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JP3534870B2 - ロケータ装置 - Google Patents
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JP3534870B2 - ロケータ装置 - Google Patents

ロケータ装置

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JP3534870B2
JP3534870B2 JP716195A JP716195A JP3534870B2 JP 3534870 B2 JP3534870 B2 JP 3534870B2 JP 716195 A JP716195 A JP 716195A JP 716195 A JP716195 A JP 716195A JP 3534870 B2 JP3534870 B2 JP 3534870B2
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一郎 田中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両の現在位置を検
出するいわゆるロケータ装置において、特に距離センサ
から計測する走行距離を補正する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のロケータ装置について説明する。
図10は、例えば特公平1-16368 号公報に示された従来
の装置の構成を示すブロック図である。図において、1
は方位センサで車両の進行方位に応じた信号を出力す
る。2は距離センサで車両の単位走行距離(例えば3
9.2cm)毎に距離パルスを発生する。7は地図情報
記憶手段で、複数地区の道路地図情報を記憶している。
4はメモリ(図示せず)に予め記憶した制御プログラム
に従ってデジタル演算処理を実行するマイクロコンピュ
ータ(図示せず)を含む演算手段で、方位センサ1、距
離センサ2、および地図情報記憶手段7の各信号を受け
て演算処理し、特定地区の地図および現在位置等を表示
させるための表示信号を発生するものである。5は補助
データ記憶手段で、車種とタイヤ種に応じて計測した標
準距離補正係数k1(固定値)と操作者により変更可能
な距離調整係数k2(可変値)がそれぞれ記憶されてい
る。8は表示手段で、演算手段4からの信号を受けて特
定地区の地図、車両の現在位置および走行経路等を表示
させる。6は入力手段で距離調整係数k2を演算手段4
に入力するものである。
【0003】次に図10の演算手段4の動作について説
明する。まず、入力手段6で距離調整係数k2が設定さ
れたときは、その信号を入力して、補助データ記憶手段
5に格納する。また、距離センサ2からの距離パルス△
nが発生すると、補助データ記憶手段5の中に入力され
た距離調整係数k2があれば(1)式にて瞬時走行距離
△dを演算し、そうでなければ、所定の標準距離補正係
数k1を用いて(2)式を演算する。但し、(1)式と
(2)式において、Cは単位走行距離である。
【0004】そして、瞬時走行距離△dを積算した距離
Dが規定距離(約6.25m)以上になる毎に、方位セ
ンサ1から方位信号を入力して車両の進行方位を求める
とともに、距離Dも合わせて用いて特定地区の地図上の
現在位置を更新する。また、特定地区の地図および現在
位置等の表示信号を発生するものである。
【0005】また、従来のロケータ装置において、車両
走行中に走行距離を自動補正するものとして、例えば特
開平5-209756号公報に示されたものがある。図11はそ
の装置の構成を示すブロック図であり、図において、2
は距離センサで車両の単位走行距離毎に距離パルスを発
生する。1は角速度センサで車両の進行方位変化角度に
応じた信号を発生する。3は人工衛星を用いた電波航法
の一つであるGPS(Global Position
ing System)用の受信機で車両が存在する絶
対座標上の位置情報を出力する。4は演算手段で、距離
センサ2と角速度センサ1、およびGPS受信機3の各
信号から車両の進行方位と現在位置を検出するととも
に、走行距離の誤差を検出し補正する。
【0006】次に、図11の演算手段の動作について説
明する。まず、距離補正係数を検出する為の動作として
2例記されている。どちらの例とも、GPS受信機で計
測した2地点のGPSによる位置(以下GPS位置とも
言うことにする)を結ぶ直線距離を基準にして、一つ
は、これらの両GPS位置を計測する間に距離センサか
ら計測した走行距離との距離比を演算して距離補正係数
を求めるもので、もう一つは、上記両GPS位置を計測
した時刻に対応して検出した2地点の車両の現在位置を
結ぶ直線距離との距離比を演算して距離補正係数を求め
るものである。
【0007】また、距離補正係数を検出しない状態とし
て、12例記されている。いずれの例においても、2地
点のGPS位置を計測する間の状態に関するもので、以
下、これらの状態を列記する。
【0008】第1の例は、車両の走行軌跡が直進走行で
ない場合。
【0009】第2の例は、進行方位変化角度が規定値以
上の場合。
【0010】第3の例は、GPS受信機による測位精度
評価値が規定範囲外の場合。
【0011】第4の例は、GPS受信機による測位高度
の変動量が規定値以上の場合。
【0012】第5の例は、GPS受信機による測位に使
用した衛星の組合せが変更された場合。
【0013】第6の例は、GPS位置間の直線距離が規
定値未満の場合。
【0014】第7の例は、2地点の車両の現在位置間の
直線距離が規定値未満の場合。
【0015】第8の例は、距離センサから計測した走行
距離が規定値未満の場合。
【0016】第9の例は、経過時間が規定値以内の場
合。
【0017】第10の例は、距離センサから計測した走
行距離と、2地点の車両の現在位置を結ぶ直線距離との
距離差が規定値以上の場合
【0018】第11の例は、2地点のGPS位置を結ぶ
GPS受信機により測定された移動方位と、対応する2
地点の車両の進行方位との方位差が規定値以上の場合。
【0019】第12の例は、地図データから取得した高
度の最高点と最低点との差が規定値以上の場合。
【0020】さらにまた、(3)式により演算した、2
地点のGPS位置を結ぶ直線距離Lgと両GPS位置に
対応して検出された車両の現在位置を結ぶ直線距離Ls
の距離比Rを用いて、距離補正係数k3を求める動作と
して、次のように記されている。
【0021】第1の例は、距離比Rを距離補正係数k3
