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JP3498083B2 - 溶接によりバランスピースを取り付けることができないシャフトの周囲に溶接手段を用いてバランスピースを取り付ける方法 - Google Patents
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JP3498083B2 - 溶接によりバランスピースを取り付けることができないシャフトの周囲に溶接手段を用いてバランスピースを取り付ける方法 - Google Patents

溶接によりバランスピースを取り付けることができないシャフトの周囲に溶接手段を用いてバランスピースを取り付ける方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シャフトを有する回転
体例えば、プロペラシャフトの回転バランスを取るため
のバランスピースを溶接によって溶着するバランスピー
ス取付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、このようなプロペラシャフトの
回転バランスをとるためには、プロペラシャフト自体の
周面に直接バランスピースを溶接するのが一般的であっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、最近は、材料
革新によって、バランスピースを溶接で取り付けること
ができない材料によりシャフトを有する回転体が製造さ
れる場合が多くなってきた。
【0004】従って、本発明の目的は、溶接によりバラ
ンスピースを取り付けることができない材料の回転体の
シャフトに対して、また溶接によりバランスピースを取
り付け難い箇所に対して、溶接によりバランスピースを
取り付けることができるようにするバランスピース取付
方法を得るにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明によるバランスピース取付方法においては、
溶接によりバランスピースを取り付けることができない
シャフトを有する回転体のシャフトの周囲に、細条形状
のバランスピースを溶接可能であってかつシャフトの周
長よりも若干短い長さのバンドを巻き付けて仮止めし、
仮止め状態でバランス測定し、バンドの互いに対向する
端部相互間の間隙を適切バランスピースにより適正位置
で架橋してバランスピースの各端部をそれぞれ前記バン
ドに当接する端部部分に溶接によって溶着することより
なることを特徴とする。また、前記仮止めを行う手段と
しては、例えば、前記バンドの両側の側方端縁を巻き付
け面側に向けて内向きに折り曲げ、前記シャフトの前記
バンドを巻き付ける周面には、折り曲げ部分を除くバン
ドの幅よりも僅かに小さい幅の環状溝を設け、前記バン
ドの折り曲げ部分のばね作用によりシャフトの環状溝の
側壁に圧着することによって仮止めを生ずる構成とする
ことが好ましい。さらに、前記バンドの折り曲げ部分の
端縁の少なくとも一部を鋸歯状に形成することが好まし
く、加えて、前記バランスピースの溶接は、スポット溶
接で行うことがより好適である。
【0006】
【作用】本発明のこの取付方法によれば、バランスピー
スは、回転体のバランスをとる作用の他に、バンドをシ
ャフトの周囲に緊締する作用も行って、バランスピース
を取り付けることが困難な回転体のシャフトに確実に固
定される。
【0007】
【実施例】次に、図面につき本発明の好適な実施例を説
明する。
【0008】図1は、回転体としてユニバーサルジョイ
ントのヨーク1を有する駆動シャフト2の一部に本発明
方法を適用した実施例を示す。
【0009】本発明方法によれば、シャフト2の周面
に、図1(a)に示すような細条形状のバランスピース
3を溶接するためのバランスピース溶接が可能なバンド
4を巻き付ける。このバンド4の長さは、シャフト2の
周長よりも若干短いものとする。このバンド4をシャフ
ト2の周面に巻き付けて仮止めし、仮止め状態でバラン
ス測定し、バンド4の互いに対向する端部4a、4b相互間
の間隙を適切バランスピース3により適正位置で架橋し
てバランスピース3の各端部をそれぞれバンドに当接す
る端部4a、4bの近傍部分に例えば、スポット溶接(スポ
ット溶接箇所を参照符号5で示す)により溶着する。
【0010】好適な実施例においては、図1(b)に示
すように、バンド4の両側の側方端縁を巻き付け面側に
向けて内向きに折り曲げ、シャフト2のバンドを巻き付
ける周面には、折り曲げ部分4cを除くバンドの幅よりも
僅かに小さい幅の環状溝6を設け、バンドの折り曲げ部
分4cのばね作用によりシャフトの環状溝の側壁6aに圧着
して仮止めを生ずる。更に、他の仮止め手段により仮止
めを補強することもできる。
【0011】更に、好適な実施例においては、バンドの
折り曲げ部分4cの端縁を、図2に示すように、鋸歯状に
形成する。この鋸歯状端縁によりシャフト2の周面に対
するグリップ力が向上し、仮止め時及びバランスピース
の溶接後におけるバンドの回転体に対する相対回転を確
実に防止することができる。
【0012】
【発明の効果】本発明方法によれば、バランスピースを
溶接可能なバンドを回転体のシャフトの周りに巻き付け
ることにより、溶接によってバランスピースを取り付け
ることができない材料の回転体のシャフトに対して、ま
た溶接によりバランスピースを取り付け難い箇所に対し
てバランスピースを簡単に取り付けることができるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 回転体としてユニバーサルジョイントのヨー
クを有する駆動シャフトの一部に本発明方法を適用した
実施例を示し、(a) はシャフトの側面図、(b) は(a) の
楕円Aで示す部分の拡大縦断面図である。
【図2】 本発明方法に使用するバランスピースを溶接
することができるバンドの好適な実施例の巻き付け状態
の斜視図である。
【符号の説明】
1 ヨーク 2 シャフト 3 バランスピース 4 バンド 4a,4b バンド端部 4c 折り曲げ部分 5 スポット溶接箇所 6 環状溝

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接によりバランスピースを取り付ける
    ことができないシャフトを有する回転体のシャフトの周
    囲に、細条形状のバランスピースを溶接可能であってか
    つシャフトの周長よりも若干短い長さのバンドを巻き付
    けて仮止めし、仮止め状態でバランス測定し、バンドの
    互いに対向する端部相互間の間隙を適切バランスピース
    により適正位置で架橋してバランスピースの各端部をそ
    れぞれ前記バンドに当接する端部部分に溶接によって溶
    着することよりなることを特徴とする、溶接によりバラ
    ンスピースを取り付けることができないシャフトの周囲
    に溶接手段を用いてバランスピースを取り付ける方法。
  2. 【請求項2】 前記バンドの両側の側方端縁を巻き付け
    面側に向けて内向きに折り曲げ、前記シャフトの前記バ
    ンドを巻き付ける周面には、折り曲げ部分を除くバンド
    の幅よりも僅かに小さい幅の環状溝を設け、前記バンド
    の折り曲げ部分のばね作用によりシャフトの環状溝の側
    壁に圧着して仮止めを生ずる構成とした請求項1記載の
    溶接によりバランスピースを取り付けることができない
    シャフトの周囲に溶接手段を用いてバランスピースを取
    り付ける方法。
  3. 【請求項3】 前記バンドの折り曲げ部分の端縁の少な
    くとも一部を鋸歯状に形成した請求項2記載の溶接によ
    りバランスピースを取り付けることができないシャフト
    の周囲に溶接手段を用いてバランスピースを取り付ける
    方法。
  4. 【請求項4】 前記バランスピースの溶接をスポット溶
    接とした請求項1乃至3のうちのいずれか一項に記載の
    溶接によりバランスピースを取り付けることができない
    シャフトの周囲に溶接手段を用いてバランスピースを取
    り付ける方法。
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