JP3490879B2 - 有機エレクトロルミネッセンス素子 - Google Patents
有機エレクトロルミネッセンス素子Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 この発明は、ホール注入電
極と電子注入電極との間に、有機材料を用いた発光層と
キャリア輸送層とが設けられてなる有機エレクトロルミ
ネッセンス素子に係り、特に、発光層に新たな有機材料
を用いた有機エレクトロルミネッセンス素子であって、
成膜安定性に優れ、長期にわたって高輝度な安定した発
光が行なえる点に特徴を有するものである。
極と電子注入電極との間に、有機材料を用いた発光層と
キャリア輸送層とが設けられてなる有機エレクトロルミ
ネッセンス素子に係り、特に、発光層に新たな有機材料
を用いた有機エレクトロルミネッセンス素子であって、
成膜安定性に優れ、長期にわたって高輝度な安定した発
光が行なえる点に特徴を有するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報機器の多様化等にともなっ
て、従来より一般に使用されているCRTに比べて消費
電力が少なく容積の小さい平面表示素子のニーズが高ま
り、このような平面表示素子の一つとしてエレクトロル
ミネッセンス素子が注目されている。
て、従来より一般に使用されているCRTに比べて消費
電力が少なく容積の小さい平面表示素子のニーズが高ま
り、このような平面表示素子の一つとしてエレクトロル
ミネッセンス素子が注目されている。
【0003】そして、このようなエレクトロルミネッセ
ンス素子は、使用する材料によって無機エレクトロルミ
ネッセンス素子と有機エレクトロルミネッセンス素子と
に大別される。
ンス素子は、使用する材料によって無機エレクトロルミ
ネッセンス素子と有機エレクトロルミネッセンス素子と
に大別される。
【0004】ここで、無機エレクトロルミネッセンス素
子は、一般に発光部に高電界を作用させ、電子をこの高
電界中で加速して発光中心に衝突させ、これにより発光
中心を励起させて発光させるようになっている。
子は、一般に発光部に高電界を作用させ、電子をこの高
電界中で加速して発光中心に衝突させ、これにより発光
中心を励起させて発光させるようになっている。
【0005】これに対し、有機エレクトロルミネッセン
ス素子は、電子注入電極とホール注入電極とからそれぞ
れ電子とホールとを発光部内に注入し、このように注入
された電子とホールとを発光中心で再結合させて、有機
分子を励起状態にし、この有機分子が励起状態から基底
状態に戻るときに蛍光を発光するようになっている。
ス素子は、電子注入電極とホール注入電極とからそれぞ
れ電子とホールとを発光部内に注入し、このように注入
された電子とホールとを発光中心で再結合させて、有機
分子を励起状態にし、この有機分子が励起状態から基底
状態に戻るときに蛍光を発光するようになっている。
【0006】そして、無機エレクトロルミネッセンス素
子の場合には、上記のように高電界を作用させるため
に、その駆動電圧として100〜200Vと高い電圧を
必要とするのに対して、有機エレクトロルミネッセンス
素子の場合には、5〜20V程度の低い電圧で駆動でき
るという利点があった。
子の場合には、上記のように高電界を作用させるため
に、その駆動電圧として100〜200Vと高い電圧を
必要とするのに対して、有機エレクトロルミネッセンス
素子の場合には、5〜20V程度の低い電圧で駆動でき
るという利点があった。
【0007】また、上記の有機エレクトロルミネッセン
ス素子の場合には、発光材料である螢光物質を選択する
ことによって適当な色彩に発光する発光素子を得ること
ができ、マルチカラーやフルカラーの表示装置等として
も利用できるという期待があり、さらに低電圧で面発光
できるために、液晶表示素子等のバックライトとして利
用することも考えられた。
ス素子の場合には、発光材料である螢光物質を選択する
ことによって適当な色彩に発光する発光素子を得ること
ができ、マルチカラーやフルカラーの表示装置等として
も利用できるという期待があり、さらに低電圧で面発光
できるために、液晶表示素子等のバックライトとして利
用することも考えられた。
【0008】そして、近年、このような有機エレクトロ
ルミネッセンス素子について様々な研究が行なわれ、有
機エレクトロルミネッセンス素子としては、ホール注入
電極と電子注入電極との間にホール輸送層と発光層と電
子輸送層とを積層させたDH構造と称される三層構造の
ものや、ホール注入電極と電子注入電極との間にホール
輸送層と電子輸送性に富む発光層とが積層されたSH−
A構造と称される二層構造のものや、ホール注入電極と
電子注入電極との間にホール輸送性に富む発光層と電子
輸送層とが積層されたSH−B構造と称される二層構造
のものが開発されている。
ルミネッセンス素子について様々な研究が行なわれ、有
機エレクトロルミネッセンス素子としては、ホール注入
電極と電子注入電極との間にホール輸送層と発光層と電
子輸送層とを積層させたDH構造と称される三層構造の
ものや、ホール注入電極と電子注入電極との間にホール
輸送層と電子輸送性に富む発光層とが積層されたSH−
A構造と称される二層構造のものや、ホール注入電極と
電子注入電極との間にホール輸送性に富む発光層と電子
輸送層とが積層されたSH−B構造と称される二層構造
のものが開発されている。
【0009】ここで、このような有機エレクトロルミネ
ッセンス素子において、発光層やキャリア輸送層を形成
するにあたっては、様々な有機材料を用い、真空蒸着法
等によりこれらの有機材料からなる均一な層を形成する
ようにしていた。
ッセンス素子において、発光層やキャリア輸送層を形成
するにあたっては、様々な有機材料を用い、真空蒸着法
等によりこれらの有機材料からなる均一な層を形成する
ようにしていた。
【0010】そして、このような有機エレクトロルミネ
ッセンス素子において、従来においては、その発光層に
おけるホスト材料や、ホール輸送層におけるホール輸送
材料として、下記の化3に示すN,N−ジフェニル−
N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−1,1’−ジ
フェニル−4,4’−ジアミン(TPD)が多く利用さ
れていたが、このような有機材料は一般に熱等に対する
安定性が十分ではなく、時間が経過するにつれて、これ
らの有機材料が次第に結晶化し、発光層やキャリア輸送
層に結晶が析出して有機エレクトロルミネッセンス素子
に短絡が生じ、長期にわたって安定した発光が行なえな
いという問題があった。
ッセンス素子において、従来においては、その発光層に
おけるホスト材料や、ホール輸送層におけるホール輸送
材料として、下記の化3に示すN,N−ジフェニル−
N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−1,1’−ジ
フェニル−4,4’−ジアミン(TPD)が多く利用さ
れていたが、このような有機材料は一般に熱等に対する
安定性が十分ではなく、時間が経過するにつれて、これ
らの有機材料が次第に結晶化し、発光層やキャリア輸送
層に結晶が析出して有機エレクトロルミネッセンス素子
に短絡が生じ、長期にわたって安定した発光が行なえな
いという問題があった。
【0011】
【化3】
【0012】
【発明が解決しようとする課題】 この発明は、ホール
注入電極と電子注入電極との間に有機材料を用いた発光
層とキャリア輸送層とが設けられた有機エレクトロルミ
ネッセンス素子における上記のような問題を解決するこ
とを課題とするものであり、特に、発光層に、熱等に対
する安定性が十分で成膜安定性に優れた新たな有機材料
を用い、長期にわたって高輝度な安定した発光が行なえ
るようにすることを課題とするものである。
注入電極と電子注入電極との間に有機材料を用いた発光
層とキャリア輸送層とが設けられた有機エレクトロルミ
ネッセンス素子における上記のような問題を解決するこ
とを課題とするものであり、特に、発光層に、熱等に対
する安定性が十分で成膜安定性に優れた新たな有機材料
を用い、長期にわたって高輝度な安定した発光が行なえ
るようにすることを課題とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】 この発明の請求項1に
おける有機エレクトロルミネッセンス素子においては、
上記のような課題を解決するため、ホール注入電極と電
子注入電極との間に、有機材料を用いた発光層とキャリ
ア輸送層とが設けられた有機エレクトロルミネッセンス
素子において、上記の発光層に、4,4’−ジアミノ−
ジナフチル誘導体を含有させるようにしたのである。
おける有機エレクトロルミネッセンス素子においては、
上記のような課題を解決するため、ホール注入電極と電
子注入電極との間に、有機材料を用いた発光層とキャリ
ア輸送層とが設けられた有機エレクトロルミネッセンス
素子において、上記の発光層に、4,4’−ジアミノ−
ジナフチル誘導体を含有させるようにしたのである。
【0014】 ここで、この請求項1における有機エレ
クトロルミネッセンス素子において、その発光層に含有
させる4,4’−ジアミノ−ジナフチル誘導体は前記の
TPDに比べて熱安定性に優れ、この有機エレクトロル
ミネッセンス素子を高温下において放置した場合であっ
ても、発光層において結晶が析出するのが抑制され、長
期にわたって安定した発光が行なえるようになる。
クトロルミネッセンス素子において、その発光層に含有
させる4,4’−ジアミノ−ジナフチル誘導体は前記の
TPDに比べて熱安定性に優れ、この有機エレクトロル
ミネッセンス素子を高温下において放置した場合であっ
ても、発光層において結晶が析出するのが抑制され、長
期にわたって安定した発光が行なえるようになる。
【0015】また、この4,4’−ジアミノ−ジナフチ
ル誘導体はホール輸送性に優れ、これを発光層における
ホスト材料やホール輸送層におけるホール輸送材料とし
て使用すると、ホールの輸送が効率良く行なわれて、高
輝度な発光が得られるようになる。
ル誘導体はホール輸送性に優れ、これを発光層における
ホスト材料やホール輸送層におけるホール輸送材料とし
て使用すると、ホールの輸送が効率良く行なわれて、高
輝度な発光が得られるようになる。
【0016】そして、この4,4’−ジアミノ−ジナフ
チル誘導体として、前記の化1に示すように、両側の窒
素Nに対してそれぞれ2つのフェニル基が結合された誘
導体を用いると、より熱安定性が向上し、高温下におけ
る結晶の析出がより抑制されて、より安定した発光が行
なえると共に、より優れたホール輸送性を示し、より高
い輝度の発光が得られるようになる。
チル誘導体として、前記の化1に示すように、両側の窒
素Nに対してそれぞれ2つのフェニル基が結合された誘
導体を用いると、より熱安定性が向上し、高温下におけ
る結晶の析出がより抑制されて、より安定した発光が行
なえると共に、より優れたホール輸送性を示し、より高
い輝度の発光が得られるようになる。
【0017】 また、上記のような課題を解決するため
に、ホール注入電極と電子注入電極との間に、有機材料
を用いた発光層とキャリア輸送層とが設けられた有機エ
