JP3480685B2 - 導電性部材及び画像形成装置 - Google Patents
導電性部材及び画像形成装置Info
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Description
で利用される導電性部材及び画像形成装置に関し、さら
に詳しくは、優れた耐オゾン性を有し、さらに耐熱性及
び耐湿熱性にも優れ、表面の溶融や加水分解により、感
光体などの画像形成体を汚染して画像不良を引き起こす
ことのない導電性部材、及びそれを装着した画像形成装
置に関するものである。
電子写真装置の転写用部材,トナー供給用部材,帯電用
部材などとして中抵抗弾性ローラが注目され、転写ロー
ラ,現像ローラ,帯電ローラなどに用いられている。そ
して、この中抵抗弾性ローラは、これまで、ゴム弾性を
有する高分子エラストマーや高分子フォームが材料とし
て用いられてきた。従来、このような目的に使用される
部材としては、例えばカーボンブラック,金属酸化物,
イオン性化合物などにより導電性を付与したNBR,E
PDM,シリコーンゴム,ポリウレタンなどのエラスト
マーやフォームがある。ポリウレタン材料は上記導電性
部材に適した低硬度の部材が得られ、水、低沸点化合物
などの発泡体を用いる方法、機械的攪拌による方法など
により、微細かつ均一なセルをもつ発泡体を得ることが
でき、上記部材に好んで用いられている。しかしなが
ら、ポリウレタン材料の場合、耐オゾン性に劣り、オゾ
ンにより部材表面が分解溶融し、接触して用いられる感
光体などの画像形成装置を汚染しやすく、画像形成体汚
染による画像不良が発生しやすいという、短所を有して
いる。
する部材周辺からオゾンが発生し、その濃度は6ppm
程度までになる。一方、電子写真装置は9万枚印刷程度
の機械寿命を必要とされ、毎分10枚の印刷速度を仮定
すると、150時間の寿命が必要とされる。すなわち、
上記のような用途に用いられる中抵抗弾性部材は、高濃
度のオゾンに暴露されても溶融しないことが必要であ
る。ポリウレタンのオゾン劣化を防止する方法としては
種々の有機系劣化防止剤をポリウレタンに添加する方法
があるが、有機系劣化防止剤はそれ自体が感光体などの
画像形成体を汚染するものがほとんどで、オゾン劣化に
効果があり、かつ画像形成を汚染しない劣化防止剤は未
だに見出されていないのが実状である。無機物の粉末を
劣化防止剤としてポリウレタンに添加する方法が考えら
れるが、無機物自体が画像形成体を汚染するケースは少
ないものの、オゾン劣化に効果があるものがこれまで見
つかっていなかった。
抗弾性部材は、高温又は高温高湿の環境下で保管あるい
は使用されることがあり、高温又は高温高湿の環境下で
も部材が溶融、あるいは加水分解しないことが要求され
る。高温環境、高温高湿環境などで部材が溶融、あるい
は加水分解すると、オゾンによる部材の溶融と同様に、
溶融物や分解物が画像形成体を汚染し、画像不良を引き
起こす他、変形による寸法変化あるいは硬度変化により
画像不良を引き起こすことが知られている。耐熱性につ
いては、温度90℃で72時間の耐熱性試験で部材が溶
融しないことが要求される。一方、耐湿性については、
温度105℃、相対湿度100%で3時間の耐湿熱性試
験で部材が溶融、あるいは加水分解しないことが要求さ
れる。部材表面が溶融したかどうかは次の方法により判
定することができる。各耐久試験後のローラ状部材を温
度20℃、相対湿度50%の雰囲気で24時間放置した
後、ローラ状部材に直径12mmのアルミニウム平板を
50gfの力で押し付けた後、平板を10mm/分の速
度で引き離した際の引張り力の最大値が1gfを超える
場合はローラ表面が溶融したと判定し、1gf以下の場
合は溶融していないと判定する。なお、溶融したかどう
かの判定にはアルミニウム平板を取りつけた最小読み取
り0.1gfのデジタルフォースゲージを使用することが
できる。
は、上記のデジタルフォースゲージでは分解の有無を判
定できないことがあるが、アセトン抽出量を測定するこ
とにより分解の有無を判定することができる。すなわ
ち、試料約5g、アセトン約150ミリリットル、バス
温度80℃、抽出時間8時間の条件でソックスレー抽出
