JP3540237B2 - 半導体レーザモジュール - Google Patents
半導体レーザモジュール Download PDFInfo
- Publication number
- JP3540237B2 JP3540237B2 JP2000050423A JP2000050423A JP3540237B2 JP 3540237 B2 JP3540237 B2 JP 3540237B2 JP 2000050423 A JP2000050423 A JP 2000050423A JP 2000050423 A JP2000050423 A JP 2000050423A JP 3540237 B2 JP3540237 B2 JP 3540237B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- semiconductor laser
- temperature
- thermistor
- laser module
- metal base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 title claims description 115
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 39
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 39
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 32
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 13
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 10
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 9
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 9
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 description 6
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 5
- CNQCVBJFEGMYDW-UHFFFAOYSA-N lawrencium atom Chemical compound [Lr] CNQCVBJFEGMYDW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 2
- 229910000679 solder Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 1
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 1
- 238000013021 overheating Methods 0.000 description 1
- 230000035755 proliferation Effects 0.000 description 1
- 238000005086 pumping Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Semiconductor Lasers (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体レーザモジュールに関し、特に、該半導体レーザモジュールに搭載した半導体レーザの精密な温度制御を可能とする半導体レーザモジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光通信市場では、インターネット等の急増に伴う通信回線容量の急激な増大要求に対して、従来の光通信装置における時分割伝送(TDM:Time Division Multiplex )方式では対応できなくなってきたため、波長分割伝送(D−WDM:Dense-Wavelength Division Multiplex )方式を採用して1本の光ファイバあたりの通信回線容量を大幅に増大させてきている。このD−WDM方式では、異なる信号をそれぞれの波長の送信光源で送信しており、ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)により送信光源の波長とその間隔が定められている。D−WDMシステムの立ち上げ当初は16波長の波長多重で通信容量を確保してきたが、最近では64波長、80波長、96波長、128波長とますます波長の多重度をあげてかつそれぞれの波長間隔を小さくして通信容量の増大を図っている。また、D−WDM方式の普及に同期して光ファイバ増幅器を用いて、伝送距離を飛躍的に向上させた光通信システムが主流になりつつある。
【0003】
このような状況の中で、従来の光通信システムと比較してD−WDM送信方式では送信光源や光ファイバ増幅器の励起光源に要求される特性・安定性がより厳しくなってきている。具体的には、従来の送信光源においては発振波長の安定性が問われることが少なかったが、波長多重度が増加して波長間隔が狭くなっているD−WDMシステムでは、重要なパラメータの1つとなっている。光ファイバ増幅器の励起光源においても、伝送距離を更に増大させるために1つの光源あたりの光出力向上が強く望まれてきており、発熱源となる半導体レーザの放熱をいかに確保するかが重要となってきている。すなわち、半導体レーザの温度制御手法が送信光源の発振波長の安定性を左右し、あるいは励起光源の動作温度を下げる効果となって、D−WDMシステムに要求される半導体レーザモジュールにとってキーポイントとなってきている。
【0004】
図1(a)、(b)は、それぞれ半導体レーザモジュールの構成を説明するための、金属ケースの上蓋を取り外した状態を示す平面図と断面図である。
図1に示すように、従来の半導体モジュールは、金属ケース101内に、温度制御用のペルチエ素子103が取り付けられ、ペルチエ素子103上に金属ベース105が固着され、その上には、フォトダイオード106、サーミスタ基板114、ヒートシンク113および第1レンズ107が固着されている。そして、サーミスタ基板114とヒートシンク113上にはそれぞれサーミスタ104と半導体レーザ102がソルダ等に用いて固着されている。また、サーミスタ基板114とヒートシンク113もソルダ等により金属ベース105に固着されている。金属ケース101の側面には第1レンズ107と光ファイバ109に光結合された第2レンズ108が取り付けられている。
また、金属ケース101の側面部には、半導体レーザモジュールの外部装置(図示しない)との電力、信号の授受のための外部リード110が取り付けられる。モジュール内には、ペルチエ素子103への電力の供給を行うための電力ライン112と各部を接続するワイヤ111が設けられる。
【0005】
半導体レーザ102より出射された光は、第1レンズ107、第2レンズ108を介して光ファイバ109に入射される。半導体レーザ102の出力はその後方においてフォトダイオード106によりモニタされ、半導体レーザの出力が常に所定のレベルに留まるようにフィードバックがかけられている。
【0006】
従来の半導体レーザモジュールは、半導体レーザ102の動作温度の安定化のために、金属ケースより流入する熱量(輻射熱とワイヤ111、電力ライン112を介した伝導熱)等により変化する温度をサーミスタ104にて検出して、サーミスタの温度が常に一定(通常は25℃)となるようにペルチエ素子103を動作させるという方法を用いている。サーミスタ104は周囲の温度に対応した抵抗値を示し、その抵抗値によって温度が検出される。そして検出された温度によって駆動回路(図示しない)でペルチエ素子に供給する電流の大きさ、方向が決定され、外部リード110、電力ライン112を介して供給される。これにより、ペルチエ素子は供給される電流の向きによって冷却または過熱の両方の制御が可能であるため、半導体レーザモジュール内の半導体レーザを一定温度に制御することが可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の半導体レーザの温度制御では下記のような問題が生じる。
半導体レーザが搭載されるヒートシンクの厚さをt、面積をS、熱伝導率をkとし、サーミスタが搭載されるサーミスタ基板の厚さをt′、面積をS′、熱伝導率をk′として金属ケース101の温度変動に伴って半導体レーザおよびサーミスタに流入する熱をW、W′、半導体レーザの動作に伴う発熱量をw、金属ベース105の温度をTL、半導体レーザ、サーミスタの温度をそれぞれTh、Th′とすると、熱平衡状態においては次式(1)、(2)が成立する。
k ・S (Th −TL)/t =W+w ・・・(1)
k′・S′(Th′−TL)/t′=W′ ・・・(2)
ここで、WとW′とは比例関係にあるので、(2)式はaを比例定数として次のように表すことができる。
k′・S′(Th′−TL)/t′=aW ・・・(3)
【0008】
上述したように、従来の半導体レーザモジュールにおいては、半導体レーザの動作温度の制御方法として、単にサーミスタの抵抗値を検出し、その抵抗値が25℃相当となるようにペルチエ素子を動作させている。したがって、上式の(1)、(3)に記載されているサーミスタ−金属ベース間と半導体レーザ−金属ベース間の熱抵抗に差が生じる場合には、たとえサーミスタの抵抗値(すなわち温度)を25℃に制御しても半導体レーザの動作温度は25℃とは異なってしまう。例えばヒートシンクとして大きさ800μm×1000μm、厚さ220μmのAlN(熱伝導率140W/mK)を使用し、サーミスタ基板として1000μm×1400μm、厚さ250μmのアルミナ(熱伝導率17W/mK)を用いた場合を想定すると、上式のk・S/t(サーミスタ基板の場合はk′・S′/t′)の項はAlNのヒートシンクの方がアルミナに比較して約5.3倍熱伝導が良いことが分かる。
【0009】
実際に半導体レーザを低出力領域(w=0と仮定の場合に相当)で動作させ、ケース温度Tcを70℃、サーミスタ温度(Th′)が25℃となるように温度制御を行った場合には、半導体レーザの発振波長は約0.05nm短く観測されており、用いた分布帰還型半導体レーザの温度に対する発振波長変動は約0.1nm/℃程度であることから半導体レーザは約24.5℃に制御されていることがわかる。D−WDMシステムに一般的に要求されるケース温度の変動幅は0〜70℃程度であり、このケース温度変動に対する半導体レーザの発振波長変動は1pm/℃程度が見込まれているので、0〜70℃の全温度範囲を考えれば0.07nmの波長変動が起こる。最近の96波長のD−WDMシステムにおける波長間隔は0.4nmとなっているため、経時的な半導体レーザの波長変動をも考慮すれば、ケース温度変動に起因する発振波長の変動は決して小さな変動ではない。
【0010】
以上のように、従来の半導体レーザモジュールの温度制御手法としてはサーミスタ自身の温度を検出し、サーミスタ自身の温度を制御するものであって、ペルチエ素子の上面からサーミスタまでの熱抵抗とペルチエ素子の上面と半導体レーザまでの熱抵抗の差が考慮されていないので、ケース温度の変動に伴って半導体レーザの温度に変動が生じ、発振波長の変動や半導体レーザの不安定動作を招き易いという問題を有していた。
本発明の目的は、上記問題を鑑みなされたものであって、半導体レーザの負荷を考慮にいれてかかる半導体レーザモジュールのサーミスタ−ペルチエ素子と半導体レーザ−ペルチエ素子間の熱抵抗を調整することで、ケース温度の変動に伴う半導体レーザの動作温度の変動を抑制して、安定動作が可能な半導体レーザモジュールを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の半導体レーザモジュールは、ケース内に配置された温度制御素子と、前記温度制御素子上に配置された金属ベースと、前記金属ベース上に搭載されたヒートシンクと、前記ヒートシンク上に搭載された半導体レーザと、前記金属ベース上に搭載されたサーミスタ基板と、前記サーミスタ基板上に搭載された温度検出素子とを備えた半導体レーザモジュールにおいて、前記サーミスタ基板は各々熱抵抗が異なる複数のサーミスタ基板であり、動作条件に合わせてその中の一つのサーミスタ基板を選択してその上に前記温度検出素子が搭載されていることを特徴としている。
また、もう一つの本発明の半導体レーザは、ケース内に配置された温度制御素子と、前記温度制御素子上に配置された金属ベースと、前記金属ベース上に搭載されたヒートシンクと、前記ヒートシンク上に搭載された半導体レーザと、前記金属ベース上に搭載された台座と、前記台座上に搭載されたサーミスタ基板と、前記サーミスタ基板上に搭載された温度検出素子とを備えた半導体レーザモジュールにおいて、前記台座は各々熱抵抗が異なる複数の台座であり、動作条件に合わせてその中の一つの台座を選択してその上に前記サーミスタ基板が搭載されていることを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について実施例に即して図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施例]
図1は、本発明の第1の実施例を説明するための半導体レーザモジュールの平面図と断面図である。本実施例の半導体レーザモジュールの基本的な構成は従来例とのそれと同様であるので、重複する説明は省略する。
本発明の第1の実施例における半導体レーザモジュールにおいて、半導体レーザが搭載されるヒートシンクの厚さをt、面積をS、熱伝導率をkとし、サーミスタが搭載されるサーミスタ基板の厚さをt′、面積をS′、熱伝導率をk′として、金属ケース101より半導体レーザおよびサーミスタに流入する熱量をそれぞれW、aW、半導体レーザの動作に伴う発熱量をw、金属ベース105の温度をTL、半導体レーザ、サーミスタの温度をそれぞれTh、Th′とすると熱平衡状態においては次式が成立する。
k ・S (Th −TL)/t =W+w ・・・(1)
k′・S′(Th′−TL)/t′=aW ・・・(3)
【0013】
これらのパラメータの内、半導体レーザを搭載するヒートシンクは、熱伝導率が良く熱膨張率が半導体レーザと近いことが望まれるため材料としての制限が有るが、面積、厚さについては設計上の余裕が有り、調整することが可能である。また、サーミスタ基板についてもサーミスタの熱膨張率による制限は考えられるが、材料、面積、厚さについては設計余裕が比較的大きい。
具体的に半導体レーザの発熱量w(消費電力量)が小さく半導体レーザあるいはサーミスタに流入する熱量に比較してほぼ無視できる動作条件(w〜0)においては、上記(1)、(3)式をw=0として下記のように変形することができる。
a{k・S(Th−TL)/t}=k′・S′(Th′−TL)/t'・・・(4)
【0014】
ここで、温度と発振波長、抵抗値が既知のサンプルの半導体レーザとサーミスタとを用い、金属ケースの温度を変化させてThとTh′とを測定することにより、同一種の半導体レーザとサーミスタとを組み合わせた際のaの値を実験的に求めることができる。したがって、このaを用いて、金属ケースより半導体レーザ、サーミスタに流入する熱量W、W′に依存することなくTh=Th′つまりa・k・S/t=k′・S′/t′となるようなヒートシンク、サーミスタ基板の熱伝導率(k、k′)、面積(S、S′)、厚さ(t、t′)を選択することが可能である。実際に、従来の例ではヒートシンク材料としてAlN(熱伝導率140W/mK)、サーミスタ基板材料としてアルミナ(熱伝導率17W/mK)を用いており、熱伝導としてはヒートシンクの方が8.2倍程度良好となるが、面積、厚さを調整することにより、半導体レーザ−金属ベース間の熱抵抗をサーミスタ−金属ベース間の熱抵抗のa倍とすることが可能であり、半導体レーザモジュールのケース温度の全変動範囲内において半導体レーザの動作温度を一定に保つことが可能になる。
【0015】
[第2の実施例]
一方、金属ケースの温度変動によって半導体レーザ、サーミスタに流入する熱量Wに対して半導体レーザの発熱量w(消費電力量)が無視できない場合においては、上記(1)、(3)式を変形して、
k・S(Th−TL)t′/k′・S′(Th′−TL)t=(W+w)/aW・・・(5)
となることから、半導体レーザ温度(Th)とサーミスタ温度(Th′)は一意的には決定することが出来ない。すなわち(5)式の右辺は金属ケースの温度変動によって流入するWと半導体レーザの発熱量wの比に依存するため、半導体レーザモジュールの全動作温度範囲にわたって半導体レーザ温度(Th)とサーミスタ温度(Th′)が同一となるようなk、S、tを選択することは不可能となる。
【0016】
しかしながら、aの値は第1の実施例の場合と同様に実験的に求めることができ、また、半導体レーザに供給される電力(w)はアプリケーションによってほぼ決められるのでwを一定(例えば定格電流値)とし、半導体レーザモジュールを全動作温度範囲の最高温度である最高動作温度(Tcmax)で動作させる場合には、半導体レーザ温度(Th)とサーミスタ温度(Th′)を同一にするようなk、S、tとk′、S′、t′の組み合わせを選択することは可能である。すなわち、(5)式の右辺のWをTcmaxでの熱量と特定すれば、等式を成り立たせるためのk、S、tとk′、S′、t′の組み合わせが求まる。この場合に、全動作温度範囲内においてTh≦Th′すなわち常に半導体レーザはサーミスタ温度よりも低い温度(≦25℃)で動作する傾向が認められ、全動作温度範囲内において安定した動作を確保することが可能になる。
【0017】
[第3の実施例]
先の第2の実施例は、w≠0の場合において、半導体レーザモジュールの最高動作温度(Tcmax)で半導体レーザ温度(Th)とサーミスタ温度(Th′)を同一とするk、S、tとk′、S′、t′の組み合わせを求めるものであったが、半導体レーザの発熱が比較的小さい場合には、半導体レーザ温度(Th)とサーミスタ温度(Th′)の調整を最高動作温度の条件下に限定する必要はなく、例えば全動作温度範囲でサーミスタ温度(Th′)と半導体レーザ温度(Th)の差のTh′−Thが最小となるように、熱伝導率(k、k′)、面積(S、S′)、厚さ(t、t′)を調整することもできる。
【0018】
すなわち、本実施例においては、温度の発振波長との関係が既知の半導体レーザと温度と抵抗値の関係が既知のサーミスタとを用いて、全動作温度範囲内で動作させ、サーミスタ温度(Th′)と半導体レーザ温度(Th)の差の絶対値:|Th′−Th|の積算値(積分値)が最小となるように、ヒートシンクとサーミスタ基板の熱伝導率(k、k′)、面積(S、S′)、厚さ(t、t′)を求め、この組み合わせを採用する。
本実施例によれば、半導体レーザは動作電流の上限を超えることなく安定したレーザ出力を得られる。
【0019】
[第4の実施例]
図2(a)、(b)は、本発明の第4の実施例の半導体レーザモジュールの構成を示す、上蓋を除去した状態の平面図と概略断面図である。図2において、図1の部分と同等の部分には下2桁が共通する参照番号が付せられているので、重複する説明は省略する。本実施例においては、金属ベース205上に互いに熱抵抗の異なる台座215A、215Bが設けられており、一方の台座215B上にサーミスタ基板214とサーミスタ204とが積層されて取り付けられている。このように第4の実施例では、サーミスタ基板が選択された適当な台座上に固着されている点が他の実施例と異なっている。
【0020】
図3(a)、(b)は、図2(a)、(b)の部分的拡大図である。図3に示すように、第4の実施例では、台座215Aは、台座215Bと並んで金属ベース205上に取り付けられているが、その上には何も取り付けられていない。すなわち、実際に使用されているのは台座215Bのみである。図示した例では台座は2個設けられているが、互いに熱抵抗の異なる3個以上の台座を設け、その内の1個を選択してその上にサーミスタ基板とサーミスタを設けるようにしてもよい。ここで、材料、面積、厚さがそれぞれ異なる台座を複数個設け、それぞれの熱伝導率をki、面積をSi、厚さをti(i=1、2、3…)とし、ki、Si、tiの台座を使用するものとすると熱平衡状態時の式(3)は、
(Th′−TL)/(ti/ki・Si+t′/k′・S′)=aW・・・(3′)
と変形することが出来る。したがって台座を持った金属ベース、サーミスタ基板、ヒートシンク等の共通の部材を用いて半導体レーザモジュールを構成し、特定の動作温度(Tc)で半導体レーザ温度(Th)とサーミスタ温度(Th′)が同一となるように、半導体レーザの発熱量wを考慮して選択した台座にサーミスタ基板を搭載することで、半導体レーザモジュールを全動作温度範囲内で安定動作させることが可能となる。
【0021】
以上好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において適宜の変更が可能なものである。例えば、第4の実施例においては半導体レーザ温度とサーミスタ温度を同一にするための手段としてサーミスタ基板に加えて複数の台座を設けることを説明したが、サーミスタ−金属ベース間の熱抵抗を調整する選択肢の一つとして特定の台座を用いずにサーミスタ基板そのものを用いてその面積、厚さを調整することも可能である。また、台座を複数用いる場合、必ずしもそれぞれの台座の材料、面積、厚さをすべて異ならせる必要はなく、例えば厚さのみを異ならせてもよい。また、第1〜第3の実施例と第4の実施例とを組み合わせてもよい。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による半導体レーザモジュールは、金属ベースからサーミスタまでの熱抵抗と金属ベースから半導体レーザまでの熱抵抗とを調整して半導体レーザをほぼサーミスタ温度にて動作させるようにしたものであるので、半導体レーザの発振波長を常に安定した値に保持することが可能になる。従って、本発明の半導体レーザモジュールを採用することにより、波長間隔の狭いD−WDM方式の光通信システムを安定して運用することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例および本発明の第1〜第3の実施例を説明するための半導体レーザモジュールの平面図と断面図。
【図2】本発明第4の実施例を示す半導体レーザモジュールの平面図と断面図。
【図3】図2の部分的拡大図。
【符号の説明】
101、201 金属ケース
102、202 半導体レーザ
103、203 ペルチエ素子
104、204 サーミスタ
105、205 金属ベース
106、206 フォトダイオード
107、207 第1レンズ
108、208 第2レンズ
109、209 光ファイバ
110、210 外部リード
111、211 ワイヤ
112、212 電力ライン
113、213 ヒートシンク
114、214 サーミスタ基板
215A、215B 台座
Claims (6)
- ケース内に配置された温度制御素子と、前記温度制御素子上に配置された金属ベースと、前記金属ベース上に搭載されたヒートシンクと、前記ヒートシンク上に搭載された半導体レーザと、前記金属ベース上に搭載されたサーミスタ基板と、前記サーミスタ基板上に搭載された温度検出素子とを備えた半導体レーザモジュールにおいて、前記サーミスタ基板は各々熱抵抗が異なる複数のサーミスタ基板であり、動作条件に合わせてその中の一つのサーミスタ基板を選択してその上に前記温度検出素子が搭載されていることを特徴とする半導体レーザモジュール。
- ケース内に配置された温度制御素子と、前記温度制御素子上に配置された金属ベースと、前記金属ベース上に搭載されたヒートシンクと、前記ヒートシンク上に搭載された半導体レーザと、前記金属ベース上に搭載された台座と、前記台座上に搭載されたサーミスタ基板と、前記サーミスタ基板上に搭載された温度検出素子とを備えた半導体レーザモジュールにおいて、前記台座は各々熱抵抗が異なる複数の台座であり、動作条件に合わせてその中の一つの台座を選択してその上に前記サーミスタ基板が搭載されていることを特徴とする半導体レーザモジュール。
- 前記ケースより前記半導体レーザと前記温度検出素子とに流入する熱量の比が、前記半導体レーザから前記金属ベースまでの熱抵抗と前記温度検出素子から前記金属ベースまでの熱抵抗との比の逆数にほぼ等しいことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体レーザモジュール。
- 半導体レーザモジュールの動作最高温度を選択して、そのときに前記半導体レーザと前記温度検出素子との温度がほぼ一致するようになされたことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体レーザモジュール。
- 半導体レーザモジュールを規定された動作温度範囲内にて動作させたときの前記半導体レーザと前記温度検出素子との温度差の絶対値の積算値が最低となるようになされていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体レーザモジュール。
- 前記半導体レーザに定格の電流を供給する条件の下で上記の条件が満たされていることを特徴とする請求項4または5記載の半導体レーザモジュール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000050423A JP3540237B2 (ja) | 2000-02-28 | 2000-02-28 | 半導体レーザモジュール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000050423A JP3540237B2 (ja) | 2000-02-28 | 2000-02-28 | 半導体レーザモジュール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001244545A JP2001244545A (ja) | 2001-09-07 |
| JP3540237B2 true JP3540237B2 (ja) | 2004-07-07 |
Family
ID=18572210
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000050423A Expired - Fee Related JP3540237B2 (ja) | 2000-02-28 | 2000-02-28 | 半導体レーザモジュール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3540237B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6760352B2 (en) * | 2001-09-19 | 2004-07-06 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Semiconductor laser device with a diffraction grating and semiconductor laser module |
| JP2004079989A (ja) * | 2002-04-04 | 2004-03-11 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 光モジュール |
| JP4667975B2 (ja) * | 2005-06-27 | 2011-04-13 | 古河電気工業株式会社 | 半導体レーザモジュール |
| JP2008182019A (ja) | 2007-01-24 | 2008-08-07 | Opnext Japan Inc | 光送信モジュール、光伝送装置 |
| JP6015076B2 (ja) * | 2012-04-03 | 2016-10-26 | セイコーエプソン株式会社 | プロジェクター |
| JP6328040B2 (ja) * | 2014-12-08 | 2018-05-23 | 三菱電機株式会社 | 波長可変光源、波長可変光源の制御方法、及び波長可変光源の製造方法 |
| JP7099893B2 (ja) * | 2018-07-09 | 2022-07-12 | トッパン・フォームズ株式会社 | 決済システム、決済情報管理方法 |
| US12040587B2 (en) | 2018-12-26 | 2024-07-16 | Sumitomo Electric Device Innovations, Inc. | Optical semiconductor device |
| CN111551519A (zh) * | 2020-05-19 | 2020-08-18 | 武汉奥博奥科技有限公司 | 一种氧气检测垂直腔面发射激光器 |
| WO2025179657A1 (zh) * | 2024-02-26 | 2025-09-04 | 青岛海信宽带多媒体技术有限公司 | 光模块 |
-
2000
- 2000-02-28 JP JP2000050423A patent/JP3540237B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2001244545A (ja) | 2001-09-07 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US9806491B2 (en) | Thermo-electric cooling system and method for cooling electronic devices | |
| US6763047B2 (en) | External cavity laser apparatus and methods | |
| DK2095476T3 (en) | Phase control of active thermal adjustments in an external resonator laser | |
| KR100651301B1 (ko) | 레이저 장치, 외부 캐비티 레이저 장치 및 레이저 장치의선택적 냉각 방법 | |
| JP3540237B2 (ja) | 半導体レーザモジュール | |
| JP2012084824A (ja) | 電子部品の温度制御 | |
| US7295582B2 (en) | Thermo-optic tunable laser apparatus | |
| US6807208B2 (en) | Laser module | |
| US7804868B2 (en) | Chip carrier apparatus and method | |
| JP2003142767A (ja) | レーザモジュール | |
| JP2016111214A (ja) | 波長可変光源、波長可変光源の制御方法、及び波長可変光源の製造方法 | |
| JP5544793B2 (ja) | 半導体光増幅器モジュール | |
| JP2004079989A (ja) | 光モジュール | |
| JP2001085781A (ja) | 変調器集積半導体レーザ及び変調器集積半導体レーザを使用した半導体レーザ装置 | |
| JP5088866B2 (ja) | 波長ロッカー用温度制御装置、波長ロッカー及び光モジュール | |
| US7684133B2 (en) | Optical module | |
| JP5872507B2 (ja) | 半導体光増幅器モジュールの制御方法 | |
| JP2008277643A (ja) | 波長ロッカー用温度制御装置、波長ロッカー及び光モジュール | |
| JP2003209316A (ja) | 波長多重化装置およびその調整方法 | |
| KR20240080576A (ko) | 레이저 모드 적응형 온도제어 방법 | |
| JP7748884B2 (ja) | 光モジュール | |
| JP2003273440A (ja) | レーザモジュール | |
| JP2002353558A (ja) | 半導体レーザモジュール及びこれを用いた光ファイバ通信機器 | |
| JP2004289075A (ja) | 光送信器 | |
| JP4128784B2 (ja) | レーザモジュール |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040105 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040226 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040324 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080402 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090402 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100402 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110402 Year of fee payment: 7 |
|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110402 Year of fee payment: 7 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120402 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120402 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402 Year of fee payment: 9 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |