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JP3501865B2 - 露光装置 - Google Patents
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JP3501865B2 - 露光装置 - Google Patents

露光装置

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JP3501865B2
JP3501865B2 JP4882995A JP4882995A JP3501865B2 JP 3501865 B2 JP3501865 B2 JP 3501865B2 JP 4882995 A JP4882995 A JP 4882995A JP 4882995 A JP4882995 A JP 4882995A JP 3501865 B2 JP3501865 B2 JP 3501865B2
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frequency
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light beam
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、露光装置に係り、より
詳しくは、光源から発せられた光ビームを主走査し、前
記光ビームと露光される感光材料とを相対的に移動させ
て副走査して感光材料を露光する露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリゴンミラー等の偏向器を用いて感光
材料を走査露光する露光装置では、記録する情報や画像
に対応するように半導体レーザの発光時間及び発光強度
を制御し、半導体レーザから発光した光ビームをポリゴ
ンミラーで主走査方向に偏向させながら、感光材料を露
光させて、情報の記録や画像の形成を行っている。
【0003】このような露光装置では、SOS(Sta
rt・Of・Scan)ミラー及びSOSセンサを用い
て、感光材料上の主走査開始点、すなわち、感光材料へ
の最初の露光位置(書出し位置)から感光材料が露光さ
れるようにしている。すなわち、感光材料上の画像領域
外に対応する光ビームをSOSミラーで反射させてSO
Sセンサに入射させる。このときSOSセンサは、所定
の信号をマイクロコンピュータに出力する。この信号を
入力したマイクロコンピュータは、入力した信号に基づ
いて、半導体レーザの発光時間を制御して、感光材料上
の主走査方向の書出し位置から感光材料が露光されるよ
うにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た露光装置におけるポリゴンミラーは、高速回転してい
るため、高周波の振動を発生している。このポリゴンミ
ラーの高周波の振動とSOSミラーの固有振動とにより
うなりが生じて、SOSミラーから反射してSOSセン
サに入射する光ビームのタイミングがずれ、SOSセン
サが光ビームを入射したとき出力する信号の出力タイミ
ングにゆらぎ(ジッタ)が生ずる。このため、感光材料
上の主走査開始点(感光材料への最初の露光位置)がず
れることになる。最初の露光位置がずれると感光材料の
多重露光効果により、感光材料上の記録画像に副走査方
向の濃度ムラが発生し、適正画質の画像を形成すること
ができない、という問題が生ずる。
【0005】また、ポリゴンミラーの高周波の振動とS
OSミラーの固有振動とによるうなりにより、前述した
ジッタが周期的に変動する。従って、ジッタの周期的変
動によって、感光材料上への情報の書出し位置が周期的
にずれることになる。書出し位置が周期的にずれると、
例えば、ジッタ量が大きい場合には画素位置がみだれ、
ジッタ量が小さい場合には画素位置が揃い、このような
画素位置のみだれや画素位置の揃いも周期的に出現す
る。このように画素位置のみだれや画素位置の揃いが周
期的に出現すると、感光材料の多重露光効果により、画
素位置が揃っているときの画像濃度と画素位置がみだれ
ているときの画像濃度とが異なることになる。このた
め、感光材料上の記録画像に副走査方向の画像濃度ムラ
が周期的に発生し、適正画質の画像を形成することきが
できない、という問題が生ずる。
【0006】本発明は、上記事実に鑑み成されたもの
で、感光材料の記録画像に副走査方向の画像濃度ムラが
発生することを防止して適正画質の画像を形成すること
の可能な露光装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1記載の発明は、光ビームを発光する光源と、
前記光源から発せられた光ビームを主走査方向に偏向す
ることにより主走査すると共に振動数fp で振動する主
走査手段と、前記主走査手段により偏向された光ビーム
を感光材料上に結像する結像手段と、副走査間隔がLと
なるように前記光ビームと前記感光材料とを相対的に移
動させて副走査する副走査手段と、前記主走査手段によ
り偏向されかつ前記感光材料上の画像領域外に対応する
光ビームを反射する固有振動数がfm の反射手段と、前
記反射手段から反射した光ビームを入射したとき所定の
信号を出力する信号出力手段と、前記信号に基づいて主
走査開始点から主走査されるように前記光源を制御する
光源制御手段と、を備えた露光装置であって、前記主走
査手段の振動及び前記反射手段の固有振動によって感光
材料上に生じる画像の濃淡の空間周波数と前記画像の濃
淡の濃度差との関係を表した視認曲線から得られる前記
画像の濃淡が視認される領域の空間周波数の最小値をα
1、前記視認曲線から得られる前記画像の濃淡が視認さ
れる領域の空間周波数の最大値をα2、前記最小値α
1、前記振動数fp 及び前記副走査間隔Lによって定ま
る値をC1、前記最大値α2、前記振動数fp 及び前記
副走査間隔Lによって定まる値をC2、整数をnとした
とき、次の第1の条件又は第2の条件を満たすように、
前記振動数fp 、前記固有振動数fm 及び前記副走査間
隔Lの少なくとも1つを、設定している。 第1の条件 n・fp −C1<fm <n・fp +C1 第2の条件 fm ≧n・fp のとき、n・fp +C2<fmm <n・fp のとき、n・fp −C2>fm
【0008】請求項2記載の発明は、光ビームを発光す
る光源と、前記光源から発せられた光ビームを主走査方
向に偏向することにより主走査すると共に振動数fp
振動する主走査手段と、前記主走査手段により偏向され
た光ビームを感光材料上に結像する結像手段と、副走査
間隔がLとなるように前記光ビームと前記感光材料とを
相対的に移動させて副走査する副走査手段と、前記主走
査手段により偏向されかつ前記感光材料上の画像領域外
に対応する光ビームを反射する固有振動数がf m の反射
手段と、前記反射手段から反射した光ビームを入射した
とき所定の信号を出力する信号出力手段と、前記信号に
基づいて主走査開始点から主走査されるように前記光源
を制御する光源制御手段と、を備えた露光装置であっ
て、整数をnとし、次式(3)から得られる前記主走査
手段の振動と前記反射手段の固有振動によって生ずる感
光材料上の画像の濃淡の空間周波数Aが、前記主走査手
段の振動数及び前記反射手段の固有振動によって感光材
料上に生じる画像の濃淡の空間周波数と前記画像の濃淡
の濃度差との関係を表した視認曲線から得られる前記画
像の濃淡が視認される領域の空間周波数の最小値より小
さい値となるように、又は、前記視認曲線から得られる
前記画像の濃淡が視認される領域の周波数の最大値より
大きい値となるように、前記振動数fp 、前記固有振動
数fm 及び副走査方向の走査間隔Lの少なくとも1つを
設定している。
【0009】 A=|fm −n・fp |/(L・fp )・・・(3)
【0010】請求項3記載の発明は、光ビームを発光す
る光源と、前記光源から発せられた光ビームを主走査方
向に偏向することにより主走査すると共に振動数fp
振動する主走査手段と、前記主走査手段により偏向され
た光ビームを感光材料上に結像する結像手段と、副走査
間隔がLとなるように前記光ビームと前記感光材料とを
相対的に移動させて副走査する副走査手段と、前記主走
査手段により偏向されかつ前記感光材料上の画像領域外
に対応する光ビームを入射したとき所定の信号を出力す
る固有振動数がfm の信号出力手段と、前記信号に基づ
いて主走査開始点から主走査されるように前記光源を制
御する光源制御手段と、を備えた露光装置であって、前
記主走査手段の振動及び前記信号出力手段の固有振動に
よって感光材料上に生じる画像の濃淡の空間周波数と前
記画像の濃淡の濃度差との関係を表した視認曲線から得
られる前記画像の濃淡が視認される領域の空間周波数の
最小値をα1、前記視認曲線から得られる前記画像の濃
淡が視認される領域の空間周波数の最大値をα2、前記
最小値α1、前記振動数fp 及び前記副走査間隔Lによ
って定まる値をC1、前記最大値α2、前記振動数fp
及び前記副走査間隔Lによって定まる値をC2、整数を
nとしたとき、次の第1の条件又は第2の条件を満たす
ように、前記振動数fp 、前記固有振動数fm 及び前記
副走査間隔Lの少なくとも1つを、設定している。 第1の条件 n・fp −C1<fm <n・fp +C1 第2の条件 fm ≧n・fp のとき、n・fp +C2<fmm <n・fp のとき、n・fp −C2>fm
【0011】請求項4記載の発明は、光ビームを発光す
る光源と、前記光源から発せられた光ビームを主走査方
向に偏向することにより主走査すると共に振動数fp
振動する主走査手段と、前記主走査手段により偏向され
た光ビームを感光材料上に結像する結像手段と、副走査
間隔がLとなるように前記光ビームと前記感光材料とを
相対的に移動させて副走査する副走査手段と、前記主走
査手段により偏向されかつ前記感光材料上の画像領域外
に対応する光ビームを入射したとき所定の信号を出力す
る固有振動数がfm の信号出力手段と、前記信号に基づ
いて主走査開始点から主走査されるように前記光源を制
御する光源制御手段と、を備えた露光装置であって、整
数をnとし、次式(4)から得られる前記主走査手段の
振動と前記信号出力手段の固有振動によって生ずる感光
材料上の画像の濃淡の空間周波数Aが、前記主走査手段
の振動数及び前記信号出力手段の固有振動によって感光
材料上に生じる画像の濃淡の空間周波数と前記画像の濃
淡の濃度差との関係を表した視認曲線から得られる前記
画像の濃淡が視認される領域の空間周波数の最小値より
小さい値となるように、又は、前記視認曲線から得られ
る前記画像の濃淡が視認される領域の周波数の最大値よ
り大きい値となるように、前記振動数fp 、前記固有振
動数fm 及び副走査方向の走査間隔Lの少なくとも1つ
を設定している。
【0012】 A=|fm −n・fp |/(L・fp )・・・(4)
【0013】
【作用】請求項1記載の発明では、振動数fp で振動す
る主走査手段は、光源から発せられた光ビームを主走査
方向に偏向することにより主走査する。なお、例えば、
主走査手段は、周波数fp で往復運動するミラーを含ん
で構成するようにしてもよい。
【0014】また、副走査手段は、副走査間隔がLとな
るように前記光ビームと前記感光材料とを相対的に移動
させる。固有振動数がfm の反射手段は、前記主走査手
段により偏向されかつ前記感光材料上の画像領域外に対
応する光ビームを反射する。信号出力手段は、反射手段
から反射した光ビームを入射したとき所定の信号を出力
する。光源制御手段は、前記信号に基づいて主走査開始
点から主走査されるように前記光源を制御する。結像手
段は、前記偏向手段により偏向された光ビームを感光材
料上に結像する。
【0015】そして、前記主走査手段の振動及び前記反
射検出手段の固有振動によって感光材料上に生じる画像
の濃淡の空間周波数と前記画像の濃淡の濃度差との関係
を表した視認曲線から得られる前記画像の濃淡が視認さ
れる領域の空間周波数の最小値をα1、前記視認曲線か
ら得られる前記画像の濃淡が視認される領域の空間周波
数の最大値をα2、最小値α1、副走査間隔L及び前記
振動数fp によって定まる値をC1、最大値α2、副走
査間隔L及び前記振動数fp によって定まる値をC2、
整数をnとしたとき、上記第1の条件又は第2の条件を
満たすように、前記振動数fp 、前記固有振動数fm
び前記副走査間隔Lの少なくとも1つを、設定してい
る。
【0016】ここで、単位時間当たりに主走査線が副走
査方向に進む距離は、L・fp である。
【0017】また、前記主走査手段が、例えば、周波数
p で往復運動することにより生ずる振動数をfp 、前
記反射手段の固有振動数をfm とすると、前記主走査手
段の振動及び前記反射手段の固有振動により生じるうな
り(ビート)の周波数Δfは、次式(5)から得られ
る。
【0018】Δf=|fm −n・fp |・・・(5) 従って、このビートにより感光材料上に生じる単位長さ
当たりに画像の濃淡が出現する回数である空間周波数を
s とすると、次の関係式(6)が成り立つ。
【0019】
【数1】
【0020】ここで、図6に示すように、前記主走査手
段の振動及び前記反射手段の固有振動によって感光材料
上に生じる画像の濃淡の空間周波数と前記画像の濃淡の
濃度差との関係を表した視認曲線から、前記濃度差がd
の場合、前記空間周波数fsがα1以上でかつα2以下
の場合、感光材料上で画像ムラが認識される。すなわ
ち、図6に示す領域R1では、前記感光材料上に生じる
画像の濃淡の空間周波数が小さいので、前記画像の濃淡
の濃度差が大きくなければ認識できず、また、領域R3
では、前記感光材料上に生じる画像の濃淡の空間周波数
が大きいので、この場合も画像の濃淡の濃度差が大きく
なければ認識できない。しかし、領域R2では、前記感
光材料上に生じる画像の濃淡の空間周波数が前記画像の
濃淡の濃度差と相対的に認識できやすくなっている。よ
って、空間周波数fs が、前記領域R1と領域R2との
境界の空間周波数(視認曲線から得られる前記画像の濃
淡が視認される領域R2の空間周波数の最小値)α1よ
り小さいか、または、空間周波数fs が前記領域R2と
領域R3との境界の空間周波数(視認曲線から得られる
前記画像の濃淡が視認される領域R2の空間周波数の最
大値)α2より大きい場合に、感光材料上で画像ムラが
認識できないことになる。よって、式(5)及び式
(6)から、次式(7)及び(8)の関係式が成り立
つ。
【0021】
【数2】
【0022】
【数3】
【0023】また、上式(7)を変形すると次式
(9)、上式(8)を変形すると、fm ≧n・fp の場
合、次式(10)、及びfm <n・fp の場合、次式
(11)が得られる。
【0024】 n・fp −α1・L・fp <fm <n・fp +α1・L・fp ・・・(9)
【0025】 n・fp +α2・L・fp <fm ・・・(10)
【0026】 n・fp −α2・L・fp >fm ・・・(11) よって、請求項1記載の発明では、前記第1の条件(式
(9)に対応する)又は第2の条件(式(10)及び式
(11)に対応する)を満たすように、前記振動数
p 、前記固有振動数fm 及び前記副走査間隔Lの少な
くとも1つを設定している。このため、前記主走査手段
の振動と前記反射手段の固有振動との間でうなりが生じ
ることを防止することができ、これにより主走査手段の
振動により反射手段にゆらぎが生ずることを防止するこ
とができ、信号出力手段は、適正に所定の信号を光源制
御手段に出力する。よって、感光材料上の主走査開始点
から確実に露光され始めるようになる。
【0027】また、請求項2記載の発明では、上式
(1)(上式(6)に対応する)から得られる前記主走
査手段の振動と前記反射手段の固有振動によって生ずる
感光材料上の画像の濃淡の空間周波数Aが、前記主走査
手段の振動及び前記反射手段の固有振動によって感光材
料上に生じる画像の濃淡の空間周波数と前記画像の濃淡
の濃度差との関係を表した視認曲線から得られる前記画
像の濃淡が視認される領域R2(図6参照)の空間周波
数の最小値(α1に対応する)より小さい値となるよう
に、又は、前記視認曲線から得られる前記画像の濃淡が
視認される領域R2の空間周波数の最大値(α2に対応
する)より大きい値となるように、前記振動数fp 、前
記固有振動数fm 及び副走査間隔Lの少なくとも1つを
設定している。
【0028】このため、上式(7)又は上式(8)を満
足することとなり、感光材料上の画像で画像ムラが認識
されないことになる。
【0029】ここで、前述した主走査手段を、回転速度
p で回転する反射面np のポリゴンミラーを含んで構
成した場合は、単位時間当たりに主走査線が副走査方向
に進む距離は、L・np ・fp となる。よって、上式
(6)の分母はL・np ・fpとなる。従って、上式
(7)、(8)の分母もL・np ・fp となる。以上よ
り、上式(9)ないし(11)は次式(12)ないし
(14)となる。
【0030】 n・fp −α1・L・np ・fp <fm <n・fp +α1・L・np ・fp ・・ ・(12)
【0031】 n・fp +α2・L・np ・fp <fm ・・・(13)
【0032】 n・fp −α2・L・np ・fp >fm ・・・(14) また、請求項3記載の発明のように、請求項1記載の発
明の信号出力手段に代えて、主走査手段により偏向され
かつ感光材料上の画像領域外に対応する光ビームを反射
する固有振動数がfm の反射手段及び反射手段から反射
した光ビームを入射したとき所定の信号を出力する信号
出力手段を備えるようにしてもよい。
【0033】この場合には、主走査手段の振動及び反射
手段の固有振動によって感光材料上に生じる画像の濃淡
の空間周波数と画像の濃淡の濃度差との関係を表した視
認曲線から得られる画像の濃淡が視認される領域の空間
周波数の最小値をα1、視認曲線から得られる画像の濃
淡が視認される領域の空間周波数の最大値をα2、とし
てとき、前述した第1の条件又は第2の条件を満たすよ
うに、振動数fp 、固有振動数fm 及び副走査間隔Lの
少なくとも1つを設定する。
【0034】このように、請求項3記載の発明では、請
求項1記載の発明と同様に、前記第1の条件(式(9)
に対応する)又は第2の条件(式(10)及び式(1
1)に対応する)を満たすように、前記振動数fp 、前
記固有振動数fm 及び前記副走査間隔Lの少なくとも1
つを設定している。このため、前記主走査手段の振動と
前記反射手段の固有振動との間でうなりが生じることを
防止することができ、これにより主走査手段の振動によ
り反射手段にゆらぎが生ずることを防止することがで
き、信号出力手段は、適正に所定の信号を光源制御手段
に出力する。よって、感光材料上の主走査開始点から確
実に露光され始めるようになる。
【0035】同様に、請求項4記載の発明のように、請
求項3記載の発明の信号出力手段に代えて、主走査手段
により偏向されかつ感光材料上の画像領域外に対応する
光ビームを反射する固有振動数がfm の反射手段及び反
射手段から反射した光ビームを入射したとき所定の信号
を出力する信号出力手段を備えるようにしてもよい。
【0036】この場合には、上式(2)(上式(6)に
対応する)から得られる空間周波数Aが、主走査手段の
振動数及び反射手段の固有振動によって感光材料上に生
じる画像の濃淡の空間周波数と画像の濃淡の濃度差との
関係を表した視認曲線から得られる画像の濃淡が視認さ
れる領域の空間周波数の最小値より小さい値となるよう
に、又は、該領域の周波数の最大値より大きい値となる
ように、振動数fp 、固有振動数fm 及び副走査方向の
走査間隔Lの少なくとも1つを設定する。
【0037】このため、上式(7)又は上式(8)を満
足することとなり、感光材料上の画像で画像ムラが認識
されないことになる。
【0038】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1には、本実施例の露光装置38が内蔵
された画像記録装置10の概略全体構成図が示されてい
る。また図2には、この画像記録装置10の外観図が示
されている。
【0039】画像記録装置10は、図2に示すように、
全体として箱型に構成されており、機台12には、前面
扉13、側面扉15が取り付けられている。各扉を開放
することにより機台12内を露出状態とすることができ
る。
【0040】図1に示される如く、画像記録装置10の
機台12内には感材マガジン14が配置されており、感
光材料16がロール状に巻取られて収納されている。こ
の感光材料16は、感光(露光)面が装置の下方へ向い
て巻き取られている。
【0041】感材マガジン14には、その内部に収容さ
れている感光材料16の種類に応じた目印(例えば、マ
ーク、切欠、突起等)が設けられており、装填部10A
には、この目印を検出する感材検出センサ202が取付
けられている。この感材検出センサ202は、制御装置
206に接続されており、この感材検出センサ202か
らの信号で感材マガジン14の装填の有無及び収容され
ている感光材料16の種類及びロットが判別できる。
【0042】感材マガジン14の感光材料取出し口近傍
には、ニツプローラ18およびカッタ20が配置されて
おり、感材マガジン14から感光材料16を所定長さ引
き出した後に切断することができる。
【0043】カッタ20の側方には、複数の搬送ローラ
19、21、23、24、26、及びガイド板27が配
置されており、所定長さに切断された感光材料16を露
光部22へ搬送することができる。
【0044】露光部22は搬送ローラ23と搬送ローラ
24との間に位置しており、これらの搬送ローラ間が露
光部(露光点)とされて感光材料16が通過するように
なっている(副走査)。
【0045】露光部22の直上には露光装置38が設け
られている。図3及び図4に示される如く、露光装置3
8には、C(シアン)、M(マゼンタ)及びY(イエロ
ー)の光源としての半導体レーザー258C、258
M、258Yが配設されている。半導体レーザー258
C、258M、258Yの射出側近傍には、各半導体レ
ーザー258C、258M、258Yから照射された光
ビームを平行光線とするコリメータレンズ260がそれ
ぞれ設けられている。コリメータレンズ260で平行光
線となった各光ビームは、シリンドリカルレンズ263
を介して反射ミラー262に入射し、反射ミラー262
で反射され、各光ビームが合成されて、主走査手段とし
てのポリゴンミラー264へ入射されるようになってい
る。なお、シリンドリカルレンズ263は、ポリゴンミ
ラー264の面倒れを補正する役割を有する。また、ポ
リゴンミラー264は、入射した光ビームを反射する反
射面数np を6面(6枚の多面鏡268)有している。
【0046】また、ポリゴンミーラ264は軸266を
中心に高速回転されており、多面鏡268への光ビーム
の入射角を連続的に変化させ偏向する役目を有している
(主走査)。なお、本実施例では、ポリゴンミラー26
4の回転速度を125〔rps〕としている。
【0047】ポリゴンミラー264によって主走査され
た光ビームは、凹平レンズ270a、平凸レンズ270
b及び凹凸レンズ270cで構成されたFθレンズを含
む結像手段としての結像光学系270を介して、反射ミ
ラー272、274で反射され、前記露光部22へ至る
ようになっている。なお、反射ミラー274は、反射ミ
ラー272から反射した光ビームが鉛直下向きに反射す
るように、所定の角度で傾いている。
【0048】反射ミラー274の側方には反射手段とし
てのSOS(Start Of Scan )ミラー275が設けら
れ、ポリゴンミラー264で反射された光ビームが最初
に照射されるようになっている。SOSミラー275で
は、最初に照射された光ビーム(主走査開始点近傍に対
応する光ビーム)が反射し、信号出力手段としてのSO
Sセンサ276に入射するようになっている。そして、
SOSセンサ276は、SOSミラー275から光ビー
ムを入射したとき所定の信号を出力する。SOSセンサ
276から出力された信号は、1主走査の画像信号のス
タート信号として適用され、各主走査開始時期の同期を
とっている。
【0049】露光部22では、前記感光材料16が副走
査されながら、光ビームの主走査が繰り返され、1画像
分の記録がなされる構成となっている。
【0050】露光量の制御は、各半導体レーザー258
C、258M、258Yから出力されるパルス信号のパ
ルス幅を変えることによって行っている(パルス幅変
調)。すなわち、予め1主走査分の画素数に合わせて半
導体レーザー258C、258M、258Yからの出力
を所定の周波数(f0 )としておき、その1パルスづつ
を各画素に対応させる。この1パルス毎にパルス幅を変
更することによって、各画素毎の露光量を制御すること
ができる。この露光量は、制御装置206に入力される
画像信号に基づいて演算される。
【0051】ここで、ポリゴンミラー264の振動とS
OSミラー275の固有振動とによりうなりが生じて感
光材料16の記録画像上で副走査方向の画像ムラが認識
されないように、本実施例では、SOSミラー275の
固有振動数fm を次のように設定している。
【0052】すなわち、ポリゴンミラー264は125
〔rps〕の回転速度fp で高速回転している。従っ
て、ポリゴンミラー264は125〔Hz〕の振動を生
じさせている。また、副走査間隔Lを、1.6×10-2
〔mm〕とし、画像ムラの画像濃度差dを、0.02と
すると、図6に示すように、α1は0.1〔cycles/m
m〕、α2は4〔cycles/mm〕となる。
【0053】従って、式(12)乃至式(14)から、
固有振動数fm は次式(15)又は次式(16)及び次
式(17)の範囲であれば、画像ムラが感光材料上の記
録画像上で認識することができないことになる。
【0054】 125n−1.2<fm <1.2+125n・・・(15)
【0055】 125n+48<fm 、但し、fm ≧n・fp の場合・・・(16)
【0056】 125n−48>fm 、但し、fm <n・fp の場合・・・(17) すなわち、上式(15)又は上式(16)及び(17)
から、SOSミラー275の固有振動数fm がポリゴン
ミラー264の回転速度fp の整数倍の値の近傍の値に
ならなければ、画像ムラが感光材料上の記録画像上で認
識されない。
【0057】ここで、整数nを6とすると、上式(1
5)乃至上式(17)から、SOSミラー275の固有
振動数fm は、上式(15)から、748.8〔Hz〕
より大きくかつ751.2〔Hz〕より小さい値である
か、又は、上式(16)から、798〔Hz〕より大き
いか、若しくは、上式(17)から、702より小さい
値となる。また、整数nを7とすると、上式(15)乃
至上式(17)から、SOSミラー275の固有振動数
m は、上式(15)から873.8〔Hz〕より大き
くかつ876.2〔Hz〕より小さい値であるか、又
は、上式(16)から923〔Hz〕より大きい値か若
しくは上式(17)から827〔Hz〕より小さいとな
る。よって、本実施例では、この798〔Hz〕より大
きくかつ827〔Hz〕より小さい値に固有振動数fm
が入るように、SOSミラー275の材料、形状を定め
ている。
【0058】図1に示される如く、露光部22の側方に
はスイッチバック部40が設けられており、また、露光
部22の下方には水塗布部62が設けられている。感材
マガジン14の側方を上昇し露光部22にて露光された
感光材料16は、一旦スイッチバック部40へ送り込ま
れた後に、搬送ローラ26の逆回転によって、露光部2
2の下方に設けられた搬送経路を経て水塗布部62へ送
り込まれる構成である。水塗布部62には複数のパイプ
が連結されて水を供給できるようになっている。
【0059】水塗布部62の側方には熱現像転写部10
4が配置されており、水塗布された感光材料16が送り
込まれるようになっている。
【0060】一方、感材マガジン14の側方の機台12
には受材マガジン106が配置されており、受像材料1
08がロール状に巻取られて収納されている。受像材料
108の画像形成面には媒染剤を有する色素固定材料が
塗布されており、この画像形成面が装置の上方へ向いて
巻き取られている。
【0061】受材マガジン106は、感材マガジン14
と同様に、胴部とこの胴部の両端部に固定された一対の
側枠部から構成されており、機台12の前面側(図1紙
面手前側すなわち巻取られた受像材料108の幅方向)
へ引出し可能となっている。
【0062】受材マガジン14には、その内部に収容さ
れている受像材料108の種類に応じた目印(例えば、
マーク、切欠、突起等)が設けられており、装填部10
Bには、この目印を検出する受材検出センサ208が取
付けられている。この受材検出センサ208は、制御装
置206に接続されており、この受材検出センサ208
からの信号で受材マガジン14の装填の有無及び収容さ
れている受像材料108の種類及びロットが判別でき
る。
【0063】受材マガジン106の受像材料取出し口近
傍には、ニップローラ110が配置されており、受材マ
ガジン106から受像材料108を引き出すと共にその
ニップを解除することができる。ニップローラ110の
側方にはカッタ112が配置されている。
【0064】カッタ112の側方には、感材マガジン1
4の側方に位置して受像材料搬送部170が設けられて
いる。受像材料搬送部170には、搬送ローラ186、
190、114、及びガイド板182が配置されてお
り、所定長さに切断された受像材料108を熱現像転写
部104へ搬送できる。
【0065】熱現像転写部104へ搬送される感光材料
16は、貼り合わせローラ120と加熱ドラム116と
の間に送り込まれ、また、受像材料108は感光材料1
6の搬送に同期し、感光材料16が所定長さ先行した状
態で貼り合わせローラ120と加熱ドラム116との間
に送り込まれて重ね合わせられるようになっている。
【0066】加熱ドラム116の内部には、一対のハロ
ゲンランプ132A、132Bが配置され、加熱ドラム
116の表面を昇温できるようになっている。
【0067】無端圧接ベルト118は、5本の巻き掛け
ローラ134、、135、136、138、140に巻
き掛けられており、巻き掛けローラ134と巻き掛けロ
ーラ140との間の無端状外側が加熱ドラム116の外
周に圧接されている。
【0068】無端圧接ベルト118の材料供給方向下流
側の加熱ドラム116下部には、屈曲案内ローラ142
が配置されている。屈曲案内ローラ142の材料供給方
向下流側の加熱ドラム116下部には、剥離爪154が
軸によって回動可能に軸支されている。
【0069】剥離爪154によって剥離された感光材料
16は、屈曲案内ローラ142に巻き掛けられ、廃棄感
光材料収容箱178へ集積される。
【0070】屈曲案内ローラ142の側方の加熱ドラム
116近傍には、剥離ローラ174及び剥離爪176が
配置されている。剥離ローラ174および剥離爪176
の下方には受材ガイド170が配置されると共に、受材
排出ローラ172、173、175が配置されており、
剥離ローラ174および剥離爪176によって加熱ドラ
ム116から剥離された受像材料108を案内搬送する
ことができる。
【0071】剥離爪176によって加熱ドラム116の
外周から剥された受像材料108は、受材ガイド170
及び受材排出ローラ172、173、175によって搬
送されてトレイ177へ排出される構成である。
【0072】図5に示される如く、制御装置206は、
マイクロコンピュータ240を含んで構成されており、
マイクロコンピュータ240は、CPU242、RAM
244、ROM246、入出力ポート248及びこれを
接続するデータバスやコントロールバス等のバス250
で構成されている。入出力ポート248には、記録され
る画像の基となる画像信号S(例えば、ビデオ信号等)
が入力されるようになっている。また、この入出力ポー
ト248には、感光材料搬送系、受像材料搬送系への信
号線252、254が接続され、各駆動部の駆動を制御
すると共に感光材料又は受像材料の搬送を制御してい
る。また、入出力ポート248には、SOSセンサ27
6が接続されている。さらに、入出力ポート248に
は、半導体レーザ258Y、258M、258Cの発光
時期及び発光強度を制御する電流制御部257Y、25
7M、257Cがせ装置されている。
【0073】次に本実施例の作用を説明する。まず、処
理スタートの指示があった場合、感材マガジン14がセ
ットされた状態で、ニツプローラ18が作動され、感光
材料16がニツプローラ18によって引き出される。感
光材料16が所定長さ引き出されると、カッタ20が作
動し、感光材料16が所定長さに切断される。
【0074】カッタ20の作動後は、感光材料16は、
反転されてその感光(露光)面を上方へ向けた状態で露
光部22へ搬送される。この感光材料16の搬送と同時
に露光装置38が作動し、露光部22に位置する感光材
料16へ走査露光される。すなわち、半導体レーザ25
8Y、258M、258Cが発光して射出された光ビー
ムはコリメータレンズ260に入射する。コリメータレ
ンズ260から平行光線となった光ビームは、シリンド
リカルレンズ263によって、ポリゴンミラー264の
面倒れの補正が行なわれる。そして、各光ビームの光軸
がポリゴンミラー264で集束しており、各光ビーム
は、ポリゴンミラー264の多面鏡268に合成され
て、入射する。
【0075】ポリゴンミラー264は、6個の反射ミラ
ー(多面鏡)268を備え、各面には750〔Hz〕の
周波数で光ビームが入射する。ポリゴンミラー264の
回転によって光ビームは、主走査方向に偏向される。主
走査方向に偏向されながら光ビームは、凹平レンズ27
0a、平凸レンズ270b及び凹凸レンズ270cで構
成された所定の結像関係を有するFθレンズに入射し、
反射ミラー272で、鉛直上向きに反射され、反射ミラ
ー274で鉛直下向きに反射されて、感光材料16に結
像して感光材料16を露光する。
【0076】ここで、ポリゴンミラー264で偏向され
た光ビームは、最初にSOSミラー275に照射されて
反射し、SOSセンサ276に入射する。そして、SO
Sセンサ276は、SOSミラー275で反射した光ビ
ームを入射したとき所定の信号を出力する。SOSセン
サ276から出力された信号は、1主走査の画像信号の
スタート信号として適用されて各主走査開始時期の同期
がとられる。これにより、感光材料16の主走査方向の
所定位置(書出し位置)から感光材料16が露光され始
める。そして、制御装置206に入力された画像信号に
基づいて演算された露光量となるように、各半導体レー
ザー258C、258M、258Yから出力されるパル
ス信号のパルス幅を変えて、感光材料16を主走査しな
がら、感光材料16を露光する。このように、露光部2
2では、前記感光材料16が副走査されながら、光ビー
ムの主走査が繰り返され、感光材料16が露光されて1
画像分の記録がなされる。
【0077】露光が開始された後は、露光後の感光材料
16が一旦スイッチバック部40へ送り込まれた後に、
搬送ローラ26の逆回転によって水塗布部62へ送り込
まれる。
【0078】水塗布部62では、感光材料16に水が塗
布され、さらに、スクイズローラ68によって余分な水
が除去されながら水塗布部62を通過する。
【0079】水塗布部62において画像形成用溶媒とし
ての水が塗布された感光材料16は、スクイズローラ6
8によって熱現像転写部104へ送り込まれる。
【0080】一方、感光材料16への走査露光が開始さ
れるに伴って、受像材料108も受材マガジン106か
らニツプローラ110によって引き出されて搬送され
る。受像材料108が所定長さ引き出されると、カッタ
112が作動して受像材料108が所定長さに切断され
る。
【0081】カッタ112の作動後は、ガイド板182
によって案内されながら搬送ローラ190、186、1
14によって搬送され、熱現像転写部104の直前で待
機状態となる。
【0082】熱現像転写部104では、感光材料16が
スクイズローラ68によって加熱ドラム116外周と貼
り合わせローラ120との間へ送り込まれたことが検出
されると、受像材料108の搬送が再開されて貼り合わ
せローラ120へ送り込まれると共に、加熱ドラム11
6が作動される。
【0083】この場合、この貼り合わせローラ120と
水塗布部62のスクイズローラ68との間にはガイド板
122が配置されており、スクイズローラ68から送ら
れる感光材料16は確実に貼り合わせローラ120へ案
内される。
【0084】貼り合わせローラ120によって重ね合わ
された感光材料16と受像材料108とは、重ね合わせ
た状態のままで加熱ドラム116と無端圧接ベルト11
8との間で挟持され、加熱ドラム116のほぼ2/3周
(巻き掛けローラ134と巻き掛けローラ140の間)
に渡って搬送される。これにより感光材料16と受像材
料108が加熱され、可動性の色素を放出し、同時にこ
の色素が受像材料108の色素固定層に転写されて画像
が得られる。
【0085】その後、感光材料16と受像材料108と
が挟持搬送され加熱ドラム116の下部に達すると、カ
ム130によって剥離爪154が移動され、受像材料1
08よりも所定長さ先行して搬送される感光材料16の
先端部に剥離爪154が係合して感光材料16の先端部
を加熱ドラム116の外周から剥離させる。さらに、剥
離爪154の復帰移動によってピンチローラ157が感
光材料16を押圧し、これにより、感光材料16はピン
チローラ157によって押圧されながら屈曲案内ローラ
142に巻き掛けられ、下方へ移動され廃棄感光材料収
容箱178内に集積される。
【0086】一方、感光材料16と分離し加熱ドラム1
16に密着されたままの状態で移動する受像材料108
は、剥離ローラ174へ送られ剥離される。
【0087】剥離爪176によって加熱ドラム116の
外周から剥離された受像材料108は、さらに剥離ロー
ラ174に巻き掛けられながら下方へ移動され、受材ガ
イド170に案内されながら受材排出ローラ172、1
73、175によって搬送されてトレイ177へ排出さ
れる。
【0088】以上説明したように本実施例では、画像濃
度差dを0.02としたとき、視認曲線から得られるα
1は0.1〔cycles/mm〕、α2は4〔cycles/m
m〕となるため、感光材料上の画像ムラに基づく濃淡が
出現する空間周波数fs は、0.1〔cycles/mm〕よ
り小さい値、又は4〔cycles/mm〕より大きい値であ
る必要がある。よって、本実施例では、α2(=4)を
基準とし、SOSミラーの固有振動数fm を、上式(1
3)に対応する(16)から得られる798〔Hz〕よ
り大きくかつ上式(14)に対応する上式(17)から
得られる827〔Hz〕より小さい値となるように、S
OSミラーの材料、形状を設定している。これにより、
SOSミラーの固有振動数fm がポリゴンミラーの振動
数fp の6倍及び7倍の近傍の値にならないようにして
いる。このため、ポリゴンミラーの振動によりSOSミ
ラーにゆらぎが生ずることを防止することができ、SO
Sセンサは、適正に所定の信号を制御装置に出力する。
このため、光ビームが感光材料上の所定位置から確実に
照射されるようになる。よって、画素位置が揃い、適正
な画像が形成される。
【0089】以上説明した実施例では、視認曲線から得
られるα2を基準としているが、これに限定されるもの
でなく、α1(式(12)に対応する式(15))を基
準としてもよい。また、画像濃度差dを0.02として
いるが、これに限定するものでなく、図6に示したよう
に、他の値でもよい。
【0090】また、前述した実施例では、SOSミラー
の固有振動数fm がポリゴンミラーの振動数fp の6倍
及び7倍の近傍の値にならないようにしているが、これ
に限定するものでなく、他の整数倍であってもよい。
【0091】また、SOSセンサを感光材料上の主走査
開始点近傍の光ビームを反射するようにしているが、感
光材料上の画像領域外であれば、感光材料上の主走査終
了点近傍や、さらには、画像領域外の感光材料上や感光
材料上外の光ビームを反射するようにしてもよい。
【0092】また、SOSミラーの固有振動数fm が、
式(12)、(13)及び(14)に対応する式(1
5)、(16)及び(17)を満足するようにしている
が、これ限定するものでなく、ポリゴンミラーの振動数
p (すなわち、回転速度fp)や副走査間隔Lが、式
(12)、(13)及び(14)に対応する式(1
5)、(16)及び(17)を満足するようにしてもよ
く、また、SOSミラーの固有振動数fm ポリゴンミラ
ーの振動数fp (すなわち、回転速度fp )及び副走査
間隔Lの全てによって、式(12)、(13)及び(1
4)に対応する式(15)、(16)及び(17)を満
足するようにしてもよい。
【0093】また、SOSミラー及びSOSセンサを設
けているが、これ限定するものでなく、SOSセンサの
みを備えポリゴンミラーで反射された光ビームが最初に
SOSセンサに入射するようにしてもよい。この場合、
SOSセンサの固有振動数を式(12)、(13)及び
(14)に対応する式(15)、(16)及び(17)
を満足するようにする。
【0094】また、前述した実施例では、振動数fp
生じさせる(すなわち、回転数fpで回転する)ポリゴ
ンミラーを用いる例を説明したが、これ限定するもので
なく、周波数fp で往復運動するミラー、例えば、レゾ
ナントスキャナ、ガルバノメータミラーを用いてもよ
い。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように請求項1及び請求項
3記載の発明は、次の第1の条件又は第2の条件を満た
すように、前記主走査手段の振動数fp 、前記信号出力
手段又は前記反射手段の固有振動数fm 及び前記副走査
間隔Lの少なくとも1つを設定しているため、前記主走
査手段の振動と前記反射手段の固有振動との間でうなり
が生じることを防止でき、これにより、主走査手段の振
動により反射手段にゆらぎが生ずることを防止すること
ができ、信号出力手段は、適正に所定の所定の信号を光
源制御手段に出力し、感光材料上の主走査開始点から確
実に露光され始めるようにすることができる、という効
果を有する。 第1の条件 n・fp −C1<fm <n・fp +C1 第2の条件 fm ≧n・fp のとき、n・fp +C2<fmm <n・fp のとき、n・fp −C2>fm
【0096】請求項2及び請求項4記載の発明は、次式
(18)から得られる前記主走査手段の振動と前記反射
手段、又は前記信号出力手段の固有振動によって生ずる
感光材料上の画像の濃淡の空間周波数Aが、前記主走査
手段の振動及び前記反射手段又は前記信号出力手段の固
有振動によって感光材料上に生じる画像の濃淡の周波数
と前記画像の濃淡の濃度差との関係を表した視認曲線か
ら得られる前記画像の濃淡が視認される領域の空間周波
数の最小値より小さい値となるように、又は、前記視認
曲線から得られる前記画像の濃淡が視認される領域の空
間周波数の最大値より大きい値となるように、前記振動
数fp 、前記固有振動数fm 及び副走査間隔Lの少なく
とも1つを設定しているため、上式(7)又は上式
(8)を満足することとなり、感光材料上の画像で画像
ムラが認識されないようにすることができる、という効
果を有する。
【0097】 A=|fm −n・fp |/(L・fp )・・・(18)
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の露光装置を内蔵した画像記録装置の概
略全体構成図である。
【図2】本実施例の画像記録装置の外観を示す斜視図で
ある。
【図3】露光装置の概略斜視図である。
【図4】露光装置を鉛直上側から見た概略図である。
【図5】制御ブロック図である。
【図6】画像ムラに基づく画像の濃淡の画像濃度差と感
光材料上で現れる画像ムラに基づく画像の濃淡の空間周
波数との関係を示した線図である。
【符号の説明】
10 画像記録装置 16 感光材料 38 露光装置 62 水塗布部 104 熱現像転写部 108 加熱ドラム 118 無端圧接ベルト 258Y、258M、258C 半導体レーザ 264 ポリゴンミラー 275 SOSミラー 276 SOSセンサ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを発光する光源と、 前記光源から発せられた光ビームを主走査方向に偏向す
    ることにより主走査すると共に振動数fp で振動する主
    走査手段と、 前記主走査手段により偏向された光ビームを感光材料上
    に結像する結像手段と、 副走査間隔がLとなるように前記光ビームと前記感光材
    料とを相対的に移動させて副走査する副走査手段と、 前記主走査手段により偏向されかつ前記感光材料上の画
    像領域外に対応する光ビームを反射する固有振動数がf
    m の反射手段と、 前記反射手段から反射した光ビームを入射したとき所定
    の信号を出力する信号出力手段と、 前記信号に基づいて主走査開始点から主走査されるよう
    に前記光源を制御する光源制御手段と、 を備えた露光装置であって、 前記主走査手段の振動及び前記反射手段の固有振動によ
    って感光材料上に生じる画像の濃淡の空間周波数と前記
    画像の濃淡の濃度差との関係を表した視認曲線から得ら
    れる前記画像の濃淡が視認される領域の空間周波数の最
    小値をα1、前記視認曲線から得られる前記画像の濃淡
    が視認される領域の空間周波数の最大値をα2、前記最
    小値α1、前記振動数fp 及び前記副走査間隔Lによっ
    て定まる値をC1、前記最大値α2、前記振動数fp
    び前記副走査間隔Lによって定まる値をC2、整数をn
    としたとき、次の第1の条件又は第2の条件を満たすよ
    うに、前記振動数fp 、前記固有振動数fm 及び前記副
    走査間隔Lの少なくとも1つを、設定した露光装置。 第1の条件 n・fp −C1<fm <n・fp +C1 第2の条件 fm ≧n・fp のとき、n・fp +C2<fmm <n・fp のとき、n・fp −C2>fm
  2. 【請求項2】 光ビームを発光する光源と、前記光源か
    ら発せられた光ビームを主走査方向に偏向することによ
    り主走査すると共に振動数fp で振動する主走査手段
    と、 前記主走査手段により偏向された光ビームを感光材料上
    に結像する結像手段と、 副走査間隔がLとなるように前記光ビームと前記感光材
    料とを相対的に移動させて副走査する副走査手段と、 前記主走査手段により偏向されかつ前記感光材料上の画
    像領域外に対応する光ビームを反射する固有振動数がf
    m の反射手段と、 前記反射手段から反射した光ビームを入射したとき所定
    の信号を出力する信号出力手段と、 前記信号に基づいて主走査開始点から主走査されるよう
    に前記光源を制御する光源制御手段と、 を備えた露光装置であって、 整数をnとし、次式(1)から得られる前記主走査手段
    の振動と前記反射手段の固有振動によって生ずる感光材
    料上の画像の濃淡の空間周波数Aが、前記主走査手段の
    振動数及び前記反射手段の固有振動によって感光材料上
    に生じる画像の濃淡の空間周波数と前記画像の濃淡の濃
    度差との関係を表した視認曲線から得られる前記画像の
    濃淡が視認される領域の空間周波数の最小値より小さい
    値となるように、又は、前記視認曲線から得られる前記
    画像の濃淡が視認される領域の周波数の最大値より大き
    い値となるように、前記振動数fp 、前記固有振動数f
    m及び副走査方向の走査間隔Lの少なくとも1つを設定
    した露光装置。 A=|fm −n・fp |/(L・fp )・・・(1)
  3. 【請求項3】 光ビームを発光する光源と、 前記光源から発せられた光ビームを主走査方向に偏向す
    ることにより主走査すると共に振動数fp で振動する主
    走査手段と、 前記主走査手段により偏向された光ビームを感光材料上
    に結像する結像手段と、 副走査間隔がLとなるように前記光ビームと前記感光材
    料とを相対的に移動させて副走査する副走査手段と、 前記主走査手段により偏向されかつ前記感光材料上の画
    像領域外に対応する光ビームを入射したとき所定の信号
    を出力する固有振動数がfm の信号出力手段と、 前記信号に基づいて主走査開始点から主走査されるよう
    に前記光源を制御する光源制御手段と、 を備えた露光装置であって、 前記主走査手段の振動及び前記信号出力手段の固有振動
    によって感光材料上に生じる画像の濃淡の空間周波数と
    前記画像の濃淡の濃度差との関係を表した視認曲線から
    得られる前記画像の濃淡が視認される領域の空間周波数
    の最小値をα1、前記視認曲線から得られる前記画像の
    濃淡が視認される領域の空間周波数の最大値をα2、前
    記最小値α1、前記振動数fp 及び前記副走査間隔Lに
    よって定まる値をC1、前記最大値α2、前記振動数f
    p 及び前記副走査間隔Lによって定まる値をC2、整数
    をnとしたとき、次の第1の条件又は第2の条件を満た
    すように、前記振動数fp 、前記固有振動数fm 及び前
    記副走査間隔Lの少なくとも1つを、設定した露光装
    置。 第1の条件 n・fp −C1<fm <n・fp +C1 第2の条件 fm ≧n・fp のとき、n・fp +C2<fmm <n・fp のとき、n・fp −C2>fm
  4. 【請求項4】 光ビームを発光する光源と、 前記光源から発せられた光ビームを主走査方向に偏向す
    ることにより主走査すると共に振動数fp で振動する主
    走査手段と、 前記主走査手段により偏向された光ビームを感光材料上
    に結像する結像手段と、 副走査間隔がLとなるように前記光ビームと前記感光材
    料とを相対的に移動させて副走査する副走査手段と、 前記主走査手段により偏向されかつ前記感光材料上の画
    像領域外に対応する光ビームを入射したとき所定の信号
    を出力する固有振動数がfm の信号出力手段と、 前記信号に基づいて主走査開始点から主走査されるよう
    に前記光源を制御する光源制御手段と、 を備えた露光装置であって、 整数をnとし、次式(2)から得られる前記主走査手段
    の振動と前記信号出力手段の固有振動によって生ずる感
    光材料上の画像の濃淡の空間周波数Aが、前記主走査手
    段の振動数及び前記信号出力手段の固有振動によって感
    光材料上に生じる画像の濃淡の空間周波数と前記画像の
    濃淡の濃度差との関係を表した視認曲線から得られる前
    記画像の濃淡が視認される領域の空間周波数の最小値よ
    り小さい値となるように、又は、前記視認曲線から得ら
    れる前記画像の濃淡が視認される領域の周波数の最大値
    より大きい値となるように、前記振動数fp 、前記固有
    振動数fm 及び副走査方向の走査間隔Lの少なくとも1
    つを設定した露光装置。 A=|fm −n・fp |/(L・fp )・・・(2)
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