JP3486964B2 - 壁装シート - Google Patents
壁装シートInfo
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- JP3486964B2 JP3486964B2 JP17448894A JP17448894A JP3486964B2 JP 3486964 B2 JP3486964 B2 JP 3486964B2 JP 17448894 A JP17448894 A JP 17448894A JP 17448894 A JP17448894 A JP 17448894A JP 3486964 B2 JP3486964 B2 JP 3486964B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸放湿性、結露防止
性、耐熱性に優れ、脱臭性、抗菌性に優れる上に装飾性
にも優れた壁装シートに関するものである。
性、耐熱性に優れ、脱臭性、抗菌性に優れる上に装飾性
にも優れた壁装シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、居住環境を快適にするため、
壁装シートに種々の機能を付加することが行われてい
る。例えば、調湿機能に関しては、吸放湿性を有するポ
リアクリル酸ソーダなどの有機高分子や多孔質な表面を
有する二酸化ケイ素などの無機物の微粒子を添加する方
法、脱臭性、抗菌性については、活性炭、ゼオライト、
有機シリコンの第四級アンモニウム塩、硫酸第一銅、金
属フタロシニアン化合物、天然植物からの抽出物などを
添加する方法が提案されている。しかしながら、これら
の物質を使用する方法は、壁装用樹脂内に充填した後、
シート化するか、壁装シートを形成した後、かかる物質
を含有する処理剤をシート表面に塗布するものであり、
樹脂に充填する方法は、シートの強度など物理的特性が
低下するし、シートを製造するにあたっては、機能物質
を混合する余分な工程が必要になり、シート化方法につ
いては、押出し加工などでは、充填物が詰まったりする
ので、製造法に制約がある。また、シート表面に塗布す
る方法においては、シートの持つ本来の触感が失われた
り、塗布工程のコストアップ、塗工物が汚れやすいなど
様々な問題を抱えているのが現状である。
壁装シートに種々の機能を付加することが行われてい
る。例えば、調湿機能に関しては、吸放湿性を有するポ
リアクリル酸ソーダなどの有機高分子や多孔質な表面を
有する二酸化ケイ素などの無機物の微粒子を添加する方
法、脱臭性、抗菌性については、活性炭、ゼオライト、
有機シリコンの第四級アンモニウム塩、硫酸第一銅、金
属フタロシニアン化合物、天然植物からの抽出物などを
添加する方法が提案されている。しかしながら、これら
の物質を使用する方法は、壁装用樹脂内に充填した後、
シート化するか、壁装シートを形成した後、かかる物質
を含有する処理剤をシート表面に塗布するものであり、
樹脂に充填する方法は、シートの強度など物理的特性が
低下するし、シートを製造するにあたっては、機能物質
を混合する余分な工程が必要になり、シート化方法につ
いては、押出し加工などでは、充填物が詰まったりする
ので、製造法に制約がある。また、シート表面に塗布す
る方法においては、シートの持つ本来の触感が失われた
り、塗布工程のコストアップ、塗工物が汚れやすいなど
様々な問題を抱えているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、物理的特性
に優れ、高度な調湿、脱臭、抗菌性能を有し、かつ表面
の装飾性に優れた壁装シートを提供せんとするものであ
る。
に優れ、高度な調湿、脱臭、抗菌性能を有し、かつ表面
の装飾性に優れた壁装シートを提供せんとするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するため、次の構成を有する。
達成するため、次の構成を有する。
【0005】すなわち、本発明の壁装シートは、エチレ
ン・アクリル酸共重合体またはエチレン・メタクリル酸
共重合体からなるシートであって、かつ、該重合体のカ
ルボキシル末端基が、下記1〜3から選ばれた陽イオン
で置換されていることを特徴とするものである。 (1)Na+ またはK+ イオン (2)Zn2+、Cu2+、Mn2+、Ag+ 、Fe2+からな
