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JP3474058B2 - 符号化方式 - Google Patents
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JP3474058B2 - 符号化方式 - Google Patents

符号化方式

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JP3474058B2
JP3474058B2 JP16215296A JP16215296A JP3474058B2 JP 3474058 B2 JP3474058 B2 JP 3474058B2 JP 16215296 A JP16215296 A JP 16215296A JP 16215296 A JP16215296 A JP 16215296A JP 3474058 B2 JP3474058 B2 JP 3474058B2
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徹 伊東
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル情報化された
平文の内容の秘密を保持して伝送あるいは保存をおこな
うための復号化を含めた符号化方式に関するもので、符
号化鍵および復号化鍵としてラテン方陣を変換表として
使用し、入力データである平文の所定ビット数(1ビッ
トでも良い)の平文信号を単位ブロックとしてフィード
バック符号化およびフィードフォワード復号化を行う連
鎖式符号化方式に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】データの機密保持のための手段として、
これまでにも様々な符号化方式が提案されているが、そ
の代表的なものに米国の標準暗号であるDES(Dat
aEncryption Standard)およびN
TTの暗号であるFEAL−8がある。
【0003】これらは、秘密の符号化鍵の制御のもと
で、入力データをブロック単位に符号化または復号化す
るブロック暗号の一つであり、変換を繰り返し行うこと
によって強固な符号(暗号)を得ている。
【0004】しかし、この(ブロック)符号には、同じ
鍵を使用する限り、同じ平文ブロック(以下、単に平文
信号と記す)からは同じ符号ブロック(以下、符号信号
と記す)しか生成されないと云う欠点があった。
【0005】この欠点から、直ちに符号の解析が容易に
なると云うわけではないが、例えば大量の入力データを
符号化したとき、その中に多数の同じ符号信号が散在し
ていると、解読を企てる者に何らかのヒントを与えるこ
とにもなりかねない。
【0006】そこで、この欠点を解消すべく、図10に
示したフィードバック符号化方式が採用されているが、
このフィードバック符号化方式は、符号化装置A側で
は、鍵を用いて平文信号Pi (ブロック番号i=1、
2、・・)から符号信号Ci を生成するに際して、先行
の符号信号Ci-1 をフィードバック信号Cb とし、この
フィードバック信号Cb と平文信号Pi とを組合せたも
のを符号信号Ci とし、復号化装置B側では、同じ鍵を
用いて符号信号Ci から平文信号Pi を生成するに際し
て、先行の符号信号Ci-1 をフィードフォワード信号C
f とし、このフィードフォワード信号Cf と符号信号C
i とを組合せたものを平文信号Pi として復号化を行っ
ている。
【0007】IVは初期値信号で、最初の平文信号Pi
の符号化と符号信号Ci の復号化に用い、予め用意した
値(初期値信号IVは、符号化装置A側と復号化装置B
側の双方のためにに予め配布しておくか、あるいは平文
信号Pi と一緒に配布する)を用いる。
【0008】これを数式で表現すると、 符号化装置A側; 1ブロック目(i=1) Vi =g(IV) Ci =xor(Pi ,fK (Vi )) 2ブロック目以降(i=2,・・) Vi =g(Ci-1 ) Ci =xor(Pi ,fK (Vi )) 復号化装置B側; 1ブロック目(i=1) Vi =g(IV) Pi =xor(Ci ,fK (Vi )) 2ブロック目以降(i=2,・・) Vi =g(Ci-1 ) Pi =xor(Ci ,fK (Vi )) となる。
【0009】この数式において、符号化関数fは、DE
SおよびFEAL−8のごとき所定の符号化アルゴリズ
ムを示し、関数gは、全ての符号信号Ci に対して定義
された特定の離散値関数で、例えば最も単純な恒等関数
を選ぶと、Vi =Ci-1 となり、符号化における平文信
号Pi とフィードバック信号Cb との合成、あるいは復
号化における符号信号Ci とフィードフォワード信号C
f との合成を行う演算xor部5の演算xorは排他的
論理和(モデュロ2の加算)となっているが、数学的に
可逆な演算を用いる。
【0010】上記、数式をさらに単純化して表現する
と、 符号化装置A側; 1ブロック目(i=1) Ci =xor(Pi ,IV) 2ブロック目以降(i=2,・・) Ci =xor(Pi ,Ci-1 ) 復号化装置B側; 1ブロック目(i=1) Pi =xor(Ci ,IV) 2ブロック目以降(i=2,・・) Pi =xor(Ci ,Ci-1 ) となる。
【0011】1ブロック目の符号化は、平文信号P
i (1桁の2進数)と、初期値信号IV(1桁の2進
数)とで演算xorを行って符号信号Ci を得、2ブロ
ック目以降の符号化は、平文信号Pi (1桁の2進数)
と、先行の符号信号Ci-1 (1桁の2進数)をフィード
バック信号Cb とし、演算xorを行って符号信号Ci
を得る。
【0012】また、1ブロック目の復号化では、符号信
号Ci に初期値信号IVをフィードフォワード値として
演算xorを行って復号化された平文信号Pi を得、2
ブロック目以降の復号化では、符号信号Ci に、先行の
符号信号Ci-1 をフィードフォワード信号Cf として演
算xorを行うことによって、復号化された平文信号P
i を得る。
【0013】このように、従来の技術にあっては、演算
xorは、平文信号Pi と先行の符号信号Ci-1 の入力
された値に、あるいは符号信号Ci と先行の符号信号C
i-1の入力された値に対して、排他的論理和(モデュロ
2の加算)と云う固定の常に決まった演算値を結果とし
て返すものとなる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術にあっては、フィードバック符号化方式で符