レクトロルミネッセンス素子において、上記の発光層と
キャリア輸送層と少なくとも1層に、4,4”−ジアミ
ノ−p−テルフェニル誘導体を含有させることもでき
る。
に、ホール注入電極と電子注入電極との間に、有機材料
を用いた発光層とキャリア輸送層とが設けられた有機エ
レクトロルミネッセンス素子において、上記の発光層と
キャリア輸送層と少なくとも1層に、4,4”−ジアミ
ノ−p−テルフェニル誘導体を含有させることもでき
る。
【0018】 ここで、上記の有機エレクトロルミネッ
センス素子において、その発光層やキャリア輸送層に含
有させる4,4”−ジアミノ−p−テルフェニル誘導体
も、上記の4,4’−ジアミノ−ジナフチル誘導体と同
様に、前記のTPDに比べて熱安定性に優れ、この有機
エレクトロルミネッセンス素子を高温下において放置し
た場合であっても、発光層やキャリア輸送層において結
晶が析出するのが抑制され、長期にわたって安定した発
光が行なえるようになる。
センス素子において、その発光層やキャリア輸送層に含
有させる4,4”−ジアミノ−p−テルフェニル誘導体
も、上記の4,4’−ジアミノ−ジナフチル誘導体と同
様に、前記のTPDに比べて熱安定性に優れ、この有機
エレクトロルミネッセンス素子を高温下において放置し
た場合であっても、発光層やキャリア輸送層において結
晶が析出するのが抑制され、長期にわたって安定した発
光が行なえるようになる。
【0019】また、この4,4”−ジアミノ−p−テル
フェニル誘導体も、上記の4,4’−ジアミノ−ジナフ
チル誘導体と同様にホール輸送性に優れ、これを発光層
におけるホスト材料やホール輸送層におけるホール輸送
材料として使用すると、ホールの輸送が効率良く行なわ
れて、高輝度な発光が得られるようになる。
フェニル誘導体も、上記の4,4’−ジアミノ−ジナフ
チル誘導体と同様にホール輸送性に優れ、これを発光層
におけるホスト材料やホール輸送層におけるホール輸送
材料として使用すると、ホールの輸送が効率良く行なわ
れて、高輝度な発光が得られるようになる。
【0020】そして、この4,4”−ジアミノ−p−テ
ルフェニル誘導体として、前記の化2に示すように、両
側の窒素Nに対してそれぞれ2つのフェニル基が結合さ
れた誘導体を用いると、より熱安定性が向上し、高温下
における結晶の析出がより抑制されて、より安定した発
光が行なえると共に、より優れたホール輸送性を示し、
より高い輝度の発光が得られるようになる。
ルフェニル誘導体として、前記の化2に示すように、両
側の窒素Nに対してそれぞれ2つのフェニル基が結合さ
れた誘導体を用いると、より熱安定性が向上し、高温下
における結晶の析出がより抑制されて、より安定した発
光が行なえると共に、より優れたホール輸送性を示し、
より高い輝度の発光が得られるようになる。
【0021】
【実施例】以下、この発明の実施例に係る有機エレクト
ロルミネッセンス素子を添付図面に基づいて具体的に説
明する。
ロルミネッセンス素子を添付図面に基づいて具体的に説
明する。
【0022】(実施例1)この実施例1においては、発
光層におけるホスト材料として、下記の化4に示す4,
4”−ジアミノ−ジナフチル誘導体(PADN)を用い
るようにした。
光層におけるホスト材料として、下記の化4に示す4,
4”−ジアミノ−ジナフチル誘導体(PADN)を用い
るようにした。
【0023】
【化4】
【0024】ここで、このPADNを合成するにあたっ
ては、3,3”−ジメチルナフチジン1g(3.20m
mol)と、3−ヨードトルエン3.49g(16.0
mmol)と、銅粉末0.16g(2.53mmol)
と、無水炭酸カリウム2.21g(16.0mmol)
とをニトロベンゼン35ml中に加え、これを窒素雰囲
気下において18時間還流させて沈澱を析出させ、この
沈澱物を吸引濾過して分離させた。
ては、3,3”−ジメチルナフチジン1g(3.20m
mol)と、3−ヨードトルエン3.49g(16.0
mmol)と、銅粉末0.16g(2.53mmol)
と、無水炭酸カリウム2.21g(16.0mmol)
とをニトロベンゼン35ml中に加え、これを窒素雰囲
気下において18時間還流させて沈澱を析出させ、この
沈澱物を吸引濾過して分離させた。
【0025】次いで、この沈澱物を過剰の水で数回洗浄
して炭酸カリウムを除去した後、これを乾燥させ、その
後、これをトレイン・サブリメーション法を用いた昇華
精製装置[H.J.Wagner, R.O.Loutfy, and C.K.Hsiao ;
J. Mater. Sci.Vol.17,P2781(1982)]により精製し、青
色の蛍光を持つ黄白色結晶からなるPADNを得た。
して炭酸カリウムを除去した後、これを乾燥させ、その
後、これをトレイン・サブリメーション法を用いた昇華
精製装置[H.J.Wagner, R.O.Loutfy, and C.K.Hsiao ;
J. Mater. Sci.Vol.17,P2781(1982)]により精製し、青
色の蛍光を持つ黄白色結晶からなるPADNを得た。
【0026】そして、この実施例1における有機エレク
トロルミネッセンス素子においては、図1に示すよう
に、ガラス基板1上にインジウム−スズ酸化物(IT
O)で構成された透明なホール注入電極2を形成し、こ
のホール注入電極2上に、下記の化5に示すトリフェニ
ルアミン誘導体(MTDATA)で構成されて膜厚が5
00Åになったホール輸送層3と、上記の化4に示した
PADNからなるホスト材料に下記の化6に示すルブレ
ンが5重量%ドープされて膜厚が200Åになった発光
層4と、下記の化7に示す10−ベンゾ(h)キノリノ
ール−ベリリウム錯体BeBq2 で構成されて膜厚が3
50Åになった電子輸送層5と、マグネシウム・インジ
ウム合金(Mg:In=10:1)で構成されて膜厚が
2000Åになった電子注入電極6とを真空蒸着法によ
り積層させて、前記のDH構造になった有機エレクトロ
ルミネッセンス素子を得た。
トロルミネッセンス素子においては、図1に示すよう
に、ガラス基板1上にインジウム−スズ酸化物(IT
O)で構成された透明なホール注入電極2を形成し、こ
のホール注入電極2上に、下記の化5に示すトリフェニ
ルアミン誘導体(MTDATA)で構成されて膜厚が5
00Åになったホール輸送層3と、上記の化4に示した
PADNからなるホスト材料に下記の化6に示すルブレ
ンが5重量%ドープされて膜厚が200Åになった発光
層4と、下記の化7に示す10−ベンゾ(h)キノリノ
ール−ベリリウム錯体BeBq2 で構成されて膜厚が3
50Åになった電子輸送層5と、マグネシウム・インジ
ウム合金(Mg:In=10:1)で構成されて膜厚が
2000Åになった電子注入電極6とを真空蒸着法によ
り積層させて、前記のDH構造になった有機エレクトロ
ルミネッセンス素子を得た。
【0027】
【化5】
【0028】
【化6】
【0029】
【化7】
【0030】ここで、この実施例1の有機エレクトロル
ミネッセンス素子を製造する方法を具体的に説明する
と、先ずITOからなるホール注入電極2が表面に形成
されたガラス基板1を中性洗剤により洗浄した後、これ
をアセトン中で20分間、エタノール中で20分間それ
ぞれ超音波洗浄し、さらに上記のガラス基板1を沸騰し
たエタノール中に約1分間入れて取り出した後、このガ
ラス基板1をすぐに送風乾燥させた。
ミネッセンス素子を製造する方法を具体的に説明する
と、先ずITOからなるホール注入電極2が表面に形成
されたガラス基板1を中性洗剤により洗浄した後、これ
をアセトン中で20分間、エタノール中で20分間それ
ぞれ超音波洗浄し、さらに上記のガラス基板1を沸騰し
たエタノール中に約1分間入れて取り出した後、このガ
ラス基板1をすぐに送風乾燥させた。
【0031】次いで、このガラス基板1上に形成された
ホール注入電極2の上に、前記のMTDATAを真空蒸
着させてホール輸送層3を形成した後、上記のPADN
に対して上記のルブレンが5重量%ドープされるように
して、このホール輸送層3上にPADNとルブレンとを
共蒸着させて発光層4を形成し、さらにこの発光層4上
に上記のBeBq2 を真空蒸着させて電子輸送層5を形
成し、その後、この電子輸送層5上にマグネシウム・イ
ンジウム合金を真空蒸着させて電子注入電極6を形成し
た。なお、これらの真空蒸着は、何れも真空度1×10
-6Torrで、基板温度を制御しないで行なった。
ホール注入電極2の上に、前記のMTDATAを真空蒸
着させてホール輸送層3を形成した後、上記のPADN
に対して上記のルブレンが5重量%ドープされるように
して、このホール輸送層3上にPADNとルブレンとを
共蒸着させて発光層4を形成し、さらにこの発光層4上
に上記のBeBq2 を真空蒸着させて電子輸送層5を形
成し、その後、この電子輸送層5上にマグネシウム・イ
ンジウム合金を真空蒸着させて電子注入電極6を形成し
た。なお、これらの真空蒸着は、何れも真空度1×10
-6Torrで、基板温度を制御しないで行なった。
【0032】そして、この実施例1の有機エレクトロル
ミネッセンス素子におけるホール注入電極2をプラス、
電子注入電極6をマイナスにして電圧を印加すると、電
圧15Vで輝度が23000cd/m2 、発光ピーク波
長が558nm、色度座標x=0.456,y=0.5
28になった上記のルブレンによる高輝度な黄色発光が
得られた。
ミネッセンス素子におけるホール注入電極2をプラス、
電子注入電極6をマイナスにして電圧を印加すると、電
圧15Vで輝度が23000cd/m2 、発光ピーク波
長が558nm、色度座標x=0.456,y=0.5
28になった上記のルブレンによる高輝度な黄色発光が
得られた。
【0033】(比較例1)この比較例1における有機エ
レクトロルミネッセンス素子においては、上記の実施例
1の有機エレクトロルミネッセンス素子において、発光
層4に使用するホスト材料として、上記のPADNに代
えて前記の化3に示したTPDを用い、それ以外につい
ては、上記の実施例1の場合と同様にしてDH構造にな
った有機エレクトロルミネッセンス素子を得た。
レクトロルミネッセンス素子においては、上記の実施例
1の有機エレクトロルミネッセンス素子において、発光
層4に使用するホスト材料として、上記のPADNに代
えて前記の化3に示したTPDを用い、それ以外につい
ては、上記の実施例1の場合と同様にしてDH構造にな
った有機エレクトロルミネッセンス素子を得た。
【0034】そして、上記の実施例1の有機エレクトロ
ルミネッセンス素子と、この比較例1の有機エレクトロ
ルミネッセンス素子とをそれぞれ大気中において75℃
で300時間保存させた後、ホール注入電極2をプラ
ス、電子注入電極6をマイナスにして電圧を印加させ
た。
ルミネッセンス素子と、この比較例1の有機エレクトロ
ルミネッセンス素子とをそれぞれ大気中において75℃
で300時間保存させた後、ホール注入電極2をプラ
ス、電子注入電極6をマイナスにして電圧を印加させ
た。
【0035】この結果、上記の実施例1における有機エ
レクトロルミネッセンス素子においては、初期と同様の
発光が得られたが、比較例1の有機エレクトロルミネッ
センス素子においては発光が得られず、またこの比較例
1の有機エレクトロルミネッセンス素子を顕微鏡で観察
すると、この有機エレクトロルミネッセンス素子中に結
晶が析出して有機エレクトロルミネッセンス素子が破壊
されており、発光層4におけるホスト材料にPADNを
用いた実施例1の有機エレクトロルミネッセンス素子の
方が高温下における保存性が優れていた。
レクトロルミネッセンス素子においては、初期と同様の
発光が得られたが、比較例1の有機エレクトロルミネッ
センス素子においては発光が得られず、またこの比較例
1の有機エレクトロルミネッセンス素子を顕微鏡で観察
すると、この有機エレクトロルミネッセンス素子中に結
晶が析出して有機エレクトロルミネッセンス素子が破壊
されており、発光層4におけるホスト材料にPADNを
用いた実施例1の有機エレクトロルミネッセンス素子の
方が高温下における保存性が優れていた。
【0036】(実施例2)この実施例2における有機エ
レクトロルミネッセンス素子においては、上記の実施例
1の有機エレクトロルミネッセンス素子において、その
発光層4におけるホスト材料として、実施例1と同じP
ADNを用いる一方、ドーパントとして、上記のルブレ
ンに代えて下記の化8に示すDCMを2重量%ドープさ
せるようにし、それ以外については、上記の実施例1の
場合と同様にしてDH構造になった有機エレクトロルミ
ネッセンス素子を得た。
レクトロルミネッセンス素子においては、上記の実施例
1の有機エレクトロルミネッセンス素子において、その
発光層4におけるホスト材料として、実施例1と同じP
ADNを用いる一方、ドーパントとして、上記のルブレ
ンに代えて下記の化8に示すDCMを2重量%ドープさ
せるようにし、それ以外については、上記の実施例1の
場合と同様にしてDH構造になった有機エレクトロルミ
ネッセンス素子を得た。
【0037】
【化8】
【0038】そして、この実施例2の有機エレクトロル
ミネッセンス素子におけるホール注入電極2をプラス、
電子注入電極6をマイナスにして電圧を印加すると、電
圧12Vで輝度が10300cd/m2 、発光ピーク波
長が572nmになった上記のDCMによるオレンジ色
の発光が得られた。
ミネッセンス素子におけるホール注入電極2をプラス、
電子注入電極6をマイナスにして電圧を印加すると、電
圧12Vで輝度が10300cd/m2 、発光ピーク波
長が572nmになった上記のDCMによるオレンジ色
の発光が得られた。
【0039】ここで、上記の実施例1における有機エレ
クトロルミネッセンス素子と、この実施例2における有
機エレクトロルミネッセンス素子とを比較すると、ドー
パントにDCMを用いた実施例2の有機エレクトロルミ
ネッセンス素子よりも、ドーパントにルブレンを用いた
実施例1の有機エレクトロルミネッセンス素子の方が高
輝度な発光が得られた。
クトロルミネッセンス素子と、この実施例2における有
機エレクトロルミネッセンス素子とを比較すると、ドー
パントにDCMを用いた実施例2の有機エレクトロルミ
ネッセンス素子よりも、ドーパントにルブレンを用いた
実施例1の有機エレクトロルミネッセンス素子の方が高
輝度な発光が得られた。
【0040】 (参考例1)この参考例1における有機
エレクトロルミネッセンス素子においては、上記の化4
に示すPADNをホール輸送材料として用いるようにし
た。
エレクトロルミネッセンス素子においては、上記の化4
に示すPADNをホール輸送材料として用いるようにし
た。
【0041】 そして、この参考例1における有機エレ
クトロルミネッセンス素子においては、図2に示すよう
に、ガラス基板1上にITOで構成された透明なホール
注入電極2を形成し、このホール注入電極2上に、上記
のPADNで構成されて膜厚が500Åになったホール
輸送層3と、下記の化9に示すトリス(8−キノリノー
ル)アルミニウムAlq3 で構成されて膜厚が500Å
になった発光層4と、マグネシウム・インジウム合金
(Mg:In=10:1)で構成されて膜厚が2000
Åになった電子注入電極6とを順々に真空蒸着法により
積層させて、前記のSH−A構造になった有機エレクト
ロルミネッセンス素子を作製した。
クトロルミネッセンス素子においては、図2に示すよう
に、ガラス基板1上にITOで構成された透明なホール
注入電極2を形成し、このホール注入電極2上に、上記
のPADNで構成されて膜厚が500Åになったホール
輸送層3と、下記の化9に示すトリス(8−キノリノー
ル)アルミニウムAlq3 で構成されて膜厚が500Å
になった発光層4と、マグネシウム・インジウム合金
(Mg:In=10:1)で構成されて膜厚が2000
Åになった電子注入電極6とを順々に真空蒸着法により
積層させて、前記のSH−A構造になった有機エレクト
ロルミネッセンス素子を作製した。
【0042】
【化9】
【0043】 そして、この参考例1の有機エレクトロ
ルミネッセンス素子におけるホール注入電極2をプラ
ス、電子注入電極6をマイナスにして電圧を印加する
と、電圧13Vで輝度が11870cd/m2 、発光ピ
ーク波長が533nm、色度座標x=0.340,y=
0.565になった上記のAlq3 による高輝度な緑色
発光が得られた。
ルミネッセンス素子におけるホール注入電極2をプラ
ス、電子注入電極6をマイナスにして電圧を印加する
と、電圧13Vで輝度が11870cd/m2 、発光ピ
ーク波長が533nm、色度座標x=0.340,y=
0.565になった上記のAlq3 による高輝度な緑色
発光が得られた。
【0044】この結果、上記のPADNはホール輸送材
料としても有効に利用できることが分かった。
料としても有効に利用できることが分かった。
