JP3488045B2 - 躯体蓄熱用天井内空調吹出口 - Google Patents
躯体蓄熱用天井内空調吹出口Info
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- JP3488045B2 JP3488045B2 JP17305197A JP17305197A JP3488045B2 JP 3488045 B2 JP3488045 B2 JP 3488045B2 JP 17305197 A JP17305197 A JP 17305197A JP 17305197 A JP17305197 A JP 17305197A JP 3488045 B2 JP3488045 B2 JP 3488045B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、夜間に、空調空気
を天井裏から上階床スラブへと直接吹き付けて躯体に蓄
熱し、昼間に、それを躯体から放熱させることにより昼
間の空調ピーク負荷を削減する空調システム(躯体蓄熱
空調システム)における蓄熱用天井内空調吹出口に関す
るものであり、特に吹出口の形状を改良することにより
蓄熱効果を向上させた蓄熱用天井内空調吹出口に係るも
のである。
を天井裏から上階床スラブへと直接吹き付けて躯体に蓄
熱し、昼間に、それを躯体から放熱させることにより昼
間の空調ピーク負荷を削減する空調システム(躯体蓄熱
空調システム)における蓄熱用天井内空調吹出口に関す
るものであり、特に吹出口の形状を改良することにより
蓄熱効果を向上させた蓄熱用天井内空調吹出口に係るも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の蓄熱用天井内空調吹出口
は、ノズル型の吹出口であり、これを天井裏で上階の床
スラブ下面に対し垂直に設置し、該ノズルからの空調吹
出気流(冷風又は温風)をその床スラブ下面へと吹き付
けることにより、床スラブコンクリートに蓄熱するよう
にしている(図13参照)。この場合、ノズルから吹き
出された吹出気流は、床スラブに垂直に吹き付けられた
後、天井内を拡散する。そして、冷房の際には、更に空
調吹出気流(冷気)と天井内空気との温度差があること
で生じる比重の差により、その空調吹出気流は下降す
る。結果として、床スラブにおけるノズル直上部分が集
中的に冷却(又は加熱)され、ノズル直上部分以外の温
度変化は比較的少ない状態となっている。
は、ノズル型の吹出口であり、これを天井裏で上階の床
スラブ下面に対し垂直に設置し、該ノズルからの空調吹
出気流(冷風又は温風)をその床スラブ下面へと吹き付
けることにより、床スラブコンクリートに蓄熱するよう
にしている(図13参照)。この場合、ノズルから吹き
出された吹出気流は、床スラブに垂直に吹き付けられた
後、天井内を拡散する。そして、冷房の際には、更に空
調吹出気流(冷気)と天井内空気との温度差があること
で生じる比重の差により、その空調吹出気流は下降す
る。結果として、床スラブにおけるノズル直上部分が集
中的に冷却(又は加熱)され、ノズル直上部分以外の温
度変化は比較的少ない状態となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】つまり、従来のもので
は、床スラブの温度分布はノズル直上部分を中心とした
同心円状に形成されており、そのために、蓄熱材として
の床スラブコンクリートの熱容量はあまり有効に利用さ
れておらず、蓄熱効果が低い。ところで、床スラブへの
蓄熱量は、床スラブ表面温度と床スラブ近傍空気温度と
の温度差が大きいほど、また、床スラブ近傍の風速が速
いほど増加する。そこで、本発明は、これに相応して吹
出口を改良することにより、床スラブ全般において、床
スラブ近傍の風速を速くし、床スラブ表面温度と床スラ
ブ近傍空気温度との温度差を大きくして、床スラブを全
般的に一様乃至それに近い状態で効率よく冷却(又は加
熱)できるようにして、蓄熱効果を向上させようとする
ものである。
は、床スラブの温度分布はノズル直上部分を中心とした
同心円状に形成されており、そのために、蓄熱材として
の床スラブコンクリートの熱容量はあまり有効に利用さ
れておらず、蓄熱効果が低い。ところで、床スラブへの
蓄熱量は、床スラブ表面温度と床スラブ近傍空気温度と
の温度差が大きいほど、また、床スラブ近傍の風速が速
