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JP3488560B2 - 空調システム - Google Patents
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JP3488560B2 - 空調システム - Google Patents

空調システム

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JP3488560B2
JP3488560B2 JP31412495A JP31412495A JP3488560B2 JP 3488560 B2 JP3488560 B2 JP 3488560B2 JP 31412495 A JP31412495 A JP 31412495A JP 31412495 A JP31412495 A JP 31412495A JP 3488560 B2 JP3488560 B2 JP 3488560B2
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air conditioning
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清男 小林
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株式会社ユウキ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調システムに関
するものであり、より詳細には、天井又は壁に沿って延
びる冷暖房装置として敷設できるとともに、特殊処理空
気等の流体の搬送手段として施工し得る空調システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築物の空調システムとして、ファンコ
イルユニット又はヒートホンプユニット等の個別制御可
能な空調機器を使用した強制的空気対流形式の冷房・暖
房システム、コンベクター又は温水循環パネル等を使用
した輻射方式の暖房システム、床に埋設又は敷設した配
管に温水を循環する床暖房方式の暖房システム、或い
は、比較的大型の空調装置によって調整した空気媒体を
空調ダクトを介して各室に送風する中央集中管理式の冷
房・暖房システム等、各種形式の空調方式が知られてい
る。一般に、空気対流形式の冷房・暖房システムや、中
央集中管理式の冷房・暖房システム等は、中規模ないし
大規模建築物の設計において採用される。この方式の空
調システムは、比較的急速且つ確実に室内空気を冷却又
は加温できるので、広範囲の室内を所定の目標温度に冷
房又は暖房し、所望の室内空調条件を確実に達成するこ
とができる。しかしながら、この種の形式の空調システ
ムは、比較的高速の冷却又は加温空気の対流を強制的に
誘起することにより室内を冷房又は暖房するシステムで
あるので、人間の体感又は健康に影響し、室内の作業者
又は居住者等に不快感等を与え易い。
【0003】他方、輻射方式又は床暖房方式の暖房シス
テムは、小規模建築物、或いは、比較的小規模の面積を
有する居室等の暖房設備として採用される。この種の空
調システムは、強制的な空気対流を利用しておらず、し
かも、自然な温度分布を室内に形成することから、暖房
システムとして優れている。しかしながら、従来の輻射
方式又は床暖房方式の暖房方式は、冷気対流を要する冷
房システムには実際上使用し難く、このため、従来の輻
射方式又は床暖房方式の装置構成は、冷房装置として転
用することができなかった。本願発明者は、実開平2─
13919号公報(実願昭63─89849号)におい
て、天井構造体に冷媒配管を配置してなる冷房システム
を提案している。この冷房システムは、冷媒液を循環す
る冷媒配管を天井に配設し、結露水排水手段及び化粧板
を冷媒配管の下方域に配置した構成のものであり、通気
孔を備えた化粧板によって画成された配管収容領域に
は、空調/換気設備の送風ダクトが接続され、外気又は
一次処理空気等が配管収容領域に導入される。本願発明
者は、この形式の冷房装置を「静止冷房」装置と呼んで
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公報において提案
した冷房システム(静止冷房システム)によれば、送風
ダクトを介して配管収容領域に導入された外気又は一次
処理空気が冷媒配管によって冷却され、通気孔を介して
室内に強制的に送風されるので、室内の温度分布は、温
度勾配による冷気循環作用(冷気降下作用)のみなら
ず、送風による冷気循環作用により、均一化するととも
に、急速な室内空気の冷気循環及び冷却を図るという所
期の目的を達成することができた。しかしながら、上記
構成の冷房システム(静止冷房システム)では、外気又
は一次処理空気等を配管収容領域に送風する送風ダクト
を天井裏等に施工する必要があることから、冷房システ
ムの施工費用及び工期が増大又は長期化する。また、こ
の種の送風ダクトは、一般に気密性が低く、しかも、送
風速度及び送風抵抗を抑制しなければならないことか
ら、比較的大きな断面積を要する。この結果、上記形式
の冷房システムでは、天井裏のダクト配置スペースが増
大し、建物の階高を大きく設計せざるを得ない。また、
近年において、清浄空気、高湿度空気、オゾン含有空気
又は芳香性空気等の特殊処理空気を室内に供給可能な設
備に対する要求が高まっており、このような設備を簡易
且つ安価に施工できる空調システムが要望されている。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、天井裏等の設備ス
ペース内に配置される送風ダクトの小型化又は省略を可
