Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP3482732B2 - 高剛性プロピレン・エチレンブロック共重合体の製造方法 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP3482732B2 - 高剛性プロピレン・エチレンブロック共重合体の製造方法 - Google Patents

高剛性プロピレン・エチレンブロック共重合体の製造方法

Info

Publication number
JP3482732B2
JP3482732B2 JP10010695A JP10010695A JP3482732B2 JP 3482732 B2 JP3482732 B2 JP 3482732B2 JP 10010695 A JP10010695 A JP 10010695A JP 10010695 A JP10010695 A JP 10010695A JP 3482732 B2 JP3482732 B2 JP 3482732B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mfr
propylene
ethylene
rigidity
polymerization step
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10010695A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08269124A (ja
Inventor
隆弘 岡
俊次 川添
康宏 山根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chisso Corp filed Critical Chisso Corp
Priority to JP10010695A priority Critical patent/JP3482732B2/ja
Priority to KR1019950020056A priority patent/KR100341040B1/ko
Priority to DE69502784T priority patent/DE69502784T2/de
Priority to EP95112296A priority patent/EP0700943B1/en
Priority to US08/516,089 priority patent/US5672658A/en
Priority to CZ952273A priority patent/CZ227395A3/cs
Publication of JPH08269124A publication Critical patent/JPH08269124A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3482732B2 publication Critical patent/JP3482732B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高剛性成形用プロピレン
・エチレンブロック共重合体の製造方法に関する。さら
に詳しくは、本発明はなんら特別な添加剤を添加しなく
とも高剛性でかつ高耐衝撃性を有する成形品が得られる
該重合体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】汎用樹脂としての結晶性ポリプロピレン
(以下ポリプロピレンということがある)は高い剛性、
硬度、引っ張り強度および耐熱性等を有する。しかしな
がら耐衝撃性が不十分であり、機械的衝撃を受け若しく
は低温で使用される成形品には使用され難い問題点があ
る。また、他の汎用樹脂例えばABS樹脂若しくはハイ
インパクトポリスチレン樹脂と比較した場合、耐衝撃性
のみならず剛性も劣る。ポリプロピレンの具体的用途ひ
いては需要拡大のためには、前述の耐衝撃性のみなら
ず、剛性を今一段と向上させることが要望される。立体
規則性触媒を用いて製造される結晶性ポリプロピレン
は、剛性、耐熱性などに優れた性質を有する反面、衝撃
強度、特に低温における衝撃強度が低いという問題点が
あり、実用上その利用範囲が制約されていた。そこでこ
の問題点を解決する方法として、プロピレンを他のα−
オレフィン例えばエチレンとランダム若しくはブロック
共重合させる方法が知られている。得られたランダム共
重合体はポリプロピレンと比較して特に低温衝撃性の改
良が不十分であり、エチレン含量を高めるに伴って剛
性、強度、耐熱性等が急激に低下する。同じくブロック
共重合体はポリプロピレンと比較して低温衝撃性は著し
く向上する反面、剛性、硬度および耐熱性等は低下す
る。ブロック共重合体の上述の欠点を改善する方法が数
多く提案されている。
【0003】例えば、特開昭50−115296号、同
52−4588号、同53−35879号においては、
プロピレンとエチレンのブロック共重合を多段で実施す
る方法を提案している。また、例えば、特公昭47−8
207号、同49−13231号、同49−13514
号は、触媒に第3成分を添加する改良方法を提案してい
る。さらに特開昭55−764号、同54−15209
5号、同53−29390号、特公昭55−8011号
は特定の触媒を用いる改良方法を提案している。しかし
ながら、前記諸提案は、ポリプロピレン(単独重合体)
に比較して得られるブロック共重合体の剛性の低下の程
度を可能な限り少なくしようとする緩和の為の技術であ
り、未だ該単独重合体と同等以上の剛性値を可能にする
には至っていない。また、特開昭58−201816号
にポリプロピレン同等以上の剛性を有する高剛性プロピ
レン・エチレンブロック共重合体の製造法が提案されて
いるが、耐衝撃性の改善が不十分であった。
【0004】 前述の公知技術の現状に鑑み特殊な添加
剤を加える事なしに高剛性でかつ高耐衝撃性の成形品を
得ることの可能なプロピレン・エチレンブロック共重合
の製造方法を発明すべく鋭意検討した結果、以下に述
べる限定された条件で製造することにより該共重合体が
得られることを見出し本発明に至った。以下の説明から
明らかなように本発明の目的は、高剛性でかつ高耐衝撃
性の成形品に適したプロピレン・エチレンブロック共重
合体の製造方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は下記1)〜5)
より構成される。 1)チタン、マグネシウム、ハロゲン及び多価カルボン
酸エステルを必須成分として含有する固体触媒成分
(A)と有機アルミニウム化合物(B)と一般式R
Si(OR(式中R、Rは炭化水素
基、Rは炭化水素基あるいはヘテロ原子を含む炭化水
素基をしめし、x+y+z=4、0≦x≦2、1≦y≦
3、1≦z≦3である。)で表される有機ケイ素化合物
(C)を組み合わせた触媒系を用い、第1段階として2
槽以上の重合器を直列に用いた重合工程(I)でプロピ
レンの単独重合を実施して全重量の60〜95重量%を
製造し、第2段階として1槽以上の重合器を用いた重合
工程(II)でプロピレンとエチレンの共重合を実施し
てエチレンの含有量が30〜80重量%のプロピレン・
エチレン共重合部を全重量の5〜40重量%製造してな
るプロピレン・エチレンブロック共重合体において、重
合工程(I)の各槽で得られる重合体のメルトフローレ
ートの最高値(以下MFR(h)と言う)と最小値(M
FR(l)と言う)とが、 0.1≦Log(MFR(h)/MFR(l))≦1 … (1) なる関係を有し、重合工程(I)で得られたプロピレン
重合体のアイソタクチックペンタッド分率(P)が0.
96以上、Mw/Mn(Q値)が6以下であり、かつ、
重合工程(I)で得られる重合体のメルトフローレート
(以下MFR(i)と言う)と重合工程(II)で得ら
れる重合体のメルトフローレート(以下MFR(ii)
という)とが 3≦Log(MFR(i)/MFR(ii))≦7 …
(2) なる関係を有する高剛性プロピレン・エチレンブロック
共重合体の製造方法。 2)最終的に得られる重合体のMFRが0.1以上10
0以下である前記第1項に記載の高剛性プロピレン・エ
チレンブロック共重合体の製造方法。 3)炭化水素溶媒中で重合する、前記1)に記載の高剛
性プロピレン・エチレンブロック共重合体の製造方法。 4)前記1)に記載のMFR(h)とMFR(l)とが 0.2≦Log(MFR(h)/MFR(l))≦0.
5 となる関係を有する前記1)に記載の高剛性プロピレン
・エチレンブロック共重合体の製造方法。 5)前記1)に記載のMFR(i)とMFR(ii)と
が 4≦Log(MFR(i)/MFR(ii))≦6 となる関係を有する前記1)に記載の高剛性プロピレン
・エチレンブロック共重合体の製造方法。
【0006】本発明においては、重合触媒として少なく
ともマグネシウム原子、チタン原子、ハロゲン原子、及
び多価カルボン酸エステルを含む固体触媒成分(A)
と、有機アルミニウム化合物(B)と電子供与性化合物
(C)を用いて得られる高立体規則性触媒系を用いる
が、これら触媒について特に制限はなく、公知の種々の
高立体規則性のポリプロピレンを与える触媒系を使用す
ることが可能である。このような固体触媒成分(A)を
製造する方法としては、例えば特開昭50−10838
5号、同50−126590号、同51−20297
号、同51−28189号、同51−64586号、同
51−92885号、同51−136625号、同52
−87489号、同52−100596号、同52−1
47688号、同52−104593号、同53−25
80号、同53−40093号、同53−40094
号、同55−135102号、同55−135103
号、同55−152710号、同56−811号、同5
6−11908号、同56−18606号、同58−8
3006号、同58−138705号、同58−138
706号、同58−138707号、同58−1387
08号、同58−138709号、同58−13871
0号、同58−138715号、同60−23404
号、同61−21109号、同61−37802号、同
61−37803号、同62−104810号、同62
−104811号、同62−104812号、同62−
104813号、同63−54405号等の各公報に開
示された方法に準じて製造することができる。
【0007】上記固体成分(A)において使用される多
価カルボン酸エステルとしてはその具体例として、フタ
ル酸、マレイン酸、置換マロン酸などと炭素数2以上の
アルコールとのエステルである。本発明において上記
(A)に用いられるマグネシウム化合物は種々あるが、
還元能を有するまたは有しないマグネシウム化合物が用
いられる。前者の例としては、ジメチルマグネシウム、
ジエチルマグネシウム、ジプロピルマグネシウム、ジブ
チルマグネシウム、エチル塩化マグネシウム、プロピル
塩化マグネシウム、ブチル塩化マグネシウムなどがあげ
られる。また後者の例としては、塩化マグネシウム、臭
化マグネシウム、ヨウ化マグネシウムのようなハロゲン
化マグネシウム、メトキシ塩化マグネシウム、エトキシ
塩化マグネシウムのようなアルコキシ塩化マグネシウ
ム、エトキシマグネシウム、イソプロポキシマグネシウ
ム、ブトキシマグネシウムのようなアルコキシマグネシ
ウム、ラウリン酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシ
ウムのようなカルボン酸マグネシウムなどを挙げること
ができる。これらの中で特に好ましい化合物はハロゲン
化マグネシウム、アルコキシ塩化マグネシウム、アルコ
キシマグネシウムである。
【0008】本発明において固体触媒成分(A)に用い
られるチタン化合物としては、通常Ti(OR)A
4-A (Rは炭化水素基、Xはハロゲン、0≦A≦4)で
しめされる化合物が最適である。具体的には、TiCl
4 ,TiBr4 などのテトラハロゲン化チタン、Ti
(OCH3 )Cl3 ,Ti(OC25 )Cl3 などの
トリハロゲン化アルコキシチタン、Ti(OCH32
Cl2 ,Ti(OC252 Cl2 などのジハロゲン
化ジアルコキシチタン、Ti(OCH33 Cl,Ti
(OC253 Clなどのモノハロゲン化トリアルコ
キシチタン、Ti(OCH34 ,Ti(OC25
4 などのテトラアルコキシチタンであり、特に好ましい
ものはTiCl4 である。固体触媒成分(A)の調製に
おいて上記チタン化合物、マグネシウム化合物及び多価
カルボン酸エステルの他、更に必要に応じて他の電子供
与体例えばアルコール、エーテル、フェノール、ケイ素
化合物、アルミニウム化合物などを共存させることがで
きる。
【0009】本発明において使用される有機アルミニウ
ム化合物(B)としては、一般式がAlR2 m3 n
3-(m+n) (式中R2 及びR3 は炭化水素基またはアルコ
キシ基を示し、Xはハロゲンを示し、mおよびnは0≦
m≦3、0≦n≦3、1.5≦m+n≦3の任意の数を
示す。)で表される有機アルミニウム化合物を用いるこ
とができる。具体例としては、トリメチルアルミニウ
ム、トリエチルアルミニウム、トリ−n−プロピルアル
ミニウム、トリ−n−ブチルアルミニウム、トリ−i−
ブチルアルミニウム、ジエチルアルミニウムクロライ
ド、ジn−プロピルアルミニウムモノクロライド、ジエ
チルアルミニウムアイオダイド、メチルアルミニウムセ
スキクロライド、エチルアルミニウムセスキクロライ
ド、エトキシジエチルアルミニウムなどをあげることが
できる。これら有機アルミニウム化合物(B)は単独あ
るいは2種類以上を混合して使用することができる。
【0010】本発明において使用される電子供与体成分
(C)としては、一般式R4 x5 ySi(OR6z (式