いほど増加する。そこで、本発明は、これに相応して吹
出口を改良することにより、床スラブ全般において、床
スラブ近傍の風速を速くし、床スラブ表面温度と床スラ
ブ近傍空気温度との温度差を大きくして、床スラブを全
般的に一様乃至それに近い状態で効率よく冷却(又は加
熱)できるようにして、蓄熱効果を向上させようとする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1の発明は、空調送風ダクト1へ接続するチャンバ
ーボックス2の上端部に横吹きの高風速吹出口3を設け
るとともに、該高風速吹出口の下に横吹きの低風速吹出
口4を設け、そのチャンバーボックス2を床スラブの直
下にてそれらの吹出口3,4を床スラブ5と平行させて
配して成る。
求項1の発明は、空調送風ダクト1へ接続するチャンバ
ーボックス2の上端部に横吹きの高風速吹出口3を設け
るとともに、該高風速吹出口の下に横吹きの低風速吹出
口4を設け、そのチャンバーボックス2を床スラブの直
下にてそれらの吹出口3,4を床スラブ5と平行させて
配して成る。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の躯体蓄熱用
天井内空調吹出口にあって、上記高風速吹出口3を水平
のスリット状に開口させ、かつ、上記低風速吹出口4を
その高風速吹出口3の直下で大口に開口させて成る。
天井内空調吹出口にあって、上記高風速吹出口3を水平
のスリット状に開口させ、かつ、上記低風速吹出口4を
その高風速吹出口3の直下で大口に開口させて成る。
【0006】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の躯体蓄熱用天井内空調吹出口にあって、上記チャンバ
ーボックス2の複数を床スラブの直下に縦横に配列させ
て成る。
の躯体蓄熱用天井内空調吹出口にあって、上記チャンバ
ーボックス2の複数を床スラブの直下に縦横に配列させ
て成る。
【0007】
その1.図1乃至図3は、請求項1、請求項2の発明に係
る躯体蓄熱用天井内空調吹出口の実施の形態を示してい
る。図示のものは、下面に空調送風ダクト1へ接続する
立方体のチャンバーボックス2を設け、該チャンバーボ
ックスの前面には、上端部に横長のスリット状で横吹き
の高風速吹出口3を設け、かつ、該高風速吹出口の直下
に大口の方形で横吹きの低風速吹出口4を設け(図1、
図2)、而して、そのチャンバーボックス2を床スラブ
の直下にてそれらの吹出口3,4を床スラブ5と平行さ
せて配する(図3)。低風速吹出口4には、パンチング
メタル6を配備させる。
る躯体蓄熱用天井内空調吹出口の実施の形態を示してい
る。図示のものは、下面に空調送風ダクト1へ接続する
立方体のチャンバーボックス2を設け、該チャンバーボ
ックスの前面には、上端部に横長のスリット状で横吹き
の高風速吹出口3を設け、かつ、該高風速吹出口の直下
に大口の方形で横吹きの低風速吹出口4を設け(図1、
図2)、而して、そのチャンバーボックス2を床スラブ
の直下にてそれらの吹出口3,4を床スラブ5と平行さ
せて配する(図3)。低風速吹出口4には、パンチング
メタル6を配備させる。
【0008】かかる構成であるから、チャンバーボック
ス2の上端部の高風速吹出口3からは、床スラブ5と平
行に空調空気を高風速にて吹き出させ、コアンダ効果に
より床スラブ5への付着流を形成させて、空調空気を広
範囲に到達させ、高風速域を広範囲にわたって確保す
る。また、高風速吹出口3の直下の低風速吹出口4から
は、空調空気を低風速にて吹き出させ、これを高風速吹
出口3からの高風速の空調吹出気流に誘引混合させて、
床スラブ表面温度と床スラブ近傍空気温度との温度差が
小さくなるのを防ぎ、大きな温度差に維持させる。
ス2の上端部の高風速吹出口3からは、床スラブ5と平
行に空調空気を高風速にて吹き出させ、コアンダ効果に
より床スラブ5への付着流を形成させて、空調空気を広
範囲に到達させ、高風速域を広範囲にわたって確保す
る。また、高風速吹出口3の直下の低風速吹出口4から
は、空調空気を低風速にて吹き出させ、これを高風速吹
出口3からの高風速の空調吹出気流に誘引混合させて、
床スラブ表面温度と床スラブ近傍空気温度との温度差が
小さくなるのを防ぎ、大きな温度差に維持させる。
【0009】〔比較実験〕請求項1、請求項2の発明に
係る図1乃至図3に示す躯体蓄熱用天井内空調吹出口
(以下 MODEL2という。)と、図10乃至図12に示す
チャンバーボックス2の上端部に高風速吹出口3のみを
有するもの(以下 MODEL1という。)と、図13に示す
従来のノズル7からの空調吹出気流を床スラブ面に垂直
に吹き付けるノズル型の吹出口(以下 MODEL3とい
う。)とに関し、次の実験対象及び実験方法のもとに床
スラブ直下における気流の (1) 温度上昇状況 (2) 風速減衰状況 (3) 熱流 についての比較実験を行った。
係る図1乃至図3に示す躯体蓄熱用天井内空調吹出口
(以下 MODEL2という。)と、図10乃至図12に示す
チャンバーボックス2の上端部に高風速吹出口3のみを
有するもの(以下 MODEL1という。)と、図13に示す
従来のノズル7からの空調吹出気流を床スラブ面に垂直
に吹き付けるノズル型の吹出口(以下 MODEL3とい
う。)とに関し、次の実験対象及び実験方法のもとに床
スラブ直下における気流の (1) 温度上昇状況 (2) 風速減衰状況 (3) 熱流 についての比較実験を行った。
【0010】「実験対象」
請求項1、請求項2の発明に係る MODEL2(図1乃
至図3) a. チャンバーボックス2の大きさを幅、高さ、奥行き
につきそれぞれ400mmとし、横長のスリット状で横吹
きの高風速吹出口3を横幅300mm、スリット間隔17
mm、ボックス上端からの距離25mmとし、高風速吹出口
3の直下の低風速吹出口4を横幅300mm、高さ142
mm、また、パンチングメタルの有効開口率32.5%と
し、それらの高風速吹出口3及び低風速吹出口4の突出
長を50mmとし、空調送風ダクト1の直径を200mmと
する。 b. チャンバーボックス2を床スラブ5の直下に近接さ
せて配する(図3)。 比較対象である MODEL1(図10乃至図12) a. チャンバーボックス2の大きさを MODEL2の場合と
同様に幅、高さ、奥行きにつきそれぞれ400mmとし、
横長のスリット状で横吹きの高風速吹出口3を横幅30
0mm、スリット間隔23mm、ボックス上端からの距離2
5mmとし、その高風速吹出口3の突出長を50mmとし、
空調送風ダクト1の直径を200mmとする。つまり、低
風速吹出口4を有しないこと、高風速吹出口3のスリッ
ト間隔を23mmとすることの他は、 MODEL2の場合と同
じとする。 b. チャンバーボックス2を MODEL2の場合と同様に床
スラブ5の直下に近接させて配する(図12)。 比較対象である MODEL3(図13) a. ノズル7の直径を空調送風ダクト1の直径と等しく
200mmとする。 b. ノズル7を床スラブ5の下面に距離300mmを隔て
て垂直に配する。
至図3) a. チャンバーボックス2の大きさを幅、高さ、奥行き
につきそれぞれ400mmとし、横長のスリット状で横吹
きの高風速吹出口3を横幅300mm、スリット間隔17
mm、ボックス上端からの距離25mmとし、高風速吹出口
3の直下の低風速吹出口4を横幅300mm、高さ142
mm、また、パンチングメタルの有効開口率32.5%と
し、それらの高風速吹出口3及び低風速吹出口4の突出
長を50mmとし、空調送風ダクト1の直径を200mmと
する。 b. チャンバーボックス2を床スラブ5の直下に近接さ
せて配する(図3)。 比較対象である MODEL1(図10乃至図12) a. チャンバーボックス2の大きさを MODEL2の場合と
同様に幅、高さ、奥行きにつきそれぞれ400mmとし、
横長のスリット状で横吹きの高風速吹出口3を横幅30
0mm、スリット間隔23mm、ボックス上端からの距離2
5mmとし、その高風速吹出口3の突出長を50mmとし、
空調送風ダクト1の直径を200mmとする。つまり、低
風速吹出口4を有しないこと、高風速吹出口3のスリッ
ト間隔を23mmとすることの他は、 MODEL2の場合と同
じとする。 b. チャンバーボックス2を MODEL2の場合と同様に床
スラブ5の直下に近接させて配する(図12)。 比較対象である MODEL3(図13) a. ノズル7の直径を空調送風ダクト1の直径と等しく
200mmとする。 b. ノズル7を床スラブ5の下面に距離300mmを隔て
て垂直に配する。
【0011】「実験方法」
(a) 各実験対象の床スラブ5の下面において、図3、図
