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JP3482829B2 - 重量式充填装置 - Google Patents
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JP3482829B2 - 重量式充填装置 - Google Patents

重量式充填装置

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JP3482829B2
JP3482829B2 JP21910597A JP21910597A JP3482829B2 JP 3482829 B2 JP3482829 B2 JP 3482829B2 JP 21910597 A JP21910597 A JP 21910597A JP 21910597 A JP21910597 A JP 21910597A JP 3482829 B2 JP3482829 B2 JP 3482829B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はロードセルによって
重量を計測しつつ充填する重量式充填装置に係り、特
に、シリンジ等のように自立させて搬送することが不可
能な容器に充填を行なう重量式充填装置に関するもので
ある。 【0002】 【従来の技術】シリンジのように自立させて搬送するこ
とができない容器に液体を充填する場合には、通常は、
キャリアと呼ばれる容器保持具内に収容して搬送し充填
を行なう。特開平8−168528号には、このような
シリンジに薬液を充填する装置が開示されている。この
装置では、シリンジ1を正立させた状態、すなわち予め
トップキャップが打栓された注射針取付け口1bを下側
に向け、本体の大径筒状部1aの開口側1cを上方に向
けた状態で、キャリア40内に収容し、キャリア40ご
と搬送して充填機44に供給する。充填機44内では、
キャリア40に保持されているシリンジ1の上方開口部
1cから充填ノズルを挿入して、このシリンジ1内に薬
液を注入する。 【0003】前記のようにキャリア内にシリンジ等の容
器を収容して搬送する構成では、シリンジをキャリア内
に挿入する装置やキャリア内からシリンジを抜き取る装
置が必要であり、構造が複雑になるとともにコスト高で
ある。また、充填が終了した後シリンジを取出したキャ
リアを、再びシリンジ挿入部側へ戻さなければならない
ので、キャリアのリターン用のコンベヤを設けなければ
ならず、大きなスペースが必要である。さらに、前記の
ような充填機では、多数の容器を連続的に搬送して充填
を行なうものであるから、多数のキャリアを用意する必
要があり、また、これらのキャリアをすべて滅菌しなけ
ればならないため、作業効率が悪く、しかもコスト高で
ある。従って、キャリアを使わずに容器を搬送し充填を
行なうことが好ましい。 【0004】キャリアを使用せずに、シリンジのような
自立できない容器を搬送し、充填を行なう方法として、
いわゆるネック搬送が行なわれている。例えばシリンジ
の場合には、プランジャロッド挿入側に形成されている
フランジを下側から引っ掛けて吊下げた状態で搬送を行
なう。このようなネック搬送で、ロードセルによって重
量を計測しつつ充填する重量充填を行なう場合には、従
来は、シリンジのネック(フランジ)を引っ掛けるネッ
クガイドにロードセルを連結している。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】前述のように、シリン
ジ等の容器を保持するネックガイドにロードセルを連結
する構成では、各ネックガイドにそれぞれ対応してロー
ドセルを設ける必要がありコスト高であるという問題が
あり、また、ネックガイドとロードセルとが一体の構成
の場合には、この充填機内にキャッパ等の別の装置を組
み込むことは不可能であった。 【0006】本発明は前記欠点を除くためになされたも
ので、キャリアを使わずに容器を搬送し、しかも、ロー
ドセルを充填ステーションにだけ設けて、重量充填を行
なうことができる重量式充填装置を提供することを目的
とするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明に係る重量式充填
装置は、容器を支持する支持部を有し、間欠的に回転す
るホイールと、このホイールの外周側に配置され、ホイ
ールの支持部とともに容器を支持する外周ガイドと、前
記ホイールの回転経路中の充填ステーションに設けられ
た充填ノズルと、充填ノズルの下方に設けられたロード
セルと、このロードセルに連結された容器保持部材と、
前記ホイールおよび外周ガイドとロードセルとを相対的
に昇降させる昇降手段と、前記ホイールおよび外周ガイ
ドを開閉させる開閉手段とを備え、容器を支持したホイ
ールが充填ステーションに到達したときに、前記ホイー
ルおよび外周ガイドを下降させ、または、ロードセルを
上昇させ、かつホイールと外周ガイドを開放することに
より、容器を保持部材に保持させた状態にして充填を行
なうようにしたものである。 【0008】前記重量式充填装置では、容器を支持する
ホイールが充填ステーションに到達して停止すると、こ
のホイールと向かい側の外周ガイドがともに下降し、ま
たはロードセルが上昇することにより、ロードセルに連
結されている容器保持部材内に容器を保持させる。さら
に、ホイールと外周ガイドとを開放して容器を離す。こ
の状態で充填ノズルによって容器内に内容物を充填す
る。ロードセルは充填ステーションにだけ設けられてお
り、その他の領域には、キャッパ等の別の構成の装置を
設けることもできる。また、充填時には、容器が、この
容器を支持搬送していた部材、すなわち、ホイールおよ
び外周ガイドから完全に離れているので、充填量に誤差
が生ずることがない。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り本発明を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係
る重量式充填装置の全体の構成を示す平面図、図2はこ
の重量式充填装置の正面図、図3はこの重量式充填装置
によって薬液が充填されるシリンジ1の一例を示す正面
図である。シリンジ1は、円筒状の長い本体部1aと、
その先端部(図の左端部)に設けられた細い筒状の開口
を有する注射針取付口1bと、後に注射器として使用す
る際にプランジャロッドが挿入される大径開口部1cと
を有しており、このプランジャロッド挿入側の開口部1
cの周囲にフランジ1dが形成されている。 【0010】前記シリンジ1は、大径開口部1c側を上
にした正立状態で、フランジ1dの下面側を支持され
て、コンベヤ2によって連続的に搬送される。これらシ
リンジ1は、入口スクリュー4によって所定の間隔に位
置決めされ、取出しホイール6に受渡される。この取出
しホイール6には、トップキャップ(前記注射針取付口
1bに装着するキャップ)のキャッピングを行なうトッ
プキャップ打栓機8が設けられており、前記入口スクリ
ュー4からシリンジ1を受け取るとともに、トップキャ
ップフィーダー10から供給されたトップキャップを取
出し、回転搬送する間にキャッピングを行なう。 【0011】下方を向いている注射針取付口1bにトッ
プキャップが打栓されたシリンジ1は、取出しホイール
6から、回転体12に取付けられたメインホイール14
に引渡される。メインホイール14は、同じ長さを有す
る複数枚(この実施例では6枚)の円弧状のプレート1
5に分割されており、この円弧状プレート15の一枚の
長さ分づつ、すなわち、この実施例では60°ずつ間欠
的に回転する。なお、メインホイール14にシリンジ1
を引渡す取出しホイール6およびこの取出しホイール6
にシリンジ1を供給する入口スクリュー4は、このメイ
ンホイール14と同期して回転していることはいうまで
もない。 【0012】この重量式充填装置には、第一および第二
の二つの充填ステーションA,Bと、一つのガスケット
打栓ステーションCが設けられており、前記シリンジ1
が充填ステーションA,Bに停止している間に、ロード
セルによって充填重量を計測しつつ充填ノズル16から
内容液の充填を行ない、その後、ガスケット打栓ステー
ションCに停止している間に、ガスケット打栓機18に
よってガスケットフィーダー20から供給されたガスケ
ットを取出して打栓を行なう。なお、この実施例では、
充填ステーションA,Bが二ケ所設けられているが、容
量の大きいシリンジ1の場合に二回に分けて充填を行な
うもので、小容量のシリンジの場合には、一つの充填ス
テーションAまたはBだけで充填を行なうようにすれば
良い。 【0013】前記充填ステーションA,Bで内容液が充
填され、ガスケット打栓ステーションCで大径側開口部
1cからガスケットが打栓されたシリンジ1は、このメ
インホイール14が取付けられている回転体12と同期
回転している出口スターホイール22に引渡されて、こ
の重量式充填装置から排出され、搬送コンベヤ24によ
って次の工程に送られる。なお、充填量の異常や、キャ
ッピング不良等のシリンジ1があった場合には、このシ
リンジ1は、出口スターホイール22の停止中にリジェ
クト装置25によって抜き取られて排出される。 【0014】次に、図1ないし図7により、前記メイン
ホイール14と、充填ステーションA,Bにメインホイ
ール14と向かい合うようにして配置された外周ガイド
26について説明する。中央の固定軸28(図5参照)
の周囲に回転体12が回転自在に支持されている。この
回転体12は、固定軸28の周囲に嵌合された回転筒3
0と、回転筒30の外周に固定されたロータリテーブル
32と、回転筒30の上端に固定された円形の上部プレ
ート34から成っている。前記ロータリテーブル32の
外周部に、円周方向等間隔で六本の筒体36が取付けら
れている。各筒体36内には、昇降可能なメインホイー
ル取付け軸38が摺動自在に嵌合している。これらメイ
ンホイール取付け軸38の下端には、それぞれカムフォ
ロア40が取付けられており、これらカムフォロア40
が、昇降カム42および下方の基台44上に固定された
固定カム46に接している。昇降カム42は、前記充填
ステーションA,Bの位置に配置されており(図7参
照)、後に説明する昇降機構48によって昇降されるよ
うになっている。そして円周上の、昇降カム42以外の
部分には固定カム46が配置されている。この昇降カム
42の上昇位置では、図6に示すように、そのカム溝4
2aの下面が固定カム46のカム面46aの高さに一致
している。 【0015】各メインホイール取付け軸38の上端に
は、それぞれ、メインホイール14を構成する円弧状プ
レート15を摺動自在に支持するスライドベース50
と、下方に延びる外筒51が固定されている。このスラ
イドベース50の上面には、メインホイール14の回転
中心O1 を通る線と平行な二本のガイドレール52が固
定されている。スライドベース50上には、円弧状プレ
ート15が固定された摺動板54が載っている(図4お
よび図5参照)。この摺動板54の下面には、前記スラ
イドベース50上の各ガイドレール52を両側から挟む
摺動体56が固定されており、これら摺動体56がガイ
ドレール52に沿って摺動することにより、スライドベ
ース54および円弧状プレート15が、回転体12の半
径方向に進退動するようになっている。 【0016】メインホイール14を構成する各円弧状プ
レート15の前面(外周側の面)には、円周方向等間隔
でシリンジ1の本体部1aを受入れる半円弧状のポケッ
ト15aが等間隔で四個ずつ形成されている。また、こ
のメインホイール14を構成する各円弧状プレート15
は、連結部材58によって上下に連結された二枚のプレ
ート15A,15Bから成っている(図5参照)。 【0017】メインホイール14の内周側に固定されて
いる摺動板54の背後(半径方向内周側)には、L字状
に折曲げられたアーム60が固定されており、このアー
ム60の下端にカムフォロア62が取付けられている。
一方、回転体12の中心に位置する回転筒30には、各
円弧状プレート15に対応する位置に、それぞれ直立し
たカムプレート64が取付けられている。これら各カム
プレート64には開閉用溝カム64aが形成されてお
り、前記アーム60に取付けられている各カムフォロア
62がこの溝カム64aに係合している。この開閉用溝
カム64aの形状は、上部が垂直であり、下端部付近が
半径方向内方へ向けて湾曲している。従って、アーム6
0に取付けられたカムフォロア62がこの溝カム64a
に沿って下降すると、摺動板54およびメインホイール
14の円弧状プレート15はその位置のまま垂直に下降
した後、下降行程の終端付近で、半径方向内方へ向けて
移動する。 【0018】充填ステーションA,Bが設けられている
位置の、メインホイール14の外周側には、円弧状プレ
ート15のポケット15aに支持されているシリンジ1
の外周側を支持する外周ガイド26が配設されている
(図6参照)。ロータリテーブル32の外側には、固定
枠66が配置されており、この固定枠66に二本の垂直
な筒体68が固定されている。これら筒体68には、前
記回転体12のロータリテーブル32に固定されている
筒体36と同様に、昇降可能な外周ガイド取付け軸70
が摺動自在に嵌合している。外周ガイド取付け軸70の
下端部の筒体68から突出している部分にはローラ72
が取付けられ、後に説明するボールナット74に固定し
た昇降枠76に係合している。 【0019】一方、外周ガイド取付け軸70の上端に
は、メインホイール14が取付けられているメインホイ
ール取付け軸38上に固定されたスライドベース50と
同様のスライドベース78と、前記筒体68よりも大径
の下方を向いた外筒80とが固定されている。前記スラ
イドベース78の上面には、メインホイール14の回転
中心O1 を通る線と平行な二本のガイドレール82が固
定されている。スライドベース78上には、内周面(メ
インホイール14側の面)が、メインホイール14の外
周と同心の円弧状をした外周ガイド26が載置されてい
る。この外周ガイド26の下面には、前記スライドベー
ス78上の各ガイドレール82を両側から挟む摺動体8
4が固定されており、これら摺動体84がガイドレール
82に沿って摺動することにより、前記外周ガイド26
がメインホイール14の半径方向に進退動するようにな
っている。 【0020】スライドベース78上に進退動可能に載置
されている外周ガイド26の背後には、L字状に折曲ら
れたアーム86が固定されており、このアーム86の下
端にカムフォロア88が取付けられている。一方、前記
固定枠66の上面の、筒体68よりも後方(半径方向外
方側)には、支柱90を介して垂直なカムプレート92
が取付けられている。これら各カムプレート92には開
閉用溝カム92aが形成されており、前記アーム86に
取付けられているカムフォロア88がこの溝カム92a
に係合している。この開閉用溝カム92aの形状は、上
部が垂直であり、下端部付近が半径方向外方へ向けて湾
曲している。従って、カムフォロア88がこの溝カム9
2aに沿って下降すると、外周ガイド26は同位置で垂
直に下降した後、その下降の終端付近で、半径方向外方
へ向けて、すなわち、メインホイール14から遠ざかる
方向へ移動する。 【0021】前述のように、メインホイール14側の支
持プレート54は、メインホイール取付け軸38が下降
すると一体的に下降した後、メインホイール14の半径
方向内方へ移動するようになっているので、メインホイ
ール取付け軸38と外周ガイド取付け軸70を同時に下
降させると、それぞれの上方に設けられているメインホ
イール14の円弧状プレート15と外周ガイド26と
が、同時に下降した後、互いに離隔する。また逆に、両
取付けロッド38,68を同時に上昇させると、メイン
ホイール14の円弧状プレート15と外周ガイド26と
が、互いに接近した後、その位置で上昇する。 【0022】次に、前記メインホイール取付け軸38と
外周ガイド取付け軸70を昇降させる昇降機構48の構
成について、図6および図7により説明する。本充填装
置の基台44上に、垂直なボールねじ94が上下のベア
リング96,97を介して回転自在に支持されている。
ボールねじ94の下端部にはプーリ98が取付けられて
おり、このプーリ98と、昇降用サーボモータ100の
駆動シャフト100aに取付けられたプーリ102との
間にタイミングベルト104が掛け回されて回転を伝達
される。このボールねじ94には、多数の循環するボー
ルを介してボールナット74が螺合されており、ボール
ねじ94の回転によりボールナット74が昇降する。 【0023】ボールナット74には、前述のように昇降
枠76が固定され、この昇降枠76内に外周ガイド取付
け軸70の下端部に取付けられたローラ72が係合して
いるので、ボールナット74が昇降すると、外周ガイド
取付け軸70も一体的に昇降する。また、前記ボールナ
ット74の回転体12側には、連結プレート106,1
07が取付けられ、この連結プレート106,107に
前記昇降カム42が連結されており、ボールナット74
が昇降すると、連結プレート106,107を介して昇
降カム42も一体的に昇降する。 【0024】従って、サーボモータ100が駆動される
と、その回転が、プーリ102、タイミングベルト10
4およびプーリ98を介してボールねじ94に伝達され
てボールねじ94が回転する。ボールねじ94が回転す
ると、このボールねじ94に螺合されているボールナッ
ト74が昇降する。ボールナット74は、昇降枠76お
よびローラ72を介して外周ガイド取付け軸70に連結
され、また、連結プレート106,107に連結された
昇降カム42およびカムフォロア40を介してメインホ
イール取付け軸38に連結されており、両取付け軸3
8,70が同時に昇降する。両取付け軸38,70が同
時に昇降すると、これら両取付け軸38,70の上端に
ぞれぞれ取付けられているメインホイール14の円弧状
プレート15と外周ガイド26とが互いに接近し、ま
た、離隔する。なお、前記連結プレート106,107
の下面には、薄型エアシリンダ108の作動ロッド10
8aが固定されており、このエアシリンダ108に微弱
なエアを作用させておくことにより、連結プレート10
6,107および昇降カム42が安定して昇降できるよ
うに支持している。 【0025】前記第一および第二充填ステーションA,
Bには、それぞれ、メインホイール14を構成する円弧
状プレート15の一つが停止するようになっており、各
円弧状プレート15には、それぞれ四本のシリンジ1
が、向かい側の外周ガイド26との間に支持される。各
充填ステーションA,Bのシリンジ1が停止する位置の
上方には、それぞれ充填ノズル16(図1および図2参
照)が配置されており、これら充填ノズル16を介して
シリンジ1内に薬液が充填される。 【0026】前記各充填ノズル16の下方には、それぞ
れロードセル112が配設されている。これら各ロード
セル112上には、シリンジ1を収容し直立して保持で
きるシリンジ受けカップ114が取付けられている(図
2参照)。このシリンジ受けカップ114は着脱可能に
なっており、シリンジ1のサイズ等に応じて適当なサイ
ズ・形状のものを取付けて使用する。なお、図5および
図6はシリンジ受けカップ114を取外した状態を示
す。 【0027】次に、前記構成に係る重量式充填装置の作
動について説明する。フランジ1dの下面側を支持され
て吊下げられた状態で、コンベヤ2によって連続的に搬
送されてきたシリンジ1は、入口スクリュー4によって
所定の間隔をあけられ、四本を一単位として取出しホイ
ール6に引渡される。シリンジ1が取出しホイール6に
よって回転搬送される間に、トップキャップ打栓機8が
トップキャップフィーダー10から供給されたトップキ
ャップを取出して、下方の注射針取付口1bに打栓す
る。トップキャップが打栓されたシリンジ1は、メイン
ホイール14と同期して間欠的に回転している取出しホ
イール6から、メインホイール14の各円弧状プレート
15に四本づつ引渡される。 【0028】メインホイール14は、円弧状プレート1
5一枚分ずつ、すなわちシリンジ1が四本分ずつ回転し
停止する。向かい合う外周ガイド26とともにシリンジ
1を吊下げて支持している円弧状プレート15が、充填
ステーションA,Bに停止すると、昇降機構48のサー
ボモータ100が作動してボールねじ94を回転させ
る。ボールねじ94の回転によってボールナット74が
下降し、このボールナット74に取付けられている昇降
枠76がローラ72を下降させることにより、外周ガイ
ド取付け軸70を下降させる。ボールナット74の下降
によって同時に昇降カム42が下降され、この昇降カム
42に係合しているカムフォロア40およびメインホイ
ール取付け軸38を下降させる。これら両取付け軸3
8,70は、同時に同量だけ下降する。 【0029】メインホイール取付け軸38と外周ガイド
取付け軸70とが下降すると、これらの上方にスライド
可能に載置されているメインホイール14(円弧状プレ
ート15)と外周ガイド26の後方側に取付けられてい
るそれぞれのカムフォロア62,88が、昇降用溝カム
64a,92a内を下方へ移動する。両昇降用溝カム6
4a,92aとも上部は垂直方向を向いて形成されてお
り、メインホイール14と外周ガイド26は同じ間隔で
シリンジ1を支持したまま下降する。メインホイール1
4と外周ガイド26に支持されて下降したシリンジ1
は、下方のロードセル112上に取付けられているシリ
ンジ受けカップ114内に挿入される。 【0030】シリンジ1がシリンジ受けカップ114内
に挿入された後、さらに、メインホイール取付け軸38
と外周ガイド取付け軸70が下降すると、両カムフォロ
ア62,88が、開閉用溝カム64a,92aの垂直部
から湾曲部内に入って互いに遠ざかる方向へ移動する。
