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JP3531844B2 - 画像処理装置 - Google Patents
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JP3531844B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3531844B2
JP3531844B2 JP04803695A JP4803695A JP3531844B2 JP 3531844 B2 JP3531844 B2 JP 3531844B2 JP 04803695 A JP04803695 A JP 04803695A JP 4803695 A JP4803695 A JP 4803695A JP 3531844 B2 JP3531844 B2 JP 3531844B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画素データを圧縮デー
タに符号化する画像処理装置、圧縮データを濃度データ
に復号する画像処理装置、画素データを圧縮データに符
号化してから濃度データに復号する画像処理装置、に関
する。
【0002】
【従来の技術】現在、画像処理装置としては、画像デー
タを入力するスキャナ装置、画像データを出力するプリ
ンタ装置、画像データを入力して出力するデジタル複写
機などがある。
【0003】このようなデジタル複写機を、画像処理装
置の第一の従来例として図16に基づいて以下に説明す
る。なお、図16は画像処理装置であるデジタル複写機
1を示すブロック図である。
【0004】まず、デジタル複写機1は、スキャナ部2
とA/DC(Analog/Digital Convertor)3と画像処理
部4とプリンタ部5とを有している。前記スキャナ部2
は、原稿(図示せず)から画像データを読み取り、前記
A/DC3は、アナログの画像データをデジタルに変換
する。前記画像処理部4は、画像データに対してガンマ
変換や画質補正などの画像処理を行ない、プリンタ部5
は、画像データ印刷用紙(図示せず)に印刷出力する。
【0005】このようなデジタル複写機1は、一般的
に、取り込んだ画像データをメモリに蓄積することによ
り、画像データを繰り返し利用することや、画像の回転
や反転などの加工処理を行なうことを可能としている。
しかし、画像データはデータ量が膨大であるので、これ
を単純にメモリに格納すると、大容量のメモリが必要と
なる。
【0006】特に、最近のデジタル複写機1は、画像デ
ータ中の画素データの各々を多階調として取り扱うこと
により、高品質な画像処理を実行するようになっている
が、画像データを形成する多数の画素データの各々を、
単純に多階調の濃度データに変換すると、データ量が膨
大となり、極めて大容量のメモリが必要となる。
【0007】このため、画像データを圧縮データに符号
化してデータ量を減少させることや、圧縮データを画像
データに復号することが実行されている。このような符
号化と復号とを図17及び図18に基づいて以下に説明
する。なお、図17は画像データの符号化を示す説明
図、図18は符号化を実現するアルゴリズムを示す模式
図である。
【0008】まず、図18に示すように、所定のアルゴ
リズムに従って画像データを圧縮データに符号化する場
合、図17に示すように、画像データを形成する多階調
の画素データを“4×4”にブロック化してブロックデ
ータを生成し、このブロックデータの黒白の個数などで
濃度データLij(16バイト)を算出する。この濃度デー
タLijの最大値Lmax と最小値Lmin とから平均データ
La と階調幅指標Ldとを算出し、これらの平均データ
La と階調幅指標Ld とから量子化の閾値P1,P2を
算出する。この閾値P1,P2により画素データ毎の符
号φij(16×2ビット=4バイト)を平均データLa(1
バイト)と階調幅指標Ld(1バイト)とに割り当てるこ
とにより濃度データLij(16バイト)を圧縮データ(4
+1+1=6バイト)に符号化する。
【0009】このような符号化により、16バイトの濃度
データが6バイトの圧縮データとなるので、データ量を
“3/8”にすることができる。
【0010】また、この圧縮データを画像データに復号
する場合は、圧縮データの平均データLa と階調幅指標
Ld とから量子化代表値Q1〜Q4を算出し、この量子
化代表値Q1〜Q4を画素データ毎の符号φijに割り当
てることにより圧縮データをブロックデータに復号し、
この濃度データに対応した画素データを配列して画像デ
ータを再生する。
【0011】なお、前述したアルゴリズムのPiは符号
化時の量子化の閾値であり、Qjは復号時の量子化代表
値である。この量子化の閾値Piや、量子化代表値Qj
は、図18のアルゴリズムのように、 P1=La+1/2Ld P2=La−1/2Ld Q1=La+3/4Ld Q2=La+1/4Ld Q3=La−1/4Ld Q4=La−3/4Ld として算出される。
【0012】上述のように画素データを圧縮データに符
号化すると、大容量の画像データを小容量に圧縮できる
ので、これをメモリに格納して編集処理などに利用する
ことができる。そこで、このようなことを実現したデジ
タル複写機6を、画像処理装置の第二の従来例として図
19及び図20に基づいて以下に説明する。
【0013】なお、このデジタル複写機6に関し、第一
の従来例として前述したデジタル複写機1と同一の部分
は、同一の名称及び符号を利用して詳細な説明は省略す
る。図19はデジタル複写機6の全体を示すブロック
図、図20は要部を示すブロック図である。
【0014】まず、このデジタル複写機6では、図19
に示すように、画像処理部4に符号化復号部7が接続さ
れており、この符号化復号部7と画像処理部4との一方
を選択する切替スイッチ8に、プリンタ部5が接続され
ている。前記符号化復号部7には、第一画像記憶部9が
接続されており、この第一画像記憶部9には、第二画像
記憶部10が接続されている。
【0015】つぎに、前記符号化復号部7の構造を図2
0に基づいて以下に説明する。まず、前記画像処理部4
に、データ分解手段である4ラインFIFO(First In
First Out)11と符号化部12とが順次接続されてお
り、この符号化部12が前記第一画像記憶部9が接続さ
れている。この第一画像記憶部9には、復号部13と4
ラインFIFO14が順次接続されており、この4ライ
ンFIFO14が前記切替スイッチ8に接続されてい
る。
【0016】詳細には後述するように、前記4ラインF
IFO11は、画素データをブロックデータに変換し、
前記符号化部12は、濃度算出手段及びデータ算定手段
として機能し、ブロックデータから圧縮データを生成す
る。前記復号部13は、圧縮データをブロックデータに
復号し、前記4ラインFIFO14は、ブロックデータ
から画像データを生成する。
【0017】前記第一画像記憶部9は、RAM(Random
Access Memory)等からなり、圧縮データを高速に一時記
憶するが、その記憶容量が少量である。前記第二画像記
憶部9は、HDD(Hard Disk Drive)等からなり、多量
の圧縮データを蓄積するが、その記憶速度が低速であ
る。
【0018】このような構成において、このデジタル複
写機6は、スキャナ部2で原稿から読み取った画像デー
タを符号化復号部7により圧縮データに符号化し、この
圧縮データを第一画像記憶部9により一時記憶してから
第二画像記憶部10に蓄積することができる。さらに、
第二画像記憶部10に蓄積された圧縮データを第一画像
記憶部9を介して順次読み出し、符号化復号部7により
画像データに復号してプリンタ部5により印刷用紙に再
生することもできる。
【0019】なお、スキャナ部2で原稿から読み取った
画像データを直接的にプリンタ部5で印刷用紙に複写す
ることもできる。このように直接的に画像データを複写
する場合には、切替スイッチ8により画像処理部4がプ
リンタ部5に接続され、第一の従来例として前述したデ
ジタル複写機1と同様に複写動作が実行される。
【0020】そして、画像データを符号化してから復号
する場合には、切替スイッチ8により符号化復号部7が
プリンタ部5に接続される。この場合、符号化復号部7
では、画像処理部4が実際には一つの画素データに対し
て出力するラインデータを4ラインFIFO11が4ラ
インずつ蓄積することにより、多階調の画素データを
“4×4”にブロック化してブロックデータを生成す
る。符号化部12は、4ラインFIFO11が出力する
ブロックデータの各々に対し、白黒の個数をカウントす
るなどして濃度データLijを算出し、この濃度データL
ijを所定のアルゴリズムで圧縮データに符号化する。
【0021】より詳細には、濃度データLijの最大値L
max と最小値Lmin とから、 La=(Lmax +Lmin)/2 Ld=(Lmax −Lmin)/2 として、平均データLa及び階調幅指標Ldが算出され
るので、これを画素データ毎の符号φijに設定すること
により、画素データを符号化した圧縮データが生成され
る。
【0022】そこで、このように符号化復号部7により
画素データが符号化された圧縮データは、第一画像記憶
部9を介して第二画像記憶部10に蓄積される。このよ
うに蓄積された圧縮データを画素データに復号する場合
には、第二画像記憶部10から第一画像記憶部9を介し
て圧縮データが順次読み出され、この圧縮データが符号
化復号部7により画素データに復号される。
【0023】より詳細には、符号化復号部7の復号部1
3は、圧縮データの平均データLa及び階調幅指標Ld
から、 Q1=La+3/4Ld Q2=La+1/4Ld Q3=La−1/4Ld Q4=La−3/4Ld として、量子化代表値Q1〜Q4を算出し、これらの量
子化代表値Q1〜Q4に画素データ毎の符号φijを設定
することにより、圧縮データをブロックデータに復号す
る。この“4×4”の画素データからなるブロックデー
タは、4ラインFIFO14により蓄積されてから4ラ
インの画像データとしてプリンタ部5に出力されるの
で、このプリンタ部5は、画像データを印刷用紙に印刷
出力する。
【0024】上述のように、スキャナ部2により原稿か
ら読み取った画像データを圧縮データに符号化して蓄積
し、この圧縮データを画像データに復号してプリンタ部
5により印刷用紙に再生することができる。しかも、圧
縮データを画像記憶部9,10により記憶することがで
きるので、圧縮データの編集処理などを繰り返し実行す
ることができる。この時、画像記憶部9,10は画像デ
ータを符号化した圧縮データを記憶すれば良いので、そ
の記憶容量が軽減されている。さらに、記憶速度が高速
な第一画像記憶部9に記憶容量が多量な第二画像記憶部
10を接続しているので、少量の圧縮データを高速に記
憶することができ、多量の圧縮データを長期に保存する
こともできる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】上述したデジタル複写
機6は、画像データを圧縮データに符号化することによ
り、データ容量を圧縮しているが、さらなるデータ圧縮
が要望されている。特に、上述したデジタル複写機6で
は、記憶容量が多量であるが記憶速度が低速の第二画像
記憶部10を使用するので、データ転送の遅滞を防止す
るためには、さらにデータ容量を圧縮する必要がある。
【0026】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
多階調の画像データを形成する多数の画素データを所定
