JP3490795B2 - フリクションディスクの製造方法 - Google Patents
フリクションディスクの製造方法Info
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- JP3490795B2 JP3490795B2 JP11708795A JP11708795A JP3490795B2 JP 3490795 B2 JP3490795 B2 JP 3490795B2 JP 11708795 A JP11708795 A JP 11708795A JP 11708795 A JP11708795 A JP 11708795A JP 3490795 B2 JP3490795 B2 JP 3490795B2
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- friction
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- friction member
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D69/00—Friction linings; Attachment thereof; Selection of coacting friction substances or surfaces
- F16D2069/004—Profiled friction surfaces, e.g. grooves, dimples
Landscapes
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フリクションディスク
の製造方法、特に、湿式クラッチに用いられるフリクシ
ョンディスクの製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】たとえば自動二輪車の湿式多板クラッチ
には、円板状のドライブプレートとドリブンプレートと
が軸方向に交互に配置されている。ドライブプレート
は、コアプレートと、その両面に接着された摩擦フェー
シングとから構成されている。コアプレートの外周部に
は複数の爪部が形成されており、爪部は入力側の円筒部
材に相対回転不能にかつ軸方向に移動可能に係合してい
る。摩擦フェーシングの表面には径方向に連通する多数
の油溝が形成されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前述したドライブプレ
ートを製造する際には、コアプレートの両面に摩擦フェ
ーシングを接着した後に、フェーシング表面に溝切りカ
ッターで油溝を形成する。従来よりドライブプレートに
おいては、コアプレートの爪部の厚みを本体部より大き
くして円筒部材との接触部分での面圧を下げている。爪
部の厚みがコアプレート本体部分と摩擦フェーシングと
を合わせた部分の厚みに近づいていくと、溝切りカッタ
ーが摩擦フェーシング表面を加工する際に爪部に当たり
やすくなる。すなわち、摩擦フェーシングをコアプレー
トに接着した後の油溝切り作業が困難になる。 【0004】本発明の目的は、湿式クラッチに用いられ
るフリクションディスクの製造を容易にすることにあ
る。 【0005】 【0006】 【0007】 【0008】【課題を解決するための手段】 請求項1に記載のフリク
ションディスクの製造方法は、湿式クラッチに用いられ
るフリクションディスクを製造する方法であり、打ち抜
き工程と接着工程と連結部除去工程とを含んでいる。打
ち抜き工程では、板材を打ち抜いて、複数の摩擦片と摩
擦片同士を互いに連結する連結部とからなる帯状摩擦部
材を得る。接着工程では、帯状摩擦部材を環状プレート
に接着する。連結部除去工程では、環状プレートに接着
された帯状摩擦部材の連結部を除去する。 【0009】 またさらに、連結部は摩擦片の径方向中
央部を連結しており、連結部除去工程では、連結部及び
摩擦片の径方向中央部を円周方向に連続して旋盤で削り
落としていく。 【0010】 【0011】 【0012】【作用】 請求項1に記載のフリクションディスクの製造
方法では、連結部除去工程において帯状摩擦部材の連結
部を除去すると、自動的に径方向に連通する溝が摩擦部
材に形成される。このように、溝形成時には環状プレー
トの爪部に干渉されないため、溝形成が容易である。ま
た、連結部除去工程において、連結部及び摩擦片の径方
向中央部を円周方向に連続して旋盤で削り落としてい
く。ここでは、旋盤で連結部及び径方向中央部を一気に
削り落としていくことで溝が形成されるために、作業効
率が良い。 【0013】 【実施例】図1に本発明の一実施例が用いられたクラッ
チ装置1を示す。このクラッチ装置1は自動二輪車に用
いられる。図1において、O−Oがクラッチ装置1の回
転軸線である。このクラッチ装置1は、トランスミッシ
ョンの入力軸7の先端に相対回転自在に支持されており
エンジン側のクランクシャフト(図示せず)からトルク
が伝達される入力部2と、トランスミッション入力軸7
に固定された出力部材3と、入力部2と出力部材3との
間に配置されたクラッチ本体4と、クラッチ本体4を連
結又は切断するためのクラッチ操作機構5とから構成さ
れている。 【0014】入力部2のクラッチアウターケース6は、
円板部6aと、円板部6aの外周から軸方向後方に延び
る円筒部6bを有している。円筒部6bの内周にはスプ
ライン溝6dが形成されている。また、円筒部6bに
は、外周面からスプライン溝6dに通じる孔6eが形成
されている。出力部材3は、円筒部6bの内周側に配置
された円筒部8を有している。円筒部8の外周側にはス
プライン溝9が形成されている。円筒部8には、内周面
からスプライン溝9に通じる孔10が形成されている。 【0015】クラッチ本体4は、円筒部6bと円筒部8
との間の環状の空間内に配置されている。クラッチ本体
4の軸方向前方には、出力部材3から延びるフランジ1
1が配置されている。クラッチ本体4は、5枚のドライ
ブプレート15と4枚のドリブンプレート16とから構
成されている。ドライブプレート15は、主にコアプレ
ート18と摩擦フェーシング19とから構成されてい
る。図2及び図3に詳細に示すように、コアプレート1
8は、円板状の本体部分18aと、本体部分18aの外
周側に円周方向等間隔で形成された爪部18bとを有し
ている。本体部分18aの両側には、摩擦フェーシング
19が接着されている。爪部18bは、面圧を下げる目
的で厚みが大きく形成されており、本体部18aより厚
くなっている。爪部18aは摩擦フェーシング18aと
ほぼ同じ高さになっている。この爪部18bがクラッチ
アウターケース6のスプライン溝6dに係合している。
このようにして、ドライブプレート18はクラッチアウ
ターケース6に対して円周方向に相対回転不能にかつ軸
方向に移動自在となっている。摩擦フェーシング19の
表面には、多数の直交する第1溝と第2溝とからなる格
子状の油溝19aが形成されている。 【0016】各ドリブンプレート16は、ドライブプレ
ート18と軸方向に交互になるように配置されている。
ドリブンプレート16の内周側には複数のスプライン歯
16aが形成されている。このスプライン歯16aは、
円筒部8に形成されたスプライン溝9に係合している。
これにより、ドリブンプレート16は、出力部材3に対
して相対回転不能にかつ軸方向に移動自在となってい
る。 【0017】次に、ドライブプレート15の製造方法に
ついて説明する。始めに、摩擦フェーシング19となる
シート状の摩擦板材に丸い孔を打ち抜く。この孔が摩擦
フェーシング19の内径となる。次に、孔が空けられた
摩擦部材Pを図4に示す円形のダイ20上に載せる。ダ
イ20の外周部には上下に貫通する複数の孔20aが形
成されており、孔20aの下部は図示しない真空ポンプ
に接続されている。ダイ20の下部にはモータ23が連
結されており、モータ23によってダイ20は回転可能
である。ダイ20の上方には上下移動可能なパンチ21
が配置されている。また、ダイ20の側方には、水平方
向に移動可能な溝切りカッター22が配置されている。 【0018】ダイに形成された複数の孔20aから真空
排気することで摩擦部材Pをダイ20に真空吸着する。
この状態でパンチ21が下方に移動し、摩擦部材Pの外
径を打ち抜く。パンチ21が上方に移動すると、次に溝
切りカッター22が摩擦部材Pの表面に複数の第1溝を
平行に形成する。続いて、ダイ20の下方に設けられた
モータ23がダイ20を約90°回転させる。この状態
で再び溝切りカッター22が第1溝とほぼ直交する第2
溝を摩擦部材の表面に形成する。この結果、格子状の油
溝19aが摩擦フェーシング19に形成される。ここで
は、打ち抜き工程と溝形成工程とが連続して行われるた
めに、作業効率が良い。さらに、以上に述べた溝形成工
程では、溝切りカッター22が動作する際に従来のよう
にコアプレート18の爪部18aが邪魔をしないため
に、作業が容易である。その結果、爪部18bの厚みを
大きくしても問題は生じない。 【0019】完成した摩擦フェーシング19は、コアプ
レート18の本体部18aの両面に接着される。第2実施例 図7に示すドライブプレート25は、前記実施例と同様
のコアプレート18と、コアプレート18の本体部18
