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JP3486066B2 - 流量調節弁 - Google Patents
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JP3486066B2 - 流量調節弁 - Google Patents

流量調節弁

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JP3486066B2
JP3486066B2 JP00442697A JP442697A JP3486066B2 JP 3486066 B2 JP3486066 B2 JP 3486066B2 JP 00442697 A JP00442697 A JP 00442697A JP 442697 A JP442697 A JP 442697A JP 3486066 B2 JP3486066 B2 JP 3486066B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、流量調節弁、特
に、流体が通過する流路に備えられた弁口と、前記弁口
に対応し且つ前記流路にて前記弁口の軸方向に移動可能
に保持される弁体と、を具備する流量調節弁に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の流量調節弁(9) の説明図
である。同図に示す流量調節弁(9) は、水が通過する流
路(90)に形成された弁口(9a)と、この弁口(9a)に対応す
る弁体(9b)と、を具備する構成である。そして、この流
量調節弁(9) には、弁体(9b)を保持して弁口(9a)の軸方
向に移動させる駆動装置(図示せず)が備えられてい
る。
【0003】前記の弁体(9b)は、弁口(9a)側への移動に
よって弁口(9a)に挿入される第1弁部(91)と、第1弁部
(91)を挟んで弁口(9a)の反対側に一体化された第2弁部
(92)と、からなる。そして、前記の弁口(9a)は、軸方向
に亙って一様な円形断面に形成されている。又、前記の
第1弁部(91)は、弁口(9a)の内方側に向って先細りの円
錐台形状に形成され、前記の第2弁部(92)は、第1弁部
(91)より大径の円板状に形成されている。
【0004】このものでは、第1弁部(91)が弁口(9a)に
挿入されない状態に於いて、弁体(9b)が軸方向に移動す
ることによって、第1弁部(91)と弁口(9a)の周縁部との
間の略軸方向の間隙(A) が変化する。この変化によっ
て、大流量時での水の流量が制御される。尚、前記の間
隙(A) が前記大流量時での弁体(9b)の開度となる。又、
前記大流量時から前記開度を絞っていくと、第1弁部(9
1)が弁口(9a)に挿入される。そして、前記挿入される際
の第1弁部(91)の移動によって、第1弁部(91)と弁口(9
a)の周面との間の略半径方向の間隙(B) が変化する。こ
の変化によって、小流量時での水の流量が制御される。
尚、前記の間隙(B) が前記小流量時での弁体(9b)の開度
となる。又、第1弁部(91)は、弁口(9a)の内方側に向っ
て先細りの円錐台形状に形成されているから、前記移動
に伴って前記流量が漸次小さくなる。
【0005】更に、前記移動が進行すると、最終的に
は、第2弁部(92)が弁口(9a)の周縁部に対して全周に亙
って当接する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
技術では、弁口(9a)の周縁部及び弁体(9b)が金属製であ
るから、前記当接した状態では、弁口(9a)が完全に止水
されない。一方、弁体(9b)及び前記周縁部の相互の対向
面の寸法精度を向上させることによって、前記止水でき
る程度のメタルタッチとすることも考えられる。ところ
が、前記止水できる程度に前記寸法精度を確保すること
は容易でない。
【0007】請求項1の発明は、寸法精度を厳密にする
ことなく止水性能を向上させた流量調節弁を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の課題解
決手段は、『流体が通過する流路に備えられた弁口と、
前記弁口に対応し且つ前記流路にて前記弁口の軸方向に
移動可能に保持される弁体と、前記弁体の前記弁口側へ
の移動によって前記弁口に挿入されるように前記弁体に
