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JP3476079B2 - 作動油浄化装置 - Google Patents
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JP3476079B2 - 作動油浄化装置 - Google Patents

作動油浄化装置

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JP3476079B2
JP3476079B2 JP2001143315A JP2001143315A JP3476079B2 JP 3476079 B2 JP3476079 B2 JP 3476079B2 JP 2001143315 A JP2001143315 A JP 2001143315A JP 2001143315 A JP2001143315 A JP 2001143315A JP 3476079 B2 JP3476079 B2 JP 3476079B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は作動油浄化装置に関
する。さらに詳しくは、建設機械、土木機械、高所作業
車、消防車等の油圧式の可動機械における油圧機器に用
いられる作動油を浄化するための作動油浄化装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、油圧式可動機械、すなわち、ホイールローダ、油圧
ショベル、クレーン車、締固め機械等の土木機械、ま
た、その他の建設機械等において、油圧モータによる走
行または油圧による作業を行う車両では、定期的に作動
油を浄化しなければならない。効率的な作業を行い、ま
た、油圧機器類の寿命を延長する等の目的のためであ
る。この作動油の浄化のために作動油浄化装置(以下、
単に浄化装置ともいう)が用いられている。
【0003】この浄化装置は、たとえば土木機械の作動
油タンクから作動油をポンプで吸引し、フィルタを通し
て濾過したうえで再度作動油タンクに戻すものである。
浄化装置を用いたこの作業は、通常は土木機械の基地等
において行われる。すなわち、キャスタを備えた台車に
浄化装置を搭載した状態で、停止している土木機械の近
傍に運び、土木機械の作動油タンクに浄化装置の吸入管
と吐出管とを接続して行う。したがって、この状態では
土木機械を走行させることはできない。また、ショベル
等の作業機を動かすにも難がある。
【0004】土木機械が停止した状態でしか浄化を行う
ことができないため、自ずと浄化される作動油は作動油
タンクの内部にあるもののみとなってしまう。ホイール
ローダを例に取ると、走行のための油圧モータ、作業機
を駆動するチルトシリンダ、リフトシリンダ、旋回用油
圧モータ、バケットシリンダ等の作業機用のアクチエー
タ類は動かすことができない。したがって、これらの駆
動機器類およびこれら駆動機器類に接続された配管の内
部にある作動油は作動油タンクに移動し得ないのでこれ
を浄化することはできない。
【0005】また、浄化装置の吸入管および吐出管とい
う複数のホースを作動油タンクに接続しなければならな
いので、作動油タンクに形成されているドレンパイプ取
付孔やフィルタ取付孔等を利用しなければならない。こ
れに伴い、作動油タンクにドレンパイプを接続している
フランジを脱着したり、フィルタエレメントを取り付け
ているフランジを脱着したりする作業が必要となる。
【0006】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたものであり、油圧式可動機械に使用されている作
動油を、作動油タンク内部に貯留されている範囲に限ら
ず、その殆どについて浄化することができる作動油浄化
装置を提供することを目的としている。すなわち、油圧
式可動機械を運転しながらその作動油を浄化しうる作動
油浄化装置を提供することができる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の作動油浄化装置
(以下、単に浄化装置という)は、作動油を濾過するた
めのフィルタと、作動油圧送用のポンプと、該ポンプを
駆動するモータと、上記フィルタ、ポンプおよびモータ
が取り付けられたフレームと、該フレームに取り付けら
れた、励磁と消磁とを切り換えることのできる磁石部
と、外管と該外管内に固設された内管とが一体に形成さ
れ、該外管および内管それぞれの両端近傍に作動油が流
入流出しうる開口が形成された吸入吐出部材とを備えて
おり、該吸入吐出部材の一端側における内管および外管
のうちの一方の開口に上記ポンプの吸入口が接続され、
他方の開口にフィルタの出口が接続されている。
【0008】 かかる浄化装置によれば、上記磁石部
よって適時に油圧式可動機械に取り付けることができる
ので、この状態で油圧式可動機械を走行させ、または、
その作業機械に作業をさせることが可能となる。そうす
れば、この油圧式可動機械が使用している作動油の殆ど
全ての部分が循環する。そこで、殆ど全ての作動油が循
環する部位において、殆ど全ての作動油を浄化すること
ができる。上記磁石部によれば、浄化装置を油圧式可動
機械に着脱することが容易である。土木機械等の油圧式
可動機械は、浄化装置を水平に取り付けるのに便利なデ
ッキが通常は鋼板から形成されているからである。
【0009】
【0010】 また、上記吸入吐出部材の他端側を、油
圧式可動機械のたとえば作動油タンクのように全ての作
動油が循環する部分に挿入して作動油中に浸漬させて浄
化装置を作動すれば、上記他端側の開口から作動油タン
ク内の作動油が吸引され、且つ、濾過された作動油が吐
出される。つまり、一個の吸入吐出部材を作動油タンク
内に挿入するだけで作動油を浄化装置に循環することが
できる。なお、両端近傍とは、端部から若干離れた部位
はもとより、端部自体をも含む意味である。
【0011】
【0012】
【0013】さらに、上記フィルタの上流から作動油を
吸引して作動油中の不純物を計測するための不純物計測
器が取り付けられてなる浄化装置にあっては、浄化装置
を作動させながら作動油が所定の純度に至ったことを知
ることもできるので好ましい。
【0014】そして、上記不純物計測器が、作動油中の
不純物が所定値を下回ったときに信号音を発する信号発
生器、計測中の不純物量を表示する表示部、および、作
動油中の不純物が所定値を下回ったときに作動油浄化装
置の運転を停止する停止装置のうちの少なくとも一を有
してなる浄化装置にあっては、作業者は浄化装置に特別
の注意を払って監視する必要がないので好ましい。
【0015】加えて、給電用の電気ケーブルを備え、こ
の電気ケーブルが上記油圧式可動機械が有する電源に電
気的に接続しうる接続部を有してなる浄化装置にあって
は、電動モータや不純物計測器の電源として油圧式可動
機械が有するバッテリー等を用いることができるので、
特別な電源を付帯する必要がない。その結果、浄化装置
の可搬性が向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ本発
明の浄化装置の実施形態を説明する。
【0017】図1は本発明の浄化装置の一実施形態を示
す正面図である。
【0018】図1に示される浄化装置1は、油圧ポンプ
2と、この油圧ポンプ2を駆動する電動モータ3と、油
圧ポンプ2によって送り込まれた作動油を濾過するため
のフィルタエレメント4と、浄化装置1を操作するため
の操作盤5とが図中に二点鎖線で示すフレーム6に取り
付けられたものである。また、この操作盤5には遠隔操
作器5aが備えられている。したがって、可動機械の運
転者が運転席に居ながらにして浄化装置1の運転を行う
ことができるため、特に浄化作業のための作業者を必要
とすることなく、しかも、浄化作業のために可動機械を
停止させる必要もない。油圧ポンプの吸入口には作動油
を吸入するための吸入ホース7が接続されており、フィ
ルタエレメント4の出口には濾過された作動油を吐出す
るための吐出ホース8が接続されている。吸入ホース7
の先端および吐出ホース8の先端はともに、油圧式可動
機械の作動油タンクTに挿入するための単一の吸入吐出
管9に接続されている。フレーム6には人の持ち運びの
便宜のためにハンドル10が形成されている。
【0019】また、この浄化装置1は作動油中の不純物
を計測するための不純物計測器11を有している。不純
物計測器11はその作動油入口がチューブ11aによっ
て油圧ポンプ2の吐出口における分岐口に接続されてい
る。つまり、油圧ポンプ2から吐出された作動油はフィ
ルタエレメント4と不純物計測器11とに分岐して流れ
るようにされている。不純物計測器11の作動油出口は
フィルタエレメント4の上流にチューブ11bによって
接続されている。したがって、油圧ポンプ2が吸引した
作動油の一部がその含有不純物量の計測のために不純物
計測器11を流れる。不純物計測器11は一般に作動油
中の粒子成分の量を計測するためのものであり、光学的
な光遮断を応用したフォトトランジスタにより、試料油
中の固体粒子の大きさおよび数を電気的な変化量に基づ
いて連続的に計測するものである。そして、計測される
試料油の清浄度を連続的に出力、表示するものである。
【0020】この不純物計測器11には、計測された単
位体積の作動油中の不純物の量を定期的に表示するため
の表示部11cが配設されている。したがって、作業者
は作動油が所定の純度に至ったか否か(許容される不純
物量の上限値を下回ったか否か)を随時チェックするこ
とができる。また、この表示部11cに代えて、また
は、表示部11cとともに、作動油が所定の純度に至っ
たときに信号音を発したり表示ランプ11dが点灯する
等の注意喚起手段を備えてもよく、また、作動油が所定
の純度に至ったときに浄化装置1の運転を自動的に停止
させる自動停止手段を備えてもよい。
【0021】 また、上記フレーム6の下面には取付部
材としての複数個のマグネット12が固設されている。
このマグネット12はそのダイアルによって励磁状態と
消磁状態とに切り換えられるようにされた公知のもので
ある。また、このマグネット12として、油圧式可動機
械が有する電源を利用した電磁石を用いてもよい。この
マグネットによって浄化装置1は油圧式可動機械の面、
好ましくはデッキの上面のような水平面、に着脱自在に
取り付けることができる
【0022】上記操作盤5には給電のための電気ケーブ
ル13が取り付けられている。この電気ケーブルを通し
て給電される電力によって電動モータ3や不純物計測器
11が作動する。油圧式可動機械には通常バッテリー等
の蓄電手段(主に直流電源)が内蔵されている。そこ
で、このケーブル13の先端には上記油圧式可動機械の
バッテリーの端子に容易に接続することのできる接続具
13aが装着されている。したがって、上記のような油
圧式可動機械にこの浄化装置1を取り付けた場合には特
別の電源を用意する必要がない。
【0023】図2には上記吸入吐出管9が示されてい
る。吸入吐出管9は外管14と、この外管14の内部に
ほぼ同軸状に固定された内管15とから形成されてい
る。内管15の上端は外管14の上端から突出してお
り、この上端に上記吸入ホース7が接続される作動油出
口15bが開口しており、内管15の下端は外管14の
下端から突出しており、この下端には作動油タンク内の
作動油を吸引するための作動油入口(吸入口)15aが
開口している。内管15のその他の部分は全て密閉され
ている。一方、外管14の上端近傍には上記吐出ホース
8が接続される作動油入口14aが開口し、外管14の
下端近傍には作動油タンク内に作動油を吐出するための
作動油出口(吐出口)14bが開口している。外管14
のその他の部分は全て密閉されている。本実施形態で
は、この外管14の外径は、一般の作動油タンクの給油
口に挿入できる寸法(約30mm)にされている。
【0024】この吸入吐出管9を作動油タンク内に挿入
し、少なくとも内管15の入口15aが作動油中に浸漬
し、外管14の出口14bが少なくとも作動油タンク内
に位置したうえでこの浄化装置1を作動させる。そうす
れば作動油タンク内の作動油は内管の入口15aから吸
引され、内管15内、吸入ホース7、油圧ポンプ2から
一部は不純物計測器11を通り、フィルタエレメント
4、吐出ホース8、外管14を通り、外管の出口14b
から作動油タンク内に戻されるという循環ラインが形成
される。なお、外管の吐出口14bは外管14の下端近
傍に形成したが、かかる構成に限定されない。要するに
外管の吐出口14bから吐出される濾過済作動油は作動
油タンク内に入ればいいので、その範囲ならば外管14
におけるもっと上部に形成してもよい。
【0025】本実施形態では内管15を吸入側として用
い、外管14を吐出側として用いたが、必要に応じて内
管15を吐出側として用い、外管14を吸入側として用
いてもよい。
【0026】図3には、ホイールローダPに対して使用
している浄化装置1が示されている。浄化装置1はその
マグネット(図示していない)によってホイールローダ
Pの鋼板製デッキの上面に固定されている。そして、吸
入吐出管9は作動油タンクTの上面に形成された給油口
Sから作動油タンクT内に挿入されている。電気ケーブ
ル13の接続具(図示していない)はホイールローダP
のバッテリーBの端子に接続されている。
【0027】この状態で運転者がホイールローダPを走
行させたり、チルトシリンダBCおよびリフトシリンダ
AC等を駆動すれば各駆動機器類および配管の内部の作
動油が作動油タンクTに循環する。この動作と平行して
浄化装置1を作動させればこのホイールローダPが使用
している作動油の殆どの部分を浄化することができる。
このときに、運転者がキャビンKから随時、図示しない
表示ランプを監視してこれが点灯するのを待てばよい。
【0028】以上の説明では、吸入吐出管9を作動油タ
ンクの給油口に挿入したが、特に作動油タンクの給油口
に限定されない。作動油タンクのエアブリーザ(大気開
放孔)、リターンフィルタエレメントカバー等から作動
油タンク内に挿入してもよい。また、作動油タンク以外
であっても、吸入吐出管9の吐出口14bと吸入口15
aとが作動油内に浸漬される状態であり、しかも、全て
の作動油が循環する部位で有ればここに吸入吐出管9を
挿入すればよい。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、浄化装置をマグネット
等の取付部材によってホイールローダ等の油圧式可動機
械に着脱自在に取り付けることができる。その結果、こ
の取付状態で油圧式可動機械を走行させ、または、作業
をさせることが可能となるので、この油圧式可動機械が
使用している作動油の殆ど全ての部分を浄化することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浄化装置の一実施形態を示す正面図で
ある。
【図2】図1の浄化装置における吸入吐出管の一例を示
す断面図である。
【図3】図1の浄化装置がホイールローダに用いられて
いる状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1・・・・浄化装置 2・・・・油圧ポンプ 3・・・・電動モータ 4・・・・フィルタエレメント 5・・・・操作盤 5a・・・遠隔操作器 6・・・・フレーム 7・・・・吸入ホース 8・・・・吐出ホース 9・・・・吸入吐出管 10・・・・ハンドル 11・・・・不純物計測器 11a、11b・・・チューブ 11c・・・表示部 11d・・・表示ランプ 12・・・・マグネット 13・・・・電気ケーブル 13a・・・接続具 14・・・・外管 14a・・・(外管の)入口 14b・・・(外管の)出口 15・・・・内管 15a・・・(内管の)入口 15b・・・(内管の)出口 AC・・・・リフトシリンダ BC・・・・チルトシリンダ B・・・・バッテリー K・・・・キャビン P・・・・ホイールローダ S・・・・給油口 T・・・・作動油タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−288318(JP,A) 実開 平2−108707(JP,U) 実開 平2−120502(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 35/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作動油を濾過するためのフィルタと、 作動油圧送用のポンプと、 該ポンプを駆動するモータと、上記フィルタ、ポンプおよびモータが取り付けられたフ
    レームと、 該フレームに取り付けられた、励磁と消磁とを切り換え
    ることのできる磁石部と、 外管と該外管内に固設された内管とが一体に形成され、
    該外管および内管それぞれの両端近傍に作動油が流入流
    出しうる開口が形成された吸入吐出部材とを備えてお
    り、 該吸入吐出部材の一端側における内管および外管のうち
    の一方の開口に上記ポンプの吸入口が接続され、他方の
    開口にフィルタの出口が接続され てなる作動油浄化装
    置。
  2. 【請求項2】上記フィルタの上流から作動油を吸引して
    作動油中の不純物を計測するための不純物計測器が取り
    付けられてなる請求項1記載の作動油浄化装置。
  3. 【請求項3】上記不純物計測器が、作動油中の不純物が
    所定値を下回ったときに信号音を発する信号発生器、計
    測中の不純物量を表示する表示部、および、作動油中の
    不純物が所定値を下回ったときに作動油浄化装置の運転
    を停止する停止装置のうちの少なくとも一を有してなる
    請求項記載の作動油浄化装置。
  4. 【請求項4】給電用の電気ケーブルをさらに備えてお
    り、該電気ケーブルが上記油圧式可動機械が有するバッ
    テリーに電気的に接続しうる接続部を有してなる請求項
    1記載の作動油浄化装置。
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