中R4 ,R6 は炭化水素基、R5 は炭化水素基あるいは
ヘテロ原子を含む炭化水素基をしめし、x+y+z=
4,0≦x≦2,1≦y≦3,1≦z≦3である。)で
表される有機ケイ素化合物が使用できる。その具体例と
してはメチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシ
シラン、メチルトリプロポキシシラン、エチルトリメト
キシシラン、エチルトリエトキシシラン、エチルトリプ
ロポキシシラン、n−プロピルトリメトキシシラン、n
−プロピルトリエトキシシラン、i−プロピルトリメト
キシシラン、i−プロピルトリエトキシシラン、n−ブ
チルトリメトキシシラン、n−ブチルトリエトキシシラ
ン、i−ブチルトリメトキシシラン、i−ブチルトリエ
トキシシラン、t−ブチルトリメトキシシラン、t−ブ
チルトリエトキシシラン、n−ペンチルトリメトキシシ
ラン、n−ペンチルトリエトキシシラン、ネオペンチル
トリメトキシシラン、ネオペンチルトリエトキシシラ
ン、ヘキサデシルトリメトキシシラン、ヘキサデシルト
リエトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチ
ルジエトキシシラン、ジエチルジメトキシシラン、ジエ
チルジエトキシシラン、ジ−n−プロピルジメトキシシ
ラン、ジ−i−プロピルジメトキシシラン、ジ−n−ブ
チルジメトキシシラン、ジ−i−ブチルジメトキシシラ
ン、ジ−t−ブチルジメトキシシラン、ジ−n−ペンチ
ルジメトキシシラン、ジネオペンチルジメトキシシラ
ン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキ
シシラン、ジフェニルジメトキシシラン、ジフェニルジ
エトキシシラン、シクロヘキシルトリメトキシシラン、
シクロヘキシルトリエトキシシラン、ジシクロヘキシル
ジメトキシシラン、ジシクロヘキシルジエトキシシラ
ン、3−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、
3−イソシアナトプロピルトリエトキシシシラン、2−
(3−シクロヘキセニル)エチルトリメトキシシラン等
を例示することができる。これら有機ケイ素化合物は単
独あるいは2種類以上を任意の割合で混合し使用するこ
とができる。この中で特に好ましい有機ケイ素化合物は
ジ−i−プロピルジメトキシシラン、t−ブチルトリエ
トキシシラン、t−ブチルトリメトキシシラン、i−ブ
チルトリメトキシシラン、シクロヘキシルトリメトキシ
シランである。有機ケイ素化合物(C)の好ましい添加
量は該有機アルミニウム化合物(B)に対しモル比
(B)/(C)=1〜15で、添加量が少ないと剛性の
向上が不十分で、多過ぎると触媒活性が低下し実用的で
ない。
【0011】前記固体触媒成分(A)は、ついで有機ア
ルミニウム化合物(B)および前述の有機ケイ素化合物
(C)と組み合わせて触媒としてプロピレンの重合に用
いるか、更に好ましくは、α−オレフィンを反応させて
予備活性化した触媒として用いる。予備活性化は固体触
媒成分(A)中のチタン1モルに対して有機アルミニウ
ム(B)を0.3〜20モルを用い、0〜50℃で1分
〜20時間、α−オレフィンを0.1〜10モル、好ま
しくは0.3〜3モルを反応させる事が望ましい。予備
活性化のためのα−オレフィンの反応は脂肪族または芳
香族炭化水素溶媒中でも、また溶媒を用いないで液化プ
ロピレン、液化ブテン−1等の液化α−オレフィン中で
も行え、エチレン、プロピレン等を気相で反応させるこ
ともできる。また、予め得られたα−オレフィン重合体
または水素を共存させることもできる。さらに、予備活
性化に於いて予め有機シラン化合物(C)を添加するこ
ともできる。予備活性化するために用いるα−オレフィ
ンは、エチレン、プロピレン、ブテン−1、ヘキセン−
1、ヘプテン−1、その他の直鎖モノオレフィン類、4
−メチル−ペンテン−1、2−メチル−ペンテン−1、
3−メチル−ブテン−1等の枝鎖モノオレフィン類、ス
チレン等である。これらのα−オレフィンは重合対象で
あるα−オレフィンを混合して用いても良い。予備活性
化終了後は、溶媒、有機アルミニウム化合物および未反
応α−オレフィン、有機アルミニウム化合物をろ別、デ
カンテーションで除いたり、乾燥して粉粒体として用い
ることもできる。
【0012】このようにして得られた予備活性化された
触媒は、プロピレンをn−ヘキサン、n−ヘプタン、n
−オクタン、ベンゼン、トルエン等の炭化水素溶媒中で
行うスラリー重合、または液化プロピレン中で行うバル
ク重合および気相重合で行うことができる。スラリー重
合の場合、通常重合温度は20〜90℃、好ましくは5
0〜80℃であり、重合圧力は0〜5MPaで実施させ
る。また気相重合の場合、通常重合温度は20〜150
℃であり、重合圧力は0.2〜5MPaで実施される。
分子量コントロールのために通常水素が使用され、最終
的に得られる重合体のMFRが0.1〜1000の範囲
で実施される。
【0013】 重合工程(I)の重合量は最終的に得ら
れるプロピレン・エチレンブロック共重合体全量に対し
60〜95重量%である。重合量が上記範囲より少なす
ぎる場合は製品の剛性面の低下が発生し、多すぎる場合
は低温衝撃強度の改善が不十分となる。重合工程(I)
の重合は、直列に連結した重合器2台以上を用いて実施
し、各槽で得られる重合体のメルトインデックスの最高
値(MFR(h))と最小値(MFR(l))との関係
は、 1≦Log(MFR(h)/MFR(l))≦1 … (1) が好ましく、より好ましくは 0.2≦Log(MFR(h)/MFR(l))≦0.5 … (2) である。該MFRの比が上記式(1)の範囲より小さい
場合は製品の剛性面の低下が発生し、大きい場合は最終
的に得られるプロピレン・エチレンブロック共重合体
引張り伸度と衝撃性が低下し好ましくない。また、重
合工程(I)で得られる重合体のアイソタクチックペン
タッド分率(P)は0.96以上、ゲルパーミエーショ
ンクロマトグラフィー(GPC)で測定した重量平均分