【0045】 (参考例2)この参考例2においては、
発光層におけるホスト材料として、下記の化10に示す
4,4”−ジアミノ−p−テルフェニル誘導体(tBu
−DAterPh)を用いるようにした。
発光層におけるホスト材料として、下記の化10に示す
4,4”−ジアミノ−p−テルフェニル誘導体(tBu
−DAterPh)を用いるようにした。
【0046】
【化10】
【0047】ここで、このtBu−DAterPhを合
成するにあたっては、4,4”−ジアミノ−p−テルフ
ェニル0.97g(3.73mmol)と、4−ter
tブチルヨウ化ベンゼン4.85g(18.6mmo
l)と、銅粉末0.19g(2.95mmol)と、無
水炭酸カリウム2.57g(18.6mmol)とをニ
トロベンゼン35ml中に加え、これを窒素雰囲気下に
おいて15時間還流させて沈澱を析出させ、この沈澱物
を吸引濾過して分離させた。
成するにあたっては、4,4”−ジアミノ−p−テルフ
ェニル0.97g(3.73mmol)と、4−ter
tブチルヨウ化ベンゼン4.85g(18.6mmo
l)と、銅粉末0.19g(2.95mmol)と、無
水炭酸カリウム2.57g(18.6mmol)とをニ
トロベンゼン35ml中に加え、これを窒素雰囲気下に
おいて15時間還流させて沈澱を析出させ、この沈澱物
を吸引濾過して分離させた。
【0048】次いで、この沈澱物を過剰の水で数回洗浄
して炭酸カリウムを除去した後、これを乾燥させ、その
後、これをトレイン・サブリメーション法を用いた昇華
精製装置[H.J.Wagner, R.O.Loutfy, and C.K.Hsiao ;
J. Mater. Sci.Vol.17,P2781(1982)]により精製し、強
い青色の蛍光を持つ黄白色結晶を得た。
して炭酸カリウムを除去した後、これを乾燥させ、その
後、これをトレイン・サブリメーション法を用いた昇華
精製装置[H.J.Wagner, R.O.Loutfy, and C.K.Hsiao ;
J. Mater. Sci.Vol.17,P2781(1982)]により精製し、強
い青色の蛍光を持つ黄白色結晶を得た。
【0049】次に、上記のようにして得られた結晶を元
素分析し、その実測値と、tBu−DAterPhの計
算値とを下記の表1に示した。
素分析し、その実測値と、tBu−DAterPhの計
算値とを下記の表1に示した。
【0050】
【表1】
【0051】この結果、上記のようにして得た黄白色結
晶がtBu−DAterPhであることが確認された。
晶がtBu−DAterPhであることが確認された。
【0052】 そして、この参考例2における有機エレ
クトロルミネッセンス素子においては、上記のtBu−
DAterPhを発光層4におけるホスト材料に用い、
このホスト材料に前記の化6に示すルブレンを5重量%
ドープさせて発光層4を設けるようにし、それ以外につ
いては、上記の実施例1の場合と同様にしてDH構造に
なった有機エレクトロルミネッセンス素子を得た。
クトロルミネッセンス素子においては、上記のtBu−
DAterPhを発光層4におけるホスト材料に用い、
このホスト材料に前記の化6に示すルブレンを5重量%
ドープさせて発光層4を設けるようにし、それ以外につ
いては、上記の実施例1の場合と同様にしてDH構造に
なった有機エレクトロルミネッセンス素子を得た。
【0053】 そして、この参考例2の有機エレクトロ
ルミネッセンス素子におけるホール注入電極2をプラ
ス、電子注入電極6をマイナスにして電圧を印加する
と、電圧16Vで輝度が12090cd/m2 、発光ピ
ーク波長が561nm、色度座標x=0.459,y=
0.529になった前記のルブレンによる高輝度な黄色
発光が得られた。
ルミネッセンス素子におけるホール注入電極2をプラ
ス、電子注入電極6をマイナスにして電圧を印加する
と、電圧16Vで輝度が12090cd/m2 、発光ピ
ーク波長が561nm、色度座標x=0.459,y=
0.529になった前記のルブレンによる高輝度な黄色
発光が得られた。
【0054】 (参考例3)この参考例3における有機
エレクトロルミネッセンス素子においては、前記の実施
例1の有機エレクトロルミネッセンス素子において、そ
の発光層4におけるホスト材料に、下記の化11に示す
4,4”−ジアミノ−p−テルフェニル誘導体Me−D
AterPhを用い、それ以外については、前記の実施
例1における有機エレクトロルミネッセンス素子と同様
にしてDH構造になった有機エレクトロルミネッセンス
素子を得た。
エレクトロルミネッセンス素子においては、前記の実施
例1の有機エレクトロルミネッセンス素子において、そ
の発光層4におけるホスト材料に、下記の化11に示す
4,4”−ジアミノ−p−テルフェニル誘導体Me−D
AterPhを用い、それ以外については、前記の実施
例1における有機エレクトロルミネッセンス素子と同様
にしてDH構造になった有機エレクトロルミネッセンス
素子を得た。
【0055】
【化11】
【0056】 そして、この参考例3の有機エレクトロ
ルミネッセンス素子におけるホール注入電極2をプラ
ス、電子注入電極6をマイナスにして電圧を印加する
と、電圧11Vで輝度が39400cd/m2 、発光ピ
ーク波長が551nm、色度座標x=0.408,y=
0.522になった前記のルブレンによる高輝度な黄色
発光が得られた。
ルミネッセンス素子におけるホール注入電極2をプラ
ス、電子注入電極6をマイナスにして電圧を印加する
と、電圧11Vで輝度が39400cd/m2 、発光ピ
ーク波長が551nm、色度座標x=0.408,y=
0.522になった前記のルブレンによる高輝度な黄色
発光が得られた。
【0057】 また、この参考例3の有機エレクトロル
ミネッセンス素子を、前記の実施例1の有機エレクトロ
ルミネッセンス素子と同様に、大気中において75℃で
300時間保存させた後、ホール注入電極2をプラス、
電子注入電極6をマイナスにして電圧を印加させると、
初期と同様の発光が得られ、この実施例6の有機エレク
トロルミネッセンス素子も、前記の実施例1の有機エレ
クトロルミネッセンス素子と同様に、高温下における保
存性が優れていた。
ミネッセンス素子を、前記の実施例1の有機エレクトロ
ルミネッセンス素子と同様に、大気中において75℃で
300時間保存させた後、ホール注入電極2をプラス、
電子注入電極6をマイナスにして電圧を印加させると、
初期と同様の発光が得られ、この実施例6の有機エレク
トロルミネッセンス素子も、前記の実施例1の有機エレ
クトロルミネッセンス素子と同様に、高温下における保
存性が優れていた。
【0058】 (参考例4)この参考例4における有機
エレクトロルミネッセンス素子においては、前記の実施
例1の有機エレクトロルミネッセンス素子において、そ
の発光層4におけるホスト材料に、前記の参考例3と同
じMe−DAterPhを用いる一方、ドーパントとし
て下記の化12に示すナフタセンを用い、上記のMe−
DAterPhにナフタセンを2重量%ドープさせてさ
せて発光層4を設けるようにし、それ以外については、
前記の実施例1の場合と同様にしてDH構造になった有
機エレクトロルミネッセンス素子を得た。
エレクトロルミネッセンス素子においては、前記の実施
例1の有機エレクトロルミネッセンス素子において、そ
の発光層4におけるホスト材料に、前記の参考例3と同
じMe−DAterPhを用いる一方、ドーパントとし
て下記の化12に示すナフタセンを用い、上記のMe−
DAterPhにナフタセンを2重量%ドープさせてさ
せて発光層4を設けるようにし、それ以外については、
前記の実施例1の場合と同様にしてDH構造になった有
機エレクトロルミネッセンス素子を得た。
【0059】
【化12】
【0060】 そして、この参考例4の有機エレクトロ
ルミネッセンス素子におけるホール注入電極2をプラ
ス、電子注入電極6をマイナスにして電圧を印加する
と、電圧11Vで輝度が13200cd/m2 、発光ピ
ーク波長が591nmになった前記のナフタセンによる
オレンジ色発光が得られた。
ルミネッセンス素子におけるホール注入電極2をプラ
ス、電子注入電極6をマイナスにして電圧を印加する
と、電圧11Vで輝度が13200cd/m2 、発光ピ
ーク波長が591nmになった前記のナフタセンによる
オレンジ色発光が得られた。
【0061】 ここで、上記の参考例3における有機エ
レクトロルミネッセンス素子と、この参考例4における
有機エレクトロルミネッセンス素子とを比較すると、ド
ーパントにナフタセンを用いた参考例4の有機エレクト
ロルミネッセンス素子よりも、ドーパントにルブレンを
用いた参考例3の有機エレクトロルミネッセンス素子の
方が高輝度な発光が得られた。
レクトロルミネッセンス素子と、この参考例4における
有機エレクトロルミネッセンス素子とを比較すると、ド
ーパントにナフタセンを用いた参考例4の有機エレクト
ロルミネッセンス素子よりも、ドーパントにルブレンを
用いた参考例3の有機エレクトロルミネッセンス素子の
方が高輝度な発光が得られた。
【0062】 (参考例5)この参考例5における有機
エレクトロルミネッセンス素子においては、前記の化1
1に示すMe−DAterPhをホール輸送材料に用い
るようにした。
エレクトロルミネッセンス素子においては、前記の化1
1に示すMe−DAterPhをホール輸送材料に用い
るようにした。
【0063】 そして、この参考例5における有機エレ
クトロルミネッセンス素子においては、上記のようにホ
ール輸送材料にMe−DAterPhを用いてホール輸
送層3を設け、それ以外については、前記の実施例3に
示す有機エレクトロルミネッセンス素子の場合と同様に
して、SH−A構造になった有機エレクトロルミネッセ
ンス素子を得た。
クトロルミネッセンス素子においては、上記のようにホ
ール輸送材料にMe−DAterPhを用いてホール輸
送層3を設け、それ以外については、前記の実施例3に
示す有機エレクトロルミネッセンス素子の場合と同様に
して、SH−A構造になった有機エレクトロルミネッセ
ンス素子を得た。
【0064】 そして、この参考例5の有機エレクトロ
ルミネッセンス素子におけるホール注入電極2をプラ
ス、電子注入電極6をマイナスにして電圧を印加する
と、電圧16Vで輝度が11500cd/m2 、発光ピ
ーク波長が532nm、色度座標x=0.340,y=
0.570になった前記のAlq3 による高輝度な緑色
発光が得られた。
ルミネッセンス素子におけるホール注入電極2をプラ
ス、電子注入電極6をマイナスにして電圧を印加する
と、電圧16Vで輝度が11500cd/m2 、発光ピ
ーク波長が532nm、色度座標x=0.340,y=
0.570になった前記のAlq3 による高輝度な緑色
発光が得られた。
【0065】この結果、前記のMe−DAterPhは
ホール輸送材料としても有効に利用できることが分かっ
た。
ホール輸送材料としても有効に利用できることが分かっ
た。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明の有機エ
レクトロルミネッセンス素子においては、ホール注入電
極と電子注入電極との間に発光層とキャリア輸送層とを
設けるにあたり、発光層における有機材料として、前記
のTPDに比べて熱安定性に優れた4,4’−ジアミノ
−ジナフチル誘導体を含有させるようにしたため、この
有機エレクトロルミネッセンス素子を高温下において放
置した場合であっても、発光層において結晶が析出する
のが抑制され、長期にわたって安定した発光が行なえる
ようになった。
レクトロルミネッセンス素子においては、ホール注入電
極と電子注入電極との間に発光層とキャリア輸送層とを
設けるにあたり、発光層における有機材料として、前記
のTPDに比べて熱安定性に優れた4,4’−ジアミノ
−ジナフチル誘導体を含有させるようにしたため、この
有機エレクトロルミネッセンス素子を高温下において放
置した場合であっても、発光層において結晶が析出する
のが抑制され、長期にわたって安定した発光が行なえる
ようになった。
【0067】また、上記の4,4’−ジアミノ−ジナフ
チル誘導体はホール輸送性に優れ、これを発光層におけ
るホスト材料として使用すると、ホールの輸送が効率良
く行なわれて、高輝度な発光が得られるようになった。
チル誘導体はホール輸送性に優れ、これを発光層におけ
るホスト材料として使用すると、ホールの輸送が効率良
く行なわれて、高輝度な発光が得られるようになった。
【0068】さらに、上記の4,4’−ジアミノ−ジナ
フチル誘導体として、前記の化1に示すように、両側の
窒素Nに対してそれぞれ2つのフェニル基が結合された
誘導体を用いると、より熱安定性が向上して、高温下に
おける結晶の析出がより一層抑制されて、より安定した
発光が行なえると共に、より優れたホール輸送性を示
し、より高い輝度の発光が得られるようになった。
フチル誘導体として、前記の化1に示すように、両側の
窒素Nに対してそれぞれ2つのフェニル基が結合された
誘導体を用いると、より熱安定性が向上して、高温下に
おける結晶の析出がより一層抑制されて、より安定した
発光が行なえると共に、より優れたホール輸送性を示
し、より高い輝度の発光が得られるようになった。
【図1】この発明の実施例1,2,参考例2〜4及び比
較例1における有機エレクトロルミネッセンス素子の構
造を示した概略説明図である。
較例1における有機エレクトロルミネッセンス素子の構
造を示した概略説明図である。
【図2】この発明の参考例1,5における有機エレクト
ロルミネッセンス素子の構造を示した概略説明図であ
る。
ロルミネッセンス素子の構造を示した概略説明図であ
る。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H05B 33/00 - 33/28
CA(STN)
REGISTRY(STN)
Claims (2)
- 【請求項1】 ホール注入電極と電子注入電極との間
に、有機材料を用いた発光層が設けられた有機エレクト
ロルミネッセンス素子において、上記の発光層に、下記
の化1に示す構造式を有する4,4’−ジアミノ−ジナ
フチル誘導体が含有されていることを特徴とする有機エ
レクトロルミネッセンス素子。【化1】 (式中、R 1 ,R 2 は−H,−C n H 2n+1 ,−N(C n
H 2n+1 ),−OH,−O(C n H 2n+1 ),−CN,ハロ
ゲン基,フェニル基,多環縮合芳香族基,−COOH,
−COOC n H 2n+1 から選択されるいずれかの基であ
り、nは1〜10の整数である。式中、R 3 は−CH
3 ) - 【請求項2】 請求項1に記載した有機エレクトロルミ
ネッセンス素子において、上記の化1に示す構造式を有
する4,4’−ジアミノ−ジナフチル誘導体が発光層に
おけるホスト材料として含有されていることを特徴とす
る有機エレクトロルミネッセンス素子。
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| JP33447397A JP3490879B2 (ja) | 1997-12-04 | 1997-12-04 | 有機エレクトロルミネッセンス素子 |
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| JP33447397A JP3490879B2 (ja) | 1997-12-04 | 1997-12-04 | 有機エレクトロルミネッセンス素子 |
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| JPH11167991A JPH11167991A (ja) | 1999-06-22 |
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ID=18277790
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| JP33447397A Expired - Fee Related JP3490879B2 (ja) | 1997-12-04 | 1997-12-04 | 有機エレクトロルミネッセンス素子 |
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| JP (1) | JP3490879B2 (ja) |
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- 1997-12-04 JP JP33447397A patent/JP3490879B2/ja not_active Expired - Fee Related
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