る群から選ばれた少なくとも一種の金属イオン (3)第4級アンモニウムイオン
ン・アクリル酸共重合体またはエチレン・メタクリル酸
共重合体からなるシートであって、かつ、該重合体のカ
ルボキシル末端基が、下記1〜3から選ばれた陽イオン
で置換されていることを特徴とするものである。 (1)Na+ またはK+ イオン (2)Zn2+、Cu2+、Mn2+、Ag+ 、Fe2+からな
る群から選ばれた少なくとも一種の金属イオン (3)第4級アンモニウムイオン
【0006】
【作用】本発明は、物理的特性、装飾性に優れた壁装シ
ートについて鋭意検討した結果、従来のように機能性を
付加するための粒子や、樹脂を添加したり、シート表面
に塗布することなく、エチレン・アクリル酸共重合体ま
たはエチレン・メタクリル酸共重合体からなるシートの
カルボキシル末端基を金属イオンまたは第4級アンモニ
ウムイオンなどの陽イオンで置換することにより、前記
物理的特性と各種機能を兼ね備えたシートが得られ、さ
らにはシート表面に、間隔または太さが0.1〜100
μである極めて微細な凹凸模様を形成することにより、
装飾性に優れ、しかもシート表面の表面積が大きくなる
ため、各種機能が有効に作用することを究明したもので
ある。
ートについて鋭意検討した結果、従来のように機能性を
付加するための粒子や、樹脂を添加したり、シート表面
に塗布することなく、エチレン・アクリル酸共重合体ま
たはエチレン・メタクリル酸共重合体からなるシートの
カルボキシル末端基を金属イオンまたは第4級アンモニ
ウムイオンなどの陽イオンで置換することにより、前記
物理的特性と各種機能を兼ね備えたシートが得られ、さ
らにはシート表面に、間隔または太さが0.1〜100
μである極めて微細な凹凸模様を形成することにより、
装飾性に優れ、しかもシート表面の表面積が大きくなる
ため、各種機能が有効に作用することを究明したもので
ある。
【0007】本発明のエチレン・アクリル酸共重合体、
エチレン・メタクリル酸共重合体とは、エチレンとアク
リル酸またはメタクリル酸をブロックまたはランダム共
重合したものであり、一般に共重合体として上市されて
いるものを使用することができとくに限定されるもので
はない。共重合比率は重量比でエチレン100に対し、
アクリル酸またはメタクリル酸が5〜40、好ましく
は、10〜30である。本発明は、該共重合体をシート
化したものであり、シート化の方法としては、カレンダ
ー法、Tダイ押出し法などの公知の方法を採用すること
ができ、シートの厚みは0.01〜1mmである。シート
化の際に、繊維布帛と接合してもさしつかえない。
エチレン・メタクリル酸共重合体とは、エチレンとアク
リル酸またはメタクリル酸をブロックまたはランダム共
重合したものであり、一般に共重合体として上市されて
いるものを使用することができとくに限定されるもので
はない。共重合比率は重量比でエチレン100に対し、
アクリル酸またはメタクリル酸が5〜40、好ましく
は、10〜30である。本発明は、該共重合体をシート
化したものであり、シート化の方法としては、カレンダ
ー法、Tダイ押出し法などの公知の方法を採用すること
ができ、シートの厚みは0.01〜1mmである。シート
化の際に、繊維布帛と接合してもさしつかえない。
【0008】本発明の共重合体のカルボキシル基の水素
イオンは、一つは、Na+ またはK+ イオンで置換され
るものである。
イオンは、一つは、Na+ またはK+ イオンで置換され
るものである。
【0009】本発明においては、このような所定の金属
イオンで置換されたカルボビキシル基の含有量を3×1
0-5グラム当量/グラムポリマー以上とするものであ
り、かかる置換により木綿なみの吸放湿性能を付与でき
るとともに、イオン架橋によるものと推定される耐熱性
能の大幅な向上が付与できるものである。
イオンで置換されたカルボビキシル基の含有量を3×1
0-5グラム当量/グラムポリマー以上とするものであ
り、かかる置換により木綿なみの吸放湿性能を付与でき
るとともに、イオン架橋によるものと推定される耐熱性
能の大幅な向上が付与できるものである。
【0010】本発明の共重合体のカルボキシル基の水素
イオンは、また一つは、Zn+2、Cu+2、Ni+ 、Mn
+2、Ag+ 、Fe2+からなる群から選ばれた少なくとも
一種の金属イオンで置換されるものである。
イオンは、また一つは、Zn+2、Cu+2、Ni+ 、Mn
