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JP3499809B2 - 洗浄除去剤及び洗浄方法 - Google Patents
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JP3499809B2 - 洗浄除去剤及び洗浄方法 - Google Patents

洗浄除去剤及び洗浄方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばプリント配
線板やIC等の各種電子部品の半田付け後に部品表面に
固着した半田フラックス残渣の除去、ならびに電子部品
の熱処理によって端子表面や半田表面に生じる酸化皮膜
の如き金属表面の酸化皮膜の除去に用いる洗浄除去剤及
び洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、電子部品の半田付けにおいて
は、接合部を清浄にして且つ接合面の酸化を防ぐための
半田フラックスとして、ロジン、活性ロジン、ステアリ
ン酸、オレイン酸、塩酸アニリン、尿素、エチレンジア
ミン等の有機系フラックスが汎用されている。しかる
に、これら半田フラックスは、そのままの形又は熱によ
る炭化や分解等で生じた変性物として半田付け後の部品
表面に残留し、回路断線や導電不良等の要因となること
から、洗浄によって前記変性物を含む半田フラックス残
渣を除去することが肝要である。また、電子部品や機械
部品の表面には油脂成分等の有機質の汚れが付着してい
ることも多く、用途によってはその汚れを洗浄除去する
必要がある。
【0003】一方、電子部品によっては端子表面や半田
表面に酸化皮膜が生じる場合があり、この電子部品に半
田付けをする場合に半田付けの不良が発生するおそれが
あるので、この酸化皮膜を除去することが望ましい。
【0004】従来、半田フラックス残渣や有機質の汚れ
の洗浄除去には、フッ素系溶剤や塩素系溶剤が汎用され
てきたが、近年ではオゾン層破壊の原因になることや毒
性の問題等によって使用できなくなってきている。そこ
で、これらに代替する新しい洗浄除去剤として、例えば
特開平7−3294号公報では、炭素数3以上のアルコ
ール溶剤と、炭化水素溶剤と、塩基性物質としての第4
級アンモニウム塩基との3成分からなる洗浄組成物が提
案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記提
案の洗浄組成物では、半田フラックス残渣や有機質の汚
れに対し、ある程度の洗浄除去効果が得られるものの充
分とは言えない上、電子部品の端子表面や半田表面に生
じた酸化皮膜に対する除去作用は殆どなく、またイソプ
ロピルアルコール等の引火点の低い低級アルコール溶剤
を用いる点で取扱い上の危険性があるといった難点があ
った。とりわけ、上記の酸化皮膜については、元来より
除去困難とされており、フッ素系溶剤や塩素系溶剤によ
る洗浄でも効果はない。また酸やアルカリによる洗浄で
は、酸化皮膜は除去できても素材が侵されることにな
り、特に電子部品が対象である場合には到底採用できな
い。
【0006】本発明は、上述の事情に鑑みて、各種電子
部品や機械部品等の半田付け後に部品表面に固着した半
田フラックス残渣及び油脂の如き有機質の汚れの除去に
加え、電子部品の端子表面や半田表面に生じた酸化皮膜
の如き金属表面の酸化皮膜の除去も可能な洗浄除去剤及
び洗浄方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る電子部品用洗浄除去剤は、
a)3−メトキシ・3−メチル・1−ブタノールと、
b)水溶性チオグリコール酸塩とを必須成分として含有
するものとしている。
【0008】また、請求項2の発明は、上記請求項1の
電子部品用洗浄除去剤において、前記のa成分/b成分
の重量比が27/73〜87/13の範囲にある構成と
している。
【0009】請求項3の発明は、上記請求項1又は2の
電子部品用洗浄除去剤において、前記a成分及びb成分
と共に、c)ポリオキシエチレンアルキルエーテルが洗
浄除去剤全量中の0.7〜20重量%を占める割合で含
まれてなる構成としている。
【0010】請求項4の発明は、上記請求項1〜3のい
ずれかの電子部品用洗浄除去剤において、前記a成分及
びb成分と共に、d)水溶性クエン酸塩が洗浄除去剤全
量中の0.7〜10重量%を占める割合で含まれてなる
構成としている。
【0011】請求項5の発明は、上記請求項1〜4のい
ずれかの電子部品用洗浄除去剤において、前記a成分及
びb成分と共に、e)ベンゾトリアゾール、ベンゾチア
ゾール、2−メルカプトベンゾチアゾール、2−メルカ
プトベンゾイミダゾール、チオ尿素の群より選ばれる少
なくとも一種の腐食抑制剤成分が洗浄除去剤全量中の
0.7〜10重量%を占める割合で含まれてなる構成と
している。
【0012】請求項6の発明は、上記請求項1〜5のい
ずれかの電子部品用洗浄除去剤において、前記a成分及
びb成分と共に、前記請求項5記載のe成分の腐食抑制
剤成分と、f)塩酸アルキルジ(アミノエチル)グリシ
ン又は/及びナトリウムアルキルジ(アミノエチル)グ
リシンとが、それぞれ洗浄除去剤全量中の0.7〜10
重量%を占める割合で含まれてなる構成としている。
【0013】請求項7の発明は、上記請求項1〜6のい
ずれかの電子部品用洗浄除去剤において、PHが5.1
〜8.9の範囲にある構成としている。
【0014】更に、請求項8の発明に係る電子部品の
浄方法は、同様目的において、前記請求項1〜7のいず
れかの電子部品用洗浄除去剤を用いた洗浄により、半田
付け後の部品表面に残留する半田フラックス及びその変
性物を除去することを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係る電子部品用洗浄除去
剤は、既述のように、a)3−メトキシ・3−メチル・
1−ブタノールと、b)水溶性チオグリコール酸塩とを
必須成分として含むものであり、本洗浄除去剤中に被洗
浄物を浸漬して超音波洗浄等の洗浄処理を施した際、電
子部品の半田付け後の表面に固着した半田フラックス残
渣(熱による炭化や分解等で生じた変性物を含む…以下
同様)や油脂等の有機系の汚れの溶解除去に加えて、
a,b両成分の協働によって金属表面の酸化皮膜も溶解
除去できるという優れた特徴を有している。また、a,
b両成分が共に水溶性であるため、次いで水洗を行うこ
とによって前記汚れや酸化皮膜を溶解した当該洗浄除去
剤を被洗浄物の表面から容易に除去できると共に、引火
点が高く、且つa,b成分が共に低毒性であるため、取
扱い中の安全性にも優れている。
【0016】ここで、a成分の3−メトキシ・3−メチ
ル・1−ブタノールは、常温下で液状を呈する化合物で
あり、半田フラックスに多用されるロジンや高級脂肪
酸、油脂等に対する溶解力を発揮する溶剤として機能す
る。
【0017】上記b成分の水溶性チオグリコール酸塩と
しては、特に制約はないが、例えば、チオグリコール酸
アンモニウム、チオグリコール酸ナトリウム、チオグリ
コール酸カリウム、チオグリコール酸モノエタノールア
ミン、チオグリコール酸ジエタノールアミン、チオグリ
コール酸トリエタノールアミン等が好適なものとして挙
げられる。そして、これらチオグリコール酸塩は、濃度
10〜50%程度の水溶液としてa成分の3−メトキシ
・3−メチル・1−ブタノールに混合すればよい。
【0018】この洗浄除去剤における上記のa成分とb
成分との配合比率は、a成分/b成分の重量比で27/
73〜87/13が範囲が好適であり、a成分が少な過
ぎると半田フラックス残渣を始めとする有機系の汚れに
対する溶解力が不充分になり、b成分が少な過ぎると金
属表面の酸化皮膜の除去性が悪くなる。
【0019】この洗浄除去剤においては、上記のa,b
成分と共に、c成分としてポリオキシエチレンアルキル
エーテルを配合することにより、洗浄性を向上させるこ
とができる。すなわち、c成分は非イオン界面活性剤で
あり、洗浄除去剤の表面張力を小さくして、被洗浄物の
表面に対する洗浄除去剤の濡れを良くすると共に、有機
質の汚れや酸化皮膜への洗浄除去剤の浸透性ならびに被
洗浄物表面からの溶解成分の離脱性を高め、もってこれ
らの溶解を助長する機能を果たす。
【0020】このようなc成分のポリオキシエチレンア
ルキルエーテルとしては、特に制約はないが、第二級ア
ルコールにエチレンオキサイドの7〜15モルが付加し
たものが最も優れた洗浄効果を示すものとして推奨され
る。しかして、c成分の配合量は、洗浄除去剤全量中の
0.1〜10重量%を占める範囲が好ましく、少な過ぎ
ては充分な効果が得られず、逆に多過ぎても無駄になる
だけでより以上の効果は得られない。
【0021】また、この洗浄除去剤においては、a,b
成分と共に、d成分として水溶性クエン酸塩を配合する
ことが推奨される。この水溶性クエン酸塩は、前記c成
分と同様に非洗浄物の表面に対する洗浄除去剤の濡れを
よくし、また有機質の汚れや酸化皮膜への洗浄除去剤の
浸透性を高め、これらの溶解を助長する機能に加え、洗
浄除去剤の経時的なPH変動を抑えるPH緩衝剤として
の機能を発揮し、洗浄除去剤の保管・管理を容易にする
という利点がある。
【0022】このようなd成分の水溶性クエン酸塩とし
ては、例えばクエン酸アンモニウム、クエン酸ナトリウ
ム、クエン酸カリウム、クエン酸モノエタノールアミ
ン、クエン酸ジエタノールアミン、クエン酸トリエタノ
ールアミン等が挙げられる。しかして、このc成分の配
合量は、洗浄除去剤全量中の0.7〜10重量%を占め
る範囲が好ましく、少な過ぎては充分な効果が得られ
ず、逆に多過ぎてもPH緩衝作用に寄与しない上に半田
フラックス残渣等の有機質の汚れの溶解性を却って低下
させることになる。
【0023】更に、この洗浄除去剤としては、金属に対
する酸化腐食性をより確実に抑えるために、e成分とし
てベンゾトリアゾール、ベンゾチアゾール、2−メルカ
プトベンゾチアゾール、2−メルカプトベンゾイミダゾ
ール、チオ尿素の群より選ばれる少なくとも一種の腐食
抑制剤成分を配合することが推奨される。しかして、こ
れらe成分中でも、ベンゾトリアゾールは他の腐食抑制
剤成分に比較し、銅、真鍮、半田等の非鉄金属類に対し
て変色防止及び腐食抑制の効果に優れている点から最も
好適である。このようなe成分の腐食抑制剤成分の配合
量は、洗浄除去剤全量中の0.7〜10重量%を占める
範囲が好ましく、少な過ぎては充分な効果が得られず、
逆に多過ぎてもより以上の効果はなく洗浄除去剤のコス
ト上昇を招くことになる。
【0024】更にまた、この洗浄除去剤においては、
a,b成分と共に、前記e成分の腐食抑制剤と、f成分
として塩酸アルキルジ(アミノエチル)グリシン又は/
及びナトリウムアルキルジ(アミノエチル)グリシンと
を配合することが望ましい。すなわち、これらe成分及
びf成分は、両者の併用により、当該洗浄除去剤による
金属表面の酸化皮膜除去性を高めると共に、この酸化皮
膜を除去した金属表面の再酸化を抑制する酸化腐食防止
剤として協働して機能する。。
【0025】これらe成分及びf成分の配合量は、それ
ぞれ洗浄除去剤全量中の0.7〜10重量%を占める範
囲が好ましく、少な過ぎては充分な効果が得られず、逆
に多過ぎてもより以上の効果はなく洗浄除去剤のコスト
上昇を招くことになる。
【0026】なお、f成分の塩酸アルキルジ(アミノエ
チル)グリシンは、次の一般式; 〔RNH・(C2 4 NH)2 CH2 COOH〕・HC
l で表されるものである。またナトリウムアルキルジ(ア
ミノエチル)グリシンは、次の一般式; RNH・(C2 4 NH)2 CH2 COONa で表されるものである。そして、上記の両化合物として
は、アルキル基(R)の炭素数が主として12〜14程
度のものが一般的に使用される。
【0027】このような洗浄除去剤は、前記のように半
田フラックス残渣や油脂等の有機系の汚れに対する溶解
除去性と、金属表面の酸化皮膜に対する溶解除去性とを
併せ持つことから、半田付け後の表面に固着しているフ
ラックス残渣や油脂等の有機質の汚れの除去と同時に、
電子部品の端子表面や半田表面に生成した酸化皮膜も除
去できる
【0028】上記の洗浄除去剤による洗浄操作は、有機
系の半田フラックスを用いて半田付けを行った電子部
当該洗浄除去剤中に所要時間浸漬するだけでよいが、
この浸漬において超音波洗浄等を採用することにより、
有機質の汚れ及び酸化皮膜の除去性が向上する。また、
洗浄除去剤の液のPHは5.1〜8.9の範囲に設定す
るのがよい。すなわち、上記PH範囲のものを使用して
金属表面の酸化皮膜を除去処理した場合、この除去後の
金属表面への酸化皮膜の再生を効果的に防止できるが、
PHが上記範囲を外れるものを用いて酸化皮膜の除去処
理を行った場合、酸化皮膜の再生を抑制する効果が低く
なることが判明している。しかして、このPHは、各洗
浄除去剤における配合成分の種類と量的関係の調整によ
って経験的に設定すればよい。
【0029】
【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に説明
する。
【0030】製造例1 a成分として3−メトキシ・3−メチル・1−ブタノー
ル、b成分としてチオグリコール酸アンモニウム、c成
分としてポリオキシエチレンアルキルエーテル(第二級
アルコールにエチレンオキサイド7〜15モルが付加し
たもの、アルキル基の炭素数12)、d成分としてクエ
ン酸アンモニウム、e成分としてベンゾトリアゾール、
f成分として塩酸アルキルジ(アミノエチル)グリシン
(アルキル基の炭素数12〜14)をそれぞれ使用し、
後記表1記載の配合比率(重量部)でステンレスタンク
中に投入して攪拌混合したのち、濾過しつつ取り出して
No1〜No21の洗浄除去剤を得た。なお、b成分の
チオグリコール酸アンモニウムは30%水溶液として配
合したが、表1の数値は水を除外したチオグリコール酸
アンモニウム単独の重量部である。これら洗浄除去剤の
PHはいずれも5.1〜8.9の範囲にあった。
【0031】製造例2 No22ではb成分としてチオグリコール酸ナトリウム
(30%水溶液として配合)を、No23ではb成分と
してチオグリコール酸ジエタノールアミンを、No24
ではc成分としてクエン酸トリエタノールアミンを、N
o25ではf成分としてナトリウムアルキルジ(アミノ
エチル)グリシン(アルキル基の炭素数12)をそれぞ
れ用い、他の使用成分は製造例1と同様とし、後記表2
記載の配合比率(重量部)により製造例1と同様にして
No22〜No25の洗浄除去剤を得た。これら洗浄除
去剤のPHはいずれも5.1〜8.9の範囲にあった。
【0032】製造例1及び2で得られた洗浄除去剤No
1〜No25について、超音波洗浄機による洗浄に用い
たときのフラックス残渣の除去性と、金属表面の酸化皮
膜の除去性を試験した。その結果を後記表1及び2に示
す。なお、各項目の試験方法と評価は次の通りである。
【0033】〔フラックス残渣の除去性〕 銅板(20mm×70mm×1mm)の表面にロジン系
フラックスを塗布した上で半田(Sn60%,Pb40
%)付けを行い、約24時間放置したものを空気中で2
00℃にて30分間加熱し、これを被洗浄物とした。こ
の被洗浄物を前記製造例1,2の洗浄除去剤による場合
と同様にして超音波洗浄を行い、次いで純水及びイソプ
ロピルアルコールによるすすぎ、脱水、乾燥、フラック
ス残渣の溶出を行い、除去試験前後の質量差よりフラッ
クス残渣量を求め、次の三段階で評価した。 ◎…半田フラックス残渣は全くなし △…僅かに半田フラックス残渣がある ×…半田フラックス残渣が顕著にある
【0034】〔酸化皮膜の除去性〕 半田付け後の加熱処理前の銅板と、前記超音波洗浄を経
てフラックス残渣の溶出を行った洗浄処理後の銅板につ
いて、表面(銅と半田)の酸化皮膜をオージェ電子分光
法によって定量分析して比較した。また真鍮板と圧延鋼
板についても、加熱処理前と空気中で200℃にて30
分間の加熱処理後との酸化皮膜を同様に定量分析して比
較した。その結果を次の3段階で評価した。 ◎…加熱処理前と同等の酸化状態(加熱処理による酸化
皮膜が消滅)。 △…加熱処理前より僅かに酸化が進んでいる。 ×…加熱処理前より顕著に酸化が進んでいる。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】表1の結果から、a成分とb成分とを含む
洗浄除去剤はフラックス残渣と酸化皮膜に対する溶解除
去性を発揮することが明らかである。とりわけ、a成分
/b成分の重量比が27/73〜87/13の範囲にあ
って、且つc,d,e,f成分を各々洗浄除去剤全量中
の0.8重量%以上配合した洗浄除去剤(No7,1
0,11,14〜17)は、フラックス残渣及び酸化皮
膜を完全に除去できることが判る。これに対し、b成分
を含みa成分を含まない洗浄除去剤(No1〜3)で
は、フラックス残渣及び酸化皮膜の除去性が得られず、
逆にa成分を含みb成分を含まない洗浄除去剤(No2
1)でも酸化皮膜の除去性は得られないこと明らかであ
る。一方、表2の結果から、b,c,f成分の種類が異
なっても、充分なフラックス残渣及び酸化皮膜の除去性
が得られることが判る。
【0038】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、電子部品用
浄除去剤として、電子部品の端子表面や半田表面に生じ
た酸化皮膜を半田フラックス残渣と同時に除去すること
を可能にし、また取扱い上の安全性にも優れるものが提
供される。
【0039】請求項2及び請求項3の発明によれば、上
記の半田フラックス残渣及び油脂の如き有機質の汚れの
除去性と酸化皮膜の除去性が共により優れる洗浄除去剤
が提供される。
【0040】請求項4の発明によれば、上記の半田フラ
ックス残渣及び油脂の如き有機質の汚れの除去性と酸化
皮膜の除去性が共により優れることに加え、安定性が高
く保管・管理が容易な洗浄除去剤が提供される。
【0041】請求項5〜7の発明によれば、上記の半田
フラックス残渣及び油脂の如き有機質の汚れと酸化皮膜
とを除去できる上、洗浄処理後の被洗浄物における金属
表面の再酸化を生じにくくできる洗浄除去剤が提供され
る。
【0042】請求項8の発明に係る電子部品の洗浄方法
によれば、半田フラックス残渣及び油脂の如き有機質の
汚れと金属表面の酸化皮膜とを効率よく確実に除去でき
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沼田 学 大阪府茨木市横江1丁目12番14号 クリ ーンケミカル株式会社 技術部開発課内 (72)発明者 菅野 純二 大阪府大阪市城東区成育3丁目5番19号 株式会社エイケン内 (56)参考文献 特開 平7−305097(JP,A) 特開 平7−266028(JP,A) 特開 平6−346094(JP,A) 特開 平9−194892(JP,A) 特開 平8−113797(JP,A) 特開 平10−102091(JP,A) 特開 昭59−185786(JP,A) 特開 平11−124599(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C11D 7/50 C11D 7/26 C11D 7/32 C11D 7/34 CAPLUS(STN) REGISTRY(STN)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)3−メトキシ・3−メチル・1−ブ
    タノールと、b)水溶性チオグリコール酸塩とを必須成
    分として含有する電子部品用洗浄除去剤。
  2. 【請求項2】 前記のa成分/b成分の重量比が27/
    73〜87/13の範囲にある請求項1記載の電子部品
    洗浄除去剤。
  3. 【請求項3】 前記a成分及びb成分と共に、c)ポリ
    オキシエチレンアルキルエーテルが洗浄除去剤全量中の
    0.7〜20重量%を占める割合で含まれてなる請求項
    1又は2に記載の電子部品用洗浄除去剤。
  4. 【請求項4】 前記a成分及びb成分と共に、d)水溶
    性クエン酸塩が洗浄除去剤全量中の0.7〜10重量%
    を占める割合で含まれてなる請求項1〜3のいずれかに
    記載の電子部品用洗浄除去剤。
  5. 【請求項5】 前記a成分及びb成分と共に、e)ベン
    ゾトリアゾール、ベンゾチアゾール、2−メルカプトベ
    ンゾチアゾール、2−メルカプトベンゾイミダゾール、
    チオ尿素の群より選ばれる少なくとも一種の腐食抑制剤
    成分が洗浄除去剤全量中の0.7〜10重量%を占める
    割合で含まれてなる請求項1〜4のいずれかに記載の
    子部品用洗浄除去剤。
  6. 【請求項6】 前記a成分及びb成分と共に、前記請求
    項5記載のe成分の腐食抑制剤成分と、f)塩酸アルキ
    ルジ(アミノエチル)グリシン又は/及びナトリウムア
    ルキルジ(アミノエチル)グリシンとが、それぞれ洗浄
    除去剤全量中の0.7〜10重量%を占める割合で含ま
    れてなる請求項1〜5のいずれかに記載の電子部品用
    浄除去剤。
  7. 【請求項7】 PHが5.1〜8.9の範囲にある請求
    項1〜6のいずれかに記載の電子部品用洗浄除去剤。
  8. 【請求項8】 前記請求項1〜7のいずれかに記載の
    子部品用洗浄除去剤を用いた洗浄により、金属表面の酸
    化皮膜を除去することを特徴とする電子部品の洗浄方
    法。
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