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JP3549821B2 - ハム等のスライス食品の保存容器 - Google Patents
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JP3549821B2 - ハム等のスライス食品の保存容器 - Google Patents

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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スライスされたハムやチーズのようなスライス食品の保存容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スライスハムやスライスチーズ等のスライス食品は、パックされた状態で販売されており、これを購入したユーザは、家庭に持ち帰った後、冷蔵庫により冷蔵保存している。
【0003】
そこで、開封したパックからスライス食品を取出し、食事に供するが、余ったスライス食品は、パック内に残存せしめたまま、再度、冷蔵庫に戻して冷蔵保管している。
【0004】
然しながら、パックを開封した後は、冷蔵による保存時に内部のスライス食品を乾燥せしめるという問題がある。
【0005】
このため、多くのユーザは、パックの開封後、スライス食品を別の食品保存容器に移しかえて収納し、該容器を密閉した状態で冷蔵庫により冷蔵保存しているのが現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述のようにユーザの間においてスライス食品を保存するためのニーズがあるにもかかわらず、現在提供されている汎用の食品保存容器は、このようなニーズに応えていない。
【0007】
第一に、ハムやチーズのようなスライス食品は、脂肪分が多いため、容器の底部に直接に収納すると、容器の底部が汚れ易い。従って、容器を洗浄しなければ不衛生となるが、容器を底部の隅々まで洗浄することは困難である。
【0008】
第二に、ハムやチーズ等のスライス食品は、密着性が高いため、容器の底部に密着し易く、取出しが困難である。
【0009】
第三に、このようなスライス食品は、通常、薄切りされた状態で積層されているため、上から順に消費することになるが、最後に残った一枚を取出す際に、極めて薄いため指先で摘むことが困難である。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、主として上記第一ないし第三の課題を解決したハム等のスライス食品の保存容器を提供するものである。
【0011】
そこで、本発明が手段として構成したところは、全体として平面視を矩形に形成された上部開口状の容器本体と、容器本体の底部に浮き上がり状態で収納される中底板と、容器本体の上部開口をほぼ密閉自在に施蓋する蓋体とから成り、ハム等の輪郭をほぼ円形としたスライス食品を中底板に載置せしめることにより収納する保存容器であり、中底板は、容器本体の底部に取出自在に収納された矩形板から成り、載置されたスライス食品の輪郭内に位置する支持領域と、矩形板の隅部によるスライス食品の輪郭の外側にはみ出す拡張領域とを構成し、孔又は凹凸から成る密着防止手段を支持領域に形成すると共に、ユーザの指先を挿入可能とする挿入孔を拡張領域から支持領域に跨がって形成しており、前記挿入孔は、長さ寸法Lと幅寸法WをL>Wに形成され且つ長さ方向を矩形板の対角線に沿って配置されており、長さ方向に関して、拡張領域に位置する孔領域よりも支持領域に位置する孔領域が長くなるように配置されて成る点にある
【0012】
また、本発明が第二の手段として構成したところは、上部開口状の容器本体と、容器本体の底部に浮き上がり状態で収納される中底板と、容器本体の上部開口をほぼ密閉自在に施蓋する蓋体とから成り、ハム等のスライス食品を中底板に載置せしめることにより収納する保存容器であり、中底板は、載置されたスライス食品の輪郭内に位置する支持領域と、スライス食品の輪郭の外側にはみ出す拡張領域とを構成し、孔又は凹凸から成る密着防止手段を支持領域に形成すると共に、ユーザの指先を挿入可能とする挿入孔を拡張領域から支持領域に跨がって形成して成る点にある。
【0013】
本発明の実施形態において、中底板は、容器本体の底部に取出自在に収納された多角形板から成り、該多角形板の隅部により拡張領域を構成することが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
【0015】
図1は、ハム等のような輪郭をほぼ円形としたスライス食品を保存するための容器の実施形態を示しており、保存容器は、上部開口状の容器本体1と、容器本体1の底部2に浮き上がり状態で収納される中底板3と、容器本体1の上部開口をほぼ密閉自在に施蓋する蓋体4とから成り、全体として平面視を矩形に形成している。尚、容器本体1と中底板3と蓋体4は、それぞれプラスチック素材により一体成形されており、容器本体1と中底板3が可撓性を有する比較的硬質のプラスチック素材から成るのに対して、蓋体4は弾性を有する比較的軟質のプラスチック素材から成る。
【0016】
容器本体1は、底部2の四隅に位置する隅部を除くほぼ円形領域に中心に向けて次第に山高となる隆起壁5を形成し、開口縁の近傍に位置して周壁の外側面に補強リブ6を周設すると共に、対向する二辺を成す補強リブ6から外側に張り出す把手7、7を設けている。
【0017】
中底板3は、容器本体1の上部開口から周壁の内面に沿って底部2に着脱自在に収納される矩形板から成り、図2(A)に示すように、輪郭Pをほぼ円形としたハム等のスライス食品Fの中心を中底板3の中心にほぼ整合させて載置したとき、該スライス食品Fの輪郭Pに対して、輪郭Pの内側に位置する支持領域8を構成すると共に、輪郭Pの外側にはみ出す隅部(図例のように四隅部)により拡張領域9を構成する。
【0018】
支持領域8には、多数の孔10が散在状に形成され、これによりスライス食品Fの密着を防止する密着防止手段11を構成する。尚、密着防止手段11は、多数の孔10により形成する他、中底板3の上面に設けた多数の凹凸により形成しても良い。
【0019】
拡張領域9には、ユーザの指先を挿入可能とする挿入孔12が形成されており、該挿入孔12は拡張領域9から支持領域8に跨がるように延長する。図2(A)に示すように、挿入孔12は、長さ寸法Lと幅寸法WをL>Wに形成されると共に、長さ方向を矩形板の対角線に沿って配置されている。そして、挿入孔12の長さ方向に関して、拡張領域9に位置する孔領域12aよりも支持領域8に位置する孔領域12bが長くなるように配置されている。従って、挿入孔12は、矩形板とされた中底板3の四隅部に向けて放射方向に配置され、中底板3を容器本体1に収納した状態では、前記拡張領域9に位置する孔領域12aが容器本体1のコーナ部分に臨ましめられる
【0020】
更に、図2(B)に示すように、中底板3は、周縁を下向きに折曲した縁部13を形成すると共に、各隅部における角部の近傍の下面に突出する脚部14を設けている。従って、図3に示すように、中底板3は、容器本体1の底部2に対して脚部14を介して浮き上がり状態で収納される。
【0021】
蓋体4は、図1に示すように、中央部の上面に形成した凹部16により保形性を付与せしめ、容器本体1の開口縁に外嵌される周縁部17の一部から摘み片18を突設している。図3に示すように、蓋体4を容器本体1の上部開口に施蓋せしめた状態で、周縁部17と容器本体1の開口縁とが相互に嵌着される密閉部19により容器内部を密閉する。この際、密閉部19は、完全密閉を目的とすることが好ましいが、概ね密閉状態を形成するものであれば良い。
【0022】
上記実施形態に基づいてスライス食品F(図例の場合はハム)を保存するに際しては、容器本体1の上部開口から底部2に中底板3を収納し、複数枚を積層状に重ね合わされたスライス食品Fを中底板3に載置した後、容器本体1の上部開口を蓋体4により施蓋しほぼ密閉せしめれば良く、この状態で冷蔵庫に保管し冷蔵することができる。
【0023】
スライス食品Fを食事に供するため容器から取出すに際しては、蓋体4を取外した後、任意の枚数のスライス食品Fを容器本体1から取出すことができる。この際、スライス食品Fがハムやチーズ等のような高い密着性を有する場合でも、上側のスライス食品Fを摘み上げると、最下層のスライス食品Fが密着防止手段11を介して中底板3から容易に剥離するので、持ち上げられたスライス食品Fの積層体から必要枚数をユーザの指先等により分離し、容易に取出すことができる。
【0024】
ところで、積層状態のスライス食品Fを上から順に消費した後、最後に残った一枚を取出すに際しては、中底板3の挿入孔12にユーザの指先を挿入することにより、即ち、容器本体1のコーナ部分に臨む拡張領域9に位置する孔領域12aから指先を挿入し、支持領域8に位置する孔領域12bを介してスライス食品Fの下側に指先を進めることにより、最後の一枚を摘んで中底板3から持ち上げることができる。即ち、挿入孔12は中底板3の拡張領域9から支持領域8に跨がって形成され、しかも、中底板3は脚部14により容器本体1の底部2に浮き上がり状態で支持されているので、指先を挿入孔12に挿入することにより、指先をスライス食品Fの輪郭Pの外側から輪郭Pの内側で且つスライス食品Fの下側に進入せしめることができ、従って、挿入孔12の内部で最後の一枚のスライス食品Fの周縁を容易に摘むことができる。
【0025】
一般的に、ハムやチーズ等のスライス食品Fは、脂肪分が多く、容器本体1が脂により汚れ易いため、適宜、洗浄することが必要である。この点に関して、中底板3は容器本体1から取出自在であるから、中底板3と容器本体1を分解した状態でそれぞれを簡単に洗浄することができる。特に、スライス食品Fは、中底板3に支持される構成であるから、洗浄が困難な容器本体1の底部2をほとんど汚しておらず、洗浄を容易とする。
【0026】【発明の効果】本発明によれば、ハムやチーズ等のスライス食品Fのための好適な保存容器が提供される。特に、容器本体1の底部2に対して脚部14により浮き上がり状態で収納される中底板3が、載置されるスライス食品Fの輪郭Pの内側に位置する支持領域8と、輪郭Pの外側にはみ出す拡張領域9とを構成し、支持領域8に孔10又は凹凸から成る密着防止手段11を形成し、拡張領域12から支持領域8に跨がりユーザの指先を挿入可能とする挿入孔12を形成しており、更に、挿入孔12は、長さ寸法Lと幅寸法WをL>Wに形成され且つ長さ方向を中底板3を構成する矩形板の対角線に沿って配置すると共に、長さ方向に関して、拡張領域9に位置する孔領域12aよりも支持領域8に位置する孔領域12bが長くなるように配置した構成であるから、積層状のスライス食品Fの取出し作業、即ち、上から順による取出し作業から最後に残る一枚の取出し作業までを極めて容易に行うことができるという効果がある。そして、脂肪分の多いスライス食品Fの保存に利用するに際しても、洗浄が容易であり、実用的価値が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態を示しており、容器本体と、中底板と、蓋体を分解して示す斜視図である。
【図2】本発明の1実施形態における中底板を示しており、(A)は平面図、(B)はA−A線断面図である。
【図3】本発明の1実施形態に基づいてスライス食品を保存した状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
F スライス食品
P 輪郭
1 容器本体
2 底部
3 中底板
4 蓋体
8 支持領域
9 拡張領域
11 密着防止手段
12 挿入孔
14 脚部

Claims (1)

  1. 全体として平面視を矩形に形成された上部開口状の容器本体(1)と、容器本体の底部(2)に浮き上がり状態で収納される中底板(3)と、容器本体の上部開口をほぼ密閉自在に施蓋する蓋体(4)とから成り、ハム等の輪郭をほぼ円形としたスライス食品(F)を中底板(3)に載置せしめることにより収納する保存容器であり、
    中底板(3)は、容器本体の底部に取出自在に収納された矩形板から成り、載置されたスライス食品(F)の輪郭内に位置する支持領域(8)と、矩形板の隅部によるスライス食品(F)の輪郭の外側にはみ出す拡張領域(9)とを構成し、
    孔又は凹凸から成る密着防止手段(11)を支持領域(8)に形成すると共に、ユーザの指先を挿入可能とする挿入孔(12)を拡張領域(9)から支持領域(8)に跨がって形成しており
    前記挿入孔(12)は、長さ寸法(L)と幅寸法(W)をL>Wに形成され且つ長さ方向を矩形板の対角線に沿って配置されており、長さ方向に関して、拡張領域(9)に位置する孔領域(12a)よりも支持領域(8)に位置する孔領域(12b)が長くなるように配置されて成ることを特徴とするハム等のスライス食品の保存容器。
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