能にし、比較的安価な施工費用且つ短期の施工工期によ
り送風流体を室内に給送する手段を施工できる空調シス
テムを提供することにある。更に、本発明は、清浄空
気、高湿度空気、オゾン含有空気又は芳香性空気、更に
は、イオン化空気、外気、新鮮空気、殺菌性空気、殺虫
材含有空気、或いは、ホルマリン燻蒸ガス等の特殊処理
流体を室内に供給可能な空調システムを提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、上記
目的を達成すべく、熱媒体を収容する複数の管路を有す
る管路集合体を備え、該管路集合体を構成する管路の少
なくとも1本は、管長方向に間隔を隔てて配置された複
数の管壁貫通孔を有し、該貫通孔を備えた管路は、流体
圧送装置及び/又は流体吸引装置に連結され、流体を搬
送する流体搬送管路を構成することを特徴とする空調シ
ステムを提供する。本発明は又、熱媒体を収容する複数
の管路を有する管路集合体と、該管路集合体に沿って配
置され且つ前記管路集合体の管路と実質的に平行に延び
る流体搬送管路とを備え、前記流体搬送管路は、管長方
向に間隔を隔てて配置された複数の管壁貫通孔を有し、
該貫通孔を備えた管路は、流体圧送装置及び/又は流体
吸引装置に連結されることを特徴とする空調システムを
提供する。
【0007】本発明は更に、上記構成の空調システムに
おいて、前記流体搬送管路は、特殊処理流体源に連結さ
れ、特殊処理流体を圧送し、前記管壁貫通孔は、特殊処
理流体を吐出する特殊処理流体の吐出口を構成すること
を特徴とする空調システムを提供する。本発明の上記構
成によれば、空調システムは、天井又は壁面に沿って延
びる連続的な空調装置又は空調ユニットを構成し、空調
用熱媒体を管路集合体内に収容するとともに、流体搬送
管路を通して流体を搬送し、管壁貫通孔を介して、搬送
流体を吐出することができる。従って、天井裏ダクトス
ペース等に配設される送風ダクトにて搬送すべき空調空
気又は外気等を流体搬送管路によって配管収容領域又は
室内に搬送することができ、この結果、天井裏等の設備
スペース内に配置される送風ダクトを小型化又は省略す
ることができる。また、上記流体搬送管路をオゾン発生
装置、臭気付加装置、脱臭装置、外気導入装置、或い
は、空気濾過装置等の特殊処理流体源に連結し、特殊流
体を室内に搬送することができる。例えば、流体搬送管
路を介して、清浄空気又は新鮮空気、オゾン含有空気、
芳香性空気、イオン化空気、或いは、濾過後の室内循環
空気等を室内に給送し、室内環境の清浄化、室内環境の
殺菌、或いは、悪臭の解消等を図ることができる。ま
た、流体搬送管路を通じて、加湿処理された高湿度空気
を室内に供給し、殊に暖房運転時に室内空気の加湿を実
施することができる。更に、流体搬送管路を介して、過
剰の空気を室内に導入し、室内環境を加圧状態に保持す
ることができる。逆に、流体搬送管路を介して、室内空
気を吸引し、これにより、室内空気を強制排気し、或い
は、室内圧力を陰圧に維持することができる。また、温
水、清浄液、洗浄液、ベイパー又はミストを圧送可能な
流体圧送源に対して流体搬送管路を接続し、流体搬送管
路及び該管路の周辺領域の洗浄又は清浄化を実施するこ
とができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態において、上記
流体圧送装置及び/又は流体吸引装置を各室毎に設け、
或いは、各建築物単位に各1箇所配設することも可能で
ある。望ましくは、上記流体圧送装置及び/又は流体吸
引装置は、共通の空調条件を有する一群の室に熱媒体を
給送する空調系統の基端部、例えば、建築設備の機械室
に設けられる。流体圧送装置として、例えば、送風ファ
ン、送風機、加圧ポンプ等を例示し得る。また、流体吸
引装置として、例えば、真空ポンプ、排気ファン等を例
示し得る。代表的な本発明の実施形態において、上記管
路集合体の管路は、冷熱源及び/又は温熱源に連結さ
れ、前記熱媒体は、冷熱源から給送された低温熱媒体又
は温熱源から給送された高温熱媒体である。冷水等の低
温熱媒体及び温水等の高温熱媒体は、冷水ポンプ、温水
ポンプ又は冷温水ポンプ等によって管路に圧送され、管
路内通路を循環する。本発明の他の実施形態において、
前記管路集合体の管路は、熱媒体流体が封入されたヒー
トパイプであり、該管路は、前記熱媒体流体の熱交換手
段に連結される。なお、熱媒体ガスを封入したヒートパ
イプ方式の配管は、熱媒体蒸気の移動および蒸発潜熱の
授受による熱移動等を伴う配管方式又は熱伝達方式であ
り、ヒートパイプに連結された熱交換手段は、外部熱エ
ネルギー又は電気エネルギーが供給される熱交換器を備
える。
【0009】本発明の或る実施形態において、前記流体
搬送管路は、前記管路集合体の近傍の流体を吸引するた
めの吸引装置に連結され、前記管壁貫通孔は、該流体を
吸引する吸引口を構成する。本発明の他の好適な実施形
態よれば、前記管路集合体は、平行に延びる複数の管路
と、該管路を相互に連結する基板とを備え、該基板は、
基板を貫通する開口部を備え、該開口部は、基板上に滞
留した水分を通水又は落下させる通水孔、或いは、前記
基板の上下領域を通気可能に連結する通気孔として機能
する。好ましくは、前記管路集合体の下側にドレインパ
ネルが配置され、該ドレインパネルは、排水手段を備
え、前記管路集合体と前記ドレインパネルとの間に清掃
装置が配置され、前記ドレインパネルの排水手段は、排
水を強制的に吸引する吸引装置を備える。ドレインパネ
ルとして、金属製の樋を使用することができるが、好ま
しくは、合成ゴム、合成樹脂、或いは、合成ゴム及び合
成樹脂の混合材料で成形されたシームレス(seamless)成
形品又は一体成形品がドレインパネルとして使用され
る。更に好ましくは、前記ドレインパネルは、結露を防
止するために該ドレインパネルの熱通過率を低下させる