12、図13に示すように、6つの無指向性熱線風速計
8を高風速吹出口3の中央又はノズル7の中心線から前
方へとそれぞれ間隔300mm、600mm、900mm、1
200mm、1700mm、2200mmとして配する。な
お、図3、図12、図13では、3つの無指向性熱線風
速計8だけを示しているが、他の3つも延長線上に同様
に配する。 (b) MODEL1の高風速吹出口3、 MODEL2の高風速吹出
口3、 MODEL3のノズル7からの風速をそれぞれ4m/s
とし、また、 MODEL2の低風速吹出口4からの風速を
0.5m/s とする。 (c) 各実験対象の天井内温度初期値を22℃、床スラブ
表面温度を26℃、送風温度を12℃とする。
12、図13に示すように、6つの無指向性熱線風速計
8を高風速吹出口3の中央又はノズル7の中心線から前
方へとそれぞれ間隔300mm、600mm、900mm、1
200mm、1700mm、2200mmとして配する。な
お、図3、図12、図13では、3つの無指向性熱線風
速計8だけを示しているが、他の3つも延長線上に同様
に配する。 (b) MODEL1の高風速吹出口3、 MODEL2の高風速吹出
口3、 MODEL3のノズル7からの風速をそれぞれ4m/s
とし、また、 MODEL2の低風速吹出口4からの風速を
0.5m/s とする。 (c) 各実験対象の天井内温度初期値を22℃、床スラブ
表面温度を26℃、送風温度を12℃とする。
【0012】「実験結果」
(1) 温度上昇状況については、図14の結果を得た。
(2) 風速減衰状況については、図15の結果を得た。
(3) 熱流については、図16の結果を得た。そして、こ
の結果から、それぞれの無指向性熱線風速計8による各
6ポイントにおける床スラブ5への熱流平均値(蓄熱
量)は、図17のようになった。これらの結果より、請
求項1、請求項2の発明に係る MODEL2では、他の MOD
EL1、 MODEL3に比較し、温度上昇状況、風速減衰状
況、熱流のいずれにおいても優れており、図17のそれ
ぞれの床スラブ5への熱流平均値すなわち床スラブ5の
蓄熱量で比較すると、 MODEL3の場合に比べ約1.4
倍、 MODEL1の場合に比べ約1.1倍の蓄熱量が得られ
ることを確認した。
の結果から、それぞれの無指向性熱線風速計8による各
6ポイントにおける床スラブ5への熱流平均値(蓄熱
量)は、図17のようになった。これらの結果より、請
求項1、請求項2の発明に係る MODEL2では、他の MOD
EL1、 MODEL3に比較し、温度上昇状況、風速減衰状
況、熱流のいずれにおいても優れており、図17のそれ
ぞれの床スラブ5への熱流平均値すなわち床スラブ5の
蓄熱量で比較すると、 MODEL3の場合に比べ約1.4
倍、 MODEL1の場合に比べ約1.1倍の蓄熱量が得られ
ることを確認した。
【0013】その2.図4乃至図6は、請求項1乃至請求
項3の発明に係る躯体蓄熱用天井内空調吹出口について
の実施の形態を示している。図4は、円筒形のインテリ
アタイプAのものを、また、図5は、半円筒形のペリメ
ータータイプBのものを示しており、これらは基本的に
は上記その1.のものと同様である。インテリアタイプA
のものは円筒状、また、ペリメータータイプBのものは
半円筒状で、かつ、それぞれの下面を空調送風ダクト1
へと接続させるようにしたチャンバーボックス2を設
け、そのインテリアタイプAの円筒状のチャンバーボッ
クス2には全円周面に、また、ペリメータータイプBの
半円筒状のチャンバーボックス2には半円周の円弧面に
おいて、それぞれの上端部に横長のスリット状で横吹き
の高風速吹出口3を、かつ、該高風速吹出口の直下に大
口の方形で横吹きの低風速吹出口4を設け、該低風速吹
出口4には、パンチングメタル6を配する。
項3の発明に係る躯体蓄熱用天井内空調吹出口について
の実施の形態を示している。図4は、円筒形のインテリ
アタイプAのものを、また、図5は、半円筒形のペリメ
ータータイプBのものを示しており、これらは基本的に
は上記その1.のものと同様である。インテリアタイプA
のものは円筒状、また、ペリメータータイプBのものは
半円筒状で、かつ、それぞれの下面を空調送風ダクト1
へと接続させるようにしたチャンバーボックス2を設
け、そのインテリアタイプAの円筒状のチャンバーボッ
クス2には全円周面に、また、ペリメータータイプBの
