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JP3514830B2 - 吸水性包装体並びにその製造方法 - Google Patents
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JP3514830B2 - 吸水性包装体並びにその製造方法 - Google Patents

吸水性包装体並びにその製造方法

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JP3514830B2 JP19029994A JP19029994A JP3514830B2 JP 3514830 B2 JP3514830 B2 JP 3514830B2 JP 19029994 A JP19029994 A JP 19029994A JP 19029994 A JP19029994 A JP 19029994A JP 3514830 B2 JP3514830 B2 JP 3514830B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半透膜により吸水性物
質を密封してなる吸水性包装体並びにその製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、生鮮食品の鮮度を保つために、そ
の輸送、加工、保存に際して半透膜と吸水性物質を組み
合わせたシート状吸水体を生鮮食品に密着させ、食品中
の水分を脱水することが行われている。
【0003】この使用方法としては、上記シート状吸水
体を上記食品の外周に被覆または巻き付ける等して密着
させ、次いで、この食品の輸送または保存の為にこれを
プラスチック袋に入れ、そのプラスチック袋の開口端部
を密閉するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにシート状吸水体を食品の外周に密着させる作業と
は別にこれをプラスチック袋に入れこの開口端部を密閉
する作業は面倒で手間がかかり、またコスト的にも高い
ものとなっていた。
【0005】本発明は上記のような問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的は半透膜と吸水性物質からなる吸
水体をプラスチック袋と一体化することによって生鮮食
品の輸送、加工、保存に便利な吸水性包装体並びにその
製造方法を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の吸水性包装体では、熱可塑性樹脂フィルム
よりなる筒状または袋状の包装体の開口部を熱接着、糊
付け、ファスナー等により封口自在にし、該包装体の内
面の一部または全体に半透膜に吸水性物質を積層してな
る吸水層体を一体的に付着してなる吸水性包装体におい
て、前記吸水層体が前記第1の熱可塑性樹脂フィルムと
同種の樹脂よりなる第2の熱可塑性樹脂フィルムと前記
半透膜との間に前記吸水性物質を挾持して構成され、該
第2の熱可塑性樹脂フィルムの周縁部が前記第1の熱可
塑性樹脂フィルムに熱融着されてなるのである。
【0007】また、本発明の吸水性包装体の製造方法で
は、熱可塑性樹脂フィルムを連続的に供給し、該フィル
ム上に半透膜に吸水性物質を積層してなる吸水体を供給
して該吸水性物質が該フィルム側に位置するように積層
し、該半透膜を該フィルム上に接着し、該フィルムを該
吸水体を内側にして筒状または袋状に形成してなるので
ある。
【0008】更に好ましい本発明の吸水性包装体の製造
方法では、第1の熱可塑性樹脂性フィルムと第2の熱可
塑性樹脂性フィルムとを準備し、半透膜に吸水性物質を
塗布してなる吸水体を第2の熱可塑性樹脂フィルム上に
供給して前記吸水性物質が該第2の熱可塑性樹脂フィル
ム側に位置するように積層して前記半透膜を前記第2の
熱可塑性樹脂フィルムに接着した吸水層体を予め準備
し、該第2の熱可塑性樹脂フィルムを前記第1の熱可塑
性樹脂フィルム上に積層した後、該第1と第2のフィル
ムを加熱プレスすることによって一体的に熱融着し、し
かる後該第1の熱可塑性樹脂フィルムを該吸水層体を内
側にして筒状または袋状に形成してなるのである。
【0009】
【作用】本発明の吸水性包装体の使用に際しては、包装
体の開口部を開けてその中に魚等の生鮮食品を入れ、内
部の吸水層体を食品に密着させるとともに包装体内の空
気を抜くようにしてその開口部を封口する。この包装体
を例えば冷蔵庫内に入れるなどして保存しておくと、食
品内の水分が浸透圧により半透膜を通過して吸水性物質
内に移行し、生鮮食品内の過剰水分が脱水され、食品の
鮮度が保たれる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の好適な実施例について添付図
面を参照にして説明する。
【0011】図1は本発明に係る吸水性包装体を袋体に
形成した場合の実施例を示し、この袋体1は三方が熱シ
ールされたもので、その上面及び下面は図2に示すよう
に四層構造となっている。袋体1の最外層は第1の熱可
塑性樹脂フィルム2からなり、その内面に三層構造の吸
水層体3が一体的に接着されている。この吸水層体は外
側の第2の熱可塑性樹脂フィルム4と内側の半透膜5と
の間に吸水性物質6を密封することによって形成されて
いる。また、袋体1の開口端の第1の熱可塑性樹脂フィ
ルム2の内面には袋体を開閉自在に密閉するために凹凸
嵌合する帯状のファスナー7a、7bが一体的に付設さ
れている。
【0012】上記の第1の熱可塑性樹脂フィルム2と第
2の熱可塑性樹脂フィルム4とは同種のものを選択する
と接着が容易であるので好ましい。このため、例えばポ
リ塩化ビニール、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
エチレンテレフタレート、ナイロン、ポリカーボネー
ト、ポリブテンー1、ブタジエン樹脂など食品包装用フ
ィルムが適している。特に、食品が冷凍保存されること
が多いことから、低温時の強度及び柔軟性に優れた低密
度ポリエチレンが好適である。尚、上記の樹脂としては
酸素透過性が低いにこしたことはないが、ポリエチレン
のように酸素透過性を有していても、半透膜と吸水性物
質が酸素不透過性であるため、特別な対策をとらなくて
も、全体としては酸素透過性の低い包装体を得ることが
できる。
【0013】また、上記の熱可塑性樹脂フィルムとして
脂肪族ポリエステル樹脂(「ビオノーレ」昭和高分子
(株)の登録商標)を使用すると、これは生分解性を有
するため、生分解性を有する半透膜と吸水性物質と組み
合わせることによって本発明の包装体全体を生分解性に
することができ、環境保護の点から好ましい。
【0014】上記の吸水性物質5としては食用糖類、親
水性アルコール、水溶性糊料などを組み合わせたものを
使用した場合には、この吸水性物質が例え漏液したとし
ても食用上安全であるために好適である。
【0015】また、上記の半透膜6としては水分と水に
溶解する低分子量物質を選択的に透過する普通セロハ
ン、ポリビニールアルコール膜、酢酸セルロース膜、コ
ロジオン膜などの薄膜が好適である。
【0016】半透膜6と第2の熱可塑性樹脂フィルム4
との接着は、ポリウレタン系のドライラミネート接着剤
やポリオレフィン系接着剤、例えば「アドテックス」
(昭和電工(株)の登録商標)、を使用すると接着効率
を上げることができる。
【0017】上記実施例では、袋体1の開口端部を開閉
する手段として凹凸嵌合する帯状のファスナー7を示し
たが、これ以外に接着・剥離を繰り返し行うことのでき
る自己粘着性接着剤を上記ファスナーの代わりに塗布す
るようにしてもよいし、或いはファスナーの代わりに剥
離紙を付設した粘着剤を付着し、使用時に剥離紙を剥が
して粘着剤で接着するようにしてもよいし、或いはまた
熱融着によって密封するようにしてもよい。
【0018】上記の袋体1を形成するには、予め上記三
層構造の吸水層体3を形成し、この吸水層体3における
第2の熱可塑性樹脂フィルム層4をこれよりも面積の大
きな第1の熱可塑性樹脂フィルム層2と熱接着などによ
って一体的に接着して図3に示すようなシート状材を一
対作成し、これらのシート状材を吸水体層を内側にして
重ね合わせ、その三辺を熱接着してやればよい。
【0019】この三層構造の吸水体層3を形成するに
は、本発明者の先願に係る特願平6−98494に示す
ように、半透膜を吸水性物質を溜めている貯槽の下面に
沿って走行させることによってこの半透膜の上面に吸水
性物質を接触させ、上記半透膜の進行方向前方における
貯槽の前端部に半透膜の走行方向と交差する方向に延在
して設けたスクレーバを半透膜の上面に接触させたり半
透膜の上面から僅かに離間させ、スクレーバが半透膜の
上面から離間したときに吸水性物質が半透膜の上面に塗
布され、一方スクレーバが半透膜の上面に接触したとき
にスクレーバの下端によって吸水性物質が半透膜の上面
からかき取られるようにして半透膜を連続的に搬送する
間に半透膜の上面の限られた部分に吸水性物質の薄層を
多数個分離形成する。この半透膜を連続的に搬送する間
に、この半透膜の上方から本発明の第2の熱可塑性樹脂
フィルム2に相当するフィルムを連続的に供給し、この
熱可塑性樹脂フィルムの下面に前記吸水性物質と重なら
ない形状に接着剤を塗布し、このフィルムを半透膜に重
ね合わせ、上記接着剤の塗布部をその外面から加熱圧着
することによって半透膜に間欠的に塗布した上記吸水性
物質の周囲を熱可塑性樹脂フィルムによって接着・密封
する。このようにして形成した吸水層体を図4並びに図
5に示している。図4及び図5においては第2の熱可塑
性フィルム層4の短手方向の幅を半透膜6の幅よりも若
干大きくして形成している。
【0020】図4及び図5に示された三層構造の吸水層
体3は次いで第1の熱可塑性樹脂フィルム2上に接着一
体化されるが、この第1の熱可塑性樹脂フィルム2の好
適な例を図6および図7に示した。この熱可塑性樹脂フ
ィルムの短手方向両端部には凹凸嵌合する帯状のプラス
チックファスナー片7a、7bがそれぞれ長手方向に沿
って一体的に熱融着されている。この第1の熱可塑性樹
脂フィルム2の上に三層構造の吸水層体3の第2の熱可
塑性樹脂フィルム4を重ねる。この時、図4に示した吸
水層体3の隣接する吸水材間の中央部を切断して両者の
間を十分に開けた状態で、第1の熱可塑性樹脂フィルム
2の上に三層構造の吸水層体3の第2の熱可塑性樹脂フ
ィルム4を重ねる。なお、この時に吸水層体3がプラス
チックファスナー片7a、7bを覆わないようにする。
次いで、吸水層体3の上から平面矩形の吸水性物質を取
り囲むように熱プレスすることによって、第1の熱可塑
性樹脂フィルム2と第2の熱可塑性樹脂フィルムとを熱
融着し、図8に示すような中間積層体を得る。
【0021】次に、図8の中間積層体を横断線X−X線
に沿って折り曲げ、更に縦方向のY−Y線を含む吸水性
物質間の第1の熱可塑性樹脂フィルム2相互間を溶着
し、次いでY−Y線に沿って切断することによって、本
発明の包装体を効率よく製造することができる。
【0022】上記の包装体を効率よく製造する装置の概
略を図9に示している。先ず、図6に示すように予めプ
ラスチックファスナー7a、7bが接着された第1の熱
可塑性樹脂フィルム2が装置の左端に示されたロール1
0から連続的に引き出されコンベアー11上に送られ、
このフィルム2の上面にはホットメルト塗布器12によ
りホットメルト接着剤が塗布される。次いで、装置の上
方から、前記実施例で述べたように予め形成された三層
構造の吸水層体3がロール13から引き出され、ロータ
リーカッター14によって隣接する吸水材層5の間にお
いて切断分離され第2のコンベヤ15上に供給される。
第2のコンベヤ15はロール13から引き出された吸水
体層の搬送速度よりも高速に駆動されており、切断分離
された吸水層体3は相互に比較的大きく離れて第2のコ
ンベヤ上を搬送され、ガイド16を通って第1の熱可塑
性樹脂性フィルム上に供給される。この時、第1の熱可
塑性樹脂性フィルム上にはホットメルト接着剤が塗布さ
れているため、吸水層体は第1のフィルム上に仮止めさ
れる。次いで、これらは回転式ヒーター17を通過せら
れ、これによって第1の熱可塑性樹脂フィルム2の上面
と第2の熱可塑性樹脂フィルム4の下面とは両プラスチ
ックファスナー片7a、7bの内側近傍において図8に
示すように熱融着される。このように熱融着されたもの
は次いで半折り用の三角板18を通過して、図8のX−
Xに沿って折り曲げられ、次いでニップローラー19に
よって、プラスチックファスナー7a、7bが凹凸嵌合
され、ロータリーヒーター20に送られる。ロータリー
ヒーター20では図8のY−Y線を含む第1の熱可塑性
樹脂フィルムの内面同士が熱融着され、次いで第1の熱
可塑性樹脂性フィルムがY−Y線に沿ってカッター21
によって切断分離され、最終製品の袋体として得られ
る。
【0023】尚、本発明は上記の実施例以外に種々の変
形例が考えられ、例えば吸水性包装体としては袋体以外
に筒体を使用することができる。この場合、図3に示し
たようなシート状材を吸水体層側を内側にして重ね合わ
せ、相対向する両辺を熱融着などにより接着する。そし
て、両端開口部を前記袋体の開口部を閉じる場合と同様
に凹凸嵌合するプラスチックファスナー、接着剤などで
封口自在とすればよい。
【0024】
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明の吸水性包装体に
よれば、包装体の開口部からその内部に生鮮食品を挿入
し、その開口部を閉じれば普通の包装体と同様に食品の
輸送、加工、保存に便利であり、且つこれらの間に食品
中の水分が脱水されるので、食品の味覚を損なうことな
く保存性を著しく改善することができる。また、第1の
熱可塑性樹脂フィルムと第2の熱可塑性樹脂フィルムと
が同種の樹脂からなるので、その両者の融着が容易であ
る。
【0026】また、本発明の方法によれば吸水性包装体
を極めて効率よく製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸水性包装体を袋状に形成した場合の
一例を示す斜視図である。
【図2】図1の包装体の断面図である。
【図3】図1の包装体を構成する一方の面部材の接着前
の段階における断面図である。
【図4】本発明の包装体の製造に使用する連続して形成
された三層構造の吸水層体を示す平面図である。
【図5】図4のVーV線断面図である。
【図6】本発明の包装体の製造に使用する第1の熱可塑
性樹脂性フィルムの平面図である。
【図7】図6の断面図である。
【図8】図6の第1の熱可塑性樹脂性フィルム上に図4
の吸水層体を積層した状態を示す平面図である。
【図9】本発明の方法を実施する装置の概略を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 袋体 2 第1の熱可塑性樹脂フィルム 3 吸水層体 4 第2の熱可塑性樹脂フィルム 5 吸水性物質 6 半透膜 7a、7b プラスチック製ファスナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−57583(JP,A) 特開 平5−23103(JP,A) 特開 平4−265745(JP,A) 実開 平3−114774(JP,U) 実開 平2−67779(JP,U) 実開 平3−45838(JP,U) 実開 平1−22430(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 81/00 - 81/26 B65D 33/01

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の熱可塑性樹脂フィルムよりなる筒
    状または袋状の包装体の開口部を熱接着、糊付け、ファ
    スナー等により封口自在にし、該包装体の内面の一部ま
    たは全体に半透膜に吸水性物質を積層してなる吸水層体
    を一体的に付着してなる吸水性包装体において、前記吸
    水層体が前記第1の熱可塑性樹脂フィルムと同種の樹脂
    よりなる第2の熱可塑性樹脂フィルムと前記半透膜との
    間に前記吸水性物質を挾持して構成され、該第2の熱可
    塑性樹脂フィルムの周縁部が前記第1の熱可塑性樹脂フ
    ィルムに熱融着されてなることを特徴とする吸水性包装
    体。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂フィルムを連続的に供給
    し、該フィルム上に半透膜に吸水性物質を積層してなる
    吸水体を供給して該吸水性物質が該フィルム側に位置す
    るように積層し、該半透膜を該フィルム上に接着し、該
    フィルムを該吸水体を内側にして筒状または袋状に形成
    してなることを特徴とする吸水性包装体の製造方法。
  3. 【請求項3】 第1の熱可塑性樹脂性フィルムと第2の
    熱可塑性樹脂性フィルムとを準備し、半透膜に吸水性物
    質を塗布してなる吸水体を第2の熱可塑性樹脂フィルム
    上に供給して前記吸水性物質が該第2の熱可塑性樹脂フ
    ィルム側に位置するように積層して前記半透膜を前記第
    2の熱可塑性樹脂フィルムに接着した吸水層体を予め準
    備し、該第2の熱可塑性樹脂フィルムを前記第1の熱可
    塑性樹脂フィルム上に積層した後、該第1と第2のフィ
    ルムを加熱プレスすることによって一体的に熱融着し、
    しかる後該第1の熱可塑性樹脂フィルムを該吸水層体を
    内側にして筒状または袋状に形成してなることを特徴と
    する吸水性包装体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3114774U (ja) 2005-04-13 2005-10-27 株式会社マツオ 自動車用ボディーカバー収納装置

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