断熱材を備える。断熱材は、例えば、ドレインパネルの
室内側面又は2重壁中間層に設けられる。また、或る実
施形態において、清掃装置は、合成繊維又はスポンジ等
からなるブラシ状、タワシ状又はハケ状等のブラッシン
グ手段を備えるとともに、かかるブラッシング手段をド
レインパンに沿って移動又は転動させる駆動手段を有す
る。
【0010】本発明の或る実施形態において、有孔集水
管が上記ドレインパネルに設けられ、集水管に集水され
た結露水等は、排水勾配又は排水吸引装置によって排水
される。好ましくは、滞留又は集水された水量を検出す
る検出器又はセンサが適所に設けられ、該検出器又はセ
ンサにより排水吸引装置の作動が制御される。本発明の
好ましい実施形態において、上記管路集合体及び/又は
流体搬送管路として、金属管、合成ゴム管、合成樹脂
管、或いは、合成ゴム及び合成樹脂の混合品からなる成
形管、更には、セラミック管等の各種材質の管を使用す
ることができ、また、上記管路の断面性状として、円
形、楕円形、方形又は多角形等の各種管形態を採用する
ことができる。流体搬送管路の管材として、使用目的に
応じた長尺管が適宜採用され、望ましくは、所望の耐久
性、耐水性、耐圧性、耐剥離性、耐薬品性及び耐オゾン
性等の各種性能を備えた管材が採用される。本発明の好
適な実施形態によれば、前記管路集合体は、平行に延び
る複数の管路と、該管路を相互に連結する基板とを備
え、該基板は、比較的容易に変形可能な弾性体からな
り、円形断面、方形断面等の各種断面形状に変形され
る。好ましくは、前記管路集合体の基板は、前記管路が
周方向に間隔を隔てて配置されるように、所定の曲率に
湾曲される。更に好ましくは、前記管路集合体の変形形
状を保持する保持手段が設けられる。
【0011】他の観点より、本発明の好ましい実施形態
によれば、前記管路集合体に沿って配置され且つ前記管
路集合体の管路と実質的に平行に延びる多目的管が、湾
曲した前記管路集合体の半径方向内側に配置され、前記
多目的管は、管長方向に間隔を隔てて配置された複数の
管壁貫通孔を有し且つ流体圧送装置及び/又は流体吸引
装置に連結され、流体を搬送するための流体搬送管路を
構成する。好ましくは、多目的管は、管長方向に間隔を
隔てて配置された円形カラーを備える。更に好ましく
は、空調システムは、天井又は壁に延在し且つ少なくと
も一部が室内に露出するケーシングを有し、管路集合体
は、該ケーシング内に画成された配管収容領域に配置さ
れ、天井裏又は壁内に位置する前記ケーシングの部分
は、内部結露を防止するためにケーシング壁体の熱通過
率を低下させる断熱材によって被覆され、室内側に位置
する前記ケーシングの部分は、表面結露を防止するため
にケーシング壁体の熱通過率を低下させる断熱材によっ
て被覆される。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の好適な
実施例について詳細に説明する。図1は、本発明の第1
実施例に係る静止空調システムの構成を示す部分斜視図
であり、図2は、図1に示す管路集合体の構造を示す斜
視図及び概略断面図である。図1に示す静止空調システ
ム1(以下、空調システム1という)は、建築物の天井
に配置される長尺ハウジング又はケーシング2(以下、
ケーシング2という)と、ケーシング2内に画成された
配管収容領域2aと、配管収容領域2a内に配置された
管路集合体3と、ドレインパネル4の上側に配置された
清掃装置5とから略構成される。ケーシング2は、左右
の側壁21と、底壁を構成するドレインパネル4とを備
える。ケーシング2の上下方向及び長手方向に所定間隔
を隔てて配置された多数の通気孔22が、側壁21に穿
設される。室内に面する側壁21及びドレインパネル4
の材料として、塗装又は樹脂被覆等の化粧又は装飾を施
したパンチングメタル又は鋼板、或いは、樹脂成形板等
を使用することができる。連結部材又は連繋部材(図示
せず)を介して、ケーシング2を直列に連結し、これに
より、室の平面寸法に適した所望の長さを有する空調シ
ステム1を天井に配設することができる。ケーシング2
の連結本数は、空調システム1を配設すべき天井の寸法
及び部位に応じて、適宜設計される。また、ケーシング
2を並列に連結し、室の平面寸法に適した空調システム
1の配列を適当に設計することができる。
【0013】側壁21の上端部分は、天井の所定位置に
形成された天井開口部に埋入し、側壁21の上縁部23
は、天井仕上材(図示せず)の上方域、即ち、天井裏の
設備スペース内に配置される。上縁部23は、ケーシン
グ2の内側に向かってフック形態に成形され、上縁部2
3のフック型部分は、上階床スラブ又は屋根スラブに懸
吊された天井吊りボルト等(図示せず)に係止される。
上方に延びるドレインパネル4の側縁部42が、側壁2
1の下端部分に当接又は係合し、側縁部42は、ボルト
又はネジ等の係止具、或いは、溶接等の固着手段によ
り、側壁21の下端部分に固定される。ドレインパネル
4は、幅員方向中央部に向かって下方に傾斜しており、
空調システム1の長手方向に延びるV形状の集水溝41
が、ドレインパネル4の中央部に形成される。管路集合
体3は、ケーシング2の幅員方向に延在する帯板形状の
下位支持金具33及び上位支持金具34によって、配管
収容領域2a内の所定位置に固定される。下位支持金具
33の両端部が、側壁21の内壁面の所定位置に固定さ
れ、管路集合体3が、支持金具33上に載置される。上
位支持金具34が、下位支持金具33と協働して管路集
合体3を挟持するように配置され、支持金具34の両端
部が、側壁21の内壁面の所定位置に固定される。支持
金具33、34の両端部は、ボルト又は螺子等の係止
具、或いは、ワンタッチ式に固定又は解放可能なバネ型
又はスナップ型係止具等によって、側壁21に取付けら
れる。
【0014】図1には、単一段の支持金具33、34に
よって支持された単一の管路集合体3が図示されている
が、空調条件及び所要熱容量等に応じて、複数段の支持
金具33、34によって複数段の管路集合体3を配管収
容領域2a内に配置し、或いは、複数の管路集合体3を
同一レベルにて側方に隣接して配置することができる。
また、設計上の熱容量の増大等による空調システム1の
大型化等によって、ケーシング2の幅員寸法が増大し、
この結果、支持金具33、34の支点間距離が増大した
場合、上下の支持金具33、34を相互連結する連繋部
材又は中間補強部材によって支持金具33、34の剛性
を高めることができる。更に、空調システム1の長手方
向における支持金具33、34の配置間隔は、支持すべ
き管路集合体3又は後述する多目的管6(図3)の剛性
に基づいて、これらの管体の撓み量を所定の許容範囲内
に抑制するように設計される。所要により、管路集合体
3又は多目的管6(図3)の下方変位(撓み)を規制す
る網又はメッシュ等の補助的な支持部材が、支持金具3
3の間の領域に張設又は架設される。清掃装置5は、側
壁21の内壁面に固定されたガイド部材53と、ガイド
部材53によって取外し可能に支持された可動軸51
と、可動軸51の周囲に配置された合成繊維又はスポン
ジ等の清掃ブラシ52とを備える。ガイド部材53は、
実質的に側壁21の全長に亘って延び、左右のガイド部
材53は、ケーシング2の長手方向に移動可能な可動軸
51の水平姿勢を保持し且つケーシング2の長手方向に
可動軸51を案内する。可動軸51は、駆動装置(図示
せず)によってケーシング2の長手方向に移動され、清
掃ブラシ52の中央部は、ドレインパネル4の上面と相
補するように拡径し、ドレインパネル2の上面に堆積又
は付着したゴミ、塵、埃等を清掃する。また、可動軸5
1を回転可能に構成し、適当な回転駆動手段により、可
動軸51の移動中に清掃ブラシ52を回転させることが
できる。清掃装置5の駆動手段又は回転駆動手段とし
て、手動方式、電気式、電池式等の各種駆動源を備えた
構成の駆動装置を使用することができる。
【0015】図2(A)(B)(C)は、図1に示す管
路集合体3の構造を示す斜視図、部分拡大断面図及び概
略断面図であり、図2(D)は、図1に示す管路集合体
3の変形例を示す管路集合体の概略断面図である。管路
集合体3は、幅員方向に所定の間隔を隔てて配置された
複数の管路31と、管路31の間に延在し且つ管路31
の上部を相互連結する基板32とからなる。管路集合体
3の各管路31は、図2(B)に示す如く、実質的に円
形断面形状を有する管体であり、流体を圧送又は連通可
能な流体通路30を中心部に備える。各管路31は、接
線方向に延びる基板32によって相互連結される。各管
路31の相互間隔は、15乃至40mm程度に設定され、
各管路31の外径及び内径は夫々、10乃至15mmおよ
び5乃至10mm程度に夫々設計される。管路集合体3
は、合成ゴム等のゴム素材、合成樹脂、或いは、合成ゴ
ム及び合成樹脂の混合材料を基材とした一体成形品から
なり、好ましくは、短繊維強化材を混入した特殊ゴムを
母材又は主材とするハイブリッドポリマーエラストマー
を射出成形機により連続的に押出し成形してなる長尺シ
ート状の一体成形品である。管路集合体3は、比較的容
易に変形可能な弾性を有し、図2(A)に示す如く、
“ゴムロール”Rとして巻回される。ロールRの形態に
て施工現場に資材搬送又は移送された管路集合体3は、
施工時又は敷設時にロールRから繰り出され、所定の施
工領域に配置又は敷設される。
【0016】本例の管路集合体3は更に、基板32に穿
設された複数の長孔36を備える。長孔36は、管長方
向に所定間隔を隔てて、管路31の間の領域に配置さ
れ、管路集合体3の上下領域の相互通気手段および基板
32上に滞留した結露水等の排水手段として機能する。
管路集合体3を構成する少なくとも1本の管路31、例
えば、図2(A)(B)に示す5本の管路31のうち中
央に位置する管路31cには、多数の小径吐出孔35
が、管路31cの管壁に穿孔され、吐出孔35は、図3
に例示するように、比較的小ピッチに設定された所定間
隔を隔てて配列される。円形又は長孔の形態に管壁に形
成された一群の吐出孔35の列は、管長方向に延びる特
殊処理空気の吹出し開口列を形成する。有孔管路31c
は、オゾン源、新鮮空気源、芳香空気源、或いは、高湿
度空気源等の特殊処理空気の空気源に連結され、かかる
空気源から圧送された特殊処理空気を室内に搬送するた
めの多目的エアー管路として使用される。図2(B)に
示す如く、吐出孔35を管壁下部に下向きに配向するこ
とができるばかりでなく、吐出孔35を管壁上部に上向
きに配向したり、或いは、管壁側部に横向きに配向する
ことができる。また、吐出孔35を構成する多数の管壁
貫通孔を、管長方向に延びる複数の整列孔として相互に
平行に配設し、或いは、管長方向に千鳥配列に配置する
ことができる。更には、多数の管壁貫通孔を管壁全体に
均等に配設した多孔管として管路31cを形成すること
ができる。
【0017】他の管路、例えば、図2(A)(B)に示
す管路31a、31b、31d、31eは、冷水源等の
冷房熱源及び温水源等の温熱源に流体連通可能に連結さ
れ、冷暖房用の熱媒体循環通路として使用される。即
ち、管路31a、31b、31d、31eは、冷房運転
時に冷水が圧送され且つ暖房運転時に温水が圧送される
熱媒体管として使用され、ケーシング2内の空気を冷却
又は加温する。冷却又は加温された管路31廻りの空気
は、側壁21の通気孔22を介して、配管収容領域2a
から室内に流出し、室内の雰囲気温度を適温に降下又は
上昇させる。図2(A)乃至(C)に示す管路の変形例
が図2(D)に図示されており、管路集合体3は、冷房
熱源及び暖房熱源に流体連通可能に連結された管路31
a、31b、31d、31f、31gと、特殊処理空気
の空気源に連結された管路31c、31eとを備えてお
り、管路31c、31eは、特殊処理空気を室内に搬送
するための多目的エアー管路として使用される。図3
は、独立した配管からなる多目的エアー管路を示す斜視
図である。図3に示す多目的管6は、円形断面を有する
長尺管であり、多数の小径吐出孔35が、比較的小ピッ
チに設定された所定間隔を隔てて多目的管6の管壁に穿
孔され、吐出孔35は、管長方向に延びる特殊処理空気
の吹出し開口列を形成する。多目的管6は、特殊処理空
気の空気源に連結され、特殊処理空気を圧送する多目的
エアー管路として使用される。吐出孔35の配列とし
て、上記の如く、千鳥配列等の多種多様の形式の配置パ
ターンを採用し得る。
【0018】所定本数の多目的管6が、上記管路集合体
3の近傍において、管路集合体3と同様の支持手段によ
って配管収容領域2a内に支持・固定され、多目的管6
は、空調システム1の長手方向に延在する。例えば、少
なくとも1本の多目的管6が、管路集合体3の上方域又
は下方域に配置され、上下の管路集合体3の間に配置さ
れ、或いは、管路集合体3の各管路31の間の領域に配
置される。複数の多目的管6を管路集合体3の上方域及
び下方域に夫々配置しても良い。多目的管6として、樹
脂管、ゴム管、樹脂及びゴム材料を混合した複合材料の
管、短繊維補強材を混入したエラストマー管、或いは、
金属管等の各種材質の管を使用することができる。図4
乃至図6は、ドレインパネルの各種形態パターン及び構
造パターンを例示するドレインパネルの断面図である。
図1に示すドレインパネル4の形態及び構造が、図4
(A)に示されており、他の形態及び構造のドレインパ
ネルが、図4(B)(C)(D)に図示されている。図
4(B)に示すドレインパネル4は、全体的に下方に湾
曲した断面形状を有し、ドレインパネル4上の結露水等
は、中央部分に流下し、集水される。図4(C)に示す
ドレインパネル4は、水平且つ平坦な底壁と、垂直に起
立した左右の側縁部42とを備える。図4(D)に示す
ドレインパネル4は、中央部のV形集水溝41に向かっ
て所定角度をなして傾斜する底壁を有し、全体的に鋭角
をなして屈曲している。
【0019】図5(A)(C)(E)に示す各ドレイン
パネル4は、図1に示すドレインパネル4と実質的に同
じ全体断面形状を備えているが、集水管45が付加的に
ドレインパネル4の中央部に配置される。図5(A)に
示すドレインパネル4に設けられた円形断面の集水管4
5は、図5(B)に示す如く、管壁頂部に穿孔された多
数の集水孔46を有し、集水孔46は、管長方向に等間
隔を隔てて配列される。図5(C)に示すドレインパネ
ル4に設けられた集水管45は、図5(D)に示す如
く、概ね長方形断面を有し、集水管45の底壁は、下方
に湾曲している。水平な頂壁に穿孔された多数の集水孔
46は、管長方向に等間隔を隔てて配列される。図5
(E)に示すドレインパネル4に設けられた長方形断面
の集水管45は、図5(F)に示す如く、水平な頂壁に
穿孔された多数の集水孔46を備え、集水孔46は、管
長方向に等間隔を隔てて配置される。これらの形態及び
構造のドレインパネル4において、ドレインパネル4の
底壁上を流下した結露水等は、集水孔46を介して集水
管45内に集水される。集水管45は、所望により負圧
タンク又は真空ポンプ等の吸引手段に連結され、集水管
45内の圧力が強制的に降圧される。かかる吸引手段を
用いた空調システム1によれば、ドレインパネル4上に
滞留した結露水等の水分が、集水孔46を介して積極的
に集水管45内に吸引されるので、配管収容領域2a内
の乾燥雰囲気を確保し又は迅速に回復することができ
る。
【0020】図6(A)(B)(C)(D)に例示され
たドレインパネルの各種パターンは、図4(A)(B)
(C)(D)に例示されたドレインパネルの各種パター
ンと対応している。しかしながら、図6(A)(B)
(C)(D)に夫々例示されたドレインパネル4は、ド
レインパネル4の中央部において下方に突出し且つドレ
インパネル4の長手方向に延びる凹形状の集水溝47を
備える。上記各種パターンのドレインパネル4は、好ま
しくは、継目の無い一体的板体からなり、ドレインパネ
ル4の表面温度の低下等による二次結露又は表面結露を
防止すべく、所要の断熱性能を有する材質で作られ、或
いは、適当な断熱材を備える。以上の如く構成された本
例の空調システム1は、建築物の天井に配置され、天井
に沿って延びる空調ユニットを構成する。冷熱源及び温
熱源に連結された管路31に冷水又は温水が通水され、
配管収容領域2a内の空気が冷却又は加温される。降温
又は昇温された空気は、側壁21の通気孔22を通って
室内に流出し、室内温度を調整する。冷房運転におい
て、空調システム1から流出した冷気は、温度差による
自然対流現象によって天井面から降下し、室内の温度分
布を均一化するので、空調システム1は、極めて適正な
室内温度分布を形成する。また、空調システム1は、比
較的天井高が低い室の暖房においては、適正な室内温度
分布を維持し得る。しかしながら、比較的天井高が高い
室又は大規模室の暖房においては、好ましくは、床暖房
装置等の他の形式の暖房システムが、床面又は床面近傍
に設けられる。
【0021】空調システム1内に配置された多目的エア
ー管路、例えば、図2(C)に示す管路31c、図2
(D)に示す管路31c、31e、更には、図3に示す
多目的管6は、特殊処理空気の空気源、例えば、オゾン
源、新鮮空気源、芳香空気源、或いは、高湿度空気源等
の特殊処理空気源に連結され、該空気源から圧送された
特殊処理空気を搬送し、吐出孔35を介して、配管収容
領域2a内に吐出する。配管収容領域2a内に吐出され
た特殊空気は、冷却又は加温された配管収容領域2a内
の空気と混合し、或いは、該空気と共に冷却又は加温さ
れ、通気孔22を介して室内に流出する。上記特殊処理
空気が、例えば、高温多湿空気であるとき、空気は、配
管収容領域2a内で凝縮して、結露水を生起し、結露水
は、ドレインパネル4上に滞留する。また、基板32上
に滞留した結露水は、基板32の側縁及び長孔36から
ドレインパネル4上に落下し、ドレインパネル4上に滞
留する。集水溝41、47又は集水管45を配設した構
成のドレインパネル4では、ドレインパネル4上の結露
水は、自然流下により集水溝41、47に集水され、或
いは、集水管45の吸引作用により集水管45内に迅速
に集水される。
【0022】清掃装置5(図1)は、配管収容領域2a
の清掃又は埃取りのために、必要に応じて作動される。
適当な駆動装置を介して、可動軸51を空調システム1
の軸線方向に移動させ、管路集合体3及びドレインパネ
ル4上のゴミ、塵、埃等を清掃する。更に、所望によ
り、上記多目的エアー管路を排気装置、吸引装置又は真
空装置等に連結し、多目的エアー管路を介して室内又は
配管収容領域2a内の空気を排気又は吸引することがで
きる。図7は、図1に示す空調システム1の使用例を示
す概略断面図である。図7において、図1及び図2に示
す構成要素又は構成部材と実質的に同じ構成要素又は構
成部材には、同じ参照符合が付されている。図7に示す
空調設備は、図1に示す基本構成を備えた空調システム
1を組み合わせてなる空調システムにより構成されてお
り、天井Cに沿って並列に配置された複数のケーシング
2及び管路集合体3を備えている。管路集合体3を構成
する特定の管路31cが上記多目的エアー管路を構成
し、他の管路31が冷温水管を構成する。排水管48の
分岐管がドレインパネル4の集水溝47に接続され、排
水リザーバ49が、排水管48の排水勾配末端に配置さ
れる。真空ポンプ等の吸引装置9に連結された吸引管9
1が、排水リザーバ49内に挿入される。排水管48を
介して排水された配管収容領域2a内の水分は、吸引管
91を介して、吸引装置9に吸引され、室外又は建築物
外に排水される。
【0023】また、空調システム1を全体的に被覆する
被覆パネルRが、天井Cから下方に突出するように配設
される。被覆パネルRは、適当な化粧パネル又は装飾パ
ネルの成形品からなり、空調システム1から流出した空
調空気を室内に通気させる通気開口又は通気孔(図示せ
ず)を備えている。図8は、本発明の第2実施例に係る
静止空調システムの構成を示す断面図であり、図9は、
図8に示す多目的管の斜視図である。また、図10は、
図8に示す管路集合体の概略断面図である。図8におい
て、空調システム1は、中心部に配置された多目的管
6、多目的管6の外周に配置された管路集合体3、管路
集合体3の下方に配置されたケーシング2及び清掃装置
5とを有する。ケーシング2及び清掃装置5は、第1実
施例において説明したケーシング及び清掃装置と実質的
に同じ構成を備える。多目的管6は、図9に示す如く、
間隔を隔てて配置された円形カラー61を備える。円形
カラー61は、熱伝達抵抗が比較的高い弾性体又は発砲
体等の成形品からなり、多目的管6のと同心に多目的管
6の外周に配置される。図3(A)に示す多目的管6と
同様に、多目的管6の管壁には、多数の通気孔(図示せ
ず)が穿設される。多目的管6は、第1実施例と同様
に、特殊処理空気の空気源に連結され、圧送された特殊
処理空気を室内に搬送するための多目的エアー管路とし
て使用される。
【0024】図10(A)(B)に示す如く、管路集合
体3は、基板32の湾曲により、多目的管6を中心とす
る円弧に沿って配列された複数の管路の組立体を形成す
る。管路31は、基板32の内側(図10(A))に配
置され、或いは、基板32の外側(図10(B))に沿
って配列される。弾性体からなる基板32は、横方向に
直線的に整列した管路31(図2)を容易に図10に示
す円形配列に変形させる。円形配列の管路31の曲率中
心は、多目的管6の中心に実質的に一致し、管路集合体
3の内接円の直径は、円形カラー61の直径に実質的に
一致する。管路集合体3は、図8に示す如く、多目的管
6を被覆するように円形カラー61上に配置される。周
方向に延びる押えバンド又は帯板26が管路集合体3の
外周に配置される。押えバンド26は、円形カラー61
と整合する位置に配置され、外装取付け金具25と係合
可能なボルト孔又はネジ孔等の係止孔(図示せず)が周
方向に間隔を隔てて穿設される。押えバンド26は、複
数の取付け金具25の締結により、円形カラー61と協
働して管路集合体3を挟持し、管路集合体3を多目的管
6上の所定位置に保持する。また、外装取付け金具25
は、ケーシング側壁21の上端部に係合し、管路集合体
3及び多目的管6と、ケーシング2とを一体化する。
【0025】かくして形成された空調システム1は、中
心領域に多目的管6を備えるとともに、多目的管6の周
囲に同心に配列された複数の管路31を備える。管路3
1は、上記の如く、冷熱源及び温熱源に連結され、配管
収容領域2a内の空気を冷却又は加温する。円形カラー
61は、管路31を多目的管6の管壁から離間し、管路
集合体3の熱交換効率を向上させるとともに、多目的管
6廻りに特殊処理空気の吐出領域を形成する。多目的管
6は、上述の如く、特殊処理空気源に連結され、吐出孔
35(図示せず)を介して特殊処理空気を配管収容領域
2a内に吐出し、配管収容領域2a内に吐出された特殊
空気は、管路集合体3によって冷却又は加温された配管
収容領域2a内の空気と混合し、或いは、該空気と共に
冷却又は加温され、通気孔22を介して室内に流出す
る。なお、ケーシング2及び清掃装置5は、第1実施例
と実質的に同じ機能ないし作用を奏する。また、管路集