号化/復号化の演算xor、すなわち排他的論理和(モ
デュロ2の加算)を用いるに際して、演算結果が入力値
とフィードバック値とで常にモデュロ2の加算の値で変
換結果が固定になってしまう、すなわち入力値とフィー
ドバック値と出力値のブロック(1桁の2進数)におい
て、入力値とフィードバック値がいずれも0あるいは1
のとき出力値は0で、また入力値とフィードバック値が
0と1または1と0のとき出力値は1となるため、出力
結果がビット毎に固定的に決定されてしまい、データの
解読のヒントを与える可能性があると云う問題があっ
た。
【0015】そこで、本発明は、上記した従来技術にお
ける問題点を解消すべく創案されたもので、フィードバ
ック符号化方式で符号化/復号化の演算xor、すなわ
ち排他的論理和(モデュロ2の加算)の演算結果の値を
自在とすることを技術的課題とし、もって符号化された
データから入力データを不正に解読することがきわめて
困難となるようにすることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】以下の説明では、ラテン
方陣の行列要素の値として自然数を用いた場合を示す
が、ラテン方陣の行列要素としては、ラテンアルファベ
ットの文字であっても良い。上記技術的課題を解決する
ため、本発明のうち、請求項1記載の発明は、デジタル
情報化された平文信号に対して、フィードバック符号化
方式の符号化装置により所定ビット数の単位ブロック毎
に符号化を行い、得られた符号信号を伝送あるいは保存
し、伝送あるいは保存された符号信号に対して、フィー
ドフォワード復号化方式の復号化装置により所定ビット
数の単位ブロック毎に復号化を行って元の平文信号を復
号する符号化方式であって、上記の符号化装置は、所定
ビット数に関連した次数の符号化ラテン方陣を変換表と
して有する符号化変換部と、最初の単位ブロックの平文
信号に対しては、平文信号の最初の単位ブロックの値に
対応して符号化ラテン方陣の行又は列の位置を指定し、
かつ、予め設定した初期値信号の値に対応して符号化ラ
テン方陣の列又は行の位置を指定して得られる符号化ラ
テン方陣の要素の値を最初のブロックの符号信号とし、
2番目以降の単位ブロックの平文信号に対しては、平文
信号の単位ブロックの値に対応して符号化ラテン方陣の
行又は列の位置を指定し、かつ、直前に出力されてフィ
ードバックされる符号信号の値に対応して符号化ラテン
方陣の列又は行の位置を指定して得られる符号化ラテン
方陣の要素の値をそのブロックの符号信号として符号化
変換部から出力させる第1の制御手段とからなる符号化
部を有し、上記の復号化装置は、所定ビット数に関連し
た次数で、かつ、符号化ラテン方陣に対応した逆変換を
行う復号化ラテン方陣を変換表として有する復号化変換
部と、最初の単位ブロックの符号信号に対しては、符号
信号の最初の単位ブロックの値に対応して復号化ラテン
方陣の行又は列の位置を指定し、かつ、符号化装置で用
いた初期値信号と同一の初期値信号の値に対応して復号
化ラテン方陣の列又は行の位置を指定して得られる復号
化ラテン方陣の要素の値を最初のブロックの復号された
平文信号とし、2番目以降の単位ブロックの符号信号に
対しては、符号信号の単位ブロックの値に対応して復号
化ラテン方陣の行又は列の位置を指定し、かつ、フィー
ドフォワード入力される直前の単位ブロックの符号信号
の値に対応して復号化ラテン方陣の列又は行の位置を指
定して得られる復号化ラテン方陣の要素の値をそのブロ
ックの復号された平文信号として復号化変換部から出力
させる第2の制御手段とからなる復号化部を有するよう
に構成したものである。
【0017】
【0018】請求項記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成のうち、復号化ラテン方陣として、符号化ラテ
ン方陣と同一のラテン方陣を用いて復号化変換部を構成
し、最初の単位ブロックの符号信号に対しては、符号信
号の最初の単位ブロックの値に対応する値の復号化ラテ
ン方陣の要素を指定し、かつ、符号化装置で用いた初期
値信号と同一の初期値信号の値に対応して復号化ラテン
方陣の列又は行の位置を指定して得られる復号化ラテン
方陣の行又は列の位置に対応する値を最初のブロックの
復号された平文信号とし、2番目以降の単位ブロックの
符号信号に対しては、符号信号の単位ブロックの値に対
応する値の復号化ラテン方陣の要素を指定し、かつ、フ
ィードフォワード入力される直前の単位ブロックの符号
信号の値に対応して復号化ラテン方陣の列又は行の位置
を指定して得られる復号化ラテン方陣の行又は列の位置
に対応する値をそのブロックの復号された平文信号とし
て復号化変換部から出力させる構成としたものである。
【0019】請求項記載の発明は、請求項1又は2
載の発明の構成における符号化変換部及び復号化変換部
を、入力される初期値信号又はフィードバックされる符
号信号又はフィードフォワード入力される符号信号を、
所定の符号化関数により符号化して、符号化ラテン方陣
又は前記復号化ラテン方陣に入力する第1の関数演算部
をそれぞれ有し、第1の制御手段は、第1の関数演算部
の出力信号により符号化ラテン方陣の列又は行の位置を
指定し、第2の制御手段は、関数演算部の出力信号によ
り復号化ラテン方陣の列又は行の位置を指定するように
したものである。
【0020】請求項記載の発明は、請求項1又は2記
の発明の構成における符号化変換部は、符号化ラテン
方陣から出力される信号を、所定の符号化関数を用いて
符号化して符号信号として出力する第2の関数演算部を
有し、復号化変換部は、入力される符号信号を、所定の
復号化関数を用いて復号化して復号化ラテン方陣に入力
する第3の関数演算部を有し、第2の制御手段は、第3
の関数演算部の出力信号の値に対応して符号化ラテン方
陣に対応した逆変換を行う復号化ラテン方陣の行又は列
の位置を指定し、又は符号化ラテン方陣と同一の復号化
ラテン方陣の第3の関数演算部の出力信号の値に対応し
た値の要素を指定するようにしたものである。
【0021】請求項記載の発明は、請求項1乃至4記
の発明における符号化変換部を、複数の符号化ラテン
方陣と、平文信号の単位ブロック入力に同期して、複数
の符号化ラテン方陣を予め設定した順で切替え使用する
第1のラテン方陣指定部とを有し、復号化変換部は、複
数の復号化ラテン方陣と、符号信号の単位ブロック入力
に同期して、複数の復号化ラテン方陣を予め設定した順