+2、Ag+ 、Fe2+からなる群から選ばれた少なくとも
一種の金属イオンで置換されるものである。
【0011】本発明においては、このような所定の金属
イオンで置換されたカルボキシル基の含有量を1×10
-5グラム当量/グラムポリマー以上とするものであり、
1×10-5グラム当量/グラムポリマー未満であれば、
本発明の目的とする硫化水素などの悪臭を消臭すること
が難しくなる。また本発明の所定の金属イオンで置換さ
れたカルボキシル基の他に、遊離の酸性基を2×10-4
〜1×10-2グラム当量/グラムポリマーを併せ含有せ
しめておくと、硫化水素などの酸性悪臭の他に、アンモ
ニア、アルキルアミンなどの塩基性悪臭も同時に消臭す
ることができ好ましい。
イオンで置換されたカルボキシル基の含有量を1×10
-5グラム当量/グラムポリマー以上とするものであり、
1×10-5グラム当量/グラムポリマー未満であれば、
本発明の目的とする硫化水素などの悪臭を消臭すること
が難しくなる。また本発明の所定の金属イオンで置換さ
れたカルボキシル基の他に、遊離の酸性基を2×10-4
〜1×10-2グラム当量/グラムポリマーを併せ含有せ
しめておくと、硫化水素などの酸性悪臭の他に、アンモ
ニア、アルキルアミンなどの塩基性悪臭も同時に消臭す
ることができ好ましい。
【0012】本発明の共重合体のカルボキシル基の水素
イオンは、また一つは、第四級アンモニウムイオンで置
換されるものである。かかる第四級アンモニウムイオン
源としては、飽和または不飽和の脂肪族炭化水素基ある
いは芳香族炭化水素基、あるいは該窒素化合物の窒素の
複素環を構成する炭化水素基およびこれらの基を組み合
わせた炭化水素基からなる第四窒素化合物であって、抗
菌、抗カビ性を有する物であれば特に限定されるもので
はない。なかでも、上記炭化水素基の総炭素数が10以
上、好ましくは15以上である第4窒素化合物の代表的
なものとして下記一般式で示される第4級アンモニウム
塩がある。
イオンは、また一つは、第四級アンモニウムイオンで置
換されるものである。かかる第四級アンモニウムイオン
源としては、飽和または不飽和の脂肪族炭化水素基ある
いは芳香族炭化水素基、あるいは該窒素化合物の窒素の
複素環を構成する炭化水素基およびこれらの基を組み合
わせた炭化水素基からなる第四窒素化合物であって、抗
菌、抗カビ性を有する物であれば特に限定されるもので
はない。なかでも、上記炭化水素基の総炭素数が10以
上、好ましくは15以上である第4窒素化合物の代表的
なものとして下記一般式で示される第4級アンモニウム
塩がある。
【0013】
【化1】
ここでR1〜R4は1価の炭化水素基を表わすが、これ
らの炭化水素基のうち任意の2つまたは4つに代えて、
窒素を含む複素環を形成するように結合を有する2価の
炭化水素基を1つまたは2つ有する構造であっても良
い。またXはハロゲンイオンを表わし、一般的には、塩
素イオン、臭素イオンが用いられる。具体的には、ラウ
リルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、セチル
ジメチルベンジルアンモニウムブロマイド、ステアリル
トリメチルアンモニウムクロライド、セチルピリジウム
クロライドなどを例示することができ、これらを単独あ
るいは2種以上の混合物として使用することができる。
らの炭化水素基のうち任意の2つまたは4つに代えて、
窒素を含む複素環を形成するように結合を有する2価の
炭化水素基を1つまたは2つ有する構造であっても良
い。またXはハロゲンイオンを表わし、一般的には、塩
素イオン、臭素イオンが用いられる。具体的には、ラウ
リルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、セチル
ジメチルベンジルアンモニウムブロマイド、ステアリル
トリメチルアンモニウムクロライド、セチルピリジウム
クロライドなどを例示することができ、これらを単独あ
るいは2種以上の混合物として使用することができる。
【0014】また、本発明の効果を阻害しない範囲で、
各種の脱臭剤、抗菌剤、着色剤、難燃剤などが含有され
ていても良い。
各種の脱臭剤、抗菌剤、着色剤、難燃剤などが含有され
ていても良い。
【0015】本発明の壁装シートは表面に極めて微細な
凹凸模様が形成されているものである。かかる刻設加工
は、カルボキシル末端基を変性する前あるいは変性した
後のどちらでも差し支えない。
凹凸模様が形成されているものである。かかる刻設加工
は、カルボキシル末端基を変性する前あるいは変性した
後のどちらでも差し支えない。
【0016】本発明の装飾性に優れた壁装シートは、間
隔や線の太さが0.1〜100μであるという極めて微
細な凹凸を有するものである。かかる凹凸模様は、深さ
の点においても、極めて微細で、好ましくは1μ程度の
深さのものまで鮮明に確認することができるという特徴
を有する。
隔や線の太さが0.1〜100μであるという極めて微
細な凹凸を有するものである。かかる凹凸模様は、深さ
の点においても、極めて微細で、好ましくは1μ程度の
深さのものまで鮮明に確認することができるという特徴
を有する。
【0017】本発明の微細な凹凸模様を有するシートの
製造法は、たとえば繊維シート(織物、編物、不織布な
どやこれらの複合布帛、積層布帛を含む)や表面に微細
凹凸模様を有するシート(プラスチック、木材、金属
板、皮革状物など各種素材からなるシート)などの刻設
模様を有する刻設シートの少なくとも刻設に使用する表
面を撥水処理したものを壁装シートの表面に重ね合わせ
て、熱圧着し、冷却した後、剥離するものである。
製造法は、たとえば繊維シート(織物、編物、不織布な
どやこれらの複合布帛、積層布帛を含む)や表面に微細
凹凸模様を有するシート(プラスチック、木材、金属
板、皮革状物など各種素材からなるシート)などの刻設
模様を有する刻設シートの少なくとも刻設に使用する表
面を撥水処理したものを壁装シートの表面に重ね合わせ
て、熱圧着し、冷却した後、剥離するものである。
【0018】本発明の凹凸模様の形成においては、薄地
の布帛を複数枚重ねて刻設された刻設模様は、モアレを
呈するという優れた微細凹凸まで表現することができ
る。
の布帛を複数枚重ねて刻設された刻設模様は、モアレを
呈するという優れた微細凹凸まで表現することができ
る。
【0019】本発明の撥水剤としては、弗素系、シリコ
ン系、ワックス系などの樹脂を使用することができる
が、鮮明な刻設模様の形成性、刻設用シートの複数回使
用などから前2者が好ましい。
ン系、ワックス系などの樹脂を使用することができる
が、鮮明な刻設模様の形成性、刻設用シートの複数回使
用などから前2者が好ましい。
【0020】本発明の凹凸模様を製造する方法として
は、たとえばTダイからシート状に押し出された溶融樹
脂シートの、たとえば一方の面に該刻設シート(たとえ
ば繊維組織構造物の組織柄)を挿入し、冷却ロールとプ
レッシャーロール間でプレスした後、該刻設シートを剥
離する方法、あるいは、熱カレンダーでシート化する際
に少なくとも一方の面に該刻設シートを挿入しプレス
し、冷却した後、繊維構造物を剥離する方法、さらに
は、各種方法でシート化したものの表面に繊維組織構造
物を積層して、加熱されたロールあるいは平板間でプレ
スする方法を採用することができる。
は、たとえばTダイからシート状に押し出された溶融樹
脂シートの、たとえば一方の面に該刻設シート(たとえ
ば繊維組織構造物の組織柄)を挿入し、冷却ロールとプ
レッシャーロール間でプレスした後、該刻設シートを剥
離する方法、あるいは、熱カレンダーでシート化する際
に少なくとも一方の面に該刻設シートを挿入しプレス
し、冷却した後、繊維構造物を剥離する方法、さらに
は、各種方法でシート化したものの表面に繊維組織構造
物を積層して、加熱されたロールあるいは平板間でプレ
スする方法を採用することができる。
【0021】本発明の微細な凹凸模様は、壁装シートの
装飾性、ファッション性を高めるのは当然のことなが
ら、シート表面の表面積が増大するので、刻設後にカル
ボキシル末端基を変性する際の処理効率が高まるし、ま
た、カルボキシル末端基を変性したものの脱臭性、調
湿、抗菌性などの各種機能をより有効に発揮できるもの
である。
装飾性、ファッション性を高めるのは当然のことなが
ら、シート表面の表面積が増大するので、刻設後にカル
ボキシル末端基を変性する際の処理効率が高まるし、ま
た、カルボキシル末端基を変性したものの脱臭性、調
湿、抗菌性などの各種機能をより有効に発揮できるもの
である。
【0022】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0023】なお、実施例、比較例に示す性能は、次の
方法で測定した。
方法で測定した。
【0024】(吸湿性)1g のシートを100℃で24
hr乾燥した後の重量を測定し(W1)、20℃、65%
RHの温度、湿度雰囲気に24hr放置した後の重量(W
2)、30℃、95%RHの温度、湿度雰囲気に24hr放
置した後の重量(W3)を測定し、重量変化から吸湿量
を求めた。
hr乾燥した後の重量を測定し(W1)、20℃、65%
RHの温度、湿度雰囲気に24hr放置した後の重量(W
2)、30℃、95%RHの温度、湿度雰囲気に24hr放
置した後の重量(W3)を測定し、重量変化から吸湿量
を求めた。
【0025】
M1(%)=(W2−W1)/W1 ×100
M2(%)=(W3−W1)/W1 ×100
(結露性)300ccのビーカーに20℃の湯を200cc
入れ、あらかじめ重量を測定(a)したシートで蓋を
し、5℃、60%RHの温度、湿度雰囲気に2hr放置した
後、結露した水を含むシート重量(b)を測定し、つい
で結露した水を濾紙で拭き取った後の重量(c)を測定
し、結露量(A)、吸湿量(B)を計算した。
入れ、あらかじめ重量を測定(a)したシートで蓋を
し、5℃、60%RHの温度、湿度雰囲気に2hr放置した
後、結露した水を含むシート重量(b)を測定し、つい
で結露した水を濾紙で拭き取った後の重量(c)を測定
し、結露量(A)、吸湿量(B)を計算した。
【0026】
A( g/ m2 )=(b−c)/ビーカーの口部面積
B( g/ m2 )=(c−a)/ビーカーの口部面積
(耐熱性)シート表面に、火の付いたタバコの着火部分
を接触させて垂直に保ち、5秒後にタバコを取り除いた
時の損傷の程度を評価した。
を接触させて垂直に保ち、5秒後にタバコを取り除いた
時の損傷の程度を評価した。
【0027】○:全く穴があかない
△:タバコの直径の半分程度の穴があいた
×:タバコの直径と同じ程度の穴があいた
(アンモニア脱臭)500ccのポリエチレン樹脂製容器
に0.3%のアンモニア水を80μg 滴下し、該容器内
にシート3g を入れ、密閉し、20分後の残存アンモニ
ア濃度をガステック社製のガス検知管を使用し、容器内
のガス100cc中のアンモニア量を測定した。なお、ス
タート時のアンモニア濃度は約150ppm である。
に0.3%のアンモニア水を80μg 滴下し、該容器内
にシート3g を入れ、密閉し、20分後の残存アンモニ
ア濃度をガステック社製のガス検知管を使用し、容器内
のガス100cc中のアンモニア量を測定した。なお、ス
タート時のアンモニア濃度は約150ppm である。
【0028】(硫化水素脱臭)臭気成分を硫化鉄300
mg、0.6%硫酸100μl とした以外はアンモニア脱
臭と同一の方法で測定した。なお、スタート時の硫化水
素濃度は約40ppm である。
mg、0.6%硫酸100μl とした以外はアンモニア脱
臭と同一の方法で測定した。なお、スタート時の硫化水
素濃度は約40ppm である。
【0029】(抗菌ア)滅菌シートに黄色葡萄状球菌
(Staphylococcus aureus 12
732)のブイヨン懸濁液を注加し、密閉容器内で37
℃、18時間培養後の生菌数を計測し、植菌数にたいす
る増減値を求めた。増減値が1.6以上で優れた抗菌性
を有するものである。
(Staphylococcus aureus 12
732)のブイヨン懸濁液を注加し、密閉容器内で37
℃、18時間培養後の生菌数を計測し、植菌数にたいす
る増減値を求めた。増減値が1.6以上で優れた抗菌性
を有するものである。
【0030】(抗菌イ)滅菌シートにクレブシラ菌(K
lebsiella pneumoniae ATCC
4352)の懸濁液を注加し、密閉容器中で150回
/分、1時間振とう後の生菌数を計測し、注加懸濁液の
菌数に対する減少率を求めた。減少率が26%以上で優
れた抗菌性を有するものである。
lebsiella pneumoniae ATCC
4352)の懸濁液を注加し、密閉容器中で150回
/分、1時間振とう後の生菌数を計測し、注加懸濁液の
菌数に対する減少率を求めた。減少率が26%以上で優
れた抗菌性を有するものである。
【0031】(シートの引張り強力)JIS K 67
30に規定される方法で測定し、強力保持率(%)を計
算した。
30に規定される方法で測定し、強力保持率(%)を計
算した。
【0032】(シートの色の深み)シートの反射率(L
値)をスガ試験機株式会社製のデジタル測色色差計で測
定した。数値の小さいものほど濃色であることを現す。
値)をスガ試験機株式会社製のデジタル測色色差計で測
定した。数値の小さいものほど濃色であることを現す。
【0033】(刻設模様の評価)顕微鏡で観察し、形成
された溝の1インチ間当たりの本数と織物を構成する糸
の単繊維で形成された溝の幅を測定した。
された溝の1インチ間当たりの本数と織物を構成する糸
の単繊維で形成された溝の幅を測定した。
【0034】なを、織物内の単繊維直径は10.1μで
ある。
ある。
【0035】実施例1〜7、比較例1〜4
エチレン85重量部とメタクリル酸15重量部からなる
エチレン・メタクリル酸共重合体に青色着色剤、耐候剤
などを混合した樹脂をTダイから押出し、刻設シートを
挿入するものと、しないものの0.1mm厚さのシートを
形成し、次に示す処理液で70℃で30分間処理し、水
洗、乾燥した後、性能を評価した結果を表1に示した。
エチレン・メタクリル酸共重合体に青色着色剤、耐候剤
などを混合した樹脂をTダイから押出し、刻設シートを
挿入するものと、しないものの0.1mm厚さのシートを
形成し、次に示す処理液で70℃で30分間処理し、水
洗、乾燥した後、性能を評価した結果を表1に示した。
【0036】(刻設用シート)75デニール72フィラ
メントの強撚ポリエステル繊維を縦糸、緯糸に使用した
黒に染色された平ジョーゼット織物(東レ株式会社製、
縦糸密度93本/インチ、緯糸密度72本/インチ)を
東レシリコンSH8240(東レ・ダウコーニング株式
会社製 シリコン系撥水剤)40g/■水溶液に浸漬し、
マングルで絞り80重量%の付着量に調整した後、13
0℃で乾燥、180℃でヒートセットした。
メントの強撚ポリエステル繊維を縦糸、緯糸に使用した
黒に染色された平ジョーゼット織物(東レ株式会社製、
縦糸密度93本/インチ、緯糸密度72本/インチ)を
東レシリコンSH8240(東レ・ダウコーニング株式
会社製 シリコン系撥水剤)40g/■水溶液に浸漬し、
マングルで絞り80重量%の付着量に調整した後、13
0℃で乾燥、180℃でヒートセットした。
【0037】該織物を1枚使用して刻設したものを
(A)、2枚重ねてモアレを形成したものを(B)とし
た。
(A)、2枚重ねてモアレを形成したものを(B)とし
た。
【0038】(カルボキシル末端基の変性処理)
a.1%の水酸化ナトリウム水溶液
b.2%の硫酸銅水溶液
c.2%の硫酸亜鉛水溶液
d.1%のラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロ
ライド水溶液 比較例として、カルボキシル末端基を変性しないもの
(比較例1)、ポリアクリル酸ナトリウム系の高吸水性
ポリマー(スミカゲルSP510 住友化学株式会社
製)を5及び20重量部混合したもの(比較例2及び
3)、銀ゼオライト粒子を2重量部混合したもの(比較
例4)を同様に評価した。
ライド水溶液 比較例として、カルボキシル末端基を変性しないもの
(比較例1)、ポリアクリル酸ナトリウム系の高吸水性
ポリマー(スミカゲルSP510 住友化学株式会社
製)を5及び20重量部混合したもの(比較例2及び
3)、銀ゼオライト粒子を2重量部混合したもの(比較
例4)を同様に評価した。
【0039】
【表1】
表1から、本発明はシート物性の低下がなく、優れた吸
放湿性、結露防止性、耐熱性、脱臭性、抗菌性、装飾性
を兼ね備えたものであることが判る。
放湿性、結露防止性、耐熱性、脱臭性、抗菌性、装飾性
を兼ね備えたものであることが判る。
【0040】実施例2の刻設模様を顕微鏡で観察した結
果、縦糸で形成された溝の本数は92本/インチで、織
物の単繊維で形成された溝の幅は10.1μで、刻設用
織物の繊維構造が極めて鮮明に刻設されていることを確
認した。
果、縦糸で形成された溝の本数は92本/インチで、織
物の単繊維で形成された溝の幅は10.1μで、刻設用
織物の繊維構造が極めて鮮明に刻設されていることを確
認した。
【0041】また、模様を刻設したシートの発色性は深
みのある色相である。
みのある色相である。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、物性に優れ、高度な吸
放湿性、結露防止性、耐熱性、脱臭性、抗菌性などの機
能をそなえ、かつ、壁装材として優れた装飾性を持つ外
