JP3529367B2 - 建物の緑化構造 - Google Patents
建物の緑化構造Info
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Landscapes
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- Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
- Retaining Walls (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物を構成する床
や壁等の外部に露出する表面を有した構成体の表面に設
置される植物が生育可能な植生ブロック及びそれを用い
た建物の緑化構造に関する。
や壁等の外部に露出する表面を有した構成体の表面に設
置される植物が生育可能な植生ブロック及びそれを用い
た建物の緑化構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンクリート製品に関しては、景
観、美観が重要視され、また、設置環境と調和し、生態
系に配慮することが望まれている。このような目的に適
ったコンクリート製品の一例である植生ブロック(例え
ば表面に間隙が多数あるポーラスコンクリート)は、コ
ンクリート構造物の表面を直接植物で覆うことができる
という特徴を有するので、建物の景観を向上させるため
建物の屋上や壁面の成形材料として用いられている。こ
のような植生ブロックとしては、例えば、特開2000
−309930号公報に記載されているものが知られて
いる。図6に示すように、この植生ブロックBは、ブロ
ック本体1と、ブロック本体1の外面に設けられ植物が
成育可能な被覆体2とから構成されている。ブロック本
体1は、コンクリ−トで成形されたベース1aとベース
1a上に設けられ表面に間隙を有し植物の根張りを可能
にするポーラスコンクリートで成形された養根層1bと
で構成される。被覆体2は、種子や肥料が配合された種
子定着層となっている。この従来の植生ブロックBによ
れば、ベース1aにて設置可能な場所、例えば建物の屋
上や壁面等に設置させて植物を成育させることにより、
自然環境が建物に与える弊害(紫外線が照射されること
により生じる建物の老朽化や建物が温度変化の差が広が
ることにより生じる建物構造の歪)を抑え、外部の騒音
を遮蔽し、大気の浄化等を行なう。
観、美観が重要視され、また、設置環境と調和し、生態
系に配慮することが望まれている。このような目的に適
ったコンクリート製品の一例である植生ブロック(例え
ば表面に間隙が多数あるポーラスコンクリート)は、コ
ンクリート構造物の表面を直接植物で覆うことができる
という特徴を有するので、建物の景観を向上させるため
建物の屋上や壁面の成形材料として用いられている。こ
のような植生ブロックとしては、例えば、特開2000
−309930号公報に記載されているものが知られて
いる。図6に示すように、この植生ブロックBは、ブロ
ック本体1と、ブロック本体1の外面に設けられ植物が
成育可能な被覆体2とから構成されている。ブロック本
体1は、コンクリ−トで成形されたベース1aとベース
1a上に設けられ表面に間隙を有し植物の根張りを可能
にするポーラスコンクリートで成形された養根層1bと
で構成される。被覆体2は、種子や肥料が配合された種
子定着層となっている。この従来の植生ブロックBによ
れば、ベース1aにて設置可能な場所、例えば建物の屋
上や壁面等に設置させて植物を成育させることにより、
自然環境が建物に与える弊害(紫外線が照射されること
により生じる建物の老朽化や建物が温度変化の差が広が
ることにより生じる建物構造の歪)を抑え、外部の騒音
を遮蔽し、大気の浄化等を行なう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の植生
ブロックBは、ブロックB上に植物を成育させることを
目的にしており、特に植物の発芽効率を向上させること
を目的としたものである。付随効果として、この植生ブ
ロックBを例えば建物の屋上に敷設した場合には、植生
ブロックB自体の存在により直射日光等から建物を遮蔽
する効果がある。更に、植生ブロックBに植物が成育し
た場合には、遮蔽効果は更に高められる。しかし、植物
が成育している場合でも植生ブロックB自体は熱伝達性
を有しているので外部の熱は植生ブロックBを介して建
物に伝達されるため建物の温度上昇(建物内部の温度上
昇)を招いてしまうという問題があった。また、同様の
作用にて建物の温度低下(建物内部の温度低下)を招い
てしまうという問題があった。また、建物の表面(例え
ば、屋上)に植生ブロックBを設けた場合には、建物に
与える重量負荷が大きくなり建物に悪影響(短命化等)
を与えるという問題があった。
ブロックBは、ブロックB上に植物を成育させることを
目的にしており、特に植物の発芽効率を向上させること
を目的としたものである。付随効果として、この植生ブ
ロックBを例えば建物の屋上に敷設した場合には、植生
ブロックB自体の存在により直射日光等から建物を遮蔽
する効果がある。更に、植生ブロックBに植物が成育し
た場合には、遮蔽効果は更に高められる。しかし、植物
が成育している場合でも植生ブロックB自体は熱伝達性
を有しているので外部の熱は植生ブロックBを介して建
物に伝達されるため建物の温度上昇(建物内部の温度上
昇)を招いてしまうという問題があった。また、同様の
作用にて建物の温度低下(建物内部の温度低下)を招い
てしまうという問題があった。また、建物の表面(例え
ば、屋上)に植生ブロックBを設けた場合には、建物に
与える重量負荷が大きくなり建物に悪影響(短命化等)
を与えるという問題があった。
【0004】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、断熱性を備えた軽量な植生ブロックを提供
するとともに、例えば建物に植生ブロックを敷設して緑
化を図りつつ建物への断熱性を高め、更に建物に対する
重量負荷を軽減させることを図った建物の緑化構造を提
供することを目的とする。
れたもので、断熱性を備えた軽量な植生ブロックを提供
するとともに、例えば建物に植生ブロックを敷設して緑
化を図りつつ建物への断熱性を高め、更に建物に対する
重量負荷を軽減させることを図った建物の緑化構造を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明の技術的手段は、ブロック本体と、該ブ
ロック本体の外面に設けられ植物が成育可能な被覆体と
を備えた植生ブロックにおいて、上記ブロック本体を発
泡プラスチックを溶融して減容化した粒状の減容プラス
チックを骨材として用いて成形した構成とした。減容プ
ラスチックは、内部に空気を包含しているので断熱性を
備えている。従って、減容プラスチックを含有した植生
ブロック自体にも断熱性が備わる。また、減容プラスチ
ックは比重が小さいので減容プラスチックを含有した植
生ブロックの重量は軽減される。また、必要に応じ、上
記減容プラスチックの比重を0.3〜0.9にした構成
とした。減容プラスチックに好ましい分散性を与えるた
めには、減容プラスチックの比重を0.3以上にするこ
とが好ましく、得られる成形体に好ましい断熱性,軽量
性,吸音性を与えるには減容プラスチックの比重を0.
9以下にすることがよい。更に、必要に応じ、上記ブロ
ック本体を、上記被覆体と付設した状態で加圧成形した
構成とした。接着剤を用いることなく、圧力だけでブロ
ック本体と被覆体とを接着させて植生ブロックを成形す
ることができる。更にまた、必要に応じ、上記減容プラ
スチックを、廃材を原料にして成形した構成とした。発
泡プラスチックの廃材を有効利用することができる。
るための本発明の技術的手段は、ブロック本体と、該ブ
ロック本体の外面に設けられ植物が成育可能な被覆体と
を備えた植生ブロックにおいて、上記ブロック本体を発
泡プラスチックを溶融して減容化した粒状の減容プラス
チックを骨材として用いて成形した構成とした。減容プ
ラスチックは、内部に空気を包含しているので断熱性を
備えている。従って、減容プラスチックを含有した植生
ブロック自体にも断熱性が備わる。また、減容プラスチ
ックは比重が小さいので減容プラスチックを含有した植
生ブロックの重量は軽減される。また、必要に応じ、上
記減容プラスチックの比重を0.3〜0.9にした構成
とした。減容プラスチックに好ましい分散性を与えるた
めには、減容プラスチックの比重を0.3以上にするこ
とが好ましく、得られる成形体に好ましい断熱性,軽量
性,吸音性を与えるには減容プラスチックの比重を0.
9以下にすることがよい。更に、必要に応じ、上記ブロ
ック本体を、上記被覆体と付設した状態で加圧成形した
構成とした。接着剤を用いることなく、圧力だけでブロ
ック本体と被覆体とを接着させて植生ブロックを成形す
ることができる。更にまた、必要に応じ、上記減容プラ
スチックを、廃材を原料にして成形した構成とした。発
泡プラスチックの廃材を有効利用することができる。
【0006】また、必要に応じ、上記被覆体を、繊維体
で成形した構成とした。繊維体は、ジュウタン状の凹凸
を有しているので、保水性を有し植物種子が付着し易く
根の定着が容易になる。更に、必要に応じ、上記被覆体
に、植物種子,肥料,保水剤を少なくとも1つ以上含有
させた構成とした。植物を成育させるために必要な要件
を与えることにより植物の発芽及び定着性を向上させる
ことができる。更にまた、必要に応じ、上記被覆体は、
植物繊維シートである構成とした。植物繊維シートは、
吸水性及び保水性を有するので水枯れを防止でき、また
自然分解するので環境への悪影響が少ない。また、必要
に応じ、上記ブロック本体に、植物種子,肥料,保水剤
を少なくとも1つ以上含有させた構成とした。植物を成
育させるために必要な要件を与えることにより植物の成
育が容易になる。ブロック本体に含有させることにより
植物種子等が植生ブロックから離脱する虞が低下するの
で植物の発芽及び定着性を向上させることができる。
で成形した構成とした。繊維体は、ジュウタン状の凹凸
を有しているので、保水性を有し植物種子が付着し易く
根の定着が容易になる。更に、必要に応じ、上記被覆体
に、植物種子,肥料,保水剤を少なくとも1つ以上含有
させた構成とした。植物を成育させるために必要な要件
を与えることにより植物の発芽及び定着性を向上させる
ことができる。更にまた、必要に応じ、上記被覆体は、
植物繊維シートである構成とした。植物繊維シートは、
吸水性及び保水性を有するので水枯れを防止でき、また
自然分解するので環境への悪影響が少ない。また、必要
に応じ、上記ブロック本体に、植物種子,肥料,保水剤
を少なくとも1つ以上含有させた構成とした。植物を成
育させるために必要な要件を与えることにより植物の成
育が容易になる。ブロック本体に含有させることにより
植物種子等が植生ブロックから離脱する虞が低下するの
で植物の発芽及び定着性を向上させることができる。
【0007】そして、本発明の建物の緑化構造は、建物
を構成する屋上の外部に露出する表面を有した構成体の
該表面に、植生ブロックを多数敷設した建物の緑化構造
において、上記植生ブロックを、上記表面に設置される
底面を有したブロック本体と、該ブロック本体の底面を
除く外面に設けられ植物が成育可能な被覆体とを備えて
構成するとともに、上記ブロック本体を発泡プラスチッ
クを溶融して減容化した粒状で内部に空気を包含した減
容プラスチックを骨材として用いて成形した構成とし
た。減容プラスチックは、内部に空気を包含しているの
で断熱性を備えている。従って、減容プラスチックを含
有した植生ブロック自体にも断熱性が備わる。また、減
容プラスチックは比重が小さいので減容プラスチックを
含有した植生ブロックの重量は軽減される。従って、植
生ブロックを多数敷設した建物の緑化構造は、断熱性
(光線の遮蔽性)を有するので、自然環境が建物に与え
る弊害(紫外線が照射されることによる生じる建物の老
朽化や建物が温度変化の差が広がることにより生じる建
物構造の歪)を抑え、外部の騒音を遮蔽し、大気の浄化
等を行なうことができる。また、植生ブロックを多数敷
設した建物の緑化構造は、建物に対する重量負荷を軽減
させるので建物への悪影響(短命化)を抑制させること
ができる。また、上記減容プラスチックの比重を0.3
〜0.9にした構成とした。減容プラスチックに好まし
い分散性を与えるためには、減容プラスチックの比重を
0.3以上にすることが好ましく、得られる成形体に好
ましい断熱性,軽量性,吸音性を与えるには減容プラス
チックの比重を0.9以下にすることがよい。更に、上
記植生ブロックを、加圧成形した構成とした。接着剤を
用いることなく、圧力だけでブロック本体と被覆体とを
接着させて植生ブロックを成形することができる。更に
また、上記減容プラスチックを、廃材を原料にして成形
した構成とした。発泡プラスチックの廃材を有効利用す
ることができる。
を構成する屋上の外部に露出する表面を有した構成体の
該表面に、植生ブロックを多数敷設した建物の緑化構造
において、上記植生ブロックを、上記表面に設置される
底面を有したブロック本体と、該ブロック本体の底面を
除く外面に設けられ植物が成育可能な被覆体とを備えて
構成するとともに、上記ブロック本体を発泡プラスチッ
クを溶融して減容化した粒状で内部に空気を包含した減
容プラスチックを骨材として用いて成形した構成とし
た。減容プラスチックは、内部に空気を包含しているの
で断熱性を備えている。従って、減容プラスチックを含
有した植生ブロック自体にも断熱性が備わる。また、減
容プラスチックは比重が小さいので減容プラスチックを
含有した植生ブロックの重量は軽減される。従って、植
生ブロックを多数敷設した建物の緑化構造は、断熱性
(光線の遮蔽性)を有するので、自然環境が建物に与え
る弊害(紫外線が照射されることによる生じる建物の老
朽化や建物が温度変化の差が広がることにより生じる建
物構造の歪)を抑え、外部の騒音を遮蔽し、大気の浄化
等を行なうことができる。また、植生ブロックを多数敷
設した建物の緑化構造は、建物に対する重量負荷を軽減
させるので建物への悪影響(短命化)を抑制させること
ができる。また、上記減容プラスチックの比重を0.3
〜0.9にした構成とした。減容プラスチックに好まし
い分散性を与えるためには、減容プラスチックの比重を
0.3以上にすることが好ましく、得られる成形体に好
ましい断熱性,軽量性,吸音性を与えるには減容プラス
チックの比重を0.9以下にすることがよい。更に、上
記植生ブロックを、加圧成形した構成とした。接着剤を
用いることなく、圧力だけでブロック本体と被覆体とを
接着させて植生ブロックを成形することができる。更に
また、上記減容プラスチックを、廃材を原料にして成形
した構成とした。発泡プラスチックの廃材を有効利用す
ることができる。
【0008】また、上記被覆体を、繊維体で成形した構
成とした。繊維体は、ジュウタン状の凹凸を有している
ので、保水性を有し植物種子が付着し易く根の定着が容
易になる。更に、上記被覆体に、植物種子,肥料,保水
剤を少なくとも1つ以上含有させた構成とした。植物を
成育させるために必要な要件を与えることにより植物の
発芽及び定着性を向上させることができる。更にまた、
上記被覆体は、植物繊維シートである構成とした。植物
繊維シートは、吸水性及び保水性を有するので水枯れを
防止でき、また自然分解するので環境への悪影響が少な
い。また、上記ブロック本体に、植物種子,肥料,保水
剤を少なくとも1つ以上含有させた構成とした。ブロッ
ク本体に植物種子等を含有させることにより植物種子等
が植生ブロックから離脱する虞が低下するので植物の発
芽及び定着性を向上させることができる。更に、上記多
数の植生ブロックを、その側部を互いに接触させて密に
敷設した構成とした。建物の外部に露出する表面を減少
させて建物に対する断熱性を高め、建物に対する断熱効
果を助長させることができる。更に、必要に応じ、上記
植生ブロックの被覆体に給水する給水装置を設け、該給
水装置を、給水用ホースと、該給水用ホースに供給され
た水を上記植生ブロックの被覆体に滴下させて給水を行
なうドリッパとを備えた構成とした。植生ブロックに給
水を行なう装置を設けることによって天候に影響を受け
ることなく植生ブロックに適度の水分を供給することが
できる。この際、ドリッパを用いれば少ない水量で必要
な給水を行なうことができる。
成とした。繊維体は、ジュウタン状の凹凸を有している
ので、保水性を有し植物種子が付着し易く根の定着が容
易になる。更に、上記被覆体に、植物種子,肥料,保水
剤を少なくとも1つ以上含有させた構成とした。植物を
成育させるために必要な要件を与えることにより植物の
発芽及び定着性を向上させることができる。更にまた、
上記被覆体は、植物繊維シートである構成とした。植物
繊維シートは、吸水性及び保水性を有するので水枯れを
防止でき、また自然分解するので環境への悪影響が少な
い。また、上記ブロック本体に、植物種子,肥料,保水
剤を少なくとも1つ以上含有させた構成とした。ブロッ
ク本体に植物種子等を含有させることにより植物種子等
が植生ブロックから離脱する虞が低下するので植物の発
芽及び定着性を向上させることができる。更に、上記多
数の植生ブロックを、その側部を互いに接触させて密に
敷設した構成とした。建物の外部に露出する表面を減少
させて建物に対する断熱性を高め、建物に対する断熱効
果を助長させることができる。更に、必要に応じ、上記
植生ブロックの被覆体に給水する給水装置を設け、該給
水装置を、給水用ホースと、該給水用ホースに供給され
た水を上記植生ブロックの被覆体に滴下させて給水を行
なうドリッパとを備えた構成とした。植生ブロックに給
水を行なう装置を設けることによって天候に影響を受け
ることなく植生ブロックに適度の水分を供給することが
できる。この際、ドリッパを用いれば少ない水量で必要
な給水を行なうことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態に係る植生ブロックを説明する。尚、上記
と同様のものには同一の符号を付して説明する。図1に
示すように、植生ブロックBは、ブロック本体1を備え
る。ブロック本体1は、コンクリートの結合材と骨材と
を混合した混合材で成形される。結合材としては、無機
系結合材、有機系結合材があり、夫々単独でまたは混合
して用いられる。無機系結合材としては、水と反応する
ことにより硬化する水硬性の無機化合物であればよく、
例えば、無機セメント類,エトリンジャイト,石膏等が
好ましく、断熱性,靭性,耐久性が得られやすい無機セ
メント類がより好ましい。無機セメント類としては、ポ
ルトランドセメント,早強ポルトランドセメント,白色
ポルトランドセメント,アルミナセメント,焼き石膏な
どの水硬性セメント類、高炉セメント,高硫酸塩スラグ
セメント,石灰スラグセメント等の潜在水硬性セメント
類、シリカセメント,フライアッシュセメント等の混合
セメント類等を挙げることができる。有機系結合材とし
ては、反応硬化型,熱可塑型等の状態から固化するもの
であればよく、エポキシ系樹脂が好ましい。骨材として
は、産業廃棄物である発泡プラスチックを溶融して減容
化した粒状の減容プラスチックPを用いた。更に、ブロ
ック本体1には、植物種子,肥料,保水剤を少なくとも
1つ以上含有してある。この含有は、骨材とともにコン
クリートの結合材に混合させればよい。植物種子を含有
したブロック本体1は、ブロック本体1から直接植物を
発芽させることができる。また、肥料を含有したブロッ
ク本体1は、雨水等が内部を浸透することにより肥料を
外部に滲出させ植物に栄養素を供給する。また、保水剤
を含有したブロック本体1は、湿潤状態が維持され植物
に水分を供給可能にすることができる。
の実施の形態に係る植生ブロックを説明する。尚、上記
と同様のものには同一の符号を付して説明する。図1に
示すように、植生ブロックBは、ブロック本体1を備え
る。ブロック本体1は、コンクリートの結合材と骨材と
を混合した混合材で成形される。結合材としては、無機
系結合材、有機系結合材があり、夫々単独でまたは混合
して用いられる。無機系結合材としては、水と反応する
ことにより硬化する水硬性の無機化合物であればよく、
例えば、無機セメント類,エトリンジャイト,石膏等が
好ましく、断熱性,靭性,耐久性が得られやすい無機セ
メント類がより好ましい。無機セメント類としては、ポ
ルトランドセメント,早強ポルトランドセメント,白色
ポルトランドセメント,アルミナセメント,焼き石膏な
どの水硬性セメント類、高炉セメント,高硫酸塩スラグ
セメント,石灰スラグセメント等の潜在水硬性セメント
類、シリカセメント,フライアッシュセメント等の混合
セメント類等を挙げることができる。有機系結合材とし
ては、反応硬化型,熱可塑型等の状態から固化するもの
であればよく、エポキシ系樹脂が好ましい。骨材として
は、産業廃棄物である発泡プラスチックを溶融して減容
化した粒状の減容プラスチックPを用いた。更に、ブロ
ック本体1には、植物種子,肥料,保水剤を少なくとも
1つ以上含有してある。この含有は、骨材とともにコン
クリートの結合材に混合させればよい。植物種子を含有
したブロック本体1は、ブロック本体1から直接植物を
発芽させることができる。また、肥料を含有したブロッ
ク本体1は、雨水等が内部を浸透することにより肥料を
外部に滲出させ植物に栄養素を供給する。また、保水剤
を含有したブロック本体1は、湿潤状態が維持され植物
に水分を供給可能にすることができる。
【0010】また、植生ブロックBは、ブロック本体1
の外面に設けられ植物が成育可能な被覆体2を備える。
被覆体2は、設置する底面bを除く外面に設けられシー
ト状に成形している。特に、被覆体2を不織布状の繊維
体で成形することにより、被覆体2表面の表面積が大き
くなり、繊維体と結合材とが絡み易くブロック本体1へ
の付着性が向上する。ここでは、被覆体2に椰子繊維シ
ートを用いた。椰子繊維シートは、ブロック本体1の表
出面に合わせた形状に加圧成形させている。また、被覆
体2には、植物種子,肥料,保水剤を少なくとも1つ以
上含有させている。含有処理は、ブロック本体1に付着
前または付着後の椰子繊維シートに対して行なうことが
できる。付着前に含有させる場合には椰子繊維シートの
製造時に椰子繊維シ−トに混合させたり、椰子繊維シー
トの表裏面双方または一方に吹き付けて行なう。付着後
に含有させる場合には、植生ブロックB単体毎にまたは
列設後まとめて吹き付けて行なう。特に、保水剤を含有
させれば乾燥しやすい場所にも植物を成育させることが
可能になり、植物の発芽及び定着性を向上させることが
できる。植物種子は、設置環境に応じて所望のものを用
いることができる。肥料は、成育させる植物に応じたも
のを用いる。保水剤としては、軽量である種々の保水ポ
リマーが好ましい。
の外面に設けられ植物が成育可能な被覆体2を備える。
被覆体2は、設置する底面bを除く外面に設けられシー
ト状に成形している。特に、被覆体2を不織布状の繊維
体で成形することにより、被覆体2表面の表面積が大き
くなり、繊維体と結合材とが絡み易くブロック本体1へ
の付着性が向上する。ここでは、被覆体2に椰子繊維シ
ートを用いた。椰子繊維シートは、ブロック本体1の表
出面に合わせた形状に加圧成形させている。また、被覆
体2には、植物種子,肥料,保水剤を少なくとも1つ以
上含有させている。含有処理は、ブロック本体1に付着
前または付着後の椰子繊維シートに対して行なうことが
できる。付着前に含有させる場合には椰子繊維シートの
製造時に椰子繊維シ−トに混合させたり、椰子繊維シー
トの表裏面双方または一方に吹き付けて行なう。付着後
に含有させる場合には、植生ブロックB単体毎にまたは
列設後まとめて吹き付けて行なう。特に、保水剤を含有
させれば乾燥しやすい場所にも植物を成育させることが
可能になり、植物の発芽及び定着性を向上させることが
できる。植物種子は、設置環境に応じて所望のものを用
いることができる。肥料は、成育させる植物に応じたも
のを用いる。保水剤としては、軽量である種々の保水ポ
リマーが好ましい。
【0011】次に、実施の形態に係る植生ブロックBの
製造方法を説明する。上述した植生ブロックBは、図2
に示すようにして製造される。 (1)植物繊維に種子,肥料,保水剤を絡めてプレス成
形して植物繊維シート(被覆体2)を成形する(図2
(a)参照)。植物繊維シートに種子及びその発芽環境
を成形するための条件を付与することができるので植物
の成育(発芽及び定着)を容易にさせることができる。 (2)成形する植生ブロックBの形状に合わせた上開放
の型枠fを用意し、型枠f内面に植物繊維シートを加圧
して敷設する(図2(b)参照)。植生ブロックBの外
面を構成する植物繊維シートを型枠fに押しつけておき
そこに結合材を流し込めば、植物繊維シートの凹凸に結
合材が入り込んでブロック体1に被覆体2を容易に付設
させることができる。 (3)植物繊維シートが敷設された型枠f内に減容プラ
スチックP及び植物種子,肥料,保水剤を含有した結合
材を投入してプレス成形する(図2(c)参照)。減容
プラスチックPが結合材に含有されているので、断熱性
及び軽量性がブロック本体1に付与される。また、被覆
体2だけでなくブロック本体1にも種子及びその発芽環
境を成形させるための条件を付与させているので植物の
成育(発芽及び定着)をより助長させることができる。 (4)成型体を型枠fから外すことにより、底面b以外
に被覆体2が付設された植生ブロックBが得られる(図
2(d)参照)。
製造方法を説明する。上述した植生ブロックBは、図2
に示すようにして製造される。 (1)植物繊維に種子,肥料,保水剤を絡めてプレス成
形して植物繊維シート(被覆体2)を成形する(図2
(a)参照)。植物繊維シートに種子及びその発芽環境
を成形するための条件を付与することができるので植物
の成育(発芽及び定着)を容易にさせることができる。 (2)成形する植生ブロックBの形状に合わせた上開放
の型枠fを用意し、型枠f内面に植物繊維シートを加圧
して敷設する(図2(b)参照)。植生ブロックBの外
面を構成する植物繊維シートを型枠fに押しつけておき
そこに結合材を流し込めば、植物繊維シートの凹凸に結
合材が入り込んでブロック体1に被覆体2を容易に付設
させることができる。 (3)植物繊維シートが敷設された型枠f内に減容プラ
スチックP及び植物種子,肥料,保水剤を含有した結合
材を投入してプレス成形する(図2(c)参照)。減容
プラスチックPが結合材に含有されているので、断熱性
及び軽量性がブロック本体1に付与される。また、被覆
体2だけでなくブロック本体1にも種子及びその発芽環
境を成形させるための条件を付与させているので植物の
成育(発芽及び定着)をより助長させることができる。 (4)成型体を型枠fから外すことにより、底面b以外
に被覆体2が付設された植生ブロックBが得られる(図
2(d)参照)。
【0012】次に、上述した植生ブロックBを用いた建
物の緑化構造を説明する。ここでは、建物の屋上を緑化
するための緑化構造について示す。図3には、建物の屋
上天板の所定領域に複数の植生ブロックBを敷設して構
築した建物の緑化構造Sが示される。建物の緑化構造S
は、植生ブロックBを列設させた列設部10を備える。
列設部10は、植生ブロックBの側部を互いに接触させ
て2列のブロック単位A(2(横の植生ブロックBの
数)×6(縦の植生ブロックBの数)=12(全植生ブ
ロックBの数))からなり、ここでは3ブロック単位A
で構成した。用いれば少ない水量で必要な給水を行なう
ことができる。
物の緑化構造を説明する。ここでは、建物の屋上を緑化
するための緑化構造について示す。図3には、建物の屋
上天板の所定領域に複数の植生ブロックBを敷設して構
築した建物の緑化構造Sが示される。建物の緑化構造S
は、植生ブロックBを列設させた列設部10を備える。
列設部10は、植生ブロックBの側部を互いに接触させ
て2列のブロック単位A(2(横の植生ブロックBの
数)×6(縦の植生ブロックBの数)=12(全植生ブ
ロックBの数))からなり、ここでは3ブロック単位A
で構成した。用いれば少ない水量で必要な給水を行なう
ことができる。
【0013】また、建物の緑化構造Sは、植生ブロック
Bの被覆体2に給水する給水装置20を備える。給水装
置20は、給水用ホース21を備える。給水ホース用2
1は、植生ブロックB単位の長手方向の両側部に配設さ
れる一端が開状態であり他端が閉状態であるホース21
aとホース21aの一端に接続されホース21aに配水
するホース21bからなる。ホース21aの内部には、
水を植生ブロックBの被覆体2に滴下させて給水を行な
うドリッパ22を備えている。ドリッパ22は、図3
(2)に示すように、植生ブロックB毎にその被覆体2
の側面に水を点滴するように所定間隔でホース21aの
内部に配置されている。ドリッパ22内部はホース21
aのどの位置にあっても一定水圧が保たれる構造になっ
ているので、どの位置においても一定量の給水が行なわ
れる。また、給水装置20は灌水タイマ23を備える。
灌水タイマ23は、外部環境条件(気温,湿度,気圧
等)に応じて植生ブロックBへの点滴指示を行ない、植
生ブロックBの被覆体2の水枯れが生じないようにす
る。
Bの被覆体2に給水する給水装置20を備える。給水装
置20は、給水用ホース21を備える。給水ホース用2
1は、植生ブロックB単位の長手方向の両側部に配設さ
れる一端が開状態であり他端が閉状態であるホース21
aとホース21aの一端に接続されホース21aに配水
するホース21bからなる。ホース21aの内部には、
水を植生ブロックBの被覆体2に滴下させて給水を行な
うドリッパ22を備えている。ドリッパ22は、図3
(2)に示すように、植生ブロックB毎にその被覆体2
の側面に水を点滴するように所定間隔でホース21aの
内部に配置されている。ドリッパ22内部はホース21
aのどの位置にあっても一定水圧が保たれる構造になっ
ているので、どの位置においても一定量の給水が行なわ
れる。また、給水装置20は灌水タイマ23を備える。
灌水タイマ23は、外部環境条件(気温,湿度,気圧
等)に応じて植生ブロックBへの点滴指示を行ない、植
生ブロックBの被覆体2の水枯れが生じないようにす
る。
【0014】図4には、図3にて説明した建物の緑化構
造Sの効果が示される。図4に示すように、植生ブロッ
クBを建物の屋上に構築することにより、以下の効果を
得ることができる。 (減容プラスチックの存在による効果)緑化構造Sが一
体として断熱性を備えることにより、外部と建物との間
での熱伝達が抑えられるので、外部気温の影響による建
物(建物内部も含む)の温度上昇または温度低下が抑え
られる。従って、建物内部の暖房及び冷房効率が高めら
れるので省エネ効果が得られる。また、ブロック本体1
内は減容プラスチックPを混入しているので、構築され
る緑化構造Sの重量に反映されて建物に対する重量負荷
が軽減される。従って、建物に過度の重量負荷を与える
ことによる悪影響が生じない。 (植生ブロックBの存在による効果)植生ブロックBに
植物が成育することにより環境緑化が図られる。成育し
た植物は炭酸ガスや排気ガス(硫黄酸化物等)の吸収を
行なうので、空気の浄化が行なわれる。また、植物は紫
外線を吸収するので、紫外線が照射されることにより生
じる建物の老朽化を防ぎ、建物の長寿命化を図ることが
できる。更に、成育した植物は騒音を吸収したり減衰さ
せて騒音が建物内部へ伝播するのを防ぐので、建物への
騒音防止が図られる。また、植物は保水性を有している
ので、防火性も向上させられる。更に、緑化させること
は、景観の向上、ヒーリング効果、ヒートアイランド効
果の防止をもたらすことができる。
造Sの効果が示される。図4に示すように、植生ブロッ
クBを建物の屋上に構築することにより、以下の効果を
得ることができる。 (減容プラスチックの存在による効果)緑化構造Sが一
体として断熱性を備えることにより、外部と建物との間
での熱伝達が抑えられるので、外部気温の影響による建
物(建物内部も含む)の温度上昇または温度低下が抑え
られる。従って、建物内部の暖房及び冷房効率が高めら
れるので省エネ効果が得られる。また、ブロック本体1
内は減容プラスチックPを混入しているので、構築され
る緑化構造Sの重量に反映されて建物に対する重量負荷
が軽減される。従って、建物に過度の重量負荷を与える
ことによる悪影響が生じない。 (植生ブロックBの存在による効果)植生ブロックBに
植物が成育することにより環境緑化が図られる。成育し
た植物は炭酸ガスや排気ガス(硫黄酸化物等)の吸収を
行なうので、空気の浄化が行なわれる。また、植物は紫
外線を吸収するので、紫外線が照射されることにより生
じる建物の老朽化を防ぎ、建物の長寿命化を図ることが
できる。更に、成育した植物は騒音を吸収したり減衰さ
せて騒音が建物内部へ伝播するのを防ぐので、建物への
騒音防止が図られる。また、植物は保水性を有している
ので、防火性も向上させられる。更に、緑化させること
は、景観の向上、ヒーリング効果、ヒートアイランド効
果の防止をもたらすことができる。
【0015】図5には、他の建物の緑化構造Sが示され
る。緑化構造Sは、建物の屋上天板に植生ブロックBを
その側部を互いに接触させて密に敷設して構成した。従
って、植生ブロックBを列設させるだけで容易に屋上天
板に緑化構造Sを成形することができるとともに、上述
した緑化構造Sと略同様の作用効果が得られる。
る。緑化構造Sは、建物の屋上天板に植生ブロックBを
その側部を互いに接触させて密に敷設して構成した。従
って、植生ブロックBを列設させるだけで容易に屋上天
板に緑化構造Sを成形することができるとともに、上述
した緑化構造Sと略同様の作用効果が得られる。
【0016】
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の植生ブロ
ックによれば、ブロック本体を発泡プラスチックを溶融
して減容化した粒状の減容プラスチックを骨材として用
いて成形したので、断熱性及び軽量性を備えることがで
きる。また、減容プラスチックの比重を0.3〜0.9
にした場合には、分散性が向上し、得られる成形体に好
ましい断熱性,軽量性,吸音性を与えることができる。
更に、ブロック本体を、被覆体と付設した状態で加圧成
形した場合には、接着剤を用いることなく、圧力だけで
ブロック本体と被覆体とを接着させて植生ブロックを成
形することができる。更にまた、減容プラスチックを、
廃材を原料にして成形した場合には、発泡プラスチック
の廃材を有効利用することができる。また、被覆体を、
繊維体で成形した場合には、繊維体の凹凸状態に植物種
子が付着し易く植物の発芽及び定着の向上が図られる。
更に、被覆体に、植物種子,肥料,保水剤を少なくとも
1つ以上含有させた場合には、植物を成育させるために
必要な要件が与えられ植物の発芽及び定着性を向上させ
ることができる。更にまた、被覆体が、植物繊維シート
である場合には、吸水性及び保水性を有するので水枯れ
を防止でき、また自然分解できるので環境への悪影響が
少ない。また、ブロック本体に、植物種子,肥料,保水
剤を少なくとも1つ以上含有させた場合には、植物を成
育させるために必要な要件が与えられるので植物の発芽
及び定着性を向上させることができる。
ックによれば、ブロック本体を発泡プラスチックを溶融
して減容化した粒状の減容プラスチックを骨材として用
いて成形したので、断熱性及び軽量性を備えることがで
きる。また、減容プラスチックの比重を0.3〜0.9
にした場合には、分散性が向上し、得られる成形体に好
ましい断熱性,軽量性,吸音性を与えることができる。
更に、ブロック本体を、被覆体と付設した状態で加圧成
形した場合には、接着剤を用いることなく、圧力だけで
ブロック本体と被覆体とを接着させて植生ブロックを成
形することができる。更にまた、減容プラスチックを、
廃材を原料にして成形した場合には、発泡プラスチック
の廃材を有効利用することができる。また、被覆体を、
繊維体で成形した場合には、繊維体の凹凸状態に植物種
子が付着し易く植物の発芽及び定着の向上が図られる。
更に、被覆体に、植物種子,肥料,保水剤を少なくとも
1つ以上含有させた場合には、植物を成育させるために
必要な要件が与えられ植物の発芽及び定着性を向上させ
ることができる。更にまた、被覆体が、植物繊維シート
である場合には、吸水性及び保水性を有するので水枯れ
を防止でき、また自然分解できるので環境への悪影響が
少ない。また、ブロック本体に、植物種子,肥料,保水
剤を少なくとも1つ以上含有させた場合には、植物を成
育させるために必要な要件が与えられるので植物の発芽
及び定着性を向上させることができる。
【0018】また、本発明の建物の緑化構造によれば、
多数敷設した植生ブロックを、表面に設置される底面を
有したブロック本体と、ブロック本体の底面を除く外面
に設けられ植物が成育可能な被覆体とを備えて構成する
とともに、ブロック本体を発泡プラスチックを溶融して
減容化した粒状の減容プラスチックを骨材として用いて
成形したので、断熱性及び軽量性を備えることができ
る。また、減容プラスチックの比重を0.3〜0.9に
した場合には、分散性が向上し、得られる成形体に好ま
しい断熱性,軽量性,吸音性を与えることができる。更
に、植生ブロックを、加圧成形した場合には、接着剤を
用いることなく、圧力だけでブロック本体と被覆体とを
接着させて植生ブロックを成形することができる。更に
また、減容プラスチックを、廃材を原料にして成形した
場合には、発泡プラスチックの廃材を有効利用すること
ができる。
多数敷設した植生ブロックを、表面に設置される底面を
有したブロック本体と、ブロック本体の底面を除く外面
に設けられ植物が成育可能な被覆体とを備えて構成する
とともに、ブロック本体を発泡プラスチックを溶融して
減容化した粒状の減容プラスチックを骨材として用いて
成形したので、断熱性及び軽量性を備えることができ
る。また、減容プラスチックの比重を0.3〜0.9に
した場合には、分散性が向上し、得られる成形体に好ま
しい断熱性,軽量性,吸音性を与えることができる。更
に、植生ブロックを、加圧成形した場合には、接着剤を
用いることなく、圧力だけでブロック本体と被覆体とを
接着させて植生ブロックを成形することができる。更に
また、減容プラスチックを、廃材を原料にして成形した
場合には、発泡プラスチックの廃材を有効利用すること
ができる。
【0019】また、被覆体を、繊維体で成形した場合に
は、繊維体の凹凸状態に植物種子が付着し易く植物の発
芽及び定着性を向上させることができる。更に、被覆体
に、植物種子,肥料,保水剤を少なくとも1つ以上含有
させた場合には、植物を成育させるために必要な要件が
与えられ植物の発芽及び定着性を向上させることができ
る。更にまた、被覆体は、植物繊維シートである場合に
は、吸水性及び保水性を有するので水枯れを防止でき、
また自然分解できるので環境への悪影響が少ない。ま
た、ブロック本体に、植物種子,肥料,保水剤を少なく
とも1つ以上含有させた場合には、植物を成育させるた
めに必要な要件が与えられるので植物の発芽及び定着性
を向上させることができる。更に、多数の植生ブロック
を、その側部を互いに接触させて密に敷設した場合に
は、建物の外部に露出する表面を減少させて建物への断
熱性を向上させることができる。更にまた、植生ブロッ
クの被覆体に給水する給水装置を設け、給水装置を、給
水用ホースと、給水用ホースに供給された水を植生ブロ
ックの被覆体に滴下させて給水を行なうドリッパとを備
えた場合には、天候の影響を受けることなく植生ブロッ
クに適度の水分を供給することができ、ドリッパを用い
れば少ない水量で必要な給水を行なうことができる。
は、繊維体の凹凸状態に植物種子が付着し易く植物の発
芽及び定着性を向上させることができる。更に、被覆体
に、植物種子,肥料,保水剤を少なくとも1つ以上含有
させた場合には、植物を成育させるために必要な要件が
与えられ植物の発芽及び定着性を向上させることができ
る。更にまた、被覆体は、植物繊維シートである場合に
は、吸水性及び保水性を有するので水枯れを防止でき、
また自然分解できるので環境への悪影響が少ない。ま
た、ブロック本体に、植物種子,肥料,保水剤を少なく
とも1つ以上含有させた場合には、植物を成育させるた
めに必要な要件が与えられるので植物の発芽及び定着性
を向上させることができる。更に、多数の植生ブロック
を、その側部を互いに接触させて密に敷設した場合に
は、建物の外部に露出する表面を減少させて建物への断
熱性を向上させることができる。更にまた、植生ブロッ
クの被覆体に給水する給水装置を設け、給水装置を、給
水用ホースと、給水用ホースに供給された水を植生ブロ
ックの被覆体に滴下させて給水を行なうドリッパとを備
えた場合には、天候の影響を受けることなく植生ブロッ
クに適度の水分を供給することができ、ドリッパを用い
れば少ない水量で必要な給水を行なうことができる。
【図1】本発明の実施の形態に係る植生ブロックを説明
する図である。
する図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る植生ブロックの製造
工程を説明する図である。
工程を説明する図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る建物の緑化構造を示
し、(1)は平面図であり、(2)は点滴作用を説明す
る断面図である。
し、(1)は平面図であり、(2)は点滴作用を説明す
る断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る建物の緑化構造の効
果を説明する図である。
果を説明する図である。
【図5】本発明の他の建物の緑化構造を示す図である。
【図6】従来の植生ブロックを示す説明図である。
B 植生ブロック
b 底面
P 減容プラスチック
f 型枠
S 建物の緑化構造
1 ブロック本体
2 被覆体
10 列設部
20 給水装置
21 給水用ホース
21a ホース
21b ホース
22 ドリッパ
23 灌水タイマ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI
A01G 9/02 A01G 9/02 B
103 103G
25/02 602 25/02 602A
604 604
E02D 29/02 311 E02D 29/02 311
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
E04C 1/39
Claims (2)
- 【請求項1】 建物を構成する屋上の外部に露出する表
面を有した構成体の該表面に、植生ブロックを多数敷設
した建物の緑化構造において、 上記植生ブロックを、上記表面に設置される底面を有し
たブロック本体と、該ブロック本体の底面を除く外面に
設けられ植物が成育可能な被覆体とを備えて構成すると
ともに、上記ブロック本体を発泡プラスチックを溶融し
て減容化した粒状で内部に空気を包含した減容プラスチ
ックを骨材として用いて成形し、上記減容プラスチックを、廃材を原料にして成形すると
ともに、上記減容プラスチックの比重を0.3〜0.9
にし、 上記ブロック本体に、植物種子,肥料,保水剤を少なく
とも1つ以上含有させ、 上記被覆体を、繊維体からなる植物繊維シートで成形
し、上記被覆体に、植物種子,肥料,保水剤を少なくと
も1つ以上含有させ、 上記ブロック本体を、上記被覆体を付設した状態で加圧
成形し、 上記多数の植生ブロックを、その側部を互いに接触させ
て密に敷設した ことを特徴とする建物の緑化構造。 - 【請求項2】 上記植生ブロックの被覆体に給水する給
水装置を設け、該給水装置を、給水用ホースと、該給水
用ホースに供給された水を上記植生ブロックの被覆体に
滴下させて給水を行なうドリッパとを備えて構成したこ
とを特徴とする請求項1記載の建物の緑化構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001192678A JP3529367B2 (ja) | 2001-06-26 | 2001-06-26 | 建物の緑化構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001192678A JP3529367B2 (ja) | 2001-06-26 | 2001-06-26 | 建物の緑化構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003003600A JP2003003600A (ja) | 2003-01-08 |
| JP3529367B2 true JP3529367B2 (ja) | 2004-05-24 |
Family
ID=19031098
Family Applications (1)
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