半円筒状のチャンバーボックス2には半円周の円弧面に
おいて、それぞれの上端部に横長のスリット状で横吹き
の高風速吹出口3を、かつ、該高風速吹出口の直下に大
口の方形で横吹きの低風速吹出口4を設け、該低風速吹
出口4には、パンチングメタル6を配する。
【0014】而して、図6に示すように、インテリアタ
イプAとペリメータータイプBのものは、それぞれを複
数個、床スラブ5の直下にて天井内の要所要所に縦横に
配列して、それらの吹出口3,4を床スラブ5と平行さ
せる。それらの高風速吹出口3からは、一斉に、床スラ
ブ5と平行に空調空気を高風速にて吹き出させ、その1.
の場合と同様にして、コアンダ効果により床スラブ5へ
の付着流を形成させて、空調気流を広範囲に到達させ、
高風速域を広範囲にわたって確保する。また、それらの
高風速吹出口3の直下の低風速吹出口4からは、その1.
の場合と同様にそれぞれ空調空気を低風速にて吹き出さ
せ、高風速吹出口3からの高風速の空調吹出気流に誘引
混合させて、床スラブ表面温度と床スラブ近傍空気温度
との温度差が小さくなるのを防ぎ、大きな温度差に維持
させる。この場合、広い床スラブ5に有効に具現化でき
る。
イプAとペリメータータイプBのものは、それぞれを複
数個、床スラブ5の直下にて天井内の要所要所に縦横に
配列して、それらの吹出口3,4を床スラブ5と平行さ
せる。それらの高風速吹出口3からは、一斉に、床スラ
ブ5と平行に空調空気を高風速にて吹き出させ、その1.
の場合と同様にして、コアンダ効果により床スラブ5へ
の付着流を形成させて、空調気流を広範囲に到達させ、
高風速域を広範囲にわたって確保する。また、それらの
高風速吹出口3の直下の低風速吹出口4からは、その1.
の場合と同様にそれぞれ空調空気を低風速にて吹き出さ
せ、高風速吹出口3からの高風速の空調吹出気流に誘引
混合させて、床スラブ表面温度と床スラブ近傍空気温度
との温度差が小さくなるのを防ぎ、大きな温度差に維持
させる。この場合、広い床スラブ5に有効に具現化でき
る。
【0015】その3.図7乃至図9は、請求項1乃至請求
項3の発明に係る他の躯体蓄熱用天井内空調吹出口につ
いての実施の形態を示している。図7は、長方体形のイ
ンテリアタイプMのものを、また、図8は、長方体形の
ペリメータータイプNのものを示しており、これらも基
本的には上記その1.のものと同様である。この場合、イ
ンテリアタイプM、ペリメータータイプNのいずれにつ
いても、長方体形で、かつ、それぞれの下面を空調送風
ダクト1へと接続させるようにしたチャンバーボックス
2を設け、そのインテリアタイプMの長方体状のチャン
バーボックス2には広い前面と後面の両面に、また、ペ
リメータータイプNの長方体状のチャンバーボックス2
には前面又は後面の一面において、それぞれの上端部に
横長のスリット状で横吹きの高風速吹出口3を、かつ、
該高風速吹出口の直下に大口の方形で横吹きの低風速吹
出口4を設け、該低風速吹出口4には、パンチングメタ
ル6を配する。
項3の発明に係る他の躯体蓄熱用天井内空調吹出口につ
いての実施の形態を示している。図7は、長方体形のイ
ンテリアタイプMのものを、また、図8は、長方体形の
ペリメータータイプNのものを示しており、これらも基
本的には上記その1.のものと同様である。この場合、イ
ンテリアタイプM、ペリメータータイプNのいずれにつ
いても、長方体形で、かつ、それぞれの下面を空調送風
ダクト1へと接続させるようにしたチャンバーボックス
2を設け、そのインテリアタイプMの長方体状のチャン
バーボックス2には広い前面と後面の両面に、また、ペ
リメータータイプNの長方体状のチャンバーボックス2
には前面又は後面の一面において、それぞれの上端部に
横長のスリット状で横吹きの高風速吹出口3を、かつ、
該高風速吹出口の直下に大口の方形で横吹きの低風速吹
出口4を設け、該低風速吹出口4には、パンチングメタ
ル6を配する。
【0016】この場合も、図9に示すように、その2.の
場合と同様、インテリアタイプMとペリメータータイプ
Nのものを、それぞれを複数個、床スラブ5の直下にて
天井内の要所要所に縦横に配列して、それらの吹出口
3,4を床スラブ5と平行させる。それらの高風速吹出
口3からは、その2.の場合と同様に、一斉に、床スラブ
5と平行に空調空気を高風速にて吹き出させ、コアンダ
効果により床スラブ5への付着流を形成させて、空調気
流を広範囲に到達させ、高風速域を広範囲にわたって確
保する。また、それらの高風速吹出口3の直下の低風速
吹出口4からは、その1.、その2.の場合と同様、それぞ
れ空調空気を低風速にて吹き出させ、高風速吹出口3か
らの高風速の空調吹出気流に誘引混合させて、床スラブ
表面温度と床スラブ近傍空気温度との温度差が小さくな
るのを防ぎ、大きな温度差に維持させる。この場合も、
広い床スラブ5に有効に具現化できる。
場合と同様、インテリアタイプMとペリメータータイプ
Nのものを、それぞれを複数個、床スラブ5の直下にて
天井内の要所要所に縦横に配列して、それらの吹出口
3,4を床スラブ5と平行させる。それらの高風速吹出
口3からは、その2.の場合と同様に、一斉に、床スラブ
5と平行に空調空気を高風速にて吹き出させ、コアンダ
効果により床スラブ5への付着流を形成させて、空調気
流を広範囲に到達させ、高風速域を広範囲にわたって確
保する。また、それらの高風速吹出口3の直下の低風速
吹出口4からは、その1.、その2.の場合と同様、それぞ
れ空調空気を低風速にて吹き出させ、高風速吹出口3か
らの高風速の空調吹出気流に誘引混合させて、床スラブ
表面温度と床スラブ近傍空気温度との温度差が小さくな
るのを防ぎ、大きな温度差に維持させる。この場合も、
広い床スラブ5に有効に具現化できる。
【0017】
【発明の効果】請求項1、請求項2、請求項3の発明に
よれば、既述構成であるから、床スラブ5の大きさ、形
態等に相応させて、それぞれの床スラブ全般において、
床スラブ近傍の風速を速くし、床スラブ表面温度と床ス
ラブ近傍空気温度との温度差を大きくすることができ
て、当該床スラブ5を全般的に一様乃至それに近い状態
で冷却(又は加熱)でき、したがって、蓄熱材としての
床スラブコンクリートの熱容量を更に有効に利用するこ
とができて、蓄熱効果を向上させることができ、躯体蓄
熱空調システムの蓄熱効率を向上させることができる。
よれば、既述構成であるから、床スラブ5の大きさ、形
態等に相応させて、それぞれの床スラブ全般において、
床スラブ近傍の風速を速くし、床スラブ表面温度と床ス
ラブ近傍空気温度との温度差を大きくすることができ
て、当該床スラブ5を全般的に一様乃至それに近い状態
で冷却(又は加熱)でき、したがって、蓄熱材としての
床スラブコンクリートの熱容量を更に有効に利用するこ
とができて、蓄熱効果を向上させることができ、躯体蓄
熱空調システムの蓄熱効率を向上させることができる。
【図1】 請求項1、請求項2の発明に係る実施の形態
その1.を示す正面図である。
その1.を示す正面図である。
【図2】 同実施の形態における側面図である。
【図3】 同実施の形態における実験方法に係る説明図
である。
である。
【図4】 請求項1乃至請求項3の発明に係る実施の形
態その2.を示すインテリアタイプの斜視図である。
態その2.を示すインテリアタイプの斜視図である。
【図5】 同実施の形態におけるペリメータータイプの
斜視図である。
斜視図である。
【図6】 同実施の形態におけるレイアウトを示す平面
図である。
図である。
【図7】 請求項1乃至請求項3の発明に係る実施の形
態その3.を示すインテリアタイプの斜視図である。
態その3.を示すインテリアタイプの斜視図である。
【図8】 同実施の形態におけるペリメータータイプの
斜視図である。
斜視図である。
【図9】 同実施の形態におけるレイアウトを示す平面
図である。
図である。
【図10】比較実験対象における正面図である。
【図11】同比較実験対象における側面図である。
【図12】同比較実験対象における実験方法に係る説明
図である。
図である。
【図13】他の比較実験対象における実験方法に係る説
明図である。
明図である。
【図14】温度上昇状況に係る比較実験結果のグラフで
ある。
ある。
【図15】風速減衰状況に係る比較実験結果のグラフで
ある。
ある。
【図16】熱流に係る比較実験結果のグラフである。
【図17】熱流に係る比較実験結果のグラフに基づくス
ラブへの熱流平均値のグラフである。
ラブへの熱流平均値のグラフである。
1…空調送風ダクト 2…チャンバーボッ
クス 3…高風速吹出口 4…低風速吹出口 5…床スラブ 6…パンチングメタ
ル 7…ノズル A…インテリアタイプ B…ペリメータータ
イプ M…インテリアタイプ N…ペリメータータ
イプ
クス 3…高風速吹出口 4…低風速吹出口 5…床スラブ 6…パンチングメタ
ル 7…ノズル A…インテリアタイプ B…ペリメータータ
イプ M…インテリアタイプ N…ペリメータータ
イプ
─────────────────────────────────────────────────────
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(56)参考文献 特開 平10−311566(JP,A)
特開 平1−208632(JP,A)
特開 昭61−256189(JP,A)
特開 平5−322247(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F24F 5/00
F24F 13/06
Claims (3)
- 【請求項1】 空調送風ダクト1へ接続するチャンバー
ボックス2の上端部に横吹きの高風速吹出口3を設ける
とともに、該高風速吹出口の下に横吹きの低風速吹出口
4を設け、そのチャンバーボックス2を床スラブの直下
にてそれらの吹出口3,4を床スラブ5と平行させて配
することを特徴とする躯体蓄熱用天井内空調吹出口。 - 【請求項2】 上記高風速吹出口3を水平のスリット状
に開口させ、かつ、上記低風速吹出口4をその高風速吹
出口3の直下で大口に開口させる請求項1記載の躯体蓄
熱用天井内空調吹出口。 - 【請求項3】 上記チャンバーボックス2の複数を床ス
ラブの直下に縦横に配列させる請求項1又は請求項2記
載の躯体蓄熱用天井内空調吹出口。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17305197A JP3488045B2 (ja) | 1997-06-13 | 1997-06-13 | 躯体蓄熱用天井内空調吹出口 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17305197A JP3488045B2 (ja) | 1997-06-13 | 1997-06-13 | 躯体蓄熱用天井内空調吹出口 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH116638A JPH116638A (ja) | 1999-01-12 |
| JP3488045B2 true JP3488045B2 (ja) | 2004-01-19 |
Family
ID=15953314
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17305197A Expired - Fee Related JP3488045B2 (ja) | 1997-06-13 | 1997-06-13 | 躯体蓄熱用天井内空調吹出口 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3488045B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61256189A (ja) * | 1985-05-08 | 1986-11-13 | Mayekawa Mfg Co Ltd | 流動層型蓄冷熱装置 |
| JPH07113469B2 (ja) * | 1988-02-12 | 1995-12-06 | 株式会社竹中工務店 | 躯体蓄熱型空気調和システム |
| JPH05322247A (ja) * | 1991-11-20 | 1993-12-07 | Univ Bath | 局所清浄空気システム |
| JP3784919B2 (ja) * | 1997-05-12 | 2006-06-14 | 株式会社竹中工務店 | 躯体蓄熱型空気調和システム |
-
1997
- 1997-06-13 JP JP17305197A patent/JP3488045B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH116638A (ja) | 1999-01-12 |
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|---|---|---|---|
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