JP3539618B2 - 部品搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は部品搬送装置、特に部品を傾斜したシュート通路に沿って一列に整列させて滑落させる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、チップ部品のような小型部品の分離搬送装置として、多数の部品を収納した室と、この室の下端部から部品を一列に整列させて排出する傾斜状のシュート通路と、シュート通路の下端部と接続され、部品を一列に整列させて排出する水平な案内通路とを設け、案内通路の先端から部品を1個ずつ取り出すようにしたものが知られている(例えば特開昭63−127600号公報,特開平8−222890号公報参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような自重落下を利用した搬送装置の場合、シュート通路の勾配を大きくすれば、部品がシュート通路を滑落しやすくなるが、水平な案内通路との交差角度が大きくなるので、案内通路との接続部での部品の動きを阻害する恐れがある。一方、シュート通路の勾配を小さくすれば、案内通路との接続部での部品の動きはスムーズになるが、部品とシュート通路との摩擦抵抗が増大し、詰まりが発生しやすい。なお、部品の質量が小さい場合や、部品の汚れ,静電気などがあると、シュート通路の勾配を大きくしても、詰まりを解消する根本的な対策とはならない。
【0004】
このような問題を解消するため、例えば圧縮エアーをシュート通路に送り込んだり、負圧で吸引することで、強制的に部品を滑り落とす方法も提案されているが、エアー供給源やエアー通路を設けなければならず、コスト上昇を招く欠点がある。
【0005】
そこで、本発明の目的は、簡素な構成で、シュート通路内の部品を停滞なく滑落させることができる部品搬送装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、部品を一列に整列させて滑落させる傾斜したシュート通路と、上記シュート通路の底部に、シュート通路方向もしくはこれと直交方向に移動可能に設けられ、部品を摺動自在に支持する可動部材と、上記可動部材をシュート通路方向もしくはこれと直交方向に微少移動させ、可動部材上に載った部品を滑落させる可動部材用駆動手段と、上記シュート通路の下端部と接続され、部品を一列に整列させて水平方向に案内する案内通路と、上記案内通路の底部に設けられ、案内通路に導入された部品を前方の取出位置へと搬送する搬送手段と、を備えたことを特徴とする部品搬送装置を提供する。
【0007】
シュート通路内の部品は、部品自体の質量が小さい場合や、部品の汚れや静電気などの影響によって、シュート通路の底部に設けられた可動部材との間で摩擦抵抗が働き、詰まりが発生することがある。本発明では、可動部材をシュート通路方向もしくはこれと直交方向に微少移動させることで、摩擦を切るようにしたので、部品をシュート通路にそって円滑に滑落させることができる。この場合、シュート通路の勾配を小さくしても部品を容易に滑落させることができるので、シュート通路の下端部に案内通路を接続した場合に、シュート通路と案内通路との交差角度を小さくでき、シュート通路から案内通路へ円滑に部品を移動させることができる。
【0008】
可動部材を微少移動させる方法としては、種々の方法が考えられる。
請求項2のように、案内通路に導入された部品を前方の取出位置へと搬送する搬送手段が、案内通路の底部に配置された前後移動可能な搬送部材と、搬送部材をその前方への移動速度に比べて後方への移動速度が大きくなるように往復駆動させ、搬送部材の上面に載った部品を前方へ搬送する搬送部材用駆動手段とを備え、可動部材用駆動手段が、可動部材と搬送部材との間に形成され、搬送部材の前後移動に伴って可動部材をシュート通路方向もしくはこれと直交方向に微少移動させる係合部を有するようにしてもよい。
この場合には、搬送部材の動きを利用して可動部材を微少移動させることができるので、格別な駆動機構が不要となり、構造が簡素となる。また、案内通路を移動する部品の供給毎に可動部材を作動させることができるので、部品の詰まりや停滞を確実に解消できる。
【0009】
また、請求項3のように、可動部材をシュート通路方向に一定距離だけ移動可能にガイドするガイド手段を設け、可動部材用駆動手段を、可動部材を下方へ付勢する第1スプリングと、上記可動部材を上方へ付勢する第2スプリングと、第1スプリングおよび第2スプリングの少なくとも一方と連結され、シュート通路方向に揺動可能なレバーとで構成してもよい。この場合には、レバーを第1の方向へ揺動させることで、第2スプリングのばね力を第1スプリングのばね力より大きくして可動部材を上方へ移動させ、レバーを第2の方向へ揺動させることで、第1スプリングのばね力を第2スプリングのばね力より大きくして可動部材を下方へ移動させることができる。
【0010】
この場合には、可動部材のストロークをレバーのストロークとは関係なくガイド手段によって決定できるので、可動部材のストロークを精度よく決定できる。しかも、第1スプリングと第2スプリングのばね力の大小関係により可動部材が移動するので、可動部材に無理な荷重が作用せず、可動部材の動作が円滑であり、摩耗の心配もない。
【0011】
なお、本発明において、案内通路の底部に設けられる搬送手段としては、請求項2のように、往復移動する搬送部材を用いたものに限らず、ベルトなどの一方向に駆動される搬送部材を用いてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1〜図7は本発明にかかる部品搬送装置の一例を示す。なお、この実施例では、図8に示すように、高さおよび幅がそれぞれH,W(但し、H≒W)で、長さがL(L>H,L>W)の直方体形状のチップ部品Cを用いたが、図9のように、直径がd(d≒W,H)で、長さがL(L>d)の円柱形状のチップ部品Cや、図10のように幅Wと高さHとの間に寸法差のある直方体形状(L>W>H)のチップ部品Cでもよい。なお、Ca,Cbはチップ部品Cの長さ方向両端に形成された電極である。
【0013】
図1,図2は本装置の全体図を示し、上部の部品整列部と、下部の部品取出部と、その中間部の部品シュート部とで構成されている。本図では、理解を容易にするために部品Cを相対的に大きく描いてあるが、実際には部品Cはかなり小さいものである。
【0014】
まず最初に、部品整列部について説明する。
部品整列部は、本体1に形成された略円形の凹部2と、この凹部2に回転自在に嵌合された回転ドラム11とを備えている。凹部2の中心部には回転ドラム11を駆動する軸3を回転自在に支持する軸受部4が設けられている。凹部2の内周面には、部品Cの幅Wおよび高さHに一定のクリアランスを見込んだ幅および深さの整列溝5が半円弧状に形成されている。上記凹部2の内周面には、図3に示すように整列溝5に向かって傾斜したテーパ状のガイド面6が形成され、このガイド面6は部品Cを整列溝5に導く機能を有する。
【0015】
上記整列溝5の下端部にはゲート口8が形成され、このゲート口8を介して整列溝5とシュート通路9とは連通している。シュート通路9は円弧状の整列溝5に対してほぼ接線方向に形成され、かつ所定のすべり角をもって下方へ傾斜している。そして、ゲート口8は円弧状の整列溝5と接線方向のシュート通路9との接点に設けられている。ゲート口8は部品Cが1個ずつ縦列方向でかつ横倒姿勢で通過しうる大きさ、つまり高さおよび幅がHおよびWよりやや大きく、かつLより小さく形成されている。ゲート口8の幅は整列溝5の幅と等しい。
【0016】
本体1と回転ドラム11の間には、多数の部品Cを収納できる部品収納室12が形成され、部品投入口10より投入された部品Cが収納される。回転ドラム11は内部の部品Cの量を確認できるように、透明な材料(例えばアクリル樹脂)で形成するのが望ましい。回転ドラム11の内周面には、上記ガイド面6と対向するテーパ状のガイド面13が形成され、上記ガイド面6と同様に部品Cを整列溝5に導く機能を有する。回転ドラム11の周縁部内周面には、図3のように一定角度ごとに突設された複数個(図では2個)の爪部14が設けられている。これら爪部14はゲート口8および整列溝5の上を通過するよう寸法が設定されており、ゲート口8で停止した部品Cの詰まりを解除する役割を持つ。
【0017】
上記軸3はモータなどの駆動手段と接続されており、回転ドラム11をA方向に回転駆動する。そのため、ゲート口8に停止した部品Cを爪部14でシュート通路9と逆方向に押し返し、詰まりを解除する。なお、回転ドラム11の駆動方式は、上記のように軸3を駆動する方式に限らず、他の方式を用いてもよく、また連続回転に限らず間欠回転でもよい。
【0018】
ここで、上記構成よりなる部品整列部の動作を説明する。
まず、部品投入口10より部品収納室12へ部品Cを投入すると、本体1および回転ドラム11に形成されたガイド面6,13により部品Cは整列溝5に集められる。このとき、整列溝5の幅および深さは部品Cの幅Wおよび高さHに一定のクリアランスを見込んだ寸法に形成されているので、部品Cが整列溝5によって所定の向きに整列される。この内、整列溝5内を縦列状態でかつ横倒姿勢で滑り下りる部品Cはゲート口8を支障なく通過し、シュート通路9を経て次の部品取出部へ供給される。一方、整列溝5内を起立状態で滑り下りる部品Cはゲート口8を通過できず、ゲート口8を塞ぐことになる。そのため、後続の整列した部品Cもゲート口8を通過できず、詰まりが生じる。
【0019】
この状態で回転ドラム11が矢印A方向に回転すると、爪部14もしくはこの爪部によって押された部品Cが、部品Cを排出方向とは逆方向に押し倒しながらゲート口8を開放する。この時、部品Cに加わる荷重は部品Cより後の部品Cの重量のみであり、重力以外の拘束力が作用しないので、部品Cに過大な負荷をかけずに簡単に除去あるいは横倒しすることができる。これによって、部品Cをゲート口8からスムーズに排出することができる。
【0020】
また、回転ドラム11の爪部14は、ゲート口8での詰まりを解除するだけでなく、ガイド面6,13にブリッジができて整列溝5に落ち込みにくい状態の部品Cを攪拌し、整列溝5への落ち込みを促進する効果を有する。また、部品収納室12内の部品Cの数が少なくなると、整列溝5に落ち込む部品Cも少なくなるが、回転ドラム11の爪部14が部品収納室12の底部に溜まった部品を整列溝5方向へ送り込む効果を有するので、部品収納室12内の部品を残らず排出することが可能となる。さらに、部品収納室12に多量の部品を投入した場合、その荷重がゲート口8近傍に整列している部品に作用し、部品の流れを阻害する可能性があるが、定期的に回転ドラム11の爪部14がゲート口8近傍を通過して拘束を解除するので、部品が円滑にゲート口8を通過できる。
【0021】
次に、部品シュート部について説明する。
部品シュート部を構成する傾斜状のシュート通路9は、その中間部より下部が側方へ開放しており、この開放面を側面カバー15が閉じている。シュート通路9の底部には、部品Cの下面を摺動自在に支持する可動ブレード(可動部材)16がシュート通路方向に移動可能に設けられている。すなわち、可動ブレード16は部品Cの幅Wまたは高さHとほぼ同程度の厚みを有する薄肉な金属板よりなり、図4に示すように、長手方向の長孔17が前後2箇所に形成され、本体1から突設されたガイドピン18がこれら長孔17に摺動自在に嵌合することで、可動ブレード16はシュート通路9方向に移動自在にガイドされている。可動ブレード16のストロークは長孔17の範囲内に限定され、この範囲は部品Cの長さLより小さい。可動ブレード16の中央部にはスプリング収納穴19が設けられ、この収納穴19にスプリング20が収納されている。なお、スプリング20の半径方向両側部は、図6に示すように本体1に形成された凹部21および側面カバー15に形成された開口穴22に係合しており、可動ブレード16を常時斜め下方へ付勢している。可動ブレード16の下端部には、後述する搬送ブレード26と係合する突起(係合部)23が形成されている。
【0022】
次に、部品取出部について説明する。
シュート通路9の下端部は、水平な案内通路25の後端部と接続されており、シュート通路9を滑った部品Cは案内通路25に入り込むようになっている。案内通路25の側面は開放しており、上記側面カバー15によって閉じられている。案内通路25の底部には部品Cの下面を摺動自在に支持する搬送ブレード(搬送部材)26が前後移動可能に配置されている。すなわち、搬送ブレード26は可動ブレード16と同様に、部品Cの幅Wまたは高さHとほぼ同程度の厚みを有する薄肉な金属板よりなり、その中間部には長手方向の長孔27が前後2箇所に形成され、本体1から突設されたガイドピン28がこれら長孔27に摺動自在に嵌合することで、搬送ブレード26は水平方向に前後移動自在にガイドされている。搬送ブレード26には複数のスプリング収納穴29が設けられ、これら収納穴にスプリング30が収納されている。スプリング30の半径方向両側部は、図7に示すように本体1に形成された凹部31および側面カバー15に形成された開口穴32に係合しており、搬送ブレード26を常時後方へ付勢している。搬送ブレード26の後部上面には、図4に示すように浅い凹溝(係合部)33が形成され、この凹溝33に可動ブレード16の下端部に形成された突起23が係合可能である。上記凹溝33と突起23とで、可動ブレード16をシュート通路9方向に微少移動させる可動部材用駆動手段を構成している。
【0023】
搬送ブレード26の後方には、搬送ブレード26をその前方への移動速度に比べて後方への移動速度が大きくなるように往復駆動させるカム34が設けられており、スプリング30のばね力によってブレード26の後端部がカム34の周面に接触している。上記スプリング30とカム34とによって、搬送ブレード26を往復駆動する搬送部材用駆動手段を構成している。上記カム34は、山部34aと谷部34bとを有しており、図示しないモータ等によって矢印B方向に回転駆動されている。搬送ブレード26の後端部がカム34の山部34aに乗り上げるに従い、搬送ブレード26は低速で前進し、カム34の谷部34bに落ち込むことで、搬送ブレード26は高速で後退する。搬送ブレード26の前進速度は、搬送ブレード26とその上面に載った部品Cとの間で所定の保持摩擦力が働く速度に設定され、搬送ブレード26の後退速度は、搬送ブレード26とその上面に載った部品Cとの間で摩擦力が実質的に切れる速度に設定されている。そのため、搬送ブレード26が前後に往復移動するにつれて、その上面に載った部品Cは前方へ間欠的に搬送される。案内通路25の前端部へ搬送された部品Cは、取出位置35でチップマウンタなどの取出装置(図示せず)によって1個ずつ取り出される。
【0024】
上記搬送ブレード26が前後に往復移動する毎に、その凹溝33に可動ブレード16の突起23が落ち込み、乗り上げを繰り返し、可動ブレード16をシュート通路9方向に微少移動させることができる。すなわち、図4のように、搬送ブレード26が後端位置にある時には突起23は凹溝33に落ち込んだ位置にあり、可動ブレード16は下端位置にある。カム34が回転して、図5のように搬送ブレード26が前方へ移動すると、突起23は搬送ブレード26の上面に乗り上げ、可動ブレード16は上方へ移動する。このように可動ブレード16をシュート通路9方向に微少移動させることで、部品Cの質量が小さい場合や、部品Cに汚れ,静電気などがある場合でも、可動ブレード16と部品Cとの間に働く摩擦を切り、部品Cをシュート通路9にそって円滑に滑落させることができる。この場合、シュート通路9の勾配を小さくしても部品Cを容易に滑落させることができるので、シュート通路9と案内通路25との交差角度を小さくでき、シュート通路9から案内通路25へ円滑に部品Cを移動させることができる。
【0025】
上記実施例では、係合部として、可動ブレード16の下端に突起23を設け、搬送ブレード26の上面に凹溝33を設けたが、搬送ブレード26の上面に突起を設けても同様の作用効果を奏する。
【0026】
図11は本発明の第2実施例を示す。
この実施例では、可動ブレード16をシュート通路9と直交方向に微少揺動させることにより、可動ブレード16と部品Cとの間に働く摩擦を切るようにしたものである。すなわち、可動ブレード16の上端部は軸40によって揺動自在に支持されており、重力によって可動ブレード16は下方へ揺動した位置にある。搬送ブレード26の上面には突起41が設けられ、搬送ブレード26が後端位置にある時には突起41は可動ブレード16に接触しておらず、搬送ブレード26が前端位置へ移動すると、突起41が可動ブレード16を微小ストロークだけ上方へ揺動させる。搬送ブレード26の揺動ストロークは、搬送ブレード26上の部品Cをシュート通路9の天井面との間で挟みこまないように、微少範囲に限定する必要がある。
この場合も、搬送ブレード26の前後移動に同期して可動ブレード16を揺動させることで、可動ブレード16上の部品Cを円滑に滑落させることができる。
【0027】
図12は本発明の第3実施例を示す。
この実施例では、可動ブレード16はシュート通路9の全域に亘って設けられており、第1実施例と同様に、長孔17とピン18とによってシュート通路9方向に一定距離だけ移動可能にガイドされている。可動ブレード16の後端部と本体1との間には、可動ブレード16を斜め下方へ付勢する第1スプリング50が介装されている。また、本体1には、軸53を中心としてシュート通路9方向に揺動可能なレバー51が設けられ、このレバー51と可動ブレード16の前端部との間に第2スプリング52が介装されている。この実施例の第1,第2スプリング50,52は共に引張スプリングであるが、圧縮スプリングを用いてもよい。
【0028】
初期位置では、図12のように、第1スプリング50によって可動ブレード16は下方へ移動した位置にあり、可動ブレード16は搬送ブレード26と接触または近接している。また、レバー51は第2スプリング52によって引っ張られて、図12の左側に揺動した位置にある。
【0029】
いま、図12に二点鎖線で示すようにレバー51を右側へ揺動させると、第2スプリング52が引っ張られ、第2スプリング52のばね力が第1スプリング50のばね力より大きくなる。そのため、可動ブレード16は第2スプリング52によって斜め上方へ引き上げられる。
【0030】
再び、レバー51を左側へ揺動させると、図12の状態となり、上記の動作を繰り返すことで、可動ブレード16をシュート通路9方向に微少移動させることができる。その結果、可動ブレード16と部品Cとの摩擦を切り、部品をシュート通路9に沿って円滑に滑落させることができる。
【0031】
上記実施例では、可動ブレード16のストロークは長孔17とピン18とによって決定されるので、レバー51を大きく揺動させても、可動ブレード16のストロークは影響されない。したがって、レバー51を駆動するための駆動機構の設定が自由になり、また可動ブレード16と搬送ブレード26とが直接係合しないので、摩耗が少ないという利点がある。
【0032】
なお、第3実施例では、第1スプリング50を本体1と可動ブレード16との間に介装したが、可動ブレード16とレバー51との間に介装してもよい。つまり、レバー51の両側にスプリング50,52を配置してもよい。さらに、第2スプリング52の一端を本体1に連結し、第1スプリング50の一端を可動ブレード16に連結しても、同様の動作を実現できる。
【0033】
上記実施例では、可動部材および搬送部材としてブレードを用いたが、これに限るものではなく、シュート通路および案内通路の底面を構成し、かつ所定方向に移動しうるものであれば、如何なる部材を用いてもよい。ただ、ブレードのような薄肉部材とした場合には、軽量化できるので、移動時の慣性の影響を小さくでき、駆動機構を簡素化できる。
本発明によって搬送しうる部品としては、チップ部品に限るものではなく、シュート通路内を一列に整列させて搬送しうる部品であれば、いかなる部品でもよい。
【0034】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明の部品搬送装置によれば、可動部材をシュート通路方向もしくはこれと直交方向に微少移動させることで、部品との間の摩擦を切るようにしたので、部品をシュート通路にそって停滞なく円滑に滑落させることができる。そして、従来のような圧縮エアーや負圧を利用した搬送装置に比べて、装置を簡素化できるので、コストを低減できる。
また、シュート通路の勾配を小さくしても部品を容易に滑落させることができるので、シュート通路とその下端部に接続される案内通路との交差角度を小さくでき、シュート通路から案内通路へ円滑に部品を移動させることができる。したがって、案内通路を通って部品を一列に整列させながら取出位置へと円滑に搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる部品搬送装置の側面図である。
【図2】図1に示す部品搬送装置の縦断面図である。
【図3】図1のIII −III 線拡大断面図である。
【図4】図1に示す部品搬送装置の搬送ブレードの後退状態の要部拡大図である。
【図5】図1に示す部品搬送装置の搬送ブレードの前進状態の要部拡大図である。
【図6】図4のVI−VI線拡大断面図である。
【図7】図4のVII −VII 線拡大断面図である。
【図8】本発明で用いられるチップ部品の一例の斜視図である。
【図9】本発明で用いられるチップ部品の他の例の斜視図である。
【図10】本発明で用いられるチップ部品のさらに他の例の斜視図である。
【図11】本発明にかかる部品搬送装置の第2実施例の断面図である。
【図12】本発明にかかる部品搬送装置の第3実施例の断面図である。
【符号の説明】
1 本体
5 整列溝
8 ゲート口
9 シュート通路
12 部品収納室
16 可動ブレード(可動部材)
23 突起(係合部)
25 案内通路
26 搬送ブレード(搬送部材)
33 凹溝(係合部)
34 カム
Claims (3)
- 部品を一列に整列させて滑落させる傾斜したシュート通路と、
上記シュート通路の底部に、シュート通路方向もしくはこれと直交方向に移動可能に設けられ、部品を摺動自在に支持する可動部材と、
上記可動部材をシュート通路方向もしくはこれと直交方向に微少移動させ、可動部材上に載った部品を滑落させる可動部材用駆動手段と、
上記シュート通路の下端部と接続され、部品を一列に整列させて水平方向に案内する案内通路と、
上記案内通路の底部に設けられ、案内通路に導入された部品を前方の取出位置へと搬送する搬送手段と、を備えたことを特徴とする部品搬送装置。 - 上記搬送手段は、
上記案内通路の底部に配置された前後移動可能な搬送部材と、
上記搬送部材をその前方への移動速度に比べて後方への移動速度が大きくなるように往復駆動させ、搬送部材の上面に載った部品を前方へ搬送する搬送部材用駆動手段とを備え、
上記可動部材用駆動手段は、可動部材と搬送部材との間に形成され、搬送部材の前後移動に伴って可動部材をシュート通路方向もしくはこれと直交方向に微少移動させる係合部を有することを特徴とする請求項1に記載の部品搬送装置。 - 上記可動部材をシュート通路方向に一定距離だけ移動可能にガイドするガイド手段が設けられ、
上記可動部材用駆動手段は、上記可動部材を下方へ付勢する第1スプリングと、上記可動部材を上方へ付勢する第2スプリングと、第1スプリングおよび第2スプリングの少なくとも一方と連結され、シュート通路方向に揺動可能なレバーとで構成され、
上記レバーを第1の方向へ揺動させることで、第2スプリングのばね力を第1スプリングのばね力より大きくして可動部材を上方へ移動させ、レバーを第2の方向へ揺動させることで、第1スプリングのばね力を第2スプリングのばね力より大きくして可動部材を下方へ移動させることを特徴とする請求項1に記載の部品搬送装置。
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