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JP3549245B2 - 自動改札装置 - Google Patents
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Nippon Signal Co Ltd
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、自動改札装置に係り、特に、係員が改札状況を把握できるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、多用されている自動改札機は、自動改札機の本体(以下、本体という)に挿入された乗車券に記録されているデータを基に演算処理した結果が入場又は出場を許可できるとき、ドアが開かれて(本体がノーマルオープン型のときはそのまま)利用者(乗客)の通過が許され、また、その演算処理した結果が入場又は出場を許可できないとき、ドアが閉じられるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の自動改札機においては、本体に挿入された乗車券に記録されているデータを用いて入場処理する際、読取ったデータ中に利用者が乗車する列車データが含まれていても、そのデータを用いた列車案内が行なわれていなかった。すなわち、利用者が発車番線等の列車案内を受けようとするときは、駅構内に設置された案内板を捜したり、係員に直接尋ねなければならなかった。
【0004】
また、特急券や急行券、又は指定席券等の特別な乗車券(本発明では、この特別な乗車券も乗車券に含めている。)を必要とする列車では、空席情報を的確に把握することが座席管理上重要であるが、乗車券に列車情報や座席情報が含まれていても、自動改札機でこれら情報が抽出されて座席管理に利用することはなかった。
【0005】
そこで、本発明は、乗車券が本体に挿入されたときに、その乗車券から得られたデータを基に、利用者に対して列車案内を行うことができるとともに、座席管理にも利用することのできる自動改札装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る自動改札装置は、上記目的を達成するために、本体に挿入された乗車券に記録されているデータを基に演算処理し、その演算結果により入場処理を行う自動改札機と、列車に搭載された端末器と、前記本体が入場処理をしたときに、その入場データを前記端末器に送出する送出手段と、その送出手段から送出されてきた入場データに基づいて、前記端末器の表示部又はその端末器の印字部を介して列車の空席状態を表示する表示制御手段と、を有することを特徴としている。
【0007】
【作用】
上記構成において、表示制御手段は、自動改札機が入場処理をしたときに、その自動改札機から送出手段を経由して送出されてきた入場データに基づいて、空席状態を端末器の表示部に表示し、又は、その端末器の印字部を介して印字する。
【0008】
【実施例】
以下、本発明に係る自動改札装置を図面に基いて説明する。図1は、一実施例に係る自動改札装置の概略構成図であって、本システムで用いられる本体aの挿入口1と排出口2の間には、モータMにより駆動される周知の搬送機構3が配設されている。
【0009】
この搬送機構3は、整列搬送路4と主搬送路5と排出搬送路6とから構成されていて、このうち整列搬送路4は挿入口1から挿入された乗車券イを整列する機能を有し、また、主搬送路5は、その搬送路中に乗車券イに記録されている磁気データを読取るための磁気ヘッドH1 と、この磁気ヘッドで読取った磁気データをマイクロコンピュータを中心に構成された制御器Cで演算処理し、その演算結果を書込むための磁気ヘッドH2 と、データの書込みが正常に行なわれたか否かを読取るための磁気ヘッドH3 とを有している。さらに、排出搬送路6には、サーマルヘッドからなる印字機構(図1においてはサーマルヘッド)Tが設けられている。
【0010】
主搬送路5と排出搬送路6との間には、ウイングWが設けられていて、本体aが出場用のときに、定期券のように排出口2に返却しなければならない乗車券と、本体a内に設けられた回収箱7に回収する乗車券とを分別できるように構成されている。
【0011】
本体aの上面の排出口2の隣には、表示画面8が設けられているとともに、本体aの改札通路側にはスピーカ9が設けられている。
【0012】
図中、Dは本体aの側面に設けられ、制御器Cの演算結果に基づいて改札通路の通過を許可したり、阻止したりするように開閉されるドアである。
【0013】
制御器Cは、特急券等の予約を行う予約センターに設けられている予約センター機器20、駅事務室に設けられている駅事務室機器30、及び列車Tに搭載されている列車機器40に接続されていて、これら各機器20,30,40は、それぞれマイクロコンピュータを中心に構成されている。
【0014】
図2は、制御器Cと各機器20,30,40の概略構成を示すブロック図である。制御器Cは、ROM10に格納されているシステムプログラム及びRAM11に格納されているワーキングデータとにより演算処理する中央処理部(CPU)12を中心に構成されている。このCPU12には、I/Oユニット13を介して、各磁気ヘッドH1 〜H3 用のリードライト(R/W)ドライバ14と、スピーカ9の音声案内を駆動制御する音声ドライバ15と、表示画面8の表示を駆動制御する表示ドライバ16と、ドアDを駆動するドアドライバ17と、印字機構Tを駆動する制御ドライバ18とが接続されている。
【0015】
駅事務室機器30からはリアルタイムに列車運行データが送信され、上記RAM11に記憶される。したがって、ダイヤの乱れや変更にも即対応することができる。
【0016】
また、I/Oユニット13には、通信制御部19が接続されていて、この通信制御部19を介して、各機器20,30,40の端末器21,31,41が接続されている。このうち予約センター端末器21及び駅事務室端末器31は、通信制御部22,32を介してそれぞれ本体a側に接続され、また、列車端末器41は地上側通信制御部42、地上側送受信器43、車上側送受信器44及び車上側通信制御部45を介して本体a側に接続されている。
