JP3536588B2 - 三次元繊維組織の厚さ方向糸挿入装置への厚さ方向糸供給装置 - Google Patents
三次元繊維組織の厚さ方向糸挿入装置への厚さ方向糸供給装置Info
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Description
さ方向糸挿入装置への厚さ方向糸供給装置に係り、詳し
くは糸が折り返し状に配列された複数の糸層を積層して
形成された少なくとも2軸配向となる積層糸群に、各糸
層と直交する方向に配列されて前記積層糸群を結合する
厚さ方向糸を積層糸群に多数本同時に挿入する厚さ方向
糸挿入装置への厚さ方向糸供給装置に関するものであ
る。
広く使用されている。複合材用補強基材として三次元織
物(三次元繊維組織)がある。この三次元織物を骨格材
として、樹脂あるいは無機物をマトリックスとした複合
材はロケット、航空機、自動車、船舶及び建築物の構造
材として幅広い用途が期待されている。
ピン(又はパイプ)を所定ピッチで立設したベースプレ
ートを使用して三次元繊維組織を製造する方法が提案さ
れている(例えば、特開平5−272030号公報、特
開平7−26442号公報等)。この方法では、ピン間
に糸を折り返し状に配列した糸層により少なくとも2軸
配向となる積層糸群を形成した後、ピンを厚さ方向糸と
1列ずつ置換して各糸層を結合して三次元繊維組織を製
造する。ベースプレートの形状を変えることにより、断
面がL字状やU字状など異形断面形状の三次元繊維組織
が得られる。
は、糸の配列箇所全面にガイドピンを立設する代わり
に、厚さ方向糸の挿入区域と対応する領域を囲むように
ピンが所定ピッチで配置された枠体上に、前記ピン間に
折り返し状に配列した糸層を複数積層して積層糸群を形
成した後、積層糸群を枠体に保持した状態で、一列に配
置された複数の厚さ方向糸挿入針を使用して厚さ方向糸
を挿入する方法が開示されている。
度は、三次元繊維組織の影響を大きく受け、強度の大き
な複合材を得るには、繊維(糸)が高密度で整然と配列
された三次元繊維組織を骨格材とする必要がある。そし
て、繊維が高密度で整然と配列された三次元繊維組織を
製造するには、厚さ方向糸による前記積層糸群の結合力
を高めるとともに、各厚さ方向糸による締付け力を均一
にする必要がある。
に示すように、積層糸群70に一列に配列された厚さ方
向糸挿入針71を、厚さ方向糸zとともに積層糸群70
に突き刺し、厚さ方向糸挿入針71の突出側に形成され
た厚さ方向糸zのループに抜け止め糸Pを挿通した後、
厚さ方向糸挿入針71を積層糸群70から引き抜き、そ
の状態で、3本のローラ72a〜72cを備えた張力調
整部73の作用により厚さ方向糸zを引き戻して厚さ方
向糸zによる締め付け力を調整することが開示されてい
る。張力調整部73は2本のローラ72a,72c間に
配置されたローラ72bを図10の下方に移動させるこ
とにより厚さ方向糸zに張力を付与する。また、糸供給
部で糸を巻き戻すことにより、厚さ方向糸zによる締め
付け力を調整する方法も別の従来技術に開示されてい
る。
術の張力調整方法では、高品質の三次元繊維組織を製造
することが難しかった。なぜならば、糸供給部で糸を巻
き戻すことにより張力を調整する方法では、巻き戻しの
力を大きくするとボビンに巻き付けられている厚さ方向
糸zが損傷するため、巻き戻しの力をあまり大きくでき
ない。また、巻き戻しの力で糸張力の微調整を行うこと
は難しい。一方、図10に示す張力調整部73を使用し
た場合も、ローラ72bによる引張り力を大きくすると
糸供給部のボビンに巻かれている厚さ方向糸zが損傷す
る。
何れの場合も全ての厚さ方向糸zを一度に引っ張って張
力を加える構成のため、張り気味の厚さ方向糸zには過
剰な張力が付与され、弛んだ状態の厚さ方向糸zは張力
が高くならず、全部の厚さ方向糸zに均一な張力を付与
することが難しいため、高品質の三次元繊維組織を製造
できないという問題がある。
のであって、その目的は三次元繊維組織を製造する際の
厚さ方向糸zの張力を適正に調整でき高品質の三次元繊
維組織を製造することができる三次元繊維組織の厚さ方
向糸挿入装置への厚さ方向糸供給装置を提供することに
ある。
め、請求項1に記載の発明では、糸が折り返し状に配列
された複数の糸層を積層して形成された少なくとも2軸
配向となる積層糸群に、前記糸層と交差する方向に配列
されて前記積層糸群を結合する厚さ方向糸を多数本同時
に挿入する厚さ方向糸挿入装置への厚さ方向糸供給装置
であって、厚さ方向糸が巻かれた各ボビンを支持する支
軸を、駆動手段により正逆回転駆動可能に作動連結し、
かつ各ボビンと前記支軸との間あるいは前記支軸と前記
駆動手段との間に、前記支軸が厚さ方向糸の巻き戻し方
向に回転される際に厚さ方向糸の張力が所定の値になる
までは駆動手段の駆動に伴ってボビンに回転力を伝達
し、前記張力が所定の値以上になると滑りが生じてボビ
ンへの回転力の伝達が抑制される伝達手段を設けた糸供
給部を備えた。
載の発明において、前記支軸に複数の前記ボビンが装備
され、前記伝達手段は各ボビンと支軸との間に設けられ
た摩擦部材である。
載の発明において、前記摩擦部材は各ボビンの内周面に
固着された状態で設けられている。請求項4に記載の発
明では、糸が折り返し状に配列された複数の糸層を積層
して形成された少なくとも2軸配向となる積層糸群に、
前記糸層と交差する方向に配列されて前記積層糸群を結
合する厚さ方向糸を多数本同時に挿入する厚さ方向糸挿
入装置への厚さ方向糸供給装置であって、糸供給部と張
力付与部とを備え、前記張力付与部は前記厚さ方向糸挿
入装置に連なる厚さ方向糸に対して弱い張力を付与する
第1の張力付与手段と、前記厚さ方向糸に対して強い張
力を付与する第2の張力付与手段とを備え、前記第2の
張力付与手段の張力付与部より前記糸供給部側に設けら
れるとともに前記第2の張力付与手段による張力付与時
に作動して厚さ方向糸を把持するブレーキ手段を備えて
いる。
載の発明において、前記第1の張力付与手段は前記糸供
給部から前記厚さ方向糸挿入装置に連なる厚さ方向糸に
接触可能なローラを備えるとともに上下方向に回動可能
に設けられた支持アームと、前記支持アームと一体回動
可能に設けられたバランスウェイトとを備え、前記第2
の張力付与手段は前記厚さ方向糸挿入装置に連なる厚さ
方向糸に接触可能なローラを備えるとともに上下方向に
回動可能に設けられた支持アームと、前記支持アームを
回動させるとともに作動力の調整可能なアクチュエータ
とを備えている。
請求項5に記載の発明において、請求項1〜請求項3の
いずれか一項に記載の糸供給部を備えている。請求項1
に記載の発明は、糸が折り返し状に配列された複数の糸
層を積層して形成された少なくとも2軸配向となる積層
糸群に、前記糸層と交差する方向に配列されて前記積層
糸群を結合する厚さ方向糸を多数本同時に挿入する厚さ
方向糸挿入装置への厚さ方向糸の供給に使用される。厚
さ方向糸が巻かれた各ボビンは支軸に支持され、支軸は
駆動手段により正逆回転駆動される。前記駆動手段によ
り支軸が糸の巻き戻し方向に回転されるときには、厚さ
方向の張力が所定の値になるまでは、駆動手段の駆動に
伴って支軸を介してボビンに回転力が伝達され、厚さ方
向糸がボビンに巻き戻される。厚さ方向糸の張力が所定
の値以上になると、各ボビンと支軸との間あるいは支軸
と駆動手段との間に設けられた伝達手段の作用により滑
りが生じてボビンに対する回転力の伝達が抑制される。
従って、駆動手段により支軸が厚さ方向糸の巻き戻し方
向に一定量以上回転されると、各ボビンから供給されて
積層糸群に連なる厚さ方向糸の張力が、全て前記所定の
値に保持されるようになる。
請求項1に記載の発明において、複数のボビンが共通の
支軸により正逆回転される。各ボビンと支軸との間に設
けられた摩擦部材を介して支軸の回転がボビンに伝達さ
れる。そして、各ボビンから積層糸群に連なる厚さ方向
糸の張力が所定の値以上になると、摩擦部材とボビン又
は支軸との間に滑りが生じて支軸の回転力がボビンに伝
達されるのが抑制される。その結果、各厚さ方向糸の張
力は所定の値に保持される。
に配列された複数の糸層を積層して形成された少なくと
も2軸配向となる積層糸群に、前記糸層と交差する方向
に配列されて前記積層糸群を結合する厚さ方向糸を多数
本同時に挿入する厚さ方向糸挿入装置への厚さ方向糸の
供給に使用される。糸供給部から繰り出された厚さ方向
糸zは、第1及び第2の張力付与手段を備えた張力付与
部を経て厚さ方向糸挿入装置に供給される。糸供給部か
ら厚さ方向糸挿入装置に連なる厚さ方向糸に弛みが生じ
るのを防止するための弱い張力が、第1の張力付与手段
により厚さ方向糸に対して付与される。また、積層糸群
に挿入された厚さ方向糸の締付け力を調整するための強
い張力が、第2の張力付与手段により厚さ方向糸に対し
て付与される。第2の張力付与手段により厚さ方向糸に
張力が付与されるときには、ブレーキ手段により厚さ方
向糸が把持されるため、糸供給部側に連なる厚さ方向糸
に大きな張力が加わることなく、厚さ方向糸挿入装置に
連なる厚さ方向糸にのみ大きな張力が確実に加えられ
る。
載の発明において、前記第1の張力付与手段は、上下方
向に回動可能に設けられた支持アーム及び支持アームに
装備されたローラの自重に基づくモーメント力により、
ローラと接触した状態の厚さ方向糸に張力を付与する。
前記モーメント力は支持アームと一体回動可能に設けら
れたバランスウェイトの位置を調整することにより調整
される。前記第2の張力付与手段は、上下方向に回動可
能に設けられた支持アームをアクチュエータで回動させ
て、支持アームに装備されたローラと接触した状態の厚
さ方向糸に張力を付与する。アクチュエータの作動力を
調整することにより厚さ方向糸に付与される張力の大き
さが調整される。
請求項5に記載の発明において、その糸供給部は請求項
1〜請求項3のいずれか一項に記載の糸供給部と同様な
作用を有する。
の形態を図1〜図8に従って説明する。図1に示すよう
に、厚さ方向糸供給装置1は糸供給部2と張力付与部3
とから構成されている。糸供給部2のフレーム4に対し
て複数本(この実施の形態では3本)の支軸5が互いに
平行な状態で回転可能に支持されている。図2に示すよ
うに、各支軸5は軸受6を介してフレーム4に回転可能
に支持されている。各支軸5は回転伝達手段としての歯
付プーリ7及び歯付ベルト8を介して同方向に同速度で
回転可能に連結されるとともに、歯付プーリ9及び歯付
ベルト10を介して駆動手段としてのモータ11に作動
連結されている。モータ11には正逆回転可能なモータ
が使用され、モータ11の駆動により各支軸5が同一方
向に回転される。支軸5はモータ11の正転時に厚さ方
向糸zを繰り出す方向に回転され、モータ11の逆転時
に厚さ方向糸zを巻き戻す方向に回転される。
のボビン12が所定間隔をおいて支持されている。図3
に示すように各ボビン12の内周面には摩擦部材13が
接着され、各ボビン12は摩擦部材13を介して支軸5
に支持されている。この実施の形態では摩擦部材13と
してスポンジが使用されている。摩擦部材13は支軸5
が厚さ方向糸zの巻き戻し方向に回転される際に、厚さ
方向糸zの張力が所定の値になるまでは、支軸5とボビ
ン12との間に滑りが発生せずに支軸5の回転力をボビ
ン12に伝達し、前記張力が所定の値以上になると滑り
が生じてボビン12への回転力の伝達が抑制される伝達
手段として機能する。
2側に糸ガイド15が設けられている。糸ガイド15は
糸供給部2から供給される厚さ方向糸zが互いに接触し
て絡みつくのを防止する役割を果たすように、上下方向
に延びるように配設された多数のガイドバー16が、フ
レーム14の幅方向(図1の紙面と垂直方向)に所定ピ
ッチで配設されている。
厚さ方向糸供給装置1の前後方向(図1の左右方向)に
延びるように設けられている。両側板17間にはフレー
ム14の後側に、3本の糸ガイドローラ18〜20が軸
受(図示せず)を介して回転可能に支持されている。2
本の糸ガイドローラ18,20は他の1本の糸ガイドロ
ーラ19より太く形成されるとともに、同じ高さに配置
されている。両糸ガイドローラ18,20の端部には電
磁ブレーキMB(図4,6に図示)が装備されている。
両糸ガイドローラ18,20の間に配置された糸ガイド
ローラ19は両糸ガイドローラ18,20より低い位置
に配置されている。また、フレーム14のほぼ中央及び
前側には糸ガイドローラ21,22が軸受(図示せず)
を介して回転可能に支持されている。両糸ガイドローラ
21,22は前記糸ガイドローラ18,20と同じ高さ
に配置されている。
ム14の後側の一対の支柱23間には、側板17より下
方にシャフト24が軸受25を介して水平状態で回動可
能に支持されている。シャフト24の両端には一対の支
持アーム26が一体回動可能に支持されている。支持ア
ーム26の先端には張力付与ローラ27が回転可能に支
持されている。また、支持アーム26の基端にはロッド
28が一体回動可能に設けられ、ロッド28にバランス
ウェイト29が取り付けられている。ロッド28には雄
ねじ(図示せず)が形成され、バランスウェイト29は
ロッド28に螺合されてその取付位置(シャフト24か
らの距離)が調整可能に取り付けられている。支持アー
ム26、張力付与ローラ27及びバランスウェイト29
により、糸供給部2から厚さ方向糸挿入装置(図示せ
ず)に連なる厚さ方向糸zに対して弱い張力を付与する
第1の張力付与手段が構成されている。なお、図4及び
図6ではロッド28及びバランスウェイト29の図示が
省略されている。
0が設けられている。糸ガイド30は図1、図5(a)
及び図6(b)に示すように、両支持アーム26間に張
力付与ローラ27を挟んで平行に固定された断面半円形
状及び断面四角形状の支持部材31a,31bと、ほぼ
U字状に屈曲形成された多数の線材32とから構成され
ている。線材32は断面半円形状の支持部材31aに湾
曲部が当接され、U字状の先端が支持部材31bに固定
された状態で所定ピッチで配置されている。図6(b)
は支持アーム26の先端、糸ガイド30の取付部付近を
支持アーム26と垂直な上方向から見た概略図である。
なお、図4及び図6(a)では、糸ガイド30の図示を
省略している。
ム26の外側においてシャフト24に対して回動可能に
支持されている。フレーム14には側板17より上方に
一対のブラケット34が固定され、各ブラケット34に
アクチュエータとしてのエアシリンダ35がその基端に
おいて回動可能に支持されている。エアシリンダ35は
ほぼ垂直方向に延びる状態で、そのピストンロッド35
aがレバー33の先端に回動可能に連結されている。各
レバー33の側面内側には係合部材としてのローラ36
が支持アーム26と係合可能な位置に回動可能に支持さ
れている。そして、エアシリンダ35の作動によりロー
ラ36を介して支持アーム26を押し下げ可能になって
いる。エアシリンダ35にはピストンロッド35aが所
定位置まで突出したときにオン信号を出力するセンサS
が装備されている。センサSはエアシリンダ35のピス
トン(図示せず)がセンサSと対向する位置に移動した
ときにそれを検出してオン信号を出力するようになって
いる。
バー33、エアシリンダ35及びローラ36により、糸
供給部2から厚さ方向糸挿入装置(図示せず)に連なる
厚さ方向糸zに対して強い張力を付与する第2の張力付
与手段が構成されている。張力付与ローラ27は第2の
張力付与手段の張力付与部としても機能する。この実施
の形態では支持アーム26及び張力付与ローラ27が第
1及び第2の張力付与手段で共用されている。そして、
第1及び第2の張力付与手段により、厚さ方向糸z全体
に張力付与を行う第1の張力付与装置が構成されてい
る。
に向かって突設され、各支持部17aにはエアシリンダ
37が支持されている。エアシリンダ37はその基端に
おいて支軸38を介して支持されている。各側板17に
はその内側にレバー39の第1端部が軸39aにより回
動可能に支持されている。レバー39はその第2端部が
エアシリンダ37のピストンロッド37aに回動可能に
連結されている。レバー39には支持部材40が軸41
を介して回動可能に支持されている。支持部材40には
糸ガイドローラ18,20と対向する位置に、ブレーキ
バー42が固定されている。各ブレーキバー42にはV
溝が形成されるとともに、V溝にゴム等の弾性材43が
貼付されている。エアシリンダ37、レバー39、支持
部材40及びブレーキバー42により、第2の張力付与
手段による張力付与時に作動して厚さ方向糸zを糸ガイ
ドローラ18,20と共同で把持するブレーキ手段が構
成されている。
する位置の下方には、支持プレート44が側板17の下
方に設けられた一対の支持ブラケット45間に架設され
た状態で配設されている。支持プレート44には使用さ
れる厚さ方向糸zの本数に対応した多数のエアシリンダ
46が所定間隔で配設されている。エアシリンダ46は
そのピストンロッド46aが上側となるように2列で千
鳥状に配置されている。ピストンロッド46aの先端に
は糸ガイドとしてのガイドローラ47が支持されてい
る。ガイドローラ47は図5(b)に示すように、ピス
トンロッド46aに片持ち状態で固定された軸48に回
動可能に支持されている。エアシリンダ46及びガイド
ローラ47により各厚さ方向糸zを1本ずつ張力調整可
能な第2の張力付与装置49が構成されている。
給装置1の作用を説明する。糸供給部2の各ボビン12
から繰り出された厚さ方向糸zは、糸ガイド15で分離
されるとともに、図1及び図5(a)に示すように、糸
ガイドローラ18〜20、張力付与ローラ27、糸ガイ
ドローラ21、ガイドローラ47及び糸ガイドローラ2
2に順に巻き掛けられる。そして、図7に示すように、
三次元織物製作装置の厚さ方向糸挿入装置(図示せず)
へ供給される。
2から厚さ方向糸挿入装置に連なる経路中の厚さ方向糸
zの弛みを無くす場合、図1及び図7(a)に示すよう
に、ブレーキバー42が解放位置に配置された状態でモ
ータ11が逆転駆動され、支軸5が厚さ方向糸zの巻き
戻し方向に回転される。厚さ方向糸zの弛みが解消され
るまでボビン12に厚さ方向糸zが巻き戻されるまでは
厚さ方向糸zには張力が殆ど掛からない。従って、弛み
がある厚さ方向糸zの巻かれているボビン12は、摩擦
部材13の摩擦力により、弛みが無くなるまで支軸5と
一体的に回転される。そして、弛みが解消された状態で
ボビン12が支軸5とともに回転されると厚さ方向糸z
に張力が付与される。厚さ方向糸zの張力が所定の値に
達すると、摩擦部材13の摩擦力より張力が大きくな
り、支軸5と摩擦部材13との間に滑りが生じてボビン
12の回転が抑制されて支軸5のみ回転する状態とな
る。
厚さ方向糸の巻き戻し方向に回転されても、厚さ方向糸
zに付与される張力は所定の値に保持される。そのた
め、モータ11が所定時間逆転駆動されると、全ての厚
さ方向糸zの弛みが解消されて所定の(一定の)張力が
付与された状態となる。この状態では、張力付与ローラ
27の位置は図1に示すような支持アーム26が斜め下
方に向かって延びる位置ではなく、図7(a)に示すよ
うに、糸ガイドローラ19とほぼ同じ高さに配置され
る。このとき支持アーム26はローラ36に近接する位
置に配置されている。
糸zを供給する場合は、全ての厚さ方向糸zに一定の張
力が付与された図7(a)の状態で、エアシリンダ35
が作動される。そして、ピストンロッド35aが突出さ
れてレバー33が下方へ移動され、ローラ36が支持ア
ーム26と係合して支持アーム26とともに張力付与ロ
ーラ27が押し下げられる(図7(b)の状態)。張力
付与ローラ27が所定位置まで押し下げられたときに、
エアシリンダ35に設けられたセンサSからオン信号が
出力され、そのオン信号に基づいてエアシリンダ37が
作動される。そして、ブレーキバー42が押し下げられ
て、厚さ方向糸zがブレーキバー42と糸ガイドローラ
18,20とにより把持され、糸ガイドローラ20、張
力付与ローラ27及び糸ガイドローラ21との間に一定
量の厚さ方向糸zがリザーブされる。(図7(c)の状
態)そして、厚さ方向糸挿入装置により積層糸群(図示
せず)への厚さ方向糸zの挿入動作が行われるときに
は、エアシリンダ35によるレバー33の押し下げ作動
が解除される。従って、厚さ方向糸zの挿入時には、厚
さ方向糸zに対して厚さ方向糸挿入装置による厚さ方向
糸zの扱いに支障の無い程度で厚さ方向糸zが弛まない
ための弱い張力が、第1の張力付与手段により付与され
た状態に保持される。
向糸zが積層糸群に挿入されるとともにその先端のルー
プに抜け止め糸が挿入された後、厚さ方向糸挿入装置の
厚さ方向糸挿入針が積層糸群から引き抜かれる。その状
態で厚さ方向糸zによる積層糸群糸層の締付け動作が行
われる。このとき、エアシリンダ35が所定時間作動さ
れてピストンロッド35aが突出移動され、レバー33
が押し下げられてローラ36を介して支持アーム26と
ともに張力付与ローラ27が押し下げられる。厚さ方向
糸zを一定量リザーブするときは前記のように、ピスト
ンロッド35aが全ストロークの途中まで移動した時点
でエアシリンダ35の作動が停止されるが、厚さ方向糸
zの締付け動作の際にはピストンロッド35aは厚さ方
向糸zの引き戻しが完了する位置まで移動される。そし
て、張力付与ローラ27が図7(d)に実線で示すよう
に、下方に押し下げられて厚さ方向糸zに強い張力が付
与される。張力の強さはエアシリンダ35に供給される
圧縮エアの圧力によって設定される。このとき、ブレー
キレバー42と両糸ガイドローラ18,20とにより厚
さ方向糸zが把持され、張力付与手段から糸供給部2側
に連なる厚さ方向糸zには張力付与ローラ27による張
力が付与されず、締付け力を強くしてもボビン12に巻
かれている厚さ方向糸zが損傷する虞がない。
与時には、糸ガイドローラ18,20の端部に設けられ
た電磁ブレーキMBが作動され、両糸ガイドローラ1
8,20は回動不能に保持される。従って、張力付与ロ
ーラ27により厚さ方向糸zに張力が付与される際、厚
さ方向糸zに対するブレーキ作用がより確実になり、強
い張力を確実に付与することができる。
領域を有する三次元繊維組織を製造する場合に使用され
る。例えば、図8に示すように、三次元繊維組織を構成
する積層糸群Fの厚さが厚さ方向糸挿入針50の配列方
向に沿って異なり、1回の挿入動作で使用される厚さ方
向糸zの量が異なる場合に使用される。前記張力付与ロ
ーラ27による張力付与は多数本の厚さ方向糸zに一斉
に一定張力を付与するために使用されるが、その際、各
厚さ方向糸zの長さに違いがあると一定の張力を付与す
るのが難しい。しかし、この第2の張力付与装置49
は、各厚さ方向糸z毎にエアシリンダ46が設けられて
いるため、各厚さ方向糸zの張力が同じに設定される。
なお、図8において51は積層糸群Fを形成する際に使
用された規制ピンであり、52は抜け止め糸Pの挿入に
使用する抜け止め糸用の針である。
次の効果を有する。 (イ) 厚さ方向糸zが巻かれた各ボビン12が駆動手
段(モータ11)により厚さ方向糸zの巻き戻し方向に
回転されるときに、厚さ方向zの張力が所定の値以上に
なると、モータ11の回転力をボビン12に伝達する伝
達手段に滑りが生じてボビン12に対する回転力の伝達
が抑制される。その結果、各ボビン12から供給されて
積層糸群に連なる全ての厚さ方向糸zに所定の張力を付
与することができる。従って、高品質の三次元繊維組織
を製造することができる。
の間に設けられた摩擦部材13により構成されているた
め、厚さ方向糸zの張力を一定に保持するための構成が
簡単になる。
接着されているため、1本の支軸5に多数のボビン12
を取り付けるのが簡単になるとともに、各ボビン12の
配置間隔の調整も簡単になる。
い張力を付与する第1の張力付与手段と、強い張力を付
与する第2の張力付与手段とを備えているため、厚さ方
向糸挿入装置による厚さ方向糸の挿入動作時と、挿入後
の厚さ方向糸zの締付け時とでそれぞれ最適な糸張力に
調整することができ、糸切れ及び糸の損傷を防止でき
る。
及び張力付与ローラ27と、バランスウェイト29との
重量バランスにより行われ、強い張力の付与がアクチュ
エータ(エアシリンダ35)による作動力(圧縮エア圧
力)の調整により行われるため、各張力の調整を所望の
値に簡単に調整できる。また、弱い張力の調整がバラン
スウェイト29の位置を変更することにより容易に変更
できる。
厚さ方向糸zに張力が付与されるのが、ブレーキ手段に
より阻止されるため、ボビン12に巻かれた厚さ方向糸
zが損傷するのを防止できる。
イドローラ18,20にそれぞれ当接するV溝を有する
ブレーキバー42を設けたので、多数本の厚さ方向糸z
に高張力を付与する場合においても、厚さ方向糸zが糸
ガイドローラ18,20で滑らずに確実なブレーキ機能
を発揮することができる。その結果、厚さ方向糸zの損
傷を防ぎ、所望の強さの張力を確実に付与でき、高品質
の三次元繊維組織を製造することができる。
持部材40を直接エアシリンダ37のピストンロッド3
7aに連結する代わりに、支持部材40が支持されたレ