a上に接着された摩擦フェーシング26とから構成され
ている。摩擦フェーシング26には、径方向に放射状に
延びる多数の溝と円周方向に延びる溝とからなる油溝2
6aが形成されている。なお、この油溝26aの部分で
はコアプレート18の本体部18aが露出している。 【0020】このドライブプレート25の製造方法につ
いて説明する。始めに、図5に示すように、シート状の
摩擦板材から、プレス加工により図5に示す帯状摩擦部
材27を打ち抜く。帯状摩擦部材27は、矩形状の摩擦
片28と、摩擦片28同士を互いに連結する細い連結部
29とから構成されている。連結部29は、摩擦片28
のほぼ中間部に固定されている。 【0021】次に、この帯状摩擦部材27をコアプレー
ト18の本体部18a上に配置し接着する(図6)。続
いて、図6の状態のドライブプレートを旋盤にセット
し、帯状摩擦部材27の径方向中間部付近を削り落とし
ていく。このとき、摩擦片28の径方向中間部及び連結
部29が連続して一気に削り落とされていく。このよう
にして、油溝26aが形成される(図7)。 【0022】ここでは、連結部除去工程において帯状摩
擦部材27の連結部29を除去すると、自動的に径方向
に連通する溝が形成される。この連結部除去工程では連
結部を除去するだけで溝が形成されるために、溝切りカ
ッターを用いる必要がない。その結果、溝形成時にコア
プレート18の爪部18bの干渉を受けることがなく、
溝形成が容易である。 【0023】さらに、旋盤で連結部29及び摩擦片28
の径方向中央部を一気に削り落として油溝26aを形成
するため、作業効率が良い。さらに、このドライブプレ
ート25の製造方法では、シート状の摩擦板材から摩擦
部材を打ち抜く際の歩留りがよい。これは、帯状摩擦部
材27を打ち抜く際に抜きカスとなる部分が少ないから
である。前記実施例のようにシート状の摩擦板材から環
状の摩擦板材を打ち抜くときには内外径を打ち抜くこと
になる。この場合は、内周部分が抜きカスとして廃棄さ
れている。 【0024】 【発明の効果】本発明の一見地に係るフリクションディ
スクの製造方法では、環状摩擦部材を環状プレートに接
着する接着工程の前に環状摩擦部材の面に溝を形成す
る。溝形成時に環状プレートの爪部が干渉しないため、
溝形成が容易である。さらに、打ち抜き工程と溝形成工
程とが連続して行われるために、作業効率が良い。 【0025】本発明の他の見地に係るフリクションディ
スクの製造方法では、連結部除去工程において帯状摩擦
部材の連結部を除去すると、自動的に径方向に連通する
溝が摩擦部材に形成される。この連結部除去工程では連
結部を除去するだけで溝が形成される。すなわち溝形成
時に環状プレートの爪部が干渉しないため、溝形成が容
易である。 【0026】さらに、連結部除去工程において、連結部
及び摩擦片の径方向中央部を円周方向に連続して旋盤で
削り落としていって溝を形成するために、作業効率が良
い。
の製造方法、特に、湿式クラッチに用いられるフリクシ
ョンディスクの製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】たとえば自動二輪車の湿式多板クラッチ
には、円板状のドライブプレートとドリブンプレートと
が軸方向に交互に配置されている。ドライブプレート
は、コアプレートと、その両面に接着された摩擦フェー
シングとから構成されている。コアプレートの外周部に
は複数の爪部が形成されており、爪部は入力側の円筒部
材に相対回転不能にかつ軸方向に移動可能に係合してい
る。摩擦フェーシングの表面には径方向に連通する多数
の油溝が形成されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前述したドライブプレ
ートを製造する際には、コアプレートの両面に摩擦フェ
ーシングを接着した後に、フェーシング表面に溝切りカ
ッターで油溝を形成する。従来よりドライブプレートに
おいては、コアプレートの爪部の厚みを本体部より大き
くして円筒部材との接触部分での面圧を下げている。爪
部の厚みがコアプレート本体部分と摩擦フェーシングと
を合わせた部分の厚みに近づいていくと、溝切りカッタ
ーが摩擦フェーシング表面を加工する際に爪部に当たり
やすくなる。すなわち、摩擦フェーシングをコアプレー
トに接着した後の油溝切り作業が困難になる。 【0004】本発明の目的は、湿式クラッチに用いられ
るフリクションディスクの製造を容易にすることにあ
る。 【0005】 【0006】 【0007】 【0008】【課題を解決するための手段】 請求項1に記載のフリク
ションディスクの製造方法は、湿式クラッチに用いられ
るフリクションディスクを製造する方法であり、打ち抜
き工程と接着工程と連結部除去工程とを含んでいる。打
ち抜き工程では、板材を打ち抜いて、複数の摩擦片と摩
擦片同士を互いに連結する連結部とからなる帯状摩擦部
材を得る。接着工程では、帯状摩擦部材を環状プレート
に接着する。連結部除去工程では、環状プレートに接着
された帯状摩擦部材の連結部を除去する。 【0009】 またさらに、連結部は摩擦片の径方向中
央部を連結しており、連結部除去工程では、連結部及び
摩擦片の径方向中央部を円周方向に連続して旋盤で削り
落としていく。 【0010】 【0011】 【0012】【作用】 請求項1に記載のフリクションディスクの製造
方法では、連結部除去工程において帯状摩擦部材の連結
部を除去すると、自動的に径方向に連通する溝が摩擦部
材に形成される。このように、溝形成時には環状プレー
トの爪部に干渉されないため、溝形成が容易である。ま
た、連結部除去工程において、連結部及び摩擦片の径方
向中央部を円周方向に連続して旋盤で削り落としてい
く。ここでは、旋盤で連結部及び径方向中央部を一気に
削り落としていくことで溝が形成されるために、作業効
率が良い。 【0013】 【実施例】図1に本発明の一実施例が用いられたクラッ
チ装置1を示す。このクラッチ装置1は自動二輪車に用
いられる。図1において、O−Oがクラッチ装置1の回
転軸線である。このクラッチ装置1は、トランスミッシ
ョンの入力軸7の先端に相対回転自在に支持されており
エンジン側のクランクシャフト(図示せず)からトルク
が伝達される入力部2と、トランスミッション入力軸7
に固定された出力部材3と、入力部2と出力部材3との
間に配置されたクラッチ本体4と、クラッチ本体4を連
結又は切断するためのクラッチ操作機構5とから構成さ
れている。 【0014】入力部2のクラッチアウターケース6は、
円板部6aと、円板部6aの外周から軸方向後方に延び
る円筒部6bを有している。円筒部6bの内周にはスプ
ライン溝6dが形成されている。また、円筒部6bに
は、外周面からスプライン溝6dに通じる孔6eが形成
されている。出力部材3は、円筒部6bの内周側に配置
された円筒部8を有している。円筒部8の外周側にはス
プライン溝9が形成されている。円筒部8には、内周面
からスプライン溝9に通じる孔10が形成されている。 【0015】クラッチ本体4は、円筒部6bと円筒部8
との間の環状の空間内に配置されている。クラッチ本体
4の軸方向前方には、出力部材3から延びるフランジ1
1が配置されている。クラッチ本体4は、5枚のドライ
ブプレート15と4枚のドリブンプレート16とから構
成されている。ドライブプレート15は、主にコアプレ
ート18と摩擦フェーシング19とから構成されてい
る。図2及び図3に詳細に示すように、コアプレート1
8は、円板状の本体部分18aと、本体部分18aの外
周側に円周方向等間隔で形成された爪部18bとを有し
ている。本体部分18aの両側には、摩擦フェーシング
19が接着されている。爪部18bは、面圧を下げる目
的で厚みが大きく形成されており、本体部18aより厚
くなっている。爪部18aは摩擦フェーシング18aと
ほぼ同じ高さになっている。この爪部18bがクラッチ
アウターケース6のスプライン溝6dに係合している。
このようにして、ドライブプレート18はクラッチアウ
ターケース6に対して円周方向に相対回転不能にかつ軸
方向に移動自在となっている。摩擦フェーシング19の
表面には、多数の直交する第1溝と第2溝とからなる格
子状の油溝19aが形成されている。 【0016】各ドリブンプレート16は、ドライブプレ
ート18と軸方向に交互になるように配置されている。
ドリブンプレート16の内周側には複数のスプライン歯
16aが形成されている。このスプライン歯16aは、
円筒部8に形成されたスプライン溝9に係合している。
これにより、ドリブンプレート16は、出力部材3に対
して相対回転不能にかつ軸方向に移動自在となってい
る。 【0017】次に、ドライブプレート15の製造方法に
ついて説明する。始めに、摩擦フェーシング19となる
シート状の摩擦板材に丸い孔を打ち抜く。この孔が摩擦
フェーシング19の内径となる。次に、孔が空けられた
摩擦部材Pを図4に示す円形のダイ20上に載せる。ダ
イ20の外周部には上下に貫通する複数の孔20aが形
成されており、孔20aの下部は図示しない真空ポンプ
に接続されている。ダイ20の下部にはモータ23が連
結されており、モータ23によってダイ20は回転可能
である。ダイ20の上方には上下移動可能なパンチ21
が配置されている。また、ダイ20の側方には、水平方
向に移動可能な溝切りカッター22が配置されている。 【0018】ダイに形成された複数の孔20aから真空