備えられ且つ前記挿入される際の移動に伴って前記弁口
の周面との間の間隙が変化する第1弁部と、前記第1弁
部を挟んで前記弁口の反対側に位置するように前記弁体
に備えられ且つ前記第1弁部が前記挿入された状態で前
記弁口の周縁部に対して全周に亙って当接する第2弁部
と、前記第2弁部に備えられ且つ前記弁口の周縁部に当
接した状態で該周縁部に対して全周に亙って水密状態に
接触する弾性体よりなる水密手段と、を具備し、前記弾
性体は、前記第2弁部の外周部全域に形成されており、
該弾性体の外周面は、前記弁口の周面の直径よりも小径
に形成されて該弁口に挿入される第1周面と、この第1
周面に続く端縁から外周側に張り出し前記弁口の軸線に
対して直角な環状端面に当接される第2周面とからな
る』ことを特徴とする。
【0009】 大流量時には、前記第1弁部が前記弁口
に挿入されない状態での前記弁体の軸方向の移動に伴っ
て、前記第1弁部と前記弁口の周縁部との間の略軸方向
の間隙が変化する。この変化によって、前記流体の流量
が制御される。又、小流量時には、前記挿入される際の
前記移動に伴って前記第1弁部と前記弁口の周面との間
の略半径方向の間隙が変化する。この変化によって、前
記流体の流量が制御される。尚、前記移動に伴って前記
略半径方向の間隙が大きくなるものでも、小さくなるも
のでもよい。又、前記移動に伴う前記間隙の変化度合い
が一様なものでも、一様でないものでもよい。しかも、
前記水密手段が弾性体よりなり、この弾性体は、前記第
2弁部の外周部全域に形成されており、該弾性体の外周
面は、前記弁口の周面の直径よりも小径に形成されて該
弁口に挿入される第1周面と、この第1周面に続く端縁
から外周側に張り出し前記弁口の軸線に対して直角な環
状端面に当接される第2周面とからなるから、前記第2
弁部と前記周縁部との間の間隙が小さい状態で前記第2
弁部が流体の流れにより振動して前記第2弁部が前記周
縁部に当たることとなっても、その衝撃が前記水密手段
にて吸収される。
【0010】そして、前記移動が更に進行すると、最終
的に、前記第2弁部が前記弁口の周縁部に対して全周に
亙って当接する。この当接した状態では、前記第2弁部
と前記周縁部の少なくとも一方に備えられた弾性体より
なる前記水密手段が、他方に対して全周に亙って水密状
態に接触する。ここで、請求項2の発明のように、『前
記当接した状態で前記弁体を前記弁口側に向って付勢す
る付勢手段を更に具備する』ものでもよい。
【0011】このものでは、前記付勢手段によって、前
記当接した状態で前記弁体が前記弁口側に向って付勢さ
れるから、前記接触した状態が更に安定する。請求項3
の発明のように、『前記弁口は、軸方向に亙って一様な
直径の円形断面に形成され、前記第1弁部は、前記弁口
の内方側に向って先細りの円錐台形状に形成され、前記
第2弁部は、前記弁口より大径の円板状に形成される』
ものでもよい。
【0012】このものでは、前記小流量時での前記内方
側への移動に伴って、前記弁口の周面と前記第1弁部と
の間の略半径方向の間隙が小さくなる。又、前記移動に
伴う前記間隙の変化度合いが略一様となる。尚、この請
求項3の発明の他、前記弁口及び前記弁部が矩形断面に
形成されるものや、前記弁口の断面形状が軸方向に変化
するものでもよい。
【0013】請求項4の発明のように、『前記水密手段
は、前記第2弁部に於ける前記周縁部との対向面に形成
された環状のゴム部を含む』ものでは、前記ゴム部によ
って、上記の水密状態での接触が確保される。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明で
は、上記第2弁部が上記弁口の周縁部に当接した状態で
は、前記第2弁部と前記周縁部の少なくとも一方に備え
られた上記水密手段が他方に対して全周に亙って水密状
態に接触するから、前記弁口が完全に止水される。従っ
て、従来のものに比べて、止水性能が向上する。
【0015】又、前記水密手段が弾性体よりなるから、
前記第2弁部と前記周縁部とのメタルタッチにて前記完
全止水する場合に比べて、前記第2弁部と前記周縁部の
寸法精度が厳密でなくてもよい。更に、前記水密手段が
弾性体よりなるから、上記第2弁部が前記周縁部に対し
て当接する際、及び、前記第2弁部が前記周縁部から離
反する際、前記水密手段の弾性変形により前記第2弁部
と前記周縁部との密着度合いが徐々に変化する。従っ
