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JP3536063B2 - デジタル乗算システム - Google Patents
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JP3536063B2 - デジタル乗算システム - Google Patents

デジタル乗算システム

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JP3536063B2
JP3536063B2 JP29008192A JP29008192A JP3536063B2 JP 3536063 B2 JP3536063 B2 JP 3536063B2 JP 29008192 A JP29008192 A JP 29008192A JP 29008192 A JP29008192 A JP 29008192A JP 3536063 B2 JP3536063 B2 JP 3536063B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】この発明は一般に、改良されたデジタル
乗算システムに関するものである。この発明はより特定
的には、複数対の第1および第2のオペランドの一連の
乗算を効率的に行ない、一連の乗算積を引出すためのよ
うなシステムに関するものである。この発明は乗算積を
累算することが可能であり、かつ従来可能であったより
少ないオペレーティングサイクルで乗算および累算を行
なうようなシステムにさらに向けられる。
【0002】デジタル乗算および累算は多くの応用のデ
ジタル信号プロセッサにしばしば必要とされる。このよ
うな応用の1つはコードレス携帯電話における使用のた
めの勧告G.721の実現におけるようなものである。
勧告G.721において必要とされる1つの機能は異な
る8対の第1および第2の多ビット2進オペランドの8
連続乗算の実行およびその乗算積の累算である。さら
に、勧告G.721はこの機能を行なうために、1組の
オペランドが浮動小数点フォーマットにあることと、第
2の組のオペランドが固定小数点フォーマットにあるこ
とと、累算された積が固定小数点フォーマットにあるこ
ととを必要とする。
【0003】デジタル信号プロセッサは一般にこのよう
な応用のために集積回路形式にあり、バッテリーのよう
な携帯電源によって電力を供給される。したがってこの
ようなデジタル信号プロセッサは最少数のオペレーティ
ングサイクルでそれらの必要とされる機能を行なって、
バッテリー電力を浪費しないことが有利である。先行技
術のデジタル信号プロセッサはあいにく勧告G.721
によって必要とされるこの連続乗算および累算を行なう
ために多数のオペレーティングサイクルを一般に必要と
する。たとえば、このG.721の機能を行なうため
に、1つのデジタル信号プロセッサは396のオペレー
ティングサイクルを必要とし、別のデジタル信号プロセ
ッサは354サイクルを必要とし、さらに別のデジタル
信号プロセッサは122のオペレーティングサイクルを
必要とする。明らかにこのG.721の機能を行なうた
めのオペレーティングサイクルの数の低減はバッテリー
電力の節約に有利である。
【0004】この発明の乗算システムは、勧告G.72
1によって必要とされる前述の乗算および累算機能を好
都合に行なうためにデジタル信号プロセッサにおいて使
用されてもよい。必要な機能を完了するためにはちょう
ど31のオペレーティングサイクルが必要とされ、これ
は実行時間およびバッテリー電力の著しい節約を意味す
る。さらに、この発明の乗算システムは必要なオペレー
ティングサイクルを低減するためだけでなく、さらに現
在稼働していない乗算および累算システムのセクション
がパワーダウンされて、さらに電力を節約するために、
パイプライン処理された配列に構成される。さらに、す
べてのオペランドが1つのメモリに記憶されてもよい。
【0005】
【発明の概要】この発明は低減された数の連続オペレー
ティングサイクルで第1および第2のオペランドの乗算
を効率的に行なうためのデジタル乗算システムを提供す
る。このシステムは第1および第2のオペランドを記憶
するためのメモリ手段と、第1および第2のバスと、メ
モリ手段に結合され、第1のオペレーティングサイクル
の間メモリ手段から第1のオペランドを読出し、第2の
オペレーティングサイクルの間メモリ手段から第2のオ
ペランドを読出すための読出バッファ手段とを含む。読
出バッファ手段は第1および第2のバスにも結合され
る。このシステムはさらに第1のバスに結合され、読出
バッファ手段がメモリ手段から第2のオペランドを読出
すと、第2のオペレーティングサイクルの間読出バッフ
ァ手段から第1のオペランドを受取るための記憶手段
と、第1および第2のオペランドを乗算するための乗算
手段とを含む。乗算手段は第1および第2のバスに結合
され、第3のオペレーティングサイクルの間、記憶手段
から第1のバスを介して第1のオペランドを受取り、読
出バッファ手段から第2のバスを介して第2のオペラン
ドを受取る。
【0006】この発明はさらに複数対の第1および第2
のオペランドの一連の乗算を行なうための乗算システム
を提供する。このシステムは複数対の第1および第2の
オペランドを記憶するためのメモリと、メモリに結合さ
れ、第1および第2のオペランドを順次読出すため読出
手段と、第1および第2のバスと、第1のバスに結合さ
れ、読出手段から第2のオペランドを受取り、かつ第2
のオペランドを記憶するための記憶手段とを含む。この
システムはさらに一連の積を与えるために第1および第
2のオペランドの対を乗算するための乗算手段を含み、
乗算手段は第1および第2のバスに結合され、記憶手段
および読出手段からそれぞれ第1および第2のバスをそ
れぞれ介して第1および第2のオペランドを並列に受取
る。
【0007】このシステムはさらに第1および第2のバ
スに結合され、積を共に加算して、一連の累算積を与え
るための総和器を含む総和手段を含む。
【0008】新規と思われるこの発明の特徴は添付の請
求項において特定的に説明される。この発明はそのさら
なる目的および利点とともに、その唯一の図において同
一の参照文字が同一のエレメントを識別する添付の図面
に関連して行なわれる以下の説明を参照することによっ
てもっともよく理解されるであろう。
【0009】
【好ましい実施例の詳細な説明】これより唯一の図を参
照すると、この発明を実施する乗算および累算システム
10が示される。システム10は一般に演算論理ユニッ
ト12と、乗算手段14と、メモリ20と、演算論理ユ
ニット12および乗算手段14に共通の第1および第2
のバス16および18とを含む。
【0010】演算論理ユニット12は読出バッファ22
と、書込バッファ24と、単方向シフトレジスタ26
と、総和器28と、アキュームレータ30と、一時バッ
ファ32と、テストレジスタ34とを含む。乗算手段1
4は第1の変換手段セクション36と、乗算セクション
38と、第2の変換手段セクション40とを含む。
【0011】メモリ20は好ましくはシステム10によ
って行なわれる連続乗算および累算プロセスにおいて使
用されるべきオペランドを記憶するために配置されるラ
ンダムアクセスメモリを含む。この目的で、メモリ12
は第1のオペランドを含む第1の組のオペランドと、第
2のオペランドを含む第2の組のオペランドとを記憶す
る。第1のオペランドは多ビット2進浮動小数点数であ
り、第2のオペランドは多ビット2進固定小数点数であ
る。
【0012】読出バッファ22はメモリ20に結合さ
れ、かつトランスファーゲート42および44をそれぞ
れ介して第1および第2のバス16および18に結合さ
れる。トランスファーゲート42および44は好ましく
は当該技術において周知の型のCMOSトランスファー
ゲートの形式をとり、これらは活性化される時、低イン
ピーダンスパスを与え、オフにされる時、高インピーダ
ンスまたはアイソレーションを与える。トランスファー
ゲート42および44はこのように第1および第2のバ
ス16および18へのそれぞれのアクセスを読出バッフ
ァ22へ与える。他のこのようなトランスファーゲート
は以下単にトランスファーゲートと呼ばれるであろう。
【0013】書込バッファ24はメモリ20に結合さ
れ、かつトランスファーゲート46および48のそれぞ
れによって第1および第2のバス16および18にそれ
ぞれ結合される。この好ましい実施例に従って以下に理
解されるであろうように、書込バッファ24は1増分ず
つ増分される位置でメモリ20へ第1の組のオペランド
を書戻すために働く。
【0014】単方向シフトレジスタ26はトランスファ
ーゲート50を介して第1のバス16へ結合され、かつ
入力52で受けられるシフトデータ(図示せず)のソー
スへ結合される。好ましい実施例に従って、単方向シフ
トレジスタ26はそれが受取るデータをシフトすること
を必要としないが、完全にする目的のために図示され
る。
【0015】総和器28は単方向シフトレジスタ26に
結合され、かつトランスファーゲート54を介して第2
のバス18に結合される。以下に示されるであろうよう
に、総和器28は第1のオペランドをバス16から受取
り、第1のオペランドをアキュームレータ30へ転送す
る。総和器28はまた、以下に説明される態様で乗算手
段14によって与えられる積を加算し、積の総和をアキ
ュームレータ30へ与える。
【0016】アキュームレータ30はトランスファーゲ
ート55によって総和器28に結合され、かつトランス
ファーゲート56を介して第1のバス16へ結合され
る。以下に示されるであろうように、アキュームレータ
30は、総和器28によって与えられる第1のオペラン
ドおよび積の総和を記憶するための記憶手段として働
く。
【0017】一時バッファ32はトランスファーゲート
58によって総和器28の出力に結合され、かつトラン
スファーゲート60を介して第2のバス18に結合され