【0017】
なお、I/Oユニット13には上述の他に、モータMのドライバや、図示しないパンチングユニットや印字ヘッド等の各ドライバが接続されているが、本発明の説明に特に必要ないので省略してある。
【0018】
次に、図3のフローチャートを用いて、本実施例に係る自動改札装置の制御動作を説明する。
【0019】
今、ある利用客が座席指定の特急列車用の乗車券イを所持して入場しようとしているものとする。そして、その乗車券イが挿入口1に挿入されると(ステップ100肯定。以下、ステップをSとする。)、その乗車券イから磁気ヘッドH1 を介してデータをが読取られ、その読取られたデータを基にCPU12が演算処理を行う(S102)。
【0020】
演算処理の結果、乗車券イが有効券であれば、(S104肯定)、周知の自動改札機と同様に、ドアDが開かれ(本体aがノーマルオープン型のときはそのまま)(S106)、挿入された乗車券イに対して、磁気ヘッドH2 を介して入場データが書込まれ、さらにその入場データが正しく書込まれたか否かが磁気ヘッドH3 を介して検査される。なお、乗車券イが無効券のときは、ドアDは閉じられる。
【0021】
磁気ヘッドH1 で読取られたデータ中に特急券等の特別なデータが含まれていれば、その特別列車情報が抽出される(S108)。また、このとき、その特別列車情報を有する乗車券が改札処理された旨の信号(図3では入場データ)が各機器20,30,40に送出される。
【0022】
上述のように、乗車券イは特急券であるので、その特別列車情報が抽出され(S108肯定)、RAM11内に予め記憶されている列車運行データと照合されてその特急列車の発車番線が算出される(S110)。
【0023】
算出された発車番線は、図4に示されるように、表示画面8に表示されるとともに、同様の音声による案内がスピーカ9から行なわれ、さらに印字機構Tを介して同様の内容が返却される乗車券に印字される(S112、図6参照)。
【0024】
この列車案内は、所定時間、又は利用者が改札通路から立去るまで継続される(S114〜S116)。
【0025】
したがって、利用者は、乗車券イを本体aに挿入して入場するときに乗車ホームが案内されるので極めて便利となる。なお、乗車券イに係る特急列車がすでに発車していれば、その旨が表示画面8又はスピーカ9から案内される。このため、その利用者は、次の新たな列車を選択することができる。また、列車運行データをリアルタイムに取込めるので、列車が送れている旨の案内表示や音声案内も可能となる。
【0026】
なお、表示画面8は、本体aに設けられている周知の表示画面を利用したが、本体aとは別に設けた表示画面に表示すようにしてもよい。
【0027】
次に、端末器側の表示動作について説明する。ここでは、列車イに搭載された列車端末器41を例に説明する。
【0028】
この列車端末器41は、車掌室に設けられていて、図5に示されるようなタッチパネル式の表示部41aを有している。そして、そのタッチパネルを操作して現在の改札状況を確認するための所定の釦が押下されると、列車端末器41がそれまで受信している入場データ(改札データ)に基づく内容が表示される(S200〜S204)。また、この表示内容を印字するときは(S206肯定)、所定の釦を押下して印字することができる(S208)。
【0029】
上記図5は、6号車の入場状態を示していて、空欄部分の座席の利用者は入場していないことを示している。したがって、列車出発後は、係員は、空欄部分に着席している利用者に対してだけ車内検札を行えばよいので、効率的な車内検札が可能となる。また、自由席車両に、予約データと入場データより作られた空席情報の表示部を設置すれば、混雑時の指定席の空席情報がリアルタイムにわかり利用者のサービスとなる。
【0030】
なお、上記端末器は車上用を示したがセンター又は駅事務室の各端末器21,31も列車端末器41と同様に表示又は印字できるので、キャンセル情報等を的確に把握することが可能となる。
【0031】
【発明の効果】
本発明に係る自動改札装置は、本体に挿入された乗車券に記録されているデータを基に演算処理し、その演算結果により入場処理を行う自動改札機と、列車に搭載された端末器と、前記自動改札機が入場処理をしたときに、その入場データを前記端末器に送出する送出手段と、その送出手段から送出されてきた入場データに基づいて、前記端末器の表示部又はその端末器の印字部を介して列車の空席状態を表示する表示制御手段とからなるので、入場データを車内検札や空席管理等に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る自動改札装置の概略構成図である。
【図2】制御器の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】制御動作を示すフローチャートである。
【図4】表示画面の平面図である。
【図5】列車端末器の表示部の正面図である。
【図6】乗車券への印字の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
a 自動改札機の本体(本体)
C 制御器(抽出手段,案内制御手段,送出手段)
1 挿入口
2 排出口
8 表示画面(案内器)
9 スピーカ(案内器)
21 予約センター端末器(表示制御手段)
31 駅事務室端末器(表示制御手段)
41 列車端末器(表示制御手段)
イ 乗車券

Claims (1)

  1. 自動改札機の本体に挿入された乗車券に記録されているデータを基に演算処理し、その演算結果により入場処理を行う自動改札機と、
    列車に搭載された端末器と、
    前記自動改札機本体が入場処理をしたときに、その入場データを前記端末器に送出する送出手段と、
    前記送出手段から送出されてきた入場データに基づいて、前記端末器の表示部又はその端末器の印字部を介して列車の空席状態を表示する表示制御手段と、
    を有することを特徴とする自動改札装置。
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