て、前記したメタルタッチにて前記完全止水するもの
(前記弾性変形しないもの)に比べて、前記当接及び前
記離反の際の流量変化が緩やかとなる。従って、流量制
御が容易となる。
【0016】又、前記水密手段が弾性体よりなるから、
前記第2弁部と前記周縁部との間の間隙が小さい状態で
前記第2弁部が流体の流れにより振動して前記第2弁部
が前記周縁部に当たることとなっても、その衝撃が前記
水密手段にて吸収される。従って、前記のメタルタッチ
形式のものに比べて、前記振動の発生時での異音発生が
抑えられる。
【0017】請求項2の発明では、上記付勢手段によっ
て、前記第2弁部と前記周縁部との接触状態が更に安定
するから、前記止水性能が更に向上する。請求項3の発
明では、前記小流量時での前記第1弁部の移動に伴っ
て、前記弁口の周面との間の略半径方向の間隙が略一様
に変化するから、流量制御が容易となる。
【0018】請求項4の発明では、上記水密状態が前記
第2弁部に形成された上記ゴム部により構成されるか
ら、前記水密手段の製作が容易となる。又、従来のよう
に前記第2弁部及び前記周縁部が金属製である場合に
は、水アカ等が付着したり金属どうしが直接接触して腐
食すること等によって、両者が固着又は食い付き状態と
なり易い傾向となるが、この請求項4の発明では、前記
両者が前記ゴム部を介して接触するから、前記固着が防
止される。従って、前記第2弁部を前記周縁部から離反
させる際、前記第2弁部に対して前記固着を解除させる
為の大きな力を作用させる必要がなく、前記第2弁部が
前記周縁部から急激に離れることによる流量の急変化が
抑えられる。この点でも、流量制御が更に容易となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を、
図面に基づいて説明する。図1は、本願発明の実施の形
態に於ける水量調節弁(100) の断面図であり、図2は、
図1の水量調節弁(100) の部分拡大図である。又、図3
は、図2の弁体(3) の第1筒体(3a)の断面図であり、図
4は、図2の弁体(3) の第2筒体(3b)の断面図である。
【0020】同図に示すように、水量調節弁(100) は、
ケーシング(2) と、このケーシング(2) 内の流路(200)
に形成された弁口(20)に対応する弁体(3) と、この弁体
(3)を弁口(20)の軸方向に駆動できる駆動装置(4) と、
を具備する構成である。 [各部の構成について] *ケーシング(2) * 上記のケーシング(2) は、図1及び図2に示すように、
金属製であり、略水平姿勢に配置された略円形断面の主
筒部(22)と、この主筒部(22)の一方端部の下方側に略鉛
直姿勢にて接続され且つ主筒部(22)に水を流入させる略
円形断面の流入筒部(21)と、前記一方端部に対して軸方
向に連設され且つ主筒部(22)から水を流出させる流出筒
部(23)と、を具備する構成となっている。
【0021】前記の流出筒部(23)は、主筒部(22)よりも
小径であり、これら主筒部(22)と流出筒部(23)との境界
部の内部には、上記の弁口(20)が形成されている。この
弁口(20)は、軸方向に亙って一様な直径の円形断面に設
定されている。そして、この弁口(20)の周面(24)に於け
る主筒部(22)側の端縁には、弁口(20)の軸線に対して直
角な環状端面(25)が連続している。
【0022】更に、この水量調節弁(100) には、前記の
主筒部(22)の内部に挿入された挿入部材(6) が備えられ
ている。この挿入部材(6) は、主筒部(22)に於ける弁口
(20)とは反対側の端部に対して水密状態に嵌入保持され
る基部(6a)と、この基部(6a)に於ける弁口(20)側に一体
化され且つ後述の弁体(3) を軸方向移動可能に保持する
筒状の保持部(6b)と、を具備する構成である。前記の保
持部(6b)は、その軸線が弁口(20)の軸線と一致するよう
に配置されている。
【0023】この挿入部材(6) には、前記の基部(6a)及
び保持部(6b)の断面中心部を軸方向に亙って貫通するよ
うに、後述の弁軸(4c)が嵌入されている。 *弁体(3) * 上記の弁体(3) は、図1及び図2に示すように、弁口(2
0)側に位置する第1筒体(3a)と、挿入部材(6) 側に位置
する第2筒体(3b)と、が組み合わされて構成されてい
る。
【0024】前記の第1筒体(3a)は、金属製であり、こ
の第1筒体(3a)には、図2及び図3に示すように、弁口
(20)側の端縁から一定範囲の内部に形成された大径孔部
(31a) と、外周面に於ける軸方向の中程から全周に亙っ
て張り出す環状部(31)と、内周部から挿入部材(6) 側に
向って延びる延長筒部(32)と、が備えられている。前記
の環状部(31)は、弁口(20)側に向って先細りの円錐台形
状に形成され、その外周面は、弁口(20)側に向って直径
縮小されるテーパ面(311) となっている。このテーパ面
(311) は、その母線が弁口(20)の周面(24)の母線に対し
て5°〜7°程度傾斜するように設定されている。
【0025】尚、この第1筒体(3a)に於ける環状部(31)
よりも弁口(20)側の先端部(312) は、その外周面が弁口
(20)側に向って直径縮小されるテーパ状となるように形
成されている。前記の第2筒体(3b)には、図2及び図4
に示すように、弁口(20)側の端縁から一定範囲の内部に
形成され且つ前記の第1筒体(3a)に於ける環状部(31)よ
り挿入部材(6) 側の胴部(38)が丁度嵌入される凹陥部(3
4)と、この凹陥部(34)よりも挿入部材(6) 側の内周面に
て挿入部材(6) 側に向って直径拡大するように形成され
た環状の段部(35)と、弁口(20)側の端縁から一定範囲の
外周面にて全周に亙って張り出すように形成された環状
突出部(33)と、挿入部材(6) 側の端部の外周面にて全周
に亙って凹むように形成され且つOリング(81)が嵌入さ
れた環状溝部(36)と、が備えられている。
【0026】そして、前記の凹陥部(34)と段部(35)との
間の周面は、上記の胴部(38)が凹陥部(34)に嵌入された
状態で上記の延長筒部(32)が丁度嵌入される直径に形成
されている。又、前記嵌入された状態で延長筒部(32)の
先端部と段部(35)の軸方向の位置が一致するように、段
部(35)が配置されている。この弁体(3) の製作に際して
は、前記嵌入された状態で延長筒部(32)の先端部を外周
側に拡大するように塑性変形させている。この変形によ
って、延長筒部(32)の変形部が段部(35)に対して軸方向
に係合するものとなるから、第1筒体(3a)と第2筒体(3
b)とが一体化される。
【0027】前記の環状突出部(33)の外周部の全域に
は、環状のゴム部(30)が形成されている。このゴム部(3
0)は、その内周側の主体部に対して焼付により一体化さ
れている。尚、前記主体部は、金属製である。そして、
前記のゴム部(30)の外周面は、弁口(20)側の端縁から一
定範囲にて直径が一様な第1周面(314) と、この第1周
面(314) に於ける挿入部材(6) 側の端縁から外周側に張
り出し且つ外周側に向って僅かに挿入部材(6) 側に傾斜
する第2周面(313) と、からなる。前記の第1周面(31
4) の直径は、上記のテーパ面(311) に於ける挿入部材
(6) 側の端縁の直径と同一であり、且つ、上記の弁口(2
0)の周面(24)の直径よりも極僅かに小径となっている。
従って、弁体(3) の軸方向移動によってテーパ面(311)
(環状部(31))及び第1周面(314) が弁口(20)に挿入さ
れるものとなっている。
【0028】上記のOリング(81)は、第2筒体(3b)に於
ける環状突出部(33)よりも挿入部材(6) 側の部分が保持
部(6b)に嵌入された状態で保持部(6b)の内周面に対して
全周に亙って密着する大きさに形成されている。これに
よって、弁体(3) と保持部(6b)との間が水密状態に維持
されると共に、弁体(3) の半径方向のガタツキが防止さ
れている。
【0029】*駆動装置(4) * 上記の駆動装置(4) は、図1及び図2に示すように、主
筒部(22)に於ける流出筒部(23)とは反対側の端部にネジ
止めされたモーター(40)と、このモーター(40)の出力軸
(図示せず)に一体化され且つ雌ネジが形成された筒体
(4a)と、この筒体(4a)に対して一方側が螺合され且つ他
方側が挿入部材(6) の基部(6a)の中央孔部(61)に対して
軸方向にのみ相対移動可能に嵌入されるスライド部材(4
b)と、このスライド部材(4b)に対して貫通し且つスライ
ド部材(4b)に対して軸方向の相対移動が阻止された状態
にて保持される弁軸(4c)と、を具備する構成である。
【0030】前記の弁軸(4c)は、弁体(3) に挿入されて
おり、この弁軸(4c)に於ける上記の大径孔部(31a) 内の