数毎にブロック化して多数のブロックデータを生成する
データ分解手段を設け、ブロックデータを形成する複数
の画素データの各々の濃度データを算出する濃度算出手
段を設け、ブロックデータ毎に濃度データの最大値及び
最小値から平均データ及び階調幅指標を算定するデータ
算定手段を設け、前回と今回との階調幅指標の差分を算
出する差分算出手段を設け、階調幅指標の差分が予め設
定された許容範囲に有るか無いかを判断するデータ比較
手段を設け、差分が許容範囲に無い場合は、今回の階調
幅指標の採用を示す識別子を平均データの最下位に挿入
し、この平均データと階調幅指標と画素データ毎の符号
とにより、圧縮データを生成する第一符号化手段を設
け、差分が許容範囲に有る場合は、前回の階調幅指標の
採用を示す識別子を平均データの最下位に挿入し、この
平均データと画素データ毎の符号とにより、圧縮データ
を生成する第二符号化手段を設けた。
【0027】請求項2記載の発明は、圧縮データの平均
データの最下位から識別子を読み取って階調幅指標の有
無を判断する識別子判断手段を設け、階調幅指標が有る
場合は今回の圧縮データから濃度データを生成する第一
復号手段を設け、階調幅指標が無い場合は今回の平均デ
ータと前回の階調幅指標と今回の画素データ毎の符号と
から濃度データを生成する第二復号手段を設けた。
【0028】請求項3記載の発明は、多階調の画像デー
タを形成する多数の画素データを所定数毎にブロック化
して多数のブロックデータを生成するデータ分解手段を
設け、ブロックデータを形成する複数の画素データの各
々の濃度データを算出する濃度算出手段を設け、ブロッ
クデータ毎に濃度データの最大値及び最小値から平均デ
ータ及び階調幅指標を算定するデータ算定手段を設け、
前回と今回との階調幅指標の差分を算出する差分算出手
段を設け、階調幅指標の差分が予め設定された許容範囲
に有るか無いかを判断するデータ比較手段を設け、差分
が許容範囲に無い場合は、今回の階調幅指標の採用を示
す識別子を平均データの最下位に挿入し、この平均デー
タと階調幅指標と画素データ毎の符号とにより、圧縮デ
ータを生成する第一符号化手段を設け、差分が許容範囲
に有る場合は、前回の階調幅指標の採用を示す識別子を
平均データの最下位に挿入し、この平均データと画素デ
ータ毎の符号とにより、圧縮データを生成する第二符号
化手段を設け、圧縮データの平均データの最下位から識
別子を読み取って階調幅指標の有無を判断する識別子判
断手段を設け、階調幅指標が有る場合は今回の圧縮デー
タから濃度データを生成する第一復号手段を設け、階調
幅指標が無い場合は今回の平均データと前回の階調幅指
標と今回の画素データ毎の符号とから濃度データを生成
する第二復号手段を設けた。
【0029】請求項4記載の発明は、多階調の画像デー
タを形成する多数の画素データを所定数毎にブロック化
して多数のブロックデータを生成するデータ分解手段を
設け、ブロックデータを形成する複数の画素データの各
々の濃度データを算出する濃度算出手段を設け、ブロッ
クデータ毎に濃度データの最大値及び最小値から平均デ
ータ及び階調幅指標を算定するデータ算定手段を設け、
前回と今回との平均データの差分を算出する差分算出手
段を設け、平均データの差分が予め設定された許容範囲
に有るか無いかを判断するデータ比較手段を設け、差分
が許容範囲に無い場合は、今回の平均データの採用を示
す識別子を階調幅指標の最下位に挿入し、平均データと
階調幅指標と画素データ毎の符号とにより、圧縮データ
を生成する第一符号化手段を設け、差分が許容範囲に有
る場合は、前回の平均データの採用を示す識別子を階調
幅指標の最下位に挿入し、この階調幅指標と画素データ
毎の符号とにより、圧縮データを生成する第二符号化手
段を設けた。
【0030】請求項5記載の発明は、圧縮データの階調
幅指標の最下位から識別子を読み取って平均データの有
無を判断する識別子判断手段を設け、平均データが有る
場合は今回の圧縮データから濃度データを生成する第一
復号手段を設け、平均データが無い場合は前回の平均デ
ータと今回の階調幅指標と今回の画素データ毎の符号と
から濃度データを生成する第二復号手段を設けた。
【0031】請求項6記載の発明は、多階調の画像デー
タを形成する多数の画素データを所定数毎にブロック化
して多数のブロックデータを生成するデータ分解手段を
設け、ブロックデータを形成する複数の画素データの各
々の濃度データを算出する濃度算出手段を設け、ブロッ
クデータ毎に濃度データの最大値及び最小値から平均デ
ータ及び階調幅指標を算定するデータ算定手段を設け、
前回と今回との平均データの差分を算出する差分算出手
段を設け、平均データの差分が予め設定された許容範囲
に有るか無いかを判断するデータ比較手段を設け、差分
が許容範囲に無い場合は、今回の平均データの採用を示
す識別子を階調幅指標の最下位に挿入し、平均データと
階調幅指標と画素データ毎の符号とにより、圧縮データ
を生成する第一符号化手段を設け、差分が許容範囲に有
る場合は、前回の平均データの採用を示す識別子を階調
幅指標の最下位に挿入し、この階調幅指標と画素データ
毎の符号とにより、圧縮データを生成する第二符号化手
段を設け、圧縮データの階調幅指標の最下位から識別子
を読み取って平均データの有無を判断する識別子判断手
段を設け、平均データが有る場合は今回の圧縮データか
ら濃度データを生成する第一復号手段を設け、平均デー
タが無い場合は前回の平均データと今回の階調幅指標と
今回の画素データ毎の符号とから濃度データを生成する
第二復号手段を設けた。
【0032】請求項7記載の発明は、多階調の画像デー
タを形成する多数の画素データを所定数毎にブロック化
して多数のブロックデータを生成するデータ分解手段を
設け、ブロックデータを形成する複数の画素データの各
々の濃度データを算出する濃度算出手段を設け、ブロッ
クデータ毎に濃度データの最大値及び最小値から平均デ
ータ及び階調幅指標を算定するデータ算定手段を設け、
前回と今回との平均データの差分と階調幅指標の差分と
を算出する差分算出手段を設け、平均データの差分と階
調幅指標の差分とが各々に予め設定された許容範囲に有
るか無いかを各々判断するデータ比較手段を設け、平均
データ及び階調幅指標の差分の両方が許容範囲に無い場
合は、階調幅指標と平均データと画素データ毎の符号と
を組み合わせたものに、今回の平均データの採用を示す
識別子及び今回の階調幅指標の採用を示す識別子を付加
して、圧縮データを生成する第一符号化手段を設け、平
均データの差分が許容範囲に無く階調幅指標の差分が許
容範囲に有る場合は、平均データと画素データ毎の符号
とを組み合わせたものに、今回の平均データの採用を示
す識別子及び前回の階調幅指標の採用を示す識別子を付
加して、圧縮データを生成する第二符号化手段を設け、
平均データの差分が許容範囲に有り階調幅指標の差分が
許容範囲に無い場合は、階調幅指標と画素データ毎の符
号とを組み合わせたものに、前回の平均データの採用を
示す識別子及び今回の階調幅指標の採用を示す識別子を
付加して、圧縮データを生成する第三符号化手段を設
け、平均データ及び階調幅指標の差分の両方が許容範囲
に有る場合は、画素データ毎の符号に、前回の平均デー
タの採用を示す識別子及び前回の階調幅指標の採用を示
す識別子を付加して、圧縮データを生成する第四符号化
手段を設けた。
【0033】請求項8記載の発明は、圧縮データから二
つの識別子を読み取って平均データ及び階調幅指標の各
々の有無を判断する識別子判断手段を設け、平均データ
及び階調幅指標の両方が有る場合は今回の圧縮データか
ら濃度データを生成する第一復号手段を設け、平均デー
タが有り階調幅指標が無い場合は今回の平均データと前
回の階調幅指標と今回の画素データ毎の符号とから濃度
データを生成する第二復号手段を設け、平均データが無
く階調幅指標が有る場合は前回の平均データと今回の階
調幅指標と今回の画素データ毎の符号とから濃度データ
を生成する第三復号手段を設け、平均データ及び階調幅
指標の両方が無い場合は前回の平均データと前回の階調
幅指標と今回の画素データ毎の符号とから濃度データを
生成する第四復号手段を設けた。
【0034】請求項9記載の発明は、多階調の画像デー
タを形成する多数の画素データを所定数毎にブロック化
して多数のブロックデータを生成するデータ分解手段を
設け、ブロックデータを形成する複数の画素データの各
々の濃度データを算出する濃度算出手段を設け、ブロッ
クデータ毎に濃度データの最大値及び最小値から平均デ
ータ及び階調幅指標を算定するデータ算定手段を設け、
前回と今回との平均データの差分と階調幅指標の差分と
を算出する差分算出手段を設け、平均データの差分と階
調幅指標の差分とが各々に予め設定された許容範囲に有
るか無いかを各々判断するデータ比較手段を設け、平均
データ及び階調幅指標の差分の両方が許容範囲に無い場
合は、階調幅指標と平均データと画素データ毎の符号と
を組み合わせたものに、今回の平均データの採用を示す
識別子及び今回の階調幅指標の採用を示す識別子を付加
して、圧縮データを生成する第一符号化手段を設け、平
均データの差分が許容範囲に無く階調幅指標の差分が許
容範囲に有る場合は、平均データと画素データ毎の符号
とを組み合わせたものに、今回の平均データの採用を示
す識別子及び前回の階調幅指標の採用を示す識別子を付
加して、圧縮データを生成する第二符号化手段を設け、
平均データの差分が許容範囲に有り階調幅指標の差分が
許容範囲に無い場合は、階調幅指標と画素データ毎の符
号とを組み合わせたものに、前回の平均データの採用を
示す識別子及び今回の階調幅指標の採用を示す識別子を
付加して、圧縮データを生成する第三符号化手段を設
け、平均データ及び階調幅指標の差分の両方が許容範囲
に有る場合は、画素データ毎の符号に、前回の平均デー
タの採用を示す識別子及び前回の階調幅指標の採用を示
す識別子を付加して、圧縮データを生成する第四符号化
手段を設け、圧縮データから二つの識別子を読み取って
平均データ及び階調幅指標の各々の有無を判断する識別
子判断手段を設け、平均データ及び階調幅指標の両方が
有る場合は今回の圧縮データから濃度データを生成する
第一復号手段を設け、平均データが有り階調幅指標が無
い場合は今回の平均データと前回の階調幅指標と今回の
画素データ毎の符号とから濃度データを生成する第二復
号手段を設け、平均データが無く階調幅指標が有る場合
は前回の平均データと今回の階調幅指標と今回の画素デ
ータ毎の符号とから濃度データを生成する第三復号手段
を設け、平均データ及び階調幅指標の両方が無い場合は
前回の平均データと前回の階調幅指標と今回の画素デー
タ毎の符号とから濃度データを生成する第四復号手段を
設けた。
【0035】
【作用】請求項1記載の発明では、ブロックデータ毎に
平均データ及び階調幅指標が算定されると、前回と今回
との階調幅指標の差分を差分算出手段が算出し、階調幅
指標の差分が予め設定された許容範囲に有るか無いかを
データ比較手段が判断する。差分が許容範囲に無い場合
は、第一符号化手段が、今回の階調幅指標の採用を示す
識別子を平均データの最下位に挿入し、この平均データ
と階調幅指標と画素データ毎の符号とにより圧縮データ
を生成する。差分が許容範囲に有る場合は、第二符号化
手段が、前回の階調幅指標の採用を示す識別子を平均デ
ータの最下位に挿入し、この平均データと画素データ毎
の符号とにより圧縮データを生成する。従って、階調幅
指標が前回と同等ならば、圧縮データに階調幅指標が設
定されず、階調幅指標が前回の圧縮データと同一である
ことを示す識別子が設定される。
【0036】請求項2記載の発明では、識別子判断手段
が、圧縮データの平均データの最下位から識別子判断手
段が識別子を読み取って階調幅指標の有無を判断する
と、階調幅指標が有る場合は、第一復号手段が今回の圧
縮データから濃度データを生成し、階調幅指標が無い場
合は、第二復号手段が、今回の平均データと前回の階調
幅指標と今回の画素データ毎の符号とから濃度データを
生成する。従って、圧縮データに階調幅指標が前回と同
一であることを示す識別子が設定されているならば、前
回の階調幅指標により濃度データが生成される。
【0037】請求項3記載の発明では、ブロックデータ
毎に平均データ及び階調幅指標が算定されると、前回と
今回との階調幅指標の差分を差分算出手段が算出し、階
調幅指標の差分が予め設定された許容範囲に有るか無い
かをデータ比較手段が判断する。差分が許容範囲に無い
場合は、第一符号化手段が、今回の階調幅指標の採用を
示す識別子を平均データの最下位に挿入し、この平均デ
ータと階調幅指標と画素データ毎の符号とにより圧縮デ
ータを生成する。差分が許容範囲に有る場合は、第二符
号化手段が、前回の階調幅指標の採用を示す識別子を平
均データの最下位に挿入し、この平均データと画素デー
タ毎の符号とにより圧縮データを生成する。
【0038】識別子判断手段が、圧縮データの平均デー
タの最下位から識別子判断手段が識別子を読み取って階
調幅指標の有無を判断すると、階調幅指標が有る場合
は、第一復号手段が今回の圧縮データから濃度データを
生成し、階調幅指標が無い場合は、第二復号手段が平均
データ及び前回の階調幅指標から濃度データを生成す
る。
【0039】従って、画素データを圧縮データに符号化
する場合は、階調幅指標が前回と同等ならば、圧縮デー
タに階調幅指標が設定されず、階調幅指標が前回と同一
であることを示す識別子が設定される。圧縮データを濃
度データに復号する場合は、圧縮データに階調幅指標が
前回と同一であることを示す識別子が設定されているな
らば、前回の階調幅指標により濃度データが生成され
る。
【0040】請求項4記載の発明では、ブロックデータ
毎に平均データ及び階調幅指標が算定されると、前回と
今回との平均データの差分を差分算出手段が算出し、平
均データの差分が予め設定された許容範囲に有るか無い
かをデータ比較手段が判断する。差分が許容範囲に無い
場合は、第一符号化手段が、今回の平均データの採用を
示す識別子を階調幅指標の最下位に挿入し、平均データ
と階調幅指標と画素データ毎の符号とにより圧縮データ
を生成する。差分が許容範囲に有る場合は、第二符号化
手段が、前回の平均データの採用を示す識別子を階調幅
指標の最下位に挿入し、この階調幅指標と画素データ毎
の符号とにより圧縮データを生成する。従って、平均デ
ータが前回と同等ならば、圧縮データに平均データが設
定されず、平均データが前回と同一であることを示す識
別子が設定される。
【0041】請求項5記載の発明では、識別子判断手段
が、圧縮データの階調幅指標の最下位から識別子判断手
段が識別子を読み取って平均データの有無を判断する
と、平均データが有る場合は、第一復号手段が、今回の
圧縮データから濃度データを生成し、平均データが無い
場合は、第二復号手段が、前回の平均データと今回の階
調幅指標と今回の画素データ毎の符号とから濃度データ
を生成する。従って、圧縮データに平均データが前回と
同一であることを示す識別子が設定されているならば、
前回の平均データにより濃度データが生成される。
【0042】請求項6記載の発明では、ブロックデータ
毎に平均データ及び階調幅指標が算定されると、前回と
今回との平均データの差分を差分算出手段が算出し、平
均データの差分が予め設定された許容範囲に有るか無い
かをデータ比較手段が判断する。差分が許容範囲に無い
場合は、第一符号化手段が、今回の平均データの採用を
示す識別子を階調幅指標の最下位に挿入し、平均データ
と階調幅指標と画素データ毎の符号とにより圧縮データ
を生成する。差分が許容範囲に有る場合は、第二符号化
手段が、前回の平均データの採用を示す識別子を階調幅
指標の最下位に挿入し、この階調幅指標と画素データ毎
の符号とにより圧縮データを生成する。
【0043】識別子判断手段が、圧縮データの階調幅指
標の最下位から識別子判断手段が識別子を読み取って平
均データの有無を判断すると、平均データが有る場合
は、第一復号手段が、今回の圧縮データから濃度データ
を生成し、平均データが無い場合は、第二復号手段が、
前回の平均データと今回の階調幅指標と今回の画素デー
タ毎の符号とから濃度データを生成する。
【0044】従って、画素データを圧縮データに符号化
する場合は、平均データが前回と同等ならば、圧縮デー
タに平均データが設定されず、平均データが前回と同一
であることを示す識別子が設定される。圧縮データを濃
度データに復号する場合は、圧縮データに平均データが
前回と同一であることを示す識別子が設定されているな
らば、前回の平均データにより濃度データが生成され
る。
【0045】請求項7記載の発明では、ブロックデータ
毎に平均データ及び階調幅指標が算定されると、前回と
今回との平均データの差分と階調幅指標の差分とを差分
算出手段が算出し、平均データの差分と階調幅指標の差
分とが各々に予め設定された許容範囲に有るか無いかを
各々データ比較手段が判断する。平均データ及び階調幅
指標の差分の両方が許容範囲に無い場合は、第一符号化
手段が、階調幅指標と平均データと画素データ毎の符号
とを組み合わせたものに、今回の平均データの採用を示
す識別子及び今回の階調幅指標の採用を示す識別子を付
加して圧縮データを生成する。平均データの差分が許容
範囲に無く階調幅指標の差分が許容範囲に有る場合は、
第二符号化手段が、平均データと画素データ毎の符号と
を組み合わせたものに、今回の平均データの採用を示す
識別子及び前回の階調幅指標の採用を示す識別子を付加
して圧縮データを生成する。平均データの差分が許容範
囲に有り階調幅指標の差分が許容範囲に無い場合は、第
三符号化手段が、階調幅指標と画素データ毎の符号とを
組み合わせたものに、前回の平均データの採用を示す識
別子及び今回の階調幅指標の採用を示す識別子を付加し
て圧縮データを生成する。平均データ及び階調幅指標の
差分の両方が許容範囲に有る場合は、第四符号化手段
が、画素データ毎の符号に、前回の平均データの採用を
示す識別子及び前回の階調幅指標の採用を示す識別子を
付加して圧縮データを生成する。
【0046】従って、階調幅指標が前回と同等ならば、
圧縮データに階調幅指標が設定されず、階調幅指標が前
回の圧縮データと同一であることを示す識別子が設定さ
れ、平均データが前回と同等ならば、圧縮データに平均
データが設定されず、平均データが前回と同一であるこ
とを示す識別子が設定される。
【0047】請求項8記載の発明では、識別子判断手段
が、圧縮データから二つの識別子を読み取って平均デー
タ及び階調幅指標の各々の有無を判断する。平均データ
及び階調幅指標の両方が有る場合は、第一復号手段が、
今回の圧縮データから濃度データを生成する。平均デー
タが有り階調幅指標が無い場合は、第二復号手段が、今
回の平均データと前回の階調幅指標と今回の画素データ
毎の符号とから濃度データを生成する。平均データが無
く階調幅指標が有る場合は、第三復号手段が、前回の平
均データと今回の階調幅指標と今回の画素データ毎の符
号とから濃度データを生成する。平均データ及び階調幅
指標の両方が無い場合は、第四復号手段が、前回の平均
データと前回の階調幅指標と今回の画素データ毎の符号
とから濃度データを生成する。
【0048】従って、圧縮データに階調幅指標が前回と
同一であることを示す識別子が設定されているならば、
前回の階調幅指標により濃度データが生成され、圧縮デ
ータに平均データが前回と同一であることを示す識別子
が設定されているならば、前回の平均データにより濃度
データが生成される。
【0049】請求項9記載の発明では、ブロックデータ
毎に平均データ及び階調幅指標が算定されると、前回と
今回との平均データの差分と階調幅指標の差分とを差分
算出手段が算出し、平均データの差分と階調幅指標の差
分とが各々に予め設定された許容範囲に有るか無いかを
各々データ比較手段が判断する。平均データ及び階調幅
指標の差分の両方が許容範囲に無い場合は、第一符号化
手段が、階調幅指標と平均データと画素データ毎の符号
とを組み合わせたものに、今回の平均データの採用を示
す識別子及び今回の階調幅指標の採用を示す識別子を付
加して圧縮データを生成する。平均データの差分が許容
範囲に無く階調幅指標の差分が許容範囲に有る場合は、
第二符号化手段が、平均データと画素データ毎の符号と
を組み合わせたものに、今回の平均データの採用を示す
識別子及び前回の階調幅指標の採用を示す識別子を付加
して圧縮データを生成する。平均データの差分が許容範
囲に有り階調幅指標の差分が許容範囲に無い場合は、第
三符号化手段が、階調幅指標と画素データ毎の符号とを
組み合わせたものに、前回の平均データの採用を示す識
別子及び今回の階調幅指標の採用を示す識別子を付加し
て圧縮データを生成する。平均データ及び階調幅指標の
差分の両方が許容範囲に有る場合は、第四符号化手段
が、画素データ毎の符号に、前回の平均データの採用を
示す識別子及び前回の階調幅指標の採用を示す識別子を
付加して圧縮データを生成する。
【0050】識別子判断手段が、圧縮データから二つの
識別子を読み取って平均データ及び階調幅指標の各々の
有無を判断する。平均データ及び階調幅指標の両方が有
る場合は、第一復号手段が、今回の圧縮データから濃度
データを生成する。平均データが有り階調幅指標が無い
場合は、第二復号手段が、今回の平均データと前回の階
調幅指標と今回の画素データ毎の符号とから濃度データ
を生成する。平均データが無く階調幅指標が有る場合
は、第三復号手段が、前回の平均データと今回の階調幅
指標と今回の画素データ毎の符号とから濃度データを生
成する。平均データ及び階調幅指標の両方が無い場合
は、第四復号手段が、前回の平均データと前回の階調幅
指標と今回の画素データ毎の符号とから濃度データを生
成する。
【0051】従って、画素データを圧縮データに符号化
する場合は、階調幅指標が前回と同等ならば、圧縮デー
タに階調幅指標が設定されず、階調幅指標が前回の圧縮
データと同一であることを示す識別子が設定され、平均
データが前回と同等ならば、圧縮データに平均データが
設定されず、平均データが前回と同一であることを示す
識別子が設定される。圧縮データを濃度データに復号す
る場合は、圧縮データに階調幅指標が前回と同一である
ことを示す識別子が設定されているならば、前回の階調
幅指標により濃度データが生成され、圧縮データに平均
データが前回と同一であることを示す識別子が設定され
ているならば、前回の平均データにより濃度データが生
成される。
【0052】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1ないし図8に基
づいて以下に説明する。なお、本実施例で画像処理装置
として示すデジタル複写機15に関し、第二の従来例と
して前述したデジタル複写機6と同一の部分は、同一の
名称及び符号を利用して詳細な説明は省略する。
【0053】図1はデジタル複写機15の全体のブロッ
ク図、図2は要部のブロック図、図3は画像データを示
す正面図、図4は従来方式による画素データの符号化と
復号とを示し、(a)はブロックデータの濃度データを
算出した状態を示す模式図、(b)は圧縮データを示す
模式図、(c)は濃度データを示す模式図、図5は本案
方式による圧縮データの復号を示す模式図、図6は平均
データの最下位に識別子を挿入する状態を示す模式図、
図7は符号化の一部を示すフローチャート、図8は復号
の一部を示すフローチャートである。
【0054】まず、本実施例のデジタル複写機15で
は、図1に示すように、第一画像記憶部9と第二画像記
憶部10との間に符号圧縮伸張部16が設けられてお
り、この符号圧縮伸張部16は、図2に示すように、符
号圧縮部17と符号伸張部18とからなる。より詳細に
は後述するように、前記符号圧縮部17は、本案方式の
符号化の一部として、従来方式と同様に符号化された圧
縮データを、さらに圧縮する。前記符号伸張部18は、
本案方式の圧縮データの復号の一部として、本案方式に
より圧縮された圧縮データを、従来方式と同様な圧縮デ
ータに伸張する。
【0055】本実施例のデジタル複写機15が読み取る
画像データ19は、図3に示すように、絵柄等の画像デ
ータ20、文字等の画像データ21、空白の画像データ
22、などにより形成されており、全体的に多階調であ
る。そして、本実施例のデジタル複写機15は、多階調
の画像データ19を圧縮データに符号化することがで
き、圧縮データを画像データに復号することができる。
【0056】このため、本実施例のデジタル複写機15
は、画像データ19を圧縮データに符号化する手段とし
て、従来のデジタル複写機6と同様に、符号化復号部7
に、データ分解手段、データ算定手段、データ符号化手
段、を有している。また、さらに圧縮データを圧縮する
各種手段として、前記符号圧縮伸張部16の符号圧縮部
17に、差分算出手段、データ比較手段、データ修正手
段、を有しているので、前記データ符号化手段及び前記
データ修正手段により、第一符号化手段及び第二符号化
手段が実現されている。ここで、これら符号化用の各種
手段の構成及び機能を以下に順次説明する。
【0057】まず、符号化復号部7は、画像データを圧
縮データに順次符号化し、この圧縮データを第一画像記
憶部9に順次格納する。この時、図4(a)に示すよう
に、前記データ分解手段は、多階調の画像データ20を
形成する多数の画素データ23を“4×4”にブロック
化して多数のブロックデータ24を生成し、前記濃度算
出手段は、ブロックデータ24を形成する複数の画素デ
ータ23の各々の濃度データLij(16バイト)を算出す
る。図4(b)に示すように、前記データ算定手段は、
ブロックデータ24毎に濃度データLijの最大値Lmax
及び最小値Lmin から平均データLa(1バイト)及び階
調幅指標Ld(1バイト)を算定し、前記データ符号化手
段は、平均データLaと階調幅指標Ldと画素データ2
3毎の符号φij(4バイト)とにより圧縮データ(6バ
イト)を生成する。
【0058】このように生成された圧縮データは、符号
化復号部7により第一画像記憶部9に順次格納されるの
で、前記符号圧縮伸張部16は、第一画像記憶部9から
圧縮データを順次読み出して圧縮し、これを第二画像記
憶部10に格納する。
【0059】この時、詳細には図7に基づいて後述する
ように、前記差分算出手段は、順次読み出される圧縮デ
ータに対し、前回と今回との階調幅指標Ldの差分を算
出し、前記データ比較手段は、階調幅指標Ldの差分が
予め設定された許容範囲に有るか無いかを判断する。こ
の判断は、実際には差分を絶対値として算出し、これを
閾値Tと比較することにより実現される。
【0060】そこで、図7及び図6に示すように、差分
が許容範囲に無い場合、前記データ修正手段は、圧縮デ
ータの平均データLaの最下位LSB(Least Significa
nt Bit)に、今回の階調幅指標Ldの採用を示す1ビッ
トの識別子“0”を挿入する。差分が許容範囲に有る場
合、平均データLaの最下位LSBに前回の階調幅指標
Ldの採用を示す1ビットの識別子“1”を挿入し、圧
縮データから階調幅指標Ldを削除する。このような階
調幅指標Ldの削除は、実際には前記符号圧縮伸張部1
6が第一画像記憶部9から第二画像記憶部10に圧縮デ
ータを伝送する際に、階調幅指標Ldの伝送を中止する
ことにより実現される。
【0061】上述のように符号化復号部7のデータ符号
化手段が生成した圧縮データを前記符号圧縮伸張部16
のデータ修正手段が修正することにより、前記第一符号
化手段は、階調幅指標Ldの差分が許容範囲に無い場
合、今回の階調幅指標Ldの採用を示す識別子“0”を
平均データLaの最下位LSBに挿入し、この平均デー
タLaと階調幅指標Ldと画素データ23毎の符号φij
とにより、圧縮データを生成する。前記第二符号化手段
は、差分が許容範囲に有る場合、前回の階調幅指標Ld
の採用を示す識別子“1”を平均データLaの最下位L
SBに挿入し、この平均データLaと画素データ23毎
の符号φijとにより、圧縮データを生成する。
【0062】また、本実施例のデジタル複写機15は、
上述のように圧縮された圧縮データを従来の圧縮データ
と同様な状態に復元する手段として、識別子判断手段、
データ伸張手段、を前記符号圧縮伸張部16の符号伸張
部18に有しており、従来のデジタル複写機6と同様
に、圧縮データを画素データに復号する手段として、符
号化復号部7に、データ復号手段を有している。このた
め、前記データ伸張手段及び前記データ復号手段によ
り、第一復号手段及び第二復号手段が実現されている。
ここで、これら復号用の各種手段の構成及び機能を以下
に順次説明する。
【0063】まず、前記符号圧縮伸張部16は、第二画
像記憶部10から圧縮データを順次読み出し、この圧縮
データを伸張してから第一画像記憶部9に順次格納す
る。この時、図8に示すように、前記識別子判断手段
は、圧縮データの平均データLaの最下位LSBから識
別子を読み取り、これが“0”か“1”かにより階調幅
指標Ldの有無を判断する。前記データ伸張手段は、圧
縮データに階調幅指標Ldが有る場合、圧縮データから
階調幅指標Ldと符号φijとを読み出し、平均データL
aと共に第一画像記憶部9に格納する。また、圧縮デー
タに階調幅指標Ldが無い場合、この圧縮データから平
均データLaと符号φijとを読み出し、前回の階調幅指
標Ldと共に第一画像記憶部9に格納する。なお、前記
符号伸張部18は、上述のように前回の階調幅指標L
d′をデータ処理に使用するため、階調幅指標Ldを一
時記憶する符号バッファ(図示せず)を有している。
【0064】上述のように第一画像記憶部9に格納され
た圧縮データは、従来と同様な形態なので、符号化復号
部7の前記データ復号手段は、第一画像記憶部9から圧
縮データを順次読み出して濃度データLijに復号する。
【0065】上述のように前記符号圧縮伸張部16のデ
ータ伸張手段が伸張した圧縮データを符号化復号部7の
データ復号手段が復号することにより、前記第一符号化
手段は、圧縮データに階調幅指標Ldが有る場合、今回
の圧縮データから濃度データLijを生成し、前記第二復
号手段は、圧縮データに階調幅指標Ldが無い場合、今
回の平均データLaと前回の階調幅指標Ldと今回の符
号φijから濃度データLijを生成する。
【0066】このような構成において、本実施例のデジ
タル複写機15では、スキャナ部2で原稿から読み取っ
た画像データ20を圧縮して第二画像記憶部10に蓄積
する場合は、画像データ20を符号化復号部7により圧
縮データに符号化し、この圧縮データを第一画像記憶部
9により一時記憶する。この第一画像記憶部9に一時記
憶された圧縮データを、さらに符号圧縮伸張部16によ
り圧縮し、第二画像記憶部10に蓄積する。
【0067】そして、上述のように第二画像記憶部10
に蓄積された圧縮データを復号してプリンタ部5により
印刷出力する場合は、第二画像記憶部10に蓄積された
圧縮データを、符号圧縮伸張部16により従来と同様な
状態に伸張し、第一画像記憶部9に一時記憶させる。こ
の第一画像記憶部9に一時記憶された圧縮データを、符
号化復号部7により画像データに復号し、プリンタ部5
により印刷用紙に再生する。
【0068】本実施例のデジタル複写機15は、連続す
る複数のブロックデータ24の階調幅が同等な場合、こ
れらのブロックデータ24の一つのみに階調幅指標Ld
を設定し、他のブロックデータ24からは階調幅指標L
dを削除する。そして、階調幅指標Ldを削除したブロ
ックデータ24には、前回のブロックデータ24の階調
幅指標Ldを採用することを示す識別子を挿入すること
により、画像データ19の再現性を低下させることなく
圧縮データの容量を削減する。
【0069】ここで、本実施例のデジタル複写機15に
おいて、従来と同様に第一画像記憶部9に格納された圧
縮データを、符号圧縮伸張部16により圧縮して第二画
像記憶部10に格納する画像処理方法を、図7のフロー
チャートに基づいて以下に説明する。
【0070】まず、符号圧縮伸張部16の符号圧縮部1
7は、第一画像記憶部9から複数の圧縮データの平均デ
ータLaと階調幅指標Ldとを順次読み込む。前回の階
調幅指標Ld′と今回の階調幅指標Ldとの差分の絶対
値を算出し、これを閾値Tと比較することにより、前回
と今回との階調幅指標Ldの差分が許容範囲に有るか無
いかを判断する。
【0071】この時、階調幅指標Ldの差分の絶対値が
閾値Tより大きく、前回と今回との階調幅指標Ldの差
分が許容範囲に無いならば、隣接するブロックデータ2
4の階調幅が大きく相違することになるので、従来と同
様に階調幅指標Ldを第二画像記憶部10に格納する。
今回の階調幅指標Ldの採用を示す1ビットの識別子
“0”を平均データLaの最下位LSBに設定し、この
平均データLaを第二画像記憶部10に格納する。さら
に、第一画像記憶部9から圧縮データの符号φijを読み
込んで第二画像記憶部10に格納することにより、この
第二画像記憶部10には、従来と同様に平均データLa
と階調幅指標Ldと符号φijとからなる圧縮データが格
納される。
【0072】一方、階調幅指標Ldの差分の絶対値が閾
値Tより小さく、前回と今回との階調幅指標Ldの差分
が許容範囲に有るならば、隣接するブロックデータ24
の階調幅が近似していることになるので、階調幅指標L
dを第二画像記憶部10に格納することなく消去する。
前回の階調幅指標Ldの採用を示す1ビットの識別子
“1”を平均データLaの最下位LSBに設定し、この
平均データLaを第二画像記憶部10に格納する。そし
て、第一画像記憶部9から圧縮データの符号φijを読み
込んで第二画像記憶部10に格納することにより、この
第二画像記憶部10には、平均データLa及び符号φij
のみからなり容量が従来より削減された圧縮データが格
納される。
【0073】つぎに、符号圧縮伸張部16により第二画
像記憶部10から圧縮データを読み出して従来と同様な
形態に伸張し、これを従来と第一画像記憶部9に格納す
る画像処理方法を、図8のフローチャートに基づいて以
下に説明する。
【0074】まず、符号圧縮伸張部16の符号伸張部1
8は、第二画像記憶部10から複数の圧縮データの平均
データLaを順次読み込み、この平均データLaの最下
位LSBに位置する識別子が“0”か“1”かを判断す
る。
【0075】この時、平均データLaの識別子が“0”
ならば、圧縮データには階調幅指標Ldが存在すること
になるので、この階調幅指標Ldを第二画像記憶部10
から読み出す。この階調幅指標Ldを符号バッファに格
納して前回の階調幅指標Ld′を更新し、平均データL
aと階調幅指標Ldとを第一画像記憶部9に格納する。
さらに、第二画像記憶部10から圧縮データの符号φij
を読み込んで第一画像記憶部9に格納することにより、
この第一画像記憶部9には、従来と同様に平均データL
aと階調幅指標Ldと符号φijとからなる圧縮データが
格納される。
【0076】一方、平均データLaの識別子が“1”な
らば、圧縮データには階調幅指標Ldが存在しないこと
になるので、前回の階調幅指標Ld′を今回の階調幅指
標Ldとして採用する。この階調幅指標Ldを平均デー
タLaと共に第一画像記憶部9に格納し、第二画像記憶
部10から圧縮データの符号φijを読み込んで第一画像
記憶部9に格納する。すると、この第一画像記憶部9に
は、従来と同様に平均データLaと階調幅指標Ldと符
号φijとからなる圧縮データが格納される。
【0077】本実施例のデジタル複写機15は、上述の
ように圧縮データの全体の容量を削減することができる
ので、第二画像記憶部10の記憶領域を節約することが
でき、第二画像記憶部10のデータ記憶の所要時間を短
縮することができる。しかも、階調幅指標Ldが省略さ
れた圧縮データには、前回の階調幅指標Ldを採用する
ことを示す識別子が設定されているので、容量が削減さ
れた圧縮データを良好に復号することができ、画像デー
タ19の再現性が低下することが無い。
【0078】ここで、本実施例の画像処理方法における
画像データ19の再現性を以下に検証する。まず、従来
と同様に画像データを符号化して復号する場合は、図4
に示すように、複数のブロックデータ24の全部を、平
均データLaと階調幅指標Ldと符号φijとからなる圧
縮データに符号化し、これを画素データ23毎に濃度デ
ータLijに復号する。このように変換する画像データ1
9には、多値の画像データ20や二値の画像データ21
や空白の画像データ22が存在するが、二値や空白の画
像データ21,22には階調幅が同一のブロックデータ
24が多数連続する。例えば、図4において、一番目の
ブロックデータ241 の平均データLaと階調幅指標L
dとを二番目のブロックデータ242 に置換しても、図
5に示すように、復号される濃度データLijは置換しな
い場合と同等である。
【0079】つまり、本実施例のデジタル複写機15
は、画像データ19の再現性を低下させることなく圧縮
データの容量を削減することができる。なお、本実施例
の画像処理方法では、ブロックデータ24の階調幅が同
等であるほど、階調幅指標Ldを省略できる割合が増加
するので、画像データ19に二値や空白の画像データ2
1,22の占有面積が大きいほど、圧縮データの容量を
良好に削減することができる。
【0080】なお、本実施例のデジタル複写機15で
は、符号化復号部7により従来と同様にブロックデータ
24を圧縮データに符号化し、この圧縮データを符号圧
縮伸張部16により圧縮することを例示したが、本発明
は上記実施例に限定されるものではなく、より圧縮され
た圧縮データをブロックデータ24から直接に生成する
ことも可能である。同様に、より圧縮された圧縮データ
を符号圧縮伸張部16により伸張し、この圧縮データを
符号化復号部7によりブロックデータ24に復号するこ
とを例示したが、本発明は上記実施例に限定されるもの
でもなく、より圧縮された圧縮データからブロックデー
タ24を直接に生成することも可能である。
【0081】また、本実施例のデジタル複写機15で
は、連続するブロックデータ24の階調幅が同等の場合
に、二番目以降の圧縮データから階調幅指標Ldを省略
し、前回の階調幅指標Ldを採用することを示す識別子
を平均データLaに挿入することを例示した。しかし、
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、上述の
ようなデータ処理における平均データLaと階調幅指標
Ldとの役割を交換しても、同様な効果を得ることがで
きる。
【0082】この場合、前回と今回との平均データLa
の差分を差分算出手段により算出し、平均データLaの
差分が予め設定された許容範囲に有るか無いかをデータ
比較手段により判断する。差分が許容範囲に無い場合
は、第一符号化手段により、今回の平均データLaの採
用を示す識別子を階調幅指標Ldの最下位に挿入し、平
均データLaと階調幅指標Ldと画素データ毎の符号と
により圧縮データを生成する。差分が許容範囲に有る場
合は、第二符号化手段により、前回の平均データLaの
採用を示す識別子を階調幅指標Ldの最下位に挿入し、
この階調幅指標Ldと画素データ毎の符号とにより圧縮
データを生成する。
【0083】このような圧縮データを復号する場合は、
圧縮データの階調幅指標Ldの最下位から識別子判断手
段により識別子を読み取って平均データLaの有無を判
断し、平均データLaが有る場合は、第一復号手段によ
り、今回の圧縮データから濃度データを生成し、平均デ
ータLaが無い場合は、第二復号手段により、前回の平
均データLaと今回の階調幅指標Ldと今回の画素デー
タ毎の符号とから濃度データを生成する。
【0084】上述のようにすることで、連続するブロッ
クデータ24の濃度が同等ならば、二番目以降の圧縮デ
ータに平均データLaが設定されず、平均データLaが
前回と同一であることを示す識別子が設定されるので、
画像データ19の再現性を低下させることなく圧縮デー
タの全体の容量を削減することができる。
【0085】つぎに、本発明の第二の実施例を図9ない
し図16に基づいて以下に説明する。なお、本実施例に
関して第一の実施例と同一の部分は、同一の名称及び符
号を利用して詳細な説明は省略する。
【0086】図9は四つのブロックデータ24を連続さ
せた状態を示す模式図、図10は八つの識別子を連続さ
せた状態を示す模式図、図11は四つの圧縮データの要
部を連続させた状態を示す模式図、図12及び図13は
符号化の一部を示すフローチャート、図14及び図15
は復号の一部を示すフローチャートである。
【0087】まず、本実施例のデジタル複写機15は、
ハードウェアの構成は第一の実施例と同一であり、圧縮
データを圧縮する各種手段として、符号圧縮伸張部16
の符号圧縮部17に、差分算出手段、データ比較手段、
データ修正手段、を有しているが、符号化復号部7のデ
ータ符号化手段が生成した圧縮データを符号圧縮伸張部
16のデータ修正手段が修正することにより、第一符号
化手段、第二符号化手段、第三符号化手段、第四符号化
手段、が実現されている。ここで、これら符号化用の各
種手段において、第一の実施例と相違する部分を以下に
順次説明する。
【0088】詳細には図12及び図13に基づいて後述
するように、差分算出手段は、順次読み出される圧縮デ
ータに対し、前回と今回との平均データLaの差分と、
前回と今回との階調幅指標Ldの差分とを、順次算出
し、データ比較手段は、平均データLaの差分が予め設
定された許容範囲に有るか無いか、階調幅指標Ldの差
分が予め設定された許容範囲に有るか無いか、を順次判
断する。
【0089】平均データLa及び階調幅指標Ldの差分
の両方が許容範囲に無い場合、第一符号化手段は、階調
幅指標Ldと平均データLaと符号φijとを組み合わせ
たものに、今回の平均データLaの採用を示す識別子
“0”及び今回の階調幅指標Ldの採用“0”を示す識
別子を付加して、圧縮データを生成する。平均データL
aの差分が許容範囲に無く階調幅指標Ldの差分が許容
範囲に有る場合、第二符号化手段は、平均データLaと
符号φijとを組み合わせたものに、今回の平均データL
aの採用を示す識別子及び前回の階調幅指標Ldの採用
を示す識別子を付加して、圧縮データを生成する。平均
データLaの差分が許容範囲に有り階調幅指標Ldの差
分が許容範囲に無い場合、第三符号化手段は、階調幅指
標Ldと符号φijとを組み合わせたものに、前回の平均
データLaの採用を示す識別子及び今回の階調幅指標L
dの採用を示す識別子を付加して、圧縮データを生成す
る。平均データLa及び階調幅指標Ldの差分の両方が
許容範囲に有る場合、第四符号化手段は、符号φijに、
前回の平均データLaの採用を示す識別子及び前回の階
調幅指標Ldの採用を示す識別子を付加して、圧縮デー
タを生成する。
【0090】なお、本実施例のデジタル複写機15で
は、四つのブロックデータ24を一つのセットとして上
述のような処理を実行するので、この一セットの処理で
取り扱う識別子は合計1バイトとなる。そこで、図10
に示すように、四つの圧縮データの2ビットの識別子θ
を1バイトの削除情報バイトにまとめると共に、図11
に示すように、四つの圧縮データの階調幅指標Ldや平
均データLaや符号φijを一つにまとめる。このため、
符号圧縮伸張部17には、2ビットの識別子θを一時記
憶する2ビットバッファ、削除情報バイトを一時記憶す
る1バイトバッファ、四つの圧縮データの一時記憶を記
憶する符号バッファ、データ処理の回数を積算するブロ
ックカウンタ、が設けられている。
【0091】また、本実施例のデジタル複写機15は、
上述のように圧縮された圧縮データを伸張する手段とし
て、識別子判断手段、データ伸張手段、を符号圧縮伸張
部16の符号伸張部18に有しているが、符号圧縮伸張
部16のデータ伸張手段が伸張した圧縮データを符号化
復号部7のデータ復号手段が復号することにより、第一
復号手段、第二復号手段、第三復号手段、第四復号手
段、が実現されている。ここで、これら復号用の各種手
段において、第一の実施例と相違する部分を以下に順次
説明する。
【0092】詳細には図14及び図15に基づいて後述
するように、識別子判断手段は、圧縮データから二つの
識別子を読み取って平均データLa及び階調幅指標Ld
の各々の有無を判断する。平均データLa及び階調幅指
標Ldの両方が有る場合、第一復号手段は、今回の圧縮
データから濃度データLijを生成する。平均データLa
が有り階調幅指標Ldが無い場合、第二復号手段は、今
回の平均データLaと前回の階調幅指標Ldと今回の符
号φijとから濃度データLijを生成する。平均データL
aが無く階調幅指標Ldが有る場合、第三復号手段は、
前回の平均データLaと今回の階調幅指標Ldと今回の
符号φijとから濃度データLijを生成する。平均データ
La及び階調幅指標Ldの両方が無い場合、第四復号手
段は、前回の平均データLaと前回の階調幅指標Ldと
今回の符号φijとから濃度データLijを生成する。
【0093】このような構成において、本実施例のデジ
タル複写機15は、連続する複数のブロックデータ24
の濃度や階調幅が同等な場合、一部のブロックデータ2
4から平均データLaや階調幅指標Ldを削除し、この
ことを示す識別子を付加することにより、画像データ1
9の再現性を低下させることなく圧縮データの容量を削
減する。
【0094】ここで、本実施例のデジタル複写機15に
おいて、従来と同様に第一画像記憶部9に格納された圧
縮データを、符号圧縮伸張部16により圧縮して第二画
像記憶部10に格納する画像処理方法を、図12及び図
13のフローチャートに基づいて以下に説明する。
【0095】まず、図12に示すように、符号圧縮伸張
部16の符号圧縮部17は、第一画像記憶部9から四つ
の圧縮データの平均データLaと階調幅指標Ldとを順
次読み込み、2ビットの識別子θを“0”に初期化す
る。つぎに、前回の平均データLa′と今回の平均デー
タLaとの差分の絶対値を算出し、これを閾値T1と比
較することにより、前回と今回との平均データLaの差
分が許容範囲に有るか無いかを判断する。
【0096】この時、平均データLaの差分の絶対値が
閾値T1より大きく、前回と今回との平均データLaの
差分が許容範囲に無い場合は、平均データLaを符号バ
ッファの所定位置に格納する。この時、この平均データ
Laの採用を示す1ビットの識別子“0”は、2ビット
の識別子θの下位ビットに予め格納されているので、こ
れは変更しない。一方、平均データLaの差分の絶対値
が閾値T1より小さく、前回と今回との平均データLa
の差分が許容範囲に有る場合は、平均データLaを符号
バッファに格納することなく消去し、前回の平均データ
Laの採用を示す1ビットの識別子“1”を、2ビット
の識別子θの下位ビットに設定する。
【0097】つぎに、前回の階調幅指標Ld′と今回の
階調幅指標Ldとの差分の絶対値を算出し、これを閾値
T2と比較することにより、前回と今回との階調幅指標
Ldの差分が許容範囲に有るか無いかを判断する。
【0098】この時、階調幅指標Ldの差分の絶対値が
閾値T2より大きく、前回と今回との階調幅指標Ldの
差分が許容範囲に無い場合は、階調幅指標Ldを符号バ
ッファの所定位置に一時記憶させる。この時、この階調
幅指標Ldの採用を示す1ビットの識別子“0”は、2
ビットの識別子θの上位ビットに予め格納されているの
で、これは変更しない。一方、階調幅指標Ldの差分の
絶対値が閾値T2より小さく、前回と今回との階調幅指
標Ldの差分が許容範囲に有る場合は、階調幅指標Ld
を符号バッファに格納することなく消去し、前回の階調
幅指標Ldの採用を示す1ビットの識別子“1”を、2
ビットの識別子θの上位ビットの所定位置に設定する。
【0099】第一画像記憶部9から圧縮データの符号φ
ijを読み込んで符号バッファに格納し、図13に示すよ
うに、2ビットの識別子θを削除情報バイトに設定する
ことにより、これらのバッファに一つの圧縮データの内
容が設定される。そこで、ブロックカウントが“4”以
下であるかを確認し、これが“4”以下の場合はブロッ
クカウントに“1”を加算して初期状態に復帰する。
【0100】上述のようなデータ処理が繰り返されるこ
とにより、四つの圧縮データの内容が二つのバッファに
設定された時点で、ブロックカウントが“4”となる。
そこで、これが確認された場合は、削除情報バイトと符
号バッファとの内容を第二画像記憶部10に複写するこ
とにより、この第二画像記憶部10には、容量が従来よ
り削減された四つの圧縮データが格納される。
【0101】なお、このようなデータ処理の完了後に
は、符号バッファの書込アドレスを“0”に初期化し、
ブロックカウントを“1”に初期化し、初期状態に復帰
することにより、次の四つの圧縮データを圧縮処理でき
る状態となる。
【0102】つぎに、符号圧縮伸張部16により第二画
像記憶部10から圧縮データを読み出して従来と同様な
形態に伸張し、これを従来と第一画像記憶部9に格納す
る画像処理方法を、図14及び図15のフローチャート
に基づいて以下に説明する。
【0103】まず、符号圧縮伸張部16の符号伸張部1
8は、第二画像記憶部10から四つの圧縮データの1バ
イトの識別子を読み込み、これから一つの圧縮データの
2ビットの識別子θを抽出し、この2ビットの識別子θ
が、“00”か“01”か“10”か“11”かを順番
に判断する。
【0104】そこで、識別子θが“00”ならば、その
圧縮データには平均データLaと階調幅指標Ldとの両
方が存在することになるので、これらを第二画像記憶部
10から読み出す。識別子θが“01”ならば、階調幅
指標Ldのみを第二画像記憶部10から読み出し、識別
子θが“10”ならば、平均データLaのみを第二画像
記憶部10から読み出す。識別子θが上述した何れでも
無い場合には、識別子θが“11”であり、圧縮データ
には平均データLaと階調幅指標Ldとの両方が存在し
ないことになるので、この場合は第二画像記憶部10か
らデータを読み出さない。
【0105】つぎに、上述のようにして読み出した平均
データLaや階調幅指標Ldを第一画像記憶部9に格納
し、第二画像記憶部10から圧縮データの符号φijを読
み込んで第一画像記憶部9に格納することにより、この
第一画像記憶部9には、従来と同様に平均データLaと
階調幅指標Ldと符号φijとからなる圧縮データが格納
される。
【0106】そして、ブロックカウントが“4”となる
まで上述のようなデータ処理が繰り返されることによ
り、削除情報バイトに対応した四つの圧縮データが第一
画像記憶部9に格納される。
【0107】本実施例のデジタル複写機15は、上述の
ように圧縮データの全体の容量を削減することができる
ので、第二画像記憶部10の記憶領域を節約することが
でき、第二画像記憶部10のデータ記憶の所要時間を短
縮することができる。しかも、データの省略内容が識別
子θとして付加されているので、容量が削減された圧縮
データを良好に復号することができ、画像データ19の
再現性が低下することが無い。
【0108】なお、本実施例のデジタル複写機15で
は、符号化復号部7により従来と同様にブロックデータ
24を圧縮データに符号化し、この圧縮データを符号圧
縮伸張部16により圧縮することを例示したが、本発明
は上記実施例に限定されるものではなく、より圧縮され
た圧縮データをブロックデータ24から直接に生成する
ことも可能である。同様に、より圧縮された圧縮データ
を符号圧縮伸張部16により伸張し、この圧縮データを
符号化復号部7によりブロックデータ24に復号するこ
とを例示したが、本発明は上記実施例に限定されるもの
でもなく、より圧縮された圧縮データからブロックデー
タ24を直接に生成することも可能である。
【0109】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、多階調の画像デ
ータを形成する多数の画素データを所定数毎にブロック
化して多数のブロックデータを生成するデータ分解手段
を設け、ブロックデータを形成する複数の画素データの
各々の濃度データを算出する濃度算出手段を設け、ブロ
ックデータ毎に濃度データの最大値及び最小値から平均
データ及び階調幅指標を算定するデータ算定手段を設
け、前回と今回との階調幅指標の差分を算出する差分算
出手段を設け、階調幅指標の差分が予め設定された許容
範囲に有るか無いかを判断するデータ比較手段を設け、
差分が許容範囲に無い場合は、今回の階調幅指標の採用
を示す識別子を平均データの最下位に挿入し、この平均
データと階調幅指標と画素データ毎の符号とにより、圧
縮データを生成する第一符号化手段を設け、差分が許容
範囲に有る場合は、前回の階調幅指標の採用を示す識別
子を平均データの最下位に挿入し、この平均データと画
素データ毎の符号とにより、圧縮データを生成する第二
符号化手段を設けたことにより、階調幅指標が前回と同
等ならば、圧縮データに階調幅指標が設定されず、階調
幅指標が前回の圧縮データと同一であることを示す識別
子が設定されるので、圧縮データの容量を削減すること
ができ、圧縮データの記憶の所要時間を短縮することが
できる。
【0110】請求項2記載の発明は、圧縮データの平均
データの最下位から識別子を読み取って階調幅指標の有
無を判断する識別子判断手段を設け、階調幅指標が有る
場合は今回の圧縮データから濃度データを生成する第一
復号手段を設け、階調幅指標が無い場合は今回の平均デ
ータと前回の階調幅指標と今回の画素データ毎の符号と
から濃度データを生成する第二復号手段を設けたことに
より、圧縮データに階調幅指標が前回と同一であること
を示す識別子が設定されているならば、前回の階調幅指
標により濃度データが生成されるので、データが一部削
除された圧縮データを良好に復号することができ、圧縮
データの読み出しの所要時間を短縮することができる。
【0111】請求項3記載の発明は、多階調の画像デー
タを形成する多数の画素データを所定数毎にブロック化
して多数のブロックデータを生成するデータ分解手段を
設け、ブロックデータを形成する複数の画素データの各
々の濃度データを算出する濃度算出手段を設け、ブロッ
クデータ毎に濃度データの最大値及び最小値から平均デ
ータ及び階調幅指標を算定するデータ算定手段を設け、
前回と今回との階調幅指標の差分を算出する差分算出手
段を設け、階調幅指標の差分が予め設定された許容範囲
に有るか無いかを判断するデータ比較手段を設け、差分
が許容範囲に無い場合は、今回の階調幅指標の採用を示
す識別子を平均データの最下位に挿入し、この平均デー
タと階調幅指標と画素データ毎の符号とにより、圧縮デ
ータを生成する第一符号化手段を設け、差分が許容範囲
に有る場合は、前回の階調幅指標の採用を示す識別子を
平均データの最下位に挿入し、この平均データと画素デ
ータ毎の符号とにより、圧縮データを生成する第二符号
化手段を設け、圧縮データの平均データの最下位から識
別子を読み取って階調幅指標の有無を判断する識別子判
断手段を設け、階調幅指標が有る場合は今回の圧縮デー
タから濃度データを生成する第一復号手段を設け、階調
幅指標が無い場合は今回の平均データと前回の階調幅指
標と今回の画素データ毎の符号とから濃度データを生成
する第二復号手段を設けたことにより、画素データを圧
縮データに符号化する場合は、階調幅指標が前回と同等
ならば、圧縮データに階調幅指標が設定されず、階調幅
指標が前回と同一であることを示す識別子が設定される
ので、圧縮データの容量を削減することができ、圧縮デ
ータの記憶の所要時間を短縮することができ、圧縮デー
タを濃度データに復号する場合は、圧縮データに階調幅
指標が前回と同一であることを示す識別子が設定されて
いるならば、前回の階調幅指標により濃度データが生成
されるので、データが一部削除された圧縮データを良好
に復号することができ、圧縮データの読み出しの所要時
間を短縮することができる。
【0112】請求項4記載の発明は、多階調の画像デー
タを形成する多数の画素データを所定数毎にブロック化
して多数のブロックデータを生成するデータ分解手段を
設け、ブロックデータを形成する複数の画素データの各
々の濃度データを算出する濃度算出手段を設け、ブロッ
クデータ毎に濃度データの最大値及び最小値から平均デ
ータ及び階調幅指標を算定するデータ算定手段を設け、
前回と今回との平均データの差分を算出する差分算出手
段を設け、平均データの差分が予め設定された許容範囲
に有るか無いかを判断するデータ比較手段を設け、差分
が許容範囲に無い場合は、今回の平均データの採用を示
す識別子を階調幅指標の最下位に挿入し、平均データと
階調幅指標と画素データ毎の符号とにより、圧縮データ
を生成する第一符号化手段を設け、差分が許容範囲に有
る場合は、前回の平均データの採用を示す識別子を階調
幅指標の最下位に挿入し、この階調幅指標と画素データ
毎の符号とにより、圧縮データを生成する第二符号化手
段を設けたことにより、平均データが前回と同等なら
ば、圧縮データに平均データが設定されず、平均データ
が前回と同一であることを示す識別子が設定されるの
で、圧縮データの容量を削減することができ、圧縮デー
タの記憶の所要時間を短縮することができる。
【0113】請求項5記載の発明は、圧縮データの階調
幅指標の最下位から識別子を読み取って平均データの有
無を判断する識別子判断手段を設け、平均データが有る
場合は今回の圧縮データから濃度データを生成する第一
復号手段を設け、平均データが無い場合は前回の平均デ
ータと今回の階調幅指標と今回の画素データ毎の符号と
から濃度データを生成する第二復号手段を設けたことに
より、圧縮データに平均データが前回と同一であること
を示す識別子が設定されているならば、前回の平均デー
タにより濃度データが生成されるので、データが一部削
除された圧縮データを良好に復号することができ、圧縮
データの読み出しの所要時間を短縮することができる。
【0114】請求項6記載の発明は、多階調の画像デー
タを形成する多数の画素データを所定数毎にブロック化
して多数のブロックデータを生成するデータ分解手段を
設け、ブロックデータを形成する複数の画素データの各
々の濃度データを算出する濃度算出手段を設け、ブロッ
クデータ毎に濃度データの最大値及び最小値から平均デ
ータ及び階調幅指標を算定するデータ算定手段を設け、
前回と今回との平均データの差分を算出する差分算出手
段を設け、平均データの差分が予め設定された許容範囲
に有るか無いかを判断するデータ比較手段を設け、差分
が許容範囲に無い場合は、今回の平均データの採用を示
す識別子を階調幅指標の最下位に挿入し、平均データと
階調幅指標と画素データ毎の符号とにより、圧縮データ
を生成する第一符号化手段を設け、差分が許容範囲に有
る場合は、前回の平均データの採用を示す識別子を階調
幅指標の最下位に挿入し、この階調幅指標と画素データ
毎の符号とにより、圧縮データを生成する第二符号化手
段を設け、圧縮データの階調幅指標の最下位から識別子
を読み取って平均データの有無を判断する識別子判断手
段を設け、平均データが有る場合は今回の圧縮データか
ら濃度データを生成する第一復号手段を設け、平均デー
タが無い場合は前回の平均データと今回の階調幅指標と
今回の画素データ毎の符号とから濃度データを生成する
第二復号手段を設けたことにより、画素データを圧縮デ
ータに符号化する場合は、平均データが前回と同等なら
ば、圧縮データに平均データが設定されず、平均データ
が前回と同一であることを示す識別子が設定されるの
で、圧縮データの容量を削減することができ、圧縮デー
タの記憶の所要時間を短縮することができ、圧縮データ
を濃度データに復号する場合は、圧縮データに平均デー
タが前回と同一であることを示す識別子が設定されてい
るならば、前回の平均データにより濃度データが生成さ
れるので、データが一部削除された圧縮データを良好に
復号することができ、圧縮データの読み出しの所要時間
を短縮することができる。
【0115】請求項7記載の発明は、多階調の画像デー
タを形成する多数の画素データを所定数毎にブロック化
して多数のブロックデータを生成するデータ分解手段を
設け、ブロックデータを形成する複数の画素データの各
々の濃度データを算出する濃度算出手段を設け、ブロッ
クデータ毎に濃度データの最大値及び最小値から平均デ
ータ及び階調幅指標を算定するデータ算定手段を設け、
前回と今回との平均データの差分と階調幅指標の差分と
を算出する差分算出手段を設け、平均データの差分と階
調幅指標の差分とが各々に予め設定された許容範囲に有
るか無いかを各々判断するデータ比較手段を設け、平均
データ及び階調幅指標の差分の両方が許容範囲に無い場
合は、階調幅指標と平均データと画素データ毎の符号と
を組み合わせたものに、今回の平均データの採用を示す
識別子及び今回の階調幅指標の採用を示す識別子を付加
して、圧縮データを生成する第一符号化手段を設け、平
均データの差分が許容範囲に無く階調幅指標の差分が許
容範囲に有る場合は、平均データと画素データ毎の符号
とを組み合わせたものに、今回の平均データの採用を示
す識別子及び前回の階調幅指標の採用を示す識別子を付
加して、圧縮データを生成する第二符号化手段を設け、
平均データの差分が許容範囲に有り階調幅指標の差分が
許容範囲に無い場合は、階調幅指標と画素データ毎の符
号とを組み合わせたものに、前回の平均データの採用を
示す識別子及び今回の階調幅指標の採用を示す識別子を
付加して、圧縮データを生成する第三符号化手段を設
け、平均データ及び階調幅指標の差分の両方が許容範囲
に有る場合は、画素データ毎の符号に、前回の平均デー
タの採用を示す識別子及び前回の階調幅指標の採用を示
す識別子を付加して、圧縮データを生成する第四符号化
手段を設けたことにより、階調幅指標が前回と同等なら
ば、圧縮データに階調幅指標が設定されず、階調幅指標
が前回の圧縮データと同一であることを示す識別子が設
定され、平均データが前回と同等ならば、圧縮データに
平均データが設定されず、平均データが前回と同一であ
ることを示す識別子が設定されるので、圧縮データの容
量を削減することができ、圧縮データの記憶の所要時間
を短縮することができる。
【0116】請求項8記載の発明は、圧縮データから二
つの識別子を読み取って平均データ及び階調幅指標の各
々の有無を判断する識別子判断手段を設け、平均データ
及び階調幅指標の両方が有る場合は今回の圧縮データか
ら濃度データを生成する第一復号手段を設け、平均デー
タが有り階調幅指標が無い場合は今回の平均データと前
回の階調幅指標と今回の画素データ毎の符号とから濃度
データを生成する第二復号手段を設け、平均データが無
く階調幅指標が有る場合は前回の平均データと今回の階
調幅指標と今回の画素データ毎の符号とから濃度データ
を生成する第三復号手段を設け、平均データ及び階調幅
指標の両方が無い場合は前回の平均データと前回の階調
幅指標と今回の画素データ毎の符号とから濃度データを
生成する第四復号手段を設けたことにより、圧縮データ
に階調幅指標が前回と同一であることを示す識別子が設
定されているならば、前回の階調幅指標により濃度デー
タが生成され、圧縮データに平均データが前回と同一で
あることを示す識別子が設定されているならば、前回の
平均データにより濃度データが生成されるので、データ
が一部削除された圧縮データを良好に復号することがで
き、圧縮データの読み出しの所要時間を短縮することが
できる。
【0117】請求項9記載の発明は、多階調の画像デー
タを形成する多数の画素データを所定数毎にブロック化
して多数のブロックデータを生成するデータ分解手段を
設け、ブロックデータを形成する複数の画素データの各
々の濃度データを算出する濃度算出手段を設け、ブロッ
クデータ毎に濃度データの最大値及び最小値から平均デ
ータ及び階調幅指標を算定するデータ算定手段を設け、
前回と今回との平均データの差分と階調幅指標の差分と
を算出する差分算出手段を設け、平均データの差分と階
調幅指標の差分とが各々に予め設定された許容範囲に有
るか無いかを各々判断するデータ比較手段を設け、平均
データ及び階調幅指標の差分の両方が許容範囲に無い場
合は、階調幅指標と平均データと画素データ毎の符号と
を組み合わせたものに、今回の平均データの採用を示す
識別子及び今回の階調幅指標の採用を示す識別子を付加
して、圧縮データを生成する第一符号化手段を設け、平
均データの差分が許容範囲に無く階調幅指標の差分が許
容範囲に有る場合は、平均データと画素データ毎の符号
とを組み合わせたものに、今回の平均データの採用を示
す識別子及び前回の階調幅指標の採用を示す識別子を付
加して、圧縮データを生成する第二符号化手段を設け、
平均データの差分が許容範囲に有り階調幅指標の差分が
許容範囲に無い場合は、階調幅指標と画素データ毎の符
号とを組み合わせたものに、前回の平均データの採用を
示す識別子及び今回の階調幅指標の採用を示す識別子を
付加して、圧縮データを生成する第三符号化手段を設
け、平均データ及び階調幅指標の差分の両方が許容範囲
に有る場合は、画素データ毎の符号に、前回の平均デー
タの採用を示す識別子及び前回の階調幅指標の採用を示
す識別子を付加して、圧縮データを生成する第四符号化
手段を設け、圧縮データから二つの識別子を読み取って
平均データ及び階調幅指標の各々の有無を判断する識別
子判断手段を設け、平均データ及び階調幅指標の両方が
有る場合は今回の圧縮データから濃度データを生成する
第一復号手段を設け、平均データが有り階調幅指標が無
い場合は今回の平均データと前回の階調幅指標と今回の
画素データ毎の符号とから濃度データを生成する第二復
号手段を設け、平均データが無く階調幅指標が有る場合
は前回の平均データと今回の階調幅指標と今回の画素デ
ータ毎の符号とから濃度データを生成する第三復号手段
を設け、平均データ及び階調幅指標の両方が無い場合は
前回の平均データと前回の階調幅指標と今回の画素デー
タ毎の符号とから濃度データを生成する第四復号手段を
設けたことにより、画素データを圧縮データに符号化す
る場合は、階調幅指標が前回と同等ならば、圧縮データ
に階調幅指標が設定されず、階調幅指標が前回の圧縮デ
ータと同一であることを示す識別子が設定され、平均デ
ータが前回と同等ならば、圧縮データに平均データが設
定されず、平均データが前回と同一であることを示す識
別子が設定されるので、圧縮データの容量を削減するこ
とができ、圧縮データの記憶の所要時間を短縮すること
ができ、圧縮データを濃度データに復号する場合は、圧
縮データに階調幅指標が前回と同一であることを示す識
別子が設定されているならば、前回の階調幅指標により
濃度データが生成され、圧縮データに平均データが前回
と同一であることを示す識別子が設定されているなら
ば、前回の平均データにより濃度データが生成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置の第一の実施例であるデ
ジタル複写機を示すブロック図である。
【図2】符号圧縮伸張部を示すブロック図である。
【図3】画像データを示す正面図である。
【図4】画像データを符号化して復号する処理を示す模
式図である。
【図5】圧縮データを復号する処理を示す模式図であ
る。
【図6】平均データを示す模式図である。
【図7】圧縮データを圧縮する処理を示すフローチャー
トである。
【図8】圧縮データを伸張する処理を示すフローチャー
トである。
【図9】第二の実施例のブロックデータを示す模式図で
ある。
【図10】削除情報バイトを示す模式図である。
【図11】圧縮データの要部を示す模式図である。
【図12】圧縮データを圧縮する処理の前半部を示すフ
ローチャートである。
【図13】圧縮データを圧縮する処理の後半部を示すフ
ローチャートである。
【図14】圧縮データを伸張する処理の前半部を示すフ
ローチャートである。
【図15】圧縮データを伸張する処理の後半部を示すフ
ローチャートである。
【図16】第一の従来例の画像処理装置であるデジタル
複写機を示すブロック図である。
【図17】(a)は画像データを画素データに分解した
状態を示す模式図、(b)は画素データをブロックデー
タに分解した状態を示す説明図である。
【図18】データ符号化手段が濃度データを圧縮データ
に符号化するアルゴリズムを示す模式図である。
【図19】第二の従来例の画像処理装置であるデジタル
複写機を示すブロック図である。
【図20】符号化復号部を示すブロック図である。
【符号の説明】
15 画像処理装置 19 画像データ 23 画素データ 24 ブロックデータ 11 データ分解手段 La 平均データ Ld 階調幅指標 Lij 濃度データ φij 符号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 9/00 H04N 1/41

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多階調の画像データを形成する多数の画
    素データを所定数毎にブロック化して多数のブロックデ
    ータを生成するデータ分解手段と、 ブロックデータを形成する複数の画素データの各々の濃
    度データを算出する濃度算出手段と、 ブロックデータ毎に濃度データの最大値及び最小値から
    平均データ及び階調幅指標を算定するデータ算定手段
    と、 前回と今回との階調幅指標の差分を算出する差分算出手
    段と、 階調幅指標の差分が予め設定された許容範囲に有るか無
    いかを判断するデータ比較手段と、 差分が許容範囲に無い場合は、今回の階調幅指標の採用
    を示す識別子を平均データの最下位に挿入し、この平均
    データと階調幅指標と画素データ毎の符号とにより、圧
    縮データを生成する第一符号化手段と、 差分が許容範囲に有る場合は、前回の階調幅指標の採用
    を示す識別子を平均データの最下位に挿入し、この平均
    データと画素データ毎の符号とにより、圧縮データを生
    成する第二符号化手段と、 からなることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 圧縮データの平均データの最下位から識
    別子を読み取って階調幅指標の有無を判断する識別子判
    断手段と、 階調幅指標が有る場合は今回の圧縮データから濃度デー
    タを生成する第一復号手段と、 階調幅指標が無い場合は今回の平均データと前回の階調
    幅指標と今回の画素データ毎の符号とから濃度データを
    生成する第二復号手段と、 からなることを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 多階調の画像データを形成する多数の画
    素データを所定数毎にブロック化して多数のブロックデ
    ータを生成するデータ分解手段と、 ブロックデータを形成する複数の画素データの各々の濃
    度データを算出する濃度算出手段と、 ブロックデータ毎に濃度データの最大値及び最小値から
    平均データ及び階調幅指標を算定するデータ算定手段
    と、 前回と今回との階調幅指標の差分を算出する差分算出手
    段と、 階調幅指標の差分が予め設定された許容範囲に有るか無
    いかを判断するデータ比較手段と、 差分が許容範囲に無い場合は、今回の階調幅指標の採用
    を示す識別子を平均データの最下位に挿入し、この平均
    データと階調幅指標と画素データ毎の符号とにより、圧
    縮データを生成する第一符号化手段と、 差分が許容範囲に有る場合は、前回の階調幅指標の採用
    を示す識別子を平均データの最下位に挿入し、この平均
    データと画素データ毎の符号とにより、圧縮データを生
    成する第二符号化手段と、 圧縮データの平均データの最下位から識別子を読み取っ
    て階調幅指標の有無を判断する識別子判断手段と、 階調幅指標が有る場合は今回の圧縮データから濃度デー
    タを生成する第一復号手段と、 階調幅指標が無い場合は今回の平均データと前回の階調
    幅指標と今回の画素データ毎の符号とから濃度データを
    生成する第二復号手段と、 からなることを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 多階調の画像データを形成する多数の画
    素データを所定数毎にブロック化して多数のブロックデ
    ータを生成するデータ分解手段と、 ブロックデータを形成する複数の画素データの各々の濃
    度データを算出する濃度算出手段と、 ブロックデータ毎に濃度データの最大値及び最小値から
    平均データ及び階調幅指標を算定するデータ算定手段
    と、 前回と今回との平均データの差分を算出する差分算出手
    段と、 平均データの差分が予め設定された許容範囲に有るか無
    いかを判断するデータ比較手段と、 差分が許容範囲に無い場合は、今回の平均データの採用
    を示す識別子を階調幅指標の最下位に挿入し、平均デー
    タと階調幅指標と画素データ毎の符号とにより、圧縮デ
    ータを生成する第一符号化手段と、 差分が許容範囲に有る場合は、前回の平均データの採用
    を示す識別子を階調幅指標の最下位に挿入し、この階調
    幅指標と画素データ毎の符号とにより、圧縮データを生
    成する第二符号化手段と、 からなることを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 圧縮データの階調幅指標の最下位から識
    別子を読み取って平均データの有無を判断する識別子判
    断手段と、 平均データが有る場合は今回の圧縮データから濃度デー
    タを生成する第一復号手段と、 平均データが無い場合は前回の平均データと今回の階調
    幅指標と今回の画素データ毎の符号とから濃度データを
    生成する第二復号手段と、 からなることを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 多階調の画像データを形成する多数の画
    素データを所定数毎にブロック化して多数のブロックデ
    ータを生成するデータ分解手段と、 ブロックデータを形成する複数の画素データの各々の濃
    度データを算出する濃度算出手段と、 ブロックデータ毎に濃度データの最大値及び最小値から
    平均データ及び階調幅指標を算定するデータ算定手段
    と、 前回と今回との平均データの差分を算出する差分算出手
    段と、 平均データの差分が予め設定された許容範囲に有るか無
    いかを判断するデータ比較手段と、 差分が許容範囲に無い場合は、今回の平均データの採用
    を示す識別子を階調幅指標の最下位に挿入し、平均デー
    タと階調幅指標と画素データ毎の符号とにより、圧縮デ
    ータを生成する第一符号化手段と、 差分が許容範囲に有る場合は、前回の平均データの採用
    を示す識別子を階調幅指標の最下位に挿入し、この階調
    幅指標と画素データ毎の符号とにより、圧縮データを生
    成する第二符号化手段と、 圧縮データの階調幅指標の最下位から識別子を読み取っ
    て平均データの有無を判断する識別子判断手段と、平均
    データが有る場合は今回の圧縮データから濃度データを
    生成する第一復号手段と、 平均データが無い場合は前回の平均データと今回の階調
    幅指標と今回の画素データ毎の符号とから濃度データを
    生成する第二復号手段と、 からなることを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】 多階調の画像データを形成する多数の画
    素データを所定数毎にブロック化して多数のブロックデ
    ータを生成するデータ分解手段と、 ブロックデータを形成する複数の画素データの各々の濃
    度データを算出する濃度算出手段と、 ブロックデータ毎に濃度データの最大値及び最小値から
    平均データ及び階調幅指標を算定するデータ算定手段
    と、 前回と今回との平均データの差分と階調幅指標の差分と
    を算出する差分算出手段と、 平均データの差分と階調幅指標の差分とが各々に予め設
    定された許容範囲に有るか無いかを各々判断するデータ
    比較手段と、 平均データ及び階調幅指標の差分の両方が許容範囲に無
    い場合は、階調幅指標と平均データと画素データ毎の符
    号とを組み合わせたものに、今回の平均データの採用を
    示す識別子及び今回の階調幅指標の採用を示す識別子を
    付加して、圧縮データを生成する第一符号化手段と、 平均データの差分が許容範囲に無く階調幅指標の差分が
    許容範囲に有る場合は、平均データと画素データ毎の符
    号とを組み合わせたものに、今回の平均データの採用を
    示す識別子及び前回の階調幅指標の採用を示す識別子を
    付加して、圧縮データを生成する第二符号化手段と、 平均データの差分が許容範囲に有り階調幅指標の差分が
    許容範囲に無い場合は、階調幅指標と画素データ毎の符
    号とを組み合わせたものに、前回の平均データの採用を
    示す識別子及び今回の階調幅指標の採用を示す識別子を
    付加して、圧縮データを生成する第三符号化手段と、 平均データ及び階調幅指標の差分の両方が許容範囲に有
    る場合は、画素データ毎の符号に、前回の平均データの
    採用を示す識別子及び前回の階調幅指標の採用を示す識
    別子を付加して、圧縮データを生成する第四符号化手段
    と、 からなることを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 圧縮データから二つの識別子を読み取っ
    て平均データ及び階調幅指標の各々の有無を判断する識
    別子判断手段と、 平均データ及び階調幅指標の両方が有る場合は今回の圧
    縮データから濃度データを生成する第一復号手段と、 平均データが有り階調幅指標が無い場合は今回の平均デ
    ータと前回の階調幅指標と今回の画素データ毎の符号と
    から濃度データを生成する第二復号手段と、 平均データが無く階調幅指標が有る場合は前回の平均デ
    ータと今回の階調幅指標と今回の画素データ毎の符号と
    から濃度データを生成する第三復号手段と、 平均データ及び階調幅指標の両方が無い場合は前回の平
    均データと前回の階調幅指標と今回の画素データ毎の符
    号とから濃度データを生成する第四復号手段と、 からなることを特徴とする画像処理装置。
  9. 【請求項9】 多階調の画像データを形成する多数の画
    素データを所定数毎にブロック化して多数のブロックデ
    ータを生成するデータ分解手段と、 ブロックデータを形成する複数の画素データの各々の濃
    度データを算出する濃度算出手段と、 ブロックデータ毎に濃度データの最大値及び最小値から
    平均データ及び階調幅指標を算定するデータ算定手段
    と、 前回と今回との平均データの差分と階調幅指標の差分と
    を算出する差分算出手段と、 平均データの差分と階調幅指標の差分とが各々に予め設
    定された許容範囲に有るか無いかを各々判断するデータ
    比較手段と、 平均データ及び階調幅指標の差分の両方が許容範囲に無
    い場合は、階調幅指標と平均データと画素データ毎の符
    号とを組み合わせたものに、今回の平均データの採用を
    示す識別子及び今回の階調幅指標の採用を示す識別子を
    付加して、圧縮データを生成する第一符号化手段と、 平均データの差分が許容範囲に無く階調幅指標の差分が
    許容範囲に有る場合は、平均データと画素データ毎の符
    号とを組み合わせたものに、今回の平均データの採用を
    示す識別子及び前回の階調幅指標の採用を示す識別子を
    付加して、圧縮データを生成する第二符号化手段と、 平均データの差分が許容範囲に有り階調幅指標の差分が
    許容範囲に無い場合は、階調幅指標と画素データ毎の符
    号とを組み合わせたものに、前回の平均データの採用を
    示す識別子及び今回の階調幅指標の採用を示す識別子を
    付加して、圧縮データを生成する第三符号化手段と、 平均データ及び階調幅指標の差分の両方が許容範囲に有
    る場合は、画素データ毎の符号に、前回の平均データの
    採用を示す識別子及び前回の階調幅指標の採用を示す識
    別子を付加して、圧縮データを生成する第四符号化手段
    と、 圧縮データから二つの識別子を読み取って平均データ及
    び階調幅指標の各々の有無を判断する識別子判断手段
    と、 平均データ及び階調幅指標の両方が有る場合は今回の圧
    縮データから濃度データを生成する第一復号手段と、 平均データが有り階調幅指標が無い場合は今回の平均デ
    ータと前回の階調幅指標と今回の画素データ毎の符号と
    から濃度データを生成する第二復号手段と、 平均データが無く階調幅指標が有る場合は前回の平均デ
    ータと今回の階調幅指標と今回の画素データ毎の符号と
    から濃度データを生成する第三復号手段と、 平均データ及び階調幅指標の両方が無い場合は前回の平
    均データと前回の階調幅指標と今回の画素データ毎の符
    号とから濃度データを生成する第四復号手段と、 からなることを特徴とする画像処理装置。
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