合体3を構成する管路31の1本ないし複数本の管路、
例えば、管路31b、31eに吐出孔を穿孔するととも
に、管路31b、31eを特殊処理空気源に連結し、管
路31b、31eを特殊処理空気搬送用の多目的エアー
管路として使用しても良い。
【0026】図11は、上記第2実施例の変形例におい
て使用される保持具の斜視図である。保持具27は、例
えば、中心部に上記多目的管6を配設しない形式の空調
システム1において、湾曲した管路集合体の形態を保持
するために使用される。保持具27は、管路集合体3の
管長方向に所定の間隔を隔てて配置された多数の保持リ
ング28と、管路集合体3と平行に延び且つ保持リング
28を相互連結する線型連結部材29とを備える。図1
0に示す如く、略円形断面に湾曲した管路集合体3が、
保持リング28及び線型連結部材29によって画成され
た円筒状の保持具内領域に挿入され、所望により、締結
具(図示せず)等にて保持リング28に固定される。管
路集合体3を構成する少なくとも1本の管路31、例え
ば、管路31b、31eは、多数の吐出孔を備え、特殊
処理空気源に連結され、特殊処理空気搬送用の多目的エ
アー管を構成する。図12は、上記第2実施例の更なる
変形例を示す管路集合体及び多目的管の斜視図である。
図12において、吐出孔を備えた多目的管6の周囲に
は、周方向に間隔を隔てた複数の管路31が配置され
る。管路31は、円形カラー61を貫通する。好ましく
は、網又はメッシュ、或いは、パンチングメタル等の通
気可能な被覆材が、図12に示す管路組立体3、6の外
周に配置される。
【0027】図13乃至図15は、図8に示す空調シス
テム1の施工例を示す断面図である。天井仕上材Cに対
する空調システム1の埋込形式として、任意の構造形式
を採用することができる。図13には、システム全体を
完全に天井内の埋入した埋め込み型の空調システム1
が、例示されており、図14には、システムの上半部を
天井内の埋入した半埋め込み型の空調システム1が、例
示されており、更に、図15には、システム全体を完全
に天井下に露出させた露出型の空調システム1が、例示
されている。各図に示す如く、空調システム1は、空調
システム1の下面及び側面を被覆する被覆パネルRによ
って被覆され、被覆パネルRは、空調システム1から流
出した空調空気を室内に通気させる通気開口又は通気孔
(図示せず)を備える。また、空調システム1によって
生じる天井裏の所謂内部結露を防止するために、断熱材
Sが、天井裏の設備スペースにおいて空調システム1を
被覆する。以上説明した如く、空調システム1は、冷熱
源及び温熱源に連結された熱交換用の管路集合体3と、
特殊処理空気源に連結された多目的エアー管路6(又は
管路31)とを備えており、冷暖房機能を発揮するばか
りでなく、特殊処理空気、例えば、オゾン、新鮮空気、
芳香空気、或いは、高湿度空気等を搬送し、室内に供給
する。また、空調システム1は、空調システム1内の乾
燥状態を維持すべく、結露水を集水可能なドレインパネ
ル4を備える。空調システム1は更に、空調システム1
の内部領域を清掃するための清掃装置5を備えており、
空調システム1内に付着、滞留又は堆積したゴミ、塵、
埃等の清掃を可能にする。
【0028】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の上記構成に
よれば、天井裏等の設備スペース内に配置される送風ダ
クトの小型化又は省略を可能にし、比較的安価な施工費
用且つ短期の施工工期により送風流体を室内に給送する
手段を施工できる空調システムを提供することが可能と
なる。しかも、上記構成の空調システムは、温水等の高
温熱媒体を上記管路集合体に循環させることにより、暖
房装置として機能するので、建築設備の工事費及び工期
を更に低減又は短縮することができるばかりでなく、設
備スペースの縮小により建築物内部空間の有効利用を図
ることが可能となる。また、本発明の上記構成によれ
ば、清浄空気、高湿度空気、オゾン含有空気又は芳香性
空気、更には、イオン化空気、外気、新鮮空気、殺菌性
空気、殺虫材含有空気、或いは、ホルマリン燻蒸ガス等
の特殊処理流体を室内に供給可能な空調システムを提供
することができる。かかる構成の空調システムは、アロ
マセラピー(芳香療法)、室内の湿度調整、清浄空気又
は新鮮空気の導入、或いは、室内空気の脱臭等の各種用
途に使用可能な空調設備を提供するので、例えば、老人
ホーム、病院、音楽堂、図書館等の如く、特殊処理空気
等を要し且つ比較的多人数の集合人員を収容する建築物
又は建築部分の空調設備として好適に使用し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る静止空調システムの
構成を示す部分斜視図である。
【図2】図1に示す管路集合体の構造を示す斜視図及び
概略断面図である。
【図3】独立した配管からなる多目的エアー管路を示す
斜視図である。
【図4】ドレインパネルの各種形態パターン及び構造パ
ターンを例示するドレインパネルの断面図である。
【図5】ドレインパネルの各種形態パターン及び構造パ
ターンを例示するドレインパネルの断面図である。
【図6】ドレインパネルの各種形態パターン及び構造パ
ターンを例示するドレインパネルの断面図である。
【図7】図1に示す空調システム1の施工例を示す概略
断面図である。
【図8】本発明の第2実施例に係る静止空調システムの
構成を示す断面図である。
【図9】図8に示す多目的管の斜視図である。
【図10】図8に示す管路集合体の概略断面図である。
【図11】図8に示す第2実施例の変形例において使用
される保持具の斜視図である。
【図12】図8に示す第2実施例の更なる変形例を示す
管路集合体及び多目的管の斜視図である。
【図13】図8に示す空調システムの施工例を示す断面
