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JP3530276B2 - 温風暖房機 - Google Patents
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JP3530276B2 - 温風暖房機 - Google Patents

温風暖房機

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JP3530276B2
JP3530276B2 JP15476795A JP15476795A JP3530276B2 JP 3530276 B2 JP3530276 B2 JP 3530276B2 JP 15476795 A JP15476795 A JP 15476795A JP 15476795 A JP15476795 A JP 15476795A JP 3530276 B2 JP3530276 B2 JP 3530276B2
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、石油ファンヒータ、ガ
スファンヒータ等の温風暖房機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来この種温風暖房機に使用される気化
式の液体燃料燃焼装置として、例えば特公昭63−45
003号公報に、バーナヘッドの炎孔から側方に向かっ
て形成される火炎の広がりを極力抑えつつ、金属製の燃
焼筒が耐熱温度以上の高温に加熱されないように、アー
ス板を設けた技術が開示され、また特開平4−2781
07号公報に、アース板とバーナヘッドとの間に位置す
る気化筒上面に複数個の熱回収壁を設けた技術が開示さ
れている。 【0003】一方、特開平4−324058号公報に
は、暖房機の前面に設けられた温風吹出口側に位置する
風胴の天部下面に下向きの風向変更板を設けて、二次空
気の供給口がゴミや埃等で塞がれた場合でも燃焼室内に
二次空気を安定して供給できるようにした液体燃料燃焼
装置が開示されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上述の2つの前者公報
にあっては、アース板によって側方に向かう火炎の広が
りを直接阻止するとともに、気化部の周囲に供給された
二次空気を火炎の外側から上方に案内して燃焼空気を安
定供給しつつ火炎の側方への広がりを空気流で抑制する
ものであるが、このアース板の火炎阻止効果が大きすぎ
るとかえって炎を小さくしてしまい所望の燃焼炎(火
力)を得られなくなる不具合があった。また、強燃焼時
に大きくなる火炎によってアース板に炎の当たる量が大
きくなったり、炎の触れる面積が大きくなったりするの
で、アース板の温度が高くなりすぎて赤熱化され、アー
ス板自身への負担が大きすぎ高価な材料を選定しなけれ
ばならなかったり、アース板自身が劣化しやすかった
り、炎孔に対向する部分だけ形状を変えたりしなければ
ならないなどの不具合があった。 【0005】特に、二次空気の専用供給口や吸込口がゴ
ミや埃等で塞がれた場合には、アース板の周囲に二次空
気を供給できなくなり燃料を完全燃焼させられず未燃ガ
スが多量に発生すしたり、火炎の側方への広がりを阻止
しきれなくなって、燃焼筒の赤熱化を抑制できなくなる
不具合があった。しかも、弱燃焼時において炎孔から外
側に出る炎はアース板まで到達せず、アース板が空気供
給の障壁となり二次空気を炎近傍に供給できずやはり不
完全燃焼になりやすい不具合があった。 【0006】一方、後者公報にあっては、燃焼筒内で生
成された燃焼ガスが上方に案内されて直接或いは間接
(輻射)に風胴に接触することとなるため、風胴(特に
燃焼筒の直上に位置する部分)の温度が高くなりすぎ、
風胴上方の部品を熱的に破損させたり、風胴に連接する
本体への熱伝導で使用者が危険に晒されたりする危惧が
あり、しかも、風胴に直接燃焼ガスが当たりやすいので