子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比(Q値)が6
以下である。該アイソタクチックペンタッド分率(P)
が本発明より小さい場合は成形品の剛性が低下し、該Q
値が本発明より大きい場合は成形品の耐衝撃性が低下し
好ましくない。
【0014】重合工程(II)は、通常重合温度が20〜
80℃、好ましくは40〜70℃、圧力0〜5MPaで
エチレンとプロピレンを共重合させることにより実施さ
れる。エチレンとプロピレンとの重合器への供給方法な
らびに重合形式は限定されない。分子量コントロールの
ため通常水素が用いられ、気相中の濃度で0.1〜10
モル%で実施される。重合工程(II)の重合は、1台の
重合器又は連結された2台の重合器を用いて実施する。
重合工程(II)で重合した部分中のエチレン含有量は3
0〜80重量%、より好ましくは40〜70重量%であ
る。該エチレン含有量が上記範囲外の場合は得られる重
合体の剛性、耐衝撃性が劣り好ましくない。重合工程
(II)の重合量は最終的に得られる重合体全量に対して
5〜40重量%である。エチレン、プロピレンに更に他
のα−オレフィン、非共役ジエンなども併用してもよ
い。重合工程(I)で得られる重合体のMFR(i)と
重合工程(II)で得られる重合体のMFR(ii)の関係
は 3≦Log(MFR(i)/MFR(ii))≦7 …(2) が好ましく、より好まくは 4≦Log(MFR(i)/MFR(ii))≦6 …(4) である。MFR(i)は、重合工程(I)の重合体のみ
実測値であり、MFR(ii)は第2段階終了後のMFR
実測値{MFR(i+ii)とする}と重合工程(I)の
重合体分率(W1)と重合工程(II)の重合体分率(W
2)からの下式(5)、(6)による計算値である。 LogMFR(T)=W1×LogMFR(i)+W2×LogMFR(ii) …(5) W1+W2=1 …(6) Log(MFR(i)/MFR(ii))が上記式(2)
の範囲外の場合は得られる重合体の耐衝撃性、引張り伸
度が劣り好ましくない。最終的に得られる重合体のMF
Rは0.1〜100の範囲が好ましく、より好ましくは
1〜80の範囲である。該MFRが本発明より小さい場
合は成形性が低下し、該MFRが本発明より大きい場合
は耐衝撃性が低下し好ましくない。
【0015】 本発明で得られる共重合体を用いて得ら
れる成型品の剛性、耐熱性(耐熱剛性、熱変形温度
等)、寸法安定性(成形収縮率、成型品の反り変形性
等)、塗装性及び耐摩耗性等の改善を目的として、本発
明で得られる高剛性プロピレン・エチレンブロック共重
合体に無機フィラーを本発明の目的を損なわない範囲で
配合することができ、該範囲としては、該高剛性プロピ
レン・エチレンブロック共重合体100重量部に対し該
無機フィラーを好ましくは0.1〜30重量部、更に好
ましくは0.1〜25重量部配合することが例示でき
る。該無機フィラーとしては、タルク、炭酸カルシウ
ム、チタン酸カリウムウイスカー、マイカ、ガラス繊
維、硫酸バリウム及び硫酸マグネシウム等が例示でき、
これらを単独又は併用しても良く、該無機フィラーの中
でもタルクが好ましく、平均粒径が5μm以下、好まし
くは耐衝撃性の点で2μm以下であり、10μmを越え
る粒径成分が5重量%以下、好ましくは耐衝撃性の点で
1重量%以下のタルクが更に好ましい。得られる成型品
の耐衝撃性、寸法安定性(線膨張係数、成型品の反り変
形等)及び塗装性等の改善を目的として、本発明で得ら
れる高剛性プロピレン・エチレンブロック共重合体に
晶性若しくは低結晶性エチレン・α−オレフィン共重合
体、ポリエチレン(高密度ポリエチレン、低密度ポリエ
チレン、直鎖状低密度ポリエチレン、超低密度ポリエチ
レン等)又はスチレン系エラストマーを本発明の目的を
損なわない範囲で配合することができ、該範囲として
は、該高剛性プロピレン・エチレンブロック共重合体
00重量部に対し該非晶性又は低結晶性エチレン・α−
オレフィン共重合体を好ましくは1〜20重量部、更に
好ましくは1〜10重量部配合することが例示できる。
該非晶性又は低結晶性エチレン・α―オレフィン共重合
体としては、非晶性エチレン・プロピレン共重合体及び
非晶性エチレン・1−ブテン共重合体等が例示でき、そ
の中でも非晶性エチレン・α−オレフィン共重合体が好
ましい。該非晶性エチレン・α−オレフィン共重合体と
しては、プロピレン含有量が20〜50重量%、好まし
くは20〜35重量%、ムーニー粘度[ML1+4(1
00℃)]が5〜60、好ましくは10〜50並びにM
FR(230℃;21.18N)が0.1〜20g/1
0min、好ましくは0.5〜10g/10minの非
晶性エチレン・プロピレン共重合体が例示できる。ま
た、必要に応じて本発明の目的を損なわない範囲で、本
発明の高剛性プロピレン・エチレンブロック共重合体
に、酸化防止剤、帯電防止剤、着色剤(顔料)、造核
剤、スリップ剤、離型剤、難燃剤、紫外線吸収剤、耐候
剤、可塑剤、ラジカル発生剤等の各種添加剤の1種以上
を配合することができる。
【0016】なお後述の実施例に係る諸物性の分析、測
定法などについて以下に示した。 MFR;ASTM D−1238 (単位;g/10m
in) 230℃、2.16kg荷重 アイソタクチックペンタッド分率(P);macrom
olecules 8687(1975)に基づいて測
定される。13C−NMRを使用し、ポリプロピレン分子
鎖中のペンタッド単位でのアイソタクチック分率であ
る。 平均分子量(Mn,Mw);試料を135℃のオルトジ
クロルベンゼンに溶解させ、ウォータス社製150C型
のGPC(Gel PerminationChrom
atograph)で測定した。使用カラム TSK
GEL GMH6−HT エチレン含量;赤外線吸収スペクトル法による。(単
位;重量%) 重合工程(I)と重合工程(II)の重合量比(W1,W
2);エチレン/プロピレンの反応量比を変化させた共
重合体を予め作り、これを標準サンプルとし、赤外線吸
収スペクトルで検量線を作り、重合工程(II)のエチレ
ン/プロピレン反応量比を求め、更に全ポリマー中のエ