で切替え使用する第2のラテン方陣指定部とを有する構
成したものである。
【0022】請求項記載の発明は、請求項1、2記載
の発明の構成のうち、符号化部および復号化部を複数直
列に接続したこと、を手段としている。
【0023】請求項記載の発明は、請求項1、2記載
の発明の構成のうち、符号化部および復号化部を複数並
列に接続し、複数の平文信号を各符号化部に略同時に予
め設定した順の配列で分配して入力する入力手段と、複
数の復号化部から略同時に出力される個々の復号された
平文信号を、予め設定した順と同じ順序で並べて出力す
出力手段とを有することを、手段としている。
【0024】請求項記載の発明は、請求項記載の発
明の構成に、符号化部では、自己からの先行する符号信
号をフィードバック信号とし、復号化部では、自己への
先行する符号信号をフィードフォワード信号とすること
を加えたこと、を手段としている。
【0025】請求項記載の発明は、請求項記載の発
明の構成に、符号化部では、別の符号化部からの先行す
る符号信号をフィードバック信号とし、復号化部では、
別の復号化部への先行する符号信号をフィードフォワー
ド信号とすることを加えたこと、を手段としている。
【0026】請求項10記載の発明は、請求項1、2
載の発明の構成のうち、複数の符号化部を直列に接続し
た第1の直列回路が複数並列に接続されると共に、複数
の復号化部を直列に接続した第2の直列回路が複数並列
に接続され、並列に接続された複数の第1の直列回路に
は複数の平文信号を略同時に予め設定した順の配列で分
配して入力する入力手段と、並列に接続された複数の第
2の直列回路から略同時に出力される複数の復号された
平文信号を、予め設定した順と同じ順序で並べて出力す
る出力手段とを有する構成としたものである。
【0027】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の発明の構成に、直列接続された各符号化部にあって
は、自己からの先行する符号信号をフィードバック信号
とし、直列接続された各復号化部にあっては、自己への
先行する符号信号をフィードフォワード信号とすること
を加えたこと、を手段としている。
【0028】請求項12記載の発明は、請求項10記載
の発明の構成に、直列接続された複数の符号化部にあっ
ては、別の第1の直列回路の対応する符号化部からの先
行する符号信号をフィードバック信号とし、直列接続さ
れた複数の復号化部にあっては、別の第2の直列回路の
対応する復号化部への先行する符号信号をフィードフォ
ワード信号とすることを加えたことを、手段としてい
る。
【0029】請求項13記載の発明は、請求項1〜12
記載の発明において、初期値信号の符号化変換部又は復
号化変換部への入力を、予め用意したフィードバックさ
れる符号信号の入力ライン、又はフィードフォワード入
力される符号信号の入力ラインを利用しての入力により
達成することを特徴とする。
【0030】請求項14記載の発明は、請求項1〜12
記載の発明において、初期値信号の符号化変換部又は復
号化変換部への入力を、最初の単位ブロックの平文信
号、又は最初の単位ブロックの符号信号に付帯させて達
成することを特徴とする。
【0031】
【作用】
請求項1記載の発明を式で表すと(以下、図1参照)、 符号化; Ci =LM (Pi ,Ci-1 ) 復号化; Pi =LM -1(Ci ,Ci-1 ) となる。ただし、Pi は平文信号(信号番号i=1,
2,・・・)、Ci は符号信号(信号番号i=0,1,
2,・・・、但しC0 =IVは初期値として先に用意し
た値を用いる)。Lは変換に用いるラテン方陣であり、
Mは複数のラテン方陣の内から鍵として一つを選択する
ための変換表の番号である。
【0032】平文信号Pi の値と先行する符号信号C
i-1 の値は、それぞれ符号化ラテン方陣LM の行と列の
位置を示す値(ポインタ)とし、符号信号Ci は、行ポ
インタと列ポインタの示した復号化ラテン方陣LM -1
要素の値であり、復号化ラテン方陣LM -1は、符号化ラ
テン方陣LM の行または列に関して可逆となる逆関数の
ラテン方陣として考えた(請求項2記載の発明)場合、
符号信号Ci を行ポインタとすると、符号化ラテン方陣
M は行に関する逆関数であり、また復号化ラテン方陣
M -1を符号化ラテン方陣LM で用いたと同じラテン方
陣を用いたと考えた(請求項3記載の発明)場合、符号
化ラテン方陣LM の要素の値から行または列のポインタ
の値を求める逆変換を行う逆関数である。
【0033】平文信号Pと先行する符号信号Ci―1
とを符号化ラテン方陣Lに入力すると、符号信号Ci
が出力として得られ、符号信号Cと先行する符号信号
i―1を逆関数の復号化ラテン方陣LM―1に入力す
ると平文信号Piが得られ、符号化は、請求項1及び2
記載の発明のいずれも 変換表の値=C=L(行ポインタの値=P、列ポ
インタの値=Ci―1) と表され、復号化は、請求項記載の発明の場合は、 変換表の値P=L ―1(行ポインタの値=C、列
ポインタの値=Ci―1) と表され、また請求項記載の発明の場合は、 行ポインタの値P=L ―1(変換表の値=C、列
ポインタの値=Ci―1) と表せる。
【0034】ラテン方陣は、n個の数値(0〜n−1)
から成る集合の各数値をn回ずつ取って合計n2 個をn
行n列の正方形に配列し、各行、各列においてn個の各
数値が1度ずつ現れるものであるから、第1行および第
1列が共に与えられた基準の順列である既約形(標準
形)のものの個数をLn で表すと、n=1〜9の時の標
準形の個数は、順次1、1、1、4、56、9408、
16942080、535281401856、377
597570964258816(n次のものの総数は
n!・(n−1)・!Ln )となり、この値が各次数の
設定可能なラテン方陣の数となる(岩波書店発行、数学
辞典第3版、P1250参照)。
【0035】次数n=4、すなわち4行4列となる4次
のラテン方陣と、このラテン方陣の行に対して逆変換と
なるラテン方陣の一例を図2(a)と図2(b)に示
す。ここで、図2(a)のラテン方陣をI、図2(b)
のラテン方陣をIIとしてマトリックス表示すると、
【表1】 となり、aij(i=1〜4;j=1〜4)とbij(i=
1〜4;j=1〜4)はそれぞれIとIIの行列要素で、
iとjは行と列の位置を表している。
【0036】このように、ラテン方陣を符号変換に用い
ることにより、複数ビット単位で変換が行われて非線型