バー39に対してその回動中心(軸39a)からの距離
が、支持部材40の支持位置より遠い位置においてピス
トンロッド37aを連結したので、直接連結した場合よ
り小さな力で同じ大きさのブレーキ力を得ることができ
る。
ブレーキMBが設けられ、強い張力を付与する場合は、
電磁ブレーキMBが作動されて糸ガイドローラ18,2
0の回転が阻止された状態でブレーキ手段が作動される
ので、より確実に厚さ方向糸zの移動が阻止される。
ラ27が、第1の張力付与手段及び第2の張力付与手段
に共用されているため、各張力付与手段毎に設ける場合
に比較して構造が簡単になるとともに、設置に必要なス
ペースが狭くてよくなる。
め、多数本の厚さ方向糸zを狭い間隔で隣接して配列し
ても、厚さ方向糸zが絡み合うことによる糸の損傷、糸
切れを防止できる。
れているため、幅方向(厚さ方向糸挿入針の配列方向)
に厚さの異なる領域の存在する三次元繊維組織を製造す
る場合にも、容易に各厚さ方向糸zの張力を所望の値に
調整することができる。
ではなく、例えば、次のように具体化してもよい。 ○ 第1の張力付与手段の支持アーム26を張力付与解
除方向に回動させる張力付与解除手段として、支持アー
ム26を積極的に上昇させる機構を設ける。例えば、図
9に示すように、シャフト24にレバー53を一体回動
可能に固定し、レバー53の下方にエアシリンダ54を
上向きに配設する。そして、エアシリンダ54のピスト
ンロッド54aの先端に、レバー53と係合可能なロー
ラ55を取り付ける。この構成では、ピストンロッド5
4aが突出作動されるとローラ55を介してレバー53
が上昇され、シャフト24が支持アーム26を上昇させ
る方向に回動される。従って、前記実施の形態と同様に
して一定長の厚さ方向糸zがリザーブされた後、厚さ方
向糸挿入装置による厚さ方向糸zの挿入動作時に、エア
シリンダ54の作動によって支持アーム26を上昇させ
ることにより、厚さ方向糸zに弛みを生じさせることが
できる。従って、厚さ方向糸zの挿入動作時に糸操作が
し易くなり、厚さ方向糸zに損傷を与える虞が少なくな
る。
て、フェルト、布等を使用してもよい。また、摩擦部材
13をボビン12側に代えて、支軸5側に接着(固着)
してもよい。また、摩擦部材13を支軸5及びボビン1
2のいずれの側にも固着せず、単に両者の間に介装させ
てもよい。
13を設ける代わりに、支軸5を鋼等の磁性体で形成
し、ボビン12を支軸5に対して摺動可能に形成すると
ともにボビン12に永久磁石を設ける。この構成では、
支軸5が厚さ方向糸zの巻き戻し方向に回転される際に
厚さ方向糸zの張力が所定の値になるまでは駆動手段の
駆動に伴ってボビン12に回転力を伝達し、前記張力が
所定の値以上になると滑りが生じてボビン12への回転
力の伝達が抑制される伝達手段が前記永久磁石によって
構成される。そして、永久磁石の磁力の強さを、厚さ方
向糸zに所定の値以上の張力が作用すると、ボビン12
と支軸5との間に滑りが生じる値に設定する。この場合
も前記実施の形態と同様な効果を発揮する。また、摩擦
部材13を設けた場合はある程度使用すると、摩擦部材
13を交換する必要があるが、この場合は、摩擦部材1
3を設けた場合に比較して耐久性が向上する。
巻き戻し方向に回転させる際、厚さ方向糸zの張力が所
定の値以上になるとボビン12への回転力の伝達を抑制
する構成として、ボビンと支軸との間で滑りを発生させ
る構成に代えて、駆動手段と支軸との間に滑りが発生す
る構成とする。この構成では支軸をボビン12と同数設
け、各支軸と支軸に駆動手段の回転力を伝達する駆動軸
との間に電磁継手(電磁クラッチ)や電磁パウダクラッ
チを設ける。また、各駆動軸にはベルトを介して駆動手
段としてのモータの回転が伝達される構成とする。そし
て、トルクの伝達力を前記厚さ方向糸zの張力が所定の
値未満のときに支軸を厚さ方向糸zの巻き戻し方向に回
転可能な大きさに調整する。この場合、支軸に対して伝
達可能なトルクの大きさを調整することにより、前記張
力の所定の値を変更するのが容易になる。この構成で
は、電磁継手や電磁パウダクラッチが、前記伝達手段を
構成する。また、支軸と駆動軸との間のトルクの伝達に
永久磁石の吸引力を利用し、負荷即ち厚さ方向糸zの張
力が所定の値に達するまでは駆動軸の回転が支軸に滑り
を伴わずに伝達され、所定の値以上では滑りが生じてト
ルクの伝達が抑制される構成を採用してもよい。
厚さの異なる領域が存在しない三次元繊維組織を製造す
る厚さ方向糸挿入装置に厚さ方向糸zを供給する場合
は、第2の張力付与装置49を省略してもよい。この場
合、糸ガイドローラ22も不要になる。
ーム26及び張力付与ローラ27を共用する構成に代え
て、両張力付与手段を独立して設けてもよい。その場
合、厚さ方向糸zに弱い張力を付与する第1の張力付与
手段は、ブレーキ手段より糸供給部2側に配設してもよ
い。
としてエアシリンダ35に代えてボールねじ機構を備え
たアクチュエータを使用してもよい。 ○ 糸ガイドローラ18,20に装備された電磁ブレー
キMBを省略してもよい。
ー42の数を1本にしたり、3本以上にしてもよい。1
本にすれば構造が簡単になる。また、ブレーキレバー4
2にV溝を形成せずに、糸ガイドローラ18,20と対
向する側を平面にしたり、円弧面にしてもよい。
40を、レバー39を介してエアシリンダ37で作動す
る代わりに、支持部材40をエアシリンダ37のピスト
ンロッド37aに取り付けてもよい。
ラ27の外周面に所定ピッチでガイド溝を形成したり、
円環状の鍔部を所定ピッチで設けてもよい。 ○ 厚さ方向糸z同士が絡み合うのを防止するため、厚
さ方向糸zの経路中に設ける糸ガイドの配設箇所を変更
したり、糸ガイド15,30に加えて別の箇所に糸ガイ
ドを設けてもよい。
以外の技術思想(発明)について、以下にその効果とと
もに記載する。
ローラと、各ローラに対して圧接・離間可能に設けられ
るとともにV溝を有するブレーキバーとを備えている。
この場合、多数本の厚さ方向糸に高張力を付与する場合
においても、厚さ方向糸が糸ガイドローラで滑らずに確
実なブレーキ機能を発揮することができ、厚さ方向糸の
損傷を防ぎ、所望の強さの張力を確実に付与でき、高品
質の三次元繊維組織を製造することができる。
ーキが装備されている。この場合、ブレーキ手段の作動
時に糸ガイドローラの電磁ブレーキを作動させることに
より、厚さ方向糸に高張力を付与する場合に糸ガイドロ
ーラの回動が確実に規制され、より確実なブレーキ機能
を発揮することができる。
及び前記ローラを第1の張力付与手段と共用し、前記支
持アームと同軸上に回動可能に支持されるとともに支持
アームと係合可能な係合部材を有するレバーを備え、前
記アクチュエータは該レバーを介して支持アームを作動
させる。この場合、構成が簡単になるとともに設置に必
要なスペースが狭くて済む。
される各厚さ方向糸毎に張力調整可能な張力付与装置を
備えている。この場合、幅方向(厚さ方向糸挿入針の配
列方向)に厚さの異なる領域の存在する三次元繊維組織
を製造する場合にも、容易に各厚さ方向糸の張力を所望
の値に調整することができ、高品質の三次元繊維組織を
製造することができる。
を張力付与解除方向に回動させる張力付与解除手段を設
けた。この場合、厚さ方向糸挿入装置による厚さ方向糸
の挿入動作時に、張力付与解除手段の作動によって厚さ
方向糸に弛みを生じさせることができる。従って、厚さ
方向糸の挿入動作時に糸操作がし易くなり、厚さ方向糸
zに損傷を与える虞が少なくなる。
に記載の発明によれば、三次元繊維組織を製造する際の
厚さ方向糸zの張力を適正に調整でき高品質の三次元繊
維組織を製造することができる。
さ方向糸の巻き戻し方向に回転させることにより、糸供
給部から厚さ方向糸挿入装置に連なる全ての厚さ方向糸
に一定の糸張力を付与することができる。
糸供給部から厚さ方向糸挿入装置に連なる全ての厚さ方
向糸に一定の糸張力を付与することができる。請求項3
に記載の発明では、ボビンの交換及びボビンの位置の変
更が容易となる。請求項4に記載の発明では、厚さ方向
糸zに弱い張力を付与する第1の張力付与手段と、強い
張力を付与する第2の張力付与手段とを備えているた
め、厚さ方向糸挿入装置による厚さ方向糸の挿入動作時
と、挿入後の厚さ方向糸zの締付け時とでそれぞれ最適
な糸張力に調整することができ、糸切れ及び糸の損傷を
防止できる。
与が支持アーム及びローラと、バランスウェイトとの重
量バランスにより行われ、強い張力の付与がアクチュエ
ータによる作動力の調整により行われるため、各張力の
調整を所望の値に簡単に調整できる。
求項3のいずれか一項の効果と、請求項4又は請求項5
の効果を発揮する。
断面図。
張力付与装置の部分側面図。
ームへの糸ガイドの取付部付近を支持アームと垂直な上
方向から見た概略図。
概略斜視図。
部、5…支軸、11…駆動手段としてのモータ、12…
ボビン、13…摩擦部材、18…ブレーキ手段を構成す
る糸ガイドローラ、20…ブレーキ手段,第1及び第2
の糸張力付与手段を構成する糸ガイドローラ、21…第
1及び第2の糸張力付与手段を構成する糸ガイドロー
ラ、26…同じく支持アーム、27…同じく張力付与ロ
ーラ、29…バランスウェイト、35…第2の糸張力付
与手段を構成するアクチュエータとしてのエアシリン
ダ、37…ブレーキ手段を構成するエアシリンダ、42
…同じくブレーキバー、49…第2の張力付与装置、z
…厚さ方向糸。
Claims (6)
- 【請求項1】 糸が折り返し状に配列された複数の糸層
を積層して形成された少なくとも2軸配向となる積層糸
群に、前記糸層と交差する方向に配列されて前記積層糸
群を結合する厚さ方向糸を多数本同時に挿入する厚さ方
向糸挿入装置への厚さ方向糸供給装置であって、 厚さ方向糸が巻かれた各ボビンを支持する支軸を、駆動
手段により正逆回転駆動可能に作動連結し、かつ各ボビ
ンと前記支軸との間あるいは前記支軸と前記駆動手段と
の間に、前記支軸が厚さ方向糸の巻き戻し方向に回転さ
れる際に厚さ方向糸の張力が所定の値になるまでは駆動
手段の駆動に伴ってボビンに回転力を伝達し、前記張力