風胴下面にススが付きやすく、風胴下面に付着したスス
が送風機からの冷風によって暖房機の吹出口方向に案内
され、温風と共にススが吹出口から吹き出される不具合
もあった。さらに、燃焼筒に対して上方及び下方から二
次空気を案内するだけでは、火炎の側方への広がりを阻
止できず、結果的に火炎を燃焼筒に触れさせないように
することができないため、燃焼筒の赤熱化を確実に抑制
することはできない。 【0007】特に両者技術にあっては、バーナボディを
加熱する加熱ヒータの導出部においては、バーナボディ
の外側から上方へ向かう二次空気がこの導入部に邪魔さ
れて導入部の位置するところだけ通過させられないた
め、少なくともこの部分の上方の火炎の広がりを二次空
気で内方に押し戻すことができず、ヒータ導出部の上部
外方に位置する燃焼筒の一部分だけが赤熱化されやすい
不具合もあった。 【0008】そこで本発明では、簡単な構成により燃焼
筒の局部的な赤熱化を抑制防止するとともに二次空気を
安定供給できる温風暖房機を提供することを目的とす
る。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の温風
暖房機は、外気吸込口及び温風吹出口を有し後面に前記
外気吸込口から吸い込んだ外気を前記温風吹出口に供給
する対流用送風機を取り付けた本体ケースと、この本体
ケース内に設けられ前記外気吸込口から温風吹出口まで
外気を案内する風胴と、この風胴内に設けた上部開口の
燃焼筒と、この燃焼筒内の下部に設けたバーナ装置と、
前記燃焼筒と前記風胴の頂部との間に設けた遮熱板とを
備えた温風暖房機において、この遮熱板の前部に外気を
順次斜め下方へ案内する前傾斜部を設け、この前傾斜部
には風胴と遮熱板との間を流れる空気を前記燃焼筒内に
導入する開口を設け、前記遮熱板の後部には、外気を順
次上方へ案内する後傾斜部と、この後傾斜部からさらに
下方へ垂下した垂下片部が設けられ、この後傾斜部には
外気を前記遮熱板下面に導入する開口を設けたものであ
る。 【0010】 【0011】 【0012】 【作用】 請求項1の発明によれば、遮熱板に設けた開
口は、燃焼ガスを前方(温風吹出口の位置する方向)へ
案内する案内口としてだけではなく、燃焼筒の前部に外
気を導入する導入部として作用するので、燃焼筒を内面
から冷却する冷却風及び燃焼筒を外面から冷却する冷却
風の案内ができ、燃焼筒の赤熱が抑制されると共に燃焼
二次空気が上方から安定して供給される。また、遮熱板
の前部に設けられ外気を順次斜め下方へ案内する前傾斜
部に形成された開口は、風胴と遮熱板との間を流れる空
気の一部を燃焼筒内に導入する空気導入部として作用す
るので、風胴と遮熱板との間を流れる空気の一部によっ
て燃焼筒が内面から冷却されるとともに、火炎の側方へ
の広がりも抑制され、燃焼筒の前部の赤熱がより有効に
抑制される。また、遮熱板の後部に設けられ外気を順次
上方へ案内する後傾斜部に形成した開口は、外気を遮熱
板下面に導入する導入口として作用するので、遮熱板下
面の冷却が促進され、燃焼ガス上部が斜め前下方へ抑え
らやすくなる。 【0013】 【0014】 【0015】 【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。 【0016】図1は本発明の温風暖房機の全体構成の一
実施例を示す側断面図、図2は図1の上部を拡大した側
断面図、図3は本発明の遮熱板の一実施例を示す斜め下
後方から見た斜視図、図4は本発明の遮熱板の他の実施
例を示す斜め下後方から見た斜視図、図5は本発明のバ
ーナ装置の一実施例を示す斜視図、図6は本発明の気化
筒の一実施例を示す斜視図である。 【0017】図1及び図2において、1は石油ファンヒ
ータにて代表される温風暖房機(以下暖房機という)で
あり、暖房機1は上面2A・前面2B・後面2C及び左
右両側面2D,2Eを有する金属製の本体ケース2と、
本体ケース2の下面開口を閉塞する厚肉金属製のベース
3とで構成される。 【0018】本体ケース2の前面の略中央部には温風吹
出口4が形成され、本体ケースの後面には空気取入口及
び後述のファン7Cのベルマウスを兼用した丸形の空気
流入口5が形成され、この空気流入口5の周縁部には、
メッシュ状に形成された複数の外気吸込口6と対流用送
風機7とを有する金属製のフィルター兼用のファンガー
ド8が取り付けてある。対流用送風機7は、回転軸7A
を有するモータ7Bと、回転軸7Aに取り付けられたフ
ァン7Cとからなる。 【0019】また、この本体ケース2内には、一端が温
風吹出口4に連通し、他端が空気流入口5の上方(詳し
くは対流用送風機7のファン7Cの部分)に連通し、外
気吸込口6から吸い込んだ外気を温風吹出口4まで案内
するための金属製の風胴9が配置されている。尚、図中
の矢印は空気の流れを示す。 【0020】11は本体ケース2内の下部に配置され石
油燃料を気化して燃焼させるバーナ装置であり、このバ
ーナ装置11は、有底円筒状のアルミニウム合金製の気
化筒11Aと、この気化筒11Aの上部に装着され側面
に複数の炎孔11bを有したバーナヘッド11Bと、気
化筒11Aの周囲を囲むバーナケース11Cとで構成さ
れる(詳細は図5を参照)。 【0021】12はこの気化筒11A内に燃焼用一次空
気(以下一次空気という)を供給すると共に前記バーナ
ケース11C内に燃焼用二次空気(以下二次空気とい
う)を供給する燃焼用送風機であり、燃焼用送風機12
は回転軸12Aを有するモータ12Bと、モータ12B
の回転軸12Aに取り付けたファン12Cと、回転軸1
2Aの回転数を検知するための発光部と受光部を備えた
フォトセンサ12Dとからなる。 【0022】この燃焼用送風機12の吸込ダクト13は
本体ケース2の後面2Cよりも外方まで延びており、そ
の吸込口(吸込ダクトの先端)13Aにはフィルター1
4が設けてある。尚、吸込口13Aの位置は本体ケース
の後面2Cに限定されるものではなく、左右側面でも良
い。 【0023】15は気化筒11Aに一次空気を供給する
ための燃焼用一次空気供給路であり、16はバーナケー
ス11C内に二次空気を供給するための燃焼用二次空気
供給路であり、17は燃焼用一次空気供給路15を貫通
するように設けられ気化筒11Aに液体燃料を供給する
燃料供給装置としてのノズルである。18はバーナリン
グ、19はバーナヘッド11Bの炎孔11bに対向して
気化筒12Aの上面に設けられた複数の熱回収用突部、
20はフレームセンサ、21は点火プラグである。尚、
熱回収用突部19は炎孔11bに一対一対応である必要
はない22は前記風胴9内に設けられた金属製の上部開
口の燃焼筒であり、この燃焼筒22は、前記バーナ装置
11の上部(特にバーナケース11C)の周囲を覆うよ
うに風胴9の底面に立てて設けられ、その上部の開口部
22Bよりバーナ装置11で生成した燃焼ガスを流出さ
せるようになっている。この燃焼筒22に対向するよう
に前記対流用送風機7のプロペラファン7Cが配置さ
れ、筒22の高さは図1に示すようにモータ7Bの上面
の高さと略同じくらいにしてある。 【0024】23は燃焼筒22の前面に設けた炎監視用
の覗き窓である。この覗き窓23は、覗き用透明部材と
しての透明な雲母板23Aを固定具23Bにより燃焼筒
22の前部外面に密着して固定することにより構成され
ている。覗き窓23の覗き用透明部材としては、耐熱性
や十分な強度を有するものが好ましく、例えば雲母板2
3Aの代わりに薄いガラス板を用いることも可能だが、
火炎や燃焼ガスの熱などにより破損しやすいので不向き
である。また、雲母板23Aが燃焼筒22の外面に密着
して固定されていないと、燃焼筒22内部の熱気や燃焼
ガスがその隙間から外に漏れて、一酸化炭素が発生する
などの不都合を生じるので、雲母板23Aを密着して固
定することが肝要である。 【0025】尚、図1中、Fは強燃焼状態における正常
燃焼時の目視できる炎の概略形状を示し、FXは同じく
目視できないが実際の炎の概略形状を示している。 【0026】30は燃焼筒22と風胴9の天面9Aとの
間に設けられたアルミメッキ鋼板製の遮熱板である。こ
の遮熱板30は、図3に示すように、風胴9の天面9A
に対峙する天面31と、その前方部並びに後方部がそれ
ぞれ斜め下方に折り曲げられて急傾斜の前傾斜部32及
び緩傾斜の後傾斜部33が形成されると共に、前傾斜部
32の下端からさらに下方に垂下され燃焼筒22の前部
と重なる位置まで延びた前垂下片34と、後傾斜部33
の下端からさらに下方に垂下され燃焼筒22の上方まで
延びたた後垂下片35が形成されている。 【0027】遮熱板30の天面31の左右両側部には、
それぞれ下方へ直角に折り曲げられて側片部36、36
が形成され、これら側片部36、36の後ろ側には側方
へ延び先端が下方へ折り曲げられた第1の固定部として
の後ろ固定片部37、37が形成されている。前垂下片
34の両端部には、遮熱板30を風胴9の側壁に固定す
るための爪とネジ孔を有する第2の固定部としての前固
定片部38、38が形成され、各固定片部37及び38
の先端部は、風胴9の側壁及び前壁にそれぞれ形成され
た孔(図示せず)に挿入されて仮止め固定され、各固定
片部はスポット溶接で本固定される。 【0028】また、緩やかに傾斜した後傾斜部33の後
縁に形成した後垂下片35は、図3に破線で示すよう
に、プロペラファン7Cの回転方向及び風の流れの関係
で右側部分39が切り欠かれている。 【0029】40は前傾斜部に形成されした燃焼筒22
の前部に外気を導入する導入用の開口としての前孔であ
り、本実施例では幅方向の中心を燃焼筒22の中心位置
に合わせて幅66mm高さ16mmの方形状に形成して
あるが、形状及び幅方向の中心位置は別段この例に限定
されるものではなく、楕円状或いは両端のみ半円状であ
ってもよい。また、41は後傾斜部33に形成され遮熱
板30の天面31の下面及び燃焼筒22の前部に向けて
外気を導入する外気導入用の開口としての後孔であり、
本実施例では両端のみ半円状の長孔(幅80mm,高さ
15mm)に形成してあるが、形状は別段この例に限定
されるものではなく、円形、楕円形、四角形、三角形な
ど形状はなんでも差し支えない。 【0030】尚、図2の実線矢印は燃焼中の空気の流れ
の概略を示し、一点鎖線矢印はこれら開口40及び41
から導入された空気の流れの概略を示す。 【0031】ここで、遮熱板30の前部に設けられ外気
を順次斜め下方へ案内する前傾斜部32に形成された開
口40が、風胴9と遮熱板30との間を流れる空気の一
部を燃焼筒22内に導入する空気導入部として作用する
ので、風胴9と遮熱板33との間を流れる空気(外気)
の一部を積極的に燃焼筒22の前部に案内することがで
き、燃焼筒22を内面から冷却することができるととも
に、火炎Fの側方への広がりを有効に抑制することがで
きた。特に、従来燃焼筒22の前部(特に覗き窓23の
周囲部分)に火炎が長時間当たることによって生じやす
かった燃焼筒22の赤熱現象を抑制防止することができ
た。 【0032】また、遮熱板30の後部に設けられ外気を
順次上方へ案内する後傾斜部33に形成した開口41
が、外気を遮熱板30の天面31の下面に導入する導入
口として作用するので、遮熱板30の下面の冷却を促進
でき、且つ、燃焼ガスの上部を斜め前下方へ押しやるこ
とができ、遮熱板30への熱的影響を抑制できた。 【0033】しかも、両開口40及び41により、燃焼
筒22内に上方からも二次空気を供給することができ、
このため上下両方向より二次空気の供給が可能となっ
た。 【0034】上記の構成において、例えば、燃焼筒22
の上面開口22B端と後垂下片35の下端との間隔L1
は約8mm、燃焼筒22の上面開口22B端と対流用送
風機7の回転軸7Aの延長線との間隔L2を約14m
m、燃焼筒22の上面開口22B端と遮熱板30との間
隔L3を約20mmとすることにより、各間隔の比即ち
L1:L2:L3=1:約1.75:約2.5となる。
尚、風胴9の前垂下片34の下端と燃焼筒22の上面開
口22B端との間隔L4を約33mm、燃焼筒22の内
径を約140mm、風胴9の底部から対流用送風機7の
回転軸7Aの延長線までの高さh1を120mm、風胴
9の底部から風胴9の頂部9Aまでの高さh2を204
mmとした。 【0035】一方、図4に遮熱板の他の実施例を示す
が、図3に示す遮熱板30と同じ符号は同じ構成及び機
能を持つものとする。50は他の遮熱板であり、51は
天面31の前部の一部を幅方向に切り起こして形成した
切起し片52により作られる開口である。 【0036】切起し片52を斜め後方に傾斜させること
によって、風胴9の頂部9Aと遮熱板50の天面31と
の間に流れる空気の一部を強制的に下向き方向に流れを
変えさせて、且つ、この開口51から遮熱板50の下
方、特に燃焼筒22の前部内面に外気を案内するもので
ある。 【0037】この開口51を形成することにより、燃焼
中に生じる燃焼ガスを前方(具体的には温風吹出口4の
位置する方向)へ案内することができるだけでなく、燃
焼筒22の前部に外気を導入することができるので、燃
焼筒22を内面から冷却する冷却風及び燃焼筒22を外
面から冷却する冷却風を効率的に上方から下方に案内す
ることができ、燃焼筒22(特に前部)の赤熱現象を抑
制防止できると共に、燃焼用二次空気を燃焼筒22の上
方から安定して供給できた。 【0038】上述の構成において、バーナ装置11の燃
焼による燃焼ガス(図1中FX参照)は燃焼筒22内を
上昇し、燃焼筒22の上部開口22Bを通り遮熱板30
内に放出され、本体ケース2の後面に設けられた対流用
送風機7から送られる外気と混合され、温風となって温
風吹出口4から吹き出され、室内を暖房する。 【0039】対流用送風機7から送られる空気により、
回転軸7Aの温度上昇を抑制することができ従来のよう
に温度上昇により軸受部の潤滑油が蒸発したり硬化した
りして、回転軸7Aが円滑に回転しなくなるなどの弊害
を防止できる。また、後傾斜部33及び後垂下片35に
より、対流用送風機7から送られる空気を、燃焼筒22
の上面開口22Aと遮熱板30との間と、遮熱板30と
風胴9の頂部9Aとの間とに適当に分配することができ
るので、燃焼を安定させることができるとともに、本体
ケース2が過熱するのを効率的に防止できる。 【0040】ところで、燃焼用送風機12の吸込ダクト
13の吸込口13Aに設けられたフィルター(図示せ
ず)が、目詰まりしたり或いはカーテンなどにより閉塞
したりすると、気化筒11A内への燃焼用一次空気の供
給量が減少するとともに、バーナケース11C内への燃
焼用二次空気の供給量が減少するため、給気不足の状態
となる。この時、バーナヘッド11Bの炎孔11bに形
成されている火炎Fは酸素不足で赤火状態となり、炎の
温度が低下するだけでなく燃焼ガスの温度も低下し、且
つ、火炎の外形も通常燃焼中の外形FXよりも高い位置
まで到達するため、火炎で遮熱板30が直接的に加熱さ
れやすくなる。しかも酸素不足では、未燃ガスの発生に
より一酸化炭素の排出量も多くなる。 【0041】本実施例においては、後傾斜部33の後孔
41及び後垂下片35の切欠き39や後垂下片35と燃
焼筒22の上端22Bとの隙間によって、対流用送風機
7からの送風の一部が、燃焼筒22の上面開口22Bと
遮熱板30との間の空間に導入されるため、上面開口2
2Bより突出した火炎FXに略直角に外部空気(新鮮空
気)が供給され、この新鮮空気によって火炎FXは燃焼
が促進されて短炎化するとともに、温風吹出口4から炎
が出てしまうことがなくなるものである。また、火炎F
X中の一酸化炭素は燃焼が促進されて二酸化炭素になる
ので、一酸化炭素の発生も減少させることができる。 【0042】また、上記実施例においては遮熱板30若
しくは50の各部を折り曲げにより一体的に成形してい
るので、部品点数を減少でき構成の簡略化が図れる。 【0043】図5は本発明で好ましく使用できるバーナ
装置11の要部を拡大して示す説明図である。バーナ装
置11は、上述のように気化筒11Aと、この気化筒1
1Aの上部に装着したバーナヘッド11Bと、このバー
ナヘッド11Bの外周に設けられ、バーナヘッド11B
の炎孔11bに対向し且つ上端部から根本部に向かって
多数のスリットSがあけられた櫛歯状の環状壁を有する
バーナリング61と、バーナヘッド11Bの炎孔11b
から噴出する石油燃料とと一次空気との混合気に点火す
る点火プラグ21と、フレームセンサ20とを備え、前
記点火プラグ21及びフレームセンサ20の碍子部を前
記櫛歯状の環状壁(即ちバーナリング61)の外側に設
け、前記櫛歯状環状壁には、点火プラグ21及びフレー
ムセンサ20の碍子部と対向する部分に、スリットSの
ない、又は他の部分よりもスリットの浅い碍子保護部6
1P、61Qを形成した構成である。 【0044】62は気化筒11Aを所定温度(例えば2
50℃)以上に加熱する気化ヒータとしての加熱用シー
ズヒータであり、気化筒11Aの上部且つ内部に略環状
に配置され、一カ所から導出されている。このヒータ6
2の導出部分を導出部62Aといい、バーナリング61
においてヒータの導出部62Aと対向する部分には、ス
リットSのない、又は他の部分よりもスリットの浅い保
護部61Rを形成している。 【0045】このように構成すると、弱燃焼時には炎孔
11bに形成される火炎が小さくなり、二次空気が櫛歯
状の環状壁のスリットSからバーナリング61の内側に
流入するので、このバーナリング61の内側に流入した
二次空気で火炎の燃焼反応が促進され、一酸化炭素の発
生量の少ない良好な弱燃焼が行える。また強燃焼時に
は、炎孔11bに形成される火炎が大きくなり、この火
炎の熱を櫛歯状の環状壁及び熱回収用突部19で奪うた
め、火炎温度を低下することができ、NOXの発生量が
減少した。 【0046】さらに、バーナリング61には、点火プラ
グ21及びフレームセンサ20の各碍子部と対向する部
分に、碍子保護部61P及び61Qを形成したので、こ
の碍子保護部61P、61Qで火炎を受け止めるととも
に、火炎の側方への広がりを阻止しつつ、火炎の流れを
上向きに指向させることができ、点火プラグ21及びフ
レームセンサ20の碍子部の温度が耐熱温度以上に上昇
するのを抑制防止でき、点火プラグ21及びフレームセ
ンサ20の熱損傷の発生を簡単な構成で確実に防止でき
た。 【0047】また、バーナリング61においてヒータの
導出部62Aと対向する部分に、スリットSのない保護
部61Rを形成したので、導出部62Aの存在で下方か
ら上方に案内される二次空気の流れが邪魔されて火炎を
内方に押し戻すいわゆるエアカーテン効果が局部的に破
壊されても、この保護部61Rにより火炎を受け止める
とともに、火炎の側方への広がりを阻止しつつ、火炎の
流れを上向きに指向させることができ、燃焼筒22のヒ
ータの導出部62Aの近傍に位置する部分に発生しやす
かった赤熱現象を抑制防止することができた。図6は本
発明で好ましく使用できるバーナ装置11の気化筒11
Aの要部の拡大図である。内部に液体燃料と燃焼用一次
空気が供給される有底円筒状の気化筒11Aの上端部
に、バーナヘッド11Bの炎孔11bに対向して複数
(本実施例では6個)の熱回収用突部19を設けた構成
である。62は上述の加熱用シーズヒータである。 【0048】このように構成すると、弱燃焼時には火炎
が小さくなりバーナヘッド11Bの炎孔11bの部分に
火炎が近づくが、バーナヘッド11B及び気化筒11A
の上端部は熱回収用突部19によって接炎状態の火炎に
よって十分に加熱され、気化部(気化筒内のこと)を液
体燃料の気化に適した温度(例えば330℃〜370℃
程度)に加熱維持できる。一方、強燃焼時には火炎が大
きくなり火炎の高温部が炎孔11bの部分から離れる
が、気化筒11Aの上端部に設けられた複数(実施例で
は6個)の熱回収用突部19が火炎の高温部に包まれて
加熱され、そして、高温に加熱された熱回収用突部19
の熱を気化筒11Aの下部に伝えることができるので、
強燃焼時における熱回収量を飛躍的に増加させることが
できる。 【0049】これら熱回収用突部19は、図6に示すよ
うに、それぞれ円柱状を呈し、その径が約6〜8mm
に、高さが約8〜10mmに設定され、環状となってい
る気化筒11Aの上端部の円周方向に相互に略等しい間
隔(例えば約25〜35mmの大きな間隔)を存して設
けられ、さらに、気化筒11Aとの一体成形によって形
成されている。 【0050】上述したように、強燃焼から弱燃焼に至る
広い範囲で気化筒11Aの温度変化の幅を縮小でき、燃
料の気化状態に左右される燃焼が強燃焼から弱燃焼まで
の広範囲にわたって安定し、フレーム電流の安定化が図
れるとともに、一酸化炭素の発生量も減り、熱回収用突
部19の熱回収作用による火炎温度の低下で窒素酸化物
を低減でき、燃焼範囲を大幅に拡大させることができ
る。 【0051】 【発明の効果】本発明によれば、遮熱板に設けた開口が
燃焼ガスを前方(温風吹出口の位置する方向)へ案内す
る案内口として作用するだけではなく、燃焼筒の前部に
外気を導入する導入部として作用するので、燃焼筒を内
面から冷却する冷却風及び燃焼筒を外面から冷却する冷
却風を共に案内することができ、燃焼筒の赤熱を抑制防
止すると共に燃焼二次空気を上方から安定供給できる。 【0052】また、遮熱板の前部に設けられ外気を順次
斜め下方へ案内する前傾斜部に形成された開口が風胴と
遮熱板との間を流れる空気の一部を燃焼筒内に導入する
空気導入部として作用するので、風胴と遮熱板との間を
流れる空気の一部を積極的に燃焼筒の前部に案内するこ
とができ、燃焼筒を内面から冷却することができるとと
もに、火炎の側方への広がりを抑制することができ、燃
焼筒の前部の赤熱をより有効に抑制することができる。 【0053】さらにまた、遮熱板の後部に設けられ外気
を順次上方へ案内する後傾斜部に形成した開口が外気を
遮熱板下面に導入する導入口として作用するので、遮熱
板下面の冷却を促進でき、且つ、燃焼ガスの上部を斜め
前下方へ押しやることができ、遮熱板への熱的影響を抑
制できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の温風暖房機の全体構成の一実施例を示
す側断面図である。 【図2】図1の上部を拡大した側断面図である。 【図3】本発明の遮熱板の一実施例を示す斜め下後方か
ら見た斜視図である。 【図4】本発明の遮熱板の他の実施例を示す斜め下後方
から見た斜視図である。 【図5】本発明のバーナ装置の一実施例を示す斜視図で
ある。 【図6】本発明の気化筒(バーナボディ)の一実施例を
示す斜視図である。 【符号の説明】 1 石油ファンヒータ(温風暖房機) 2 本体ケース 4 温風吹出口 6 外気吸込口 7 対流用送風機 9 風胴 11 バーナ装置 22 燃焼筒 22B上面開口 30 遮熱板(第1実施例) 31 天面 32 前傾斜部 33 後傾斜部 40 前孔(開口) 41 後孔(開口) 50 遮熱板(第2実施例) 51 開口 52 切起し片

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 外気吸込口及び温風吹出口を有し後面に
    前記外気吸込口から吸い込んだ外気を前記温風吹出口に
    供給する対流用送風機を取り付けた本体ケースと、この
    本体ケース内に設けられ前記外気吸込口から温風吹出口
    まで外気を案内する風胴と、この風胴内に設けた上部開
    口の燃焼筒と、この燃焼筒内の下部に設けたバーナ装置
    と、前記燃焼筒と前記風胴の頂部との間に設けた遮熱板
    とを備えた温風暖房機において、この遮熱板の前部に外
    気を順次斜め下方へ案内する前傾斜部を設け、この前傾
    斜部には風胴と遮熱板との間を流れる空気を前記燃焼筒
    内に導入する開口を設け、前記遮熱板の後部には、外気
    を順次上方へ案内する後傾斜部と、この後傾斜部からさ
    らに下方へ垂下した垂下片部が設けられ、この後傾斜部
    には外気を前記遮熱板下面に導入する開口を設けたこと
    を特徴とする温風暖房機。
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