観の壁装シートを安定に供給し得る。
放湿性、結露防止性、耐熱性、脱臭性、抗菌性などの機
能をそなえ、かつ、壁装材として優れた装飾性を持つ外
観の壁装シートを安定に供給し得る。
─────────────────────────────────────────────────────
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(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
E04F 13/00
C08J 5/18 CER
Claims (4)
- 【請求項1】エチレン・アクリル酸共重合体またはエチ
レン・メタクリル酸共重合体からなるシートであって、
かつ、該重合体のカルボキシル末端基が、下記1〜3か
ら選ばれた陽イオンで置換されていることを特徴とする
壁装シート。(1)Na+ またはK+ イオン (2)Zn2+、Cu2+、Mn2+、Ag+ 、Fe2+からな
る群から選ばれた少なくとも一種の金属イオン (3)第4級アンモニウムイオン - 【請求項2】該シート表面が、間隔や線の太さが0.1
〜100μである凹凸模様を有することを特徴とする請
求項1に記載の壁装シート。 - 【請求項3】該凹凸模様が、モアレ模様である請求項2
に記載の壁装シート。 - 【請求項4】該凹凸模様の深さが、1μ以上である請求
項2または3に記載の壁装シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17448894A JP3486964B2 (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | 壁装シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17448894A JP3486964B2 (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | 壁装シート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0842095A JPH0842095A (ja) | 1996-02-13 |
| JP3486964B2 true JP3486964B2 (ja) | 2004-01-13 |
Family
ID=15979366
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17448894A Expired - Fee Related JP3486964B2 (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | 壁装シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3486964B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001323155A (ja) * | 2000-05-11 | 2001-11-20 | Sanyo Chem Ind Ltd | 化粧材用調湿材およびそれを用いた化粧材 |
| JP5137625B2 (ja) * | 2008-03-06 | 2013-02-06 | 三井・デュポンポリケミカル株式会社 | 消臭材料およびその成形品 |
| WO2013171816A1 (ja) * | 2012-05-14 | 2013-11-21 | 有限会社ティ・アイ商事 | 樹脂シート材と複合シート材及びこれらの製造方法 |
| JP7344474B2 (ja) * | 2018-11-21 | 2023-09-14 | 日本エクスラン工業株式会社 | 高速吸放湿性重合体、ならびに該重合体を含有する繊維構造物、樹脂成型物、空調用素子、収着式熱交換モジュールおよび吸着式ヒートサイクル |
-
1994
- 1994-07-26 JP JP17448894A patent/JP3486964B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0842095A (ja) | 1996-02-13 |
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