図である。
【図14】図8に示す空調システムの他の施工例を示す
断面図である。
【図15】図8に示す空調システムの更に他の施工例を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 空調システム 2 ケーシング 2a 配管収容領域 3 管路集合体 4 ドレインパネル 5 清掃装置 6 多目的管 21 側壁 22 通気孔 27 保持具 31 管路 32 基板 35 吐出孔 36 長孔 41、47 集水溝 45 集水管 52 清掃ブラシ 61 円形カラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 5/00 101 F24F 3/16

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱媒体を収容する複数の管路を有する管
    路集合体を備え、該管路集合体を構成する管路の少なく
    とも1本は、管長方向に間隔を隔てて配置された複数の
    管壁貫通孔を有し、該貫通孔を備えた管路は、流体圧送
    装置及び/又は流体吸引装置に連結され、流体を搬送す
    る流体搬送管路を構成することを特徴とする空調システ
    ム。
  2. 【請求項2】 熱媒体を収容する複数の管路を有する管
    路集合体と、該管路集合体に沿って配置され且つ前記管
    路集合体の管路と実質的に平行に延びる流体搬送管路と
    を備え、前記流体搬送管路は、管長方向に間隔を隔てて
    配置された複数の管壁貫通孔を有し、該貫通孔を備えた
    管路は、流体圧送装置及び/又は流体吸引装置に連結さ
    れることを特徴とする空調システム。
  3. 【請求項3】 前記流体搬送管路は、特殊処理流体源に
    連結され、特殊処理流体を圧送し、前記管壁貫通孔は、
    特殊処理流体を吐出する特殊処理流体の吐出口を構成す
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の空調システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記流体搬送管路は、前記管路集合体の
    近傍の流体を吸引するための吸引装置に連結され、前記
    管壁貫通孔は、該流体を吸引する吸引口を構成すること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の空
    調システム。
  5. 【請求項5】 前記管路集合体は、平行に延びる複数の
    管路と、該管路を相互に連結する基板とを備え、該基板
    は、基板を貫通する開口部を備え、該開口部は、基板上
    に滞留した水分を通水又は落下させる通水孔、或いは、
    前記基板の上下領域を通気可能に連結する通気孔として
    機能することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1
    項に記載の空調システム。
  6. 【請求項6】 前記管路集合体の下側にドレインパネル
    が配置され、該ドレインパネルは、排水手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    空調システム。
  7. 【請求項7】 前記管路集合体と前記ドレインパネルと
    の間に清掃装置が配置されることを特徴とする請求項6
    に記載の空調システム。
  8. 【請求項8】 前記ドレインパネルの排水手段は、排水
    を強制的に吸引する吸引装置を備えることを特徴とする
    請求項6又は7に記載の空調システム。
  9. 【請求項9】 前記管路集合体は、平行に延びる複数の
    管路と、該管路を相互に連結する基板とを備え、該基板
    は、比較的容易に変形可能な弾性体からなることを特徴
    とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の空調シス
    テム。
  10. 【請求項10】 前記管路集合体の基板は、前記管路が
    周方向に間隔を隔てて配置されるように、所定の曲率に
    湾曲されることを特徴とする請求項9に記載の空調シス
    テム。
  11. 【請求項11】 前記管路集合体の変形形状を保持する
    保持手段が設けられることを特徴とする請求項9又は1
    0に記載の空調システム。
  12. 【請求項12】 前記管路集合体に沿って配置され且つ
    前記管路集合体の管路と実質的に平行に延びる多目的管
    が、湾曲した前記管路集合体の半径方向内側に配置さ
    れ、前記多目的管は、管長方向に間隔を隔てて配置され
    た複数の管壁貫通孔を有し且つ流体圧送装置及び/又は
    流体吸引装置に連結され、流体を搬送するための流体搬
    送管路を構成することを特徴とする請求項9乃至11の
    いずれか1項に記載の空調システム。
  13. 【請求項13】 前記管路集合体の管路は、冷熱源及び
    /又は温熱源に連結され、前記熱媒体は、冷熱源から給
    送された低温熱媒体又は温熱源から給送された高温熱媒
    体であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか
    1項に記載の空調システム。
  14. 【請求項14】 前記管路集合体の管路は、熱媒体流体
    が封入されたヒートパイプであり、該管路は、前記熱媒
    体流体の熱交換手段に連結されることを特徴とする請求
    項1乃至12のいずれか1項に記載の空調システム。
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