すると、メインホイール14の円弧状プレート15は、
取付け軸38上のスライドベース50に対して、メイン
ホイール14の半径方向内方側へスライドし、一方、外
周ガイド26は、取付け軸70上のスライドベース78
に対して、メインホイール14の半径方向外方側へスラ
イドする。このようにしてメインホイール14と外周ガ
イド26とが互いに離隔すると、シリンジ1は、これら
搬送用の部材(メインホイール14と外周ガイド26)
から完全に離れてシリンジ受けカップ114だけによっ
て保持される。この状態で充填ノズル16が下降してシ
リンジ1内に挿入され、ロードセル112によって重量
を計測しつつ所定重量の充填が行なわれる。 【0031】充填が終了すると、先ず、充填ノズル16
が上昇し、次に、サーボモータ100によりボールねじ
94を前述の下降時と逆回転させて両取付け軸38,7
0を上昇させる。両取付け軸38,70が上昇すると、
その初期には、メインホイール14と外周ガイド26と
が互いに接近してシリンジ1のフランジ1dの下面側に
入りこみ、両側から保持する。さらに両取付け軸38,
70が上昇することにより、シリンジ1を元の搬送高さ
まで引き上げる。この状態で、再び、メインホイール1
4が円弧状プレート15一枚分回転して停止する。この
実施例では、第一充填ステーションAと第二充填ステー
ションBとで二回に分けて充填が行なわれるようになっ
ており、第一充填ステーションAで所定重量の充填が行
なわれたシリンジ1は、次の第二充填ステーションBで
残りの重量の薬液が充填されて充填工程が終了する。な
お、前述のように一回で全量を充填しても良いことはい
うまでもない。 【0032】充填が終了した四本のシリンジ1は、その
後の間欠運転により、ガスケット打栓機18に送られて
大径側の開口部1cからガスケットが打栓される。ガス
ケット打栓後、回転体12の間欠運転によりシリンジ1
は四本ずつ排出スターホイール22に引渡されて本充填
装置から排出され、搬送コンベヤ24によって次の工程
に送られる。 【0033】前述のようにシリンジ1をネック搬送し、
充填ステーションA,Bでロードセル112に連結され
たシリンジ受けカップ114に挿入して充填を行なうの
で、搬送用のキャリアが必要なく、キャリアへの挿入装
置とキャリアからの取出し装置を設ける必要がなく、低
コストである。また、キャリアを挿入部側にリターンす
るリターンコンベヤが必要なく、設置スペースを小さく
することができる。しかも、充填ステーションA,Bに
停止させて充填を行なうので、充填ステーションA,B
にだけロードセルを設ければ良く、コストダウンを図る
ことができる。従って、充填ステーションA,B以外の
領域には、前記ガスケット打栓機18等の他の装置を設
けることが可能である。 【0034】また、ネック搬送をした場合に、充填を行
なう際に、シリンジ1を前記のようなメインホイール1
4や外周ガイド26等から完全に切り離さないと、充填
重量に誤差が出るおそれがあるが、本実施例装置では、
メインホイール14と外周ガイド26を開放し、シリン
ジ1を完全に離してシリンジ受けカップ114だけで保
持させるので、充填重量に誤差が出るおそれがない。し
かも、メインホイール14と外周ガイド26との開閉
を、これらの取付け軸38,70の昇降に連動させてい
るので、構造が極めて簡単である。また、サーボモータ
100とカム(開閉用溝カム)64a,92aを利用し
ているので、シリンジ受けカップ114に挿入する際の
衝撃を小さくすることができる。さらに、ロードセル1
12に対し垂直にシリンジ1を保持して充填を行なうの
で、耐横荷重について考慮する必要がない。 【0035】なお、前記実施例では、昇降機構48とし
てサーボモータ100とボールねじ94を用いたが、エ
アシリンダ等その他の昇降手段を用いるようにしても良
い。また、メインホイール14を六枚の円弧状プレート
15に分割し、各円弧状プレート15に四本ずつシリン
ジ1を支持させるようにしたが、必ずしも前記数に限る
ものではなく、必要に応じて適宜選定することができ
る。また、前記実施例では、昇降機構48によってメイ
ンホイール14の円弧状プレート15と外周ガイド26
とを一体的に下降させ、さらに、メインホイール14側
と外周ガイド26側にそれぞれ設けたカムプレート6
4,92によってこれら両者14,26を開放するよう
にしたが、昇降手段と開閉手段とを別に設けることもで
きる。さらに、メインホイール14と外周ガイド26と
を下降させて、支持している容器1をロードセル112
上の容器保持部材114内に挿入するようにしたが、逆
にロードセル112を上昇させることにより容器1を容
器保持部材内114に挿入するようにしても良い。 【0036】 【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、容器
を支持する支持部を有し、間欠的に回転するホイール
と、このホイールの外周側に配置され、ホイールの支持
部とともに容器を支持する外周ガイドと、前記ホイール
の回転経路中の充填ステーションに設けられた充填ノズ
ルと、充填ノズルの下方に設けられたロードセルと、こ
のロードセルに連結された容器保持部材と、前記ホイー
ルおよび外周ガイドを昇降させ、またはロードセルを昇
降させる昇降手段と、前記ホイールおよび外周ガイドを
開閉させる開閉手段とを備え、容器を支持したホイール
が充填ステーションに到達したときに、前記ホイールお
よび外周ガイドを下降させ、あるいはロードセルを上昇
させた後、前記ホイールと外周ガイドとを開放して容器
を離すことにより、容器を保持部材に保持させた状態に
し、この状態で充填を行なうので、シリンジ等の自立で
きない容器をキャリアを使用せずに搬送して充填を行な
うことができる。このようにキャリアを使用しないた
め、キャリアに挿入する装置やキャリアから取出す装置
を設ける必要がなく、また、キャリアをシリンジ挿入部
に戻すリターンコンベヤを設けるも必要ないので、低コ
ストで設置スペースも小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例に係る重量式充填装置の全体
の構成を示す平面図である。 【図2】前記重量式充填装置の正面図である。 【図3】前記重量式充填装置によって充填が行なわれる
容器(シリンジ)の一例を示す正面図である。 【図4】前記重量式充填装置の要部の平面図である。 【図5】前記重量式充填装置の要部の縦断面図である。 【図6】前記重量式充填装置の要部の縦断面図である。 【図7】前記重量式充填装置の要部の平面図である。 【符号の説明】 A 充填ステーション B 充填ステーション 1 容器(シリンジ) 14 ホイール(メインホイール) 15a ホイールの支持部 16 充填ノズル 26 外周ガイド 48 昇降手段(昇降機構) 62 開閉手段(カムフォロア) 64 開閉手段(カムプレート) 88 開閉手段(カムフォロア) 92 開閉手段(カムプレート) 112 ロードセル 114 容器保持部材(シリンジ受けカップ)
フロントページの続き (72)発明者 福永 修 静岡県榛原郡金谷町金谷河原588 第一 製薬株式会社静岡工場内 (72)発明者 尾原 篤 静岡県榛原郡金谷町金谷河原588 第一 製薬株式会社静岡工場内 (56)参考文献 実開 昭60−157698(JP,U) 特公 昭48−12270(JP,B1) 特公 昭59−46874(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B67C 3/20 A61M 5/24

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 容器を支持する支持部を有し、間欠的に
    回転するホイールと、このホイールの外周側に配置さ
    れ、ホイールの支持部とともに容器を支持する外周ガイ
    ドと、前記ホイールの回転経路中の充填ステーションに
    設けられた充填ノズルと、この充填ノズルの下方に設け
    られたロードセルと、このロードセルに連結された容器
    保持部材と、前記ホイールおよび外周ガイドとロードセ
    ルとを相対的に昇降させる昇降手段と、前記ホイールお
    よび外周ガイドを開閉する開閉手段とを備え、容器を支
    持したホイールが充填ステーションに到達したときに、
    前記ホイールおよび外周ガイドを下降させ、またはロー
    ドセルを上昇させ、かつホイールと外周ガイドを開放す
    ることにより、容器を保持部材に保持させた状態にして
    充填を行なうことを特徴とする重量式充填装置。
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