排気することで摩擦部材Pをダイ20に真空吸着する。
この状態でパンチ21が下方に移動し、摩擦部材Pの外
径を打ち抜く。パンチ21が上方に移動すると、次に溝
切りカッター22が摩擦部材Pの表面に複数の第1溝を
平行に形成する。続いて、ダイ20の下方に設けられた
モータ23がダイ20を約90°回転させる。この状態
で再び溝切りカッター22が第1溝とほぼ直交する第2
溝を摩擦部材の表面に形成する。この結果、格子状の油
溝19aが摩擦フェーシング19に形成される。ここで
は、打ち抜き工程と溝形成工程とが連続して行われるた
めに、作業効率が良い。さらに、以上に述べた溝形成工
程では、溝切りカッター22が動作する際に従来のよう
にコアプレート18の爪部18aが邪魔をしないため
に、作業が容易である。その結果、爪部18bの厚みを
大きくしても問題は生じない。 【0019】完成した摩擦フェーシング19は、コアプ
レート18の本体部18aの両面に接着される。第2実施例 図7に示すドライブプレート25は、前記実施例と同様
のコアプレート18と、コアプレート18の本体部18
a上に接着された摩擦フェーシング26とから構成され
ている。摩擦フェーシング26には、径方向に放射状に
延びる多数の溝と円周方向に延びる溝とからなる油溝2
6aが形成されている。なお、この油溝26aの部分で
はコアプレート18の本体部18aが露出している。 【0020】このドライブプレート25の製造方法につ
いて説明する。始めに、図5に示すように、シート状の
摩擦板材から、プレス加工により図5に示す帯状摩擦部
材27を打ち抜く。帯状摩擦部材27は、矩形状の摩擦
片28と、摩擦片28同士を互いに連結する細い連結部
29とから構成されている。連結部29は、摩擦片28
のほぼ中間部に固定されている。 【0021】次に、この帯状摩擦部材27をコアプレー
ト18の本体部18a上に配置し接着する(図6)。続
いて、図6の状態のドライブプレートを旋盤にセット
し、帯状摩擦部材27の径方向中間部付近を削り落とし
ていく。このとき、摩擦片28の径方向中間部及び連結
部29が連続して一気に削り落とされていく。このよう
にして、油溝26aが形成される(図7)。 【0022】ここでは、連結部除去工程において帯状摩
擦部材27の連結部29を除去すると、自動的に径方向
に連通する溝が形成される。この連結部除去工程では連
結部を除去するだけで溝が形成されるために、溝切りカ
ッターを用いる必要がない。その結果、溝形成時にコア
プレート18の爪部18bの干渉を受けることがなく、
溝形成が容易である。 【0023】さらに、旋盤で連結部29及び摩擦片28
の径方向中央部を一気に削り落として油溝26aを形成
するため、作業効率が良い。さらに、このドライブプレ
ート25の製造方法では、シート状の摩擦板材から摩擦
部材を打ち抜く際の歩留りがよい。これは、帯状摩擦部
材27を打ち抜く際に抜きカスとなる部分が少ないから
である。前記実施例のようにシート状の摩擦板材から環
状の摩擦板材を打ち抜くときには内外径を打ち抜くこと
になる。この場合は、内周部分が抜きカスとして廃棄さ
れている。 【0024】 【発明の効果】本発明の一見地に係るフリクションディ
スクの製造方法では、環状摩擦部材を環状プレートに接
着する接着工程の前に環状摩擦部材の面に溝を形成す
る。溝形成時に環状プレートの爪部が干渉しないため、
溝形成が容易である。さらに、打ち抜き工程と溝形成工
程とが連続して行われるために、作業効率が良い。 【0025】本発明の他の見地に係るフリクションディ
スクの製造方法では、連結部除去工程において帯状摩擦
部材の連結部を除去すると、自動的に径方向に連通する
溝が摩擦部材に形成される。この連結部除去工程では連
結部を除去するだけで溝が形成される。すなわち溝形成
時に環状プレートの爪部が干渉しないため、溝形成が容
易である。 【0026】さらに、連結部除去工程において、連結部
及び摩擦片の径方向中央部を円周方向に連続して旋盤で
削り落としていって溝を形成するために、作業効率が良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が採用されたクラッチ装置の
縦断面概略図。 【図2】ドライブプレートの一部省略平面図。 【図3】図2のIII −III 断面図。 【図4】第1実施例における打ち抜き工程及び溝形成工
程を示す断面概略図。 【図5】第2実施例の帯状摩擦部材の一部平面図。 【図6】第2実施例の接着工程を示す一部平面図。 【図7】第2実施例によって得られたドライブプレート
の一部平面図。 【符号の説明】 1 クラッチ装置 15 ドライブプレート 18 コアプレート 18a 本体部 18b 爪部 19 摩擦フェーシング 19a 油溝
縦断面概略図。 【図2】ドライブプレートの一部省略平面図。 【図3】図2のIII −III 断面図。 【図4】第1実施例における打ち抜き工程及び溝形成工
程を示す断面概略図。 【図5】第2実施例の帯状摩擦部材の一部平面図。 【図6】第2実施例の接着工程を示す一部平面図。 【図7】第2実施例によって得られたドライブプレート
の一部平面図。 【符号の説明】 1 クラッチ装置 15 ドライブプレート 18 コアプレート 18a 本体部 18b 爪部 19 摩擦フェーシング 19a 油溝
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平4−300314(JP,A)
特開 昭60−172727(JP,A)
特開 平1−92031(JP,A)
特開 昭62−16113(JP,A)
特開 昭63−77944(JP,A)
特開 昭60−44530(JP,A)
特開 平6−300051(JP,A)
実開 昭62−98832(JP,U)
実開 昭62−82428(JP,U)
実開 平1−109631(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F16D 11/00 - 25/12
F16D 49/00 - 71/04
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】湿式クラッチに用いられるフリクションデ
ィスクを製造する方法であって、 板材を打ち抜いて、複数の摩擦片と前記摩擦片の径方向
中央部を互いに連結する連結部とからなる帯状摩擦部材
を得る打ち抜き工程と、 前記帯状摩擦部材を環状プレートに接着する接着工程
と、 前記環状プレートに接着された前記帯状摩擦部材の連結
部および前記摩擦片の径方向中央部を円周方向に連続し
て旋盤で削り落としていく連結部除去工程と、 を含むフリクションディスクの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11708795A JP3490795B2 (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | フリクションディスクの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11708795A JP3490795B2 (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | フリクションディスクの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08312671A JPH08312671A (ja) | 1996-11-26 |
| JP3490795B2 true JP3490795B2 (ja) | 2004-01-26 |
Family
ID=14703076
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11708795A Expired - Lifetime JP3490795B2 (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | フリクションディスクの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3490795B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006092270A1 (de) * | 2005-03-03 | 2006-09-08 | Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH | Bremsscheibe, insbesondere für ein fahrzeug |
| DE602006015078D1 (de) * | 2005-10-06 | 2010-08-05 | Borgwarner Inc | Kernplatte mit mehreren gliedern |
-
1995
- 1995-05-16 JP JP11708795A patent/JP3490795B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08312671A (ja) | 1996-11-26 |
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