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JP3485693B2 - 映像データ記録方法 - Google Patents
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JP3485693B2 - 映像データ記録方法 - Google Patents

映像データ記録方法

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JP3485693B2
JP3485693B2 JP24866795A JP24866795A JP3485693B2 JP 3485693 B2 JP3485693 B2 JP 3485693B2 JP 24866795 A JP24866795 A JP 24866795A JP 24866795 A JP24866795 A JP 24866795A JP 3485693 B2 JP3485693 B2 JP 3485693B2
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達雄 田中
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昌彦 西川
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号をデジタ
ル化した映像データをテープに記録する方法に関し、特
に、特殊再生を可能とする映像データ記録方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】米国の次世代デジタル放送方式として提
案されているATV(Advanced Television)規格におい
ては、画像データを伝送する際の圧縮方法として、画像
圧縮の国際標準であるMPEG(Moving Picture Image
Coding Experts Group)方式が採用されようとしてい
る。又、欧州の次世代放送であるDVB(Digital Video
Broadcasting)においても、MPEGが採用される予定
である。
【0003】MPEG方式は、データの符号化におい
て、動き補償予測、DCT(離散コサイン変換)、及び可
変長符号化を採用しており、図7のフレーム構成に示す
様に、画像は、時間軸予測モードによって、I(intra-c
oded)ピクチャ、P(predictive coded)ピクチャ、B(bi
-directionally predictive coded)ピクチャの3種類に
分類される。Iピクチャはフレーム内符号化画像であ
り、Pピクチャは時間的に前方のフレームから予測する
フレーム間予測符号化画像であり、Bピクチャは前後フ
レームからのフレーム間予測符号化画像である。
【0004】MPEG方式における画像のデータ階層構
造を図8に示す。下層から順に以下の様に構成される。 (ブロック層)ブロックは、輝度又は色差の隣接する8×
8画素から構成され、DCTはこの単位で実行される。 (マクロブロック層)マクロブロックは、隣接する4個の
輝度ブロックと、画面上で同じ位置にあたる2個の色差
ブロックCb、Crの計6個のブロックから構成され
る。 (スライス層)スライスは、画像の走査順に連なる複数の
マクロブロックから構成される。 (ピクチャ層)ピクチャは複数のスライスから構成され、
1枚の画像を形成する。符号化される形式により、前述
のIピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャに分類される。 (GOP層)GOP(グループオブピクチャ)は、1又は複
数枚のIピクチャと、0又は複数枚の非Iピクチャから
構成される。 (ビデオシーケンス層)ビデオシーケンスは、画像サイ
ズ、画像レート等が同じ1又は複数のGOPから構成さ
れる。
【0005】一方、HD(High Definition)デジタルV
CR協議会において、映像信号をデジタルデータとして
記録し、再生するデジタルVTRの規格化が検討されて
いる。ここで、磁気テープには、上述のMPEG方式に
よって画像圧縮されたATV規格のデータ(ATV信
号)、或いはDVB信号を記録することが考えられる。
図9は、デジタルVTRにおける標準の信号記録フォー
マットを示している。図示の様に、磁気テープ(21)の信
号面に形成されるトラックは、インサート用データとト
ラック情報を含むITIエリア、音声データエリア、映
像データエリア、及びサブコードデータエリアから構成
される。そして、PALモードでは、磁気テープに毎秒
360トラックが記録され、1フレームの画像は平均1