が所定の値以上になると滑りが生じてボビンへの回転力
の伝達が抑制される伝達手段を設けた糸供給部を備えた
三次元繊維組織の厚さ方向糸挿入装置への厚さ方向糸供
給装置。 - 【請求項2】 前記支軸に複数の前記ボビンが装備さ
れ、前記伝達手段は各ボビンと支軸との間に設けられた
摩擦部材である請求項1に記載の三次元繊維組織の厚さ
方向糸挿入装置への厚さ方向糸供給装置。 - 【請求項3】 前記摩擦部材は各ボビンの内周面に固着
された状態で設けられている請求項2に記載の三次元繊
維組織の厚さ方向糸挿入装置への厚さ方向糸供給装置。 - 【請求項4】 糸が折り返し状に配列された複数の糸層
を積層して形成された少なくとも2軸配向となる積層糸
群に、前記糸層と交差する方向に配列されて前記積層糸
群を結合する厚さ方向糸を多数本同時に挿入する厚さ方
向糸挿入装置への厚さ方向糸供給装置であって、 糸供給部と張力付与部とを備え、前記張力付与部は前記
厚さ方向糸挿入装置に連なる厚さ方向糸に対して弱い張
力を付与する第1の張力付与手段と、前記厚さ方向糸に
対して強い張力を付与する第2の張力付与手段とを備
え、前記第2の張力付与手段の張力付与部より前記糸供
給部側に設けられるとともに前記第2の張力付与手段に
よる張力付与時に作動して厚さ方向糸を把持するブレー
キ手段を備えている 三次元繊維組織の厚さ方向糸挿入装
置への厚さ方向糸供給装置。 - 【請求項5】 前記第1の張力付与手段は前記糸供給部
から前記厚さ方向糸 挿入装置に連なる厚さ方向糸に接触
可能なローラを備えるとともに上下方向に回動可能に設
けられた支持アームと、前記支持アームと一体回動可能
に設けられたバランスウェイトとを備え、前記第2の張
力付与手段は前記厚さ方向糸挿入装置に連なる厚さ方向
糸に接触可能なローラを備えるとともに上下方向に回動
可能に設けられた支持アームと、前記支持アームを回動
させるとともに作動力の調整可能なアクチュエータとを
備えている請求項4に記載の三次元繊維組織の厚さ方向
糸挿入装置への厚さ方向糸供給装置。 - 【請求項6】 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記
載の糸供給部を備えている請求項4又は請求項5に記載
の三次元繊維組織の厚さ方向糸挿入装置への厚さ方向糸
供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13852097A JP3536588B2 (ja) | 1997-05-28 | 1997-05-28 | 三次元繊維組織の厚さ方向糸挿入装置への厚さ方向糸供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13852097A JP3536588B2 (ja) | 1997-05-28 | 1997-05-28 | 三次元繊維組織の厚さ方向糸挿入装置への厚さ方向糸供給装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10325043A JPH10325043A (ja) | 1998-12-08 |
| JP3536588B2 true JP3536588B2 (ja) | 2004-06-14 |
Family
ID=15224073
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13852097A Expired - Lifetime JP3536588B2 (ja) | 1997-05-28 | 1997-05-28 | 三次元繊維組織の厚さ方向糸挿入装置への厚さ方向糸供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3536588B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| KR101295048B1 (ko) * | 2011-11-30 | 2013-08-09 | 주식회사 라지 | 판형 복합섬유용 장력조절장치 |
| CN105544072A (zh) * | 2016-01-25 | 2016-05-04 | 绍兴纺织机械集团有限公司 | 一种毛巾剑杆织机的经线张力调节机构 |
| JP7780280B2 (ja) * | 2021-09-09 | 2025-12-04 | 株式会社ブリヂストン | 張力調整装置、搬送装置、タイヤ部品製造装置、タイヤ製造装置、張力調整方法、搬送方法、タイヤ部品製造方法、タイヤ製造方法、及びプログラム |
-
1997
- 1997-05-28 JP JP13852097A patent/JP3536588B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10325043A (ja) | 1998-12-08 |
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