JP3547646B2 - 電解水生成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電解水生成装置の技術分野に属するものであって、具体的には、食塩水供給用の食塩タンクを一体に備えた電解水生成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
食塩タンクを備えた電解水生成装置に関しては、従来より、例えば、特開平8−323355号公報に記載されているように、別置き式の食塩水タンクから食塩水を電解槽に送り出して電解水を生成する構造のものと、例えば特開平10−296258号公報に記載されているように、アンダーシンク型に構成したものとが存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記前者の公報に記載されている電解水生成装置は、食塩を上部の開口から投入する構造の食塩水タンクが電解水生成装置とは別置き式に設けられているため、夫々の装置及びタンクを置くためのスペースが増え、且つ、食塩水タンクの上部に食塩を投入するための上部スペースを設ける必要があるため、装置全体に無駄なスペースが生じて、狭いスペースへの設置が難しいとか、装置の大型化を招くと言った問題があった。
【0004】
また、上記前者の公報に記載された電解水生成装置を、上記後者の公報に記載されている電解イオン整水器のようにアンダーシンク型に構成した場合は、食塩水タンクの食塩投入口の上部に投入用のスペースを大きく確保する必要があって、収納やキャビネット(流し台)の内部に無駄なスペースが生じて、装置全体をコンパクトに収納できない問題があった。
【0005】
従って本発明の技術的課題は、食塩タンクを一体に設けた電解水生成装置に於いて、食塩タンク周辺の無駄なスぺースを極力無くして装置全体をコンパクトに造ることができると共に、食塩の投入やタンク内の掃除等を容易に行えるように工夫した電解水生成装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の技術的課題を解決するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
【0007】
電解水生成装置本体に組み付けた食塩タンクに食塩と水を投入して食塩水を生成し、この食塩水を電解水生成装置本体の電解槽に送り込んで電解水を生成するように構成した電解水生成装置であって、
【0008】
(1) 上部に食塩の投入口を設けた上記の食塩タンクを、電解水生成装置本体に対してその投入口を手前方向にせり出すことができるように回動自在に取付けること。(請求項1)
【0009】
(2) 食塩タンクを電解水生成装置本体に対して回動自在に取付けるヒンジ部の内部に、食塩タンクに対し注水や排水を行う水路機能を具備せしめること。 (請求項2)
【0010】
(3) 食塩タンクの上部投入口側を電解水生成装置本体の前面側に引出し回動した時に、この投入口が床面に対して水平に成るように、食塩タンクに対して投入口を予め傾斜させて設けること。(請求項3)
【0011】
(4) 食塩タンクに水位検出用のピン式水面検知センサーを設ける一方、食塩タンク又は電解水生成装置本体のいずれかに、食塩タンクを電解水生成装置本体の前面側に引出し回動すると、タンクの傾斜を検知して信号を発するタンク傾斜検知センサーを設けること。(請求項4)
【0012】
▲1▼ 上記(1)で述べた請求項1に係る手段によれば、食塩タンク内に食塩を投入したり、食塩タンク内を清掃したりする場合に、食塩タンクを電解水生成装置本体の手前に引出し回動することにより、その投入口を装置本体の手前方向にせり出すことができるため、シンク等に邪魔されることなく食塩を投入したり、タンク内部を清掃することができると共に、食塩タンク周辺の無駄なスペースを無くして電解水生成装置の全体をコンパクト化し、狭いスペースへの設置を容易にすることを可能にする。
【0013】
▲2▼ 上記(2)で述べた請求項2に係る手段によれば、食塩タンクを電解水生成装置本体に対して回動自在に支持するヒンジ部の内部に、食塩タンクに対して注水や排水を行うための水路機能を具備せしめた関係で、注水又は排水用のゴム管やパイプ等が、食塩タンクの回動に従って引っ張られたり屈曲されたりすることがないため、食塩タンクの回動を円滑に行うことができると共に、引っ張りや屈曲によってゴム管やパイプ等が外れたり破損したりする問題を解消することができる。
【0014】