2トラックを用いて記録される。
【0006】データはシンクブロックと呼ばれる単位で
記録され、1トラックの映像データエリアには、135
シンクブロックが記録可能である。各シンクブロック
は、図10に示す如く、シンクデータエリア(2バイ
ト)、IDデータエリア(3バイト)、映像データエリア
(77バイト)、及びパリティエリア(8バイト)の計90
バイトで構成される。
【0007】上述の映像データエリアにMPEGデータ
を記録する場合、入力されるMPEGビットストリーム
が図8に示すデータ階層のまま記録されるマクロブロッ
ク単位に注目すると、このマクロブロックの符号長は一
定ではなく、且つ、上位層と混在して記録されるため、
上述のシンクブロックと、記録されるマクロブロックと
は一定の関係にはない。即ち、マクロブロックによって
決まる画面上の位置と、シンクブロックによって決まる
記録トラックパターン上の位置とは無関係となる。
【0008】この様にして記録された磁気テープを記録
時とは異なる速度で走行させて、高速再生等の特殊再生
を行なう場合、ヘッドは複数トラックを跨いで走査する
ことになるため、MPEG方式のデータは連続的に得ら
れず、断片的なものとなる。前述の如く、MPEG方式
のビットストリームの内、PピクチャやBピクチャはフ
レーム間予測符号化画像であるので、これを断片的に獲
得しても、画像を再構成することが出来ない。
【0009】即ち、特殊再生画は、フレーム内予測符号
化画像であるIピクチャのみに基づいて再構成が可能で
あって、然もIピクチャの再構成においては、トラック
上に分布するIピクチャのデータを順序正しく全て獲得
する必要がある。従って、入力されるMPEGビットス
トリームをそのまま順次記録する方式では、特殊再生は
不可能である。
【0010】そこで、デジタルVTRにおける特殊再生
の方法として、1993年10月発行の学会誌「Intern
ational Workshop On HDTV'93」の“A Recording Metho
d ofATV data on a Consumer Digital VCR”に記載の方
法が知られている。
【0011】この方法においては、各トラックの映像デ
ータエリア内に特定のエリアを設け、該特定エリア内
に、通常再生用のデータとは別に、Iピクチャのデータ
を特殊再生用のデータとして記録する。この様な記録方
法が可能となる理由は、ATV信号のデータレートは約
19.3Mbpsであるのに対して、HDデジタルVC
R協議会の規格に基づく1トラックの映像データエリア
は約24.9Mbpsのデータレートで記録可能である
ため、約5.6Mbpsに相当する領域が記録可能な領
域として余ることになるからである。この余剰領域は、
1トラックの映像データエリア135SB(シンクブロ
ック)に対し、約32SBに相当する。
【0012】具体的には、図11に示す様に、1本のト
ラック上の映像データエリアに、通常再生用のデータエ
リアNPAを設けると共に、該トラック上の前部、中央
部及び後部の3箇所に、特殊再生用のデータエリアTP
Aを設ける。3つの特殊再生用データエリアTPAに
は、1トラックの映像データエリア135SBの内、合
計32SBが割り当てられる。
【0013】この場合、特殊再生用データの割り当ては
図12に示す方法で行なわれる。先ず、同図(a)の如く
MPEGビットストリームの中からIピクチャのマクロ
ブロックA、B、C、・・・を抜き出し、同図(b)の如
くデータ列A′、B′、C′、・・・を得る。ここで、
符号化された各マクロブロックの符号長は異なってい
る。そして、同図(c)の如く該データ列A′、B′、
C′、・・・を順にシンクブロックSB1、SB2、S
B3、・・・に割り当てる。このとき、シンクブロック
の符号長は一定であるから、各シンクブロックと割り当
てられたマクロブロックとは一定の関係になく、1つの
マクロブロックは複数のシンクブロックに跨がることに
なる。
【0014】そして、特殊再生で設定される最大の倍速
数nと同数のトラックに対して、同じ特殊再生用データ
を記録する。例えばn=5の場合、図11に示す様に連
続する5トラックの特殊再生用データエリアTPAに同
一データを記録する。
【0015】更に、上記5トラック単位にデータを更新
し、これを複数回(m回)繰り返して、5×m本のトラッ
クによりIピクチャのデータを全て記録するのである。
上記記録方法によれば、再生速度が5倍速以下であれ
ば、5×m本のトラックを5トラック毎に1回、合計m
回走査すれば、Iピクチャの映像データを全て獲得する
ことが出来る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、欧州で採用