る。この好ましい実施例に従った一時バッファ32は第
2の組のオペランドの第1のオペランドを記憶するため
に使用され、これは前のデジタル信号プロセッサの動作
によって一時バッファ32内に置かれる。
【0018】テストレジスタ34はトランスファーゲー
ト64によって第1のバス16に結合された入力62
と、別のトランスファーゲート68によって第1のバス
16に結合された出力66とを有する。以下に示される
であろうように、この好ましい実施例に従ってテストレ
ジスタ34はシステム10が連続乗算を行ない、かつ累
算すると、積の総和を記憶するためのレジスタ手段を形
成する。
【0019】前に述べられたように、乗算手段14は3
つのセクションを含み、第1のセクションは第1の変換
手段36であり、第2のセクションは乗算器38であ
り、第3のセクションは第2の変換手段40である。図
に示されるように、第1の変換手段36は第1の乗算サ
イクルの間動作可能であり、乗算器38は第2の乗算サ
イクルの間動作可能であり、第2の変換手段40は第3
の乗算サイクルの間動作可能である。これらのサイクル
の各々はシステム10のオペレーティングサイクルに対
応する。
【0020】第1の変換手段36は第2の固定小数点オ
ペランドを第2の浮動小数点オペランドへ変換する。こ
れは、乗算器38が1対の浮動小数点オペランドを乗算
するために構成されるので必要とされる。当該技術にお
いて周知の技術に従って、第1の変換手段36は大きさ
への変換セクション70と、先行ゼロの数セクション7
2と、左シフタ74とを含む。当該技術において周知の
態様でこれらのエレメントは第2のオペランドを乗算器
38のために固定小数点フォーマットから浮動小数点フ
ォーマットへ変換する。
【0021】乗算器38は当該技術において周知の型の
16ビット×8ビット浮動小数点符号化された大きさ乗
算器を含む。これは第1のオペランドを受取るための第
1の入力76と、第1の変換手段36によって浮動小数
点フォーマットへ変換されている第2のオペランドを受
取るための第2の入力78とを含む。乗算器38はオペ
ランドの多ビット仮数を乗算し、その出力80で浮動小
数点積を与える。乗算器はさらに第1および第2のオペ
ランドの多ビット指数を組合せて出力86で組合せ指数
を与えるための加算器82および減算器84を含む。
【0022】第2の変換手段40は乗算器38によって
その出力80で与えられる浮動小数点積を出力88で固
定小数点積に変換する。第2の変換手段40は加算器9
0と、2の補数への変換92と、左および右シフタ94
とを含む。加算器90は3ビットずつ多ビット浮動小数
点積を丸め、丸められた浮動小数点積を入力96で2の
補数への変換へ与える。シフトデコーダ98の制御下に
ある2の補数への変換92と左および右シフタ94と
は、その出願がこの発明の同一譲受人に譲渡され、かつ
ここに引用によって援用されるマイケル・ニックス(Mi
chael Nix)の名で に出願された同時係属中の米国特許出
願連続番号第 号の「浮動小数点符号化された
大きさ2進数を2の補数2進数へ変換するための改良さ
れたシステム(Improved System for Converting a Flo
ating Point SignedMagnitude Binary Number to Two's
Compliment Binary Number)」において十分に説明され
ている態様で浮動小数点積を固定小数点積へ変換する。
【0023】結果的に生じた固定小数点積はラッチ10
0にラッチされる。固定小数点積がラッチ100にラッ
チされるとき、これらは以下に説明される態様で累算の
ために第2のバス18に利用可能である。
【0024】当業者によって理解されるであろうよう
に、システム10の動作は、命令リードオンリメモリ
(図示せず)のような命令メモリから得られるオペレー
ティング命令に準じて別々の連続オペレーティングサイ
クルの間に行なわれる。システム10の動作は、4対の
第1および第2の多ビット2進オペランドを乗算し、か
つ累算するための各オペレーティングサイクルに関して
以下に説明されるであろう。iが0ないし3に等しいオ
ペランド(DQi )は本来浮動小数点フォーマットであ
り、nが1ないし4に等しい第2のオペランド(Bn
は固定小数点フォーマットである。
【0025】第1のオペレーティングサイクルにおい
て、第1の作用のオペランドの第1のオペランドDQ0
がメモリ20から読出され、読出バッファ22に記憶さ
れる。第2のオペレーティングサイクルにおいて、オペ
ランドDQ0 は読出バッファ22からアキュームレータ
30および書込バッファ24に転送される。これは、読
出バッファ22が第1のバス16を駆動して、DQ0
総和器28へ単方向シフトレジスタ26を介して転送す
ることによって達成される。Aバスはすべて0に駆動さ
れ、それによって総和器28の出力はDQ0 の値であ
り、これはアキュームレータ30に記憶される。オペラ
ンドDQ0 は再度第1のバス16上を通って書込バッフ
ァ24へ転送され、メモリ20を更新するためにオペラ
ンドDQ0 をメモリ20に転送し返してデータ位置DQ
1 に入れるために書込バッファ24を準備させる。第2
のオペレーティングサイクルの間、第2の組のオペラン
ドの第1のオペランド(B1 )もメモリ20から読出バ
ッファ22内に転送される。
【0026】第1の組のオペランドの第1のオペランド
(DQ0 )がアキュームレータ30内にあり、かつ第2
の組のオペランドの第1のオペランド(B1 )が読出バ
ッファ22内にあると、アキュームレータ30が第1の
バス16をDQ0 の値で駆動し、読出バッファが第2の
バス18をB1 の値で駆動することによって、第1の乗
算を乗算器14において始めることができる。第1の乗
算は第1の変換手段36がB1 を固定小数点フォーマッ
トから浮動小数点フォーマットへ変換することによって
第3のオペレーティングサイクル中に始まる。
【0027】第4のオペレーティングサイクルにおい
て、第1の組のオペランドの第2のオペランドDQ1
メモリ20から読出バッファ22へ読出される。第4の
サイクルの間、第1の乗算の第2のサイクルも乗算器3
8が第1の対のオペランドDQ 0 およびB1 を乗算する
ことによって行なわれる。
【0028】第5のオペレーティングサイクルの間、D
0 は書込バッファ24からメモリ20へ転送され、そ
の中にメモリ位置DQ1 で記憶される。第5のサイクル
の間、第1の乗算の第3のサイクルも第2の変換手段4
0によって行なわれ、この変換手段はDQ0 およびB1
の浮動小数点積を固定小数点フォーマットに変換し、ラ
ッチ100に第1の積を記憶する。
【0029】第6のオペレーティングサイクルの間、第
1の組のオペランドの次の、または第2のオペランドD
1 は読出バッファ22からアキュームレータ30へバ
ス16を通って、かつ単方向シフトレジスタ26および
総和器28を介して、読出バッファ22からアキューム
レータ30へのDQ0 の転送に関して前に説明されたの
と同じ態様で転送される。DQ1 は読出バッファから書
込バッファへも転送される。さらに、第6のオペレーテ
ィングサイクルの間、第2の組のオペランドの次の、ま
たは第2のオペランドB2 がメモリ20から読出され、
読出バッファ22へ記憶される。
【0030】第7のオペレーティングサイクルの間に第
2の乗算が始まる。アキュームレータ30はDQ1 の値
で第1のバス16を駆動し、読出バッファ22はB2
値で第2のバス18を駆動する。第7のオペレーティン
グサイクルの間、B2 は乗算手段14の第1の変換手段
36によって浮動小数点フォーマットに変換される。
【0031】第8のオペレーティングサイクルの間、第
1の乗算積がテストレジスタ34の内容と累算される。
これは、ラッチ100が総和器28によって受取られた
第1の乗算積の値で第2のバス18を駆動することによ
って達成される。このときすべて0であると想定される
テストレジスタ34の内容がバス16上を通って単方向
シフトレジスタ26を介して総和器28に駆動され、そ
こで第1の乗算積に加算される。第1の積和は次にアキ
ュームレータ30に記憶される。第8のオペレーティン
グサイクルの間、第1の組のオペランドの第3のオペラ
ンドDQ2 もメモリ20から読出され、読出バッファ2
2へ転送される。第2の乗算はその第2のサイクル中続
き、乗算手段14においてB2 およびDQ1 が乗算器3
8において乗算される。
【0032】第9のオペレーティングサイクルにおい
て、第1の累算された積がアキュームレータ30からテ
ストレジスタ34へ第1のバス16を通って転送され
る。第9のオペレーティングサイクルの間、DQ1 も書
込バッファ24からメモリ20へ転送され、その中に記
憶位置DQ2 で記憶される。最後に、この第9のオペレ
ーティングサイクルの間、第2の乗算は、B2 およびD
1 の乗算から生じる第2の積が第2の変換手段40に
おいて浮動小数点フォーマットから固定小数点フォーマ
ットへ変換されることによって第3の乗算サイクルを完
了し、ラッチ100に記憶される。
【0033】第10のオペレーティングサイクルの間、
DQ2 は読出バッファ22からアキュームレータ30へ
前に説明した態様で転送され、かつ書込バッファ24へ
転送される。また、第2の組のオペランドの第3のオペ
ランドB3 もメモリ20から読出され、読出バッファ2
2へ転送される。
【0034】第11のオペレーティングサイクルにおい
て、第3の乗算はアキュームレータ30がDQ2 の値で
バス16を駆動し、読出バッファ22がB3 の値でバス
18を駆動することによって始まる。この第11のオペ
レーティングサイクルの間、B3 は固定小数点フォーマ
ットから浮動小数点フォーマットへ第1の変換手段36
によって変換される。
【0035】第12のオペレーティングサイクルの間、
ラッチ100に記憶される第2の乗算積がテストレジス
タ34に記憶される第1の積和と累算される。これは、