器を使用してアセトン抽出試験を行った場合、耐湿熱性
試験前にはアセトン抽出量が概ね10重量%以下である
が、該試験後には、加水分解によりアセトン抽出量が1
5重量%以上に増加することがある。
状況下で、優れた耐オゾン性を有し、さらに耐熱性及び
耐湿熱性にも優れ、表面の溶融や加水分解により、感光
体などの画像形成体を汚染して画像不良を引き起こすこ
とのない導電性部材、及びそれを装着した画像形成装置
を提供することを目的とするものである。
性に優れるとともに、耐熱性及び耐湿熱性に優れる導電
性部材を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、特に酸化マ
グネシウムを特定の割合で含有するポリウレタン材料が
耐オゾン性に優れること、また、ポリオール成分及びポ
リイソシアネート成分を適当に選択して得られたポリオ
ールが耐オゾン性,耐熱性及び耐湿熱性に優れることを
見出した。本発明は、かかる知見に基づいて完成したも
のである。すなわち、本発明は、ポリウレタン材料を用
いたローラ状導電性部材において、該ポリウレタン材料
が、主にポリオール成分と、飽和脂肪族ポリイソシアネ
ート及びそのイソシアヌレート変性体の中から選ばれた
少なくとも一種を含有するポリイソシアネート成分から
製造され、かつカルボン酸又はアルキル硫酸の第四級ア
ンモニウム塩であるイオン導電剤が配合されたポリウレ
タン材料であって、オゾン濃度6ppm,温度35℃の
環境下に150時間放置したのち、温度20℃,相対湿
度50%の雰囲気で24時間放置した部材に、直径12
mmのアルミニウム平板を50gfの力で20秒間押し
付けたのち、平板を10mm/分の速度で引き離した際
の引張り力の最大値が1gf以下であることを特徴とす
る導電性ウレタンフォーム製転写部材を提供するもので
ある。また、本発明は、上記導電性部材を装着したこと
を特徴とする画像形成装置をも提供するものである。
タン材料を用いたロール状のものであって、オゾン濃度
6ppm、温度35℃の環境下に150時間放置したの
ち、温度20℃,相対湿度50%の雰囲気で24時間放
置した部材に、直径12mmのアルミニウム平板を50
gfの力で20秒間押し付けたのち、平板を10mm/
分の速度で引き離した際の引張り力の最大値が1gf以
下であり、耐オゾン性に優れている。なお、引張り力
は、アルミニウム平板を取り付けた最小読み取り0.1g
fのデジタルフォースゲージを使用して測定した値であ
る。このような耐オゾ性に優れるポリウレタン材料を得
るには、例えば(1)ポリウレタン材料中に、材料の全
重量に基づき、0.1〜10重量%の酸化マグネシウムを
含有させる方法、又は(2)後述するようにポリウレタ
ン材料の主成分であるポリオール成分及びポリイソシア
ネート成分を適当に選択する方法、あるいはこれらを組
み合わせる方法などを好ましく用いることができる。上
記(1)の酸化マグネシウムを含有させる方法において
は、酸化マグネシウムの含有量が0.1重量%未満では耐
オゾン性が充分に付与されずオゾンによって部材表面が
溶融しやすくなり、10重量%を超えると伸びや引張り
強さが低下したり、圧縮残留永久歪が増大するなど、機
械物性が低下するおそれが生じる。酸化マグネシウムの
最適含有量は、状況に応じて異なるが、耐オゾン性及び
機械物性などを考慮すると、通常1〜5重量%の範囲で
ある。
成分であるポリオール成分及びポリイソシアネート成分
について説明する。ポリオール成分としては、例えばポ
リエーテルポリオール,ポリエステルポリオール,疎水
性ポリオールなどが挙げられる。上記ポリエーテルポリ
オールとしては、例えばグリセリンなどの多価アルコー
ルにエチレンオキシドやプロピレンオキシドを付加させ
て得られたポリオール,ポリテトラメチレングリコー
ル,ポリエチレングリコール,ポリプロピレングリコー
ル,ポリブタンジオールなどが好ましく挙げられる。ポ
リエステルポリオールとしては、例えばジカルボン酸と
ジオールやトリオールなどとの縮合により得られる縮合
系ポリエステルポリオール,ジオールやトリオールの存
在下にラクトンを開環重合して得られるラクトン系ポリ