となり、また行の値、列の値、要素の値のいずれか二つ
が決まれば残りの一つが決定されるので、変換が正確に
かつ簡単に行われる。
【0037】請求項3又は4記載の発明にあっては、ラ
テン方陣を用いた変換に、既知の符号化関数さらには復
号化関数による変換を行うので、その分、変換が複雑化
し解析が困難となる。
【0038】請求項記載の発明にあっては、前後する
符号信号が全く異なるラテン方陣で符号化されているの
で、符号信号から暗号化のための鍵としてのラテン方陣
を特定することが殆ど不可能となる。
【0039】請求項記載の発明にあっては、多重の暗
号化が行われ、その分、符号信号の解析が困難となる。
【0040】請求項記載の発明にあっては、請求項
記載の発明の作用に加えて、順に送出される符号信号の
前後関係と、信号の内容の前後関係とが必ずしも一致せ
ず、符号信号の前後関係を手掛かりとした解析は不可能
となる。
【0041】請求項記載の発明は、請求項記載の発
明に比べて、全体構成を簡潔なものとすることができる
が、請求項記載の発明は、個々の符号信号の相互関係
を複雑化することが可能となる。
【0042】請求項10記載の発明は、請求項記載の
発明と請求項記載の発明を組合せたもので、両者の作
用を一緒に営むことになり、この際、請求項11記載の
発明を採用するか、請求項12記載の発明を採用するか
により、請求項記載の発明または請求項記載の発明
の作用と同じ作用を発揮することになる。
【0043】請求項13記載の発明は、傍受されること
のない専用の回線を使用して初期値信号を設定入力する
ので、高い初期値信号の機密保持能力を得ることがで
き、請求項14記載の発明は、請求項13記載の発明に
比べて、初期値信号の機密保持能力は劣るものの、初期
値信号入力のための専用の回線を必要としないと共に、
復号化側での初期値信号の設定操作が全く不要となる。
【0044】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図1ないし図9を
参照しながら説明する。なお、以下の説明においては、
説明の便宜上、4次のラテン方陣を用いた場合を例に説
明するが、4次のラテン方陣の総数は576種類である
ので、鍵の数は576はなり、4次では行列の数が4行
4列であるから、行と列のポインタの値は0〜3とな
り、入力される平文信号Pi 、予め用意した初期値信号
IV、フィードバック信号Cb およびフィードフォワー
ド信号Cf 、符号信号Ci の、それぞれのデータのビッ
ト数は2ビットで1ブロックとなる。
【0045】逆に、変換を行うデータブロックのビット
数を1ビットとすると、ラテン方陣の次数は2次、2ビ
ットとすると4次、3ビットとすると8次、4ビットと
すると16次となり、次数は、2にビット数をべき乗し
た値となるが、4次を使用すると入力データは、2ビッ
トずつに区切られて符号化される。
【0046】図1は、本発明の最も基本的な構成を示す
実施例で、(a)は符号化装置Aを示し、(b)は復号
化装置Bを示しており、符号化装置Aは、初期値信号I
Vおよびフィードバック信号Cb を一時的に記憶して出
力する一時記憶部2と、符号化ラテン方陣Lの設けられ
た変換部1とから成る一つの符号化部aで構成されてお
り、復号化装置Bは、初期値信号IVおよびフィードフ
ォワード信号Cf を一時的に記憶して出力する一時記憶
部2と、復号化ラテン方陣L-1の設けられた変換部1と
から成る一つの復号化部bで構成されている。
【0047】この図1に示した実施例による符号化およ
び復号化の具体例を、符号化ラテン方陣Lとして図2の
(a)に示したラテン方陣を用い、復号化ラテン方陣L
-1として図2の(b)に示したラテン方陣を用いて説明
する。
【0048】変換を行う平文として、2ビットずつに区
切った4進数3120(P1 =3、P2 =1、P3
2、P4 =0となる4個の平文信号Pi )を用意し、初
期値信号IV(列位置のポインタ=C0 =3)を用意し
て順に符号化を行うと、最初の平文信号P1 (行位置の
ポインタ)は3だから、符号化ラテン方陣Lの4行4列
の要素a44=1を選択して、符号信号C1 は1となり、
これを次の符号化の列位置のポインタ、すなわちフィー
ドバック信号Cb とする。
【0049】次の平文信号P2 (行位置のポインタ)は
1でフィードバック信号Cb は1だから、符号化ラテン
方陣Lの2行2列の要素a22=1を選択して、符号信号
2は1となり、さらに平文信号P3 は2でフィードバ
ック信号Cb は1だから、ラテン方陣Lの要素a32を選
択して、符号化信号C3 は2となり、最後に平文信号P
4 は0でフィードバック信号Cb は2となるから、符号
化ラテン方陣Lの要素a13を選択し、符号信号C4 は3
となる。すなわち、暗号文は1123となる。
【0050】次に、符号信号C1 =1,C2 =1,C3
=2,C4 =3を復号化すると、初期値信号IV(列位
置のポインタ=C0 )は3で、入力される符号信号C1
(行位置のポインタ)は1だから、復号化ラテン方陣L
-1の2行4列の要素b24=3を選択して、復号化された
平文信号P1 は3となり、符号信号C1 =1がフィード
フォワード信号Cf となる。
【0051】次の符号信号C2 は1で、フィードフォワ
ード信号Cf (列位置のポインタ)は1であるので、復
号化ラテン方陣L-1の1行1列の要素b22=1を選択
し、復号化された平文信号P2 は1となり、さらに符号
信号C3 は2で、フィードフォワード信号Cf は1であ
るので、復号化ラテン方陣L-1の3行2列の要素b32
2を選択して、復号化された平文信号P3 は2となり、
最後に符号信号C4 は3で、フィードフォワード信号C
f は2であるので、復号化ラテン方陣L-1の4行3列の
要素b43=0を選択して、復号化された平文信号P4
0となり、もとの平文(3120)(P1 =3、P2
1、P3 =2、P4 =0)に復元される。
【0052】復号化ラテン方陣L-1として図2の(c)
に示した、符号化ラテン方陣Lと同じラテン方陣を使用
しての、符号化された同じ暗号文(1123)の復号化
動作を以下に説明する。
【0053】符号信号C1 =1,C2 =1,C3 =2,
4 =3を復号化すると、初期値信号IV(列位置のポ
インタ=C0 )は3で、復号化ラテン方陣L-1の要素の
値を示す符号信号C1 は1だから、復号化ラテン方陣L
-1の行位置のポインタを選択して、復号化された平文信
号P1 は3となり、符号信号C1 =1がフィードフォワ
ード信号Cf となる。