ラッチ100が第2の積の値(DQ1 ×B2 )でバス1
8を駆動し、テストレジスタ34がこのとき第1の積
(DQ0 ×B1 )であるその内容でバス16を駆動する
ことによって達成される。総和器28はテストレジスタ
34の内容とラッチ100から受取られた第2の積とを
加算して、第2の累算積を与え、アキュームレータ30
に第2の累算積を記憶する。第12のオペレーティング
サイクルの間、第1の組のオペランドの次の、かつ最後
のオペランドDQ3 もメモリ20から読出され、読出バ
ッファ22に記憶される。最後に、この第12のオペレ
ーティングサイクルの間、第3の乗算はその第2のサイ
クルにおいて乗算器38においてB 3 およびDQ2 を乗
算している。
【0036】第13のオペレーティングサイクルにおい
て、アキュームレータ30内の第2の累算積はテストレ
ジスタ34へ第1のバス16を介して転送される。ま
た、DQ2 は書込バッファ24からメモリ20へ転送さ
れ、そこで記憶位置DQ3 に記憶される。最後に、第3
の乗算は、B3 およびDQ2 の積が第2の変換手段40
において浮動小数点フォーマットから固定小数点フォー
マットへ変換されて、第3の積を与え、これがラッチ1
00に記憶されることによってその第3のサイクルを完
了する。
【0037】第14のオペレーティングサイクルの間、
DQ3 は読出バッファ22からアキュームレータ30へ
第1のバス16を通って、かつ単方向シフトレジスタ2
6および総和器28を介して転送される。また、DQ3
は第1のバス16から読出され、書込バッファ24に記
憶される。第14のオペレーティングサイクルを完了す
るために、第2の組のオペランドの最後のオペランドB
4 がメモリ20から読出され、読出バッファ22に記憶
される。
【0038】第15のオペレーティングサイクルにおい
て、第4の乗算が始まる。アキュームレータ30はDQ
3 の値によってバス16を駆動し、読出バッファ22は
4の値によってバス18を駆動する。次に、B4 は固
定小数点フォーマットから浮動小数点フォーマットへ第
1の変換手段36によって変換され、第4の乗算の第1
のサイクルを完了する。
【0039】第16のオペレーティングサイクルにおい
て、B3 およびDQ2 の乗算から生じる第3の積がテス
トレジスタ34に記憶される第2の累算積と累算され
る。これは、前述のようにラッチ100が第3の積の値
によってバス18を駆動し、テストレジスタ34がこの
とき第1および第2の乗算積の累算であるその内容によ
ってバス16を駆動することによって達成される。総和
器28は第2の累算積を第3の乗算積と合計し、第3の
累算積を与え、これはアキュームレータ30に記憶され
る。第16のオペレーティングサイクルの間、第4の乗
算も乗算器38においてB4 およびDQ3 を乗算し、そ
の第2のサイクルを完了する。
【0040】第17のオペレーティングサイクルにおい
て、DQ3 は書込バッファ24からメモリ20へ転送さ
れ、その中に記憶位置DQ4 で記憶される。また、第1
7のサイクルの間、B4 およびDQ3 の乗算から生じた
第4の乗算積が浮動小数点フォーマットから固定小数点
フォーマットへ第2の変換手段40によって変換され、
第4の乗算が完了する。第4の積はその後にラッチ10
0に記憶される。
【0041】最後のかつ第18のオペレーティングサイ
クルにおいて、ラッチ100に記憶される第4の積はア
キュームレータ30に現在存在する第3の累算積と累算
される。アキュームレータ30は第3の累算積でバス1
6を駆動し、ラッチ100は第4の乗算積でバス18を
駆動する。総和器28は第3の累算積を第4の乗算積へ
加算し、最終の累算積を与え、これはアキュームレータ
30に記憶され、さらなる処理に備える。
【0042】前述から理解されるように、前述のシステ
ム10の動作は18のオペレーティングサイクルで4回
の乗算および累算を完了する。第6のオペレーティング
サイクルの完了後、システム10の動作は4サイクルご
とに繰返し、サイクル7ないし10はサイクル11ない
し15と同一である。もし前述の手順が8回の乗算およ
び累算を行なうために使用されたならば、それは完了す
るのに34のオペレーティングサイクルを必要とするで
あろう。
【0043】もし第1の組のオペランド、すなわちDQ
0 およびB1 が他の動作から利用可能であれば、DQ0
がまずアキュームレータ30において記憶され、B1
まず一時バッファ32に記憶され得る。これはこれらの
オペランドがメモリ20から読出されることの必要性を
否定して、必要とされるオペレーティングサイクルの数
を節約するであろう。たとえば、乗算および累算が始ま
る前にもしDQ0 がアキュームレータ30に記憶され、
かつB1 が一時バッファ32に記憶されれば、8回の乗
算および累算がちょうど31のオペレーティングサイク
ルで達成されることができる。このオペレーティングサ
イクル数は、以前に述べられた勧告G.721によって
必要とされる8回の乗算および累算を達成するために先
行技術において以前必要とされたオペレーティングサイ
クルの数のわずかにすぎない。この結果、バッテリーの
ような携帯消耗電源が著しく節約される。
【0044】さらに、多数のオペレーティングサイクル
の間、演算論理ユニット12もしくは乗算手段14のい
ずれか、またはそのいずれもが動作を行なうのに必要と
されないことが注目されるであろう。これらのオペレー
ティングサイクルの間、演算論理ユニット12または乗
算手段14のいずれかが必要とされないとき、これらは
消勢されて、さらに電力を節約することができる。
【0045】この発明の特定の実施例が示され、かつ説
明されてきたが、修正が行なわれてもよく、したがって
この発明の真の精神および領域内にあるこのようなすべ
ての変化および修正が添付の請求項に包括されることが
意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタル信号プロセッサにおいて役立つように
使用されてもよいこの発明を実施する乗算および累算シ
ステムの概略回路図である。
【符号の説明】
16,18:バス 20:メモリ 22:読出バッファ 24:書込バッファ 26:単方向シフトレジスタ 28:総和器 30:アキュームレータ 32:一時バッファ 34:テストレジスタ 36,40:変換手段セクション 38:乗算セクション
フロントページの続き (72)発明者 マイケル・エー・ニックス アメリカ合衆国、78610 テキサク州、 ブダ、シニック・オーク・トレイル、 16008 (56)参考文献 特開 平2−119318(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 7/52 G06F 7/00 G06F 17/10

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低減された数の連続オペレーティングサ
    イクルで第1および第2のオペランドの乗算を効率的に
    行なうためのデジタル乗算システムであって、前記シス
    テムは、 前記第1および第2のオペランドを記憶するためのメモ
    リ手段と、 第1および第2のバスと、 前記メモリ手段に結合され、第1のオペレーティングサ
    イクルの間前記メモリ手段から前記第1のオペランドを
    読出し、かつ第2のオペレーティングサイクルの間前記
    メモリ手段から前記第2のオペランドを読出すための読
    出バッファ手段とを含み、前記読出バッファ手段は前記
    第1および第2のバスにも結合され、 前記第1のバスに結合され、前記読出バッファ手段が前
    記メモリ手段から前記第2のオペランドを読出すと、前
    記第2のオペレーティングサイクルの間前記読出バッフ
    手段から前記第1のオペランドを受取るための記憶手
    段と、 前記第1および第2のオペランドを乗算するための乗算
    手段とをさらに含み、前記乗算手段は前記第1および第
    2のバスに結合され、第3のオペレーティングサイクル
    の間前記記憶手段から前記第1のバスを通って前記第
    1のオペランドを受取りかつ前記読出バッファ手段から
    前記第2のバスを通って前記第2のオペランドを受取
    る、デジタル乗算システム。
  2. 【請求項2】 低減された数の連続オペレーティングサ
    イクルで第1および第2のオペランドの乗算を効率的に
    行なうためのデジタル乗算システムであって、前記シス
    テムは、 前記第1および第2のオペランドを記憶するためのメモ
    リ手段と、 第1および第2のバスと、 前記メモリ手段に結合され、第1のオペレーティングサ
    イクルの間前記メモリ手段から前記第1のオペランドを
    読出し、かつ第2のオペレーティングサイクルの間前記
    メモリ手段から前記第2のオペランドを読出すための読
    出バッファ手段とを含み、前記読出バッファ手段は前記
    第1および第2のバスにも結合され、 前記第1のバスに結合され、前記読出バッファ手段が前
    記メモリ手段から前記第2のオペランドを読出すと、前
    記第2のオペレーティングサイクルの間前記読出バッフ
    手段から前記第1のオペランドを受取るための記憶手
    段と、 前記第1および第2のオペランドを乗算するための乗算
    手段とをさらに含み、前記乗算手段は前記第1および第
    2のバスに結合され、第3のオペレーティングサイクル
    の間前記記憶手段から前記第1のバスを通って前記第
    1のオペランドを受取りかつ前記読出バッファ手段から
    前記第2のバスを通って前記第2のオペランドを受取
    り、 前記第1のオペランドは浮動小数点2進数であり、前記
    第2のオペランドは固定小数点2進数であり、かつ前記
    乗算手段は前記第3のオペレーティングサイクルの間前
    記第2のオペランド固定小数点2進数を第2のオペラン
    ド浮動小数点2進数へ変換するための第1の変換手段を
    含む、デジタル乗算システム。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2のオペランドは前記
    メモリ手段に記憶される第1および第2の組のオペラン
    ドのそれぞれのオペランドであり、前記乗算手段は第1
    の2進浮動小数点積を与えるために第4のオペレーティ
    ングサイクルの間前記第1および第2の浮動小数点オペ
    ランドを乗算するための乗算器を含み、前記読出バッフ
    ァ手段は前記第4のオペレーティングサイクルの間前記
    第1の組のオペランドから前記メモリ手段に記憶される
    第3のオペランドを読出す、請求項2に記載のシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記乗算器は第5のオペレーティングサ
    イクルの間前記第1の2進浮動小数点積を第1の固定小
    数点積へ変換するための第2の変換手段をさらに含む、
    請求項3に記載のシステム。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段は第6のオペレーティング
    サイクルの間前記読出バッファ手段から前記第1のバス
    を通って前記第3のオペランドを受取り、前記読出バッ
    ファ手段は前記第6のオペレーティングサイクルの間前
    記第2の組のオペランドから前記メモリ手段に記憶され
    る第4のオペランドを読出す、請求項4に記載のシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記乗算手段は第7のオペレーティング
    サイクルの間前記記憶手段から前記第1のバスを通っ
    て前記第3のオペランドを受取りかつ前記読出バッファ
    手段から前記第2のバスを通って前記第4のオペランド
    を受取る、請求項5に記載のシステム。
  7. 【請求項7】 前記第1の変換手段は前記第7のオペレ
    ーティングサイクルの間前記第4のオペランドを第4の
    オペランド固定小数点2進数から第4のオペランド浮動
    小数点2進数へ変換する、請求項6に記載のシステム。
  8. 【請求項8】 前記記憶手段は前記第2のバスに結合さ
    れ、第8のオペレーティングサイクルの間前記乗算手段
    から前記第1の固定小数点積を受取り、前記乗算器は前
    記第8のオペレーティングサイクルの間前記第3および
    第4のオペランド浮動小数点2進数を乗算して、第2の
    2進浮動小数点積を与える、請求項7に記載のシステ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記第1のバスに結合され、第9のオペ
    レーティングサイクルの間前記記憶手段から前記第1の
    バスを通って前記第1の固定小数点積を受取るためのレ
    ジスタ手段をさらに含み、前記第2の変換手段は前記第
    9のオペレーティングサイクルの間前記第2の2進浮動
    小数点積を第2の固定小数点積へ変換する、請求項8に
    記載のシステム。
  10. 【請求項10】 前記記憶手段は第10のオペレーティ
    ングサイクルの間前記乗算手段から前記第2の固定小数
    点積を受取る、請求項9に記載のシステム。
  11. 【請求項11】 前記レジスタ手段は第11のオペレー
    ティングサイクルの間前記記憶手段から前記第1のバス
    を通って前記第2の固定少数点積を受取る、請求項10
    に記載のシステム。
  12. 【請求項12】 前記第1および第2のバスに結合さ
    れ、第12のオペレーティングサイクルの間、前記第1
    のバスを通って前記レジスタ手段から前記第1の固定小
    数点積を受取り、かつ前記第2のバスを通って前記乗算
    手段から前記第2の固定小数点積を受取るための、かつ
    前記第1および第2の固定小数点積を加算して、積の総
    和を与え、前記記憶手段へ前記積の総和を転送するため
    の総和手段をさらに含む、請求項11に記載のシステ
    ム。
  13. 【請求項13】 前記メモリ手段および前記第1のバス
    に結合され、前記第2および第6のオペレーティングサ
    イクルのそれぞれの間前記第1のバスを通って前記第1
    および第3のオペランドを受取り、かつ前記第5および
    第9のオペレーティングサイクルのそれぞれの間前記メ
    モリ手段へ前記第1および第3のオペランドを送るため
    の書込バッファ手段をさらに含む、請求項12に記載の
    システム。
  14. 【請求項14】 前記記憶手段はアキュームレータを含
    む、請求項8に記載のシステム。
  15. 【請求項15】 前記記憶手段はアキュームレータを含
    む、請求項12に記載のシステム。
  16. 【請求項16】 複数対の第1および第2のオペランド
