JP3521697B2 - トロイダル型無段変速機の潤滑機構 - Google Patents
トロイダル型無段変速機の潤滑機構Info
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- JP3521697B2 JP3521697B2 JP21644997A JP21644997A JP3521697B2 JP 3521697 B2 JP3521697 B2 JP 3521697B2 JP 21644997 A JP21644997 A JP 21644997A JP 21644997 A JP21644997 A JP 21644997A JP 3521697 B2 JP3521697 B2 JP 3521697B2
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- ring
- power roller
- trunnion
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/042—Guidance of lubricant
- F16H57/043—Guidance of lubricant within rotary parts, e.g. axial channels or radial openings in shafts
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/048—Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
- F16H57/0487—Friction gearings
- F16H57/049—Friction gearings of the toroid type
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
- Friction Gearing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両などに採用さ
れるトロイダル型無段変速機の潤滑機構の改良に関する
ものである。 【0002】 【従来の技術】従来から車両用の無段変速機として、一
対のトロイダル状に形成された入力ディスク、出力ディ
スクを入力軸と同軸上に配設し、入出力ディスクに狭
持、押圧される一対のパワーローラの傾転角(傾斜角)
を変更することで任意の変速比を無段階に設定可能なト
ロイダル型無段変速機が知られており、このようなトロ
イダル型無段変速機のパワーローラは傾転自在なトラニ
オンに、偏心したピボットシャフトを介して回転自在に
軸支され、例えば、特開平7−174201号公報に開
示されるものが知られている。 【0003】これは、図5に示すように、トラニオン3
は上下の端部側に回転軸3zと同軸の回転軸部3a、3
bを形成する一方、これら回転軸部3a、3bの間に
は、パワーローラ1を収装すべく入出力ディスクの外周
方向に張り出したオフセット部3cから形成される。 【0004】そして、パワーローラ1は所定量だけ偏心
したピボットシャフト2に軸支されており、このピボッ
トシャフト2は基端をトラニオン3のオフセット部3c
で揺動可能に支持される一方、先端部に軸支されたパワ
ーローラ1は軸C2まわりに回転する。 【0005】パワーローラ1はこのオフセット部3cと
の間に軸受部材としてボールベアリング8及び外輪7を
介して回転自在に支持されており、ピボットシャフト2
の先端側ではローラベアリング9を介して径方向に位置
決めされる。なお、外輪7とオフセット部3cの間には
ローラベアリング13が介装されてパワーローラ1が受
けるスラスト力を支持する。 【0006】トラニオン3の下端にはロッド6bが連結
されて、このロッド6bに連結した油圧サーボシリンダ
6のピストン6aが、トラニオン3を軸(3z)方向へ
駆動することで、パワーローラ1は回転軸3zまわりに
回動(以下、傾転という)し、入力ディスクと出力ディ
スクの接触半径が変化して変速比が連続的に変更され
る。 【0007】なお、入出力軸C0を挟んで対向配置され
たトラニオン3、3は、その上端側の回転軸部3a同士
をリンク4によって相互に連結され、下端側の回転軸部
3b同士はリンク5を介して相互に連結され、パワーロ
ーラ1、1に加わるスラスト力に抗してトラニオン3、
3の回転軸3z、3z間の距離を一定に保持する。 【0008】ここで、パワーローラ1を軸支するボール
ベアリング8とパワーローラ1及び外輪7の転動面1
a、7aの潤滑は、オフセット部3cを貫通する油路1
1から、ローラベアリング13側へ分岐した油路を介し
てピボットシャフト2の内部に形成された油路15へ導
かれたオイルが、油路15とほぼ直交して、図5の貫通
方向に形成されてボールベアリング8と対向する位置で
ピボットシャフト2外周に開口したオイル供給孔16か
ら噴射されることで、パワーローラ1と外輪7の間に介
装されたボールベアリング8とパワーローラ1及び外輪
7の転動面1a、7aが潤滑される。加えて、油路15
の先端部からはローラベアリング9にもオイルの供給が
行われる。 【0009】なお、油路11はトラニオン3の下部の回
転軸部3b側に形成された油路12と連通して図示しな
い油圧源からオイルの供給を受ける。 【0010】また、オフセット部3cを貫通した油路1
1の両端にはノズル14が形成されて、リンク4、5と
回転軸部3a、3bとの潤滑を行っている。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のトロイダル型無段変速機の潤滑機構にあっては、パ
ワーローラ1を軸支するボールベアリング8のオイル供
給口16が、パワーローラ1の回転軸C2に対して偏心
した位置にあるため、ボールベアリング8及び各転動面
1a、7aの潤滑及び冷却を全周で均一に行うことが難
しく、各ボールベアリング8及び転動面1a、7aの温
度を均一に保持できず、潤滑を優先するためにオイル供
給口16の数を増やすとピボットシャフト2の強度が低
下するという問題があった。 【0012】また、ピボットシャフト2は、トラニオン
3側の基端を軸にして揺動可能となっており、揺動した
際にはオイル供給口16からの噴射方向も変わるため、
常時最適な潤滑油供給位置を確保することが困難である
という問題もあった。 【0013】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、偏心したピボットシャフトに軸支されるパ
ワーローラ及び軸受の潤滑を、ピボットシャフトの強度
を低下させることなく、常時最適の位置で確実に行うこ
とを目的とする。 【0014】 【課題を解決するための手段】第1の発明は、入出力デ
ィスクの対向面に挟持されるとともに、トラニオンに基
端を揺動自在に支持されたピボットシャフトで回転自在
に支持されたパワーローラと、パワーローラに対向する
トラニオンとの間に介装されてパワーローラを軸支する
軸受部材と、前記トラニオン及びピボットシャフトの内
部に形成された油路と連通するとともに、前記軸受部材
に面したピボットシャフトの外周に開口する潤滑油供給
口とを備えたトロイダル型無段変速機の潤滑機構におい
て、前記潤滑油供給口を覆う位置でピボットシャフトに
配設されるとともに、内部に油路を画成したリングと、
このリングに貫通形成されて、所定の位置で前記軸受部
材へ潤滑油を供給する開口部とを備え、前記リングは、
ピボットシャフトの軸まわりで回動可能に支持されると
ともに、所定の位置にウェイトを固設する。 【0015】 【0016】 【発明の効果】したがって、第1の発明は、パワーロー
ラをスラスト方向で軸支する軸受部材は、トラニオン及
びピボットシャフトの内部に形成された油路からのオイ
ルで潤滑、冷却が行われており、ピボットシャフトの外
周に開口した潤滑油供給口へ導かれたオイルはリング内
周を満たした後に、所定の位置に配設された開口部から
軸受部材へ向けて噴射されるため、リングに形成する開
口部の位置及び数を潤滑及び冷却に必要なものに設定す
ることができ、このとき、ピボットシャフトに加工を施
す必要がないため、ピボットシャフトの強度を確保しな
がら最適な位置で潤滑を行うことが可能となり、潤滑性
能を向上させてトロイダル型無段変速機の耐久性を向上
させることができる。 【0017】そして、リングをピボットシャフトの軸ま
わりに回動可能とするとともに、所定の位置にウェイト
を設けたため、パワーローラが傾転して、ピボットシャ
フトが基端を軸に揺動すると、リングはウェイトが重力
方向に位置するように回動し、開口部は重力方向に対し
て常時所定の方向へオイルを噴射することができ、ピボ
ットシャフトの揺動にかかわらず常時最適な潤滑油供給
位置を保持することが可能となって、前記従来例に比し
て潤滑及び冷却性能を向上させることが可能となる。 【0018】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて説明する。 【0019】図1は、前記従来例の図5に示したトロイ
ダル型無段変速機に本発明を適用した一例を示し、同一
のものに同一の図番を付して重複説明を省略する。 【0020】図1、図2において、パワーローラ1を軸
支するピボットシャフト2の内部には、パワーローラ1
の軸線方向に沿って油路15が形成され、トラニオン3
の内部に形成した油路11と連通する。 【0021】そして、パワーローラ1と外輪7の間に介
装された軸受部材としてのボールベアリング8と対向す
るピボットシャフト2の外周には、図2の水平方向(図
1の紙面の貫通方向)に形成されたオイル供給口16が
形成されており、このオイル供給口16(潤滑油供給
口)は途中で油路15と連通する。 【0022】オイル供給口16が開口したピボットシャ
フト2の外周には、ほぼコの字状断面を備えたリング2
0がオイル供給口16を覆うように嵌合して、内部には
環状の油路を形成する。このリング20の径方向の高さ
は、ピボットシャフト2の外周からボールベアリング8
のリテーナ8aに当接しない所定の高さを備え、さらに
リング20の幅(ピボットシャフト2の軸方向の長さ)
は、相対回転するパワーローラ1と当接しない寸法に設
定される。 【0023】そして、リング20の所定の位置には、ボ
ールベアリング8へ向けてオイルを噴射する噴射口21
(開口部)が複数貫通形成され、例えば、図2のよう
に、リング20の最上部と、この最上部の両側の計3カ
所に配設される。 【0024】以上のように形成されて、次に作用につい
て説明する。 【0025】トラニオン3の油路11及びピボットシャ
フト2の油路15を介してオイル供給口16へ導かれた
オイルは、ピボットシャフト2の外周を覆うリング20
の内部へ流入して、このリング20内部を満たした後
に、貫通形成された噴射口21からボールベアリング8
へ向けて噴射され、ボールベアリング8及び転動面1
a、7aの潤滑、冷却を行う。 【0026】このオイルの噴射は、噴射口21の配設位
置で行われるため、本実施形態のように、最適噴射位置
を図2のように、リング20の最上部と最上部を挟む両
側の斜め上方とした場合、リング上方へ向けて合計3カ
所から上方及び斜め上方へ噴射することができ、前記従
来例のようにオイル供給口16から水平方向へ噴射する
のに比して、油膜が薄くなりやすいボールベアリング8
及び転動面1a、7aの上部へ重点的に給油すること
で、パワーローラ1、外輪7及びボールベアリング8の
潤滑、冷却を確実に行うことができ、噴射口21の位置
及び数は冷却性能に応じて任意に設定できる。 【0027】そして、リング20はピボットシャフト2
の外周に嵌合するだけなので、ピボットシャフト2に加
工を施す必要がなく、前記従来例のようなピボットシャ
フト2へ容易に取り付けることができるとともに、ピボ
ットシャフト2の強度を確保することができ、トロイダ
ル型無段変速機の耐久性を向上させることができるので
ある。 【0028】図3、図4は、第2の実施形態を示し、前
記第1実施形態のリング20の下部にウェイト22を設
けるとともに、リング20をピボットシャフト2の軸C
2まわりに回動可能としたもので、その他の構成は前記
第1実施形態と同様である。 【0029】さらに、リング20を軸C2まわりに回動
可能としたため、リング20はピボットシャフト2の軸
方向へも変位可能となってしまうので、ピボットシャフ
ト2にはリング20内周がオイル供給口16と対向する
位置を維持するように図4に示すサークリップ24、2
4などで軸方向の変位を規制される。 【0030】この場合、ウェイト22をリング2の下部
に設けるとともに、リング20をピボットシャフト2の
軸C2まわりに回動可能にしたため、パワーローラ1が
傾転して、ピボットシャフト2が基端を軸に揺動する
と、リング20はウェイト22が最下部(重力方向)に
位置するように回動する。 【0031】このため、噴射口21はピボットシャフト
2の揺動にかかわらず、常時最上部と斜め上方へ向けて
オイルを噴射することができ、常時最適な潤滑油供給位
置を保持することが可能となって、前記従来例に比して
潤滑及び冷却性能を向上させることが可能となるのであ
る。 【0032】なお、上記実施形態において、最適な潤滑
油供給位置を最上部及び斜め上方としたが、トロイダル
型無段変速機の搭載方向によって最適な潤滑油供給位置
は変更されるものであり、噴射口21の開口位置は搭載
方向等に応じて適宜変更すればよい。
れるトロイダル型無段変速機の潤滑機構の改良に関する
ものである。 【0002】 【従来の技術】従来から車両用の無段変速機として、一
対のトロイダル状に形成された入力ディスク、出力ディ
スクを入力軸と同軸上に配設し、入出力ディスクに狭
持、押圧される一対のパワーローラの傾転角(傾斜角)
を変更することで任意の変速比を無段階に設定可能なト
ロイダル型無段変速機が知られており、このようなトロ
イダル型無段変速機のパワーローラは傾転自在なトラニ
オンに、偏心したピボットシャフトを介して回転自在に
軸支され、例えば、特開平7−174201号公報に開
示されるものが知られている。 【0003】これは、図5に示すように、トラニオン3
は上下の端部側に回転軸3zと同軸の回転軸部3a、3
bを形成する一方、これら回転軸部3a、3bの間に
は、パワーローラ1を収装すべく入出力ディスクの外周
方向に張り出したオフセット部3cから形成される。 【0004】そして、パワーローラ1は所定量だけ偏心
したピボットシャフト2に軸支されており、このピボッ
トシャフト2は基端をトラニオン3のオフセット部3c
で揺動可能に支持される一方、先端部に軸支されたパワ
ーローラ1は軸C2まわりに回転する。 【0005】パワーローラ1はこのオフセット部3cと
の間に軸受部材としてボールベアリング8及び外輪7を
介して回転自在に支持されており、ピボットシャフト2
の先端側ではローラベアリング9を介して径方向に位置
決めされる。なお、外輪7とオフセット部3cの間には
ローラベアリング13が介装されてパワーローラ1が受
けるスラスト力を支持する。 【0006】トラニオン3の下端にはロッド6bが連結
されて、このロッド6bに連結した油圧サーボシリンダ
6のピストン6aが、トラニオン3を軸(3z)方向へ
駆動することで、パワーローラ1は回転軸3zまわりに
回動(以下、傾転という)し、入力ディスクと出力ディ
スクの接触半径が変化して変速比が連続的に変更され
る。 【0007】なお、入出力軸C0を挟んで対向配置され
たトラニオン3、3は、その上端側の回転軸部3a同士
をリンク4によって相互に連結され、下端側の回転軸部
3b同士はリンク5を介して相互に連結され、パワーロ
ーラ1、1に加わるスラスト力に抗してトラニオン3、
3の回転軸3z、3z間の距離を一定に保持する。 【0008】ここで、パワーローラ1を軸支するボール
ベアリング8とパワーローラ1及び外輪7の転動面1
a、7aの潤滑は、オフセット部3cを貫通する油路1
1から、ローラベアリング13側へ分岐した油路を介し
てピボットシャフト2の内部に形成された油路15へ導
かれたオイルが、油路15とほぼ直交して、図5の貫通
方向に形成されてボールベアリング8と対向する位置で
ピボットシャフト2外周に開口したオイル供給孔16か
ら噴射されることで、パワーローラ1と外輪7の間に介
装されたボールベアリング8とパワーローラ1及び外輪
7の転動面1a、7aが潤滑される。加えて、油路15
の先端部からはローラベアリング9にもオイルの供給が
行われる。 【0009】なお、油路11はトラニオン3の下部の回
転軸部3b側に形成された油路12と連通して図示しな
い油圧源からオイルの供給を受ける。 【0010】また、オフセット部3cを貫通した油路1
1の両端にはノズル14が形成されて、リンク4、5と
回転軸部3a、3bとの潤滑を行っている。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のトロイダル型無段変速機の潤滑機構にあっては、パ
ワーローラ1を軸支するボールベアリング8のオイル供
給口16が、パワーローラ1の回転軸C2に対して偏心
した位置にあるため、ボールベアリング8及び各転動面
1a、7aの潤滑及び冷却を全周で均一に行うことが難
しく、各ボールベアリング8及び転動面1a、7aの温
度を均一に保持できず、潤滑を優先するためにオイル供
給口16の数を増やすとピボットシャフト2の強度が低
下するという問題があった。 【0012】また、ピボットシャフト2は、トラニオン
3側の基端を軸にして揺動可能となっており、揺動した
際にはオイル供給口16からの噴射方向も変わるため、
常時最適な潤滑油供給位置を確保することが困難である
という問題もあった。 【0013】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、偏心したピボットシャフトに軸支されるパ
ワーローラ及び軸受の潤滑を、ピボットシャフトの強度
を低下させることなく、常時最適の位置で確実に行うこ
とを目的とする。 【0014】 【課題を解決するための手段】第1の発明は、入出力デ
ィスクの対向面に挟持されるとともに、トラニオンに基
端を揺動自在に支持されたピボットシャフトで回転自在
に支持されたパワーローラと、パワーローラに対向する
トラニオンとの間に介装されてパワーローラを軸支する
軸受部材と、前記トラニオン及びピボットシャフトの内
部に形成された油路と連通するとともに、前記軸受部材
に面したピボットシャフトの外周に開口する潤滑油供給
口とを備えたトロイダル型無段変速機の潤滑機構におい
て、前記潤滑油供給口を覆う位置でピボットシャフトに
配設されるとともに、内部に油路を画成したリングと、
このリングに貫通形成されて、所定の位置で前記軸受部
材へ潤滑油を供給する開口部とを備え、前記リングは、
ピボットシャフトの軸まわりで回動可能に支持されると
ともに、所定の位置にウェイトを固設する。 【0015】 【0016】 【発明の効果】したがって、第1の発明は、パワーロー
ラをスラスト方向で軸支する軸受部材は、トラニオン及
びピボットシャフトの内部に形成された油路からのオイ
ルで潤滑、冷却が行われており、ピボットシャフトの外
周に開口した潤滑油供給口へ導かれたオイルはリング内
周を満たした後に、所定の位置に配設された開口部から
軸受部材へ向けて噴射されるため、リングに形成する開
口部の位置及び数を潤滑及び冷却に必要なものに設定す
ることができ、このとき、ピボットシャフトに加工を施
す必要がないため、ピボットシャフトの強度を確保しな
がら最適な位置で潤滑を行うことが可能となり、潤滑性
能を向上させてトロイダル型無段変速機の耐久性を向上
させることができる。 【0017】そして、リングをピボットシャフトの軸ま
わりに回動可能とするとともに、所定の位置にウェイト
を設けたため、パワーローラが傾転して、ピボットシャ
フトが基端を軸に揺動すると、リングはウェイトが重力
方向に位置するように回動し、開口部は重力方向に対し
て常時所定の方向へオイルを噴射することができ、ピボ
ットシャフトの揺動にかかわらず常時最適な潤滑油供給
位置を保持することが可能となって、前記従来例に比し
て潤滑及び冷却性能を向上させることが可能となる。 【0018】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて説明する。 【0019】図1は、前記従来例の図5に示したトロイ
ダル型無段変速機に本発明を適用した一例を示し、同一
のものに同一の図番を付して重複説明を省略する。 【0020】図1、図2において、パワーローラ1を軸
支するピボットシャフト2の内部には、パワーローラ1
の軸線方向に沿って油路15が形成され、トラニオン3
の内部に形成した油路11と連通する。 【0021】そして、パワーローラ1と外輪7の間に介
装された軸受部材としてのボールベアリング8と対向す
るピボットシャフト2の外周には、図2の水平方向(図
1の紙面の貫通方向)に形成されたオイル供給口16が
形成されており、このオイル供給口16(潤滑油供給
口)は途中で油路15と連通する。 【0022】オイル供給口16が開口したピボットシャ
フト2の外周には、ほぼコの字状断面を備えたリング2
0がオイル供給口16を覆うように嵌合して、内部には
環状の油路を形成する。このリング20の径方向の高さ
は、ピボットシャフト2の外周からボールベアリング8
のリテーナ8aに当接しない所定の高さを備え、さらに
リング20の幅(ピボットシャフト2の軸方向の長さ)
は、相対回転するパワーローラ1と当接しない寸法に設
定される。 【0023】そして、リング20の所定の位置には、ボ
ールベアリング8へ向けてオイルを噴射する噴射口21
(開口部)が複数貫通形成され、例えば、図2のよう
に、リング20の最上部と、この最上部の両側の計3カ
所に配設される。 【0024】以上のように形成されて、次に作用につい
て説明する。 【0025】トラニオン3の油路11及びピボットシャ
フト2の油路15を介してオイル供給口16へ導かれた
オイルは、ピボットシャフト2の外周を覆うリング20
の内部へ流入して、このリング20内部を満たした後
に、貫通形成された噴射口21からボールベアリング8
へ向けて噴射され、ボールベアリング8及び転動面1
a、7aの潤滑、冷却を行う。 【0026】このオイルの噴射は、噴射口21の配設位
置で行われるため、本実施形態のように、最適噴射位置
を図2のように、リング20の最上部と最上部を挟む両
側の斜め上方とした場合、リング上方へ向けて合計3カ
所から上方及び斜め上方へ噴射することができ、前記従
来例のようにオイル供給口16から水平方向へ噴射する
のに比して、油膜が薄くなりやすいボールベアリング8
及び転動面1a、7aの上部へ重点的に給油すること
で、パワーローラ1、外輪7及びボールベアリング8の
潤滑、冷却を確実に行うことができ、噴射口21の位置
及び数は冷却性能に応じて任意に設定できる。 【0027】そして、リング20はピボットシャフト2
の外周に嵌合するだけなので、ピボットシャフト2に加
工を施す必要がなく、前記従来例のようなピボットシャ
フト2へ容易に取り付けることができるとともに、ピボ
ットシャフト2の強度を確保することができ、トロイダ
ル型無段変速機の耐久性を向上させることができるので
ある。 【0028】図3、図4は、第2の実施形態を示し、前
記第1実施形態のリング20の下部にウェイト22を設
けるとともに、リング20をピボットシャフト2の軸C
2まわりに回動可能としたもので、その他の構成は前記
第1実施形態と同様である。 【0029】さらに、リング20を軸C2まわりに回動
可能としたため、リング20はピボットシャフト2の軸
方向へも変位可能となってしまうので、ピボットシャフ
ト2にはリング20内周がオイル供給口16と対向する
位置を維持するように図4に示すサークリップ24、2
4などで軸方向の変位を規制される。 【0030】この場合、ウェイト22をリング2の下部
に設けるとともに、リング20をピボットシャフト2の
軸C2まわりに回動可能にしたため、パワーローラ1が
傾転して、ピボットシャフト2が基端を軸に揺動する
と、リング20はウェイト22が最下部(重力方向)に
位置するように回動する。 【0031】このため、噴射口21はピボットシャフト
2の揺動にかかわらず、常時最上部と斜め上方へ向けて
オイルを噴射することができ、常時最適な潤滑油供給位
置を保持することが可能となって、前記従来例に比して
潤滑及び冷却性能を向上させることが可能となるのであ
る。 【0032】なお、上記実施形態において、最適な潤滑
油供給位置を最上部及び斜め上方としたが、トロイダル
型無段変速機の搭載方向によって最適な潤滑油供給位置
は変更されるものであり、噴射口21の開口位置は搭載
方向等に応じて適宜変更すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すトラニオン及びパワ
ーローラの縦断面図。 【図2】同じく、図1のA−A矢示断面図である。 【図3】第2の実施形態を示し、トラニオン及びパワー
ローラの縦断面図。 【図4】同じく、ピボットシャフト及びリングの断面図
である。 【図5】従来例を示し、トロイダル型無段変速機の縦断
面図。 【符号の説明】 1 パワーローラ 2 偏心軸 3 トラニオン 4、5 リンク 6 油圧サーボシリンダ 6a ピストン 6b 軸部 7 外輪 8 ボールベアリング 9 ローラベアリング 10 ケーシング 11、12 油路 13 ローラベアリング 14 ノズル 15 油路 16 オイル供給口 20 リング 21 噴射孔 22 ウェイト
ーローラの縦断面図。 【図2】同じく、図1のA−A矢示断面図である。 【図3】第2の実施形態を示し、トラニオン及びパワー
ローラの縦断面図。 【図4】同じく、ピボットシャフト及びリングの断面図
である。 【図5】従来例を示し、トロイダル型無段変速機の縦断
面図。 【符号の説明】 1 パワーローラ 2 偏心軸 3 トラニオン 4、5 リンク 6 油圧サーボシリンダ 6a ピストン 6b 軸部 7 外輪 8 ボールベアリング 9 ローラベアリング 10 ケーシング 11、12 油路 13 ローラベアリング 14 ノズル 15 油路 16 オイル供給口 20 リング 21 噴射孔 22 ウェイト
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】入出力ディスクの対向面に挟持されるとと
もに、トラニオンに基端を揺動自在に支持されたピボッ
トシャフトで回転自在に支持されたパワーローラと、 パワーローラに対向するトラニオンとの間に介装されて
パワーローラを軸支する軸受部材と、 前記トラニオン及びピボットシャフトの内部に形成され
た油路と連通するとともに、前記軸受部材に面したピボ
ットシャフトの外周に開口する潤滑油供給口とを備えた
トロイダル型無段変速機の潤滑機構において、 前記潤滑油供給口を覆う位置でピボットシャフトに配設
されるとともに、内部に油路を画成したリングと、 このリングに貫通形成されて、所定の位置で前記軸受部
材へ潤滑油を供給する開口部とを備え、 前記リングは、ピボットシャフトの軸まわりで回動可能
に支持されるとともに、所定の位置にウェイトを固設し
た ことを特徴とするトロイダル型無段変速機の潤滑機
構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21644997A JP3521697B2 (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | トロイダル型無段変速機の潤滑機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21644997A JP3521697B2 (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | トロイダル型無段変速機の潤滑機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1163138A JPH1163138A (ja) | 1999-03-05 |
| JP3521697B2 true JP3521697B2 (ja) | 2004-04-19 |
Family
ID=16688708
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21644997A Expired - Fee Related JP3521697B2 (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | トロイダル型無段変速機の潤滑機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3521697B2 (ja) |
-
1997
- 1997-08-11 JP JP21644997A patent/JP3521697B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1163138A (ja) | 1999-03-05 |
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Legal Events
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