JP3545495B2 - コンテナの折畳み装置及び方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、各種貨物の輸送時に多用されている折り畳み型コンテナを折り畳むコンテナ折畳み装置及び方法に関する。詳しくは、合成樹脂製の折畳みコンテナを自動的に折り畳むコンテナ折畳み装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、各種貨物の輸送効率を高めるために折り畳み型コンテナが多用されている。最近は、このコンテナの保管、或いはコンテナ自体の輸送を容易にするため、図5に示すような折畳み可能なコンテナ100が使用されている。
【0003】
このコンテナ100は、合成樹脂の枠体と板状体を折畳み可能に組んだものであり、矩形の底板101の辺の対向する一対に第1及び第2の側板102、103が配置されている。第1及び第2の側板102、103の上部側には、枠部120が配置されている。第1及び第2の側板102、103は、底板101とは着脱自在であって接続関係には無く、枠部120と接続しており、この枠部120の内側に回転可能に軸支されている。
【0004】
そして、底板101の辺の対向する他の一対に第3及び第4の側板104、105がそれぞれの一辺を軸支されている。また、第3及び第4の側板104、105の底板101に対向する辺は枠部120に軸支されており、第3及び第4の側板104、105の中央部が、底板101に平行、且つ、底板101側に突出するヒンジ110で折り曲げ可能になっている。
【0005】
このコンテナ100を折り畳む場合は、まず図6に示すように第1及び第2の側板102、103と底板101とのロックを解除し、第1及び第2の側板102、103を内側に回転させて枠部120と同じ高さまで持ち上げ、略水平にする。次に、第3及び第4の側板104、105をヒンジ110から内側に折り曲げる。そうすると、図7に示すように第3及び第4の側板が、自重及び枠部120の重量で押し潰されるようにして扁平状に折り畳まれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のコンテナ100は、手作業で折り畳むには手間が掛かるので、自動的に折り畳むための折畳み装置が使用されている(例えは、実公平5−28172公報、実公昭61−43783公報)。しかし、従来の折畳み装置は、組み立て状態のコンテナ100を所定場所に止めておいて折り畳むようになっていたので、構成が複雑になると共に、一個の折畳みが完了するまで次に移ることができず、全体の折り畳み時間か長くなるという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、構成を簡略化できると共に、折り畳み時間を短くすることが可能なコンテナの折畳み装置及び方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、組み立て状態を維持する第1及び第2の側板ならびに該側板に隣り合う第3及び第4の折り曲げ可能な側板を有した折畳み自在なコンテナの折畳み装置において、コンテナを、第1及び第2の側板が搬送方向と実質的に平行となるように且つ第4の側板が搬送方向前側となるようにして、搬送する搬送手段と、搬送手段上に配置され、組み立て状態で搬送されたコンテナの第1及び第2の側板に外側から衝撃を与えてコンテナの底板とのロックを解除するロック解除手段と、ロック解除手段の下流に配置され、底板とのロックが解除された第1及び第2の側板を内側に持ち上げて、第3及び第4の側板を折り曲げ可能状態とする側板持ち上げ手段と、側板持ち上げ手段の下流に配置され、搬送中のコンテナの第4の側板の上側の枠部を一時的に引っかけ、衝撃を与えて所定方向に第3及び第4の側板を折り曲げるストッパ手段と、このストッパ手段の下流に配置され、搬送中のコンテナの第4の側板の下側の底板を一時的に引っかけ、衝撃を与えて枠部を搬送方向前方に慣性により付勢し、第3及び第4の側板を更に折り曲げる別のストッパ手段とを有する構成によって達成することができる。
【0008】
なお、これらのストッパ手段のうち下流側のストッパ手段は、搬送手段の搬送面から突出する位置に配置されるものが考えられる。
【0009】
そして、上記構成の装置を実行する方法としては、組み立て状態を維持する第1及び第2の側板ならびに該側板に隣り合う第3及び第4の折り曲げ可能な側板を有した折畳み自在なコンテナの折畳み方法であって、搬送手段によりコンテナを、第1及び第2の側板が搬送方向と実質的に平行となるように且つ第4の側板が搬送方向前側となるようにして、搬送し、組み立て状態で搬送されるコンテナの第1及び第2の側板へ、ロック解除手段によって外側から衝撃を与えてコンテナの底板とのロックを解除し、ロック解除手段の下流で、ロック解除状態の第1及び第2の側板を側板持ち上げ手段によってコンテナ内側に持ち上げ、第3及び第4の側板を折り曲げ可能状態とし、側板持ち上げ手段の下流で、搬送中のコンテナの第4の側板の上側の枠部をストッパ手段によって一時的に引っかけ、衝撃を与えることで所定方向に第3及び第4の側板を折り曲げ、前記ストッパ手段の下流で、搬送中のコンテナの第4の側板の下側の底板を別のストッパ手段によって一時的に引っかけ、衝撃を与えて枠部を搬送方向前方に慣性により付勢し、第3及び第4の側板を更に折り曲げる方法がある。
【0010】
【作用】
本発明のコンテナの折畳み装置及び方法においては、組み立てられた状態のコンテナが搬送手段上を搬送されている中で、ロック解除手段が第1及び第2の側板に衝撃を与えて底板とのロックを解除し、次にその下流の側板持ち上げ手段によって第1及び第2の側板が内側に持ち上げられ、折り曲げ可能状態となる。続いて、コンテナ上部に当接する位置に配置のストッパ手段の衝撃でいずれのコンテナも折り曲げ可能状態となるや否や同一方向に半折り状態となる。そして、更に下流に配置され、搬送手段の搬送面から突出するストッパ手段にコンテナが衝突し、この衝撃によってコンテナは倒れ込み、完全な折り畳み状態となる。
【0011】
このコンテナ装置及び方法は、コンテナが搬送手段で搬送される途中で折畳みが行なわれるので、折り畳みに用いる各手段の位置を移動することを要求されることがなく、装置の構成を簡略化することができる。また、折畳み動作が連続的に行なわれるので、全体としての折畳み時間を短縮することができる。
【0012】
【実施例】
以下、本発明に係わるコンテナの折畳み装置の実施例について、図1乃至図4を参照して説明する。図1は本発明によるコンテナの折畳み装置を示す斜視図、図2は図1のA−A断面図、図3は図1のB矢視図、図4はコンテナの完全折畳み動作を示す図である。
【0013】
図1に示すように、本発明によるコンテナの折畳み装置1は、折畳み自在なコンテナ100(図5)を搬送する搬送手段として、ローラコンベヤ11が設けられている。コンテナ100の構成は、従来と同様なのでここでは説明を省略する。このコンテナ100は、第1及び第2の側板102、103が搬送方向と平行になるようにして、ローラコンベヤ11上に載置される。
ローラコンベヤ11の上流端側には、組み立て状態にあるコンテナ100を一時停止させるため、板状の第1ストッパ12が設けられている。第1ストッパ12は、シリンダ13によって上下移動させられて、コンテナ100の上流側の内面に当接するようになっている。
【0014】
第1ストッパ12で一時停止されたコンテナ100は、ロック解除手段であるハンマー14によって、第1及び第2の側板102、103と底板101とのロックが解除される。ハンマー14は、適宜な駆動手段(図示せず)によって回動するようになっており、第1及び第2の側板102、103を外側からハンマー14で叩いて衝撃を加えることにより、底板101とのロックを解除するようになっている。
【0015】
コンテナ100の第1及び第2の側板102、103と底板101とのロックが解除された後、第1ストッパ12が上昇してコンテナ100が搬送される。そして、ハンマー14の下流には側板持ち上げ手段であるシリンダ17が配置されている。図2にも示すように第1及び第2の側板102、103が斜め下側に配置されたシリンダ17のロッド18によって斜め下側から押し上げられ、枠部120との接続部を中心にして略水平になるまで回動して持ち上げられる。これによって、第1及び第2の側面102、103の間にある折り曲げ可能な第3及び第4の側板104、105をヒンジ110から折り曲げることが可能になる。
【0016】
なお、図1では2個のコンテナ100に対して同時処理され、この2個のコンテナ100の第1及び第2の各側板102、103を、各シリンダ17のロッド18によって同時に押し上げる場合について図示したが、第2ストッパ15では、コンテナ100を一個ずつ又は三個以上を処理するようにもできる。
ここで、ロッド18の押し上げ時に同時にコンテナ100に当接する位置に、コンテナ折り畳み用の第2ストッパ15が配置されている。第2ストッパ15も、シリンダ16によって上下移動可能に取り付けられている。
【0017】
さて、ロッド18の押し上げによって第1及び第2の側板102、103が略水平になった後、ロッド18が引き込まれる。そうすると、枠部120と第1及び第2の側板102、103の重量が、第3及び第4の側板104、105に作用し、第3及び第4の側板104、105がヒンジ110から折り曲がる状態に移行する。このときには、ローラコンベヤ11の各ローラが搬送回転しているので、図1に示すように各ローラに接触している底板101が搬送方向に押されて移動する。
【0018】
そして、第2ストッパ15に枠部120が押される形になり、図3にも示すように枠部120が底板101に対して横ずれした状態で降下して、半折り状態となる。これで、枠部120が第2ストッパ15より低くなり、コンテナ100が第2ストッパ15の下を通ってローラコンベヤ11で搬送される。
第2ストッパ15の位置を通過したコンテナ100は、ローラコンベヤ11で搬送されている途中で、第3ストッパ19に底板101が衝突して止められる。図4に示すように、第3ストッパ19はシリンダ20によってローラコンベヤ11のローラの間で搬送面を挟んで上下移動できる構成となってる。
【0019】
底板101が第3ストッパ19に衝突すると、枠部120、第3の側板104の全体及び第4の側板105の上半分が、慣性で前方に付勢される。この付勢力によって、第3の側板104が底板101との接続部から折り曲げられて前方に倒れ、第4の側板105がヒンジ110から折り曲げられて前方に倒れる。そして、図中に二点鎖線で示すように、枠部120が底板101上に重なった状態でコンテナ100の折畳みが完了する。コンテナ100の折畳みが完了すると、シリンダ20が動作して第3ストッパ19が降下し、ローラコンベヤ11によってコンテナ100が搬送される。
【0020】
この折畳み装置1は、コンテナ100をローラコンベヤ11で搬送する途中で、第1及び第2の側板102、103のロック解除と、第1及び第2の側板102、103の回転及び第3及び第4の側板104、105の半分折り曲げと、第3及び第4の側板104、105の完全折り曲げを順次行なうので、各工程が単純となり、構成を簡略化することができる。また、コンテナ100の折畳みが連続的に行なわれるので、全体の折り畳み時間が短縮される。
【0021】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のコンテナの折畳み装置及びその方法は、搬送手段上でコンテナを移動し、側板のロック解除手段と、側板持ち上げ手段と、折り畳みを補助するストッパ手段とを搬送手段の流れに沿って配置している。
したがって、側板のロック解除工程と、側板の持ち上げ工程と、折り畳み工程とが搬送に沿って順次行われるので、各工程が単純化され、構成を簡略化することができる。また、コンテナの折畳みが連続的に行なわれるので、全体の折り畳み時間が短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるコンテナの折畳み装置の斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB矢視図である。
【図4】第3ストッパの動作を示す図である。
【図5】一般的なコンテナの斜視図である。
【図6】コンテナの折畳み途中の状態を示す斜視図である。
【図7】コンテナの完全折畳み状態を示す図である。
【符号の説明】
1 コンテナの折畳み装置
11 ローラコンベヤ
12 第1ストッパ
14 ハンマー
17 シリンダ
19 第3ストッパ
100 コンテナ
101 底板
102、103 第1及び第2の側板
104、105 折り曲げ可能な第3及び第4の側板
120 枠部
Claims (2)
- 組み立て状態を維持する第1及び第2の側板(102,103)ならびに該側板に隣り合う第3及び第4の折り曲げ可能な側板(104,105)を有した折畳み自在なコンテナ(100)の折畳み装置において、
前記コンテナを、前記第1及び前記第2の側板(102,103)が搬送方向と実質的に平行となるように且つ前記第4の側板(105)が搬送方向前側となるようにして、搬送する搬送手段(11)と、
前記搬送手段(11)上に配置され、組み立て状態で搬送された前記コンテナ(100)の前記第1及び第2の側板(102,103)に外側から衝撃を与えて前記コンテナの底板(101)とのロックを解除するロック解除手段(14)と、
前記ロック解除手段(14)の下流に配置され、前記底板(101)とのロックが解除された前記第1及び第2の側板(102,103)を内側に持ち上げて、前記第3及び第4の側板(104,105)を折り曲げ可能状態とする側板持ち上げ手段(17,18)と、
前記側板持ち上げ手段(17,18)の下流に配置され、搬送中の前記コンテナ(100)の前記第4の側板(105)の上側の枠部(120)を一時的に引っかけ、衝撃を与えて所定方向に前記第3及び第4の側板(104,105)を折り曲げるストッパ手段(15)と、
前記ストッパ手段(15)の下流に配置され、搬送中の前記コンテナ(100)の前記第4の側板(105)の下側の底板(101)を一時的に引っかけ、衝撃を与えて前記枠部(120)を搬送方向前方に慣性により付勢し、前記第3及び第4の側板(104,105)を更に折り曲げる別のストッパ手段(19)と、
を有することを特徴とするコンテナの折畳み装置。 - 組み立て状態を維持する第1及び第2の側板(102,103)ならびに該側板に隣り合う第3及び第4の折り曲げ可能な側板(104,105)を有した折畳み自在なコンテナ(100)の折畳み方法において、
搬送手段(11)により前記コンテナを、前記第1及び前記第2の側板(102,103)が搬送方向と実質的に平行となるように且つ前記第4の側板(105)が搬送方向前側となるようにして、搬送し、
組み立て状態で搬送される前記コンテナ(100)の前記第1及び第2の側板(102,103)へ、ロック解除手段(14)によって外側から衝撃を与えて前記コンテナの底板(101)とのロックを解除し、
前記ロック解除手段(14)の下流で、ロック解除状態の前記第1及び第2の側板(102,103)を側板持ち上げ手段(17,18)によってコンテナ内側に持ち上げ、前記第3及び第4の側板(104,105)を折り曲げ可能状態とし、
前記側板持ち上げ手段(17,18)の下流で、搬送中の前記コンテナ(100)の前記第4の側板(105)の上側の枠部(120)をストッパ手段(15)によって一時的に引っかけ、衝撃を与えることで所定方向に前記第3及び第4の側板(104,105)を折り曲げ、
前記ストッパ手段(15)の下流で、搬送中の前記コンテナ(100)の前記第4の側板(105)の下側の底板(101)を別のストッパ手段(19)によって一時的に引っかけ、衝撃を与えて前記枠部を搬送方向前方に慣性により付勢し、前記第3及び第4の側板(104,105)を更に折り曲げる、
ことを特徴とするコンテナの折畳み方法。
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| JP15064295A JP3545495B2 (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | コンテナの折畳み装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP15064295A JP3545495B2 (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | コンテナの折畳み装置及び方法 |
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