部分から張り出して弁体(3) に対して係合する環状の係
合部(41)が形成されている。この係合部(41)によって、
弁体(3) が弁口(20)側に脱落しないものとなっている。
又、弁軸(4c)に対して外嵌し且つ保持部(6b)の基端部と
弁体(3) の延長筒部(32)との間に位置するバネ(4d)が設
けられている。これら係合部(41)とバネ(4d)とによっ
て、弁体(3) は、弁軸(4c)に対する軸方向の相対移動が
阻止された状態に維持されている。
【0031】又、この弁軸(4c)と保持部(6b)の基端部と
の間には、Oリング(82)が装着されている。このOリン
グ(82)によって、弁軸(4c)の挿通部からの漏水が防止さ
れている。更に、この弁軸(4c)には、弁口(20)側の端面
の中央部から軸方向に凹んでバネ(4d)の配置部までの間
に形成される孔部(42)と、この孔部(42)の内方端部から
弁軸(4c)の外周側に貫通する複数の貫通孔(43)(43)と、
が形成されている。これによって、弁体(3) と保持部(6
b)との間の空間と流路(200) とが連通されているから、
弁体(3) の移動に際して前記空間内の水が強制的に膨張
又は圧縮される状態とならない。従って、弁体(3) の前
記移動がスムーズとなっている。
【0032】このものでは、モーター(40)が作動する
と、その出力軸が回動して筒体(4a)が回動する。このと
き、筒体(4a)に螺合するスライド部材(4b)は、一定位置
に固定された挿入部材(6) に対して軸方向にのみ相対移
動可能となっていることから、モーター(40)の作動によ
って、スライド部材(4b)が軸方向に移動する。そして、
スライド部材(4b)に対する弁軸(4c)の軸方向の相対移動
が阻止され、弁軸(4c)に対する弁体(3) の軸方向の相対
移動が阻止されているから、モーター(40)の作動によっ
て、弁体(3) が軸方向に移動するものとなる。
【0033】又、前記の弁体(3) の軸方向移動によっ
て、上記の環状突出部(33)が上記の環状端面(25)に当接
するように、この駆動装置(4) の各部の大きさ等が設定
されている。又、前記当接状態で環状突出部(33)が環状
端面(25)に対して押圧されるようにバネ(4d)の大きさ等
が設定されている。 *その他の構成* この水量調節弁(100) には、上記した各部の他、主筒部
(22)の構成壁に装着され且つ流路(200) の水圧を検知す
る水圧センサー(5) と、流入筒部(21)に装着され且つ流
路(200) での水の流量を検知する羽根車式の流量センサ
ー(7) と、水圧センサー(5) の検知水圧等に基づいて弁
体(3) の駆動量を演算して上記のモーター(40)の作動を
制御する制御回路(図示せず)と、が備えられている。
【0034】[給湯装置(1) の使用について]図5は、
大流量時に於ける弁体(3) と弁口(20)との関係を示す断
面図であり、図6は、小流量時に於ける弁体(3) と弁口
(20)との関係を示す断面図であり、図7は、止水時に於
ける弁体(3) と弁口(20)との関係を示す断面図である。
同図に基づいて、この水量調節弁(100) での流量制御に
ついて説明する。
【0035】大流量時には、図5に示すように、弁体
(3) の環状部(31)が弁口(20)に挿入されない状態とす
る。この状態で、弁体(3) を軸方向に移動させると、前
記移動に伴って環状部(31)と環状端面(25)との間の略軸
方向の間隙(301) が変化する。この変化によって、主筒
部(22)から弁口(20)に流入する水の流量、つまり、この
水量調節弁(100) を通過する水の流量が制御される。
【0036】小流量時には、図6に示すように、前記大
流量時の状態から更に弁体(3) を弁口(20)の内方側に向
って移動させ、弁体(3) の環状部(31)が弁口(20)に挿入
されるようにする。前記挿入される際には、前記移動に
伴って、同図の実線から二点鎖線となるように、環状部
(31)のテーパ面(311) と弁口(20)の周面(24)との間の略
半径方向の間隙(302) が小さくなるように変化する。こ
の変化によって、前記流量が制御される。このもので
は、前記移動に伴う前記変化が略一様であるから、流量
制御が容易となっている。
【0037】この小流量時にて、ゴム部(30)の第1周面
(314) が弁口(20)に挿入されると、第1周面(314) と周
面(24)との間の間隙が極僅かとなることから、前記流量
が僅かなものとなる。又、第1周面(314) の直径が軸方
向に亙って一様であるから、この状態では前記移動して
も流量が変化しないものとなる。更に、前記挿入が継続
されると、第1周面(314) に続く第2周面(313) が環状
端面(25)に対して当接する。この当接状態では、ゴム部
(30)と環状端面(25)とが全周に亙って密に接触すること
から、弁口(20)が止水されたものとなる。
【0038】このものでは、以下の効果を奏する。 .ゴム部(30)と環状端面(25)とが全周に亙って密に接
触するから、従来のものに比べて、止水性能が向上して
いる。又、環状突出部(33)と環状端面(25)とのメタルタ
ッチにて前記完全止水する場合に比べて、環状突出部(3
3)と環状端面(25)の寸法精度が厳密でなくてもよい。
【0039】.前記のゴム部(30)が備えられているか
ら、環状突出部(33)が環状端面(25)に対して当接する
際、及び、環状突出部(33)が環状端面(25)から離反する
際、ゴム部(30)の弾性変形により環状突出部(33)と環状
端面(25)との密着度合いが徐々に変化する。従って、前
記したメタルタッチにて前記完全止水するもの、つま
り、前記弾性変形しないもの、に比べて、前記当接及び
前記離反の際の水量変化が緩やかとなっている。従っ
て、この水量調節弁(100) での水量制御が容易となって
いる。
【0040】.環状突出部(33)と環状端面(25)との間
の間隙が小さい状態で環状突出部(33)が流体の流れによ
り振動すると、環状突出部(33)が環状端面(25)に当たる
こととなるが、前記のゴム部(30)が備えられているか
ら、環状突出部(33)が環状端面(25)に当たる際の衝撃が
ゴム部(30)にて吸収される。従って、上記したメタルタ
ッチ形式のもののように金属どうしが直接当たるものに
比べて、前記振動の発生時の異音発生が抑えられてい
る。
【0041】.上記のバネ(4d)によって、ゴム部(30)
が環状端面(25)に対して接触した状態でゴム部(30)が環
状端面(25)に対して押圧されるから、ゴム部(30)と環状
端面(25)との接触状態が更に安定している。従って、前
記止水性能が更に向上している。 .前記止水の為の構成がゴム部(30)により実現されて
いるから、前記構成が容易となっている。
【0042】.環状突出部(33)の主体部と環状端面(2
5)とが金属製であるが、環状突出部(33)に前記のゴム部
(30)が備えられているから、金属どうしの直接的な接触
がなく、水アカ等の付着時又は前記接触時に腐食等によ
り前記金属どうしが固着されてしまう不都合が防止され
ている。従って、環状突出部(33)を環状端面(25)から離
反させる際、弁体(3) に対して前記固着を解除させる為
の大きな力を作用させる必要がなく、環状突出部(33)が
環状端面(25)から急激に離れることによる水量の急変化
が抑えられている。この点でも、この水量調節弁(100)
での水量制御が容易となっている。
【0043】このものでは、上記したとの効果によ
って、図8のグラフのように、止水状態から弁体(3) が
開く立上り時に於ける水量変化が緩やかなものとなっ
た。同図の二点鎖線は、上記のゴム部(30)がないメタル
タッチ形式の場合の水量変化であり、同図の実線は、前
記のゴム部(30)を有する場合の水量変化である。このも
のでは、上記の水量調節弁(100) が既述特許請求の範囲
に記載の「流量調節弁」に相当し、上記の流路(200) が
既述特許請求の範囲に記載の「流路」に相当する。又、
上記の弁口(20)が既述特許請求の範囲に記載の「弁口」
に相当する。
【0044】そして、上記の環状部(31)が既述特許請求
の範囲に記載の「第1弁部」に相当し、上記の環状突出
部(33)が既述特許請求の範囲に記載の「第2弁部」に相
当し、上記のゴム部(30)が既述特許請求の範囲に記載の
「ゴム部」、「水密手段」に相当し、上記の弁体(3) が
既述特許請求の範囲に記載の「弁体」に相当する。更
に、上記のバネ(4d)が既述特許請求の範囲に記載の「付
勢手段」に相当する。 [他の実施の形態] .上記の実施の形態では、弁口(20)に対して環状部(3
1)が挿入された状態での環状部(31)の内方側への移動に
伴って上記の間隙(302) が小さくなる構成としている
が、これを、前記移動に伴って間隙(302) が大きくなる
構成としてもよい。
【0045】又、上記の実施の形態では、前記移動に伴
う間隙(302) の変化度合いが一様であるものとしている
が、これを、前記一様でないものとしてもよい。 .上記の実施の形態では、弁口(20)及び環状部(31)が
円形断面に形成される構成としたが、これを、矩形断面
に形成される構成としてもよい。 .上記の実施の形態では、既述の「水密手段」を、上
記の環状突出部(33)に形成されたゴム部(30)としたが、
これを、上記の環状端面(25)に全周に亙って形成される
環状のゴム部してもよい。これら両方のゴム部を用いて
もよい。更に、環状突出部(33)と環状端面(25)とが水密
状態に接触する弾性体であるかぎり、前記のゴム部(30)
の他の構成を採用してもよい。
【0046】.既述の「流体」は、上記の水に限定さ
れない。例えば、油等の液体やガス等の気体でもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態に於ける水量調節弁(10
0) の断面図
【図2】図1の水量調節弁(100) の部分拡大図
【図3】図2の弁体(3) の第1筒体(3a)の断面図
【図4】図2の弁体(3) の第2筒体(3b)の断面図
【図5】大流量時に於ける弁体(3) と弁口(20)との関係
を示す断面図
【図6】小流量時に於ける弁体(3) と弁口(20)との関係
を示す断面図
【図7】止水時に於ける弁体(3) と弁口(20)との関係を
示す断面図
【図8】水量とモータ(40)の回動角度との関係を示すグ
ラフ
【図9】従来の流量調節弁(9) の説明図
【符号の説明】
(100) ・・・水量調節弁 (200) ・・・流路 (20)・・・弁口 (31)・・・環状部 (33)・・・環状突出部 (30)・・・ゴム部 (3) ・・・弁体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−145867(JP,A) 実開 昭59−110474(JP,U) 実開 昭62−37668(JP,U) 実開 平4−111966(JP,U) 実公 昭50−40325(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 1/34 F16K 1/36 F16K 1/44

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体が通過する流路に備えられた弁口
    と、 前記弁口に対応し且つ前記流路にて前記弁口の軸方向に
    移動可能に保持される弁体と、 前記弁体の前記弁口側への移動によって前記弁口に挿入
    されるように前記弁体に備えられ且つ前記挿入される際
    の移動に伴って前記弁口の周面との間の間隙が変化する
    第1弁部と、 前記第1弁部を挟んで前記弁口の反対側に位置するよう
    に前記弁体に備えられ且つ前記第1弁部が前記挿入され
    た状態で前記弁口の周縁部に対して全周に亙って当接す
    る第2弁部と、 前記第2弁部に備えられ且つ前記弁口の周縁部に当接し
    た状態で該周縁部に対して全周に亙って水密状態に接触
    する弾性体よりなる水密手段と、を具備し、 前記弾性体は、前記第2弁部の外周部全域に形成されて
    おり、該弾性体の外周面は、前記弁口の周面の直径より
    も小径に形成されて該弁口に挿入される第1周面と、こ
    の第1周面に続く端縁から外周側に張り出し前記弁口の
    軸線に対して直角な環状端面に当接される第2周面とか
    らなる流量調節弁。
  2. 【請求項2】 前記当接した状態で前記弁体を前記弁口
    側に向って付勢する付勢手段を更に具備する請求項1に
    記載の流量調節弁。
  3. 【請求項3】 前記弁口は、軸方向に亙って一様な直径
    の円形断面に形成され、前記第1弁部は、前記弁口の内
    方側に向って先細りの円錐台形状に形成され、前記第2
    弁部は、前記弁口より大径の円板状に形成される請求項
    1又は2に記載の流量調節弁。
  4. 【請求項4】 前記水密手段は、前記第2弁部に於ける
    前記周縁部との対向面に形成された環状のゴム部を含む
    請求項3に記載の流量調節弁。
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