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JP3478863B2 - シート状部材把持装置 - Google Patents
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JP3478863B2 - シート状部材把持装置 - Google Patents

シート状部材把持装置

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JP3478863B2 JP01923594A JP1923594A JP3478863B2 JP 3478863 B2 JP3478863 B2 JP 3478863B2 JP 01923594 A JP01923594 A JP 01923594A JP 1923594 A JP1923594 A JP 1923594A JP 3478863 B2 JP3478863 B2 JP 3478863B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、未加硫ゴムシート等の
シート状部材を把持するシート状部材把持装置に係わ
り、更に詳しくは、折り重ねて積まれたシート状部材の
ハンドリングにおける信頼性を向上するようにしたシー
ト状部材把持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パレット上に折り重ねて積載された未加
硫ゴムシート等のシート状部材をコンベア等に供給する
際に、そのシート状部材を把持する装置として、例え
ば、特開昭63ー90635号公報や特開平5ー247
27号公報に記載の把持装置が知られている。
【0003】前者の把持装置は、先端部に爪を備えた略
L字状の一対のアームを有し、このアームを互いに爪が
近接するように旋回させることにより、爪をシート材料
に食い込ませて該シート材料を挟み込むようにして把持
する構成になっている。しかし、この把持装置は、折り
重ねたシート材料が密着している場合に把持し損なう恐
れがあり、そのため、作業者が予めシート材料の先端を
把持し易いように整えるハンドリング作業が必要になる
という問題があった。
【0004】また、後者の把持装置は、支持部材に互い
平行に回動可能に支持され、鋭利な爪を有する一対の把
持部材を有し、この把持部材の爪をシート状部材に押し
当てた状態で、爪同士が離間するように把持部材を回動
させ、シート状部材に外向きの張力を付与しながら爪の
先端を外向きにしてシート状部材内に爪を食い込ませる
ようになっている。
【0005】しかし、この把持装置は、最上側の1枚の
シート状部材(先端シート部)の中に爪を食い込ませて
把持するため、折り重ねたシート材料が密着していると
把持力が弱く、未加硫ゴムシート等のシート状部材にあ
っては、シート状部材の把持部分が破損してしまい、把
持できない場合があるという問題があった。また、シー
ト状部材の先端が中央側にずれて、積み形状が不適切で
あると、最上側の先端シート部に張力を付与しながら爪
を食い込ませることが困難であり、シート状部材が把持
できないとうい問題があった。そのため、上述した前者
の把持装置同様に、作業者が予めシート材料の先端を把
持し易いように整えるハンドリング作業の必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、シー
ト状部材の密着状況やその先端位置に左右されることな
く、シート状部材を確実に把持することが可能なシート
状部材把持装置を提供することにある。本発明の他の目
的は、作業者のハンドリング作業を不要にして、完全に
無人化することができるシート状部材把持装置を提供す
ることにある。
【0007】
【発明を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、支持手段にシート状部材を把持する一対の把持手
段を互いに対向して設け、前記把持手段は、垂直方向で
互いに接近及び離間する方向に旋回可能な旋回部と、こ
の旋回部の下端部に配設された回動可能なシート状部材
の把持部とをそれぞれ有し、該把持部は、その外周にシ
ート状部材に食い込み可能な複数の爪を周方向に沿って
複数列突設配置した爪部をそれぞれ備え、前記一対の把
持手段はその旋回部をそれぞれ旋回させて前記把持部を
互いに接近させながら、該把持部を互いに反対方向に回
転させて、前記把持部の爪を把持部下方にあるシート状
部材に食い込ませて該シート状部材を挟み込むように把
持する構成にしたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明は上記のように構成され、一対の把持手
段の把持部が、その外周にシート状部材に食い込み可能
な複数の爪を周方向に沿って複数列突設配置した爪部を
それぞれ備えているので、旋回部が旋回して把持部を互
いに接近させながら、最内側の列に配置された爪からシ
ート状部材に順次複数列配置された爪を食い込ませ、シ
ート状部材を両側から挟み込みむようにして確実に把持
することができる。シート状部材が密着して離れ難くな
っており、最内側の爪によりシート状部材を具合良く把
持できなくても、それに続く列の爪をシート状部材に食
い込ませて該シート状部材の把持を確実に行うことがで
きる。
【0009】また、シート状部材の先端がずれて、積み
形状が不適切であっても、張力を付与しながら爪を食い
込ませる必要がないため、片方の把持部の複数列の爪に
よりシート状部材を確実に把持することが可能である。
従って、シート状部材を確実に把持できるので、作業者
のハンドリング作業を不要にして、装置の完全無人化を
図ることができる。
【0010】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
説明する。図1は本発明のシート状部材把持装置の一例
を示す正面図、図2は図1の爪部の一部を省略した側面
図であり、この把持装置1は、図示せぬ支持フレームに
垂下された昇降手段2を介して支持手段3が設けられ、
この支持手段3には未加硫ゴムシート等のシート状部材
を把持する一対の把持手段4が互いに対向して設けられ
た構成となっている。
【0011】支持手段3は、図2に示すように、水平方
向に配設された平板状の支持プレート部5を有し、この
支持プレート部5の両端側には、対向する二対の支持部
6,6,6,6がそれぞれ垂下されている。支持プレー
ト部5の上面中央部には、取付部材7が固定され、この
取付部材7に流体圧シリンダ等からなる昇降手段2のロ
ッド2aの下端が連結されている。従って、支持手段3
は、昇降手段2の作動によりロッド2aが伸縮すると、
昇降する構成になっている。
【0012】支持手段3に垂設された一対の把持手段
4,4は、支持手段3の支持部間に、水平方向で互いに
平行に横設され、支持部に端部が固定された固定軸9を
それぞれ有し、この固定軸9に、垂直方向で互いに接近
及び離間する方向に旋回可能な旋回部10をそれぞれ設
け、この旋回部10の下端部に互いに反対方向に回動
し、シート状部材を把持する把持部11をそれぞれ有す
る構成になっている。
【0013】互いに対向して配設された一対の把持手段
4,4の旋回部10及び把持部11は、左右対称のよう
な配置構成となっている。従って、以下、一方の把持手
段4について説明し、他方については同じ構成部材に同
じ符号を付して説明を省略する。上記把持手段4の旋回
部10は平板状に形成された一対の旋回プレート12
a,12bを有し、この一対の旋回プレート12a,1
2bは、固定軸9に所定の間隔を置いて取付けられてい
る。旋回プレート12a,12bは垂直方向に沿って配
設され、その中間部が固定軸9に取付けられ、固定軸9
を中心に旋回可能になっている。
【0014】旋回プレート12a,12bの外側の固定
軸9には、歯車13a,13bが固設され、固定軸9よ
りも下側の旋回プレート12a,12bの外側には、歯
車13a,13bとそれぞれ噛合する伝達機構14a,
14bが設けられている。この伝達機構14a,14b
は旋回プレート12a,12bの外面に固定軸9に平行
で回転自在に突設された中間軸15a,15bを備え、
この中間軸15a,15bの旋回プレート12a,12
b側となる内側には、歯車13a,13bと噛合する歯
車16a,16bが固設されている。中間軸15a,1
5bの外側部には、歯車16a,16bよりも大径のス
プロケット17a,17bが固設されている。
【0015】把持部11は、旋回プレート12a,12
b間に配設された柱状の把持ローラ18を有し、この把
持ローラ18の両端には支持軸19a,19bが突出形
成され、把持ローラ18及び支持軸19a,19bを上
記固定軸9に平行となる状態で、支持軸19a,19b
の中間部が旋回プレート12a,12bの下端部に回動
自在に軸支されている。
【0016】把持ローラ18は、その外周に把持ローラ
18の幅方向(支持軸19a,19bの延びる方向)沿
って所定の間隔を置いて突設したシート状部材に食い込
み可能な略L字状に形成された複数の爪20,20・・
・を周方向に沿って複数列配置した爪部21を備えてい
る。旋回プレート12a,12b外側の支持軸19a,
19bの両端部には、伝達機構14a,14bを構成す
るスプロケット17a,17bよりも小径のスプロケッ
ト22a,22bが固設され、スプロケット17a,1
7bとスプロケット22a,22bにはそれぞれエンド
レス状のチェーンCa,Cbが掛け回されている。
【0017】また、旋回プレート12a,12bの固定
軸9よりも上側は、支持プレート部5に貫通形成された
切欠き部8a,8bを介して、その上端部が支持プレー
ト部5の上方に突出し、水平に配設された連結軸23に
よりその上端部が連結されている。支持プレート部5の
上面に突設された取付プレート24には、流体圧シリン
ダ等の駆動手段25の後端が枢支連結され、その後端を
中心に駆動手段25は上下に揺動可能に設けられてい
る。駆動手段25は、その伸縮する駆動ロッド26の先
端を連結軸23に連結するようになっている。
【0018】従って、駆動手段25の駆動ロッド26が
伸長して、旋回プレート12a,12bが図1の矢印A
方向(内方向で旋回部の下端部の把持部が互いに近接す
る方向)に旋回すると、歯車13a,13b上を歯車1
6a,16bが転動し、旋回方向と同じ方向の回転が歯
車16a,16bに付与され、スプロケット17a,1
7b及びチェーンCa,Cbを介してスプロケット22
a,22bが歯車16a,16bと同様の方向に回転
し、把持部11の把持ローラ18が旋回方向と同じ矢印
A方向に回転するようになっている。
【0019】次に、上述した構成よりなる本発明のシー
ト状部材把持装置1の作用について説明する。先ず、昇
降手段2を作動させて支持手段3を降下させ、一対の把
持手段の把持ローラ18に設けられた最内側の爪20,
20・・・の先端鋭利部を、図3(a)に示すように、
把持部11の下方にあるパレットP上に折り重ねて載置
されたシート状部材Sの最上側の先端シート部に当接さ
せる。
【0020】次いで、図3(b)に示すように、駆動手
段25が駆動し、駆動ロッド26が伸長して、旋回部1
0の旋回プレート12a,12bが固定軸9を支点とし
て、矢印A方向に旋回する。固定軸9に固定された歯車
13a,13b上を伝達機構14a,14bの歯車16
a,16bが内方向に転動し、歯車16a,16bに
は、旋回方向と同じ矢印A方向の回転が付与される。
【0021】中間軸15a,15bを介してスプロケッ
ト17a,17bが歯車16a,16bと同じ方向に回
転し、このスプロケット17a,17bに係合するチェ
ーンCa,Cbを介してスプロケット22a,22bが
旋回方向と同じ矢印A方向に回転する。スプロケット2
2a,22bが固定された支持軸19a,19bの回転
により把持部11の把持ローラ18が旋回方向と同じ方
向に回転(互いに反対方向に回転)し、把持ローラ18
の下側にある爪20,20・・・をその先端鋭利部を内
側に向けて互いに内方向に移動し、図3(b)のよう
に、旋回部10の旋回動作に伴って、複数列配置された
爪20,20・・・が順次先端シート部に食い込み、該
シート部を上昇させて爪20,20・・・が先端シート
部の裏側まで貫通し、先端シート部を挟み込むように把
持する。
【0022】複数の爪20,20・・・が把持部11の
把持ローラ18の外周に周方向に沿って複数列突設配置
してあるため、折り重ねたシート状部材Sが密着して離
れ難く、最内(最前)側の爪20,20・・・により先
端シート部が具合良く把持できなくても、それに続く列
の爪20,20・・・をシート状部材Sの先端シート部
に食い込ませ、確実に把持することができる。
【0023】また、先端シート部の先端が中央側にずれ
て、積み形状が不適切であっても、張力を付与しながら
爪を食い込ませる必要がないため、片方の把持部11の
複数列の爪20,20・・・を先端シート部に順次食い
込ませて、シート状部材Sの確実な把持が可能となる。
従って、シート状部材Sの密着状況やその先端位置に左
右されることなく、本発明のシート状部材把持装置は、
シート状部材Sを確実に把持することができる。また、
シート状部材Sを確実に把持できるので、作業者のハン
ドリング作業を不要にして、装置を完全に無人化するこ
とができる。
【0024】上記把持装置に把持されたシート状部材S
を解放する場合は、上述と逆の動作を行うようにすれば
よい。即ち、駆動手段25の駆動ロッド26を収縮する
方向に作動させ、一対の把持手段の旋回部10の旋回プ
レート12a,12bを矢印B方向に旋回させる。歯車
13a,13b及び伝達機構14a,14bを介して把
持部11の把持ローラ18が旋回方向と同じ方向に回転
し、旋回部10の外方向への旋回に伴って、複数列配置
された爪20,20・・・が食い込み方向と逆となる外
方向に移動し、シート状部材Sを解放することができ
る。
【0025】本発明は、上述した実施例では、把持部1
1の把持ローラ18を駆動するのに、旋回部10を旋回
駆動する駆動手段25に歯車13a,13b及び伝達機
構14a,14bを介して行ったが、駆動手段25を旋
回部10を旋回させることのみに使用し、把持ローラ1
8を旋回プレート12a,12bに設けた別の電気モー
タや流体圧シリンダ等の駆動手段により、旋回部10の
旋回作動と同期させて作動する構成にしてもよく、本発
明は上述した実施例の態様に限定されず、他の態様であ
っても本発明を実施しうるのは言うまでもない。
【0026】
【発明の効果】上述したように本発明のシート状部材把
持装置は、支持手段にシート状部材を把持する一対の把
持手段を互いに対向して設け、前記把持手段は、垂直方
向で互いに接近及び離間する方向に旋回可能な旋回部
と、この旋回部の下端部に配設された回動可能なシート
状部材の把持部とをそれぞれ有し、該把持部は、その外
周にシート状部材に食い込み可能な複数の爪を周方向に
沿って複数列突設配置した爪部をそれぞれ備え、前記一
対の把持手段はその旋回部をそれぞれ旋回させて前記把
持部を互いに接近させながら、該把持部を互いに反対方
向に回転させて、前記把持部の爪を把持部下方にあるシ
ート状部材に食い込ませて該シート状部材を挟み込むよ
うに把持する構成にしたので、シート状部材の密着状況
やその先端位置に左右されることなく、シート状部材を
確実に把持することができる。また、シート状部材を確
実に把持することができるため、作業者のハンドリング
作業を不要にして、装置を完全に無人化することができ
ると共に、次の工程にシート状部材を確実に把持して供
給することが可能であるため、シート状部材を用いた製
品の生産性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート状部材把持装置の一例を示す正
面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】本発明のシート状部材把持装置の作用を示す説
明図で、(a)は把持部の爪をシート状部材に当接させ
た状態を示す要部正面図、(b)はシート状部材を把持
した状態を示す要部正面図である。
【符号の説明】
1 シート状部材把持装置 3 支持手段 4 把持手段 9 固定軸 10 旋回部 11 把持部 13a,13b 歯車 14a,14b
伝達機構 18 把持ローラ 19a,19b
支持軸 20 爪 21 爪部 25 駆動手段 26 駆動ロッド S シート状部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今村 洋文 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム 株式会社 平塚製造所内 (56)参考文献 特開 平1−231732(JP,A) 特開 平3−192034(JP,A) 特開 平3−272933(JP,A) 特開 昭56−108637(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 20/16 B65H 5/08

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持手段にシート状部材を把持する一対
    の把持手段を互いに対向して設け、前記把持手段は、垂
    直方向で互いに接近及び離間する方向に旋回可能な旋回
    部と、この旋回部の下端部に配設された回動可能なシー
    ト状部材の把持部とをそれぞれ有し、該把持部は、その
    外周にシート状部材に食い込み可能な複数の爪を周方向
    に沿って複数列突設配置した爪部をそれぞれ備え、前記
    一対の把持手段はその旋回部をそれぞれ旋回させて前記
    把持部を互いに接近させながら、該把持部を互いに反対
    方向に回転させて、前記把持部の爪を把持部下方にある
    シート状部材に食い込ませて該シート状部材を挟み込む
    ように把持する構成にしたシート状部材把持装置。
  2. 【請求項2】 前記把持手段は、前記支持手段に水平方
    向で互いに平行に横設された固定軸をそれぞれ有し、前
    記旋回部を該固定軸に旋回自在に設けると共に、前記固
    定軸に固設した歯車に、前記旋回部に設けられた伝達機
    構を介して、前記把持部を回動するようにした請求項1
    に記載のシート状部材把持装置。
  3. 【請求項3】 前記把持手段は前記支持手段に取付けら
    れた駆動手段をそれぞれ有し、該駆動手段の駆動ロッド
    をそれぞれ前記旋回部の上端部に連結した請求項3に記
    載のシート状部材把持装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動手段が流体圧シリンダからなる
    請求項3に記載のシート状部材把持装置。
  5. 【請求項5】 前記把持部は回動自在な把持ローラを有
    し、該把持ローラの外周に前記爪部を備えた請求項1に
    記載のシート状部材把持装置。
  6. 【請求項6】 前記爪部の爪は略L字状に形成された請
    求項5に記載のシート状部材把持装置。
  7. 【請求項7】 前記支持手段を昇降可能にした請求項1
    に記載のシート状部材把持装置。
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