される予定のDVB(Digital Video Broadcasting)で
は、1つの番組の放送信号のビットレートが、例えば2
0Mbps、10Mbps、4Mbps等、任意値に可
変設定されることになる。これに対し、デジタルVTR
では、ビットレート25Mbpsの信号を記録すること
が可能である。従って、DVB信号(通常再生用データ)
のビットレートが19.3Mbpsを下回った場合、該
DVB信号をそのまま、デジタルVTRによって磁気テ
ープに記録すると、ビットレートの低下量に応じた広さ
の無信号領域が生じることとなって、磁気テープの有効
利用の点で問題がある。
【0017】本発明の目的は、通常再生用データのビッ
トレートが低下した場合にもテープの有効利用を図るこ
との出来る映像データ記録方法を提供することである。
【0018】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る映像データ記
録方法に於いては、信号記録ヘッドによってテープに映
像データを記録する際、1或いは複数本のトラックを1
ブロックとして、各ブロックに含まれる1或いは複数本
のトラックには夫々、通常再生用データが記録された第
1領域と、特殊再生用データが記録された第2領域を、
トラック長手方向に配置すると共に、通常再生用データ
のビットレートが低下するにつれて、第1領域を縮小す
ると共に、第2領域を拡大する。
【0019】即ち、通常再生用データのビットレートが
低下すると、その低下量に応じて、通常再生用データの
記録に必要な第1領域の広さが減少するので、その分だ
け第2領域を拡大するのである。特殊再生用のデータエ
リアは、特殊再生時のヘッドトレースが可能な限られた
位置に配設する必要があり、然も、そのデータ量には制
限があるが、第2領域の拡大によって、特殊再生用デー
タエリアに対するトラッキング制御が容易となる。又、
特殊再生用データのデータ量を増大させることによっ
て、画質の改善を図ることが出来る。
【0020】具体的には、第2領域の拡大に際し、通常
再生用データのビットレートが最大のときに形成される
第2領域を基礎領域として、特殊再生時のヘッドトレー
スが可能な領域に第2領域を増設する。この場合、特殊
再生時に第2領域の基礎領域を通過するヘッドトレース
は、その途中で増設領域を通過して、基礎領域及び増設
領域の両方からデータが再生される。
【0021】更に具体的には、第2領域は、特殊再生時
のトラッキング制御が容易な領域から順に増設する方
式、或いは、特殊再生時にデータを確実に再生出来る確
率の高い領域から順に増設する方式が採用出来る。
【0022】ここで、増設領域には、基礎領域と同一の
映像データを記録することとすれば、第2領域の内、基
礎領域を通過すべきヘッドトレースが僅かにずれたとし
ても、増設領域からは確実にデータが再生されることに
なる。
【0023】これに対し、特殊再生用データは、特殊再
生に必要な主データ(Iピクチャのデータ)と、画質向上
に寄与すべき補助データ(例えば、異なるフレームのI
ピクチャのデータ)とから構成し、一定テープ区間内に
形成される第2領域の内、基礎領域には主データを記録
し、増設領域には補助データを記録することとすれば、
両データの再生によって、画質向上が図られることにな
る。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る映像データ記録方法によれ
ば、通常再生用データのビットレートが低下した場合に
も、トラッキング制御の容易化、或いは画質改善を通じ
て、テープの有効利用が図られる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、DVB規格のデータをHD
デジタルVCR協議会の規格に基づくデジタルVTRに
よって記録する一実施例につき、図面に沿って詳述す
る。但し、DVB規格は未だ最終決定されていないの
で、ATV規格のデータを例にとって説明する。
【0026】先ず図4は、本発明の前提となる記録トラ
ックの構成を表わしている。ヘッド構成は180°対向
型2ヘッドであり、映像データエリア135SBに対し
て、高速送りによる特殊再生(例えば18倍速再生)を実
現するための高速特殊再生用データエリアTHと、低速
送りによる特殊再生(例えば4倍速再生)を実現するため
の低速特殊再生用データエリアTLとを形成する。尚、
各トラックは、トラッキングのためのパイロット信号の
種類によって、f0トラック、f1トラック及びf2ト
ラックに区別されており、これらのトラックが図示の如
くf0→f1→f0→f2の順序で繰り返し形成され
る。
【0027】具体的には、f0トラックに対しては、S