エステルポリオール,ポリエーテルポリオールの末端を
ラクトンでエステル変性したエステル変性ポリオールな
どが好ましく挙げられる。さらに、疎水性ポリオールと
しては、例えばポリイソプレンポリオール,ポリブタジ
エンポリオール,水素添加ポリブタジエンポリオールな
どが好ましく挙げられる。
よく、二種以上を組み合わせて用いてもよいが、これら
の中で、耐湿熱性に優れる導電性部材が得られる点から
ポリエーテルポリオールが特に好適である。また、ポリ
エステルポリオールは耐湿熱性が若干劣るので、ポリエ
ーテルポリオールと混合して用いたり、イソシアネート
をエステル結合の加水分解を防ぐ効果があるカルボジイ
ミド変性物の形で添加したりして、耐湿熱性を向上させ
ることもできる。一方、ポリイソシアネート成分として
は、(イ)芳香族ポリイソシアネート、又は(ロ)飽和
脂肪族ポリイソシアネート,飽和脂環式ポリイソシアネ
ート及びそれらのイソシアヌレート変性体の中から選ば
れた少なくとも一種が好ましく用いられる。
トとしては、例えばトリレンジイソシアネート(TD
I),ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI),
粗製ジフェニルメタンジイソシアネート(クルードMD
I)などが挙げられる。これらは単独で用いてもよく、
二種以上を組み合わせて用いてもよい。ポリイソシアネ
ート成分として、この芳香族ポリイソシアネートを用い
ることにより、耐熱性の良好なポリウレタンが得られ
る。しかし、このポリウレタンは耐オゾン性に劣るの
で、この場合、前記酸化マグネシウムをポリウレタン材
料中に含有させて、所望の耐オゾン性を付与するのがよ
い。すなわち、ポリオール成分として前記ポリエーテル
ポリオールを、ポリイソシアネート成分として前記芳香
族ポリイソシアネートを用いて得られ、かつ酸化マグネ
シウムを前記の割合で含有するポリウレタン材料は耐オ
ゾン性,耐熱性及び耐湿熱性が良好なものとなる。
ては、例えばヘキサメチレンジイソシアネート,イソホ
ロンジイソシアネート,水素添加ジフェニルメタンジイ
ソシアネート,水素添加トリレンジイソシアネートなど
の飽和脂肪族ポリイソシアネート,飽和脂環式ポリイソ
シアネート及びそれらのイソシアヌレート,カルボジイ
ミド,ビュレット,ウレタンなどによる変性体(変性ポ
リイソシアネート)を挙げることができる。これらのポ
リイソシアネートを一種又は二種以上用いて、前記ポリ
エーテルポリオールを硬化させて得られたポリウレタン
は、それ自体耐オゾン性が良好であり、前記酸化マグネ
シウムを含有させなくても、室温においてオゾン濃度6
ppmで150時間曝露しても、部材の表面が溶融せ
ず、電子写真装置などの用途に供する導電性部材の材料
として好適である。もちろん、所望により酸化マグネシ
ウムを含有させてもなんら差し支えない。また、これら
のポリイソシアネートの中で、ヘキサメチレンジイソシ
アネート,水素添加ジフェニルメタンジイソシアネー
ト,水素添加トリレンジイソシアネートなどの飽和脂肪
族ポリイソシアネートや飽和脂環式ポリイソシアネート
を用いると、得られるポリウレタンは耐熱性がやや劣
り、90℃、72時間の放置で溶融するおそれがあり、
導電性部材の使用条件によっては、支障をきたすことが
ある。
耐熱性に優れたイソシアヌレート結合を導入すればよ
く、したがって、前記の飽和脂肪族ポリイソシアネート
や飽和脂環式ポリイソシアネートのイソシアヌレート変
性体を用いることにより、耐熱性を改良することができ
る。すなわち、ポリオール成分として前記ポリエーテル
ポリオールを用い、ポリイソシアネート成分として前記
の飽和脂肪族ポリイソシアネートや飽和脂環式ポリイソ
シアネートのイソシアヌレート変性体を用いることによ
り、耐オゾン性,耐熱性及び耐湿熱性の良好なポリウレ
タンが得られる。本発明においては、ポリウレタン材料
として、温度90℃で72時間放置しても実質上溶融し
ないものや、温度105℃,相対湿度100%の環境下
に3時間放置しても実質上溶融又は加水分解せず、変形
しないものが好ましく、したがって、このような性状の
ポリウレタン材料が得られるように、前記ポリイソシア
ネート成分及びポリオール成分の中から適宜選択して用
いるのがよい。
ウレタン材料に導電性付与剤を配合した導電性高分子材
料が用いられる。この導電性付与剤としては特に制限は
なく、カーボンブラック,金属酸化物粉末,金属粉末な
どの電子導電剤や、各種イオン導電剤などを用いること
ができるが、電気抵抗の位置ばらつきを小さくするため
に、導電性付与剤として、イオン導電剤を用いることが
望ましい。イオン導電剤の種類については特に制限はな
く、例えばテトラエチルアンモニウム,テトラブチルア
ンモニウム,ラウリルトリメチルアンモニウムなどのド
デシルトリメチルアンモニウム,ステアリルトリメチル
アンモニウムなどのオクタデシルトリメチルアンモニウ
ム,ヘキサデシルトリメチルアンモニウム,ベンジルト
リメチルアンモニウム,変性脂肪族ジメチルエチルアン
モニウムなどの過塩素酸塩,塩素酸塩,塩酸塩,臭素酸
塩,ヨウ素酸塩,ホウフッ化水素酸塩,硫酸塩,アルキ
ル硫酸塩,カルボン酸塩,スルホン酸塩などのアンモニ
ウム塩;リチウム,ナトリウム,カルシウム,マグネシ
ウムなどのアルカリ金属又はアルカリ土類金属の過塩素
酸塩,塩素酸塩,塩酸塩,臭素酸塩,ヨウ素酸塩,ホウ
フッ化水素酸塩,トリフルオロメチル硫酸塩,スルホン
酸塩などが挙げられる。これらの中で第四級アンモニウ
ム塩が好ましく、特にカルボン酸及びアルキル硫酸の第
四級アンモニウム塩が、連続通電時の抵抗上昇が小さい
ので好適である。このイオン導電剤は一種用いてもよ
く、二種以上を組み合わせて用いてもよい。また、その
配合量は特に制限はなく、各種状況に応じて適宜選定さ
れるが、通常、ポリウレタン材料100重量部に対し、
0.001〜5重量部、好ましくは0.05〜2重量部の割
合で配合される。
料の製造方法については、特に制限はなく、また常法に
よればよいが、その一例を示せば次の通りである。ま
ず、前記のポリイソシアネート成分,ポリオール成分,
イオン導電剤及び所望により用いられる鎖延長剤、他の
導電性付与剤,触媒,老化防止剤,補強剤,着色剤,整
泡剤などを均質に混合したのち、加熱して反応硬化させ
ることにより、ポリウレタンエラストマー中に導電性付
与剤を含有してなる導電性高分子材料が得られる。ま
た、ポリオール成分をポリイソシアネート成分で予めイ
ソシアネート化しておき、これと、イオン導電剤及び所
望により用いられる鎖延長剤、他の導電性付与剤,触
媒,老化防止剤,補強剤,着色剤,整泡剤などを均質に
混合したのち、加熱して反応硬化させてもよい。また、
フォーム体のものも好ましく、このフォーム体は、加熱
して反応硬化させる際に、従来公知の方法により、発泡
させることにより、ポリウレタンフォーム中に導電性付
与剤を含有してなる導電性材料が得られる。発泡方法に
ついては特に制限はなく、発泡剤を用いる方法、機械的
な攪拌により気泡を混入する方法など、いずれの方法も
用いることができる。発泡倍率は、適宜定めればよく、
特に制限はない。なお、このポリウレタンフォーム又は
ポリウレタンエラストマーは、耐熱性,耐薬品性,機械
強度などを向上させる目的で、所望により架橋すること
もできる。
法は特に制限なく、種々の公知の方法によればよい。例
えば鉄にニッケルメッキなどを施したもの又はステンレ
ス鋼などの芯金を前記導電性高分子材料で被覆し、用途
によりさらにその外側を導電性,半導電性,絶縁性塗料
により塗装することによって、1×105 〜1×1010
Ωの中抵抗領域で安定な抵抗値を示す本発明のローラ状
導電性部材が得られる。このようにして得られた本発明
の導電性部材は、導電性付与剤として、特にイオン導電
剤を用いた場合、24ヶ所の電気抵抗の位ばらつきが、
例えば抵抗値の対数で0.5未満であるなど、極めて小さ
いものになるので好ましい。なお、この電気抵抗の位置
ばらつきは、温度20℃,湿度50%,印加電圧100
0Vにて、ローラ状弾性部材の両端を、それぞれ500
gfの力で圧接し、1cm幅の銅板を用い、弾性部材の
長手方向で等間隔に6ヶ所,周方向で90度毎に4方向
の合計24ヶ所について、芯金と銅板の間の電気抵抗を
測定し、その抵抗の最も高い部分と抵抗が最も低い部分
の抵抗の対数値の差で表したものである。
オゾン濃度6ppm、温度35℃の環境下に150時間
放置したのち、温度20℃,相対湿度50%の雰囲気で
24時間放置した部材に、直径12mmのアルミニウム
平板を50gfの力で20秒間押し付けたのち、平板を
10mm/分の速度で引き離した際の引張り力の最大値
が1gf以下であり、耐オゾン性に優れている。さら
に、本発明の導電性部材は、アスカーC硬度が10〜6
0度の範囲にあるものが好適である。なお、このアスカ
ーC硬度は、日本ゴム協会標準規格SRIS 0101
<膨張ゴムの物理試験方法>に記載のスプリングかたさ
試験の試験方法により測定した値である。ただし、試験
サンプルはローラを使用した。本発明の導電性部材は、
その用途については特に制限はないが、例えば帯電用部
材,現像用部材,転写用部材,トナー供給用部材及びク
リーニング用部材などとして用いられるが、特に転写用
部材として用いるのが好ましい。また、本発明の画像形
成装置は、前記の導電性部材、すなわち帯電用部材,現
像用部材,転写用部材,トナー供給用部材及びクリーニ
ング用部材などを装着してなるものである。
として、画像形成装置に装着した例について説明する。
図1は、本発明の導電性部材(転写用部材)を用いた画
像形成装置における転写装置の一例を示す説明図であっ
て、芯金(図示せず)を具備した本発明の転写用部材
(転写ローラ)1を画像形成体(感光体)2に紙などの
記録媒体(転写材)4を介して当接させ、該転写用部材
1と画像形成体2との間に、電源3により電圧を印加
し、画像形成体と転写用部材間に電界を発生させること
によって、画像形成体2上のトナーを記録媒体4に転写
するものである。
明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定さ
れるものではない。 実施例1 グリセリンにプロピレンオキシドとエチレンオキシドを
ランダムに付加した分子量5,000であるポリエーテル
ポリオール60重量部,分子量1,000であるポリテト
ラメチレングリコール40重量部,イソシアヌレート変
性ヘキサメチレンジイソシアネート27重量部,反応性
シリコーン系界面活性剤4重量部,ジブチルチンジラウ
レート0.1重量部,変性脂肪族ジメチルエチルアンモニ
ウム・エトサルフェート0.4重量部をミキサーで気泡を
混入させながら混合し、その混合物を直径6mmの金属
製シャフトを中心に配設したモールドに注型し、100
℃で5時間キュアしてから研磨し、直径16.7mmで長
さ215mmのウレタンフォーム導電性ローラを作製し
た。
1cm幅の銅板を用い、長手方向で等間隔に6ヶ所、周
方向で90度毎に4方向の合計24ヶ所評価した。評価
の際は、ローラの両端を各々500gfの力で圧接し、
芯金と銅板の間の電気抵抗を測定した。測定時の温度、
湿度は各々20℃、55%であった。その際の測定電圧
は1,000Vとした。抵抗の位置ばらつきは、抵抗が最
も高い部分と抵抗が最も低い部分の抵抗の対数値の差で
表すと0.14であった。上記導電性ローラを、オゾン濃
度6ppm,温度35℃の環境に150時間放置し、更
に温度20℃、相対湿度50%の雰囲気で24時間放置
した後、前述のデジタルフォースゲージを用い、直径1
2mmのアルミニウム平板を50gfの力で押し付けた
後、平板を10mm/分の速度で引き離したところ、引
張り力の最大値は0.1gf以下でありローラ表面は溶融
していないことが確認できた。次に、上記導電性ローラ
を90℃で72時間放置した後、前述の方法と同様の方
法でローラ表面が溶融したかどうか調べたところ、引張
り力の最大値は0.1gf以下で溶融していないことが確
認できた。また、上記導電性ローラを温度105℃、相
対湿度100%で3時間放電した後、前述の方法と同様
の方法でローラ表面が溶融したかどうか調べてたとこ
ろ、引張り力の最大値は0.1gf以下で溶融していない
ことが確認できた。
ンジイソシアネート27重量部の代わりに、ヘキサメチ
レンジイソシアネート12重量部を用いた以外は、実施
例1と同様にして、導電性ローラを作製した。上記導電
性ローラの抵抗位置ばらつきを、実施例1と同様に評価
したところ、抵抗の位置ばらつきは、抵抗が最も高い部
分と抵抗が最も低い部分の抵抗の対数値の差で表すと0.