チレン含量から計算した。(重量/重量) 曲げ弾性率;JIS K7203(単位;MPa)に準
拠。 引張強度;JIS K7113(単位;MPa)に準
拠。 引張伸度;JIS K7113(単位;%)に準拠。 HDT;JIS K7207(単位;℃)に準拠。 アイゾット衝撃強度(II);JIS K7110(単
位;J/m)に準拠。 以上に記述したように本発明は、特定の重合条件を用い
ることにより公知技術を大幅に越える効果を達成するこ
とを可能とした物であり、更に具体的に実施例により説
明するが本発明はこれに限定される物ではない。
【0017】
【実施例】
実施例1 (触媒の調製〜固体チタン触媒成分の調製)150gの
マグネシウムエトキサイド、275mlの2−エチルヘ
キシルアルコール及び300mlのトルエン混合物を
0.3MPaの二酸化炭素雰囲気のもとで93℃で3時
間攪はんした後、さらに400mlのトルエンと400
mlのn−デカンを加えた。以下この溶液を炭酸マグネ
シウム溶液と称する。100mlのトルエン、30ml
のクロロベンゼン、9mlのテトラエトキシシラン、
8.5mlの四塩化チタン及び100mlのイソパール
G(平均炭素数10のイソパラフィン系炭化水素、沸点
156〜176℃)を30℃で5分間攪はんし、前記炭
酸マグネシウムを50ml添加した。これを5分間攪は
んした後、22mlのテトラヒドロフランを添加し、6
0℃で1時間攪はんした。攪はんを停止し上澄み液を除
去後、生成した固体を50mlのトルエンで洗浄した。
得られた固体に100mlのクロロベンゼンと100m
lの四塩化チタンを添加し135℃で1時間攪はんし
た。攪はんを停止し、上澄み液を除去後、250mlの
クロロベンゼン、100mlの四塩化チタン及び2.1
mlのフタル酸ジ−n−ブチルを添加し135℃で1.
5時間攪はんした。上澄み液を除去後、600mlのト
ルエン、800mlのイソパールG、400mlのヘキ
サンで順次固体を洗浄して固体触媒成分を採取した。こ
の固体触媒成分の組成はチタン2.3重量%、塩素55
重量%、マグネシウム17重量%及びフタル酸ジ−n−
ブチル7.5重量%であった。
【0018】予備活性化触媒の調整 内容積50Lの傾斜羽根付きステンレス製反応器を窒素
ガスで置換した後、n−ヘキサン40Lを投入し、前記
の固体生成物75g、トリエチルアルミニウム13gを
室温で加えた後、プロピレン100gを120分間かけ
て供給し、未反応プロピレン及びn−ヘキサンを減圧で
除去し、150gの予備活性化触媒を得た。
【0019】重合工程(I) 窒素置換をした内容積500Lのタービン型撹拌羽根付
ステンレス製重合器にn−ヘキサン250Lついでトリ
エチルアルミウム89g、有機ケイ素化合物としてジ−
i−プロピルジメトキシシラン69gを仕込み、ついで
前記予備活性化触媒15gを添加し、器内温度を70℃
に昇温後、全圧0.8MPa、気相部の水素/プロピレ
ン濃度比を0.24に維持しながら、プロピレンと水素
を供給して1時間第1段目の重合を行った後、プロピレ
ンの供給を停止し、器内温度を30℃まで冷却し、水素
と未反応のプロピレンを放出した。ついで重合スラリー
の一部を抜き出し、MFRの測定および重合体中のMg
分の誘導結合プラズマ発光分光分析(ICP法)を行い
触媒単位重量当たりの重合体収量を求めるのに供した。
器内を70℃に昇温後、プロピレンと水素を供給して、
全圧を1.0MPa、気相部の水素/プロピレン濃度比
を0.24に維持しながら1時間第2段目の重合を行っ
た後、プロピレンの供給を停止し、器内温度を30℃ま
で冷却し、水素と未反応のプロピレンを放出した。つい
で重合スラリーの一部を抜き出し、MFRの測定を行う
とともに、重合体中のMg分をICP法により求め、第
2段目の重合体収量を求めた。ついで前述の1段目の該
収量値を用いて第1段目と第2段目の重合量の比率を求
めた。さらに LogMFR=a×LogMFR1 +(1−a)×Lo
gMFR2 a:第1段の重合比率 MFR:第2段終了抜き出し品のMFR MFR1 、MFR2 :第1段目、第2段目のMFR にMFR1 およびMFRの値を代入し第2段目のMFR
2 を求めた。ついで、器内を70℃に昇温後、プロピレ
ンと水素を供給して、全圧を1.2MPa、気相部の水
素/プロピレン濃度比を24%に維持しながら1時間第
3段目の重合を行った後、プロピレンの供給を停止し、
器内温度を30℃まで冷却し、水素と未反応のプロピレ
ンを放出した。ついで重合スラリーの一部を抜き出し、
MFRの測定を行うとともに、重合体中のMg分をIC
P法により求め、第3段目の重合の比率を求めた。さら
に LogMFR=a×LogMFR1 +b×LogMFR
2 +c×LogMFR3 a+b+c=1 a:第1段の重合比率、b:第2段の重合比率、c:第
3段の重合比率 MFR:第3段終了抜き出し品のMFR MFR1 、MFR2 、MFR3 :第1段目、第2段目、
第3段目のMFRにMFR1 、MFR2 およびMFRの
値を代入し第3段目のMFR3 を求めた。
【0020】重合工程(II) 器内温度を60℃に昇温後、エチレンの供給比率が35
重量%となるようにエチレンとプロピレンを2時間連続
的に供給した。エチレンの全供給量は4.5kgであっ
た。重合中は気相水素濃度が1モル%となるように水素
を供給した。2時間重合後エチレンおよびプロピレンの
供給を停止し、器内温度を30℃まで冷却した後未反応
のエチレンおよびプロピレンを放出した。ついで重合器
内にメタノールを50L供給し、器内温度を60℃に昇
温した。30分後、更に20重量%のカセイソーダ水を
0.5L加え20分間攪拌し、純水100L加えた後、
器内温度を30℃に冷却した。水を抜き出した後、更
に300Lの純水を加え10分間攪拌水洗し水を抜き
出した。ついで、ヘキサンスラリーを抜き出し、ろ過、
乾燥した。得られたプロピレン・エチレンブロック共重
合体を分析し、それらの値を表1に示した。
【0021】射出成形品の製造 上記で得られた製品パウダー3.0kgにフェノール系
熱安定剤0.003kg、ステアリン酸カルシウム0.
003kgを加え高速攪拌式混合機(註.ヘンシェルミ
キサー、商品名)で室温下に10分混合し、該混合物を
スクリュウ−径40mmの押出造粒機を用いて造粒し
た。ついで該造粒物を射出成形機で溶融樹脂温度230
℃、金形温度50℃でJIS形のテストピースを作成
し、該テストピースにつき湿度50%室温23℃の室内
で72時間状態調整した。ついで後述、表1のように物
性値を測定した。
【0022】実施例2,3、比較例1 重合工程(I)でジ−i−プロピルジメトキシシランの
添加量を27.4g、13.7g、6.9gに変更した
以外は実施例1と同様に行った結果を表1に示す。重合
工程(I)で得られた重合体のアイソタクチックペンタ
ッド分率(P)が本発明より小さい場合は成形品の剛性
が劣る。
【0023】
【表1】
【0024】実施例4 重合工程(I)で1段目、2段目、3段目の気相部の水
素/プロピレン濃度比をそれぞれ0.3、0.23、
0.16に変更した以外は実施例2と同様に行った結果
を表2に示す。
【0025】実施例5 重合工程(I)で1段目、2段目の気相部の水素/プロ
ピレン濃度比をそれぞれ0.22に変更し、第3段目の
重合を省略した以外は実施例4と同様に行った結果を表
2に示す。
【0026】比較例2 重合工程(I)で1段目、2段目の気相部の水素/プロ
ピレン濃度比をそれぞれ0.21、0.23に、各段の
重合時間を1.5時間に変更した以外は実施例5と同様
に行った結果を表2に示す。Log(MFR(h)/M
FR(l))の値が本発明より小さいため、成形品の剛
性が実施例5より劣る。
【0027】比較例3 重合工程(I)で1段目の水素/プロピレン濃度比を
0.18に、重合時間を3時間に変更し、2段目、3段
目の重合を省略した以外は実施例4と同様に行った結果
を表2に示す。実施例4に比べ成形品の剛性が劣る。
【0028】比較例4 重合工程(I)で1段目、2段目、3段目の気相部の水
素/プロピレン濃度比をそれぞれ0.45、0.23、
0.10に変更した以外は実施例4と同様に行った結果
を表2に示す。Log(MFR(h)/MFR(l))
の値が本発明より大きいため、成形品の引っ張り伸度と
耐衝撃性が実施例4より劣る。
【0029】
【表2】
【0030】実施例6 重合工程(I)で1段目、2段目、3段目の気相部の水
素/プロピレン濃度比を0.35に、重合工程(II)の
気相水素濃度を0.2モル%に変更した以外は実施例2
と同様に行った結果を表3に示す。
【0031】実施例7 重合工程(I)で1段目、2段目、3段目の気相部の水
素/プロピレン濃度比を0.20に、重合工程(II)の
気相水素濃度を3モル%に変更した以外は実施例2と同
様に行った結果を表3に示す。
【0032】比較例5 重合工程(I)で1段目、2段目、3段目の気相部の水
素/プロピレン濃度比を0.60に、重合工程(II)の
気相水素濃度を0.05モル%に変更した以外は実施例
2と同様に行った結果を表3に示す。重合工程(I)と
重合工程(II)のMFR比Log(MFR(i)/MF
R(ii))が本発明より大きいため耐衝撃性が実施例2
より劣る。
【0033】比較例6 重合工程(I)で1段目、2段目、3段目の気相部の水
素/プロピレン濃度比をそれぞれ0.18に、重合工程
(II)の気相水素濃度を10モル%に変更した以外は実
施例2と同様に行った結果を表3に示す。重合工程
(I)と重合工程(II)のMFR比Log(MFR
(i)/MFR(ii))が本発明より小さいため剛性、
耐衝撃性、引っ張り伸度が実施例2より劣る。
【0034】
【表3】
【0035】実施例8 重合工程(I)で1段目、2段目、3段目の気相部の水
素/プロピレン濃度比を0.08に、重合工程(II)の
気相水素濃度を0.5モル%に、エチレンの全供給量を
2kgに変更した以外は実施例3と同様に行った結果を
表4に示す。
【0036】実施例9 重合工程(I)で1段目、2段目、3段目の気相部の水
素/プロピレン濃度比を0.17に、重合工程(II)の
気相水素濃度を0.5モル%に、エチレンの供給比率を
65重量%に、エチレンの全供給量を7kgに変更した
以外は実施例3と同様に行った結果を表4に示す。
【0037】比較例7 固体触媒成分(A)の調整で電子供与体としてエチルベ
ンゾエートを使用した以外は実施例9と同様に行った結
果を表4に示す。実施例9に比べ剛性および耐衝撃性が
著しく劣る。
【0038】比較例8 固体触媒成分(A)として特開昭58−201816の
実施例に記載されている還元型触媒を、有機アルミニウ
ム化合物(B)としてジエチルアルミニウムクロライド
を、有機ケイ素化合物(C)の代わりにp−トルイル酸
メチルを使用した以外は実施例9と同様に行った結果を
表4に示す。実施例9に比べ剛性、引っ張り伸度、耐衝
撃性が劣る。
【0039】
【表4】
【0040】実施例10〜14 有機ケイ素化合物としてt−ブチルトリメトキシシラ
ン、t−ブチルトリエトキシシラン、i−ブチルトリメ
トキシシラン、シクロヘキシルトリメトキシシラン、ジ
−i−ブチルジメトキシシランを使用した以外は実施例
2と同様に行った結果を表5に示す。
【0041】
【表5】
【0042】比較例9〜12 有機ケイ素化合物の代わりに電子供与体としてp−トル
イル酸メチル、トリエチルアミン、アセトフェノン、ジ
エチレングリコールジメチルエーテルを使用した以外は