とする。
【0022】第2の例は、(4)式に示すように、距離
比Rと距離補正係数k3の差に規定値aを掛けた値を距
離補正係数k3に加算して更新する。
【0023】第3の例は、距離比Rと距離補正係数k3
の差が規定値以内なら、距離補正係数k3を更新しな
い。
【0024】第4の例は、(5)式に示すように、距離
比Rと距離補正係数k3の差が規定値b以上なら、距離
補正係数k3に規定値bを加算して更新する。
【0025】第5の例は、規定回数分の距離比Rの平均
値を距離補正係数k3とする。
【0026】第6の例は、距離補正係数k3と距離比R
の代表値の差が、係数分布と比較して有意性ありと判断
できるときは、距離比Rの代表値を距離補正係数k3と
する。
【0027】第7の例は、(6)式に示すように、距離
比Rを距離補正係数k3に乗じて更新する。
【0028】第8の例は、(7)式に示すように、徐々
に目標値に収斂させるようにして更新する。
【0029】尚、2地点のGPS位置に対応して検出さ
れた車両の現在位置を結ぶ直線距離Lsの代わりに、両
GPS位置を計測する間に距離センサから計測した走行
距離Ltを用いて、(8)式により求めた、2地点のG
PS位置を結ぶ直線距離Lgとの距離比R'を用いて、
距離補正係数k3を求めても良いと記されている。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】例えば、特公平1-1636
8 号公報に示された従来のロケータ装置は以上のように
構成されているので、補助データ記憶手段に記憶してお
く所定の標準距離補正係数を予め実車走行して計測する
必要がある。しかしなから、同一サイズのタイヤ種でも
タイヤの動荷重半径に約±2%の公差がある為、車種と
タイヤ種が同じ組合せである車両間でも、それぞれ異な
る距離誤差を生じる問題点があった。また、操作者によ
り入力される距離調整係数は適当な値とは限らないの
で、標準距離補正係数に優先して使用すると、逆に距離
誤差が拡大する問題点があった。
【0031】また、例えば、特開平5-209756号公報に示
された従来のロケータ装置は以上のように構成されてい
るので、GPS受信機で計測した任意の2地点の位置の
検出精度が距離補正係数の検出精度に大きく左右する。
しかしながら、GPS受信機から出力されるGPS位置
は計測周期分の時間だけ過去の位置であるように、実際
の走行に対して計測周期分の時間遅れを持ち、また、計
測周期間の微妙な走行変化が計測されないものである。
従って、任意の2地点のGPS位置を結ぶ直線距離を信
頼し過ぎると、逆に、演算する距離補正係数の変動幅が
大きくなり、検出精度が低下する問題点があった。
【0032】この発明は、従来のロケータ装置の問題点
を解消するためになされたもので、実際の走行に対して
GPS受信機の計測遅れがあったり、また、計測周期間
の微妙な走行変化がGPS受信機で計測されなかった場
合において、距離補正係数の検出精度を低下させず、ま
た演算した距離補正係数の変動幅を小さくして補正を安
定的に継続することを目的とする。
【0033】この発明は、従来のロケータ装置の問題点
を解消するためになされたもので、特に、車両が発車し
た直後にGPS位置の検出精度が低下する状態におい
て、距離補正係数の検出精度を低下させないことを目的
とする。
【0034】この発明は、従来のロケータ装置の問題点
を解消するためになされたもので、特に、車両が規定値
以上の旋回または蛇行走行した直後にGPS位置の検出
精度が低下する状態において、距離補正係数の検出精度
を低下させないことを目的とする。
【0035】この発明は、従来のロケータ装置の問題点
を解消するためになされたもので、特に、車両が規定値
以上の減加速をした直後にGPS位置の検出精度が低下
する状態において、距離補正係数の検出精度を低下させ
ないことを目的とする。
【0036】この発明は、従来のロケータ装置の問題点
を解消するためになされたもので、特に、GPS受信機
による測位高度が規定値以下になった直後にGPS位置
の検出精度が低下する状態において、距離補正係数の検
出精度を低下させないことを目的とする。
【0037】この発明は、従来のロケータ装置の問題点
を解消するためになされたもので、特に、GPS受信機
が非測位の状態から測位を再開した直後にGPS位置の
検出精度が低下する状態において、距離補正係数の検出
精度を低下させないことを目的とする。
【0038】この発明は、従来のロケータ装置の問題点
を解消するためになされたもので、GPS位置の検出精
度が低下した場合は、距離補正係数を演算しないことを
目的とする。
【0039】この発明は、従来のロケータ装置の問題点
を解消するためになされたもので、演算した距離補正係
数の変動幅を小さくして、補正を安定的に継続すること
を目的とする。
【0040】この発明は、従来のロケータ装置の問題点
を解消するためになされたもので、車種とタイヤ種に応
じた標準距離補正係数と、操作者が入力した距離調整係
数の各誤差を、速やかに検出して走行距離を補正するこ
とを目的とする。
【0041】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、距離
補正係数の検出精度を低下させずに補正を継続する為
に、第1の所定条件を満たした、計測周期毎にGPS受
信機で計測した前後2地点を結ぶ直線距離とそれに対応
して距離センサから計測した走行距離の距離比を求め、
さらに第2の所定条件を満たした場合のみに距離比を用
いて距離補正係数を演算し、走行距離を補正し、さらに
距離補正係数の変動幅を小さくして補正を安定的に継続
する為に、GPS受信機による直線距離と距離センサの
走行距離の距離比の平均値を、時間が異なる2つ以上の
期間においてそれぞれ求め、それら互いの平均値の差が
規定値以下である状態が規定値以上の時間に渡って継続
する場合に、距離補正係数を演算するようにしたもので
ある。
【0042】請求項2の発明は、距離補正係数の検出精
度を低下させずに補正を継続する為に、第1の所定条件
を満たした、計測周期毎にGPS受信機で計測した前後
2地点を結ぶ直線距離とそれに対応して距離センサから
計測した走行距離の距離比を求め、さらに第2の所定条
件を満たした場合のみに距離比を用いて距離補正係数を
演算し、走行距離を補正し、さらに距離補正係数の変動
幅を小さくして補正を安定的に継続する為に、GPS受
信機による直線距離と距離センサの走行距離の距離比の
平均値を、長さが異なる2つ以上の区間長においてそれ
ぞれ求め、それら互いの平均値の差が規定値以下である
状態が規定値以上の区間長に渡って継続する場合に、距
離補正係数を演算するようにしたものである。
【0043】請求項3の発明は、距離補正係数の検出精
度を低下させない為に、車両が発車した後に規定値以上
の時間が経過するまでは、距離補正係数を演算しないよ
うにしたものである。
【0044】請求項4の発明は、距離補正係数の検出精
度を低下させない為に、車両が規定値以上の旋回または
蛇行走行をした後に規定値以上の時間が経過するまで
は、距離補正係数を演算しないようにしたものである。
【0045】請求項5の発明は、距離補正係数の検出精
度を低下させない為に、車両が規定値以上の減加速をし
た後に規定値以上の時間が経過するまでは、距離補正係
数を演算しないようにしたものである。
【0045】請求項6の発明は、距離補正係数の検出精
度を低下させない為に、GPSが非測位から測位を再開
した後に規定値以上の時間が経過するまでは、距離補正
係数を演算しないようにしたものである。
【0046】請求項7の発明は、距離補正係数の検出精
度を低下させない為に、車両が規定値以下の旋回または
蛇行走行である状態が規定値以上の時間に渡って継続す
る場合に、距離補正係数を演算できるようにしたもので
ある。
【0047】請求項8の発明は、距離補正係数の検出精
度を低下させない為に、車両が規定値以上で、かつ減加
速が規定値以下である状態が規定値以上の時間に渡って
継続する場合に、距離補正係数を演算できるようにした
ものである。
【0048】請求項9の発明は、距離補正係数の検出精
度を低下させない為に、GPS受信機による測位高度が
規定値以上で、かつ測位高度の変化量が規定値以下であ
る状態が規定値以上の時間に渡って継続する場合に、距
離補正係数を演算できるようにしたものである。
【0049】請求項10の発明は、距離補正係数の検出
精度を低下させない為に、計測周期毎にGPS受信機で
計測した前後2地点を結ぶ直線距離が規定値以上で、か
つ計測周期毎の直線距離の変化量が規定値以下である状
態が規定値以上の時間に渡って継続する場合に、距離補
正係数を演算するようにしたものでる。
【0050】請求項11の発明は、距離補正係数の検出
精度を低下させない為に、計測周期毎にGPS受信機で
計測した前後2地点を結ぶ直線距離と、それに対応して
距離センサから計測した走行距離との差が規定値以下で
ある状態が規定値以上の時間に渡って継続する場合に、
距離補正係数を演算するようにしたものである。
【0051】請求項12の発明は、距離補正係数の検出
精度を低下させない為に、計測周期毎にGPS受信機で
計測した前後2地点を結ぶ移動方向と、それに対応して
方位センサから計測した絶対方位の方位差が規定値以下
である状態が規定値以上の時間に渡って継続する場合
に、距離補正係数を演算するようにしたものである。
【0052】請求項13の発明は、距離補正係数を精度
高く、また速く検出する為に、検出精度の良いGPS受
信機による直線距離と距離センサの走行距離の距離比
を、不連続であっても使用して距離比の平均値を演算す
るようにしたものである。
【0053】請求項14の発明は、距離誤差を速く確実
に低減する為に、GPS受信機による直線距離と距離セ
ンサによる走行距離との距離比の相互の平均値の差と比
較する規定値を、調整可能な可変値とするようにしたも
のである。
【0054】請求項15の発明は、車種とタイヤ種に応
じた標準距離補正係数の誤差を速やかに補正する為に、
標準距離補正係数を中心値とした所定範囲内にある距離
比を用いて、距離補正係数を演算するようにしたもので
ある。
【0055】請求項16の発明は、操作者が入力した距
離調整係数の誤差を速やかに補正する為に、距離調整係
数を中心値とした所定範囲内にある距離比を用いて、距
離補正係数を演算するようにしたものである。
【0056】請求項17の発明は、距離誤差を速やか
に、かつ安定的に補正する為に、距離センサから計測す
る走行距離は、車種とタイヤ種の組合せで決まる標準距
離補正係数を用いて演算した上で、走行距離を積算して
規定値以上になった距離を距離補正係数を用いて補正す
るようにしたものである。
【0057】請求項18の発明は、距離誤差を速やか
に、かつ安定的に補正する為に、距離センサから計測す
る走行距離は、操作者が入力した任意の距離調整係数を
用いて演算した上で、走行距離を積算して規定値以上に
なった距離を距離補正係数を用いて補正するようにした
ものである。
【0058】
【作用】請求項1の発明は、第1の所定条件を満たし
た、計測周期毎にGPS受信機で計測した前後2地点を
結ぶ直線距離とそれに対応して距離センサから計測した
走行距離の距離比を求め、さらに第2の所定条件を満た
した場合のみに距離比を用いて距離補正係数を演算し、
走行距離を補正するようにしたので、演算した距離補正
係数の変動範囲が小さくなる。また、GPS受信機によ
る直線距離と距離センサによる走行距離の距離比の平均
値を、時間が異なる2つ以上の期間においてそれぞれ求
め、それら相互の平均値の差が規定値以下になる状態を
規定値以上の時間に渡って継続する場合に、距離補正係
数を更新するようにしたので、距離補正係数の変動幅が
小さくなる。
【0059】請求項2の発明は、GPS受信機による直
線距離と距離センサによる走行距離の距離比の平均値
を、長さが異なる2つ以上の区間長においてそれぞれ求
め、それら相互の平均値の差が規定値以下になる状態を
規定値以上の区間長に渡って継続する場合に、距離補正
係数を更新するようにしたので、距離補正係数の変動幅
が小さくなる。
【0060】請求項3の発明は、車両が発車した後に規
定値以上の時間が経過するまでは、距離補正係数を演算
しないようにしたので、検出精度が低下したGPS位置
を用いた為に距離補正係数の検出精度が低下することが
なくなる。
【0061】請求項4の発明は、車両が規定値以上の旋
回または蛇行走行をした後に規定値以上の時間が経過す
るまでは、距離補正係数を演算しないようにしたので、
検出精度が低下したGPS位置を用いた為に距離補正係
数の検出精度が低下することがなくなる。
【0062】請求項5の発明は、車両が規定値以上の減
加速をした後に規定値以上の時間が経過するまでは、距
離補正係数を演算しないようにしたので、検出精度が低
下したGPS位置を用いた為に距離補正係数の検出精度
が低下することがなくなる。
【0063】請求項6の発明は、GPS受信機が非測位
の状態から測位を再開した後に規定値以上の時間が経過
するまでは、距離補正係数を演算しないようにしたの
で、検出精度が低下したGPS位置を用いた為に距離補
正係数の検出精度が低下することがなくなる。
【0064】請求項7の発明は、車両が規定値以下の旋
回または蛇行走行である状態が規定値以上の時間に渡っ
て継続する場合に、距離補正係数を演算するようにした
ので、検出精度が低下したGPS位置を用いた為に距離
補正係数の検出精度が低下することがなくなる。
【0065】請求項8の発明は、車両が規定値以上で、
かつ減加速が規定値以下になる状態が規定値以上の時間
に渡って継続する場合に、距離補正係数を演算するよう
にしたので、検出精度が低下したGPS位置を用いた為
に距離補正係数の検出精度が低下することがなくなる。
【0066】請求項9の発明は、GPS受信機の測位高
度が規定値以上で、かつ測位高度変化量が規定値以下に
なる状態が規定値以上の時間に渡って継続する場合に、
距離補正係数を演算するようにしたので、検出精度が低
下したGPS位置を用いた為に距離補正係数の検出精度
が低下することがなくなる。
【0067】請求項10の発明は、計測周期毎にGPS
受信機で計測した前後2地点を結ぶ直線距離が規定値以
上で、かつ計測周期毎の直線距離変化量が規定値以下に
なる状態が規定値以上の時間に渡って継続する場合に、
距離補正係数を演算するようにしたので、検出精度が低
下したGPS位置を用いた為に距離補正係数の検出精度
が低下することがなくなる。
【0068】請求項11の発明は、計測周期毎にGPS
受信機で計測した前後2地点を結ぶ直線距離とそれに対
応して距離センサから計測した走行距離との差が規定値
以下になる状態が規定値以上の時間に渡って継続する場
合に、距離補正係数を演算するようにしたので、検出精
度が低下したGPS位置を用いた為に距離補正係数の検
出精度が低下することがなくなる。
【0069】請求項12の発明は、計測周期毎にGPS
受信機で計測した前後2地点を結ぶ移動方向と、それに
対応して方位センサから計測した絶対方位の方位差が規
定値以下になる状態を規定値以上の時間に渡って継続す
る場合に、距離補正係数を演算するようにしたので、検
出精度が低下したGPS位置を用いた為に距離補正係数
の検出精度が低下することがなくなる。
【0070】請求項13の発明は、検出精度の良いGP
S受信機による直線距離と距離センサによる走行距離の
距離比を、不連続であっても使用して距離比の平均値
演算するようにしたので、距離補正係数を速く検出でき
る。
【0071】請求項14の発明は、GPS受信機による
直線距離と距離センサによる走行距離との距離比の相互
の平均値の差と比較する規定値を、調整可能な可変値と
するので、距離誤差を速く確実に補正できる。
【0072】請求項15の発明は、車種とタイヤ種に応
じた標準距離補正係数を中心値とした所定範囲内にある
距離比を用いて距離補正係数を演算するので、距離補正
係数を速やかに精度高く検出できる。
【0073】請求項16の発明は、操作者に入力された
距離調整係数を中心値とした所定範囲内にある距離比を
用いて距離補正係数を演算するので、距離補正係数を速
やかに精度高く検出できる。
【0074】請求項17の発明は、距離センサから計測
する走行距離は、車種とタイヤ種の組合せで決まる標準
距離補正係数を用いて演算した上で、走行距離を積算し
て規定値以上になった距離を距離補正係数を用いて補正
するようにしたので、距離誤差を速やかに、かつ安定的
に補正できる。
【0075】請求項18の発明は、距離センサから計測
する走行距離は、操作者が入力した任意の距離調整係数
を用いて演算した上で、走行距離を積算して規定値以上
になった距離を距離補正係数を用いて補正するようにし
たので、距離誤差を速やかに、かつ安定的に補正でき
る。
【0076】
【実施例】実施例1. 以下、発明の一実施例を図について説明する。図1は装
置の構成を示す図であり、1は角速度センサで車両の進
行方位変化角度に応じた信号を出力する。2は距離セン
サで車両の単位走行距離(約39.2cm)毎に距離パ
ルスを発生する。3はGPS受信機で車両が存在する絶
対座標上の位置情報を出力する。4Aは予めメモリに記
憶した制御プログラムに従って演算処理を実行するマイ
クロコンピュータを含む演算手段で、角速度センサ1と
距離センサ2、GPS受信機3の各信号を受けて演算処
理し車両の進行方位と現在位置等を出力するとともに、
走行距離の誤差を検出し補正するものである。5は補助
データ記憶手段で、距離補正係数など演算手段4で演算
するのに必要なデータを記憶するものである。
【0077】次に演算処理の動作について図を用いて説
明する。図2は距離センサ2から距離パルスが出力され
たときに行う割り込み処理の内容を示す流れ図、図3は
所定時間毎に行う割り込み処理の内容を示す流れ図、図
4はGPS受信機が受信したときに行う割り込み処理の
内容を示す流れ図である。また、図5はメインルーチン
の処理内容を示す流れ図、図6はメインルーチン中の自
動距離補正S512の処理内容を詳細に示す流れ図であ
る。
【0078】図2においては、ステップS201で距離
パルスカウンタnを+1加算するだけで処理を終了す
る。
【0079】図3においては、ステップS301で現在
位置検出タイミングを示す処理開始フラグをセットする
だけで処理を終了する。
【0080】図4においては、ステップS401でGP
S受信機3から測位ステータスやGPS位置、測位高度
等を受信し、ステップS402でGPS受信フラグをセ
ットする。
【0081】図5においては、ステップS501で初期
方位と初期位置の設定等を行い、ステップS502で処
理開始フラグがセットされているか否かを判定して現在
位置検出タイミングを見る。ステップS503では処理
開始フラグをクリアする。ステップ504では距離パル
スカウンタ値nから走行距離Ltを(9)式で演算した
後に、距離パルスカウンタ値nを0クリアする。尚、
(9)式中のCは単位走行距離である。
【0082】ステップS505では、規定値以上の時間
中に距離パルスが発生しなかった場合は停車中とし、そ
うでなければ走行中であると判定する。ステップS50
6では、角速度センサ1の角速度信号から進行方位変化
角度Δθを演算するとともに、初期方位に進行方位変化
角度△θを積算して車両の進行方位θを演算する。ステ
ップS507では、自動距離補正結果の距離補正係数k
3を用いて(10)式により車両の走行距離Ltを補正
し、補正した走行距離Lと進行方位θから車両の現在位
置Pを更新する。ステップS508では、車両の進行方
位θと現在位置Pを出力する。
【0083】ステップS509では、計測周期毎にGP
S受信機3が受信する間の走行距離Ltを積算して距離
Lzを作成するとともに、進行方位変化角度△θの絶対
値を積算して舵角βを作成する。ステップS510で
は、GPS受信フラグによりGPS受信機が受信したか
否かを判定する。GPS受信フラグがセットされた時
は、ステップS511でGPS受信フラグをクリアした
後、ステップS512で走行距離を自動距離補正(詳細
は図6にて説明)する。ステップS513では、計測周
期毎に積算した距離Lzと舵角βを0クリアして、ステ
ップS502に戻る。
【0084】図6においては、ステップS601にて、
計測周期毎にGPS受信機3で計測した前後2地点を結
ぶ直線距離Lgと、それに対応して距離センサ2から計
測した走行距離Lzを用いて、(11)式により両距離
の距離比Rを演算する。
【0085】ステップS602では、計測周期中に検出
した走行距離Ltから車速を演算する。ステップS60
3では、第1の所定条件に従って、補正に適した車両の
走行状態とGPS受信機が測位状態であるか否かを判定
する。第1の所定条件とは以下に示す複数の条件におい
て、すべてに満足することである。
【0086】複数の条件のうち1番目は、車両が発車し
た後に規定値以上の時間が経過することである。
【0087】同じく2番目は、車両が規定値以上の旋回
または蛇行走行をした後に、規定値以上の時間が経過す
ることである。尚、車両の旋回角αは計測周期毎に検出
した前の進行方位θoldと同じく後の進行方位θnewを用
いて(12)式により演算する。
【0088】同じく3番目は、車両が規定値以上の減加
速をした後に、規定値以上の時間が経過することであ
る。
【0089】同じく4番目は、GPS受信機による測位
高度が規定値以下になった後に、規定値以上の時間が経
過することである。
【0090】同じく5番目は、GPS受信機の測位ステ
ータスが非測位の状態から測位を再開した後に、規定値
以上の時間が経過することである。
【0091】同じく6番目は、車両が規定値以下の旋回
または蛇行走行である状態を規定値以上の時間に渡って
継続することである。
【0092】同じく7番目は、車両の車速が規定値以上
で、かつ減加速が規定値以下である状態を規定値以上の
時間に渡って継続することである。
【0093】同じく8番目は、GPS受信機による測位
高度が規定値以上で、かつ測位高度変化量が規定値以下
である状態を規定値以上の時間に渡って継続することで
ある。
【0094】同じく9番目は、計測周期毎に上記GPS
受信機で計測した前後2地点を結ぶ直線距離Lgが規定
値以上で、かつ直線距離Lgの変化量が規定値以下であ
る状態を規定値以上の時間に渡って継続することであ
る。
【0095】同じく10番目は、計測周期毎に上記GP
S受信機で計測した前後2地点を結ぶ直線距離Lgと、
それに対応して上記距離センサから計測した走行距離L
zの差が規定値以下である状態を規定値以上の時間に渡
って継続することである。
【0096】同じく11番目は、計測周期毎に上記GP
S受信機で計測した前後2地点を結ぶ移動方向と、それ
に対応して検出した上記車両の進行方位の差が規定値以
下である状態を規定値以上の時間に渡って継続すること
である。
【0097】ステップS604では、時間が異なる2つ
の期間において、距離比Rのそれぞれの平均値Rave1と
Rave2を演算する。ステップS605では、第2の所定
条件に従って、距離比Rの収束状態を判定する。尚、第
2の所定条件の内容は、2つの平均値Rave1とRave2の
差が規定値以下である状態を規定値以上の時間に渡って
継続することである。ステップS606では、距離比R
の2つの平均値Rave1とRave2を用いて、(13)式に
より距離補正係数k3を演算する。
【0098】実施例2. 以下、装置の構成が、上記実施例1と異なる他の実施例
について説明する。図7は装置の構成を示す図であり、
実施例1とは異なる制御プログラムが記憶された演算手
段4Bと入力手段6が追加されたところが上記実施例1
の構成を示す図1とは異なる。入力手段6は車種とタイ
ヤ種の組合せを入力する。その他については同一なの
で、説明を省略する。
【0099】次に演算処理処理の動作について図を用い
て説明する。図8は入力手段6によって車種とタイヤ種
が入力されたときに行う割り込み処理の内容を示す流れ
図である。
【0100】図8においては、ステップS801では、
入力された車種とタイヤ種の組合せを読む。ステップS
802では読んだ同組合せに応じた標準距離補正係数k
1を補助データ記憶手段5から読み出す。
【0101】また、標準距離補正係数k1は、上記実施
例1の図5において、ステップ504で走行距離Ltを
演算する際に用いるもので、(14)式に示すように演
算する。
【0102】その他の動作は、上記実施例1と同様であ
るので、説明を省略する。
【0103】実施例3. 以下、上記実施例2と装置の構成が同様な他の実施例に
ついて説明する。装置の構成は上記実施例2の図7と同
様であるが、入力手段6が車種とタイヤ種の組合せを入
力するのではなく、距離調整係数k2を入力するところ
が上記実施例2とは異なる。その他については同一なの
で、説明を省略する。
【0104】次に演算処理処理の動作について図を用い
て説明する。図9は入力手段6によって距離調整係数が
入力されたときに行う割り込み処理の内容を示す流れ図
である。
【0105】図9においては、ステップS901では、
入力された距離調整係数k2を読むだけである。
【0106】また、距離調整係数k2は、上記実施例1
の図5において、ステップ504で走行距離Ltを演算
する際に用いるもので、(15)式に示すように演算す
る。
【0107】その他の動作は、上記実施例1と同様であ
るので、説明を省略する。
【0108】実施例4. 上記実施例1から上記実施例3では、車両の進行方位を
検出するのに角速度センサを用いたが、方位情報を検出
するものであれば、絶対方位を検出する、例えば地磁気
センサ等の方位センサであっても、同様の補正効果を期
待できる。
【0109】実施例5. 上記実施例1では、図6のステップS605の第2の所
定条件の内容は、距離比の2つの平均値Rave1とRave2
の差が規定値以下である状態を規定値以上の時間に渡っ
て継続することであり、また、図6のステップS604
では距離比の平均値を時間の異なる2つの期間において
演算するとして説明したが、距離比の2つの平均値Rav
e1とRave2の差が規定値以下である状態を規定値以上の
距離に渡って継続するとしても、また、距離比の平均値
を2つの異なる区間において演算しても、さらには、距
離比の平均値を3つ以上にしても、同様に、距離補正係
数の変動幅が小さいまま、安定的に演算することができ
ると期待できる。
【0110】また、距離比の2つの平均値Rave1とRav
e2の差が規定値以下である状態を規定値以上の時間また
は距離に渡って継続することであると説明したが、判定
に用いる規定値を調整できる可変値にすると、距離補正
の進捗状況に応じた検出精度で距離補正係数を演算でき
ると期待できる。
【0111】実施例6. 上記実施例2と上記実施例3では、入力手段により得ら
れた標準距離補正係数k1と距離調整係数k2を瞬時走
行距離の演算に用いるとして説明したが、瞬時走行距離
の演算には使用せずに、代わりに、上記実施例1の図6
のステップ606にて、距離補正係数を演算する際の補
正の目安として使用しても、同等の補正速度と距離補正
係数の検出精度を期待できる。
【0112】実施例7. 上記実施例1では、距離比Rの2つの平均値Rave1とR
ave2の平均値を距離補正係数k3として演算すると説明
したが、距離比Rと平均値Rave1、Rave2を使用して演
算するものであれば、距離補正係数の検出精度が同様に
なると期待できる。
【0113】実施例8. 上記実施例1では、第1の所定条件を11個の複数の条
件において全て満足することとしたが、少なくとも11
個のうち1個を満足すること、または、11個のうち所
定数の条件をともに満足することとしてもよい。
【0114】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、第1の所定条件を満たした、計測周期毎にGPS受
信機で計測した前後2地点を結ぶ直線距離とそれに対応
して距離センサから計測した走行距離の距離比を求め、
さらに第2の所定条件を満たした場合のみに距離比を用
いて距離補正係数を演算し、走行距離を補正するように
したので、距離補正係数を滑らかに変動させて検出で
き、走行距離を補正を精度高く実施できる。また、距離
誤差を低減することで現在位置の検出精度が向上でき
る。さらに、GPS受信機による直線距離と距離センサ
の走行距離の距離比の平均値を、時間が異なる2つ以上
の期間においてそれぞれ求め、それら相互の平均値の差
が規定値以下である状態を規定値以上の時間に渡って継
続する場合に距離補正係数を更新するようにしたので、
高い検出精度の距離補正係数を用いて走行距離を補正で
き、現在位置の検出精度が向上できる。
【0115】また、請求項2の発明によれば、GPS受
信機による直線距離と距離センサの走行距離の距離比の
平均値を、長さが異なる2つ以上の区間長においてそれ
ぞれ求め、それら相互の平均値の差が規定値以下である
状態を規定値以上の区間長に渡って継続する場合に距離
補正係数を更新するようにしたので、高い検出精度の距
離補正係数を用いて走行距離を補正でき、現在位置の検
出精度が向上できる。
【0116】また、請求項3の発明によれば、車両が発
車した後に規定値以上の時間が経過するまでは、距離補
正係数の演算を行わないようにしたので、高い検出精度
の距離補正係数を用いて走行距離を補正でき、現在位置
の検出精度が向上できる。
【0117】さらにまた、請求項4の発明によれば、車
両が規定値以上の旋回または蛇行走行をした後に規定値
以上の時間が経過するまでは、距離補正係数の演算を行
わないようにしたので、高い検出精度の距離補正係数を
用いて走行距離を補正でき、現在位置の検出精度が向上
できる。
【0118】さらにまた、請求項5の発明によれば、車
両が規定値以上の減加速をした後に規定値以上の時間が
経過するまでは、距離補正係数の演算を行わないように
したので、高い検出精度の距離補正係数を用いて走行距
離を補正でき、現在位置の検出精度が向上できる。
【0119】さらにまた、請求項6の発明によれば、G
PS受信機が非測位の状態から測位を再開した後に規定
値以上の時間が経過するまでは、距離補正係数の演算を
行わないようにしたので、高い検出精度の距離補正係数
を用いて走行距離を補正でき、現在位置の検出精度が向
上できる。
【0120】さらにまた、請求項7の発明によれば、車
両が規定値以下の旋回または蛇行走行である状態を規定
値以上の時間継続している場合に、距離補正係数の演算
を行うようにしたので、高い検出精度の距離補正係数を
用いて走行距離を補正でき、現在位置の検出精度が向上
できる。
【0121】さらにまた、請求項8の発明によれば、車
両が規定値以上で、かつ減加速が規定値以下である状態
を規定値以上の時間継続している場合に、距離補正係数
の演算を行うようにしたので、高い検出精度の距離補正
係数を用いて走行距離を補正でき、現在位置の検出精度
が向上できる。
【0122】さらにまた、請求項9の発明によれば、G
PS受信機による測位高度が規定値以上で、かつ測位高
度変化量が規定値以下である状態を規定値以上の時間継
続している場合に、距離補正係数の演算を行うようにし
たので、高い検出精度の距離補正係数を用いて走行距離
を補正でき、現在位置の検出精度が向上できる。
【0123】さらにまた、請求項10の発明によれば、
計測周期毎にGPS受信機で計測した前後2地点を結ぶ
直線距離が規定値以上で、かつ直線距離変化量が規定値
以下である状態を規定値以上の時間継続している場合
に、距離補正係数の演算を行うようにしたので、高い検
出精度の距離補正係数を用いて走行距離を補正でき、現
在位置の検出精度が向上できる。
【0124】さらにまた、請求項11の発明によれば、
計測周期毎にGPS受信機で計測した前後2地点を結ぶ
直線距離とそれに対応して距離センサから計測した走行
距離との差が規定値以下である状態を規定値以上の時間
継続している場合に、距離補正係数の演算を行うように
したので、高い検出精度の距離補正係数を用いて走行距
離を補正でき、現在位置の検出精度が向上できる。
【0125】さらにまた、請求項12の発明によれば、
計測周期毎にGPS受信機で計測した前後2地点を結ぶ
移動方向と、それに対応して検出された車両の進行方位
の方位差が規定値以下である状態を規定値以上の時間に
渡って継続する場合に、距離補正係数の演算を行うよう
にしたので、高い検出精度の距離補正係数を用いて走行
距離を補正でき、現在位置の検出精度が向上できる。
【0126】さらにまた、請求項13の発明によれば、
検出精度の良いGPS受信機による直進距離と距離セン
サの走行距離の距離比を、不連続であっても使用して距
離比の平均値を演算するようにしたので、距離補正係数
を速く検出して走行距離を補正でき、現在位置の検出精
度が向上できる。
【0127】さらにまた、請求項14の発明によれば
PS受信機による移動距離と距離センサの走行距離
距離比の平均値の差と比較する規定値を調整可能な可
変値にしたので、ロケータ装置の購入直後に距離誤差を
速く低減できるとともに、以後使用していくにつれ、距
離誤差を徐々に低減でき、現在位置の検出精度が向上す
る。
【0128】さらにまた、請求項15の発明によれば、
車種とタイヤ種に応じた標準距離補正係数を中心値とし
た所定範囲内にある距離比を用いて距離補正係数を演算
するので、距離補正係数を速やかに高い精度で検出で
き、現在位置の検出精度が向上する。
【0129】さらにまた、請求項16の発明によれば、
入力された距離調整係数を中心値とした所定範囲内にあ
る距離比を用いて距離補正係数を演算するので、距離補
正係数を速やかに高い精度で検出でき、現在位置の検出
精度が向上する。
【0130】さらにまた、請求項17の発明によれば、
距離センサから計測する走行距離は車種とタイヤ種の組
合せで決まる標準距離補正係数を用いて演算した上で、
走行距離を積算して規定値以上になった距離を距離補正
係数を用いて補正するようにしたので、距離誤差を速や
かに、かつ安定的に補正でき現在位置の検出精度が向上
する。
【0131】さらにまた、請求項18の発明によれば、
距離センサから計測する走行距離は操作者が入力した任
意の距離調整係数を用いて演算した上で、走行距離を積
算して規定値以上になった距離を距離補正係数を用いて
補正するようにしたので、距離誤差を速やかに、かつ安
定的に補正でき、現在位置の検出精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロケータ装置の一実施例の構成を示す
ブロック図である。
【図2】本発明のロケータ装置の一実施例の動作につい
て、距離センサから距離パルスが出力されたときに行う
割り込み処理の内容を示す流れ図である。
【図3】本発明のロケータ装置の一実施例の動作につい
て、所定時間毎に行う割り込み処理の内容を示す流れ図
である。
【図4】本発明のロケータ装置の一実施例の動作につい
て、GPS受信機が受信したときに行う割り込み処理の
内容を示す流れ図である。
【図5】本発明のロケータ装置の一実施例の動作につい
て、メインルーチンの処理内容を示す流れ図である。
【図6】本発明のロケータ装置の一実施例の動作につい
て、メインルーチン中の自動距離補正の処理内容を詳細
に示す流れ図である。
【図7】本発明のロケータ装置の一実施例の構成を示す
ブロック図である。
【図8】本発明のロケータ装置の一実施例の動作につい
て、入力手段により車種とタイヤ種の組合せが入力され
たときの割り込み処理の内容を示す流れ図である。
【図9】本発明のロケータ装置の一実施例の動作につい
て、入力手段により距離調整係数が入力されたときの割
り込み処理の内容を示す流れ図である。
【図10】従来のロケータ装置の構成を示すブロック図
である。
【図11】従来のロケータ装置の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 角速度センサ 2 距離センサ 3 GPS受信機 4A 演算手段 5 補助データ記憶手段 6 入力手段 7 地図情報記憶手段 8 表示手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−209756(JP,A) 特開 平4−134212(JP,A) 特開 平4−134214(JP,A) 特公 平1−16368(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 21/00 G01S 5/14 G08G 1/00 - 9/02

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の進行方位変化角度に応じた信号を
    出力する角速度センサと、上記車両の走行距離に応じた
    信号を出力する距離センサと、上記車両が存在する絶対
    座標上の位置を出力するGPS受信機とを有して、車両
    の現在位置と進行方位を検出するロケータ装置におい
    て、 計測周期毎に上記GPS受信機で計測した前後2地点を
    結ぶ直線距離と、それに対応して上記距離センサから計
    測した走行距離を用いて第1の所定条件に該当する度に
    両距離の距離比を求め、さらに第2の所定条件に該当し
    た場合のみ両距離の距離比から距離補正係数を演算して
    走行距離を補正する自動距離補正手段を備え、 上記自動距離補正手段は、時間が異なる2つ以上の期間
    において、上記第1の所定条件に該当した上記GPS受
    信機による直線距離と上記距離センサによる走行距離と
    の計測周期毎の距離比の平均値を求め、上記時間が異な
    る2つ以上の期間における相互の平均値の差が規定値以
    下である状態を規定値以上の時間に渡って継続すること
    を第2の所定条件とするロケータ装置。
  2. 【請求項2】 車両の進行方位変化角度に応じた信号を
    出力する角速度センサと、上記車両の走行距離に応じた
    信号を出力する距離センサと、上記車両が存在する絶対
    座標上の位置を出力するGPS受信機とを有して、車両
    の現在位置と進行方位を検出するロケータ装置におい
    て、 計測周期毎に上記GPS受信機で計測した前後2地点を
    結ぶ直線距離と、それに対応して上記距離センサから計
    測した走行距離を用いて第1の所定条件に該当する度に
    両距離の距離比を求め、さらに第2の所定条件に該当し
    た場合のみ両距離の距離比から距離補正係数を演算して
    走行距離を補正する自動距離補正手段を備え、 上記自動距離補正手段は、長さが異なる2つ以上の区間
    長において、上記第1の所定条件に該当した上記GPS
    受信機による直線距離と上記距離センサによる走行距離
    との計測周期毎の距離比の平均値を求め、上記長さが異
    なる2つ以上の区間長における相互の平均値の差が規定
    値以下である状態を規定値以上の区間長に渡って継続す
    ることを第2の所定条件とするロケータ装置。
  3. 【請求項3】 上記車両が発車した後に、規定値以上の
    時間が経過することを第1の所定条件とする自動距離補
    正手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載のロケータ装置。
  4. 【請求項4】 上記車両が規定値以上の旋回または蛇行
    走行をした後に、規定値以上の時間が経過することを第
    1の所定条件とする自動距離補正手段を備えたことを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載のロケータ装置。
  5. 【請求項5】 上記車両が規定値以上の減加速をした後
    に、規定値以上の時間が経過することを第1の所定条件
    とする自動距離補正手段を備えたことを特徴とする請求
    項1又は請求項2記載のロケータ装置。
  6. 【請求項6】 上記GPS受信機が非測位の状態から測
    位を再開した後に、規定値以上の時間が経過することを
    第1の所定条件とする自動距離補正手段を備えたことを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載のロケータ装置。
  7. 【請求項7】 上記車両が規定値以下の旋回または蛇行
    走行である状態を規定値以上の時間に渡って継続するこ
    とを第1の所定条件とする自動距離補正手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載のロケータ装
    置。
  8. 【請求項8】 上記車両の車速が規定値以上で、かつ減
    加速が規定値以下である状態を規定値以上の時間に渡っ
    て継続することを第1の所定条件とする自動距離補正手
    段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    のロケータ装置。
  9. 【請求項9】 上記GPS受信機による測位高度が規定
    値以上で、かつ測位高度変化量が規定値以下である状態
    を規定値以上の時間に渡って継続することを第1の所定
    条件とする自動距離補正手段を備えたことを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載のロケータ装置。
  10. 【請求項10】 計測周期毎に上記GPS受信機で計測
    した前後2地点を結ぶ直線距離が規定値以上で、かつ
    測周期毎の直線距離の変化量が規定値以下である状態を
    規定値以上の時間に渡って継続することを第1の所定条
    件とする自動距離補正手段を備えたことを特徴とする請
    求項1又は請求項2記載のロケータ装置。
  11. 【請求項11】 計測周期毎に上記GPS受信機で計測
    した前後2地点を結ぶ直線距離と、それに対応して上記
    距離センサから計測した走行距離との差が規定値以下で
    ある状態を規定値以上の時間に渡って継続することを第
    1の所定条件とする自動距離補正手段を備えたことを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載のロケータ装置。
  12. 【請求項12】 計測周期毎に上記GPS受信機で計測
    した前後2地点を結ぶ移動方向と、それに対応して検出
    した上記車両の進行方位との差が規定値以下である状態
    を規定値以上の時間に渡って継続することを第1の所定
    条件とする自動距離補正手段を備えたことを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載のロケータ装置。
  13. 【請求項13】 不連続に第1の所定条件に該当した上
    記GPS受信機による直線距離と上記距離センサによる
    走行距離との距離比を用いて、距離比の平均値を求める
    自動距離補正手段を備えたことを特徴とする請求項1
    は請求項2記載のロケータ装置。
  14. 【請求項14】 第2の所定条件において、上記GPS
    受信機による直線距離と上記距離センサによる走行距離
    の距離比の相互の平均値の差と比較する規定値を、調
    整可能な可変値とすることを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載のロケータ装置。
  15. 【請求項15】種とタイヤ種の複数の組合せの中か
    ら任意の組合せを選択し入力できる入力手段と、入力さ
    れた車種とタイヤ種の組合せで決まる標準距離補正係数
    を中心値とした所定範囲内で上記距離比演算手段で検出
    した平均的な距離比を用いて距離補正係数を演算し、走
    行距離を補正する自動距離補正手段を備えたことを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載のロケータ装置。
  16. 【請求項16】作者が走行距離を任意に調整する為
    に距離調整係数を入力できる入力手段と、入力された距
    離調整係数を中心値とした所定範囲内で上記距離比演算
    手段で演算した平均的な距離比を用いて距離補正係数を
    演算し、走行距離を補正する自動距離補正手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のロケータ
    装置。
  17. 【請求項17】種とタイヤ種の複数の組合せの中か
    ら任意の組合せを選択し入力できる入力手段と、入力さ
    れた車種とタイヤ種の組合せで決まる標準距離補正係数
    を用いて上記距離センサの出力信号から走行距離を演算
    する走行距離演算手段と、計測周期毎に上記GPS受信
    機で計測した前後2地点を結ぶ直線距離と、それに対応
    して上記走行距離演算手段で演算した走行距離を用いて
    距離補正係数を演算する距離補正係数演算手段と、規定
    値以上の距離を走行したときにその距離を上記距離補正
    係数を用いて補正する自動距離補正手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載のロケータ装
    置。
  18. 【請求項18】作者が走行距離を任意に調整する為
    に距離調整係数を入力できる入力手段と、入力された距
    離調整係数を用いて上記距離センサの出力信号から走行
    距離を演算する走行距離演算手段と、計測周期毎に上記
    GPSで計測した前後2地点を結ぶ直線距離と、それに
    対応して上記走行距離演算手段で演算した走行距離を用
    いて距離補正係数を演算する距離補正係数演算手段と、
    規定値以上の距離を走行したときにその距離を上記距離
    補正係数を用いて補正する自動距離補正手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のロケータ
    装置。
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