15であった。また、上記導電性ローラを、オゾン濃度
6ppm,温度35℃の環境に150時間放置した後、
実施例1と同様の方法でローラ表面が溶融したかどうか
を調べたところ、引張り力の最大値は0.1gf以下で溶
融していないことが確認できた。次に、上記導電性ロー
ラを温度90℃で72時間放置した後、前述の方法と同
様の方法でローラ表面が溶融したかどうかを調べたとこ
ろ、引張り力の最大値は48.7gfでローラ表面が溶融
したことが確認できた。さらに、上記導電性ローラを温
度105℃、相対湿度100%で3時間放置した後、前
述の方法と同様の方法でローラ表面が溶融したかどうか
を調べたところ、引張り力の最大値は0.1gf以下で溶
融していないことが確認できた。
にプロピレンオキシドとエチレンオキシドをランダムに
付加した分子量5,000であるポリエーテルポリオール
60重量部及び分子量1,000であるポリテトラメチレ
ングリコール40重量部の代わりに、アジピン酸とジエ
チレングリコールを結合した分子量2200のポリエス
テルポリオール100重量部を用い、かつイソシアヌレ
ート変性ヘキサメチレンジイソシアネートの配合量を2
7重量部に代えて21重量部とした他は、実施例1と同
様にして導電性ローラを作製した。上記導電性ローラの
抵抗位置ばらつきを、実施例1と同様に評価したとこ
ろ、抵抗の位置ばらつきは、抵抗が最も高い部分と抵抗
が最も低い部分の抵抗の対数値の差で表すと0.13であ
った。また、上記導電性ローラを、オゾン濃度6pp
m、温度35℃の環境に150時間放置した後、実施例
1と同様の方法でローラ表面が溶融したかどうかを調べ
たところ、引張り力の最大値は0.1gf以下で溶融して
いないことが確認できた。次に、上記導電性ローラを温
度90℃で72時間放置した後、前述の方法と同様の方
法でローラ表面が溶融したかどうかを調べたところ、引
張り力の最大値は0.1gfで溶融していないことが確認
できた。さらに、上記導電性ローラを温度105℃、相
対湿度100%で3時間放置すると、ローラ表面が変形
し凹凸ができた。また、このローラを前述の方法と同様
の方法でローラ表面が溶融したかどうかを調べたとこ
ろ、引張り力の最大値は67.4gfでローラ表面が溶融
したことが確認できた。
ウムエトサルフェート0.4重量部の代わりに、導電性カ
ーボンブラック1.0重量部を用いた以外は、実施例1と
同様にして導電性ローラを作製した。上記導電性ローラ
の抵抗位置ばらつきを、実施例1と同様に評価したとこ
ろ、抵抗の位置ばらつきは、抵抗が最も高い部分と抵抗
が最も低い部分の抵抗の対数値の差で表すと1.48であ
った。また、上記導電性ローラを、オゾン濃度6pp
m、温度35℃の環境に150時間放置した後、実施例
1と同様の方法でローラ表面が溶融したかどうかを調べ
たところ、引張り力の最大値は0.1gfで溶融していな
いことが確認できた。次に、上記導電性ローラを温度9
0℃で72時間放置した後、前述の方法と同様の方法で
ローラ表面が溶融したかどうかを調べたところ、引張り
力の最大値は0.1gf以下で溶融していないことが確認
できた。さらに、上記導電性ローラを温度105℃、相
対湿度100%で3時間放置した後、前述の方法と同様
の方法でローラ表面が溶融したかどうかを調べたとこ
ろ、引っ張り力の最大値は0.1gf以下で溶融していな
いことが確認できた。
ンジイソシアネート27重量部の代わりに、カルボジイ
ミド変性ジフェニルメタンジイソシアネート21重量部
を用い、かつジブチルチンジラウレート0.1重量部を0.
02重量部とした以外は、実施例1と同様にして導電性
ローラを作製した。上記導電性ローラの抵抗位置ばらつ
きを、実施例1と同様に評価したところ、抵抗の位置ば
らつきは、抵抗が最も高い部分と抵抗が最も低い部分の
抵抗の対数値の差で表すと0.15であった。また、上記
導電性ローラを、オゾン濃度6ppm、温度35℃の環
境に150時間放置した後、実施例1と同様の方法でロ
ーラ表面が溶融したかどうかを調べたところ、引張り力
の最大値は56.8gfでローラ表面が溶融したことが確
認できた。次に、上記導電性ローラを温度90℃で72
時間放置した後、前述の方法と同様の方法でローラ表面
が溶融したかどうかを調べたところ、引張り力の最大値
は0.1gf以下で溶融していないことが確認できた。さ
らに、上記導電性ローラを温度105℃、相対湿度10
0%で3時間放置した後、前述の方法と同様の方法でロ
ーラ表面が溶融したかどうかを調べたところ、引張り力
の最大値は0.1gf以下で溶融していないことが確認で
きた。
リン酸2重量部、チアゾール系加硫促進剤0.6重量部、
スルフェンアミド系加硫促進剤0.9重量部、硫黄2重量
部、オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジッド5重量
部、過塩素酸ナトリウム0.1重量部をバンバリーミキサ
ーで混合し、その混合物を150℃に加熱して直径6m
mの金属性シャフトを中心に配設したモールドに注型
し、150℃で10分間加硫してから研磨し、直径16.
7mmで長さ215mmのNBRフォーム導電性ローラ
を作製した。上記導電性ローラの抵抗位置ばらつきを、
実施例1と同様に評価したところ、抵抗の位置ばらつき
は、抵抗が最も高い部分と抵抗が最も低い部分の抵抗の
対数値の差で表すと0.16であった。また、上記導電性
ローラを、オゾン濃度6ppm、温度35℃の環境に1
50時間放置した後、実施例1と同様の方法でローラ表
面が溶融したかどうかを調べたところ、引張り力の最大
値は61.4gfでローラの表面が溶融したことが確認で
きた。次に、上記導電性ローラを温度90℃で72時間
放置した後、前述の方法と同様の方法でローラ表面が溶
融したかどうかを調べたところ、引張り力の最大値は0.
1gf以下で溶融していないことが確認できた。さら
に、上記導電性ローラを温度105℃、相対湿度100
%で3時間放置した後、前述の方法と同様の方法でロー
ラ表面が溶融したかどうかを調べたところ、引張り力の
最大値は0.1gf以下で溶融していないことが確認でき
た。
ランダムに付加した分子量5,000であるポリエーテル
ポリオール60重量部,分子量1,000であるポリテト
ラメチレングリコール40重量部,変性ジフェニルメタ
ンジイソシアネート20.8重量部,反応性シリコーン系
界面活性剤4重量部,ジブチルチンジラウレート0.02
重量部,変性脂肪族ジメチルエチルアンモニウム・エト
サルフェート0.4重量部をミキサーで気泡を混入させな
がら混合し、その混合物を直径6mmの金属製シャフト
を中心に配設したモールドに注型し、100℃で5時間
キュアしてから研磨し、直径16.7mmで長さ215m
mのウレタンフォーム導電性ローラを作製した。上記導
電性ローラの室温での抵抗値は108.27Ωで、中抵抗導
電性部材として適した抵抗値を有していた。また、上記
導電性ローラを、オゾン濃度6ppm、温度35℃の環
境に150時間放置した後、実施例1と同様の方法でロ
ーラ表面が溶融したかどうかを調べたところ、引張り力
の最大値は16.5gfでローラ表面が溶融したことが確
認できた。次に、上記導電性ローラを温度90℃で72
時間放置した後、前述の方法と同様の方法でローラ表面
が溶融したかどうかを調べたところ、引張り力の最大値
は0.1gf以下で溶融していないことが確認できた。さ
らに、上記導電性ローラを温度105℃、相対温度10
0%で3時間放置した後、前述の方法と同様の方法でロ
ーラ表面が溶融したかどうか調べたところ、引張り力の
最大値は0.1gf以下で溶融していないことが確認でき
た。また、アセトン抽出量は試験後でも10重量%以下
で加水分解していないことが確認できた。さらにオゾン
耐久試験後の表面が溶融した導電性ローラを転写ローラ
として市販のレーザー・プリンタに組み込み、温度,湿
度がそれぞれ15℃,10%の環境でグレースケール,
黒ベタ,白ベタ画像を印刷させたところ良好な画像は得
られなかった。さらに温度,湿度がそれぞれ32.5℃,
85%の環境でグレースケール,黒ベタ,白ベ画像を印
刷させたところ良好な画像は得られなかった。
を配合した以外は、比較例3と同様にして導電性ローラ
を作製した。上記導電性ローラの室温での抵抗値は10
8.29Ωで、中抵抗導電性部材として適した抵抗値を有し
ていた。また、上記導電性ローラを、オゾン濃度6pp
m、温度35℃の環境に150時間放置した後、実施例
1と同様の方法でローラ表面が溶融したかどうかを調べ
たところ、引張り力の最大値は16.0gfでローラ表面
が溶融したことが確認できた。次に、上記導電性ローラ
を温度90℃で72時間放置した後、前述の方法と同様
の方法でローラ表面が溶融したかどうかを調べたとこ
ろ、引張り力の最大値は0.1gf以下で溶融していない
ことが確認できた。さらに、上記導電性ローラを温度1
05℃、相対湿度100%で3時間放置した後、前述の
方法と同様の方法でローラ表面が溶融したかどうかを調
べたところ、引張り力の最大値は、0.1gf以下で溶融
していないことが確認できた。また、アセトン抽出量は
試験後でも10重量%以下で加水分解していないことが
確認できた。さらにオゾン耐久試験後の表面が溶融した
導電性ローラを転写ローラとして市販のレーザー・プリ
ンタに組み込み、温度,湿度がそれぞれ15℃,10%
の環境でグレースケール,黒ベタ,白ベタ画像を印刷さ
せたところ良好な画像は得られなかった。さらに温度,
湿度がそれぞれ32.5℃,55%の環境でグレースケー
ル,黒ベタ,白ベタ画像を印刷させたところ良好な画像
は得られなかった。
性を有し、さらに耐熱性及び耐湿熱性にも優れているこ
とから表面の溶融や、加水分解により、感光体などの画
像形成体を汚染しにくく、良好な画像を与えることがで
きる。
おける転写装置の一例を示す説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 ポリウレタン材料を用いたローラ状導電
性部材において、該ポリウレタン材料が、主にポリオー
ル成分と、飽和脂肪族ポリイソシアネート及びそのイソ
シアヌレート変性体の中から選ばれた少なくとも一種を
含有するポリイソシアネート成分から製造され、かつカ
ルボン酸又はアルキル硫酸の第四級アンモニウム塩であ
るイオン導電剤が配合されたポリウレタン材料であっ
て、オゾン濃度6ppm,温度35℃の環境下に150
時間放置したのち、温度20℃,相対湿度50%の雰囲
気で24時間放置した部材に、直径12mmのアルミニ
ウム平板を50gfの力で20秒間押し付けたのち、平
板を10mm/分の速度で引き離した際の引張り力の最
大値が1gf以下であることを特徴とする導電性ウレタ
ンフォーム製転写部材。 - 【請求項2】 ポリウレタン材料が、酸化マグネシウム
0.1〜10重量%を含有するものである請求項1記載の
導電性ウレタンフォーム製転写部材。 - 【請求項3】 ポリウレタン材料が、温度90℃で72
時間放置しても、実質上溶融しないものである請求項1
又は2記載の導電性ウレタンフォーム製転写部材。 - 【請求項4】 ポリウレタン材料が、温度105℃、相
対湿度100%の環境下で3時間放置しても溶融又は加
水分解しないものである請求項1ないし3のいずれかに
記載の導電性ウレタンフォーム製転写部材。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の導
電性ウレタンフォーム製転写部材を装着したことを特徴
とする画像形成装置。
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|---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12451398 | 1998-05-07 | ||
| JP10-124513 | 1998-05-07 | ||
| JP29315398A JP3480685B2 (ja) | 1998-05-07 | 1998-10-15 | 導電性部材及び画像形成装置 |
Publications (2)
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| JP3480685B2 true JP3480685B2 (ja) | 2003-12-22 |
Family
ID=26461191
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
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Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
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| WO2017131664A1 (en) | 2016-01-27 | 2017-08-03 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Liquid electrophotographic ink developer unit |
-
1998
- 1998-10-15 JP JP29315398A patent/JP3480685B2/ja not_active Expired - Lifetime
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