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JP3522649B2 - 屈曲部分を有する直棒状の杖 - Google Patents
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JP3522649B2 - 屈曲部分を有する直棒状の杖 - Google Patents

屈曲部分を有する直棒状の杖

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bent
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は,運動用の杖に関
する。
【0002】
【従来の技術】歩行等の日常の行動に使用される杖は、
進行方向前方に突かなければならないものの杖を突く位
置はそれほど前方ではなく、また杖を突くことによる衝
撃力がそれほど大きくないことから、腕に軸力が主とし
て作用し曲げモーメントが作用しないように、図10に
示されるようなT字型またはそれと同等の働きをするL
字型・コ型の握り(以下適宜「握り」を「グリップ」と
いう。)を有する杖が使用されている。
【0003】しかし、運動においてまた日常の行動にお
いても杖を進行方向のかなり前方に突いて、身体のバラ
ンスを保持したりあるいは杖を突くことによって生じる
大きな衝撃力に耐えなければならない場合がある。この
ような場合の典型的な例としてスキーの場合における杖
がある。以下においてはスキーの杖(以下適宜「スキー
ストック」または「ストック」という。)について述べ
るが、勿論これに限定されるものではない。スキーの場
合は、滑降中にバランスを保持しまた回転のきっかけを
つくる等のため雪面を瞬時に強く突く必要があり、この
強大な衝撃力によってストックに曲げモーメントが生
じ、その曲げモーメントにストック強度が不足するとス
トックは折損することになる。そのためストックは、曲
げモーメントが極力生じないように図7に示すように石
突きから握り上端まで直棒状のものが採用されている。
中にはストックの直棒状の素材(以下「シャフト」とい
う。)の中間あたりで少し曲線部分をもたせたストック
もあるが、これは滑降用のストックでスキーヤの身体に
添わせてストックから生ずる風の抵抗を少なくするため
のものであって、上述のストックの機能としては直棒状
のストックと異なるものではない。
【0004】スキーストックのグリップは、上述の日常
の歩行時に使用される杖のグリップ(図10)と異な
り、図8・図7に示すようなものが使用されている。こ
れらグリップの相違は、スキーストックの場合は滑降中
に生ずる強大な衝撃力を吸収する必要があり、この手首
にかかる衝撃力を腕全体を使って力学的にはモーメント
として弾力的に吸収する必要があることに起因する。し
かし、このスキーストックのグリップには次のような多
くの欠点がある。
【0005】スキー滑降時には、回転のきっかけをつく
るため等からストックを身体のかなり前方に突く必要が
ある。腕関節を曲げればストックの石突きは前方を向く
ものの、ストックを突かなければならない位置との距離
が長くなるため結局腕を伸ばさるを得ないが、一方腕を
伸ばすと石突きは前方を向かなくなるという相反する動
きとなる。このため、ストックを前方に突くには、腕を
なるべく伸ばした状態で手先が上方に向くように手首を
曲げることが不可欠となるが、この動き自体は以下に述
べるように身体構造上不自然な動きであって、特にスキ
ー初心者にはきつい行動となる。手首は図9中の角度B
に示すように手先を下方に曲げる場合はおよそ50度程
度とかなり曲げることができるため、この方向に手首を
曲げることは日常の行動や多くの運動、例えば剣道、に
見られる。一方これとは逆に手首を上方(図9中の角度
A)に曲げる場合は約22度程度と約半分程度以下しか
曲げることができないことからこの方向に積極的に手首
を曲げる行動は余り見られない。しかるにスキーの場合
は、スキーヤは滑降時必要に応じて滑降方向のかなり前
方の適確な位置にストックをすばやく突く必要があり、
このことは腕をかなり伸ばした状態で手首を上方に曲げ
て荷重を支えそれも衝撃的な大きな負荷に耐えなければ
ならないことを意味する。また、高速度になると身体が
後方になりがちであり、また深い雪では後傾姿勢になる
ため、ストックを前方向に突く必要性が高くなるにもか
かわらず、却って前方向に突くことが困難になり、この
ことは手首を一層上方に曲げる必要性が生じることを意
味する。このように身体構造上不自然な動きを要求され
るためスキーヤは手首の腱鞘炎にかかることも少なくな
い。
【0006】ストックの石突きを進行方向のかなり前方
に突く必要があるため、親指・人指指・中指あるいは薬
指だけで握り、小指あるいは薬指には力を込めないよう
にしている場合も往々にしてみかけられる。この場合に
は、ストックの充分な把握ができず、適切な位置にスト
ックをすばやく突けないおそれがある。また、ストック
にかかる負荷に対処するには、グリップの把握力によっ
て生じるグリップと掌との間に生じる摩擦力を大きくす
る必要があるが、このような握り方では必要な把握力の
確保が困難であることから充分な摩擦力が得られず、ス
トックにかかる大きな負荷に耐えられないことになる。
【0007】手首を上方に過度に曲げなければならない
という身体にとって不自然な行動の負担を軽減するため
に、図11に示すようにグリップ下端から石突き方向に
向かって3ないし8cm程度外れたところ(以下「グリ
ップ下方」という。)でシャフトを屈曲させることも考
えられる(以下この形式のストックを「グリップ下部屈
曲ストック」という。)。しかし、このグリップ下部屈
曲ストックは、曲げ加工によってシャフト断面は円形か
ら外れて楕円形状になり易く、このため断面二次モーメ
ントが減少してストックの強度そのものが低下し、それ
に加えて曲げたことによって発生する曲げモーメントが
作用することから屈曲部分でのストックの耐荷重能力の
大幅な低下は避けられない。このため、グリップ下部の
屈曲部分は切損し易くなり、ストックが折れた場合に身
体を損傷する恐怖感に常につきまとわれ、それを払拭す
ることができない。
【0008】また、グリップ下部屈曲ストックは、シャ
フトがグリップの下方で屈曲されていることから、グリ
ップを少し握り変えると石突きの位置が大きく左右に振
れてしまい、石突きの位置が一定しないという欠点があ
る。また、ストックを握りの軸まわりに回転させるとき
も、シャフトがグリップの下方で屈曲されていることか
ら、通常のストックに比べ違和感が大きい。
【0009】図9に示す手首の曲げ角度Aには個人差が
あることから、シャフトの屈曲角度は個人差に応じた屈
曲角度であることが望ましいが、グリップ下部屈曲スト
ックの場合は上述の強度上の問題から屈曲角度を必要に
応じた大きさの角度に設定することは困難である。
【0010】通常のストックでは、石突きからシャフト
を介して腕にかかる力の力点の延長線は掌部分を通過す
ることになるが、グリップ下部屈曲ストックでは、力点
の延長線は前腕部を通過することになることから、スト
ックの操作においてどうしても違和感が生じる。
【0011】通常のストックは、直棒状であるからパッ
キングがし易く運搬に支障がないが、グリップ下部屈曲
ストックでは、屈曲部分の位置と握り上端部との距離が
長くなることから直棒状態からのずれが大きく、パッキ
ングがしにくくまた運搬に支障が多い。
【0012】グリップ下部屈曲ストックでは、シャフト
の屈曲部分が外観上見える位置にあることから、屈曲加
工後にストック側面周りの印刷は困難であり、一方屈曲
加工前に印刷すると屈曲加工時に印刷を損傷し易い。
【0013】グリップ下部屈曲ストックでは、屈曲部分
からシャフト上端までの距離が長いことからストック加
工時におけるグリップの圧入・嵌合時に屈曲部分に余分
なモーメントが作用し圧入の困難性が増大する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、上記のよ
うな事情のもとで考えだされたものであって、手首の曲
げを無理に強いることなくかつ手首にかかる負担を軽減
して石突きを進行方向のかなり前方の希望する所定の位
置にすばやく繰り出すことを可能にする杖を、杖の握り
に相当する部分と杖のシャフトに嵌合するグリップに工
夫をこらすことよって、提供することをその課題とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願発明では次の技術的手段を講じている。
【0016】本願の請求項に記載した発明の一部を構
成する直棒状の素材からなる杖は、杖の握られる部分に
屈曲部分を設けることよって、手首の曲げを無理に強い
ることなくかつ手首にかかる負担を軽減して、石突きを
進行方向のかなり前方の希望する所定の位置にすばやく
繰り出すことができるようにしたことを特徴とする。勿
論屈曲部分の屈曲角度はスキーヤの熟練度・年齢・性別
等によって適宜設定できることはいうまでもない。
【0017】また本願の請求項に記載した発明は、握
った掌のくぼみに相応する屈曲部分を有するグリップの
該屈曲部分と0016記載の屈曲部分を設けた直棒状の
杖の該屈曲部分とを嵌合させて、掌内で杖に屈曲効果を
持たせることにより、手首の曲げを無理に強いることな
くかつ手首にかかる負担を軽減して、石突きを進行方向
のかなり前方の希望する所定の位置にすばやく繰り出す
ことができるようにした堅牢で効果的な杖を提供するこ
とを特徴とする。勿論この場合も屈曲部分の角度は掌の
くぼみに合わせて、熟練度・年齢・性別等を考慮して適
宜設定できることはいうまでもない。
【0018】本願の請求項に記載した発明は、握った
掌のくぼみに相応する屈曲部分を有するグリップに直棒
状の杖を嵌合することにより、簡易に効果的な杖を提供
することを特徴とする。
【0019】本願の請求項に記載した発明は、握りの
上端面(図4、59)に掌をあててストックを後方に押
し出して歩行力を高める歩行操作において、握りの上端
面の角度を当該上端面の点と石突きを通る直線に垂直に
することにより、握り上端面に加える腕からの力が杖に
曲げモーメントを極力生じさせないようにして石突きに
効果的に作用できるようにしたことを特徴とする。
【0020】本願の請求項に記載した発明は、シャフ
トの軸まわりに回転・固定できる機構を握りに持たせ
て、ストック使用者個々人に一層合致した杖を提供でき
るようにしたことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本願の好ましい実施の形態
を、添付図によって具体的に説明する。
【0022】図1は、本願発明の請求項ないしを網
羅した場合の発明の実施の一形態を示す。
【0023】図2は、本願発明の一部を構成する屈曲部
分を有する直棒状の杖の実施の形態を示す。図2aは、
直棒状の素材から加工され、掌の握り部分に屈曲部分を
形成したものを示す。また、屈曲部分は図2bに示すよ
うに直棒状の素材の側面の一部分に施される場合であっ
ても良い。屈曲部分は、直棒としての強度を損なう度合
がなるべく少なくなるように加工されることが望ましい
が、加工前の強度と同等である必要はなく、加工後の断
面は必らずしも加工前と同等でなくてもよく、例えば加
工前が円形断面であっても加工後の断面は多少楕円・長
円断面であってもよく、特に上端部は矩形であってもよ
い。屈曲角度としては、5°ないし30°程度が用いら
れる。
【0024】本願発明の請求項に相当する発明の実施
の形態は、図2に示すシャフト(11)に図3のグリッ
プ(21)を組み合わせ嵌合することによって達成され
る。図3aは、グリップの掌部分と指部分の双方に屈曲
部分を設けた場合を示す。この場合は、握ったときの違
和感があまり生じないように数段階の屈曲角度のあるも
のを、容易に製作することが可能である。図3bは、グ
リップの掌部分だけに屈曲部分を設けた場合を示すが、
これはグリップの掌部分だけに屈曲部分を設けてもある
程度屈曲の効果を持たせることが可能だからである。屈
曲角度としては、5°ないし30°程度が用いられ、大
きすぎると違和感が大きくなる。一般には、掌を握った
ときのくぼみ具合を基準にするのが望ましい。シャフト
とグリップの結合は、単なる圧入・嵌合でもよいが、接
着剤やボルト・ナット等によって行ってもよい。なお上
記ストックには、ストックの機能を充実させるため、通
常手革やリングが取り付けられる。
【0025】本願発明の請求項に相当する発明の実施
の形態は、直棒状のシャフトに図3のグリップ(21)
を組み合わせ嵌合することによって達成される。この場
合のシャフトとグリップの結合は上記0024と同様で
ある。
【0026】本願発明の請求項に相当する発明の実施
の形態を図4に示す。スキーで歩行する場合、握りの上
端面に掌をあててストックを後方に押し出すが、この際
握りの上端面を押す力の方向が石突きの方向を向くよう
にすれば杖に生じる曲げモーメントを少なくして歩行力
を高めることができることになる。これは、グリップ上
端面を当該上端面上の点と石突きとを通る直線に垂直に
することによって可能となり、その状況を図4に示す。
【0027】本願発明の請求項に相当する発明の実施
の形態を図5および図6に示す。グリップ(21)を握
ったときの石突きの位置を進行方向に対して左右に調整
したい場合(図5の実線・破線・一点鎖線で示すシャフ
ト(11))がある。この場合簡単にグリップをシャフ
トの軸まわりに回転させて固定できれば好都合である。
この回転調整後の固定方法としては、止栓(56)をシ
ャフト上端に押し込んで該止栓とグリップ(21)と接
着剤等で固定する方法、あるいはシャフトに開口を設け
てボルト(52)・ナット(53)で固定する方法等が
採用される。なお、止栓やボルト・ナットの開口部分
は、埋栓(54、55、57)で埋めておくことが望ま
しい。
【0028】
【発明の効果】本願発明は、以上説明したような形態で
実施され、以下に記載されるような顕著な効果を奏す
る。
【0029】従来のストックでは、身体のかなり前方の
的確な位置にストックを突くことは身体構造上困難であ
ったが、本願発明によるストック(以下「本願ストッ
ク」という。)はストックの握り部分で石突きが前方へ
向くように屈曲しているため、容易に希望する位置にス
トックを突くことが出来る。
【0030】ストックの石突きを進行方向のかなり前方
に突く必要があるため、ストックの握りを親指・人指指
・中指あるいは薬指だけにして、小指あるいは薬指をグ
リップから外している場合も往々にしてみかけられる
が、この場合にはストックの充分な把握ができないこと
になる。しかし、本願ストックは、グリップの屈曲部分
は握った掌のくぼみの形状にフィットするように屈曲さ
れているので全指でストックを把握でき、ストックの充
分な把握力が期待できる。
【0031】また、ストックにかかる負荷に対処するに
は、グリップの把握力によって生じるグリップと掌との
間に生じる摩擦力を大きくする必要があるが、通常のス
トックの0030記載の握り方では充分な把握力が得ら
れないため摩擦力を大きくできず負荷に耐えきれずにバ
ランスを崩す一因となる。しかし、本願ストックは、グ
リップ内で屈曲されていることからシャフトから腕にか
かる力の作用点は掌の拇指球部分にあり、したがって必
要とされる摩擦力そのものが少なくて足りることから、
少ない把握力で負荷に充分耐えることができ快適な滑降
を楽しむことが可能となる。
【0032】グリップ下部屈曲ストックは、曲げ加工に
よってシャフト断面は円形から外れて楕円形状になり易
く、このため断面二次モーメントが減少し、ストックの
強度そのものが低下する。それに加えて、曲げたことに
よって発生する曲げモーメントが加わることから屈曲部
分で切損する危険性は一段と高まり、切損した場合の身
体を損傷する恐怖感は大きくならざるを得ない。これを
防止して従来のストックと同程度の強さを持たせるため
には屈曲部分周辺はもとより、ストック全体の強度を上
げねばならず、これはストック重量の増加と生産コスト
の高価を招くことになる。しかし本願ストックは、握り
の部分内で屈曲されたストックであるから、シャフト強
度の低下は極くわずかであり、またグリップの剛性でシ
ャフトの断面形状が拘束されるため使用中でも断面に変
化が生じにくく断面二次モーメントの減少がなく、その
上余分な曲げモーメントが発生しないことから、切損の
危険性は少ない。さらに、屈曲部分の強度は、グリップ
そのものの剛性が加わることから、グリップのない部分
のシャフトよりも強度のあるものとなる。したがって、
本願ストックは従来の直棒状のストック(図7)と同等
の強度が得られる。
【0033】グリップ下部屈曲ストックは、シャフトだ
けがグリップの下方で屈曲されているため、グリップを
握り直すと石突きの位置が左右に振れてしまい易く、石
突きの位置が一定しないという欠点がある。一方、本願
ストックは、グリップは握った掌のくぼみの形状にフィ
ットするように屈曲されているため、握り直しても掌に
フィットするように握り直されることから石突きの位置
は一定に保持され易く、安定したストック操作が可能に
なる。また、グリップ下部屈曲ストックは、シャフトが
グリップの下方で屈曲されていることから、ストックを
振り回すときも通常のストックに比べ違和感が大きい
が、本願ストックは、グリップ内で屈曲されていてグリ
ップ以外では直棒状であるため、ストックを振り回すと
きも通常のストックに比べ違和感は殆ど生じない。
【0034】図7に示す手首の曲げ角度Aには個人差が
あることから、シャフトの屈曲角度は個人差に応じた屈
曲角度であることが望ましいが、グリップ下部屈曲スト
ックの場合は強度上の問題から屈曲角度を自由に設定す
ることは困難である。一方、本願ストックは、シャフト
がグリップ内で屈曲され強度的な低下は殆どないことか
ら、広範囲な角度で屈曲部分を設けることができ、その
上グリップそのものにおいてもある程度の屈曲角度を増
減調整することができることから、個人差に応じた屈曲
角度を有するストックを簡易に提供できるという利点を
有する。
【0035】通常のストックでは、石突きからシャフト
を介して腕にかかる力の力点の延長線は掌部分を通過す
ることになるが、グリップ下部屈曲ストックでは、力点
の延長線は前腕部を通過することになることから、スト
ックの操作においてどうしても違和感が生じる。一方、
本願ストックにおいては、グリップ内で屈曲されている
ことから石突きからシャフトを介して腕にかかる力の力
点の作用点は掌の拇指球部分にあり、したがって当該力
を手首を曲げない通常の手首の状態で容易に受けること
ができるため、従来のストックとの違和感は生ぜず腱鞘
炎になることも少ない。
【0036】通常のストックは、直棒状であるからパッ
キングがし易く運搬に支障がないが、グリップ下部屈曲
ストックでは、屈曲部分からシャフト上端までの距離が
長くなることから直棒状からのずれが大きく、パッキン
グがしにくく、すなわちスキーケースに入れにくく、運
搬に支障が多い。一方、本願ストックは、屈曲部分から
シャフト上端までの距離が短く直線性を損なわないこと
から従来のストックと大差なくスキーケースに格納する
ことができ運搬に支障が生じない。
【0037】グリップ下部屈曲ストックでは、シャフト
の屈曲部分が外観上見える位置にあることから、屈曲加
工後にストック側面周りの印刷は困難であり、一方屈曲
加工前に印刷すると屈曲加工時に印刷を損傷し易い。一
方、本願ストックは、屈曲部分はグリップの部分に覆わ
れることから、屈曲部分の印刷は不必要であり、シャフ
トの直線部分だけ印刷すればよいことから印刷は容易で
あり、コストの低減化を図ることができる。
【0038】グリップ下部屈曲ストックでは、屈曲部分
からシャフト上端までの距離が長いことからストック加
工時におけるグリップの圧入・嵌合時に屈曲部分に余分
なモーメントが作用し圧入の困難性が増大する。一方、
本願ストックは、屈曲部分からシャフト上端までの距離
が短いことからグリップ下部屈曲ストックに比べ、圧入
が容易であるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】グリップ部分を示す外観図である。(実施例)
【図2】直棒状杖の上端部の加工状況を示す外観図であ
る。
【図3】グリップの屈曲部分を示す外観図である。図3
aは掌部分と指部分の双方に屈曲部分を設けた場合を示
し、図3bは掌部分だけに屈曲部分を設けた場合を示
す。
【図4】グリップ上端面を、当該上端面上の点と石突き
とを通る直線に垂直にしたことを示す外観図である。
【図5】グリップ上端面から見た平面図である。
【図6】図6aはグリップ上端面から見た平面図、図6
bはグリップの垂直断面図である。
【図7】従来のスキーストックを示す外観図である。
【図8】従来のスキーストックを握った状態を示す外観
図である。
【図9】掌の曲げ可能範囲を示す外観図である。
【図10】歩行用のストックとその握り状態を示す外観
図である。
【図11】グリップ下部屈曲ストックを示す外観図であ
る。
【符号の説明】
11 シャフト 21 グリップ(握り) 51 グリップの屈曲部分 52 ボルト 53 ナット 54 埋栓 55 埋栓 56 止栓 57 埋栓 59 グリップ上端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63C 11/22

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】握られる部分に屈曲部分を有する握りの該
    屈曲部分が握った掌のくぼみに合わせて構成され、握り
    の該屈曲部分の屈曲点が、屈曲部分を有する直棒状の杖
    の該屈曲部分の屈曲点と合うように握りに杖が嵌合さ
    れ、握りの該屈曲部分の下部部分の方向と杖の方向が同
    方向となるように構成されたことを特徴とする杖
  2. 【請求項2】握られる部分に屈曲部分を有する握りの該
    屈曲部分が握った掌のくぼみに合わせて構成され、握り
    の該屈曲部分の下部部分の方向と直棒状の素材の方向が
    同方向となるように、握りの該下部部分に直棒状の素材
    が嵌合されたことを特徴とする杖
  3. 【請求項3】握りの上端面が,当該上端面上の点と石突
    きを通る直線に垂直であることを特徴とする請求項
    よび請求項の杖
  4. 【請求項4】直棒状素材の軸まわりに回転・固定できる
    機構を有する握りからなることを特徴とする請求項
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