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JP3545862B2 - 地下収納庫の埋設構造 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地下収納庫の埋設構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、地中に埋設できるようにユニット状に形成された地下収納庫が知られている。
【0003】
従来より、この種の地下収納庫は、建物の建築に先立って、敷地に掘削した穴に埋設し、その内部を物置として利用したり、換気設備を設けて簡単な居住空間として利用したりしていた。しかし、この地下収納庫の場合、建物の建築に先立って、埋設しなければならないので既築の建物の場合、施工することができなくなってしまう。そこで、本発明者らは、建物に隣接した庭やカーポートの下に埋設し、地表面に設けられたハッチから出入りするようになされたユニット式の地下収納庫を提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の地下収納庫の場合、カーポートの下に配置したような場合には、地表からの表面荷重を受け易くなるとともに、側土圧も大きく加わるので、ユニット全体を重厚な作りにしなければならず、コスト高になってしまうといった不都合を生じていた。
【0005】
本発明は、係る実情に鑑みてなされたものであって、耐荷重力に優れた地下収納庫の埋設構造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の地下収納庫の埋設構造は、地表から自動車の荷重を受けるカーポート下に埋設された地下収納庫の埋設構造であって、地下収納庫は、地表面に設けられたハッチから出入りするようになされたユニット状に形成され、ハッチの設けられた天井面の周縁部が、躯体側壁面に向けて傾斜した傾斜面を具備し、自動車の荷重を支えるタイヤの部分が傾斜面上に位置するように埋設されてなるものである。
【0007】
また、地表から自動車の荷重を受けるカーポート下に埋設された地下収納庫の埋設構造であって、地下収納庫は、地表面に設けられたハッチから出入りするようになされたユニット状に形成され、ハッチの設けられた天井面のうち、長手方向に沿った二辺の周縁部が、躯体の長側壁面に向けて傾斜した傾斜面を具備し、自動車の荷重を支えるタイヤの部分が傾斜面上に位置するように埋設されてなるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0009】
図1は、地下収納庫1の全体構成の概略を示している。
【0010】
すなわち、この地下収納庫1は、天井面11の長手方向に沿った二辺の周縁部に、長側壁面12に向けて傾斜した傾斜面13を具備している。
【0011】
この地下収納庫1は、高さ2m、幅1.5m、長さ3mの筐体状に形成され、天井面11に設けられたハッチ2から人の出入りができるようになされている。また、天井面11の長手方向に沿った両側部分が、幅30cm、深さ50cmの範囲で切り欠かれて下り勾配で傾斜した傾斜面13が設けられている。
【0012】
このようになる地下収納庫1は、住宅建物(図示省略)のカーポート3の地下に埋設される。この状態で、天井面11は、両側部分に傾斜面13が設けられているので、この傾斜面13の分だけ幅が狭くなるので、カーポート3に自動車4を納車しても、自動車4の荷重を支えるタイヤ41の部分が天井面11上に乗り上がらないので、自動車4の荷重が絶えず天井面11上に加わることがなく、地下収納庫1の表面荷重Aの負担を少なくすることかできる。また、自動車4の荷重は、傾斜面13の直上から傾斜面13に加わることとなるが、この自動車4の荷重も含めて地上からの表面荷重Aは、傾斜面13を介して長側壁面12を外側に押し拡げる方向Bに作用する。また、これに相俟って長側壁面12には、長側壁面12の内方向に向かって側土圧Cが作用するので、表面荷重Aと側土圧Cとが応力を打ち消し合って耐荷重力に優れた地下収納庫1の躯体構造となる。
【0013】
また、側土圧Cに関しても、傾斜面13の分だけ高さが低くなって長側壁面12の面積が減るので、側土圧Cの作用面、すなわち、長側壁面12を小さくして側土圧Cの作用を抑えることができる。
【0014】
なお、本実施の形態では、カーポート3の地下に埋設する地下収納庫1について述べているが、特にカーポート3に地下に埋設するものに限定されるものではなく、住宅建物に隣接した庭や、公園など適宜の場所に埋設する全ての場合について適用することができる。
【0015】
また、地下収納庫1の形状についても、本実施の形態のような直方体形状のものに限定されるものではなく、長さが短く幅が広くなされた立方体形状のものであってもよい。ただし、この場合、長側壁面12と略同等に短側壁面14に側土圧が作用するので、地下収納庫1の形状としても、図2に示すように、天井面11の周縁全体に、長側壁面12および短側壁面14に向けて傾斜した傾斜面13を形成することが好ましい。
【0016】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によると、天井面の周縁部に、躯体側壁面に向けて傾斜した傾斜面を具備し、自動車の荷重を支えるタイヤの部分が傾斜面上に位置するように埋設しているので、地表からの表面荷重は、この傾斜面を介して躯体側壁面の外方向に拡がる方向に伝わることとなる。また、これに相まって躯体側壁面には、躯体側壁面の内方向に向かって側土圧が作用するので、表面荷重と側土圧とが応力を打ち消し合って優れた耐荷重力が得られることとなる。
【0017】
また、傾斜面を具備しているので、直に表面荷重を受ける天井面の大きさは、この傾斜面の分だけ小さくなり、また、直に側土圧を受ける天井面の大きさも、この傾斜面の分だけ小さくなるので、これら天井面および側壁面が受ける表面荷重および側土圧を小さなものとすることができる。
【0018】
また、水平断面が長方形の地下収納庫の場合には、天井面の長手方向に沿った二辺の周縁部に、長側壁面に向けて傾斜した傾斜面を具備し、自動車の荷重を支えるタイヤの部分が傾斜面上に位置するように埋設することで、側土圧の影響を受け易い長側壁面の側土圧を、傾斜面に伝わる表面荷重で打ち消して優れた耐荷重力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)は地下収納庫の埋設構造の概略を示す正面断面図および側面断面図である。
【図2】地下収納庫の他の埋設構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 地下収納庫
11 天井面
12 側壁面
13 傾斜面
2 ハッチ

Claims (2)

  1. 地表から自動車の荷重を受けるカーポート下に埋設された地下収納庫の埋設構造であって、
    地下収納庫は、地表面に設けられたハッチから出入りするようになされたユニット状に形成され、ハッチの設けられた天井面の周縁部が、躯体側壁面に向けて傾斜した傾斜面を具備し
    自動車の荷重を支えるタイヤの部分が傾斜面上に位置するように埋設されてなることを特徴とする地下収納庫の埋設構造。
  2. 地表から自動車の荷重を受けるカーポート下に埋設された地下収納庫の埋設構造であって、
    地下収納庫は、地表面に設けられたハッチから出入りするようになされたユニット状に形成され、ハッチの設けられた天井面のうち、長手方向に沿った二辺の周縁部が、躯体の長側壁面に向けて傾斜した傾斜面を具備し
    自動車の荷重を支えるタイヤの部分が傾斜面上に位置するように埋設されてなることを特徴とする地下収納庫の埋設構造。
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