B40〜44、SB62〜66、SB84〜88、SB
106〜110、SB128〜132、及びSB150
〜154の6つ領域に高速特殊再生用データエリアTH
が配設される。f1トラックに対しては、SB116〜
155の領域に低速特殊再生用データエリアTLが配置
される。そして、f0及びf1トラックの他の領域と、
f2トラックの全ての映像データエリアが、通常再生用
データエリアNAとして使用される。
【0028】各エリアに対する特殊再生用データの割り
当ては、図12に示す方法で行なわれる。先ず、同図
(a)の如くMPEGビットストリームの中からIピクチ
ャのマクロブロックA、B、C、・・・を抜き出し、同
図(b)の如くデータ列A′、B′、C′、・・・を得
る。ここで、符号化された各マクロブロックの符号長は
異なっている。そして、同図(c)の如く該データ列
A′、B′、C′、・・・を順にシンクブロックSB
1、SB2、SB3、・・・に割り当てる。そして、倍
速数nと同じ本数のトラックに同じ特殊再生用データを
繰り返し記録することとする。例えばn=4の場合、連
続する4トラックを1単位として、同一単位内の特殊再
生用データエリアには同じデータを記録する。
【0029】更に、この4トラック単位にデータを更新
し、これを複数回(m回)繰り返して、(4×m)本のトラ
ックによって、Iピクチャの映像データを全て記録する
のである。上記の記録方法によれば、再生速度が4倍速
以下であれば、(4×m)本のトラックを4トラック毎に
1回、合計m回走査すれば、Iピクチャの映像データを
全て獲得することが出来る。
【0030】本実施例では、ビットレートが可変のDV
B信号を対象とし、図4に示す低速特殊再生用データエ
リアTLを基礎領域として、低速特殊再生用データの記
録エリアを増設する。図1は、180°対向型2ヘッド
によって4倍速再生を実現する場合の増設可能エリアを
示している。即ち、f1トラックの前のf0トラックに
対しては、SB45〜61、SB67〜83、SB89
〜105、及びSB111〜115の4つ領域に低速特
殊再生データエリアTAが増設可能である。f1トラッ
クに対しては、SB99〜115の領域に低速特殊再生
用データエリアTAが増設可能である。更にf2トラッ
クには、SB31〜54の領域に低速特殊再生用データ
エリアTAが増設可能である。
【0031】尚、図1に示す増設エリアTAは、有効ト
レース率が50%の場合にヘッドトレースによって信号
再生可能な領域として、コンピュータシミュレーション
によって求めたものである。ここで、有効トレース率5
0%とは、トラック幅の50%以上の領域が磁気ヘッド
によってトレースされたときに、該領域の記録信号が読
取り可能であることを表わしている。
【0032】更に本実施例では、DVB信号のビットレ
ートが可変設定されることに対応して、ビットレートの
低下に応じて低速特殊再生用データエリアを増設する
際、上述の増設可能エリアの中でどのエリア部分を優先
するかについて、優先順位を設定した。優先順位の設定
に際しては、有効トレース率が50%から60%、70
%と上昇するにつれて、読み取り可能な領域が減少して
いくことに鑑み、有効トレース率が高くなっても読み取
りが可能なエリア部分に、より高い優先順位を設定し
た。
【0033】図2及び図3は、増設エリアTAに付与し
た優先順位〜を表わしている。ここで、DVB信号
のビットレートと増設領域(優先順位)の関係は下記の如
く設定される。 (ビットレート) (増設領域) 16.863〜17.787Mbps … 15.246〜16.863Mbps … 、 14.553〜15.246Mbps … 、、 9.600〜14.553Mbps … 、、、
【0034】図1の如く、基礎領域となる低速特殊再生
用データエリアTLは、3トラックおきの1トラック上
に設けられており、8トラックに跨る2つの低速特殊再
生用データエリアTLには同じデータが記録され、8ト
ラック毎にデータが更新される。そして、これを複数回
(m回)繰り返して、(8×m)本のトラックによって、I
ピクチャの映像データを全て記録するのである。
【0035】一方、増設エリアTAに記録するデータに
ついては、下記の2つのモードが切換え設定される。即
ち、第1特殊再生モードに於いては、上記の優先順位に
従って、基礎領域TLと同じデータを増設エリアTAに
記録する。この場合、特殊再生映像の画質に変化はない
が、増設エリアが拡大されるにつれて、トラッキング制
御が容易になる。
【0036】又、第2特殊再生モードに於いては、上記
の優先順位に従って、基礎領域TLとは異なるフレーム
(Iピクチャー)の特殊再生用データを増設エリアTAに
記録する。この場合、上述のmの値が小さくて済み、こ
の結果、特殊再生時の画像更新率が高くなって、高画質
の特殊再生映像が得られることになる。
【0037】図5は、上記本発明の映像データ記録方法
を実施するためのデジタルVTRにおける信号記録回路
を表わしている。先ず、DVB規格に基づくMPEGビ
ットストリームは、第1バッファメモリ(1)、Iピクチ
ャ抜取り回路(2)及びビットレートチェック回路(4)に
入力される。第1バッファメモリ(1)は、入力されたビ
ットストリームを各シンクブロックの通常再生用データ
エリアに割り当てるための信号処理を行なって、これに
よって得られる通常再生用のシンクブロックデータを混
合回路(3)へ送出する。
【0038】一方、Iピクチャ抜取り回路(2)は、入力
されたビットストリームから、Iピクチャのみを抜き取
り、これを第2バッファメモリ(5)へ供給する。第2バ
ッファメモリ(5)では、入力データを各シンクブロック
の特殊再生用データエリアに割り当てるための信号処理
を行なって、これによって得られる特殊再生用のシンク
ブロックデータが混合回路(3)へ供給される。
【0039】同時に、ビットレートチェック回路(4)
は、入力されたビットストリームに基づいて、そのビッ
トレートをチェックして、その結果を混合回路(3)へ供
給する。混合回路(3)には、上述の第1特殊再生モード
/第2特殊再生モードの選択信号が入力されている。混
合回路(3)は、ビットレートに応じて、どの優先順位ま
で増設エリアを設けるべきかを判断すると共に、モード
選択信号に応じて、増設エリアに記録すべきデータを判
断し、図1に示す記録パターンを図3の優先順位で実現
するためのスイッチング動作を行なう。これによって得
られた通常再生用データと特殊再生用データの混合デー
タは、誤り訂正符号付加回路(7)へ供給される。尚、入
力されるビットストリームに最大ビットレートを表わす
ヘッダが付加されているときは、ビットレートチェック
回路(4)はヘッダ解読回路に置き換えることが出来る。
【0040】誤り訂正符号付加回路(7)では、混合回路
(3)の出力に誤り訂正符号が付加された後、第1データ
付加回路(8)にてシンクデータ及びIDデータが付加さ
れる。更に後段の第2データ付加回路(9)では、IT
I、音声データ及びサブコードが付加されて、図9及び
図10に示す所定フォーマットのデータが構成され、こ
のデータが磁気ヘッドによってテープに記録される。
尚、誤り訂正符号付加回路(7)には、メモリ制御回路(1
1)によって制御されるRAM(10)が接続されており、R
AM(10)から誤り訂正符号が読み出されて、誤り訂正符
号付加回路(7)へ供給される。付加回路(8)及びメモリ
制御回路(11)はタイミング回路(6)によって動作タイミ
ングが制御されている。
【0041】図6はデジタルVTRの信号再生回路の構
成を表わしている。先ず、磁気ヘッドによってテープか
ら再生された信号は、第1分離回路(12)にてITI、音
声データ及びサブコードが分離された後、後段の第2分
離回路(13)にて、更にシンクデータ及びIDデータが分
離される。これによって得られた映像データは、誤り訂
正回路(14)にて周知の誤り訂正が施される。誤り訂正後
のデータは、第3分離回路(15)にて通常再生用データN
Pと特殊再生用データTPに分離される。通常再生用デ
ータNPは第1バッファメモリ(16)にて定レート化され
て、セレクター(17)に入力される。
【0042】一方、特殊再生用データTPは、第2バッ
ファメモリ(18)を経てMPEGフォーマット化回路(19)
へ供給される。MPEGフォーマット化回路(19)では、
特殊再生用データに、マクロブロックよりも上のレイヤ
を付加して、MPEGデコーダ(図示省略)でデコード可
能なビットストリームを形成し、次段の第2バッファメ
モリ(20)へ送出する。
【0043】上記ビットストリームは、第2バッファメ
モリ(20)にて定レート化されて、前記セレクター(17)へ
供給される。セレクター(17)は、通常再生と特殊再生の
切換えを行なうためのモード信号NP/TPに応じて入
力データを選択し、MPEGビットストリームとしてテ
レビジョン受像機へ出力する。この結果、テレビジョン
受像機の画面には、通常再生映像或いは特殊再生映像が
映し出されることになる。
【0044】上記デジタルVTRによれば、テープに記
録されるべき元のDVB信号(MPEGビットストリー
ム)のビットレートが低下した場合、その低下量に応じ
て特殊再生用データエリアが増設されるので、トラック
キング制御の容易化、或いは画像更新率の向上に伴う画
質改善が図られる。
【0045】上記実施の形態の説明は、本発明を説明す
るためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を
限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。
又、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許
請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能で
あることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の映像データ記録方法による信号記録パ
ターンを示す図である。
【図2】各トラックの特殊再生用データエリア内に増設
領域についての優先順位を記入した図である。
【図3】優先順位と特殊再生用データエリアの増設領域
との対応関係を表わす図表である。
【図4】本発明の映像データ記録方法の基礎となる信号
記録パターンを示す図である。
【図5】信号記録回路の構成を示すブロック図である。
【図6】信号再生回路の構成を示すブロック図である。
【図7】MPEG方式のフレーム構成を示す図である。
【図8】MPEG方式におけるデータ階層構造を示す図
である。
【図9】デジタルVTRにおけるトラック上の信号記録
フォーマットを示す図である。
【図10】デジタルVTRにおけるシンクブロックのデ
ータ構成を示す説明図である。
【図11】従来の映像データ記録方法による信号記録パ
ターンを示す図である。
【図12】特殊再生用データの割り当て方法を示す説明
図である。
【符号の説明】
NA 通常再生用データエリア TH 高速特殊再生用データエリア TL 低速特殊再生用データエリア TA 増設エリア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西川 昌彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−163504(JP,A) 特開 平8−32926(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/76 - 5/956 G11B 20/10 - 20/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号記録ヘッドによって、テープ上に複
    数本のトラックを繰り返し形成して、これらのトラック
    に一連のデジタル映像データを記録する際、1或いは複
    数本のトラックを1ブロックとして、各ブロックに含ま
    れる1或いは複数本のトラックに夫々、通常再生用デー
    タが記録された第1領域と、特殊再生用データが記録さ
    れた第2領域を、トラック長手方向に配置する映像デー
    タ記録方法に於いて、通常再生用データのビットレート
    が低下するにつれて、第1領域を縮小すると共に、通常
    再生用データのビットレートが最大のときに形成される
    第2領域を基礎領域として特殊再生時のヘッドトレース
    が可能な領域に第2領域を増設する映像データ記録方法
    であって、特殊再生用データは、特殊再生に必要な主デ
    ータと画質向上に寄与すべき補助データとから構成さ
    れ、一定テープ区間内に形成される第2領域の内、基礎
    領域には主データを記録する一方、増設領域には補助デ
    ータを記録することを特徴とする映像データ記録方法。
  2. 【請求項2】 信号記録ヘッドによって、テープ上に複
    数本のトラックを繰り返し形成して、これらのトラック
    に一連のデジタル映像データを記録する際、1或いは複
    数本のトラックを1ブロックとして、各ブロックに含ま
    れる1或いは複数本のトラックに夫々、通常再生用デー
    タが記録された通常再生用データエリアと、複数種類の
    特殊再生用データが記録された複数種類の特殊再生用デ
    ータエリアを、トラック長手方向に配置する映像データ
    記録方法に於いて、通常再生用データのビットレートが
    低下するにつれて、通常再生用データエリアを縮小する
    と共に、通常再生用データのビットレートが最大のとき
    に形成される特殊再生用データエリアを基礎領域として
    特殊再生用データエリアを増設する映像データ記録方法
    であって、特殊再生用データエリアは、他の種類の特殊
    再生用データエリアを除いた領域に増設することを特徴
    とする映像データ記録方法。
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