    の一連の乗算を行なうための乗算システムであって、前
    記システムは、 前記複数対の第1および第2のオペランドを記憶するた
    めのメモリと、 前記メモリに結合され、前記第1および第2のオペラン
    ドを逐次読出すための読出手段と、 第1および第2のバスと、 前記第1のバスに結合され、前記読出手段から前記第1
    のオペランドを受取り、前記第1のオペランドを記憶す
    るための記憶手段と、 一連の積を与えるために前記対の第1および第2のオペ
    ランドを乗算するための乗算手段とを含み、前記乗算手
    段は前記第1および第2のバスに結合され、前記記憶手
    段および前記読出手段のそれぞれから前記第1および第
    2のバスのそれぞれを通って並列に前記第1および第2
    のオペランドを受取る、乗算システム。
  17. 【請求項17】 前記第1および第2のバスに結合さ
    れ、前記積を共に加算して、一連の累算された積を与え
    るための総和器を含む総和手段をさらに含む、請求項1
    6に記載のシステム。
  18. 【請求項18】 前記総和手段は前記第1のバスに結
    合され前記累算された積の各々を記憶するためのレジス
    タ手段をさらに含む、請求項17に記載のシステム。
  19. 【請求項19】 複数対の第1および第2のオペランド
    の一連の乗算を行なうための乗算システムであって、前
    記システムは、 前記複数対の第1および第2のオペランドを記憶するた
    めのメモリと、 前記メモリに結合され、前記第1および第2のオペラン
    ドを逐次読出すための読出手段と、 第1および第2のバスと、 前記第1のバスに結合され、前記読出手段から前記第1
    のオペランドを受取り、前記第1のオペランドを記憶す
    るための記憶手段と、 一連の積を与えるために前記対の第1および第2のオペ
    ランドを乗算するための乗算手段とを含み、前記乗算手
    段は前記第1および第2のバスに結合され、前記記憶手
    段および前記読出手段のそれぞれから前記第1および第
    2のバスのそれぞれを通って並列に前記第1および第2
    のオペランドを受取り、前記システムはさらに、 前記第1および第2のバスに結合され前記積を共に加算
    て一連の累算された積を与えるための総和器を含む総
    和手段を含み前記総和手段はさらに、 前記第1のバスに結合され前
    累算された積の各々を記憶するためのレジスタ手段を
    み、 前記乗算手段は第1および第2のオペランドを乗算する
    ための乗算器を含み、前記第1のオペランドは浮動小数
    点オペランドであり、前記第2のオペランドは固定小数
    点オペランドであり、かつ前記乗算手段は前記第2の
    バスに結合され前記固定小数点の第2のオペランドを受
    りかつ前記固定小数点の第2のオペランドを第2の浮
    動小数点オペランドへ変換するための第1の変換手段を
    さらに含む、乗算システム。
  20. 【請求項20】 前記乗算器は浮動小数点積を与え、前
    記総和手段は固定小数点積を加算するために構成され、
    かつ前記乗算手段は前記浮動小数点積を前記固定小数点
    積へ変換するための第2の変換手段をさらに含む、請求
    項19に記載のシステム。
  21. 【請求項21】 複数対の第1および第2のオペランド
    の一連の乗算を行なうための乗算システムであって、前
    記システムは、 複数対の第1および第2のオペランドを記憶するための
    メモリと、 前記メモリに結合され、前記第1および第2のオペラン
    ドを逐次読出すための読出手段と、 第1および第2のバスと、 前記第1のバスに結合され前記読出手段から前記第1の
    オペランドを受取り前記第1のオペランドを記憶するた
    のアキュームレータを含む記憶手段と、 一連の積を与えるために前記対の第1および第2のオペ
    ランドを乗算するための乗算手段とを含み、前記乗算手
    段は前記第1および第2のバスに結合され、前記記憶手
    段および前記読出手段のそれぞれから前記第1および第
    2のバスのそれぞれを通って並列に前記第1および第2
    のオペランドを受取り、前記システムはさらに、 前記第1および第2のバスに結合され前記積をともに加
    算して一連の累算された積を与えるための総和器、前
    記第1のバスに結合され前一連の累算された積の各々
    を記憶するためのレジスタ手段とを含む総和手段を含
    み、前記アキュームレータは前記総和器と前記第1のバ
    スとの間に結合され、かつ前記アキュームレータは前記
    累算されたを一時的に記憶し、前記レジスタ手段へ前
    記第1のバスを通って前記累算されたを送る、乗算シ
    ステム。
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