▲3▼ 上記(3)で述べた請求項3に係る手段によれば、食塩タンクを電解水生成装置本体の手前に引き出し回動した時に、上部の投入口が床面に対して水平に成るため、食塩の投入や内部の清掃を容易に、且つ、確実に行うことができると共に、より多くの水を収容することを可能にする。
【0015】
▲4▼ 上記(4)で述べた請求項4に係る手段によれば、ピン式水位センサーを用いるため、食塩タンクが傾斜した状態でも水位検知を正確に行うことができると共に、食塩タンクを引き出し回動した時は、タンク傾斜検知センサーが信号を発して食塩タンクが傾斜状態にあることを知らせるため、食塩タンクの傾斜によって水位が低下したと誤認して、食塩タンクに水を注水するような誤操作を無くすことができる。
【0016】
以上の如くであるから、上記(1)〜(4)の手段によって上述した技術的課題を解決して、前記従来の技術の問題点を解消することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、上述した本発明に係る電解水生成装置の実施の形態を図面と共に説明すると、図1は本発明を業務用シンクに実施した状態を示した正面図であって、図中、符号1で全体的に示したのは電解水生成装置本体、同じく符号Tで全体的に示したのは、この電解水生成装置本体1に回動自在に取付けた食塩タンク、10はその前面カバー、10Aはカバー10に設けた食塩確認窓で、食塩タンクTの全体は電解水生成装置本体1の前面内部に組み込まれており、且つ、該本体1の前面側に引き出し回動自在に取付けられている。
【0018】
更に図中、2は上述した装置本体1及び食塩タンクTに給水を行う給水パイプ、3は減圧弁、4は電解水生成装置本体1が生成した電解水を各分岐パイプ4A,4B,4Cを通して各シンク7…に送る送水パイプ、5は分岐パイプ4Aに設けた自動水栓、6,6は各分岐パイプ4B,4Cに設けた手動水栓、5A,6A,6Aは給水用の蛇口、8は自動水栓5用の電源であって、図示の構成によれば電解水生成装置本体1の電解槽(図示省略)で生成された電解水を、各シンク7…に給水することができるが、これは実施の一例であることは勿論である。
【0019】
図2は本発明の要部の構成を説明した正面図、図3は本発明で用いる食塩タンクの構造を説明した構成図、図4は本発明の要部を説明した底面図であって、これ等の図面に於いて11は食塩タンク本体、12(図3)は食塩タンク本体11の上部に設けた投入口で、この投入口12は食塩タンクTを図5の(ロ)に示す如く電解水生成装置本体1の内部からその手前方向に引き出し回動した時に、床面に対して水平に成るように、予め図5の(イ)に示す如く食塩タンク本体11の後方に向けて傾斜した状態に設けられていて、普段はキャップ12Pが取付けられている。
【0020】
13と14は食塩タンク本体11の前面に設けた注水パイプと排水パイプ、13Aと14Aは各パイプ13,14の上端部に設けた注水口とオーバーフロー口、13Bと14Bは各パイプ13,14の下端部、15と15′は食塩タンク本体11の左右の下側部を、この食塩タンク本体11を収めた電解水生成装置本体1の内部取付フレーム1H(図4・図5)に対し回動自在に支持するヒンジ回転部であって、これ等各ヒンジ回転部15と15′の内端側に上述した注水パイプ13と排水パイプ14の各下端部13B,14Bが回動自在に接続され、且つ、各外端側には注水と排水の各接続口13C,14Cが連設されていて、各ヒンジ回転部15と15′の内部が給水と排水の水路を構成している。
【0021】
尚、上述した給水と排水の各接続口13Cと14Cには、前述した給水パイプ2の先端側と排水ホースが夫々接続されるが、図面ではいずれも省略されている。
【0022】
更に図5は上記食塩タンクTの引き出し動作を説明したものであって、(イ)は食塩タンクTが電解水生成装置本体1の内部に収められている状態を示し、 (ロ)は食塩タンクTを該装置本体1の前面側に引き出し回動した状態を示したものであって、前面カバー10の上端部に手を掛けて手前に引き出し回動される食塩タンクTは、(ロ)の如く下側のヒンジ回転部15,15′を支点にしてキャップ12Pを取付けた投入口12側、即ち、その上部側を電解水生成装置本体1の手前方向にせり出すように回動される仕組に成っており、而かも、このせり出し時には上記の投入口12が床面に対して水平状態に成ると共に、係止部材 (図示省略)によってそのせり出し(引き出し回動)が上記(ロ)に示した状態に係止される仕組に成っている。
【0023】
更に上述した各図に於いて、16は食塩タンクTを手前に引き出し回動した時に、食塩タンクTの一部(図面では排水パイプ14)を検出して、食塩タンクTが傾斜状態にあることを知らせるタンク傾斜検知センサー、17は塩水の抽出部、18は食塩タンクTに取付けた水位検出用のピン式水面検知センサーを示す。
【0024】
本発明に係る電解水生成装置は以上述べた如き構成であって、普段は図2或は図5の(イ)に示すように食塩タンクTが電解水生成装置本体1の内部に組込まれた状態にあるため、周辺のスペースの無駄を無くして図1に示すようにアンダーシンクの狭いスペース内に簡単に取付けて使用することができ、また、食塩タンクTに食塩を投入したり、或は、タンク内部を清掃する場合には、食塩タンクTを図5の(ロ)に示すように下側のヒンジ回転部15,15′を支点に手前に引き出し回動すれば、投入口12が電解水生成装置本体1の手前にせり出して来るため、食塩の投入や清掃を容易に行うことができる。
【0025】
また、図5の(ロ)の状態に引き出された食塩タンクTの投入口12は、床面に対して水平状態に成るため、食塩の投入がやり易く、且つ、より多くの水を収容することができると共に、この食塩タンクTの回動支点であるヒンジ回転部15,15′の内部通路が、注水や排水の水路に成っているため、食塩タンクTの引き出し回動時に注水用及び排水用のゴム管等が引っ張られたり屈曲したりすることがなく、各ゴム管等の外れや破損を防止できると共に、食塩タンクTを比較的少い力で円滑に引き出し回動したり、元の状態に収納回動することができる。
【0026】
更に、ピン式水位センサー18を使用して食塩タンクTの水位を検出するため、食塩タンクTが傾斜した状態でも水位を正確に検出することができる(フロート式では傾斜すると正常動作しない)と共に、食塩タンクTの傾斜に伴ってタンク傾斜センサー16が信号を発振するように構成したため、食塩タンクTの傾斜によって水位が低下したと誤認して、注水してしまうような誤操作の問題を解消することができる。
【0027】
【発明の効果】
以上述べた次第で、本発明に係る電解水生成装置によれば、食塩タンクに対する食塩の投入や、タンク内部の清掃が非常にやり易く、使用操作が簡単でメンテナンスが容易な電解水生成装置を提供できると共に、食塩タンク周辺の無駄なスペースを無くして電解水生成装置全体のコンパクト化を図り、狭いスペースにも容易に取付けて使用できる機能性を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電解水生成装置を業務用シンクに取付けて使用している状態を説明した正面図である。
【図2】本発明に係る電解水生成装置の全体を説明した正面図である。
【図3】本発明で用いる食塩タンクの外観を説明した構成図である。
【図4】本発明の要部を断面にして示した底面図である。
【図5】(イ)は食塩タンクが電解水生成装置本体内に収められた運転時の状態を示した側面図で、(ロ)は食塩タンクを引き出し回動した状態を示した側面図である。
【符号の説明】
1 電解水生成装置本体
T 食塩タンク
12 投入口
13 注水パイプ
14 排水パイプ
15,15′ ヒンジ回転部
16 タンク傾斜検知センサー
18 ピン式水面検知センサー
Claims (4)
- 電解水生成装置本体に組み付けた食塩タンクに食塩と水を投入して食塩水を生成し、この食塩水を電解水生成装置本体の電解槽に送り込んで電解水を生成するように構成した電解水生成装置であって、
上部に食塩の投入口を設けた上記の食塩タンクを、電解水生成装置本体に対してその投入口を手前方向にせり出すことができるように回動自在に取付けたことを特徴とする電解水生成装置。 - 食塩タンクを電解水生成装置本体に対して回動自在に取付けるヒンジ部の内部に、食塩タンクに対し注水や排水を行う水路機能を具備せしめたことを特徴とする請求項1記載の電解水生成装置。
- 食塩タンクの上部投入口側を電解水生成装置本体の前面側に引出し回動した時に、この投入口が床面に対して水平に成るように、食塩タンクに対して投入口を予め傾斜させて設けたことを特徴とする請求項1記載の電解水生成装置。
- 食塩タンクに水位検出用のピン式水面検知センサーを設ける一方、食塩タンク又は電解水生成装置本体のいずれかに、食塩タンクを電解水生成装置本体の前面側に引出し回動すると、タンクの傾斜を検知して信号を発するタンク傾斜検知センサーを設けたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の電解水生成装置。
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