導体 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33455491A Division JP3178046B2 (ja) | 1991-11-25 | 1991-11-25 | (+)−エストロン誘導体の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001055398A JP2001055398A (ja) | 2001-02-27 |
| JP3468211B2 true JP3468211B2 (ja) | 2003-11-17 |
Family
ID=30002130
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000212227A Expired - Fee Related JP3468211B2 (ja) | 1991-11-25 | 2000-07-13 | (+)−エストロン誘導体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3468211B2 (ja) |
-
2000
- 2000-07-13 JP JP2000212227A patent/JP3468211B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2001055398A (ja) | 2001-02-27 |
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