JP3500975B2 - ク溶性カリ肥料の製造方法 - Google Patents
ク溶性カリ肥料の製造方法Info
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Description
が、クエン酸には溶解するカリ分(以下、このカリ分を
「ク溶性カリ」と記す)を含み、緩効性を示すク溶性カ
リ肥料の製造方法に関するものである。
・Al2 O3 ・2SiO2 〕、〔K2O・(Al,F
e)2 O3 ・2SiO2 〕、〔K2 O・MgO・SiO
2 〕、〔K2 O・CaO・SiO2 〕等の組成を有する
ものが知られており、そして、これらのカリ化合物を生
成させてク溶性カリ肥料を製造する方法が、多数提案さ
れている。
には、珪石、高炉スラグ、転炉スラグ、ニッケル製錬ス
ラグ、リン製錬スラグ、及び安山岩等の粉末と、炭酸カ
リ、苛性カリ等のカリ原料とを混合した後、この混合物
を加熱して溶融し、次いで冷却、粉砕してク溶性カリ肥
料を製造する方法が開示されている。
石炭火力発電所の集塵装置で捕集されるフライアッシュ
に、炭酸カリ、苛性カリ等のカリ原料を加えた後、微粉
炭を加えて造粒し、添加した微粉炭を燃料として造粒物
を焼成してク溶性カリ肥料を製造する方法が開示されて
いる。
は、何れも、調合した原料を反応させる際に、溶融工程
又は焼成工程が必要であり、そのため、極めて多量の熱
量を必要とするという問題がある。又、特に、フライア
ッシュとカリ原料との混合物を焼成してク溶性カリ肥料
を製造する方法においては、その前段に、原料を破砕す
る工程、これを造粒する工程、この造粒物を乾燥する工
程等を設けねばならず、製造工程が非常に複雑であると
いう問題もある。
るために提案されたものであって、原料の加熱に要する
熱の消費量が少なく、且つ、製造工程が簡素化されたク
溶性カリ肥料の製造方法を提供することを目的とする。
カリ肥料の製造方法は、脱珪処理された溶銑と、この溶
銑の脱珪処理の際に生成した脱珪スラグとを収納した溶
銑保持容器内に、カリ原料を上置きして添加する工程
と、溶銑中に攪拌用ガスを吹き込んで攪拌し、脱珪スラ
グとカリ原料とを融合させる工程と、融合して生成した
スラグを冷却して固化させる工程とからなるものであ
る。
方法は、脱珪処理された溶銑と、この溶銑の脱珪処理の
際に生成した脱珪スラグとを収納した溶銑保持容器内
に、カリ原料を上置きして添加すると共に成分調整剤を
添加する工程と、溶銑中に攪拌用ガスを吹き込んで攪拌
し、脱珪スラグとカリ原料と成分調整剤とを融合させる
工程と、融合して生成したスラグを冷却して固化させる
工程とからなるものである。
法は、溶銑保持容器内での攪拌用ガスを用いた溶銑の脱
珪処理中に、カリ原料を添加し、脱珪処理により生成す
る脱珪スラグとカリ原料とを、前記攪拌用ガスにて攪拌
して融合させる工程と、融合して生成したスラグを冷却
して固化させる工程とからなるものである。
法は、溶銑保持容器内での攪拌用ガスを用いた溶銑の脱
珪処理中に、カリ原料と成分調整剤とを添加し、脱珪処
理により生成する脱珪スラグとカリ原料と成分調整剤と
を、前記攪拌用ガスにて攪拌して融合させる工程と、融
合して生成したスラグを冷却して固化させる工程とから
なるものである。
法は、第2の発明又は第4の発明において、成分調整剤
がMgの化合物を含む物質であることを特徴とするもの
である。
法は、第2の発明、第4の発明及び第5の発明の何れか
1つの発明において、成分調整剤を搬送ガスにより溶銑
中に吹き込んで添加することを特徴とするものである。
方法は、第3の発明又は第4の発明において、カリ原料
を上置きして添加することを特徴とするものである。
方法は、第1の発明、第2の発明及び第7の発明の何れ
か1つの発明において、カリ原料をブリケットにしたこ
とを特徴とするものである。
方法は、第3の発明又は第4の発明において、カリ原料
を搬送ガスにより溶銑中に吹き込んで添加することを特
徴とするものである。
造方法は、第3の発明又は第4の発明において、カリ原
料を搬送ガスにより、脱珪スラグ中に吹き込むか、又は
脱珪スラグに投射して添加することを特徴とするもので
ある。
は、高炉から出銑された溶銑は転炉で脱炭されて溶鋼に
なるが、近年、要求される製品の品質水準の上昇と共
に、鋼の低硫化、低燐化が求められ、そのため、硫黄及
び燐の除去効率の良い溶銑の段階で、溶銑保持容器内に
て脱硫処理及び脱燐処理が行われている。しかし、高炉
から出銑された溶銑には珪素が含まれ、この珪素が脱燐
反応を妨げるため、高炉鋳床の溶銑樋内若しくは溶銑保
持容器内、又は両者で、酸素ガスや固体酸素源等の脱珪
剤を添加して脱珪処理が施されている。
又、高炉から出銑の際に、高炉から溶銑と同時に排出さ
れる高炉スラグは、高炉鋳床に設けられたスキンマによ
り溶銑と分離されるが、一部の高炉スラグは溶銑に混入
して、溶銑保持容器に流入する。高炉スラグはCaO−
SiO2 −Al2 O3 −MgO系であり、そのため、脱
珪処理により生成するSiO2 と高炉スラグとが融合
し、脱珪処理により生成されるスラグ(以下、「脱珪ス
ラグ」と記す)は、SiO2 を主成分として、CaO、
Al2 O3 、MgO等を含む化合物組成になる。
O2 の他に、Al2 O3 、Fe2 O 3 、MgO、CaO
の1種以上の成分を含有するク溶性カリ化合物で構成さ
れている。従って、脱珪スラグとカリ原料とを、溶銑中
に吹き込む攪拌用ガスにより、強制的に攪拌して混合す
れば、カリ原料は加熱されて溶融・分解して脱珪スラグ
と融合し、ク溶性カリ化合物組成の溶融スラグが製造さ
れる。即ち、脱珪処理後又は脱珪処理中に、カリ原料を
添加して攪拌すれば、ク溶性カリ肥料が製造される。そ
の際、カリ原料の顕熱、潜熱、分解熱、及び脱珪スラグ
との溶解熱は、溶銑保持容器内で大量に共存する溶銑が
保有する熱量で補われるので、特に加熱する必要はな
い。添加するカリ原料としては、炭酸カリ、重炭酸カ
リ、硫酸カリ等のカリ塩、及び、カリ長石等のカリ含有
鉱物を使用する。
主原料として溶銑の脱珪処理により生成する高温の脱珪
スラグを使用するので、脱珪スラグを加熱するための熱
量が不要であり、且つ、カリ原料の溶融、分解、融合に
要する熱量を溶銑が供給するので、極めて熱経済性が高
い。又、脱珪スラグの加熱時間が不要のために短時間で
製造され、そして、利材化が困難であった脱珪スラグを
有効に活用することができると共に、新たに製造設備を
設けることなく、既存の製鉄設備で製造できる。
に影響して変化する。そのため、例えば、高炉スラグの
混入量が多くてSiO2 分が不足する場合には珪砂等の
SiO2 含有物質を、又、高炉スラグの混入量が少なく
てAl2 O3 、Fe2 O3 、MgO、CaO等が不足す
る場合には、それぞれボーキサイト、鉄鉱石、マグネシ
アクリンカー、生石灰等の所望する成分を含有する物質
を、ク溶性カリ肥料の成分調整剤として添加し、所定の
ク溶性カリ化合物とすることができる。このように、成
分調整剤は、SiO2 、Al2 O3 、Fe2 O3 、Mg
O、及びCaOの一種以上を主成分とする物質であれば
何でも良い。成分調整剤が、付着水を含有する場合には
乾燥してから用いる方が良い。その際、成分調整剤を搬
送ガスにより溶銑中に吹き込んで添加すれば、成分調整
剤の溶融が促進され、迅速に所望するク溶性カリ化合物
組成とすることができる。
葉緑素を構成する重要な元素であり、従って、Mgの化
合物を含有する物質を成分調整剤として添加すること
は、ク溶性カリ肥料として特に有効である。Mgの化合
物とは、Mgの酸化物、炭酸塩、塩化物等であり、Mg
の化合物を含む物質としては、上述のマグネシアクリン
カーの他に、ドロマイト(CaCO3 −MgCO3 )や
蛇紋岩(MgO−SiO 2 )等である。
いため、溶銑にふれると脱珪スラグと融合する前に蒸発
して歩留りの低下を来す。そのため、カリ原料を脱珪ス
ラグ上に上置き添加すれば、カリ原料が直ちに脱珪スラ
グと融合してスラグ中でK2Oとして安定化するため、
蒸発量が少なくなり歩留りが向上する。但し、粉体状の
カリ原料を上置きすると粉塵が発生するので、上置きす
る際には、カリ原料を予めブリケットとして添加するこ
とが好ましい。
製造工程が煩雑になり、製造コストも上昇する。そのた
め、粉体状のカリ原料を添加する場合、発生する粉塵を
防止するために、カリ原料を搬送ガスにより溶銑中に吹
き込んで添加することが好ましい。又は、粉体状カリ原
料を搬送ガスにより、脱珪スラグ中に吹き込むか、又は
脱珪スラグに投射して添加することが好ましい。このよ
うにして、カリ原料を脱珪スラグに直接添加すること
で、カリ原料が直ちに脱珪スラグと融合してスラグ中で
K2 Oとして安定化するため、カリ原料の歩留りが向上
する。
図1は本発明を実施した溶銑の脱珪処理設備の1例を示
す概略図である。
された溶銑2を収納した取鍋型の溶銑保持容器1は、台
車3に搭載されて脱珪処理設備に搬送される。尚、溶銑
保持容器1は台車3にて、高炉から溶銑処理設備および
転炉(図示せず)へと搬送される。脱珪処理設備には、
上吹き酸素ランス6とインジェクションランス7とが設
置されている。上吹き酸素ランス6及びインジェクショ
ンランス7は、溶銑保持容器1内を上下移動可能となっ
ている。
10とリフトタンク13とディスペンサー16、貯蔵タ
ンク11とリフトタンク14とディスペンサー16、及
び、貯蔵タンク12とリフトタンク15とディスペンサ
ー16とから構成される3系統の原料供給設備と接続さ
れ、貯蔵タンク10に収納されたカリ原料5と、貯蔵タ
ンク11に収納された成分調整剤8と、貯蔵タンク12
に収納された造滓剤9とを、インジェクションランス7
の先端位置を調整することで、窒素ガスを搬送ガスとし
てインジェクションランス7から溶銑2中又は脱珪スラ
グ4中に吹き込み添加することができる。又、インジェ
クションランス7の先端を脱珪スラグ4の直上に配置す
ることで、カリ原料5、成分調整剤8、及び造滓剤9を
窒素ガスと共に脱珪スラグ4に投射して添加することも
できる。尚、貯蔵タンク10内のカリ原料5、貯蔵タン
ク11内の成分調整剤8、及び貯蔵タンク12内の造滓
剤9は、リフトタンク13、14、15にて、それぞれ
独立に添加量及び添加時間を制御して吹き込むことがで
き、又、インジェクションランス7から窒素ガスのみ吹
き込み、溶銑2を攪拌することもできる。造滓剤9は脱
珪処理時の塩基度調整のために使用するもので、一般に
生石灰が用いられる。
し装置21、22、23と原料搬送装置24とシュート
25とからなる原料供給設備にて、ホッパー17内のカ
リ原料5、ホッパー18内の成分調整剤8、及びホッパ
ー19内の鉄鉱石焼結粉20を、溶銑保持容器1内に上
置き添加することができる。
ク溶性カリ化合物組成の溶融スラグを製造する方法を以
下に説明する。先ず最初に、脱珪処理後にカリ原料5及
び成分調整剤8を添加して製造する方法を以下に説明す
る。
なうが、脱珪処理の前に、溶銑保持容器1内に残留する
高炉スラグの量及び組成を把握する。残留スラグ量は、
スラグ厚さの測定又は溶銑2の湯面を覆う残留スラグの
面積率の目視観察により把握することができる。スラグ
組成は分析して把握する。
例えば、鉄鉱石焼結粉20をシュート25より溶銑保持
容器1内に上置き添加すると共に、上吹き酸素ランス6
から酸素ガスを溶銑2の湯面に吹き付け、更に、インジ
ェクションランス7から窒素ガスを吹き込んで溶銑2と
鉄鉱石焼結粉20とを攪拌混合させて行なう。すると、
酸素ガス及び鉄鉱石焼結粉20中の酸素は、溶銑2中の
珪素と反応してSiO 2 を生成する。生成したSiO2
は残留スラグと混合・融合し、こうして、溶銑2上にS
iO2 を主成分とする脱珪スラグ4が生成される。
はなく、生石灰等を造滓剤9としてインジェクションラ
ンス7にて吹き込んで行なうこともあり、又、鉄鉱石焼
結粉20の代わりにミルスケール等の鉄酸化物を使用し
ても行なうことができる。
したSiO2 量を把握する。生成したSiO2 量は、脱
珪処理前後の溶銑2の珪素濃度から把握することができ
る。又、酸素ガスと鉄鉱石焼結粉20の酸素との総酸素
添加量から把握することもできる。そして、SiO2 の
生成量と、脱珪処理前に把握した残留スラグの量と組成
とで、脱珪スラグ4の概略組成及び概略重量を把握す
る。把握した脱珪スラグ4の概略重量と概略組成とか
ら、カリ原料5の添加量と、必要な場合には成分調整剤
8の添加量とを決定する。尚、脱珪スラグ4の重量をス
ラグ厚さの測定等から把握すると共に、脱珪スラグ4か
ら分析試料を採取して成分分析すれば、正確な重量及び
組成を把握することができる。
応じて所定量の成分調整剤8を溶銑保持容器1内に添加
し、ク溶性カリ肥料の製造を開始する。尚、カリ原料5
の添加前に、インジェクションランス7から窒素ガスを
溶銑2中に吹き込むことが望ましい。窒素ガスを吹き込
むことで、溶銑2と脱珪スラグ4とが攪拌され、脱珪ス
ラグ4が溶融されると共に、脱珪スラグ4の組成が均一
化され、その後のク溶性カリ肥料の製造が容易となるか
らである。
ために、シュート25から溶銑保持容器1内に上置き添
加することが好ましい。その際、予めカリ原料5をブリ
ケットにすれば、粉塵の発生が防止される。又、粉体状
のカリ原料5を添加する場合には、搬送ガスを用いて、
インジェクションランス7から溶銑2中又は脱珪スラグ
4中に吹き込み添加するか、若しくは、脱珪スラグ4に
投射して添加することが好ましい。図1はカリ原料5を
上置き添加した状態を示している。
進され、迅速に所望するスラグ組成とするために、イン
ジェクションランス7から溶銑2中に吹き込み添加する
ことが好ましい。カリ原料5と成分調整剤8の添加順序
は任意であるが、カリ原料5の添加前に所定量の成分調
整剤8を添加し、その後、カリ原料5の添加を開始する
ことが望ましい。脱珪スラグ4が所定の成分に調整され
ているために、カリ原料5と脱珪スラグ4との融合が促
進され、カリ原料5が高温の状態で保持される期間が減
少してカリ原料5中のKの蒸発量が少なくなり、カリ原
料5の歩留りが向上するためである。
後、更にインジェクションランス7から窒素ガスを溶銑
2中に吹き込み、脱珪スラグ4とカリ原料5及び成分調
整剤8とを溶銑2と共に混合し、脱珪スラグ4とカリ原
料5及び成分調整剤8との融合を促進すると共に、生成
する溶融スラグの組成を均一化することが好ましい。
カリ原料5及び成分調整剤8は、脱珪スラグ4と融合
し、ク溶性カリ化合物組成の溶融スラグが溶銑2上に製
造される。
整剤8を添加し、ク溶性カリ化合物組成の溶融スラグを
製造する方法を以下に説明する。
留する高炉スラグの量及び組成を把握する。そして、上
記の方法に従って脱珪処理を行うが、脱珪処理中にカリ
原料5及び成分調整剤8をインジェクションランス7又
はシュート25より添加する。この場合、カリ原料5及
び成分調整剤8の添加量は、次のようにして決める。先
ず、脱珪処理前の残留スラグの量及び組成と、脱珪処理
前の珪素濃度と脱珪処理後の目標珪素濃度との差から推
定されるSiO2 の生成量とで、脱珪処理により生成す
る脱珪スラグ4の概略組成及び概略重量を把握し、そし
て、把握した脱珪スラグ4の概略重量と概略組成とか
ら、カリ原料5の添加量と、必要な場合には成分調整剤
8の添加量とを決定する。尚、脱珪処理で使用する酸素
ガス及び鉄鉱石焼結粉20の酸素の総酸素添加量から
も、SiO2 の生成量を推定することができる。
リケット化、及び成分調整剤8のインジェクションラン
ス7による吹き込み添加は、上記の理由で好ましい。
又、粉体状のカリ原料5を添加する場合には、搬送ガス
を用いて、インジェクションランス7から溶銑2中又は
脱珪スラグ4中に吹き込み添加するか、若しくは、脱珪
スラグ4に投射して添加することが好ましい。但し、脱
珪スラグ4中又は脱珪スラグ4に投射して添加する場合
には、所定量のカリ原料5の添加完了後、インジェクシ
ョンランス7を溶銑2中に下降して、溶銑2の攪拌を図
ることとする。
を終了する。このようにして、脱珪処理中に添加された
カリ原料5及び成分調整剤8は、脱珪スラグ4と融合
し、ク溶性カリ化合物組成の溶融スラグが溶銑2上に製
造される。
たク溶性カリ化合物組成の溶融スラグを溶銑保持容器1
から取り出し、冷却して固化させる。冷却・固化は、溶
銑保持容器1から取り出す際に行なっても、又、別の容
器に収納した後、その容器から取り出す際に行なって
も、何方でも良い。
高圧空気を吹きつけて飛散させ、冷却すると共に粒状化
する方法(「風砕法」という)、あるいは高圧水を吹き
つけて飛散させ、冷却すると共に粒状化する方法(「水
砕法」という)、あるいは厚鋼板上に生成した溶融スラ
グを流出させ、厚鋼板による強制冷却と空気への放熱に
より冷却する方法があり、何れの方法でも可能だが、ク
溶性カリ肥料中の水溶性カリも肥料としては重要であ
り、水砕法では水溶性カリが減少する虞があるため、水
量を適正化し、冷却水が蒸発して残留する冷却水を極力
少なくした冷却方法が好ましい。冷却、固化後の形状が
塊状の場合には、破砕して所定の寸法に整粒し、ク溶性
カリ肥料とする。溶銑2は次の処理工程に送られる。
極めて熱経済性が高く且つ短時間で、ク溶性カリ肥料の
製造が可能になり、その結果、製造コストを大幅に低減
することができる。
1内で実施した場合であるが、脱珪処理は上記の方法に
限るものではなく、高炉から出銑され、スキンマにて高
炉スラグと分離された後の高炉鋳床樋内又は傾注樋内の
溶銑に酸素ガスや鉄鉱石焼結粉20等の固体酸素源を添
加して行なう等の脱珪処理であっても、上記の脱珪処理
後にカリ原料5を添加する方法に沿って、本発明を何ら
支障なく実施することができる。但し、この場合には、
溶銑保持容器1内に流入した脱珪スラグ4の重量及び組
成を直接把握し、カリ原料5及び成分調整剤8の添加量
を決める必要がある。
ついて説明したが、溶銑保持容器1は上記の取鍋型に限
るものではなくトーピードカーであっても、又、脱珪処
理の前に脱硫処理を予め施してあっても、本発明は上記
に従って何ら支障なく実施できる。更に、脱珪処理設備
とク溶性カリ製造設備とを分離しても良く、又、成分調
整剤8を収納する貯蔵タンクやホッパーをそれぞれ複数
個設置しても良く、処理設備の詳細や攪拌ガスも上記に
限るものでないことはいうまでもない。
した。高炉から出銑された溶銑を脱珪処理設備に搬送し
た。溶銑重量は150トン、溶銑組成は、炭素;4.6
8wt%、珪素;0.24wt%、燐;0.103wt
%、硫黄;0.042wt%、溶銑温度は1395℃で
あった。溶銑保持容器内には、前工程の高炉スラグ(C
aO=44wt%、SiO2 =35wt%、MgO=6
wt%、Al2 O3 =13wt%)が残留し、残留スラ
グ量は目視観察で400kgであった。
上吹き酸素ランスからの酸素ガス流量を800〜900
Nm3 /hrとして溶銑湯面に連続して吹きつけ、鉄鉱
石焼結粉添加速度を200〜240kg/minで連続
して上置き添加し、更に、造滓剤として生石灰を40〜
50kg/minの添加速度で窒素ガスと共にインジェ
クションランスにて連続して溶銑中に吹き込み、5分間
で脱珪処理を終了した。添加した酸素ガス総量は74N
m3 、鉄鉱石焼結粉総量は1100kg、生石灰総量は
220kg、脱珪処理後の溶銑温度は、1337℃であ
った。
t%になり、脱珪処理によるSiO 2 の生成量を、脱珪
処理前後の溶銑中の珪素濃度から、385kgと推定し
た。又、脱珪処理前の残留スラグ量;400kgと、脱
珪処理時添加した生石灰量;220kgと、生成したS
iO2 量;385kgとから、塩基度(CaO/SiO
2 、C/Sとも記す)を0.75と推定した。この塩基
度から、成分調整剤の添加は不要とした。カリ原料は炭
酸カリを用い、K2 O濃度の目標を20wt%とし、歩
留りを90%として炭酸カリの添加量を算出して409
kgと決定した。
た。先ず、炭酸カリの添加前にインジェクションランス
より窒素ガスを溶銑中に2分間吹き込み、溶銑と脱珪ス
ラグとを攪拌して溶融させた。次いで、窒素ガス吹き込
みを停止して、約30mm直径のブリケットに予め成形
した炭酸カリを、80〜120kg/minの添加速度
で上置き添加し、5分間の連続添加で409kgを添加
終了した。炭酸カリ添加終了後、インジェクションラン
スより窒素ガスを2分間溶銑中に吹き込み、脱珪スラグ
と炭酸カリとの融合を促進して溶融スラグを得た。
容器から鋳鋼製の取鍋(以下、「ノロパン」と記す)内
に、滓掻機を用いて一旦掻き出した。次いで、建屋内に
設けられた厚み15〜20mmの厚鋼板で底面及び側面
を構築した鉄箱内に溶融スラグを流し込み、冷却・固化
させて1258kgの塊状スラグを得た。この塊状スラ
グを2mm以下に破砕してク溶性カリ肥料とした。この
ク溶性カリ肥料の成分及び炭酸カリの歩留りを表1に、
又、ク溶性カリと水溶性カリの分析値を表2に示す。表
2において、T.K2 Oは全カリ、C−K2 Oはク溶性
カリ、W−K2Oは水溶性カリを示す。尚、ク溶性カリ
は2wt%クエン酸に溶解したK2 O分であり、ク溶性
カリは水溶性カリを含んでいる。これらの表に示すよう
に、生成したク溶性カリ肥料中のK2 O分は、20.4
wt%で、その内97%がク溶性であった。又、炭酸カ
リの歩留りは92%であった。尚、表2にはT.Mg
O、C−MgOも同時に示す。T.MgOは全苦土分、
C−MgOはク溶性苦土分であり、ク溶性の定義はカリ
の場合と同様である。本実施例ではク溶性苦土分は1.
5wt%であった。苦土はMgOの別称である。
す脱珪処理設備にて本発明を実施した。高炉から出銑さ
れた溶銑を脱珪処理設備に搬送した。溶銑重量は150
トン、溶銑組成は、炭素;4.49wt%、珪素;0.
23wt%、燐;0.097wt%、硫黄;0.038
wt%、溶銑温度は1406℃であった。溶銑保持容器
内には、前工程の高炉スラグ(CaO=42wt%、S
iO2 =33wt%、MgO=7wt%、Al2 O3 =
15wt%)が残留し、残留スラグ量は目視観察で48
0kgであった。
上吹き酸素ランスからの酸素ガス流量を800〜900
Nm3 /hrとして溶銑湯面に連続して吹きつけ、鉄鉱
石焼結粉添加速度を200〜240kg/minで連続
して上置き添加し、窒素ガスをインジェクションランス
にて連続して溶銑中に吹き込み、その後、成分調整剤と
して焼成ドロマイト粉を30〜40kg/minの添加
速度で窒素ガスと共に、インジェクションランスにて溶
銑中に吹き込み、5分間で脱珪処理を終了した。添加し
た酸素ガス総量は70Nm3 、鉄鉱石焼結粉総量は10
50kg、焼成ドロマイト総量は115kg、脱珪処理
後の溶銑温度は、1390℃であった。尚、焼成ドロマ
イト115kg中で、MgO分は48kg、CaO分は
67kgである。
t%になり、脱珪処理によるSiO 2 の生成量を、脱珪
処理前後の溶銑中の珪素濃度から、354kgと推定し
た。又、脱珪処理前の残留スラグ量;480kgと、生
成したSiO2 量;354kgと、添加した焼成ドロマ
イト115kgとから、塩基度を0.52と推定し、塩
基度を0.7とするために成分調整剤として生石灰を9
4kg添加することとした。又、カリ原料として炭酸カ
BR>リを用い、K2 O濃度の目標を20wt%とし、歩
留りを90%として炭酸カリの添加量を算出して427
kgと決定した。
た。先ず、炭酸カリの添加前にインジェクションランス
より窒素ガスと共に成分調整剤である生石灰を30〜5
0kg/minで溶銑中に吹き込み、3分間で94kg
を添加完了した。次いで、インジェクションランスを、
その先端が脱珪スラグの位置になるまで引き上げ、この
インジェクションランスより窒素ガスと共に粉体状の炭
酸カリを70〜90kg/minの添加速度で脱珪スラ
グ中に吹き込んで添加し、6分間の連続添加で427k
gを添加終了した。炭酸カリ添加終了後、インジェクシ
ョンランスを溶銑中に下降させて窒素ガスを溶銑中に2
分間吹き込み、脱珪スラグと炭酸カリとの融合を促進し
て溶融スラグを得た。
器からノロパン内に、滓掻機を用いて一旦掻き出し、次
いで、風砕法により冷却・固化させ、1255kgの約
5mm直径の粒状スラグを得てク溶性カリ肥料とした。
このク溶性カリ肥料の成分、炭酸カリの歩留り、及びク
溶性カリと水溶性カリの分析値を前述の表1及び表2に
示すが、これらの表に示すように、ク溶性カリ肥料中の
K2 O分は、21.5wt%で、その内91%がク溶性
であり、又、炭酸カリの歩留りは93%であった。ク溶
性苦土分は5.2wt%であった。
す脱珪処理設備にて本発明を実施した。高炉から出銑さ
れた溶銑を脱珪処理設備に搬送した。溶銑重量は150
トン、溶銑組成は、炭素;4.53wt%、珪素;0.
24wt%、燐;0.099wt%、硫黄;0.040
wt%、溶銑温度は1404℃であった。溶銑保持容器
内には、前工程の高炉スラグ(CaO=42wt%、S
iO2 =33wt%、MgO=7wt%、Al2 O3 =
15wt%)が残留し、残留スラグ量はスラグ厚みの測
定から450kgであった。
t%として、脱珪処理に添加する酸素ガス総量を75N
m3 、鉄鉱石焼結粉総量を1120kgとした。脱珪処
理によるSiO2 の生成量を、珪素濃度の目標値から3
85kgと推定し、脱珪処理前の残留スラグ量;450
kgと、生成するSiO2 量;385kgとから、塩基
度を0.35と推定し、塩基度を0.7とするために成
分調整剤として生石灰を195kg添加することとし
た。又、カリ原料として炭酸カリを用い、K2 O濃度の
目標を20wt%とし、歩留りを90%として炭酸カリ
の添加量を算出して420kgと決定した。
流量を850〜950Nm3 /hrとして溶銑湯面に連
続して吹きつけ、鉄鉱石焼結粉添加速度を200〜25
0kg/minで連続して上置き添加し、窒素ガスを搬
送ガスとしてインジェクションランスにて成分調整剤で
ある生石灰を60〜70kg/minで溶銑中に吹き込
み、炭酸カリを120〜160kg/minの添加速度
で上置き添加し、脱珪処理中にカリ原料と成分調整剤と
を添加した。そして処理開始から、約3分間で生石灰1
95kgと炭酸カリ420kgを添加完了し、5分間で
脱珪処理とク溶性カリ肥料の製造とを終了した。処理後
の溶銑温度は、1390℃であった。
器からノロパン内に、滓掻機を用いて一旦掻き出し、次
いで、風砕法により冷却・固化させ、1267kgの約
5mm直径の粒状スラグを得てク溶性カリ肥料とした。
このク溶性カリ肥料の成分、炭酸カリの歩留り、及びク
溶性カリと水溶性カリの分析値を前述の表1及び表2に
示すが、これらの表に示すように、ク溶性カリ肥料中の
K2 O分は、20.8wt%で、その内94%がク溶性
であり、又、炭酸カリの歩留りは92%であった。ク溶
性苦土分は1.8wt%であった。
す脱珪処理設備にて本発明を実施した。高炉から出銑さ
れた溶銑を脱珪処理設備に搬送した。溶銑重量は150
トン、溶銑組成は、炭素;4.52wt%、珪素;0.
22wt%、燐;0.096wt%、硫黄;0.037
wt%、溶銑温度は1392℃であった。溶銑保持容器
内には、前工程の高炉スラグ(CaO=44wt%、S
iO2 =35wt%、MgO=6wt%、Al2 O3 =
12wt%)が残留し、残留スラグ量は目視観察で42
0kgであった。
上吹き酸素ランスからの酸素ガス流量を800〜900
Nm3 /hrとして溶銑湯面に連続して吹きつけ、鉄鉱
石焼結粉添加速度を200〜240kg/minで連続
して上置き添加し、窒素ガスをインジェクションランス
にて連続して溶銑中に吹き込み、5分間で脱珪処理を終
了した。添加した酸素ガス総量は70Nm3 、鉄鉱石焼
結粉総量は1100kg、脱珪処理後の溶銑温度は、1
352℃であった。
t%になり、脱珪処理によるSiO 2 の生成量を、脱珪
処理前後の溶銑中の珪素濃度から、385kgと推定し
た。又、脱珪処理前の残留スラグ量;420kgと、生
成したSiO2 量;385kgとから、塩基度を0.3
5と推定し、塩基度を0.7とするために成分調整剤と
して生石灰を190kg添加することとした。又、カリ
原料として炭酸カリを用い、K2 O濃度の目標を20w
t%とし、歩留りを90%として炭酸カリの添加量を算
出して405kgと決定した。
た。先ず、炭酸カリの添加前にインジェクションランス
より窒素ガスと共に成分調整剤である生石灰を60〜7
0kg/minで溶銑中に吹き込み、3分間で190k
gを添加完了した。次いで、インジェクションランスを
溶銑中から引き上げ、脱珪スラグの直上から窒素ガスと
共に粉体状の炭酸カリを70〜90kg/minの添加
速度で脱珪スラグに投射して添加し、6分間の連続添加
で405kgを添加終了した。炭酸カリ添加終了後、イ
ンジェクションランスを溶銑中に下降させ、溶銑中に窒
素ガスを2分間吹き込み、脱珪スラグと炭酸カリとの融
合を促進して溶融スラグを得た。
器からノロパン内に、滓掻機を用いて一旦掻き出し、次
いで、風砕法により冷却・固化させ、1190kgの約
5mm直径の粒状スラグを得てク溶性カリ肥料とした。
このク溶性カリ肥料の成分、炭酸カリの歩留り、及びク
溶性カリと水溶性カリの分析値を前述の表1及び表2に
示すが、これらの表に示すように、ク溶性カリ肥料中の
K2 O分は、21.8wt%で、その内92%がク溶性
であり、又、炭酸カリの歩留りは94%であった。ク溶
性苦土分は1.7wt%であった。
珪スラグにカリ原料を添加してク溶性カリ肥料を製造す
るので、脱珪スラグを加熱するための熱量が不要である
と共にカリ原料の溶融、分解、融合に要する熱量を溶銑
が供給し、極めて熱経済性が高く、更に、脱珪スラグの
加熱時間が不要のために短時間で製造可能になり、その
結果、製造コストを大幅に低減できる。そして、利材化
が困難であった脱珪スラグを有効活用することができる
と共に、新たな製造設備を設けることなく既存の製鉄設
備でク溶性カリ肥料を製造できるので、その工業的効果
は多大である。
示す概略図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 脱珪処理された溶銑と、この溶銑の脱珪
処理の際に生成した脱珪スラグとを収納した溶銑保持容
器内に、カリ原料を上置きして添加する工程と、溶銑中
に攪拌用ガスを吹き込んで攪拌し、脱珪スラグとカリ原
料とを融合させる工程と、融合して生成したスラグを冷
却して固化させる工程とからなるク溶性カリ肥料の製造
方法。 - 【請求項2】 脱珪処理された溶銑と、この溶銑の脱珪
処理の際に生成した脱珪スラグとを収納した溶銑保持容
器内に、カリ原料を上置きして添加すると共に成分調整
剤を添加する工程と、溶銑中に攪拌用ガスを吹き込んで
攪拌し、脱珪スラグとカリ原料と成分調整剤とを融合さ
せる工程と、融合して生成したスラグを冷却して固化さ
せる工程とからなるク溶性カリ肥料の製造方法。 - 【請求項3】 溶銑保持容器内での攪拌用ガスを用いた
溶銑の脱珪処理中に、カリ原料を添加し、脱珪処理によ
り生成する脱珪スラグとカリ原料とを、前記攪拌用ガス
にて攪拌して融合させる工程と、融合して生成したスラ
グを冷却して固化させる工程とからなるク溶性カリ肥料
の製造方法。 - 【請求項4】 溶銑保持容器内での攪拌用ガスを用いた
溶銑の脱珪処理中に、カリ原料と成分調整剤とを添加
し、脱珪処理により生成する脱珪スラグとカリ原料と成
分調整剤とを、前記攪拌用ガスにて攪拌して融合させる
工程と、融合して生成したスラグを冷却して固化させる
工程とからなるク溶性カリ肥料の製造方法。 - 【請求項5】 成分調整剤がMgの化合物を含む物質で
あることを特徴とする請求項2又は請求項4に記載のク
溶性カリ肥料の製造方法。 - 【請求項6】 成分調整剤を搬送ガスにより溶銑中に吹
き込んで添加することを特徴とする請求項2、請求項4
及び請求項5の何れか1つに記載のク溶性カリ肥料の製
造方法。 - 【請求項7】 カリ原料を上置きして添加することを特
徴とする請求項3又は請求項4に記載のク溶性カリ肥料
の製造方法。 - 【請求項8】 カリ原料をブリケットにしたことを特徴
とする請求項1、請求項2及び請求項7の何れか1つに
記載のク溶性カリ肥料の製造方法。 - 【請求項9】 カリ原料を搬送ガスにより溶銑中に吹き
込んで添加することを特徴とする請求項3又は請求項4
に記載のク溶性カリ肥料の製造方法。 - 【請求項10】 カリ原料を搬送ガスにより、脱珪スラ
グ中に吹き込むか、又は脱珪スラグに投射して添加する
ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のク溶性
カリ肥料の製造方法。
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| JP22293898A JP3500975B2 (ja) | 1997-08-07 | 1998-08-06 | ク溶性カリ肥料の製造方法 |
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| JP9-213075 | 1997-08-07 | ||
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Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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| JPH11106274A JPH11106274A (ja) | 1999-04-20 |
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ID=26519599
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3500975B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000185987A (ja) * | 1998-10-15 | 2000-07-04 | Nkk Corp | 緩効性カリ肥料の製造方法 |
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| JP3649029B2 (ja) * | 1999-03-18 | 2005-05-18 | Jfeスチール株式会社 | K2O−CaO−SiO2系結晶物質および緩効性カリ肥料 |
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-
1998
- 1998-08-06 JP JP22293898A patent/JP3500975B2/ja not_active Expired - Fee Related
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