【0054】次の符号信号C2 は1で、フィードフォワ
ード信号Cf (列位置のポインタ)は1であるので、復
号化ラテン方陣L-1の行位置のポインタを選択して、復
号化された平文信号P2 は1となり、さらに符号信号C
3 は2で、フィードフォワード信号Cf は1であるの
で、復号化ラテン方陣L-1の行位置のポインタを選択し
て、復号化された平文信号P3 は2となり、最後に符号
信号C4 は3で、フィードフォワード信号Cf は2であ
るので、復号化ラテン方陣L-1の行位置のポインタを選
択して、復号化された平文信号P4 は0となり、もとの
平文(3120)(P1 =3、P2 =1、P3 =2、P
4 =0)に復元される。
【0055】図3は、初期値信号IVおよび先行する符
号信号Ci-1 を、所定の符号化アルゴリズムである符号
化関数fで符号化して、ラテン方陣に入力する実施例を
示すもので、(a)は符号化装置Aを、(b)は復号化
装置Bを示しており、符号化部aおよび復号化部bの変
換部1には符号化関数fで演算を行う関数演算部1bが
追加されている。
【0056】この図3に示した方式を式で示すと、 符号化装置A側; 1ブロック目 (i=1) Ci =LM (Pi ,fK (IV)) 2ブロック目以降(i=2,・・) Ci =LM (Pi ,fK (Ci-1 )) 復号化装置B側; 1ブロック目 (i=1) Pi =LM -1(Ci ,fK (IV)) 2ブロック目以降(i=2,・・) Pi =LM -1(Ci ,fK (Ci-1 )) となる。ここで、Kは符号化関数fの鍵の番号である。
【0057】図4は、符号化部aの変換部1に、符号化
ラテン方陣Lの出力を符号化する符号化関数fを設け、
復号化部bの変換部1に、入力された符号信号Ci を、
符号化関数fとは逆変換を行って復号化して復号化ラテ
ン方陣L-1に入力する復号化関数f-1を設けた実施例を
示すもので、(a)は符号化装置Aを、(b)は復号化
装置Bを示すものである。
【0058】この図4に示した方式の1ブロック目の符
号化は、平文信号Pi と初期値信号IVにより、それぞ
れ符号化ラテン方陣Lの行と列の要素の位置を指定し、
指定された要素の値を更に符号化関数fで符号化して符
号信号Ci とし、2ブロック目以降の符号化は、平文信
号Pi と先行する符号信号Ci であるフィードバック信
号Cb により、それぞれ符号化ラテン方陣Lの行と列の
要素の位置を指定し、指定された要素の値を更に符号化
関数fで符号化して符号信号Ci とする。
【0059】復号化部bでは、1ブロック目の復号化
は、符号信号Ci を復号化関数f-1で復号化し、さらに
この復号化した値と符号化で用いた値と同じ初期値信号
IVにより、それぞれ復号化ラテン方陣L-1の行と列の
要素の位置を指定し、指定された要素の値を復号化した
平文信号Pi とし、2ブロック目以降の復号化は、符号
信号Ci を復号化関数f-1で復号化し、さらにこの復号
化した値と先行する符号信号Ci であるフィードフォワ
ード信号Cf により、それぞれ復号化ラテン方陣L-1
行と列の要素の位置を指定し、指定された要素の値を復
号化した平文信号Pi とする。
【0060】この方式を式で表すと、 符号化装置A側; 1ブロック目 Ci =fK (LM (Pi ,IV)) 2ブロック目以降 Ci =fK (LM (Pi ,Ci-1 )) 復号化装置B側; 1ブロック目 Pi =LM -1(fK -1(Ci ),IV) 2ブロック目以降 Pi =LM -1(fK -1(Ci ),Ci-1 ) となる。
【0061】図5は、変換部1の符号化ラテン方陣Lお
よび復号化ラテン方陣L-1を並列接続された複数のラテ
ン方陣で構成し、平文信号Pi もしくは符号信号Ci
入力に同期して、複数のラテン方陣を予め設定した順で
切替え使用するようにしたもので、変換部1に複数のラ
テン方陣を設けると共に、使用するラテン方陣を指定す
るラテン方陣指定部1aを設けて構成され、(a)は符
号化装置Aを、(b)は復号化装置Bを示すものであ
る。
【0062】この図5の方式にあっては、個々に対応し
ている符号化ラテン方陣Lの複数のラテン方陣と復号化
ラテン方陣L-1の複数のラテン方陣とを、一時記憶部2
の出力をラテン方陣指定部1aにより振り分けることに
より順に切替えて使用するので、暗号化のための鍵の数
が増大すると共に、隣接する符号信号Ci 間を無関係と
することができるので、使用されているラテン方陣の特
定が困難となり、その分、暗号の解読が困難となり、秘
匿性が増大する。
【0063】図6は、図1に示した実施例における符号
化部aおよび復号化部bをそれぞれ二つ直列に接続して
符号化装置Aおよび復号化装置Bを構成したもので、
(a)は符号化装置Aを、(b)は復号化装置Bを示し
ている。
【0064】この図6の方式にあっては、符号化装置A
では、第1の符号化部a1 で符号化した準符号信号ci1
を、さらに第2の符号化部a2 で符号化して符号信号C
i とし、復号化装置Bでは、入力された符号信号Ci
第2の復号化部b2 で復号化した準平文信号pi1をさら
に第1の復号化部b1 で復号化して平文信号Pi とする
ので、符号信号Ci は二重暗号文となる。
【0065】なお、図6の実施例では、符号化装置Aお
よび復号化装置Bは、共に二つの符号化部aおよび復号
化部bを直列接続した構成となっているが、二つ以上の
数の符号化部aおよび復号化部bを直列接続して構成す
ることも可能である。但し、符号化装置Aおよび復号化
装置B共に、使用した符号化部aおよび復号化部b毎に
初期値信号IVを用意する必要があり、対応した第1の
符号化部a1 と第1の復号化部b1 は初期値信号IV1
を、同じく対応した第2の符号化部a2 と第2の復号化
部b2 は初期値信号IV2 を使用する必要がある。
【0066】図7は、図1に示した実施例における符号
化部aおよび復号化部bをそれぞれ二つ並列に接続して
符号化装置Aおよび復号化装置Bを構成し、順に入力さ
れた二つの平文信号Pi を二つの符号化部aに略同時に
予め設定した順の配列で分配して符号信号Ci に符号化
し、二つの復号化部bから略同時に出力された二つの復
号化された信号を、予め設定した順と同じ配列で並べて
平文信号Pi として出力するようにしたもので、(a)
は符号化装置Aを、(b)は復号化装置Bを示してい
る。
【0067】この図7の方式にあっては、符号化装置A
では、順に受け入れた二つの平文信号Pi を平文順列指
定部3に記憶させてから、予め設定した順の配列に従っ
て平文信号Pi1を第1の符号化部a1 に、そして平文信
号Pi2を第2の符号化部a2に分配し、第1の符号化部
1 で符号化した符号信号Ci1と第2の符号化部a2
符号化した符号信号Ci2とを符号順列指定部4に記憶さ
せてから、予め設定した順に配列して符号信号Ci とし
て送出し、復号化装置Bでは、順に入力した二つの符号
信号Ci を符号順列指定部4に一時記憶させてから、符
号化装置Aの符号順列指定部4とは逆の順の配列に従っ
て、符号信号Ci1を第1の復号化部b1に、そして符号
信号Ci2を第2の復号化部b2 に分配し、第1の復号化
部b1 で復号化された平文信号Pi1と、第2の復号化部
2 で復号化された平文信号Pi2とを平文順列指定部3
に記憶させてから、符号化装置Aの平文順列指定部3と
は逆の順に配列して、復号化した平文信号Pi として送
出する。
【0068】それゆえ、図5図示実施例が発揮する効果
に加えて、順に送出される符号信号Ci は、現実の前後
関係と内容の前後関係とが一致せず、符号信号Ci の系
列の前後の相互の影響を無くすことができる。
【0069】図8は、図6に示した実施例と図7に示し
た実施例とを組合せたもので、二つの符号化部aおよび
復号化部bを直列接続した二つの直列回路を並列に接続
して符号化装置Aおよび復号化装置Bを構成し、図7に
示した実施例と同様に、符号化装置Aおよび復号化装置
Bには、それぞれ平文順列指定部3と符号順列指定部4
が設けられており、(a)は符号化装置Aを、(b)は
復号化装置Bを示している。
【0070】図9は、二つ以上(実施例は三つ)の符号
化部aおよび復号化部bを直並列に接続して符号化装置
Aおよび復号化装置Bを構成した例を示すもので、
(a)は符号化装置Aを、(b)は復号化装置Bを示し
ている。
【0071】なお、この図8および図9の図示実施例で
は、各符号化部aおよび復号化部bの内部構成の図示は
省略しているが、符号化部aおよび復号化部bの内部構
成としては、図1図示のものは当然として、図3、図
4、図5図示のものを利用することが可能であり、この
ことは図6および図7図示実施例も同様である。
【0072】この図7、図8そして図9に示した実施例
において、各符号化部aおよび各復号化部bにおけるフ
ィードバック信号Cb およびフィードフォワード信号C
f として、自己からの先行するおよび自己への先行する
符号信号Ci-1 を使用しても良いが、図示実施例のよう
に、別の符号化部aからの先行するおよび別の復号化部
bへの先行する符号信号ブロックCi-1 を使用すること
も可能で、この場合、出力される暗号文ブロックの見か
け上のブロック長が、並列接続された符号化部aの数と
同数倍となることと合わせて、暗号文の鍵の解明がより
困難となる。
【0073】複数の符号化部aおよび復号化部bで符号
化装置Aおよび復号化装置Bを構成した場合には、各符
号化部aおよび復号化部b毎に初期値信号IVを設定す
る必要があるが、初期値信号IVの設定は、予め各符号
化部aおよび復号化部b毎に用意した初期値信号IV
を、フィードバック信号Cb およびフィードフォワード
信号Cf の入力ラインを利用して各符号化部aおよび復
号化部bに入力して達成するのが最も簡単であるが、各
符号化部aおよび復号化部bに最初に入力する平文信号
i に付帯させて達成することも可能であり、この場
合、ハード面での構成が簡単となると共に、初期値信号
IVの設定変更が簡単で自由となる。
【0074】
【発明の効果】本発明は、上記した構成となっているの
で、以下に示す効果を奏する。ブロック符号化方式の符
号化/復号化を行う演算部分である変換部にラテン方陣
を用いるので、演算結果の値が、“1”と“0”だけの
単純なものではなく、複数の自然数とすることができ、
これにより作成した暗号文の秘匿性を高めることができ
る。
【0075】ブロック符号化方式の符号化/復号化を行
う演算部分である変換部における演算結果は、使用する
表、すなわち多数の種類が存在するラテン方陣の選択、
変更により自在にかつ簡単に変化させることができ、こ
れにより秘匿性の向上を得ることができる。
【0076】ラテン方陣を用いることにより複数ビット
の暗号化が行われ、これにより符号化が非線型となり、
また変換単位のビット数が多くなることと合わさって複
雑度が増加されることになり、これにより解析をきわめ
て困難にすることができる。
【0077】変換部にラテン方陣を使用し、このラテン
方陣の行の値、列の値、要素の値のいずれか二つから残
りの一つを決定して符号化および復号化を行うので、符
号化部および復号化部における変換が正確で簡単なもの
とすることができ、情報の迅速で正確な取扱いを得るこ
とができる。
【0078】変換部におけるラテン方陣は複数設けるこ
とが可能であるので、使用するラテン方陣を順次切替え
使用することにより、暗号文の高い秘匿性を簡単に得る
ことができる。
【0079】ラテン方陣を使用した符号化部および復号
化部を複数直列または/および並列に接続することがで
きるので、またフィードバック信号およびフィードフォ
ワード信号を他の符号化部および復号化部から得ること
ができるので、これにより符号化信号の秘匿性をさらに
高めることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の最も基本的な実施例の構成を
示す、構成説明図。
【図2】図2は、本発明に使用するラテン方陣の一例を
示す、説明図。
【図3】図3は、本発明の暗号化に符号化関数を追加し
た実施例の構成を示す、構成説明図。
【図4】図4は、本発明の暗号化に符号化関数と復号化
に復号化関数を追加した実施例の構成を示す、構成説明
図。
【図5】図5は、本発明の暗号化に複数のラテン方陣を
使用した実施例の構成を示す、構成説明図。
【図6】図6は、本発明の暗号化に二つの変換機能部分
を直列接続した実施例の構成を示す、構成説明図。
【図7】図7は、本発明の暗号化に二つの変換機能部分
を並列接続した実施例の構成を示す、構成説明図。
【図8】図8は、本発明の暗号化に四つの変換機能部分
を直並列接続した実施例の構成を示す、構成説明図。
【図9】図9は、本発明の暗号化に複数の変換機能部分
を直並列接続した実施例の構成を示す、構成説明図。
【図10】図10は、従来技術の説明に供する、構成説
明図。
【符号の説明】
A ; 符号化装置 B ; 復号化装置 a ; 符号化部 b ; 復号化部 1 ; 変換部 1a; ラテン方陣指定部 1b; 関数演算部 2 ; 一時記憶部 3 ; 平文順列指定部 4 ; 符号順列指定部 5 ; 演算xor部 Pi ; 平文信号 Ci ; 符号信号 pi ; 準平文信号 ci ; 準符号信号 IV; 初期値信号 f ; 符号化関数 f-1; 復号化関数 L ; 符号化ラテン方陣 L-1; 復号化ラテン方陣 Cb ; フィードバック信号 Cf ; フィードフォワード信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−123625(JP,A) 特開 平3−155591(JP,A) 特開 昭64−15788(JP,A) 特開 昭63−198090(JP,A) 特開 昭61−284143(JP,A) 特開 昭59−50485(JP,A) 実開 平8−1367(JP,U) 山本幸一,ラテン防陣の種々相,数理 科学,日本,株式会社サイエンス社, 1979年 6月 1日,Vol.17,N o.6,p.62−66 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09C 1/00 610 H04L 9/06 H04L 9/18 H04L 9/28

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル情報化された平文信号に対し
    て、フィードバック符号化方式の符号化装置により所定
    ビット数の単位ブロック毎に符号化を行い、得られた符
    号信号を伝送あるいは保存し、伝送あるいは保存された
    前記符号信号に対して、フィードフォワード復号化方式
    の復号化装置により前記所定ビット数の単位ブロック毎
    に復号化を行って元の前記平文信号を復号する符号化方
    式であって、 前記符号化装置は、 前記所定ビット数に関連した次数の符号化ラテン方陣を
    変換表として有する符号化変換部と、 最初の単位ブロックの前記平文信号に対しては、該平文
    信号の最初の単位ブロックの値に対応して前記符号化ラ
    テン方陣の行又は列の位置を指定し、かつ、予め設定し
    た初期値信号の値に対応して前記符号化ラテン方陣の列
    又は行の位置を指定して得られる該符号化ラテン方陣の
    要素の値を最初のブロックの前記符号信号とし、2番目
    以降の単位ブロックの前記平文信号に対しては、該平文
    信号の単位ブロックの値に対応して前記符号化ラテン方
    陣の行又は列の位置を指定し、かつ、直前に出力されて
    フィードバックされる符号信号の値に対応して前記符号
    化ラテン方陣の列又は行の位置を指定して得られる該符
    号化ラテン方陣の要素の値をそのブロックの前記符号信
    号として前記符号化変換部から出力させる第1の制御手
    段とからなる符号化部を有し、 前記復号化装置は、 前記所定ビット数に関連した次数で、かつ、前記符号化
    ラテン方陣に対応した逆変換を行う復号化ラテン方陣を
    変換表として有する復号化変換部と、 最初の単位ブロックの前記符号信号に対しては、該符号
    信号の最初の単位ブロックの値に対応して前記復号化ラ
    テン方陣の行又は列の位置を指定し、かつ、前記符号化
    装置で用いた前記初期値信号と同一の初期値信号の値に
    対応して前記復号化ラテン方陣の列又は行の位置を指定
    して得られる該復号化ラテン方陣の要素の値を最初のブ
    ロックの復号された前記平文信号とし、2番目以降の単
    位ブロックの前記符号信号に対しては、該符号信号の単
    位ブロックの値に対応して前記復号化ラテン方陣の行又
    は列の位置を指定し、かつ、フィードフォワード入力さ
    れる直前の単位ブロックの符号信号の値に対応して前記
    復号化ラテン方陣の列又は行の位置を指定して得られる
    該復号化ラテン方陣の要素の値をそのブロックの復号さ
    れた前記平文信号として前記復号化変換部から出力させ
    る第2の制御手段とからなる復号化部を有することを特
    徴とする符号化方式。
  2. 【請求項2】 デジタル情報化された平文信号に対し
    て、フィードバック符号化方式の符号化装置により所定
    ビット数の単位ブロック毎に符号化を行い、得られた符
    号信号を伝送あるいは保存し、伝送あるいは保存された
    前記符号信号に対して、フィードフォワード復号化方式
    の復号化装置により前記所定ビット数の単位ブロック毎
    に復号化を行って元の前記平文信号を復号する符号化方
    式であって、 前記符号化装置は、 前記所定ビット数に関連した次数の符号化ラテン方陣を
    変換表として有する符号化変換部と、 最初の単位ブロックの前記平文信号に対しては、該平文
    信号の最初の単位ブロックの値に対応して前記符号化ラ
    テン方陣の行又は列の位置を指定し、かつ、予め設定し
    た初期値信号の値に対応して前記符号化ラテン方陣の列
    又は行の位置を指定して得られる該符号化ラテン方陣の
    要素の値を最初のブロックの前記符号信号とし、2番目
    以降の単位ブロックの前記平文信号に対しては、該平文
    信号の単位ブロックの値に対応して前記符号化ラテン方
    陣の行又は列の位置を指定し、かつ、直前に出力されて
    フィードバックされる符号信号の値に対応して前記符号
    化ラテン方陣の列又は行の位置を指定して得られる該符
    号化ラテン方陣の要素の値をそのブロックの前記符号信
    号として前記符号化変換部から出力させる第1の制御手
    段とからなる符号化部を有し、 前記復号化装置は、 前記符号化ラテン方陣と同一の復号化ラテン方陣を変換
    表として有する復号化変換部と、 最初の単位ブロックの前記符号信号に対しては、該符号
    信号の最初の単位ブロックの値に対応する値の前記復号
    化ラテン方陣の要素を指定し、かつ、前記符号化装置で
    用いた前記初期値信号と同一の初期値信号の値に対応し
    て前記復号化ラテン方陣の列又は行の位置を指定して得
    られる該復号化ラテン方陣の行又は列の位置に対応する
    値を最初のブロックの復号された前記平文信号とし、2
    番目以降の単位ブロックの前記符号信号に対しては、該
    符号信号の単位ブロックの値に対応する値の前記復号化
    ラテン方陣の要素を指定し、かつ、フィードフォワード
    入力される直前の単位ブロックの符号信号の値に対応し
    て前記復号化ラテン方陣の列又は行の位置を指定して得
    られる該復号化ラテン方陣の行又は列の位置に対応する
    値をそのブロックの復号された前記平文信号として前記
    復号化変換部から出力させる第2の制御手段とからなる
    復号化部を有することを特徴とする符号化方式。
  3. 【請求項3】 前記符号化変換部及び前記復号化変換部
    は、入力される前記初期値信号又は前記フィードバック
    される符号信号又は前記フィードフォワード入力される
    符号信号を、所定の符号化関数により符号化して、前記
    符号化ラテン方陣又は前記復号化ラテン方陣に入力する
    第1の関数演算部をそれぞれ有し、前記第1の制御手段
    は、前記第1の関数演算部の出力信号により前記符号化
    ラテン方陣の列又は行の位置を指定し、前記第2の制御
    手段は、前記関数演算部の出力信号により前記復号化ラ
    テン方陣の列又は行の位置を指定することを特徴とする
    請求項1又は2記載の符号化方式。
  4. 【請求項4】 前記符号化変換部は、前記符号化ラテン
    方陣から出力される信号を、所定の符号化関数を用いて
    符号化して前記符号信号として出力する第2の関数演算
    部を有し、前記復号化変換部は、入力される前記符号信
    号を、所定の復号化関数を用いて復号化して前記復号化
    ラテン方陣に入力する第3の関数演算部を有し、前記第
    2の制御手段は、前記第3の関数演算部の出力信号の値
    に対応して前記符号化ラテン方陣に対応した逆変換を行
    う復号化ラテン方陣の行又は列の位置を指定し、又は前
    記符号化ラテン方陣と同一の復号化ラテン方陣の該第3
    の関数演算部の出力信号の値に対応した値の要素を指定
    することを特徴とする請求項1又は2記載の符号化方
    式。
  5. 【請求項5】 前記符号化変換部は、複数の符号化ラテ
    ン方陣と、前記平文信号の単位ブロック入力に同期し
    て、該複数の符号化ラテン方陣を予め設定した順で切替
    え使用する第1のラテン方陣指定部とを有し、前記復号
    化変換部は、複数の復号化ラテン方陣と、前記符号信号
    の単位ブロック入力に同期して、該複数の復号化ラテン
    方陣を予め設定した順で切替え使用する第2のラテン方
    陣指定部とを有することを特徴とする請求項1乃至4の
    うちいずれか一項記載の符号化方式。
  6. 【請求項6】 前記符号化部と前記復号化部が、それぞ
    れ複数直列に接続されたことを特徴とする請求項1乃至
    5のうちいずれか一項記載の符号化方式。
  7. 【請求項7】 前記符号化部と前記復号化部が、それぞ
    れ複数並列に接続され、該複数の符号化部には複数の平
    文信号を略同時に予め設定した順の配列で分配して入力
    する入力手段と、前記複数の復号化部から略同時に出力
    される個々の復号された平文信号を、前記予め設定した
    順と同じ順序で並べて出力する出力手段とを有すること
    を特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一項記載の
    符号化方式。
  8. 【請求項8】 前記複数の符号化部のそれぞれは、自己
    からの先行する符号信号をフィードバック信号とし、前
    記複数の復号化部のそれぞれは、自己への先行する符号
    信号をフィードフォワード信号とすることを特徴とする
    請求項7記載の符号化方式。
  9. 【請求項9】 前記複数の符号化部のそれぞれは、別の
    符号化部からの先行する符号信号をフィードバック信号
    とし、前記複数の復号化部のそれぞれは、別の復号化部
    への先行する符号信号をフィードフォワード信号とする
    ことを特徴とする請求項7記載の符号化方式。
  10. 【請求項10】 複数の前記符号化部を直列に接続した
    第1の直列回路が複数並列に接続されると共に、複数の
    前記復号化部を直列に接続した第2の直列回路が複数並
    列に接続され、並列に接続された該複数の第1の直列回
    路には複数の平文信号を略同時に予め設定した順の配列
    で分配して入力する入力手段と、並列に接続された前記
    複数の第2の直列回路から略同時に出力される複数の復
    号された平文信号を、前記予め設定した順と同じ順序で
    並べて出力する出力手段とを有することを特徴とする請
    求項1乃至5のうちいずれか一項記載の符号化方式。
  11. 【請求項11】 直列接続された前記複数の符号化部の
    それぞれは、自己からの先行する符号信号をフィードバ
    ック信号とし、直列接続された前記複数の復号化部のそ
    れぞれは、自己への先行する符号信号をフィードフォワ
    ード信号とすることを特徴とする請求項10記載の符号
    化方式。
  12. 【請求項12】 直列接続された前記複数の符号化部の
    それぞれは、別の前記第1の直列回路の対応する符号化
    部からの先行する符号信号をフィードバック信号とし、
    直列接続された前記複数の復号化部のそれぞれは、別の
    前記第2の直列回路の対応する復号化部への先行する符
    号信号をフィードフォワード信号とすることを特徴とす
    る請求項10記載の符号化方式。
  13. 【請求項13】 前記初期値信号の前記符号化変換部又
    は前記復号化変換部への入力は、予め用意したフィード
    バックされる前記符号信号の入力ライン、又はフィード
    フォワード入力される前記符号信号の入力ラインを利用
    しての入力により達成することを特徴とする請求項1乃
    至12のうちいずれか一項記載の符号化方式。
  14. 【請求項14】 前記初期値信号の前記符号化変換部又
    は前記復号化変換部への入力は、前記最初の単位ブロッ
    クの平文信号、又は前記最初の単位ブロックの符号信号
    に付帯させて達成することを特徴とする請求項1乃至1
    2のうちいずれか一項記載の符号化方式。
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山本幸一,ラテン防陣の種々相,数理科学,日本,株式会社サイエンス社,1979年 6月 1日,Vol.17,No.6,p.62−66

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