JP3525543B2 - 偏光板の製造方法 - Google Patents
偏光板の製造方法Info
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Description
する。
晶テレビなど、液晶表示装置の利用分野の拡大と大面積
化に伴い、偏光板の需要は著しく増大している。それに
伴い、偏光板の光学性能に対する要求も一段と厳しくな
っており、液晶表示装置を用いたノート型ワープロやパ
ソコン、液晶テレビでは、表示画面をより明るく見やす
くするため、より高透明で高偏光度の偏光板が要求され
ている。
からなるフィルムを偏光子とする偏光板としては、例え
ば、ヨウ素系偏光板が知られているが、未だ必ずしも満
足な性能とは言えず、このため、さらに光学性能の改良
された偏光板の開発が求められている。
題を解決するために鋭意検討を行った結果、ヨウ素を吸
着配向させたポリビニルアルコール系偏光フィルムにア
セチルセルロース系フィルムを貼合し、これを温度40
〜90℃且つ湿度50〜95%RHの雰囲気下に3〜5
00時間高温加湿処理することによって、透過率及び偏
光度に優れた偏光板を製造することができることを見出
し、本発明に到達した。
系フィルムにヨウ素を吸着配向させた後、フィルムの両
面にアセチルセルロース系フィルムを貼合した偏光板
を、温度40〜90℃且つ湿度50〜95%RHの雰囲
気下に3〜500時間加湿処理することを特徴とする偏
光板の製造方法である。
ルアルコール系フィルムは特に限定されるものではな
く、偏光子に通常使用されているポリビニルアルコール
系フィルムを用いることができる。例えば、ポリビニル
アルコールフィルム、ポリビニルホルマールフィルム、
ポリビニルアセタールフィルム、ポリ(エチレン−酢酸
ビニール)共重合体フィルム等が挙げられる。
特に限定されるものではなく、例えば、50〜150μ
m程度のものが用いられる。ポリビニルアルコールの重
合度は、例えば、約1000〜10000であり、好ま
しくは約1700〜5000のものが用いられる。ケン
化度は、例えば、約80〜100モル%程度であり、好
ましくは約98〜100モル%のものが用いられる。
れるものではなく、公知の方法を用いることができる。
例えば、一軸延伸されたポリビニルアルコール系フィル
ムにヨウ素を吸着配向させる方法が挙げられる。ポリビ
ニルアルコール系フィルムを一軸延伸する方法は特に限
定されないが、乾式延伸法が好ましい。そして、ポリビ
ニルアルコール系フィルムのガラス転移温度〜160℃
で、約4〜7倍に延伸するのが好ましい。
ィルムにヨウ素を吸着配向させる方法としては、例え
ば、一軸延伸したポリビニルアルコール系フィルムを、
ヨウ素とヨウ化カリウムの水溶液に浸漬する方法が挙げ
られる。ヨウ素とヨウ化カリウムの量は、例えば、水1
00重量部に対してヨウ素が約0.01〜0.5重量部、
ヨウ化カリウムが約0.5〜10重量部である。
溶液で処理することが好ましい。処理方法は特に限定さ
れないが、好ましくは、ホウ酸含有水溶液に浸漬する方
法である。ホウ酸の量は特に限定されない。例えば、水
100重量部に対してホウ酸が約2〜15重量部程度で
あり、好ましくは、水100重量部に対してホウ酸が約
7〜10重量部である。ホウ酸含有水溶液にはヨウ化カ
リウムを含有させることが好ましく、その量は例えば、
水100重量部に対して約2〜20重量部程度であり、
さらに好ましくは約5〜15重量部である。
両面にアセチルセルロース系フィルムが貼合される。ア
セチルセルロース系フィルムとしては例えば、トリアセ
チルセルロースフィルム、ジアセチルセルロースフィル
ム等が挙げられる。アセチルセルロース系フィルムの厚
みは特に限定されないが、例えば50〜200μm程度
のものが用いられ、例えば、富士写真フィルム社製のト
リアセチルセルロースフィルム(フジTAC−UV8
0)が挙げられる。
たフィルムは、温度が約40〜90℃且つ湿度が約50
〜95%RHの雰囲気下に約3〜500時間、好ましく
は温度が約60〜80℃且つ湿度が約60〜90%RH
の雰囲気下に約6〜200時間加湿処理される。処理に
あたっては、例えば、恒温恒湿機を用いることができ
る。
れた偏光板を製造することができる。
本発明はこれらに限定されるものではない。なお、評価
方法は次のとおりである。
領域で10nmおきに求めた分光透過率τ(λ)から、式
1により算出した。式中、P(λ)は標準光(C光源)
の分光分布、y(λ)は2度視野X、Y、Z系に基づく
等色関数である。分光透過率τ(λ)は島津UV220
0分光光度計を用いて測定した。
向方向が同一になるように重ねた場合の透過率を平行位
透過率Tp 、2枚の偏光板をそれぞれの偏光子の配向方
向が直交するように重ねた場合の透過率を直交位透過率
Tc とし、式2により偏光度Pを算出した。
ラレビニロン #7500)を、延伸温度110℃で延伸倍率
5.0倍に一軸延伸し、偏光基材とした。この偏光基材
を延伸時の緊張状態に保ったまま、ヨウ素/ヨウ化カリ
ウム/水の重量比が0.075/5/100である水溶
液に60秒間浸漬した。次に、ヨウ化カリウム/ホウ酸
/水の重量比が6/7.5/100である65℃のホウ
酸含有水溶液に300秒浸漬した。これを純水で水洗
し、乾燥した。乾燥後のフィルムの両面に、ポリビニル
アルコール系接着剤を用いて、トリアセチルセルロース
フィルム(フジTAC−UV80:富士写真フィルム社
製)を貼合した。こうして得られた偏光板の透過率及び
偏光度は、それぞれ40.0%及び100.0%であっ
た。この偏光板を、温度60℃、湿度90%RHの雰囲
気下に200時間加湿処理した後、光学特性を測定し
た。透過率は43.8%、偏光度は99.8%であった。
を、温度80℃、湿度90%RHの雰囲気下に6時間加
湿処理した後、光学特性を測定した。透過率は44.4
%、偏光度は99.7%であった。
合度2400)を、延伸温度110℃で延伸倍率5.0
倍に一軸延伸し、偏光基材とした。この偏光基材を緊張
状態に保ったまま、ヨウ素/ヨウ化カリウム/水の重量
比が0.075/5/100である水溶液に60秒間浸
漬した。次に、ヨウ化カリウム/ホウ酸/水の重量比が
6/7.5/100である68℃のホウ酸含有水溶液に
300秒浸漬した。これを純水で水洗し、乾燥した。乾
燥後のフィルムの両面に、ポリビニルアルコール系接着
剤を用いてトリアセチルセルロースフィルム(フジTA
C−UV80:富士写真フィルム社製)を貼合した。こ
うして得られた偏光板の透過率及び偏光度は、それぞれ
43.1%及び99.9%であった。この偏光板を、温度
60℃、湿度90%RHの雰囲気下に40時間加湿処理
した後、光学特性を測定した。透過率は43.8%、偏
光度は99.8%であった。
を、温度70℃、湿度90%RHの雰囲気下に7時間加
湿処理した後、光学特性を測定した。透過率は43.8
%、偏光度は99.8%であった。
合度4000)を、延伸温度110℃で延伸倍率4.5
倍に一軸延伸し、偏光基材とした。この偏光基材を緊張
状態に保ったまま、ヨウ素/ヨウ化カリウム/水の重量
比が0.075/5/100である水溶液に60秒間浸
漬した。次に、ヨウ化カリウム/ホウ酸/水の重量比が
6/7.5/100である70℃のホウ酸含有水溶液に
300秒浸漬した。これを純水で水洗し、乾燥した。乾
燥後のフィルムの両面に、ポリビニルアルコール系接着
剤を用いてトリアセチルセルロースフィルム(フジTA
C−UV80:富士写真フィルム社製)を貼合した。こ
うして得られた偏光板の透過率及び偏光度は、それぞれ
43.7%及び99.9%であった。この偏光板を温度6
0℃、湿度90%RHの雰囲気下に120時間加湿処理
した後、光学特性を測定した。透過率は44.0%、偏
光度は99.9%であった。
を、温度95℃、湿度98%RHの雰囲気下に6時間加
湿処理した後、光学特性を測定した。透過率は59.0
%、偏光度は52.6%であった。
Claims (4)
- 【請求項1】 ポリビニルアルコール系フィルムにヨウ
素を吸着配向させた後、フィルムの両面にアセチルセル
ロース系フィルムを貼合した偏光板を、温度40〜90
℃且つ湿度50〜95%RHの雰囲気下に3〜500時
間加湿処理することを特徴とする偏光板の製造方法。 - 【請求項2】 ポリビニルアルコール系フィルムの重合
度が1000〜10000であり、ケン化度が80〜1
00モル%である請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 ポリビニルアルコール系フィルムにヨウ
素を吸着配向させ、次いでホウ酸含有水溶液に浸漬処理
した後、フィルムの両面にアセチルセルロース系フィル
ムを貼合する請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 温度60〜80℃且つ湿度60〜90%
RHの雰囲気下に6〜200時間高温加湿処理する請求
項1記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07867395A JP3525543B2 (ja) | 1994-04-08 | 1995-04-04 | 偏光板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7081994 | 1994-04-08 | ||
| JP6-70819 | 1994-04-08 | ||
| JP07867395A JP3525543B2 (ja) | 1994-04-08 | 1995-04-04 | 偏光板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07325219A JPH07325219A (ja) | 1995-12-12 |
| JP3525543B2 true JP3525543B2 (ja) | 2004-05-10 |
Family
ID=26411952
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP07867395A Expired - Fee Related JP3525543B2 (ja) | 1994-04-08 | 1995-04-04 | 偏光板の製造方法 |
Country Status (1)
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| JP2022075143A (ja) * | 2020-11-06 | 2022-05-18 | 日東電工株式会社 | 曲面加工された偏光板およびその製造方法 |
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-
1995
- 1995-04-04 JP JP07867395A patent/JP3525543B2/ja not_active Expired - Fee Related
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