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JP3548722B2 - 金庫の扉を開ける方法及び装置 - Google Patents
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JP3548722B2 - 金庫の扉を開ける方法及び装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、ダイヤル機構と鍵機構よりなる開閉機構を有し、ダイヤル機構のダイヤルの回動操作と、鍵機構の鍵孔に差し込んだ鍵の回動操作によって開けられる金庫の扉を開けるための方法及び装置に関する。
【0002】
【従来技術】
図1は、金庫の扉に設けられるダイヤル機構1と鍵機構2よりなる機知の開閉機構を例示するもので、扉を開けるときには通常、ダイヤル機構の0〜99までの目盛が付されたダイヤル3を右方向に4回回して所定の目盛の数字(以下、単に「数字」という)を指印4に合わせたのち左方向に3回回して所定の数字を指印4に合わせ、ついで右方向に2回回して所定の数字を指印4に合わせてから左方向に更に1回回して所定の数字を指印4に合わせ、ダイヤル機構1の各ディスク5a、5b、5c、5dの切欠き溝9を合致させたのち、鍵機構2の図示しない鍵孔に図示省略の鍵を差し込んで右方向に回し、これによりレバー6を図1の矢印方向に爪7が切欠き溝に嵌合するまで移動させ、レバー端の鍵部6aを鍵溝8より離脱させて開けることができるようになっている。
【0003】
以上のように図示する例では、金庫の扉を開けるときダイヤルの数字を指印に合わせる操作を4個行う必要があり、そのために各数字を記憶しておくか、記録しておく必要があるが、ダイヤルを回すときの数字を一部又は全部忘れたり、記録もなく、また被相続人が亡くなったりして相続人が金庫の扉を開けねばならないときにダイヤルを回すときの数字を知らないことがある。
【0004】
こうした場合従来は、金庫の扉を開けるときのダイヤルの数字を適当に設定して上述のダイヤル操作を行っては鍵孔に差し込んだ鍵を回す操作を開くまで繰り返し行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
金庫の扉を開けるための上述する操作は、ときには数千回、数万回と繰り返し行わねばならず、多大な労力と時間を要する。
本発明は、ダイヤルを回すときの数字を忘れたり、知らない場合でも金庫の扉を簡易に開けることができる方法及び装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題の解決手段】
請求項1に係わる発明は、ダイヤルと、該ダイヤルの回動操作により独立、或いは連動して回動し、周縁に切欠き溝を備えた複数枚のディスクを有し、ダイヤルを正逆に所定の回動操作を行うことによって各ディスクの切欠き溝が合致するダイヤル機構と、鍵孔と、該鍵孔に差し込んだ鍵の回動によって進退し、該進退により一端に設けた爪がディスクの切欠き溝に係脱すると共に、他端の鍵部が固定の鍵溝より係脱するレバーを有する鍵機構よりなる開閉機構を備えた金庫の扉を開けるための方法であって、鍵孔に差し込んだ鍵を開ける方向に回すように付勢し、かつダイヤルを回転止めした状態でダイヤルに振動を与えることにより各ディスクに回転方向の動きを与えることを特徴とする。
【0007】
ダイヤルに振動を与えると、個々の各ディスクにばらばらな回転方向の動きが与えられ、これにより各ディスクの切欠き溝が偶然に一致することがある。レバーは鍵が一回転方向に付勢することにより前進する方向に移動するように付勢されているので、各ディスクの切欠き溝がたまたま一致すると、レバーが前進して爪が切欠き溝に入り込み、鍵部が鍵溝より離脱する。
【0008】
本発明において、鍵を一回転方向に付勢するのは、手動で行うこともできるが、好ましくは、例えば一端を金庫に着脱可能に取着される吸着盤や磁石等に取着され、他端を鍵に結び付け或いは掛止したゴムやバネ、或いは鍵に取着した紐の一端に重りを取着したものなどが用いられる。後者のゴムやバネ或いは重りを用いると、鍵を手動で操作する必要がない。
ダイヤルに振動を与えるのは、工具を手に持って手動で与えるようにしてもよいし、バイブレータやソレノイドなどの振動手段を用いてもよい。
【0009】
請求項2に係わる発明は、請求項1に係わる発明を実施する装置に関するもので、ダイヤルへの固定手段と、ダイヤルに振動を与える振動手段よりなることを特徴とする。
本発明の装置を使用するときには、本装置を固定手段でダイヤルに固定したのち、モータを起動し、振動手段でダイヤルに振動を与える。すると、各ディスクに回転方向の動きが与えられる。
【0010】
本発明で用いる固定手段としては、ダイヤルに係脱可能に固定されるものであればよく、その種類を問わない。こうしたものとしては、例えばネジの捩込みによりネジ先端をダイヤルに圧着して固定する方法、ダイヤルに嵌着されるゴム輪よりなり、ダイヤルに摩擦保持する方法、ダイヤルをバンドで締付けて固定する方法などを挙げることができる。
【0011】
振動手段は、ダイヤルに振動を与えることができるものであれば、どのようなものでもよい。こうしたものゝ一例として、一端がモータにより回転駆動される回転軸に固着されて半径方向に伸びるウェイトを有するものが挙げられる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図2により説明する。
図2は、図1に示すダイヤル3に係脱可能に固定される振動手段としてのバイブレータ11を示すもので、円筒状のフレーム12と、フレーム12内に固定され、起動用のスイッチ(図示省略)を備えたモータ13と、該モータ13によって回転駆動される回転軸14に一端が固定されて半径方向に伸びるウェイト15よりなり、下端部には周方向に定間隔でネジ孔16が福数カ所設けられ、該ネジ孔16を通して固定手段のネジ17を止着し、その先端をダイヤル3に圧着することによりバイブレータ11がダイヤル3に固定されるようになっている。
【0013】
本装置は以上のように構成され、金庫の扉を開けるときには、図2に示すようにバイブレータ11をダイヤル3に固定する。ついで鍵機構の鍵孔に図3に示すように鍵19を差し込み、該鍵19の摘み部に形成される孔20にゴム輪21を通し、かつ該ゴム輪21をバイブレータ11に掛けて鍵19を図3の反時計方向に回動するように、すなわち図1に示すレバー6が矢印方向に移動するように付勢しておく。その後、スイッチ操作によりモータ13を起動し、ウェイト15を回転させると、フレーム12を介してダイヤル3に振動が伝えられ、これにより図1に示す個々の各ディスク5a、5b、5c、5dに回転方向の動きが与えられる。この動きは各ディスクでばらばらな動きとなり、たまたま各ディスク5a、5b、5c、5dの周縁に形成される切欠き溝が一致すると、図1の矢印方向に付勢されるレバー6が爪7を切欠き溝に嵌合させることにより矢印方向に前進し、鍵部6aを鍵溝8より離脱させる。これにより扉を開けることが可能となる。
【0014】
本実施形態によると以上のように、ダイヤル3にバイブレータ11を固定し、鍵孔に鍵を差し込んでゴム輪を鍵とバイブレータに掛けて鍵を反時計方向に、すなわち鍵を開ける方向に付勢した状態でスイッチを操作し、バイブレータで振動を与えるだけで、金庫の扉を開けることができるようになる。
【0015】
【発明の効果】
本発明は、鍵孔に差し込んだ鍵を開ける方向に回すように付勢し、かつダイヤルを回転止めした状態で振動を与えることによりダイヤル機構の各ディスクに個々のばらばらな回転方向の動きを行わせ、各ディスクの切欠き溝が偶然に一致する機会を狙って、レバーの爪を切欠き溝に嵌合させるようにしたもので、鍵孔に差し込んだ鍵を上述する方向に付勢し、ダイヤルに振動を与えるだけで、鍵を開けるのが簡易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】金庫の扉に設けられる開閉機構の平面図。
【図2】ダイヤルに取付けたバイブレータの断面図。
【図3】使用状態を示す正面図。
【符号の説明】
1・・ダイヤル機構
2・・鍵機構
3・・ダイヤル
4・・指印
5a、5b、5c、5d・・ディスク
6・・レバー
7・・爪
8・・鍵溝
9・・切欠き溝
11・・バイブレータ
12・・フレーム
13・・モータ
14・・回転軸
15・・ウェイト
16・・ネジ孔
17・・ネジ
19・・鍵1
20・・孔
21・・ゴム輪

Claims (2)

  1. ダイヤルと、該ダイヤルの回動操作により独立、或いは連動して回動し、周縁に切欠き溝を備えた複数枚のディスクを有し、ダイヤルを正逆に所定の回動操作を行うことによって各ディスクの切欠き溝が合致するダイヤル機構と、鍵孔と、該鍵孔に差し込んだ鍵の回動によって進退し、該進退により一端に設けた爪がディスクの切欠き溝に係脱すると共に、他端の鍵部が固定の鍵溝より係脱するレバーを有する鍵機構よりなる開閉機構を備えた金庫の扉を開けるための方法であって、鍵孔に差し込んだ鍵を開ける方向に回すように付勢し、かつダイヤルを回転止めした状態でダイヤルに振動を与えることにより各ディスクに回転方向の動きを与えることを特徴とする金庫の扉を開ける方法。
  2. ダイヤルへの固定手段と、モータを駆動源とし、ダイヤルに振動を与える振動手段よりなることを特徴とする請求項1記載の方法を実施する装置。
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