実施例2と同様に行った結果を表6に示す。実施例2に
比べ剛性が劣る。
【0043】
【表6】
【0044】実施例15、比較例13,14 重合工程(II)のエチレン供給比率をそれぞれ25重量
%、15重量%、90重量%に、エチレンの全供給量を
3.5kg、2.5kg、7.0kgに変更した以外は
実施例1と同様に行った結果を表7に示す。実施例15
に比べ、比較例13は重合工程(II)で重合した部分中
に占めるエチレン分含量が本発明より小さいため成形品
の剛性と耐衝撃性が劣り、比較例14は該エチレン分含
量が大きいため引張り伸度と耐衝撃性が劣る。
【0045】
【表7】
【0046】実施例16 実施例2で得られたプロピレン・エチレンブロック共重
合体の製品パウダー3.0kgにフェノール系熱安定剤
0.003kg、ステアリン酸カルシウム0.003k
g、カサ比重0.39で平均粒径が10μmのタルク
0.03kgを加え高速攪拌式混合機(註.ヘンシェル
ミキサー、商品名)で室温下に10分混合し、該混合物
をスクリュウー径40mmの押出造粒機を用いて造粒し
た。ついて該造粒物を射出成形機で溶融樹脂温度230
℃、金型温度50℃でJIS形のテストピースを作成
し、該テストピースにつき湿度50%室温23℃の室内
で72時間状態調整した。ついで物性値を測定したとこ
ろ、曲げ弾性率1750MPa、引張り強度38MP
a、引張り伸度380%、HDT127℃、アイゾット
・インパクト119J/mであった。
【0047】実施例17 実施例2で得られたプロピレン・エチレンブロック共重
合体の製品パウダー3.0kgにフェノール系熱安定剤
0.003kg、ステアリン酸カルシウム0.003k
g、カサ比重0.12cm/gで平均粒径が1.3μ
mのタルク0.15kgを加えた以外は実施例16と同
様に行い、ついで物性値を測定したところ曲げ弾性率
1870MPa、引張り強度38MPa、引張り伸度3
80%、HDT131℃、アイゾット・インパクト98
J/mであった。
【0048】実施例18 実施例2で得られたプロピレン・エチレンブロック共重
合体の製品パウダー3.0kgにフェノール系熱安定剤
0.003kg、ステアリン酸カルシウム0.003k
g、非晶性エチレン・α−オレフィン共重合体として
は、プロピレン含有量が26重量%、ムーニー粘度[M
L1+4(100℃)]が24の非晶性エチレン・プロ
ピレン共重合体0.006kgを加えた以外は実施例1
6と同様に行い、ついで物性値を測定したところ曲げ
弾性率1430MPa、引張り強度36MPa、引張り
伸度490%、HDT115℃、アイゾット・インパク
ト121J/mであった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の製造方法を示す製造工程図(フロー
シート)である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−116618(JP,A) 特開 昭62−149711(JP,A) 特開 平1−101356(JP,A) 特開 平8−59766(JP,A) 特開 平7−133329(JP,A) 特開 平8−157522(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 4/64 - 4/658

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チタン、マグネシウム、ハロゲン及び多
    価カルボン酸エステルを必須成分として含有する固体触
    媒成分(A)と有機アルミニウム化合物(B)と一般式
    Si(OR(式中R、Rは炭化
    水素基、Rは炭化水素基あるいはヘテロ原子を含む炭
    化水素基をしめし、x+y+z=4、0≦x≦2、1≦
    y≦3、1≦z≦3である。)で表される有機ケイ素化
    合物(C)を組み合わせた触媒系を用い、第1段階とし
    て2槽以上の重合器を直列に用いた重合工程(I)でプ
    ロピレンの単独重合を実施して全重量の60〜95重量
    %を製造し、第2段階として1槽以上の重合器を用いた
    重合工程(II)でプロピレンとエチレンの共重合を実
    施してエチレンの含有量が30〜80重量%のプロピレ
    ン・エチレン共重合部を全重量の5〜40重量%製造し
    てなるプロピレン・エチレンブロック共重合体におい
    て、重合工程(I)の各槽で得られる重合体のメルトフ
    ローレートの最高値(以下MFR(h)と言う)と最小
    値(MFR(l)と言う)とが、 0.1≦Log(MFR(h)/MFR(l))≦1 … (1) なる関係を有し、重合工程(I)で得られたプロピレン
    重合体のアイソタクチックペンタッド分率(P)が0.
    96以上、Mw/Mn(Q値)が6以下であり、かつ、
    重合工程(I)で得られる重合体のメルトフローレート
    (以下MFR(i)と言う)と重合工程(II)で得ら
    れる重合体のメルトフローレート(以下MFR(ii)
    という)とが 3≦Log(MFR(i)/MFR(ii))≦7 …
    (2) なる関係を有する高剛性プロピレン・エチレンブロック
    共重合体の製造方法。
  2. 【請求項2】 最終的に得られる重合体のMFRが0.
    1以上100以下である請求項1に記載の高剛性プロピ
    レン・エチレンブロック共重合体の製造方法。
  3. 【請求項3】 炭化水素溶媒中で重合する、請求項1に
    記載の高剛性プロピレン・エチレンブロック共重合体の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のMFR(h)とMFR
    (l)とが 0.2≦Log(MFR(h)/MFR(l))≦0.
    5 となる関係を有する請求項1に記載の高剛性プロピレン
    ・エチレンブロック共重合体の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のMFR(i)とMFR
    (ii)とが 4≦Log(MFR(i)/MFR(ii))≦6 となる関係を有する請求項1に記載の高剛性プロピレン
    ・エチレンブロック共重合体の製造方法。
JP10010695A 1994-08-18 1995-03-31 高剛性プロピレン・エチレンブロック共重合体の製造方法 Expired - Fee Related JP3482732B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10010695A JP3482732B2 (ja) 1995-03-31 1995-03-31 高剛性プロピレン・エチレンブロック共重合体の製造方法
KR1019950020056A KR100341040B1 (ko) 1994-08-18 1995-07-08 고강성프로필렌-에틸렌블록공중합체조성물및이의제조방법
DE69502784T DE69502784T2 (de) 1994-08-18 1995-08-04 Eine hochsteife Zusammensetzung aus"Propylen-Ethylen-Blockcopolymer"und ein Verfahren zu ihrer Herstellung
EP95112296A EP0700943B1 (en) 1994-08-18 1995-08-04 A highly stiff propylene-ethylene block copolymer composition and a process for producing the same
US08/516,089 US5672658A (en) 1994-08-18 1995-08-17 Highly stiff propylene-ethylene block copolymer composition and a process for producing the same
CZ952273A CZ227395A3 (en) 1995-03-31 1995-09-05 Composition of highly solid propylene-ethylene block copolymer and process for preparing thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10010695A JP3482732B2 (ja) 1995-03-31 1995-03-31 高剛性プロピレン・エチレンブロック共重合体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08269124A JPH08269124A (ja) 1996-10-15
JP3482732B2 true JP3482732B2 (ja) 2004-01-06

Family

ID=14265139

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10010695A Expired - Fee Related JP3482732B2 (ja) 1994-08-18 1995-03-31 高剛性プロピレン・エチレンブロック共重合体の製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3482732B2 (ja)
CZ (1) CZ227395A3 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6204336B1 (en) 1996-04-08 2001-03-20 Sumitomo Chemical Company High-rigidity ethylene/propylene block copolymer and process for the production thereof
KR20020046389A (ko) * 2000-12-13 2002-06-21 유현식 폴리프로필렌계 수지 조성물
JP5502252B2 (ja) 2001-02-16 2014-05-28 マツダ株式会社 長繊維強化ポリプロピレン樹脂組成物
JP2002241452A (ja) * 2001-02-21 2002-08-28 Chisso Corp プロピレン・エチレンブロック共重合体組成物およびこれを用いて得られる成形品
KR101133359B1 (ko) * 2007-07-13 2012-04-06 에스케이종합화학 주식회사 유동성, 강성 및 충격강도가 우수한 에틸렌-프로필렌블록공중합체계 폴리프로필렌 수지 조성물
JP5454107B2 (ja) * 2008-12-25 2014-03-26 住友化学株式会社 プロピレン系ブロック共重合体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CZ227395A3 (en) 1996-10-16
JPH08269124A (ja) 1996-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100341040B1 (ko) 고강성프로필렌-에틸렌블록공중합체조성물및이의제조방법
KR100474452B1 (ko) 프로필렌-에틸렌랜덤공중합체,이의제조방법및이의필름
JPH0782437A (ja) 剛性および衝撃強度の高度のバランスを有するポリオレフィン組成物
EP0497590B1 (en) Highly crystalline polypropylene for forming film
WO2018117271A1 (en) Masterbatch composition
JP3508187B2 (ja) プロピレン・エチレンブロック共重合体の連続製造法
JP3355864B2 (ja) 高剛性プロピレン・エチレンブロック共重合体の連続製造法
JP3482732B2 (ja) 高剛性プロピレン・エチレンブロック共重合体の製造方法
JP3355806B2 (ja) 高剛性プロピレン・エチレンブロック共重合体の製造法
EP0478117B1 (en) Process for preparing propylene block copolymers
JPH0410889B2 (ja)
JP3344842B2 (ja) ポリプロピレン系樹脂組成物およびその製造方法
CN1141305A (zh) α-烯烃聚合催化剂和生产α-烯烃聚合物的方法
JP2988227B2 (ja) オレフィン重合体の製造方法およびオレフィンの重合用触媒
JPH0977953A (ja) ポリオレフィン系樹脂組成物
JP3385687B2 (ja) プロピレンブロック共重合体の製造方法
KR100431637B1 (ko) 올레핀 중합방법 및 고용융장력의 수지조성물
JP2002241452A (ja) プロピレン・エチレンブロック共重合体組成物およびこれを用いて得られる成形品
JP2022102090A (ja) 自動車内装部品用ポリプロピレン系樹脂組成物、その製造方法及び自動車内装部品用成形体
JP3452668B2 (ja) 無機フィラー強化樹脂組成物
JP2003321583A (ja) ポリエチレン樹脂組成物
JP3182130B2 (ja) オレフィン重合体の製造方法
JP3452669B2 (ja) 無機フィラー強化樹脂組成物
JP3070368B2 (ja) α−オレフィン重合体およびα−オレフィン重合用触媒ならびにα−オレフィン重合体の製造方法
JP2003160684A (ja) ポリプロピレン樹脂成形体

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071017

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081017

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091017

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101017

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 8

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131017

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees