JP3522774B2 - 電子部品処理用器材 - Google Patents
電子部品処理用器材Info
- Publication number
- JP3522774B2 JP3522774B2 JP10393092A JP10393092A JP3522774B2 JP 3522774 B2 JP3522774 B2 JP 3522774B2 JP 10393092 A JP10393092 A JP 10393092A JP 10393092 A JP10393092 A JP 10393092A JP 3522774 B2 JP3522774 B2 JP 3522774B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- norbornene
- carrier
- resin
- processing
- thermoplastic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
- Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Description
関し、さらに詳しくは半導体、液晶表示素子などの電子
部品の製造においてシリコンウェハやガラス基板などの
流通、運搬、現像・エッチングなどの各種薬品処理、脱
脂・水洗などの処理する際に用いられるキャリア、パイ
プ、チューブ、タンクなど、電子部品をプリント配線板
やハイブリッドICに自動で実装する際に電子部品を配
列供給するためのICトレー、キャリアーテープ、それ
らに保持された電子部品の保護用セパレーション・フィ
ルムなどに関する。
リコンウェハ上に電気絶縁層、配線材料層、層間絶縁層
などの積層、不要な層の剥離、接着性改良助剤やフォト
レジストなどの薬品の塗布、薬品の除去・洗浄、露光、
現像、エッチングにより微細画像を焼きつけ、不純物の
拡散など、複雑な工程を経て製造される。これらの各工
程毎に、工程に応じた薬品の塗布、薬品への浸漬、加熱
などの処理を行う。また、微細画像のもととなるガラス
マスクやレチクルも、ガラス基板上をフォトリソグラフ
ィ法により加工して製造されるが、同様の処理が行われ
る。
ばれるカセットに一定枚数毎に収納されて流通し、その
まま各工程間、各処理間を移動する。各処理において、
ウェハやガラス基板は、枝葉処理、すなわち、一枚一枚
別々に処理されることもあるが、通常、効率をよくする
ため、バッチ処理、すなわち、まとめて処理されること
が多い。例えば、現在、レジストの塗布・露光処理はバ
ッチ処理が不可能なため枝葉処理が行われ、現像処理は
枝葉処理、バッチ処理の両方が行われているが、洗浄処
理はバッチ処理で行われることが多い。バッチ処理を行
う場合は、キャリアに収納されたまま処理される。
導体製造用装置の規格にあった形状であり、枝葉処理を
する際のウェハやガラス基板の出し入れが自在であるこ
と、出し入れ時に異物の付着やキズの発生がないこと、
加熱処理や薬品処理に耐えることが要求される。加熱処
理の温度は、目的とする各処理によって異なるため、キ
ャリアの材質の耐熱温度が高いほど、キャリアの使用可
能な処理が多くなり好ましい。例えば、酸やアルカリに
よる洗浄などでは、50〜70℃以上に加熱される工程
などがあり、従って、成形品として、18.6kgf/
cm2の荷重撓み温度で70℃以上であることが好まし
い。
硝酸、リン酸、フッ硝酸、バッファード・フッ酸、塩酸
などの酸類;過酸化水素水;テトラメチルアンモニウム
ハイドロオキサイド(TMAHO)水溶液、コリン水溶
液、水酸化ナトリウム水溶液、水酸化カリウム水溶液、
アンモニア水;などのアルカリ水溶液;ヘキサメチルジ
シラザン、アセトン、イソプロピルアルコール、エトキ
シエチルアセテート、セロソルブ類、トリクロロエチレ
ンなどの有機溶媒;超純水と呼ばれる精製し除菌した水
などが用いられる。キャリアの材質がこれらの薬品の出
来るだけ多くに対して耐性があるほど、キャリアの使用
可能な処理が多くなり好ましい。
のカス、ゴミや異物などの汚染物が付着し、これらの除
去が困難であるため、適宜更新して使用する。そのた
め、生産性がよく、生産コストが安いものが好ましい。
さらに、汚染物の付着や、現像処理、エッチング処理、
洗浄処理などの終了などが確認しやすいように、透明で
あることが好ましい。
来、真鍮などの金属、ポリプロピレン(PP)、ポリテ
トラフルオロエチレン(PTFE)やペルフルオロアル
コキシフッ素樹脂(PFA)などのフッ素樹脂が用いら
れている。このうち、金属製のキャリアは寸法精度や耐
熱性に優れるものの重い、酸への耐性がない、ウェハや
ガラス基板の出し入れ時も擦れのために微少な削れやカ
スが発生する、不透明であるという問題がある。さら
に、金属製キャリアは別々に加工した部品を組み立てる
ために生産性が悪く、高価となるため、現在では殆ど使
用されていない。
あり、PP、PTFE、PFAが主に用いられている
が、これらの樹脂はいずれも上記の半導体製造用薬品の
多くに耐性があり、吸水性が0.02%程度以下と低
く、水をはじくため水切れが良いなどの理由で使用され
ている。
使い捨てによる利用が可能で、比重も0.9程度と軽
い。しかし、不透明であるほかに、射出成形時の収縮が
1.2〜2%とやや大きく寸法精度が悪い、18.6k
gf/cm2の荷重撓み温度で50〜65℃程度と耐熱
性が悪い、線膨張係数が10〜18×10ー5/℃と大き
く、温度変化にともなう寸法変化が大きいという欠点が
ある。このため、キャリアからウェハやガラス基板を一
括して移し替える作業の際に、それぞれ所定の位置に入
らずに重なったりするなどの問題があった。
滑り摩擦も小さく好適な材料である。しかし、射出成形
ができないため、圧縮成形による粗成形品を削りだし加
工により成形されている。このため、量産が困難であ
り、価格的に問題がある。また、比重も2以上と高く、
削り出し加工に耐えるようにある程度の厚みが必要であ
るため、キャリアはかなり重くなる。さらに、線膨張係
数が11〜13×10-5/℃と大きく、温度変化にとも
なう寸法変化が大きい。また、不透明である。
200℃以上と高い。しかし、透明性が不十分であり、
成形時の収縮が4〜5%と非常に大きく、また、線膨張
係数も12×10ー5/℃程度と大きく寸法精度の良い精
密な成形品が得られ難いという難点があり、また、樹脂
材料の合成が困難であり大量生産には適さず、価格的に
問題があった。
キャリアから微量な有機物等が溶出すると、精度の高い
製品を製造できないため、キャリアの材質としては、そ
のような有機物等の溶出の少ない樹脂等を選択する必要
がある。
前述の工程、処理、移動を行うために用いられるパイ
プ、バルブ、チューブ、タンク等についても、耐薬品
性、耐熱性、有機物低溶出性(薬液や超純水等を用いる
場合に微少なゴミや極微量の有機物が溶出しにくいこ
と)などが必要である。
量が比較的少ないポリビニリデンフルオリドやポリエー
テルエーテルケトンが使用されているが、有機物低抽出
性が不十分であり、より有機物低溶出性の配管材が求め
られていた。
リッドICに実装する際に電子部品を配列供給するため
のICトレー、キャリアーテープは成形での高い寸法制
度、低吸湿性、低帯電性、電子部品を保持した状態での
加熱乾燥のための耐熱性などが要求される。
硬質塩化ビニルなどが使用されているが、加熱により変
形するという問題があった。また、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリブチレンテレフタレートなどの結晶性ポ
リマーも検討されたが、加熱により反りが発生するとい
う問題があった。
出成形が可能であり量産に適し、耐熱性、耐湿性、耐薬
品性、透明性などに優れた樹脂として注目されている。
しかし、有機溶剤等に対する耐薬品性に優れていること
は知られていたが、半導体製造用等の強酸、強アルカリ
等の薬品にどの程度の耐性があるか、また、他の樹脂と
比較して、有機物の溶出量がどの程度であるかは知られ
ていなかった。
究の結果、熱可塑性ノルボルネン系樹脂が、各種の強
酸、強アルカリ等に耐性があり、また、樹脂中の有機物
が抽出されにくいために電子部品処理用器材の材料とし
て優れていることを見いだし、本発明を完成するに到っ
た。
ば、電子部品、その製造中間体、またはその製造工程の
処理液と接触する器材であり、その接触面が熱可塑性飽
和ノルボルネン系樹脂で形成されていることを特徴とす
る電子部品処理用器材が提供される。
ノルボルネン系樹脂は、特開平3−14882号や特開
平3−122137号などで公知の樹脂であり、具体的
には、ノルボルネン系単量体の開環重合体水素添加物、
ノルボルネン系単量体の付加型重合体、ノルボルネン系
単量体とオレフィンの付加型重合体、これらの重合体や
重合体水素添加物の変性物などが挙げられる。
平2−227424号、特開平2−276842号など
で公知の単量体であって、例えば、ノルボルネン、その
アルキル、アルキリデン、芳香族置換誘導体およびこれ
ら置換または非置換のオレフィンのハロゲン、水酸基、
エステル基、アルコキシ基、シアノ基、アミド基、イミ
ド基、シリル基等の極性基置換体、例えば、2−ノルボ
ルネン、5−メチル−2−ノルボルネン、5,5−ジメ
チル−2−ノルボルネン、5−エチル−2−ノルボルネ
ン、5−ブチル−2−ノルボルネン、5−エチリデン−
2−ノルボルネン、5−メトキシカルボニル−2−ノル
ボルネン、5−シアノ−2−ノルボルネン、5−メチル
−5−メトキシカルボニル−2−ノルボルネン、5−フ
ェニル−2−ノルボルネン、5−フェニル−5−メチル
−2−ノルボルネン等;ノルボルネンに一つ以上のシク
ロペンタジエンが付加した単量体、その上記と同様の誘
導体や置換体、例えば、1,4:5,8−ジメタノ−
1,2,3,4,4a,5,8,8a−2,3−シクロ
ペンタジエノナフタレン、6−メチル−1,4:5,8
−ジメタノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a−オ
クタヒドロナフタレン、1,4:5,10:6,9−ト
リメタノ−1,2,3,4,4a,5,5a,6,9,
9a,10,10a−ドデカヒドロ−2,3−シクロペ
ンタジエノアントラセン等;シクロペンタジエンの多量
体である多環構造の単量体、その上記と同様の誘導体や
置換体、例えば、ジシクロペンタジエン、2,3−ジヒ
ドロジシクロペンタジエン等;シクロペンタジエンとテ
トラヒドロインデン等との付加物、その上記と同様の誘
導体や置換体、例えば、1,4−メタノ−1,4,4
a,4b,5,8,8a,9a−オクタヒドロフルオレ
ン、5,8−メタノ−1,2,3,4,4a,5,8,
8a−オクタヒドロ−2,3−シクロペンタジエノナフ
タレン等;等が挙げられる。
でよく、必要に応じて、他の共重合可能な単量体と共重
合したり、水素添加することにより熱可塑性飽和ノルボ
ルネン系樹脂である熱可塑性ノルボルネン系重合体水素
添加物とすることができる。また、重合体や重合体水素
添加物を特開平3−95235号などで公知の方法によ
り、α,β−不飽和カルボン酸および/またはその誘導
体、スチレン系炭化水素、オレフィン系不飽和結合およ
び加水分解可能な基を持つ有機ケイ素化合物、不飽和エ
ポキシ単量体を用いて変性させてもよい。
・パーミエーション・クロマトグラフィ)分析により測
定した数平均分子量Dで1〜20万、重量平均分子量で
2〜60万が適当であり、好ましくは数平均分子量で2
〜10万、重量平均分子量で3〜30万であり、この範
囲よりも分子量が小さい場合には十分な強度が得られな
い、割れやすいなどの不都合があり、この範囲よりも分
子量が大きいと、成形時の流動性が悪くなり成形しにく
い、樹脂の合成時に再現性よくかつ生産性よく合成しに
くいという不都合が生じる。
からの分解や着色などの劣化を受けにくいという点から
はオレフィン性不飽和結合を多く含まないことが好まし
く、そのために重合後の構造単位のなかに1つ以上の炭
素−炭素不飽和結合が存在する場合には水素添加するこ
とが好ましく、その場合、通常、水素添加率は90%以
上、好ましくは95%以上、より好ましくは99%以上
である。
体の選定、分子量、変性反応などによりその特性が変化
する。例えば、半導体製造用キャリア用の成形材料とし
ては、18.6kgf/cm2の荷重撓み温度で70℃
以上のものが好ましく、90℃以上のものがより好まし
く、110℃以上のものが好ましい。この好ましい条件
を満たすためにには、通常、ガラス転移温度(以下、T
gという)が90℃以上、より好ましくは110℃以
上、特に好ましくは130℃以上である必要がある。上
記の分子量の範囲であれば、Tgを90℃以上にするた
めには、ホモポリマー水素添加物の場合は一般に、シク
ロペンタジエンの多量体、その誘導体や置換体、シクロ
ペンタジエンとテトラヒドロインデン等との付加物、そ
の誘導体や置換体など、三環体以上の単量体を用い、共
重合または共重合体水素添加物の場合には一般に、四環
体以上の単量体由来の構造単位を50%以上、より好ま
しくは70%以上、特に好ましくは90%以上含むよう
に重合するか、重合後に変性してそれと類似の構造にす
ればよい。ただし、射出成形の熱効率のためには、Tg
が200℃以下のものが好ましい。
用器材についても、耐熱性が必要な場合は、上記のよう
にして、必要な耐熱性をもたせることが好ましい。
体の種類などで若干は変化するが、概ね0.95〜1.
1である。
量体の種類などによって変わるが、比較的吸水性のよく
ない極性基を有するノルボルネン系単量体のホモポリマ
ー水素添加物の場合で0.3%以下、極性基を含まない
ノルボルネン系単量体のホモポリマーで0.1%以下、
より好ましくは0.01%以下の吸水率を持った樹脂の
合成が可能である。極性基を含まない単量体を重合した
樹脂は疎水性が高く、水の接触角で50°以上好ましく
は80°以上が可能で水を良く弾くため水キレがよく、
半導体製造用キャリアやトレイなどに適している。
収縮率は通常0.7〜0.9%、線膨張係数は6〜8×
10-5/℃の範囲にあり、さらに透明性を必要としない
場合には下記のようにフィラーや繊維等を含有させるこ
とにより、成形収縮率を0.2%程度、線膨張係数を2
×10ー5/℃程度にまで下げることも可能であり、温度
変化をともなう工程に用いる電子部品処理用器材の成形
材料として適している。
その重合、水素添加等の処理に由来する有機の不純物を
含有していても、成形後に水やアルコールなどの有機溶
媒等で洗浄して、表面の有機物を除去すれば、以後、有
機物は80℃の温水中で1日当りの有機物抽出量が有機
炭素量(TOC)で、500μg/m2以下しか溶出せ
ず、溶出量は実際上、問題とならず、接触した物に有機
物を付着させたり、接触した液に微量の有機物を溶出す
ることは実質的にない。
より、フェノール系やリン系などの老化防止剤;フェノ
ール系などの熱劣化防止剤;ベンゾフェノン系やヒンダ
ードアミン系などの紫外線安定剤;脂肪族アルコールの
エステル、多価アルコールの部分エステル及び部分エー
テルなどの助剤;などの各種添加剤を添加してもよい。
また、本発明の目的を損なわない範囲で、ポリブタジエ
ン、ポリイソプレン、SBS、SIS、SEBSなどの
ゴム、ポリスチレン、ポリ(メタ)アクリレート、ポリ
カーボネート、ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミ
ド、ポリイミド、ポリスルホンなど他の樹脂などを混合
して用いることもできる。さらに、透明性を必要としな
い電子部品処理用器材に用いる場合は、色分けによる識
別や耐熱性や強度等を改良することを目的として、各種
のタルクやチタン白などの鉱物系やその他のフィラー、
繊維、有機系または無機系の顔料などを用いることもで
きる。
いものが好ましく、帯電防止効果を有する添加物を添加
することが好ましい。そのような添加物としては、ステ
アリルアルコール、ベヘニルアルコールなどの長鎖アル
キルアルコール、グリセリンモノステアレート、ペンタ
エリスリトールモノステアレートなどの多価アルコール
の脂肪エステルなどの帯電防止剤や炭素繊維、グラファ
イト、無定型炭素、酸化スズ粉、アンチモン含有酸化ス
ズ粉、金属粉などの帯電防止フィラーや繊維などがあ
る。添加量は添加するものによって異なるが、帯電防止
剤は通常0.01〜10重量%程度、帯電防止フィラー
は通常1.0〜20重量%程度添加し、樹脂の表面抵抗
値を1012Ω以下、好ましくは1010Ω以下、より好ま
しくは108Ω以下にすることが好ましい。
部品処理用器材とは、(A)IC、LSIなどの半導体
やハイブリッドIC、液晶表示素子、発光ダイオードな
どの電子部品と接触する器材、(B)ウェハ、液晶基
板、これらに透明電極層や保護層などを積層したものな
どの製造中間体と接触する器材、及び(C)電子部品の
製造工程において製造中間体の処理に用いる薬液や超純
水などの処理液と接触する器材をいう。
子部品の製造中間体と接触する器材としては、例えば、
タンク、トレイ、キャリア、ケース、シッパー等の処理
用、および移送用容器;キャリアテープ、セパレーショ
ン・フィルム等の保護材;などが挙げられる。(C)処
理液と接触する器材としては、例えば、パイプ、チュー
ブ、バルブ、流量計、フィルター、ポンプ等などの配管
類;サンプリング容器、ボトル、アンプル、バッグなど
の液用容器類;などが挙げられる。
品、製造中間体、処理液と接触し、その接触面が熱可塑
性ノルボルネン系樹脂からなるものである。該接触面が
熱可塑性ノルボルネン系樹脂からなるものであれば、熱
可塑性ノルボルネン系樹脂を成形したものでも、熱可塑
性ノルボルネン系樹脂で表面を溶液塗布や粉体塗装など
の方法によってコートしたものでもよい。例えば、パイ
プなどは、金属製のパイプの内面を熱可塑性ノルボルネ
ン系樹脂でコートすれば強度に優れ、熱可塑性ノルボル
ネン系樹脂を押し出し成形等で成形すれば軽量のパイプ
が得られる。
導体製造用キャリアについて説明する。
に半導体製造に使用されているウェハは、シリコンの単
結晶で、厚みが500〜1000μm程度、直径は1.
5、2、2.5、3、3.5、4、5、6、8インチな
どの円形の非常に硬い板である。また、現在一般に使用
されている半導体製造用ガラス基板はガラスまたは合成
コルツ製の板でさり、厚みが1/8インチまたは2〜8
mm程度、一辺が4、5、6、7インチなどの方形の非
常に硬い板であり、その表面に微細な電子回路に相当す
るクロム等からなる画像を形成し、これを介してフォト
レジストの表面に画像状露光をするためのレチクルやフ
ォトマスクと呼ばれる板を形成する。
製造用キャリアは、ウェハやガラス基板どうしが接触す
ることなく保持、出し入れ可能であり、キャリアに収納
したまま、ウェハやガラス基板の加熱処理や薬品等への
浸漬処理が可能なようになっている必要がある。一般に
は、面どうしが平行な形で、互いに接触することなく収
納でき、面に平行な方向に一枚づつ接触することなく出
し入れが可能になっている。このような構造としては、
一般に、収納された状態で、ウェハやガラス基板と空間
が交互に層状に何層も積み重ねられた構造を、ウェハや
ガラス基板が取り出し方向以外には動かないように枠組
みされており、その枠組みに溝や突起などを設けること
により、ウェハやガラス基板どうしの間に空間を設けて
いる。さらに、加熱処理や薬品等への浸漬処理が効率的
に、またできるだけ均一にできるように、一般に、ウェ
ハやガラス基板の取り出し方向以外の方向からも、ウェ
ハやガラス基板の間の空間に液体等の流入口を開けてい
る。具体的な例としては、特開平2−63112号、特
開平2−143545号、特開平2−161745号、
特開平3−95954号などで公知のものや、図1に示
すもの、SEMI規格のなかに規定されたキャリアなど
を挙げることができる。
体製造用キャリアの様な複雑な形状のものを得るには、
例えば、金属部品を組み立てて製造したものに熱可塑性
ノルボルネン系樹脂をコートする方法などがある。熱可
塑性ノルボルネン系樹脂からのみ成るものを製造する方
法としては、一般的に削り出し加工か射出成形法しかな
く、どちらでもよい。量産性の点からは、熱可塑性ノル
ボルネン系樹脂のみからなるものを射出成形する方法が
好ましい。
射出成形機が使用可能で、成形時の樹脂の温度として
は、概ね200〜350℃程度が適当であり、その他の
条件は一般のポリスチレン等と同様の設定で成形でき
る。ポリカーボネート樹脂などで必要な予備乾燥やホッ
パードライヤは用いても良いが特に必要ない。
明の半導体製造用キャリアは、熱変形温度以下、通常は
Tg未満、好ましくはTg−10℃未満、より好ましく
はTg−20℃未満程度の環境で使用する。特に、ウェ
ハやガラス基板などを収納することなどにより荷重がか
かる場合は、荷重撓み温度未満で使用することが好まし
い。
学薬品は前述の通りであるが、このうち、強酸化性のあ
る硫酸で表面が炭化し、有機溶剤のうち塩素系溶剤であ
るトリクロロレチレン、トリクレンなどに溶解するが、
その他の薬品については耐性があり、本発明の半導体製
造用キャリアの使用できる処理の範囲は広い。
本発明をさらに具体的に説明する。
a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレンの
開環重合体に水素添加反応して得られた樹脂(数平均分
子量28,000、水添率ほぼ100%、Tg140
℃)の100重量部に対して0.2重量部のフェノール
系老化防止剤ペンタエリスリチル−テトラキス(3−
(3,5−ジ−ターシャリーブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオネート)を0.2重量部添加し、二軸
混練機(東芝機械製、TEM−35)を用いて、240
℃で溶融押し出し方によりペレットとした。
厚さ3mmの50mm×50mmの試験片を得た。 成形機: 型締め圧 350トン(東芝機械株式会社I
S−350FB−19A) 樹脂温: 280℃ 金型温度:100℃(固定側)、100℃(可動側)
f/cm2の荷重撓み温度120℃、成形収縮率0.7
%、線膨張係数7.0×10-5/℃、吸水性0.007
%、水の接触角89°、波長400〜700nmの範囲
で光線透過率は90%以上であった。
0%硝酸、リン酸、フッ硝酸(フッ酸7重量%、硝酸4
2重量%、水51重量%)、37%塩酸、30%過酸化
水素水、水酸化カリウム飽和水溶液、29%アンモニア
水、アセトン、イソプロピルアルコール、トリクロロエ
チレン、2.38重量%TMAHO水溶液、アルミニウ
ム用エッチング液(濃リン酸80重量%、硝酸5重量
%、氷酢酸5重量%、水10重量%)に5分間浸漬し
た。
表面が炭化したが、その他の薬品による影響は認められ
ず、良好な耐薬品性が示された。
配合する以外は参考例1と同様にし、さらに、二軸混練
機にで処理することを4回繰り返してペレットを得た。
形して、図1に示す3インチ・ウェハ用キャリアを得
た。
して、温度70℃に30分間放置したが、異常なかっ
た。
射出成形し、厚さ1mm、直径100mmの試験片を得
た。
あった。
℃、24時間の乾燥処理を5回繰り返したが、反り、ね
じれなどの外観の変化は認められなかった。
ンで成形し、3インチ・ウェハを収納して、温度70℃
に30分間放置したところ、変形し、ウェハを保持でき
ず、キャリアを持ち上げると、ウェハが落下した。
00g中に24時間浸漬したところ、抽出された有機物
は有機炭素量で一日当り1×102μg/m2であった。
00g中に144時間浸漬したところ、抽出された有機
炭素量は一日当り測定限界である7μg/m2以下であ
った。
オリド製の試験片を用いる以外は参考例4と同様に処理
したところ、80℃、24時間の抽出では、有機炭素量
で一日当り6.5×103μg/m2の有機物が抽出さ
れ、80℃、144時間の抽出では、一日当り7.2×
102μg/m2であった。
チック機械製、VS40)を用いて、樹脂温度240℃
で、外径22mm、内径16mmのチューブ状に連続的
に押し出し、長さ2m毎に切断して、管材を得た。この
管材を切断して、外径22mm、内径16mm、長さ2
mのパイプを得た。
用いる以外は参考例4と同様にして、有機物抽出量を測
定した。80℃、24時間の抽出では、1日当り1×1
02μg/m2の有機物が抽出され、80℃、144時間
の抽出では、一日当り測定限界である7μg/m2以下
であった。
影響を受け難く、軽く、耐薬品性に優れ、さらに、有機
物等が溶出しにくい電気部品製造用部材が得られる。
り、本発明の実施例で用いた半導体製造用キャリアの説
明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 電子部品、その製造中間体、または
その製造工程の処理液と接触する器材であり、その接触
面が熱可塑性飽和ノルボルネン系樹脂で形成されてお
り、前記樹脂の成形後の80℃の温水中での1日当りの
有機物抽出量が、有機炭素量(TOC)で500μg/
m2以下であることを特徴とする電子部品処理用器材。 - 【請求項2】 熱可塑性ノルボルネン系樹脂が数平均分
子量10,000〜200,000のものである請求項
1記載の電子部品処理用器材。 - 【請求項3】 熱可塑性ノルボルネン系樹脂が、帯電防
止剤を添加したものである請求項1、または2記載の電
子部品処理用器材。 - 【請求項4】 半導体製造用キャリアである請求項1、
2、または3記載の電子部品処理用器材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10393092A JP3522774B2 (ja) | 1991-11-29 | 1992-03-31 | 電子部品処理用器材 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33945491 | 1991-11-29 | ||
| JP3-339454 | 1991-11-29 | ||
| JP10393092A JP3522774B2 (ja) | 1991-11-29 | 1992-03-31 | 電子部品処理用器材 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001322611A Division JP3784688B2 (ja) | 1991-11-29 | 2001-10-19 | 電子部品処理用器材及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05206256A JPH05206256A (ja) | 1993-08-13 |
| JP3522774B2 true JP3522774B2 (ja) | 2004-04-26 |
Family
ID=26444503
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10393092A Expired - Fee Related JP3522774B2 (ja) | 1991-11-29 | 1992-03-31 | 電子部品処理用器材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3522774B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999002585A1 (en) * | 1997-07-09 | 1999-01-21 | Nippon Zeon Co., Ltd. | Conductive resin film, conductive resin composition, and process for producing the film |
| JP2005075914A (ja) * | 2003-08-29 | 2005-03-24 | Fuji Beekuraito Kk | クリーンルーム用成形品及びその製造方法 |
| RU2357987C2 (ru) * | 2004-08-30 | 2009-06-10 | Фудзи Бэйклайт Ко., Лтд. | Формованное изделие для чистых помещений и способ их получения |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP10393092A patent/JP3522774B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05206256A (ja) | 1993-08-13 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA2319382C (en) | Liquid crystal display component and transparent conductive substrate suitable for the same | |
| JPH0651121A (ja) | 偏光板及び楕円偏光板 | |
| JP5284090B2 (ja) | 開環メタセシス重合体、その水素添加物およびその製造方法、並びにその用途 | |
| JP4292361B2 (ja) | 精密基板保護フィルム | |
| CN104105748A (zh) | 片状覆盖剂、覆盖方法或电子器件的制造方法 | |
| CN105960326A (zh) | 环状烯烃系膜、光学膜、导电性膜、印刷电子用基材膜、阻隔膜、触控面板、偏振片和显示装置 | |
| KR20080114810A (ko) | 노보넨 화합물 부가 중합체 필름, 그의 제조 방법 및 그의 용도 | |
| JPH1174337A (ja) | 熱可塑性樹脂製容器 | |
| WO2005048669A1 (en) | Flexible devices | |
| CN108475143B (zh) | 薄膜触控传感器及其制作方法 | |
| JPH1060048A (ja) | 環状オレフィン系重合体及びその製造方法 | |
| JP2007217667A (ja) | 熱可塑性樹脂フィルム、位相差フィルム及び偏光子保護フィルム | |
| JP3522774B2 (ja) | 電子部品処理用器材 | |
| TWI774855B (zh) | 聚醯亞胺膜、聚醯亞胺膜之製造方法、積層體、顯示器用表面材料、觸摸面板構件、液晶顯示裝置、及有機電致發光顯示裝置 | |
| JP5657297B2 (ja) | ガスバリアフィルムおよび電子デバイス | |
| JP3784688B2 (ja) | 電子部品処理用器材及びその製造方法 | |
| JPH1195423A5 (ja) | 感放射線性樹脂組成物、保護膜、層間絶縁膜およびこれらの膜の形成法 | |
| WO2018079627A1 (ja) | 光学フィルム、製造方法、及び多層フィルム | |
| KR20070076318A (ko) | 편광판의 제조 방법, 그 편광판, 및 이를 이용한화상표시장치 | |
| JP2004122433A (ja) | プリント基板製造用離型フィルム及びその製造方法 | |
| JP3603916B2 (ja) | 熱可塑性ノルボルネン系樹脂組成物、及びそれから成る成形品 | |
| CN111696702A (zh) | 薄膜层叠体、及图案化导电性薄膜的制造方法 | |
| TWI873091B (zh) | 機能性構件 | |
| KR20200094672A (ko) | 클리닝 시트 및 클리닝 기능 부가 반송 부재 | |
| KR20060004934A (ko) | 폴리아릴 필름을 포함하여 구성되는 광 미디어 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040205 |
|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080220 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090220 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090220 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090220 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100220 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100220 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100220 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110220 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110220 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220 Year of fee payment: 8 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |