Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP3525601B2 - セラミック緻密薄膜の形成方法 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP3525601B2 - セラミック緻密薄膜の形成方法 - Google Patents

セラミック緻密薄膜の形成方法

Info

Publication number
JP3525601B2
JP3525601B2 JP32948595A JP32948595A JP3525601B2 JP 3525601 B2 JP3525601 B2 JP 3525601B2 JP 32948595 A JP32948595 A JP 32948595A JP 32948595 A JP32948595 A JP 32948595A JP 3525601 B2 JP3525601 B2 JP 3525601B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sol
slurry
thin film
particles
ceramic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP32948595A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09147888A (ja
Inventor
茂 小島
正信 相沢
晃 上野
治男 西山
Original Assignee
東陶機器株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東陶機器株式会社 filed Critical 東陶機器株式会社
Priority to JP32948595A priority Critical patent/JP3525601B2/ja
Publication of JPH09147888A publication Critical patent/JPH09147888A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3525601B2 publication Critical patent/JP3525601B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)
  • Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体電解質燃料電
池(以下SOFCと言う)や酸素センサー、酸素ポンプ
等に用いられる緻密な固体電解質薄膜などの緻密なセラ
ミック薄膜の形成方法に関する。特には、焼成時のクラ
ック(焼成切れ)を防止しつつ緻密な薄膜を得ることの
できるセラミック薄膜の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】SOFC用固体電解質薄膜を例にとって
従来技術を説明する。SOFCにおいては、酸素イオン
(O2-)透過性を有し、かつ、ガス透過性の無い固体電
解質薄膜が必要とされる。この固体電解質薄膜(ZrO
2 、CeO2 等)は、これら両特性を満足するため、薄
くて緻密なものであることが要求される。さらに、経済
的に大面積の薄膜を形成できることも求められる。この
SOFCの発電用セルでは、一般的に、厚さ0.3〜
5.0mmの多孔質の基体の上に、厚さ30〜2000μ
m の空気電極(LaMnO3 等)が形成され、その上
に、厚さ30〜1000μm の固体電解質薄膜が形成さ
れる。さらに、その上に、燃料極(Ni基サーメット
等)が形成される。
【0003】SOFCセル用に、薄くて緻密であり、か
つ、低コストで量産性に優れた固体電解質薄膜を得るこ
とを目標として、以下が提案されている。 CVD・EVD(化学電気蒸着法)による製造方法
(特開昭61−91880):この製造方法では、第一
電極を多孔質支持体に付着させ、導電性で酸素透過性の
中間層物質を第1電極上に付着させることにより第1電
極を高温度の金属ハロゲン化物の蒸気から保護し、この
中間層物質を高温度の金属ハロゲン化物の蒸気と接触さ
せて中間層の全面に金属酸化物からなる固体電解質を形
成する。
【0004】 プラズマ溶射による製造方法(特開昭
61−198570):この製造方法は、酸化ジルコニ
ウムと希土類元素等の金属酸化物からなる固体電解質原
料を固溶化し、ついで固溶化された原料を粉砕し、この
粉砕して得られた粉末の粒度を調整した後、プラズマ溶
射により燃料電池の基板に電解質薄膜として付着せしめ
ることを特徴とする。同公報明細書の実施例によれば、
2μm 以下の粒度の溶射粉を用いて、厚さ200μm 、
端子電圧790mVの固体電解質薄膜が得られたとされて
いる。
【0005】 スラリー塗布による製造方法(特開平
1−93065):この製造方法は、空気極層か燃料極
層かのいずれか一方の層を筒状に形成し、電解質および
他の極層を構成するそれぞれの材料の粉末スラリーを筒
状物表面に順次塗布乾燥させた後、焼成することを特徴
とする。同公報明細書の実施例によれば、厚さ150μ
m のYSZの薄膜が得られたとされている。
【0006】 溶射+スラリー目止剤塗布による製造
方法(特開平2−220361):この製造方法は、基
体管上に溶射により形成した固体電解質層の間隙部に、
固形物濃度として40重量%以上のイットリア安定化ジ
ルコニアを含む目止剤を塗布した後、乾燥、焼成するこ
とを特徴とする。同公報明細書の実施例によれば、厚さ
100μの空気プラズマ溶射膜に、粒径0.05〜2.
5μm のYSZ粉含有スラリーを塗布(刷毛手塗り)
後、乾燥・焼成して、通気率が極めて低い固体電解質薄
膜が得られたとされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来提案されて
いる技術には次のような問題がある。 CVD法・EVD法:この方法は、緻密な薄膜を形
成するには適している。しかし、成膜を大気と遮断され
た特殊な雰囲気・物理条件下で行う必要があるため、高
価な装置を必要とする。大型の部材用には、当然その部
材を収容可能な大型の装置を必要とする。そのため、大
形部材への膜付は困難で、かつ生産性も低く、高コスト
である。また、腐食性の原料ガスをもちいるため基板が
腐食されるリスクが高い。 プラズマ溶射法:同法による膜は、基本的にポーラ
ス(多孔質)である。そのため通気性を無くするために
は、ある程度厚い膜としなければならない。そのため、
高性能のセルを得ることができない。また量産性も低
い。
【0008】 スラリー塗布法:膜形成作業を大気下
で行え、かつ高価な装置も不要なため、経済的な方法で
ある。しかし、膜の緻密性、薄膜化に問題があるとされ
ていた。実際、特開平2−220361の実施例として
開示されている固体電解質薄膜は厚さ200μm と、こ
の種の膜の開発目標10〜50μm とくらべて、かなり
厚いものである。また、膜の焼成切れが起きやすかった
ので、そのクラックを埋めながら緻密化を図るため、複
数回の焼成が必要であった。このような問題点を解決す
べく、膜材料の焼結性を増すため、焼成温度の高温化や
スラリー粉の微粉化も検討されていたが、前者について
は基板と固体電解質との反応が問題となり、後者につい
ては0.1μm以下の粒径の微粉の大量作成に難があっ
た。 溶射+スラリー目止法:2重工程となるとともに膜
厚は厚くなりがちである。
【0009】本発明は、量産性、大面積適用容易性、経
済性を有する10〜数百μm の範囲の緻密な固体電解質
薄膜の形成方法を提供することを目的とする。また同様
のニーズの存在するセラミック薄膜の分野における緻密
な薄膜の形成方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のセラミック緻密薄膜の形成方法は、緻密な
セラミック薄膜をスラリーコート法により基板上に形成
する方法であって; 該セラミック材料の粒子を含むス
ラリーを調整するスラリー調整工程と、 該セラミック
材料の粗微粒子を含む粗ゾルを調整する粗ゾル調整工程
と、 該セラミック材料の微粒子を含むゾルを調整する
ゾル調整工程と、 基板上に上記スラリー、粗ゾル及び
ゾルを個別に適用して乾燥することにより、該スラリ
ー、粗ゾル及びゾルのコート層を複数層積層する積層コ
ート工程と、 この積層されたコート層を共焼成する焼
成工程と、 を含むことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明におけるセラミック薄膜の
構成材質は、特定の物質に限定されるものではないが、
好適な応用分野は、Y23 安定化ZrO2 (YSZ)
やCeO2 系、およびTiO2 系などの固体電解質であ
る。これらの材料は、純粋なものが望ましく、特にSi
2 、MnOなどの不純物は、0.5%以下にすること
が望ましい。なお、YSZ中のY23 含有量は、好ま
しくは3〜20mol%であり、より好ましくは8〜1
2mol%である。その理由は、イオン導電性の点でこ
の範囲が優れているからである。
【0012】ここで上述のCeO2 系材料の内代表的な
ものは、(CeO21-x (M23x 、Mは、S
m、Gd、Yb、Nb等の希土類元素である。希土類元
素酸化物の役割は、これらの酸化物を添加することで、
CeO2 素材料にイオン導電性が生じる。xは好ましく
は、0.02〜0.12である。その理由は、この範囲外では、
酸素イオンによるイオン導電性が低下するからである。
TiO2 及びZrO2 系についても同様である。
【0013】本発明で言うスラリーとは、固体粒子が比
較的大きく、静置によって容易に粒子が沈澱する懸濁液
という意味である。粒子の径は一般的には0.1〜10
μmである。本発明で言うゾルとは、固体粒子が比較的
小さく、静置によっても容易に沈降しない懸濁液との意
味である。粒子の径は一般的には10〜5000オング
ストロームである。本発明においてゾル粒子は焼結助剤
としての役割を果たす。
【0014】本発明のセラミック緻密薄膜の形成方法の
一態様においては、上記セラミック薄膜がイットリア安
定化ジルコニア(YSZ)からなる固体電解質薄膜であ
り、上記スラリーの粒子の径が主として0.1〜3.0
μm であり、 上記ゾルの粒子の径が主として10〜
1,000Å(オングストローム)である。あるいは、
上記セラミック薄膜がYSZからなる固体電解質薄膜で
あり、 上記スラリーの粒子のBET(比表面積値)が
0.5〜15m2/gr であり、 上記ゾルの粒子のBET
が15〜500m2/gr である。このような固体電解質薄
膜においてこの範囲が好ましい理由は、ゾルの焼結性、
YSZの焼結性、両粒子径、総膜厚の関係のバランスが
良好だからである。
【0015】本発明のスラリー粒子の製造方法は特定の
方法に限定されるものではない。スプレードライ法、蒸
発乾固法等によることができる。また、粒度の調節方法
は、粉砕後の分級等によることができる。またスラリー
中におけるセラミック粒子の含有量は、スラリー溶液1
00部に対して10部〜50部が好ましい。
【0016】本発明のスラリーのスラリー溶液の組成も
特に限定されるものではない。スラリー溶液は、溶剤、
バインダー、分散剤、消泡剤等を含んでいてよい。しか
し、溶剤として難揮発性溶剤を、スラリー溶液の10〜
80wt%、含むことが好ましい。より好ましくは、含有
量は15〜40wt%である。この難揮発性溶剤の作用
は、スラリー作製、保管中のスラリーの粘度変化を抑
え、また、このスラリーを用いて製膜(例えば、ディッ
ピング)した後の乾燥に起因するクラックの発生を抑制
することである。ここで、難揮発性の程度は、例えば、
酢酸ブチルの発揮度を100とした時、1以下が望まし
い。
【0017】難揮発性溶剤の例として、α−テルピネオ
ールを挙げることができる。難揮発性溶剤の含有量が1
0〜80wt%が好ましい理由は、低濃度(10wt%未
満)では、製膜(ディッピング)後の乾燥クラックが生
じやすく、また、高濃度(80wt%越え)だと、粉末の
分散性が不良となるからである。難揮発性溶剤の含有量
は、より好ましくは、15〜40wt%である。この範囲
で、スラリー中の粉末の分散性、ディッピング後の乾燥
状況が、最も特性バランスがとれるからである。
【0018】スラリー溶液には、難揮発性溶剤以外に一
般の揮発性の溶剤が含まれてよい。その溶液に含まれる
溶剤の作用は、粉末の分散性の向上および脱泡性の向上
である。そのような溶剤の一例として、エチルアルコー
ルが好適である。その好ましい含有量は、スラリー溶液
の10〜40wt%である。
【0019】スラリー溶液に含まれるバインダーの作用
は、粉末の基板へのコーティング性(密着度)を向上さ
せることである。バインダーの量は、溶剤100部に対
して0.1〜10部が好ましい。その理由は、低濃度
(0.1wt%未満)だとコーティング性が低く、高濃度
(10wt%越え)だと、粉末の分散性が悪くなるからで
ある。バインダーの具体例として、エチルセルロースが
好適である。
【0020】スラリー溶液に含まれる分散剤の作用は、
粉末の分散性の向上である。分散剤の量は、溶剤100
部に対して0.1〜4部が好ましい。その理由は、低濃
度(0.1wt%未満)だと分散性が低く、高濃度(4wt
%越え)だと、スラリーの変成が生じやすくなるからで
ある。分散剤の具体例として、ポリオキシエチレンアル
キルリン酸エステルが挙げられる。
【0021】スラリー溶液に含まれる消泡剤は、スラリ
ー中の泡を消す作用をする。消泡剤の量は、溶剤100
部に対して0.1〜4部が好ましい。その理由は、それ
未満だと効果があまり期待できないし、それを越えると
スラリー中のバインダーの変成が生じやすいからであ
る。消泡剤の具体例として、ソルビタンセスキオレエー
トが挙げられる。各剤・粉末の混合方法は、ボールミル
などの一般的方法を採用できる。
【0022】本発明の製造方法におけるスラリーの基板
への適用方法は特に限定されない。ディッピング法、ス
プレー法、ハケ塗り法等であってよい。この中ではディ
ッピング法が好ましい。簡易であり、量産性に富み、低
コストだからである。ディッピング法としては、大気中
でスラリーの中に基体を浸漬させる通常のディッビング
法の他、加圧ガス中や真空中でディッピングを行う方法
を採用できる。その場合、ディッピングの回数は、必要
とされる膜厚と使用するスラリー組成とに応じて選択で
きる。
【0023】本発明のゾルの作製方法も特に限定される
ものではない。水熱合成法、共沈法、アルコキシド法等
を利用できる。この中で好ましいのは水熱合成法であ
る。その理由は、圧力による粒子径、結晶子径の制御が
他の製法に比べ容易だからである。
【0024】
【0025】
【0026】本発明においては、スラリーの粘度が1〜
100cps であり、ゾルの粘度が50cps 以下であるこ
とが好ましい。さらに、スラリーの粘度が5〜50cps
であり、ゾルの粘度が20cps 以下であることがより好
ましい。上記の範囲が好ましい理由は、コート層の厚さ
を適当な範囲にコントロールするためである。
【0027】本発明のセラミック緻密薄膜の形成方法
は、緻密なセラミック薄膜をスラリーコート法により基
板上に形成する方法であって; 該セラミック材料の粒
子を含むスラリーを調整するスラリー調整工程と、 該
セラミック材料の粗微粒子を含む粗ゾルを調整する粗ゾ
ル調整工程と、 該セラミック材料の微粒子を含むゾル
を調整するゾル調整工程と、 基板上に上記スラリー、
粗ゾル及びゾルを個別に適用して乾燥することにより、
該スラリー、祖ゾル及びゾルのコート層を複数層積層す
る積層コート工程と、 この積層されたコート層を共焼
成する焼成工程と、を含む
【0028】つまり、スラリーとゾルの中間的性質を有
する粗ゾルとも言うべき、セラミック粒子を含む懸濁液
をさらに使用するのである。この粗ゾルのコート層は、
スラリーのコート層とゾルのコート層の中間的な焼結性
を有するので、両層間に介在させて焼結性に傾斜特性を
持たせることができるので、焼成切れ防止に有効であ
る。この粗ゾルの作製方法は、特に限定されるものでは
ないが、水熱合成、アルコキシド法等を利用できる。
【0029】本発明のセラミック緻密薄膜の形成方法に
おいては、上記セラミック薄膜がYSZからなる固体電
解質薄膜であり、 上記スラリーの粒子の径が主として
0.1〜3.0μmであり、 上記粗ゾルの粒子の径が
主として500〜5,000Åであり、 上記ゾルの粒
子の径が主として10〜1,000Å(オングストロー
ム)であることとしてよい。なお、実際の組合せにおけ
る粒子の平均径はスラリー>粗ゾル>ゾルの関係にある
ことはもちろんである。あるいは、上記スラリーの粒子
のBETが0.5〜15m/grであり、上記粗ゾル
の粒子のBETが3〜100m/grであり、 上記
ゾルの粒子のBETが15〜500m/grであるこ
ととしてよい。このような薄膜において、この範囲が好
ましい理由は、YSZに対するゾルの焼結性を制御する
ためである。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 (1)スラリー調整: (1.1 )スラリー用粉末調整:ZrO2 +8mol %Y2
3 の粉末をボールミルを用いて粉砕した後、風力分級
機で粒度調整した。その粒径範囲は0.1〜3μm 、平
均粒径は0.8μm であった。 (1.2 )スラリー溶液:α−テルピネオール33部とエ
チルアルコール100部とを混合した後、バインダーと
してのエチルセルロースを1.2部、分散剤としてのポ
リオキシエチレンアルキルリン酸エステルを1部、消泡
剤としてのソルビタンセスキオレエートを1部、添加・
混合してスラリー溶液を得た。 (1.3 )混合:上記スラリー用粉末40部と、上記スラ
リー溶液200部を混合した後十分撹拌してスラリーを
得た。このスラリーの粘度は5cpsであった。
【0031】(2)ゾル調整:上記スラリー用粉末と同
じ組成のYSZ粉を含むゾルを水熱合成法により作製し
た。このゾル中の粒子の径は、レ−ザ−回析法を用いて
測定したところ100〜1,000(平均300)Åで
あった。このゾルの溶液の成分は、超純水が95%、バ
インダーが5%であった。また、その粘度は3.5cp
sであった。
【0032】(3)粗ゾル調整:上記ゾルと同様にして
粗ゾルを調整した。そのゾル中の粒子の径は、0.1〜
3(平均0.3)μm であった。このゾルの溶液の成分
は、超純水が95%、バインダーが5%であった。ま
た、その粘度は 5cpsであった。
【0033】(4)ディッピング: 基体(材質:La0.9Sr0.1MnO、寸法:外
形12×内径10×長さ100mm、気孔率:35%)
の表面に、上記スラリー及びゾルをディッピングにより
コートした。なお、コート層の組み合わせは(基板側か
ら上へ)以下のとおりである。 比較例:スラリー層のみ、3回コート、厚さ25μm参考例 :スラリー層25μm、ゾル層1.2μm、スラ
リー層16μm 実施例2:粗ゾル層2μm、ゾル層1.2μm、スラリ
ー層16μm 実施例3:スラリー層25μm、粗ゾル層1.7μm、
ゾル層1.1μm、スラリー層14μm 実施例4:スラリー層25μm、粗ゾル層1.7μm、
ゾル層1.1μm、粗ゾル層1.4μm、スラリー層1
1μm
【0034】(5)乾燥:室温で1hr、その後、100
℃で1hr保持した。なお、1回ディップするごとにこの
条件で乾燥した。 (6)焼成:1450℃で5hr焼成した。
【0035】(7)性能試験:上記各サンプルについて
ガス透過性を測定した。その測定方法は差圧ガス流量測
定法によった。その結果を図1に示す。これを見ると、
比較例の1回焼成(ディップ6回)ではガス透過係数が
2×10-8(m3 sec/kg、以下同じ)と不十分な
ことがわかる。なお、この例でも、2回焼成(ディップ
合計4回)ではガス透過係数が10-11 と十分なレベル
に下がった。一方、各実施例については、1回焼成でも
いずれもガス透過係数が10-11 以下であり、十分なレ
ベルであった。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は以下の効果を発揮する。 少ない焼成回数でも薄くかつ緻密なセラミック薄膜
が得られる。そのため、燃料電池等の素子の性能が向上
するとともに製造コストを下げることができる。 焼成切れを抑制できるので、製膜の歩留りを向上で
きる。 各種形状の基体(平板、パイプ内外面等)の全面あ
るいは任意の一部に固体電解質薄膜を形成できる。 CVD・EVD法、プラズマ溶射等と比較して、高
価な製造装置が不要であり、かつ、大寸法品への適用も
容易である。 〜のため、高性能かつ低コストのSOFCセル
や、酸素センサー、酸素ポンプ等の素子を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】比較例及び本発明の実施例に係る固体電解質型
燃料電池セルサンプルのガス透過性試験結果を表すグラ
フである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西山 治男 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−283179(JP,A) 特開 平5−251094(JP,A) 特開 平6−260182(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 8/02 B28B 1/30 G01N 27/409 H01M 8/12

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緻密なセラミック薄膜をスラリーコート
    法により基板上に形成する方法であって; 該セラミック材料の粒子を含むスラリーを調整するスラ
    リー調整工程と、 該セラミック材料の粗微粒子を含む粗ゾルを調整する粗
    ゾル調整工程と、 該セラミック材料の微粒子を含むゾルを調整するゾル調
    整工程と、 基板上に上記スラリー、粗ゾル及びゾルを個別に適用し
    て乾燥することにより、該スラリー、粗ゾル及びゾルの
    コート層を複数層積層する積層コート工程と、 この積層されたコート層を共焼成する焼成工程と、 を含むことを特徴とするセラミック緻密薄膜の形成方
    法。
  2. 【請求項2】 上記セラミック薄膜がYSZからなる固
    体電解質薄膜であり、 上記スラリーの粒子の径は主として0.1〜3.0μm
    であり、 上記粗ゾルの粒子の平均径は上記スラリ−の粒子よりも
    小であり、かつ該粗ゾルの粒子の径は主として500〜
    5,000Åであり、 上記ゾルの粒子の平均径は上記粗ゾルの粒子よりも小で
    あり、かつ該ゾルの粒子の径は主として10〜1,00
    0Å(オングストローム)である請求項記載のセラミ
    ック緻密薄膜の形成方法。
  3. 【請求項3】 上記セラミック薄膜がYSZからなる固
    体電解質薄膜であり、 上記スラリーの粒子のBETが0.5〜15m2/gr であ
    り、 上記粗ゾルの粒子のBETが3〜100m2/gr であり、 上記ゾルの粒子のBETが15〜500m2/gr である請
    求項記載のセラミック緻密薄膜の形成方法。
  4. 【請求項4】 上記基板上に、下から上に向かって、粗
    ゾルのコート層、ゾルのコート層、スラリーのコート層
    を形成する請求項1、2又は3記載のセラミック緻密薄
    膜の形成方法。
  5. 【請求項5】 上記基板上に、下から上に向かって、ス
    ラリーのコート層、粗ゾルのコート層、ゾルのコート
    層、スラリーのコート層を形成する請求項1、2又は3
    記載のセラミック緻密薄膜の形成方法。
  6. 【請求項6】 上記基板上に、下から上に向かって、ス
    ラリーのコート層、粗ゾルのコート層、ゾルのコート
    層、粗ゾルのコート層、スラリーのコート層を形成する
    請求項1、2又は3記載のセラミック緻密薄膜の形成方
    法。
JP32948595A 1995-11-27 1995-11-27 セラミック緻密薄膜の形成方法 Expired - Fee Related JP3525601B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32948595A JP3525601B2 (ja) 1995-11-27 1995-11-27 セラミック緻密薄膜の形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32948595A JP3525601B2 (ja) 1995-11-27 1995-11-27 セラミック緻密薄膜の形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09147888A JPH09147888A (ja) 1997-06-06
JP3525601B2 true JP3525601B2 (ja) 2004-05-10

Family

ID=18221906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32948595A Expired - Fee Related JP3525601B2 (ja) 1995-11-27 1995-11-27 セラミック緻密薄膜の形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3525601B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4552349B2 (ja) * 2001-04-26 2010-09-29 株式会社デンソー ガスセンサ素子の製造方法
JP5003957B2 (ja) * 2007-11-29 2012-08-22 トヨタ自動車株式会社 ガスセンサ及びその製造方法
WO2010051345A2 (en) * 2008-10-31 2010-05-06 Corning Incorporated Methods and apparatus for casting ceramic sheets
JP7215284B2 (ja) 2019-03-26 2023-01-31 株式会社デンソー 固体電解質、ガスセンサ
CN120149474B (zh) * 2025-05-15 2025-12-26 中国科学技术大学先进技术研究院 一种自然沉积制备超薄电解质薄膜的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09147888A (ja) 1997-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5035962A (en) Layered method of electrode for solid oxide electrochemical cells
US6458170B1 (en) Method for making thin, flat, dense membranes on porous substrates
US5234722A (en) Solid electrolyte film, solid oxide fuel cell comprising such a solid electrolyte film, and processes for producing such film and solid oxide fuel cell
RU2342740C2 (ru) Твердооксидные топливные элементы с несущим анодом и с керметным электролитом
US7261833B2 (en) Ceramic electrolyte coating and methods
AU707763B2 (en) High temperature fuel cell with a thin film electrolyte
US20040018298A1 (en) Method for fabricating ceria-based solid oxide fuel cells
JP3058702B2 (ja) 固体酸化物電気化学電池の電極形成方法
US6251473B1 (en) Preparation of ceramic thin films by spray coating
JP3245865B2 (ja) 固体電解質薄膜及びその製造方法
US20070180689A1 (en) Nonazeotropic terpineol-based spray suspensions for the deposition of electrolytes and electrodes and electrochemical cells including the same
JPWO1995026031A1 (ja) 固体電解質薄膜及びその製造方法
CN111009675A (zh) 一种固体氧化物燃料电池及其制备方法
JP3525601B2 (ja) セラミック緻密薄膜の形成方法
EP2166602A1 (en) The formulation of nano-scale electrolyte suspensions and its application process for fabrication of solid oxide fuel cell-membrane electrode assembly (SOFC-MEA)
JPH07320754A (ja) 固体電解質膜と電極膜との接続構造及びその製造方法
JP2000030728A (ja) 緻密質焼結膜の作製方法及びそれを用いた固体電解質型燃料電池の製造方法
JP2000044245A (ja) Lscm/ysz複合粉末の製造方法、およびそれを用いた固体電解質型燃料電池の製造方法
JP2001118590A (ja) 高導電性固体電解質膜及びその製造方法
JP2001023653A (ja) 緻密質固体電解質膜、これを含む固体電解質型燃料電池、及びその製造方法
JPH07254418A (ja) 固体電解質燃料電池及びその製造方法
JPH09190824A (ja) 固体電解質型燃料電池の燃料極構造及びその製造方法
JPH11343185A (ja) 緻密質焼結膜の作製方法
JP2001297781A (ja) 成膜方法
JP3339299B2 (ja) ランタンクロマイト緻密薄膜の形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20031217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040209

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090227

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090227

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100227

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees