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JP3532066B2 - 液体原料の蒸着方法および装置 - Google Patents
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JP3532066B2 - 液体原料の蒸着方法および装置 - Google Patents

液体原料の蒸着方法および装置

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JP3532066B2
JP3532066B2 JP11326397A JP11326397A JP3532066B2 JP 3532066 B2 JP3532066 B2 JP 3532066B2 JP 11326397 A JP11326397 A JP 11326397A JP 11326397 A JP11326397 A JP 11326397A JP 3532066 B2 JP3532066 B2 JP 3532066B2
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清郎 三宅
和幸 澤田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造装置の
ための液体原料の蒸着装置および方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体の記憶保持動作が必要な随
時書き込み/読み出しメモリー(以下、D−RAMと示
す)の集積度の向上に伴い、メモリーセル部のキャパシ
タ容量の向上およびチップ面積の縮小が課題となってい
る。
【0003】一般に、キャパシタ容量Cは、C=ε・
(S/d)(C:キャパシタ容量、ε:誘電率、S:キ
ャパシタ面積、d:キャパシタ厚さ)で示され、チップ
面積の縮小には、キャパシタ面積を縮小することが必須
であり、またキャパシタ厚さを再現性良く制御すること
は限界に達してきた。そこで、キャパシタ容量を増加さ
せるため誘電率の高いBST等を使用することが検討さ
れている。
【0004】図6は第1の従来例を示す。これは一般に
バブリング装置と呼ばれている。液体原料容器2に液体
原料1を収容し、この液体原料1の中にキャリアガスを
導入させるためのキャリアガス導入管3を挿入し、キャ
リアガスの導入によって気泡4がはじけて原料蒸気とな
る。気相空間5に発生した原料蒸気は、ガス流出管6か
ら反応室21に運び出される。7は液体原料容器2の蓋
である。
【0005】図7は第2の従来例を示す。この図7は特
願平6−5086592号公報に示されている従来例で
ある。液体原料1を収容した液体原料容器2の外側の底
面には、超音波振動子8が取り付けられており、液体原
料容器2を振動させて液体原料1を共振させ、液体原料
1の液面を波立たせて霧化させている。これによって原
料蒸気が気相空間5に発生し、キャリアガス導入管3か
ら導入されてガス流出管6を介して原料蒸気がキャリア
ガスに伴われて反応室21に供給される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図6のバブリング装置
では、液体原料1の液面が使用中に低下し、気泡4と液
体原料1の接触量が減少するにつれて発生する原料蒸気
も減少していくということと、液体原料1がキャリアガ
ス導入管3よりも液面が低下すると、液体原料1を液体
原料容器2から運び出せないことと、蒸気化しにくい液
体原料では、揮発性の高い溶媒を混ぜて蒸気化させるた
め、使用中に溶媒の方が気化し易いため、液体原料1と
溶媒の混合濃度が変化してしまい、発生する蒸気濃度が
変化してしまうという問題点を有している。
【0007】図7の従来例では、液体原料1の量が使用
中に低下すると、液体が超音波振動子8により共振しに
くくなり、発生する原料蒸気の量が変化してしまうこと
と、蒸気化しにくい液体原料では揮発性の高い溶媒を混
合する必要があることと、使用中に溶媒が先に蒸発し液
体原料1と溶媒の混合比が変化し、発生する原料蒸気の
混合濃度と蒸気の発生量が低下してしまうという問題点
を有している。
【0008】本発明は、液面低下による原料蒸気発生の
低下、すなわち原料蒸気の発生量の不安定化をなくし、
溶媒など2種以上の液体を混合したとき、経時的に混合
液の濃度が変化したり、混合比が変化して原料蒸気の発
生量や混合比、濃度が変化することを防ぎ、かつ安定し
て液体原料を被処理体の上に蒸着させることを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するた
め、本発明にかかる液体原料霧化方法は、液体原料を直
接に霧化させて混合容器の内部に原料蒸気を発生させ、
これをキャリアガスに含ませてガス流出管より反応室内
に導入するものである。また、反応室の内部に原料蒸気
を直接に発生させて被処理体の上に蒸着させるものであ
る。
【0010】この本発明によると、被処理体の上に安定
して液体原料を蒸着できる。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1記載の液体原料の蒸着
置は、被処理体を保持する反応室と、この被処理体に蒸
着させる液体原料を霧化する霧化器と、この霧化器に前
記液体原料を供給する液体原料供給手段と、霧化された
前記液体原料を保持する霧化原料保持容器と、この霧化
原料保持容器に保持された霧化液体原料を前記反応室に
導入するためのキャリアガス供給手段とを設け、前記液
体原料供給手段は、前記液体原料を保持する液体原料容
器と、前記霧化器の液体原料流入部に下端が接続された
中間槽と、この中間槽の液面を前記液体原料の霧化速度
に応じた高さに保つ流量調整弁とを有し、この流量調整
弁が、前記液体原料容器から前記中間槽へ滴下させる量
もしくは前記中間槽から前記霧化器への流量を調節する
ことを特徴とする。
【0012】請求項2記載の液体原料の蒸着装置は、被
処理体を保持し、キャリアガスを導入する導入口と排気
口とを有する反応室と、この反応室に取り付けられ、前
記被処理体に蒸着させる液体原料を霧化する霧化器と、
この霧化器に前記液体原料を供給する液体原料供給手段
とを設け、前記液体原料供給手段は、前記液体原料を保
持する液体原料容器と、前記霧化器の液体原料流入部に
下端が接続された中間槽と、この中間槽の液面を前記液
体原料の霧化速度に応じた高さに保つ流量調整弁とを有
し、この流量調整弁が、前記液体原料容器から前記中間
槽へ滴下させる量もしくは前記中間槽から前記霧化器へ
の流量を調節し、霧化された前記液体原料を前記反応室
の内部でキャリアガスと混合させることを特徴とする。
【0013】請求項3記載の液体原料の蒸着装置は、
処理体を保持する反応室と、この被処理体に蒸着させる
液体原料と霧化用気体を受け入れてこの液体原料を霧化
させる噴霧ノズルと、この噴霧ノズルに前記液体原料を
供給する液体原料供給手段と、霧化された前記液体原料
を保持する霧化原料保持容器と、この霧化原料保持容器
に保持された霧化液体原料を前記反応室に導入するため
のキャリアガス供給手段とを設け、前記液体原料供給手
段は、前記液体原料を保持する液体原料容器と、前記噴
霧ノズルの液体原料流入部に下端が接続された中間槽
と、この中間槽の液面を前記液体原料の霧化速度に応じ
た高さに保つ流量調整弁とを有し、この流量調整弁が、
前記液体原料容器から前記中間槽へ滴下させる量もしく
は前記中間槽から前記噴霧ノズルへの流量を調節する
とを特徴とする。
【0014】請求項4記載の液体原料の蒸着装置は、
処理体を保持し、キャリアガスを導入する導入口と排気
口とを有する反応室と、この反応室に取り付けられ、前
記被処理体に蒸着させる液体原料と霧化用気体を受け入
れてこの液体原料を霧化させる噴霧ノズルと、この噴霧
ノズルに前記液体原料を供給する液体原料供給手段とを
設け、前記液体原料供給手段は、前記液体原料を保持す
る液体原料容器と、前記噴霧ノズルの液体原料流入部に
下端が接続された中間槽と、この中間槽の液面を前記液
体原料の霧化速度に応じた高さに保つ流量調整弁とを有
し、この流量調整弁が、前記液体原料容器から前記中間
槽へ滴下させる量もしくは前記中間槽から前記噴霧ノズ
ルへの流量を調節し、霧化された前記液体原料を前記反
応室の内部でキャリアガスと混合させることを特徴とす
る。
【0015】請求項5記載の液体原料の蒸着装置は、被
処理体を保持する反応室と、この被処理体に蒸着させる
液体原料を霧化する霧化器と、この霧化器に前記液体原
料を供給する液体原料供給手段と、霧化された前記液体
原料を保持する霧化原料保持容器と、この霧化原料保持
容器に保持された霧化液体原料を一定流量前記反応室に
導入するためのキャリアガス供給手段と、前記霧化原料
保持容器のキャリアガス導入部に分散網とを設けたこと
を特徴とする。
【0016】請求項6記載の液体原料の蒸着装置は、被
処理体を保持する反応室と、この被処理体に蒸着させる
液体原料と霧化用気体を受け入れてこの液体原料を霧化
させる噴霧ノズルと、この噴霧ノズルに前記液体原料を
供給する液体原料供給手段と、霧化された前記液体原料
を保持する霧化原料保持容器と、この霧化原料保持容器
に保持された霧化液体原料を一定流量前記反応室に導入
するためのキャリアガス供給手段と、前記霧化原料保持
容器のキャリアガス導入部に分散網とを設けたことを特
徴とする。
【0017】請求項7記載の液体原料の蒸着装置は、
記した請求項1、3のいずれかに記載の構成において、
霧化原料保持容器のキャリアガス導入部に分散網を設け
ことを特徴とする。
【0018】請求項8記載の液体原料の蒸着装置は、
処理体を保持する反応室と、この被処理体に蒸着させる
液体原料と霧化用気体を受け入れてこの液体原料を霧化
させる噴霧ノズルと、この噴霧ノズルに前記液体原料を
供給する液体原料供給手段と、霧化された前記液体原料
を保持する霧化原料保持容器と、この霧化原料保持容器
に保持された霧化液体原料を前記反応室に導入するため
のキャリアガス供給手段と、前記霧化原料保持容器のキ
ャリアガス導入部に分散網とを設け、前記液体原料供給
手段が、液体原料を圧送可能なポンプもしくは液体マス
フローコントローラであることを特徴とする。
【0019】請求項9記載の液体原料の蒸着装置は、
処理体を保持する反応室と、この被処理体に蒸着させる
液体原料を霧化する霧化器と、この霧化器に前記液体原
料を供給する液体原料供給手段と、霧化された前記液体
原料を保持する霧化原料保持容器と、この霧化原料保持
容器に保持された霧化液体原料を一定流量前記反応室に
導入するためのキャリアガス供給手段と、前記霧化原料
保持容器のキャリアガス導入部に分散網とを設け、前記
液体原料供給手段が、液体原料を圧送可能なポンプもし
くは液体マスフローコントローラであることを特徴とす
る。
【0020】請求項10記載の液体原料の蒸着方法は、
被処理体に蒸着する液体原料を中間槽に導入する工程
と、この中間槽に導入された前記液体原料を供給する工
程と、供給されたこの液体原料を霧化する工程と、霧化
されたこの液体原料を保持する工程と、前記保持された
霧化液体原料をキャリアガスと混合する工程と、前記混
合された霧化液体原料とキャリアガスを反応室に導入す
る工程と、前記被処理体に膜を蒸着させる工程とを有
し、前記中間槽の液面を前記液体原料の霧化速度に応じ
た高さに保つことを特徴とする。
【0021】請求項11記載の液体原料の蒸着方法は、
被処理体に蒸着する液体原料を中間槽に導入する工程
と、この中間槽に導入された前記液体原料を供給する工
程と、供給されたこの液体原料を霧化する工程と、霧化
されたこの液体原料を保持する工程と、前記保持された
霧化液体原料を反応室に導入する工程と、キャリアガス
を前記反応室に導入する工程と、前記被処理体に膜を蒸
着させる工程とを有し、前記中間槽の液面を前記液体原
料の霧化速度に応じた高さに保つことを特徴とする。
【0022】請求項12記載の液体原料の蒸着方法は、
上記した請求項10、11のいずれかに記載の構成にお
いて、中間槽の液面を液体原料の霧化速度に応じた高さ
に保つ方法が、液体原料を中間槽に導入する流量もしく
はこの中間槽から供給する流量を調整することを特徴と
する。
【0023】以下、本発明の液体原料の蒸着方法を、図
1〜図5に示す具体的な実施の形態に基づいて説明す
る。
【0024】(実施の形態1)図1は(実施の形態1)
を示す。液体原料容器2に保持された液体原料1は、流
量調整弁13により滴下流量が調整され中間槽14に導
入される。中間槽14に一旦保持された液体原料1は、
液体原料供給管16を介して超音波霧化器11に供給さ
れる。
【0025】超音波霧化器11は霧化原料保持容器15
に設置されており、超音波霧化器11により霧化されて
霧化原料保持容器15に送り込まれた原料蒸気は、霧化
原料保持容器15においてキャリアガス導入管3より導
入されたキャリアガスと均一に混合される。霧化原料保
持容器15のキャリアガス導入部には分散網17が設置
されている。18はドレイン管,19はドレインタンク
である。
【0026】キャリアガスと均一に混合された霧化原料
は、ガス流出管6を介して反応室21へ供給されて、こ
の反応室21にセットされている被処理体22に蒸着さ
れる。
【0027】超音波霧化器11は、超音波振動子によっ
て超音波振動するホーン26の先端部の近傍に霧化させ
たい液体を供給するように構成されたもので、市販品と
しては、超音波工業株式会社製の型番FSU−10など
を使用できる。液体原料流入部27は、超音波振動する
前記ホーン26の先端部の近傍に液体原料を供給するよ
うに形成されている。
【0028】超音波霧化器11から中間槽14の液面ま
での高さH、重力加速度をg、中間槽14からの液体原
料1の流出速度vとすると、v = (2g・H)0.5
表すことができ、霧化速度をv′とすると、v′=
α・v と表すことができる。αは定数で、液体原料供
給管16の圧損や液体原料1の粘度などで決まる。
【0029】霧化原料保持容器15のキャリアガス導入
部に分散網17を設置することで、超音波霧化器11に
より霧化された液体原料1をより効率的に混合すること
ができた。
【0030】ここでは液体原料1としてPbZrTiO
系のゾル−ゲル溶液を用いて、被処理体の上に強誘電体
薄膜を形成した。この実施の形態によると、被処理体の
上に形成された薄膜は、原料液体と組成がずれることな
く良好な特性を有した。
【0031】液体原料1の霧化量に応じ、中間槽14を
設置し流量調整弁13により中間槽14の液面を液体原
料1の霧化速度に応じた高さに保つことで、液体原料1
の霧化効率がさらに向上することができる。超音波霧化
器11から中間槽14の液面までの高さHが40mm〜
100mmで良好な霧化効率が得られた。
【0032】また、中間槽14を設置することにより、
液体原料の使用効率=(ドレイン容器内に溜まった液
量)/(初期液体原料量)×100〔%〕が、中間槽1
4を使用しない場合が75%であったものと比較し、9
8%に向上した。
【0033】(実施の形態2)図2は(実施の形態2)
を示す。この(実施の形態2)では超音波霧化器11へ
の液体原料1の供給方法は(実施の形態1)と同様であ
るが、超音波霧化器11が反応室21に直接設置されて
おり、反応室21の中の支持台23の上に載置された被
処理体22の上に直接霧化された液体原料1が蒸着され
る。霧化された液体原料1が反応室21内に滞留するの
を防ぐため、反応室21にはキャリアガス導入口24と
排気口25が設けられている。
【0034】液体原料1としてPbZrTiO系のゾル
−ゲル溶液を用いて、被処理体22の上に強誘電体薄膜
を形成した。本発明を使用することにより、被処理体2
2に形成された薄膜は、原料溶液と組成がずれることな
く良好な特性を有した。
【0035】また、中間槽を使用することにより、実施
の形態1から液体原料使用効率が向上していることが推
測される。さらに、反応室に直接超音波霧化器を設置し
たため、実施の形態1と比較し、成膜速度が50%向上
した。
【0036】なお、支持台23を室温で保持して蒸着を
行ったが、ヒータを具備し加熱できる構造をとっても良
く、また直流電源や高周波電源を接続して被処理体に電
力を印加できるようにしても良い。
【0037】上記の各実施の形態では、流量調整弁13
により滴下流量を調整して中間槽14を介して超音波霧
化器11に液体原料1を供給したが、中間槽14から超
音波霧化器11の間に流量調整弁13と同様の流量を調
整する手段を設けても同様の効果を期待できる。
【0038】上記の各実施の形態の液体原料容器2,中
間槽14は上部が開放されていたが、それぞれは密閉構
造であっても同様である。 (実施の形態3)図3は(実施の形態3)を示す。
【0039】この(実施の形態3)は(実施の形態1)
の変形例を示している。(実施の形態1)では超音波霧
化器11を使用して液体原料1を霧化させたが、この
(実施の形態3)では、(実施の形態1)の超音波霧化
器11に代わって霧化用気体12と液体原料1とを受け
入れる噴霧ノズル10が霧化原料保持容器15に設けら
れている。このほかの構成は(実施の形態1)と同一で
ある。なお、霧化用気体12としては高圧窒素が使用さ
れており、噴霧ノズル10への霧化用気体12の吹き込
み量は圧力調整器28によって調整して噴霧ノズル10
での霧化量を調節するように構成されている。
【0040】このように構成したため、(実施の形態
1)と同様に、被処理体の上に形成された薄膜は、原料
液体と組成がずれることなく良好な特性を有した。 (実施の形態4)図4は(実施の形態4)を示す。
【0041】この(実施の形態4)は(実施の形態2)
の変形例を示している。(実施の形態2)では超音波霧
化器11を使用して液体原料1を霧化させたが、この
(実施の形態4)では、(実施の形態1)の超音波霧化
器11に代わって霧化用気体12と液体原料1とを受け
入れる噴霧ノズル10が反応室21に設けられている。
このほかの構成は(実施の形態2)と同一である。な
お、霧化用気体12としては高圧窒素が使用されてお
り、噴霧ノズル10への霧化用気体12の吹き込み量は
圧力調整器28によって調整して噴霧ノズル10での霧
化量を調節するように構成されている。
【0042】このように構成したため、(実施の形態
2)と同様に、被処理体の上に形成された薄膜は、原料
液体と組成がずれることなく良好な特性を有した。 (実施の形態5)図5は(実施の形態5)を示す。
【0043】この(実施の形態5)は(実施の形態4)
の変形例を示している。この(実施の形態5)では、噴
霧ノズル10には液体マスフローコントローラ29aを
介して直接に液体原料1を供給し、液体マスフローコン
トローラ29bを介して霧化用気体12の吹き込み量を
調節している点だけが(実施の形態4)とは異なってい
る。
【0044】このように液体マスフローコントローラ2
9a,29bを使用することによって(実施の形態4)
よりも高精度で液体原料1を噴霧ノズル10に供給する
ことができ、成膜速度の制御性および蒸着膜の均一性が
向上した。
【0045】この(実施の形態5)では、噴霧ノズル1
0への液体原料1の入力経路に液体マスフローコントロ
ーラ29aを設けたが、液体原料1が高粘度である場合
には液体マスフローコントローラ29aに代えて液体原
料1が圧送可能なポンプを使用することもできる。
【0046】このように構成したため、(実施の形態
4)と同様に、被処理体の上に形成された薄膜は、原料
液体と組成がずれることなく良好な特性を有した。 (実施の形態6)(実施の形態1)と(実施の形態2)
では、圧力調整器28を介して霧化用気体12を噴霧ノ
ズル10へ吹き込んだが、(実施の形態5)で使用した
液体マスフローコントローラを圧力調整器28に代えて
使用して霧化用気体12として高圧窒素を噴霧ノズル1
0へ吹き込んでも同様の効果を期待できる。
【0047】上記の各実施の形態の霧化用気体12とし
て高圧窒素を使用したが、霧化用気体12はヘリウム,
アルゴンなどのように蒸着膜の特性に悪影響を及ぼさな
い気体であれば同様に使用できる。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明の液体原料の蒸着方
法によると、超音波霧化器により液体原料を直接に霧化
させて蒸着に使用するため、液体原料の使用効率が高
く、形成された薄膜も組成ずれのない良好な膜質が得ら
れ、特性も良好なものであるという効果を有する。
【0049】また、本発明の液体原料の蒸着装置による
と、本発明の液体原料の蒸着方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の(実施の形態1)の蒸着装置の構成図
【図2】本発明の(実施の形態2)の蒸着装置の構成図
【図3】本発明の(実施の形態3)の蒸着装置の構成図
【図4】本発明の(実施の形態4)の蒸着装置の構成図
【図5】本発明の(実施の形態5)の蒸着装置の構成図
【図6】従来の液体原料の霧化装置の構成図
【図7】従来の別の従来例の液体原料の霧化装置の構成
【符号の説明】
1 液体原料 2 液体原料容器 3 キャリアガス導入管 6 ガス流出管 8 超音波振動子 10 噴霧ノズル 11 超音波霧化器 12 霧化用気体 13 流量調整弁 14 中間槽 15 霧化原料保持容器 17 分散網 21 反応室 22 被処理体 23 支持台 28 圧力調整器 29a,29b 液体マスフローコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−112894(JP,A) 特開 平8−102442(JP,A) 特開 平5−82489(JP,A) 特開 平5−175134(JP,A) 特開 平8−169708(JP,A) 特開 平9−36108(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 16/448 H01L 21/31

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被処理体を保持する反応室と、この被処理
    体に蒸着させる液体原料を霧化する霧化器と、この霧化
    器に前記液体原料を供給する液体原料供給手段と、霧化
    された前記液体原料を保持する霧化原料保持容器と、こ
    の霧化原料保持容器に保持された霧化液体原料を前記反
    応室に導入するためのキャリアガス供給手段とを設け、
    前記液体原料供給手段は、前記液体原料を保持する液体
    原料容器と、前記霧化器の液体原料流入部に下端が接続
    された中間槽と、この中間槽の液面を前記液体原料の霧
    化速度に応じた高さに保つ流量調整弁とを有し、この流
    量調整弁が、前記液体原料容器から前記中間槽へ滴下さ
    せる量もしくは前記中間槽から前記霧化器への流量を調
    節することを特徴とする液体原料の蒸着装置。
  2. 【請求項2】被処理体を保持し、キャリアガスを導入す
    る導入口と排気口とを有する反応室と、この反応室に取
    り付けられ、前記被処理体に蒸着させる液体原料を霧化
    する霧化器と、この霧化器に前記液体原料を供給する液
    体原料供給手段とを設け、前記液体原料供給手段は、前
    記液体原料を保持する液体原料容器と、前記霧化器の液
    体原料流入部に下端が接続された中間槽と、この中間槽
    の液面を前記液体原料の霧化速度に応じた高さに保つ流
    量調整弁とを有し、この流量調整弁が、前記液体原料容
    器から前記中間槽へ滴下させる量もしくは前記中間槽か
    ら前記霧化器への流量を調節し、霧化された前記液体原
    料を前記反応室の内部でキャリアガスと混合させること
    を特徴とする液体原料の蒸着装置。
  3. 【請求項3】被処理体を保持する反応室と、この被処理
    体に蒸着させる液体原料と霧化用気体を受け入れてこの
    液体原料を霧化させる噴霧ノズルと、この噴霧ノズルに
    前記液体原料を供給する液体原料供給手段と、霧化され
    た前記液体原料を保持する霧化原料保持容器と、この霧
    化原料保持容器に保持された霧化液体原料を前記反応室
    に導入するためのキャリアガス供給手段とを設け、前記
    液体原料供給手段は、前記液体原料を保持する液体原料
    容器と、前記噴霧ノズルの液体原料流入部に下端が接続
    された中間槽と、この中間槽の液面を前記液体原料の霧
    化速度に応じた高さに保つ流量調整弁とを有し、この流
    量調整弁が、前記液体原料容器から前記中間槽へ滴下さ
    せる量もしくは前記中間槽から前記噴霧ノズルへの流量
    を調節することを特徴とする液体原料の蒸着装置。
  4. 【請求項4】被処理体を保持し、キャリアガスを導入す
    る導入口と排気口とを有する反応室と、この反応室に取
    り付けられ、前記被処理体に蒸着させる液体原料と霧化
    用気体を受け入れてこの液体原料を霧化させる噴霧ノズ
    ルと、この噴霧ノズルに前記液体原料を供給する液体原
    料供給手段とを設け、前記液体原料供給手段は、前記液
    体原料を保持する液体原料容器と、前記噴霧ノズルの液
    体原料流入部に下端が接続された中間槽と、この中間槽
    の液面を前記液体原料の霧化速度に応じた高さに保つ流
    量調整弁とを有し、この流量調整弁が、前記液体原料容
    器から前記中間槽へ滴下させる量もしくは前記中間槽か
    ら前記噴霧ノズルへの流量を調節し、霧化された前記液
    体原料を前記反応室の内部でキャリアガスと混合させる
    ことを特徴とする液体原料の蒸着装置。
  5. 【請求項5】被処理体を保持する反応室と、この被処理
    体に蒸着させる液体原料を霧化する霧化器と、この霧化
    器に前記液体原料を供給する液体原料供給手段と、霧化
    された前記液体原料を保持する霧化原料保持容器と、こ
    の霧化原料保持容器に保持された霧化液体原料を一定流
    量前記反応室に導入するためのキャリアガス供給手段
    と、 前記霧化原料保持容器のキャリアガス導入部に分散網と
    を設けたことを特徴とする液体原料の蒸着装置。
  6. 【請求項6】被処理体を保持する反応室と、この被処理
    体に蒸着させる液体原料と霧化用気体を受け入れてこの
    液体原料を霧化させる噴霧ノズルと、この噴霧ノズルに
    前記液体原料を供給する液体原料供給手段と、霧化され
    た前記液体原料を保持する霧化原料保持容器と、この霧
    化原料保持容器に保持された霧化液体原料を一定流量前
    記反応室に導入するためのキャリアガス供給手段と、前
    記霧化原料保持容器のキャリアガス導入部に分散網とを
    設けたことを特徴とする液体原料の蒸着装置。
  7. 【請求項7】霧化原料保持容器のキャリアガス導入部に
    分散網を設けたことを特徴とする請求項1または請求項
    3のいずれかに記載の液体原料の蒸着装置。
  8. 【請求項8】被処理体を保持する反応室と、この被処理
    体に蒸着させる液体原料と霧化用気体を受け入れてこの
    液体原料を霧化させる噴霧ノズルと、この噴霧ノズルに
    前記液体原料を供給する液体原料供給手段と、霧化され
    た前記液体原料を保持する霧化原料保持容器と、この霧
    化原料保持容器に保持された霧化液体原料を前記反応室
    に導入するためのキャリアガス供給手段と、前記霧化原
    料保持容器のキャリアガス導入部に分散網とを設け、前
    記液体原料供給手段が、液体原料を圧送可能なポンプも
    しくは液体マスフローコントローラであることを特徴と
    する液体原料の蒸着装置。
  9. 【請求項9】被処理体を保持する反応室と、この被処理
    体に蒸着させる液体原料を霧化する霧化器と、この霧化
    器に前記液体原料を供給する液体原料供給手段と、霧化
    された前記液体原料を保持する霧化原料保持容器と、こ
    の霧化原料保持容器に保持された霧化液体原料を一定流
    量前記反応室に導入するためのキャリアガス供給手段
    と、前記霧化原料保持容器のキャリアガス導入部に分散
    網とを設け、前記液体原料供給手段が、液体原料を圧送
    可能なポンプもしくは液体マスフローコントローラであ
    ることを特徴とする液体原料の蒸着装置。
  10. 【請求項10】被処理体に蒸着する液体原料を中間槽に
    導入する工程と、この中間槽に導入された前記液体原料
    を供給する工程と、供給されたこの液体原料を霧化する
    工程と、霧化されたこの液体原料を保持する工程と、前
    記保持された霧化液体原料をキャリアガスと混合する工
    程と、前記混合された霧化液体原料とキャリアガスを反
    応室に導入する工程と、前記被処理体に膜を蒸着させる
    工程とを有し、前記中間槽の液面を前記液体原料の霧化
    速度に応じた高さに保つことを特徴とする液体原料の蒸
    着方法。
  11. 【請求項11】被処理体に蒸着する液体原料を中間槽に
    導入する工程と、この中間槽に導入された前記液体原料
    を供給する工程と、供給されたこの液体原料を霧化する
    工程と、霧化されたこの液体原料を保持する工程と、前
    記保持された霧化液体原料を反応室に導入する工程と、
    キャリアガスを前記反応室に導入する工程と、前記被処
    理体に膜を蒸着させる工程とを有し、前記中間槽の液面
    を前記液体原料の霧化速度に応じた高さに保つことを特
    徴とする液体原料の蒸着方法。
  12. 【請求項12】中間槽の液面を液体原料の霧化速度に応
    じた高さに保つ方法が、液体原料を中間槽に導入する流
    量もしくはこの中間槽から供給する流量を調整すること
    を特徴とする請求項10または請求項11のいずれかに
    記載の液体原料の蒸着方法。
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