JP3551368B2 - チップアンテナ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はチップアンテナに関し、特に、無線LANや携帯電話用のアンテナに適した小型、軽量、無調整の高性能偏波特性を有するチップアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話や無線LAN機器の普及により、小型、軽量で、簡単に実装ができ、かつ調整の不要なチップアンテナのニ−ズが高まっている。
【0003】
元来、アンテナは、その放射効率や利得性能、帯域に重点を置く場合、波長相当、またはそれ以上の大きさが必要である。かつ、携帯電話や無線LAN機器に実装する場合、アンテナ独自の形状を保持する必要があったり、周囲の影響をおさえるために、カバ−部分のプラシチックの厚みを含めて設計する必要があったり、近傍に不用意に金属などの導体を配置することに制限が生じることがあった。
【0004】
一方、最近は、CDMAやOFDMなど、種々フェ−ジングを含み、さまざまな妨害波がある多重伝搬路環境においても良好な通信が可能なディジタル通信方式が実用化されるようになってきている。これに伴い、アンテナは、波長相当の大きさを維持し、上記のような様々なアンテナの制約を受け入れて無線LAN装置等を設計する必要がなくなり、多少、能率や利得が悪くても、小型、軽量で、簡単に実装ができるチップアンテナが用いられるようになってきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述のような動向によって、種々のチップアンテナが発明され、販売されるようになったが、これらは、従来の波長相当の大きさのアンテナをチップ大の大きさにすることに特化しすぎていて、偏波についての考慮がなされていない。
【0006】
元来多重伝搬路環境では、例えば、垂直偏波で通信することが前提であっても、実際の通信では、直交する水平偏波も生じている。これは、携帯電話で話をするときに、電話を傾けて話すため、アンテナが斜めになり、実際は垂直と水平の成分が放射されている例や、無線LAN機器の設置に関しても、設置場所の都合から、やや斜めに傾けて設置されたりする例、あるいは、多重の伝搬の過程で偏波が回転してしまうなどの例からも明らかである。そしてこのような条件下では、垂直以外に、直交する水平偏波も送受できるようなアンテナを用いれば、アンテナの実効的な利得は向上し、おなじ回線設計であれば、回線品質が向上すると言える。
【0007】
(目的)
本発明の目的は、チップアンテナでありながら、複数の種類の直線偏波を送信/受信することが可能なチップアンテナを提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、アンテナの実効的な利得及び回線品質を向上させることが可能なチップアンテナを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のチップアンテナは、誘電体の基体の地導体側に設けた電極端子と、前記基体の地導体と反対側に前記地導体と平行に設けたアンテナエレメントと、前記アンテナエレメントと前記電極端子の間の基体内に設けられ、前記アンテナエレメントに一端が接続された前記アンテナエレメントに垂直な導体エレメントと、前記導体エレメントの他端と前記電極端子の間に設けられ、前記アンテナエレメントと平行な延在部分を有する給電線と、からなり、前記導体エレメントと前記給電線の延在部分のト−タルの長さをλg/4〜λo/4(λo:使用する高周波信号の自由空間波長、λg:誘電体内での波長)に選び、電界成分として前記アンテナエレメント及び給電線から水平偏波成分を放射するとともに、前記導体エレメントから垂直偏波成分を放射することを特徴とする。
【0010】
前記アンテナエレメントは、正方形、長方形、楕円形、菱形又は平行四辺形の何れかの形状を有することを特徴とする。更に、前記導体エレメントの一端は、前記給電線の延在部分の延在方向における前記アンテナエレメントの最大長の中央より端部側において前記アンテナエレメントと接続されていることを特徴とする。
【0011】
前記アンテナエレメントは、前記給電線の延在部分の延在方向に延びる線状アンテナエレメントであることを特徴とし、また、前記線状アンテナエレメントの両端部が地導体と平行で互いに反対方向に折れ曲がっていることを特徴とする。更に、前記導体エレメントの一端は、前記線状アンテナエレメントの中央より端部側において前記線状アンテナエレメントと接続されていることを特徴とする。
【0012】
前記アンテナエレメントは、地導体と平行で互いに一部を交差する複数の導体の直線部からなり、前記交差点が前記導体エレメントの一端に接続されているか、又は地導体と平行で互いに端部が接続された複数の導体の直線部からなり、前記接続部が前記導体エレメントの一端に接続されていることを特徴とする。
【0013】
また、前記チップアンテナの前記給電線の延在部分はマイクロストリップラインで構成されていることを特徴とする。
【0014】
本発明のチップアンテナは、誘電体の基体の地導体側に設けた電極端子と、前記基体の地導体と反対側に前記地導体と平行に設けたアンテナエレメントと、前記アンテナエレメントと前記電極端子の間の基体内に設けられ、前記アンテナエレメントに一端が接続され前記基体に他端が接続された直線状の導体エレメントと、からなり、前記導体エレメントの長さをλg/4〜λo/4(λo:使用する高周波信号の自由空間波長、λg:誘電体内での波長)に選び、電界成分として前記アンテナエレメントから水平偏波成分を放射するとともに、前記導体エレメントから垂直偏波成分を含む偏波成分を放射することを特徴とする。
【0015】
前記アンテナエレメントは、正方形、長方形、楕円形、菱形又は平行四辺形の何れかの形状を有することを特徴とし、前記導体エレメントは前記基体の地導体及び前記アンテナエレメントと垂直となるように、前記アンテナエレメント、前記導体エレメント及び前記電極端子が配置されていることを特徴とする。
【0016】
更に前記チップアンテナは、前記アンテナエレメント及び導体エレメントの近傍に、地導体に平行な直線部分と地導体と垂直な直線部分からなる1乃至4個のL形状の導体エレメント、又は前記アンテナエレメント及び導体エレメントの近傍に、地導体に平行で互いに直交する直線部の対と地導体に対して垂直な直線部からなる1乃至4個の三脚状の導体エレメント、又は前記アンテナエレメント及び導体エレメントの近傍に、地導体に平行で弧状の曲線部と該曲線部に一端が接続された地導体に対して垂直な直線部とからなる導体エレメントが設けられたことを特徴とする。
【0017】
前記導体エレメントは前記基体の地導体及び前記アンテナエレメントと垂直となるように、前記アンテナエレメント、前記導体エレメント及び前記電極端子が配置され、前記アンテナエレメントの近傍に、地導体と平行な直線部と地導体に対して垂直なL形状の直線部からなり、地導体と平行な2つの直線部が所定角を形成する導体エレメント、又は前記アンテナエレメントの近傍に、地導体と平行な直線部と、前記直線部の端部と接続された地導体と平行でコの字状の導体の直線部からなる導体エレメントが設られていることを特徴とする。
【0018】
正方形、長方形、楕円形、菱形又は平行四辺形の何れかの形状を有する前記アンテナエレメントと地導体の反対側の前記電極端子とは地導体と垂直方向で互いにずれた位置に配置され、又は、前記電極端子は地導体側の端部に設けられ、前記アンテナエレメントは地導体の反対側の対角方向の端部に設けられ、又は前記基体は直方体でなり、前記電極端子は地導体側の端部に設けられ、前記アンテナエレメントは地導体の反対側の面に長軸が対角方向に配置され楕円形に設けられていることを特徴とする。
【0019】
以上のチップアンテナの基体は、複数の誘電体基板を積層して構成し、前記地導体、前記電極端子及び前記アンテナエレメントは前記誘電体基板上に形成される。より具体的には、複数の誘電体基板を積層して構成し、それぞれの基板の表面、裏面、側面、内部の貫通穴等に導体パターンを形成し、それら積層して所望の形状、長さのアンテナ放射エレメントを形成することを特徴とする。
【0020】
(作用)
誘電体の基体の地導体側の電極と、前記地導体と反対側のアンテナエレメントと、前記アンテナエレメントと前記電極との間の導体エレメントとによりアンテナエレメントを構成する。特に、アンテナエレメントと前記導体エレメントとにより複数の直線偏波成分の電磁波の送信及び受信を可能とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明のチップアンテナの一実施の形態を図1〜図3に示す。図1は、本発明のチップアンテナの斜視図を、図2は展開図を、図3は、誘電体基板を積層して構成する場合の詳細を示す斜視図をそれぞれ示す図である。
【0022】
図1に示すように、チップアンテナ1は、導体よりなる地導体2上の誘電体4の内部または表面に、電極3、エレメント5、6、給電線7、8を有する構造となっている。誘電体4が複数の誘電体板で構成される場合、図3に示すような複数の誘電体板41〜46を積層したものが、図1の誘電体4に相当する。
【0023】
(実施の形態の構成)
図1において、チップアンテナ1は、導体よりなる地導体2と、同一平面状の端部に絶縁されて配置され、導体よりなる電極3と、誘電体よりなる誘電体4より構成される。誘電体4の表面及び内部には、導体よりなるエレメント5、6及び、導体よりなる給電線7、8が配置されている。
【0024】
エレメント5は、誘電体4の上面の中央に配置した正方形の面状の導体よりなり、その中心から下方に延びるように導体のエレメント6が接続される。なお、エレメント5の形状は、正方形以外に、長方形、円形、楕円形、菱形、平行四辺形などでもよいが、何れの場合もエレメント5の中心(重心)にエレメント6が接続される。つまり、長方形、円形、平行四辺形等の場合には対角線の交点とすることができ、その他の形状では給電線7の方向及び給電線7の方向と直角方向のいずれもの最長距離の中間位置等にエレメントの一端が接続されるように構成することができる。
【0025】
また、エレメント5を配置する位置は、誘電体4の上面の中央である必要はなく、何れかの角または辺にシフトしていてもかまわない。あるいは、端部(角、辺)に偏っていてもかまわない。
【0026】
エレメント6の下端には、導体よりなる給電線7が、地導体2と平行となるように配置される。給電線7の他端は、電極3上部まで延び、そこから導体よりなる給電線8により、給電線7と電極3が接続される。これらの位置関係は図1及び図2より確認できる。
【0027】
図2は、図1に示すチップアンテナの展開図であり、前述の構成に基づく各側面から観たエレメント5、6及び給電線7、8の位置関係が示されている。
【0028】
図3は、図1の誘電体4を、複数の誘電体板41〜46を積層して構成した場合の詳細の斜視図である。エレメント5は一番上の誘電体板41上に配置されている。この成形方法は、例えば、銅箔を貼った誘電体板41をエッチングして製造するような方法をとってもよい。エレメント6は、誘電体板41〜44のスルーホール穴の内部に配置した導体により接続、構成される。給電線7との接続は、誘電体板45上の導体パターンによって行われる。同様に、給電線8は、誘電体板45〜46のスルーホール穴の内部に配置した導体により接続、構成され、電極3に接続される。
【0029】
図4は、給電線7の代わりに中間の誘電体板45上に帯状の形状の給電線71が配置され、所望の幅を持つ導体パターンより形成されている場合を示している。これは、給電線71が幅をもつことにより、所望のインピーダンスを有するマイクロストリップ線路として動作させるものである。
【0030】
図5は、図1〜図3に示すエレメント5の代わりに、直線の導体よりなり誘電体上において、地導体2に平行におかれたエレメント51を配置した実施の形態である。この場合、エレメント6はエレメント51の中心に接続される。
【0031】
図6は、図5におけるエレメント51の代わりに、エレメント51の両端を折り曲げた構造のエレメント52を配置した実施の形態である。この場合も、エレメント6はエレメント52の中心に接続される。
【0032】
図7は、直線状のエレメントを交差させてアンテナエレメントを構成した例を示す図である。図5におけるエレメント51の代わりに、エレメント51を2つ直交させた構造のエレメント53を配置した実施の形態である。この場合も、エレメント6はエレメント53の中心に接続される。
【0033】
図8は、図5におけるエレメント51の代わりに、エレメント51を4本、隣接するエレメントが互いに約45度の角度で放射状にならべた構造のエレメント54を配置した実施の形態である。放射状に配置する場合、この本数は特に4本である必要はなく、N本でよい。従って、N本の場合は、隣のエレメントとなす角度は、360/N度となる。この場合も、エレメント6はエレメント54の中心に接続される。
【0034】
図9は、図1におけるエレメント5に相当するエレメント501が、中心(重心)よりシフトした位置でエレメント6の先端と接続されている実施の形態を示す図である。この場合、エレメント501は長方形で、エレメント6の先端とエレメント501上の任意の位置に接続されている場合を示している。図9において、エレメント501は、長方形以外に正方形、菱形、平行四辺形、台形などでもよいが、いずれの場合もそれらの中心または重心以外の任意の場所にエレメント6の先端が接続されていることを特徴としている。
【0035】
図10は、図1におけるエレメント5に相当するエレメント502が楕円形で、かつ、楕円形のエレメント502の中心(重心)よりシフトした位置でエレメント6の先端と接続されている実施の形態である。この場合、エレメント6の先端はエレメント502上の任意の位置に接続されている場合を示している。図10において、エレメント502は、楕円形以外に円形でもよいが、いずれの場合もそれらの中心または重心以外の任意の場所にエレメント6の先端が接続されていることを特徴としている。
【0036】
図11は、図1におけるエレメント5に相当するエレメント503が任意の形状で形成された実施の形態である。
【0037】
図12は、図5におけるエレメント51に相当するエレメントが、中心(2等分点)以外の場所で、エレメント6の先端と接続点を有するエレメント504を用いた実施の形態である。
【0038】
図13には、図12のエレメント504の代わりに用いることのできるエレメント形状を4種示している。これらのエレメント、すなわち、(1)エレメントタイプ1〜(4)エレメントタイプ4は、図12のエレメント6とエレメント504の組合せの代わりに用いるものである。
【0039】
図14は、図1に示す実施の形態に、L型形状のエレメント55を付加したものである。L型形状のエレメント55は、地導体2と平行な直線部と、地導体2に対して垂直な直線部から構成される。L型形状のエレメント55は、直接的には給電されない構造(導体などで接続されていない)で、1組み〜4組みの場合がある。
【0040】
図15は、図14のエレメント55の代わりに、三脚状のエレメント56を付加したものである。三脚状のエレメント56は、地導体2と平行で互いに直交する直線部の対と、地導体2に対して垂直な直線部から構成される。三脚状のエレメント56も前記同様、直接的には給電されない構造(導体などで接続されていない)で、1組み〜4組みの場合がある。
【0041】
図16は、図15のエレメント56の代わりに、変形した三脚状のエレメント58を付加したものである。変形した三脚状のエレメント58は、地導体2と平行なエレメントが弧状になっており、その弧状の任意の点と、地導体2に対して垂直な直線部を接続して構成される。変形した三脚状のエレメント58も前記同様、直接的には給電されない構造(導体などで接続されていない)で、必要に応じて任意の数量を配置する。また、中心に配置されている円形形状のエレメント57は、楕円形、正方形、長方形、菱形、平行四辺形、台形などの形状でもよい。
【0042】
図17は、図1のエレメント5に相当するエレメント60を誘電体の上面の端部に配置し、下部の端部の電極3からのエレメント61を垂直に伸ばして接続した構造を有する実施の形態である。
【0043】
図18は、図17の実施の形態に、L型形状のエレメント62、63を付加したものである。L型形状のエレメント62、63は、地導体2と平行な直線部と、地導体2に対して垂直な直線部から構成される。L型形状のエレメント62と63の地導体2と平行な直線部は、任意の角度を持っているが通常45度程度とするのがよい。L型形状のエレメント62、63は、直接的には給電されない構造(導体などで接続されていない)となっている。
【0044】
図19は、図18のL型形状のエレメント62、63の代わりに、ル−プ形状のエレメント64を付加したものである。ル−プ形状のエレメント64は、地導体2と平行でコの字状の線状の導体と、その一端またはコの字状導体状の任意の一点に接続される、地導体2に対して垂直な直線部導体から構成される。エレメント64のコの字状の部分は弧状でも問題ない。また、エレメント64は、直接的には給電されない構造(導体などで接続されていない)となっている。
【0045】
図20は、図1で、電極3とエレメント5を最短距離の直線の導体で斜めに接続するエレメント601を用いた実施の形態である。この場合においても、エレメント5の形状は、正方形以外に、長方形、菱形、平行四辺形、台形、円形、楕円形のいずれの形状でもよい。
【0046】
図21は、電極31を下面の角の端部に配置し、エレメント5を、上面の、電極3と相対する端部に配置し、エレメント5と電極31を接続するエレメント602を配置した実施の形態である。
【0047】
図22は、図21のエレメント5の形状が楕円形の場合の実施の形態である。この場合、楕円の長軸が、電極3とエレメント5の対角の方向と一致している構造となっている。
【0048】
(動作の説明)
本発明のチップアンテナの各実施の形態の電気的動作を以下に説明する。
【0049】
図1において、本チップアンテナの給電は、電極3と地導体2の間に高周波信号を加えることによって行う。地導体2をア−ス側電極とすると、電極3に加えられた高周波信号は、給電線8から給電線7を経てエレメント6に給電される。
【0050】
いま、使用する波長の自由空間波長をλo、誘電体内での波長をλgとするとき、エレメント6の長さは、概ねλg/4未満の長さに選定される。
【0051】
給電線7は、エレメント6への高周波信号の給電を行うが、同時に、この部分からの放射も起こるため、エレメント6と給電線7のト−タルの長さを、概ねλg/4〜λo/4に選ぶことが多い。
【0052】
エレメント6に給電された高周波信号は、エレメント6上で電流分布201のような励振分布を形成する。電流分布201において、エレメント6の先端部で零とならないのは、エレメント5が容量性の負荷として動作するからである。
【0053】
本実施の形態における電磁波の輻射の原理はアンテナエレメントで生じる電流分布のアンバランス分によるものである。これは本発明の図2〜図22に示す実施の形態で共通的に利用している。
【0054】
図23には本発明の電流分布の原理を示している。(A)はエレメン5の中心にエレメント6の先端(一端)が接続されている場合であり、(B)は中心からずれた位置でエレメントの先端(一端)が接続されている場合である。(A)のような場合、電流分布は、中心から放射状に電流が分布する。(A)では代表で4つの電流分布901〜904を示しており、これらの分布によって、放射される電界は、天頂方向(Z軸方向)で観たとき、ベクトル和が零になる。一方(B)の場合では、電流分布911と913は、大きさが等しく逆向きの電流のためキャンセルされるが、電流分布912と914では、大きさが異なるから電流分布の大きな成分が生き残る。アンテナエレメントが線状の導体の場合も基本的には同じである。
【0055】
本実施の形態の図1のケ−スでは、給電線7の影響により、(A)でいうところの電流分布902と904で振幅、位相がキャンセルしない状態になっているから、エレメント5上の電流分布は、電流分布202のような励振となる。
【0056】
このように、本来、エレメント5は対称な形状をしているため、放射状に電流が分布し放射状の電流の影響がキャンセルされるように考えられるが、給電線7と平行な部分については、給電線7の影響により大地(地導体2)との関係が他と異なり、バランスが崩れて、電流分布202のような電流が励振され放射に寄与することになる。
【0057】
従って、本アンテナの放射する電界成分は、エレメント5よりX軸に平行な水平偏波成分が、エレメント6よりZ軸に平行な垂直偏波成分が、給電線7よりX軸に平行な水平偏波成分が、それぞれ放射される。
【0058】
図4では、図1の給電線7の代わりに給電線71が用いられている。給電線71は、特定の幅をもっており、マイクロストリップ線路を地導体2との間で形成するものである。この場合においては、給電線71からの放射はほとんどないが、給電線71の存在により、エレメント5上の電流分布は、前述同様、図1の電流分布202のようになる。従って、この場合でも、アンテナの放射する電界成分は、エレメント5よりX軸に平行な水平偏波成分と、エレメント6よりZ軸に平行な垂直偏波成分がそれぞれ放射される。
【0059】
図5は、図1のエレメント5の代わりに、直線の導体よりなり、地導体2に平行におかれたエレメント51を配置した場合である。この場合の電流分布も、前述同様である。この場合、電流はエレメント51上にコサイン状に分布するように思えるが、ここでも給電線7による影響により、エレメント51上で、エレメント6との接続点の右側と左側では対称な電流分布とならず、結局、その差分を考えると、電流分布202のような成分が残る。
【0060】
従って、図5に場合でも、放射する電界成分は、エレメント5よりX軸に平行な水平偏波成分と、エレメント6よりZ軸に平行な垂直偏波成分と、給電線7よりX軸に平行な水平偏波成分が、それぞれ放射される。
【0061】
図6は、図5におけるエレメント51の代わりに、エレメント51の両端を折り曲げた構造のエレメント52を配置した場合、図7は、図5におけるエレメント51の代わりに、エレメント51を2つ直交させた構造のエレメント53を配置した場合、図8は、図5におけるエレメント51の代わりに、エレメント51を4本、約45度おきに放射状にならべた構造のエレメント54を配置した場合である。何れも、放射の原理は、前記図5の場合と同様である。
【0062】
図9は、図1におけるエレメント5に相当するエレメント501が、エレメント501の中心(重心)よりシフトした位置でエレメント6の先端と接続されている場合である。この場合は、エレメント501の中心にエレメント6の先端が接続されているわけではないので、必然的にエレメント501上にキャンセルされない電流が電流分布203として分布することになる。従って、図9のアンテナの放射する電界成分は、エレメント501よりX軸に平行な水平偏波成分と、エレメント6よりZ軸に平行な垂直偏波成分と、給電線7よりX軸に平行な水平偏波成分が、それぞれ放射されることになる。特にエレメント501において、エレメント6との接続点がエレメント501の中心(重心)からずれるほど、電流分布203の振幅は大きくなるので、エレメント501より放射される、X軸に平行な水平偏波成分が大となる。
【0063】
図10は、図1におけるエレメント5に相当するエレメント502が楕円形で、かつ、楕円形のエレメント502の中心(重心)よりシフトした位置でエレメント6の先端と接続されている場合である。この場合の放射のメカニズムも、前述の図9の場合と同様である。
【0064】
なお、図9及び図10において、エレメント6の先端とエレメント501または502との中心(重心)とのズレは、X軸上においてのズレとして記載されているが、Y軸方向のズレ、またはX−Y平面状で任意の方向のズレが生じる場合も想定される。すなわち、エレメント501または502の長軸方向が、X−Y平面上で、X軸から任意の角度¢方向に回転しており、¢線上で中心(重心)がシフトしていたとすると、この軸上の電流が電流分布203となる。従って、この場合の放射電界成分は、¢線に平行な水平偏波成分と、エレメント6より放射されるZ軸に平行な垂直偏波成分と、給電線7より放射されるX軸に平行な水平偏波成分となる。
【0065】
図11は、図1におけるエレメント5に相当するエレメント503が任意の形状を形成している場合である。この場合は、エレメント503上の電流分布が一見して予想できないが、例えば、エレメント503上の電流分布で放射を考えたときに、互いにキャンセルされる電流分を取り除き、結果的に、X−Y平面上で、X軸から任意の角度¢方向の線上の電流分布が残ったとき、放射電界成分は、¢線に平行な水平偏波成分と、エレメント6より放射されるZ軸に平行な垂直偏波成分と、給電線7より放射されるX軸に平行な水平偏波成分となる。
【0066】
図12は、図5におけるエレメント51が、エレメント51の中心(2等分点)以外の場所で、エレメント6の先端と接続点を有するエレメント504を用いた場合である。この場合の放射のメカニズムは、図9及び図10と同様である。
【0067】
図13は、図12のエレメント504の代わりに用いることのできるエレメント形状を4種示している。これらのエレメント、すなわち、(1)エレメントタイプ1〜(4)エレメントタイプ4は、図12のエレメント6とエレメント504の組合せの代わりに用いるものである。この場合の放射のメカニズムは、図11の場合と同様である。
【0068】
図14は、図1の実施の形態に、L型形状のエレメント55を付加したものである。L型形状のエレメントは、地導体2と平行な直線部と、地導体2に対して垂直な直線部から構成されており、ト−タルの長さが概ねλg/2〜λo/2に選ぶことが多い。エレメント55は直接的には給電されないが、エレメント5及び6との相互結合によって高周波信号が励起され、電界を放射する。この場合、エレメント55の電界成分は、X方向成分、Y方向成分、Z方向成分を有する。
【0069】
図15は、図14のエレメント55の代わりに、三脚状のエレメント56を付加したものである。三脚状のエレメント56は、地導体2と平行で互いに直交する直線部の対と、地導体2に対して垂直な直線部から構成されており、地導体2と平行で互いに直交する直線部の対のト−タル長さが概ねλg/2〜λo/2の場合と、一方の地導体2と平行な直線部と地導体2に対して垂直な直線部のト−タルの長さが概ねλg/2〜λo/2の場合と、地導体2と平行で互いに直交するそれぞれの直線部と地導体2に対して垂直な直線部のト−タル長さが概ね3λg/4〜3λo/4の場合とがある。
【0070】
上記の何れの場合においても、エレメント56から放射される電界は、これらのエレメントと軸方向と平行な電界成分を有するため、X軸方向の水平偏波成分、Y軸方向の水平偏波成分、Z軸方向の垂直偏波成分を有する。同時に、エレメント5やエレメント6、給電線7からの放射も行われる。
【0071】
図16は、図15のエレメント56の代わりに、変形した三脚状のエレメント58を付加し、円形のエレメント57を用いた場合である。この場合の放射の原理は、前記図15の場合とほぼ同様である。ただし、エレメント58の地導体2と平行で弧状の曲線部から放射される電界は、弧状の曲線部上の電流分布によってきまるため、一義的には決定されない。
【0072】
図17は、図1のエレメント5に相当するエレメント60を端部に配置し、下部の端部の電極3からのエレメント61を垂直に伸ばして接続した場合である。この場合は、一見、エレメント60上の電流分布は完全対称のように思えるが、やはりキャンセルされないアンバランス分を有する。なぜなら、エレメント60は誘電体4より形成される直方体の端部に配置されているからである。すなわち、エレメント60の左側には、誘電体部分がないが、右側部分には誘電体が存在する。簡単に説明するなら、端部の誘電体の有無により、共振周波数が微妙にずれることが容易に理解できるからである。従って、エレメント60上のX軸方向の電流分布は、アンバランスが生じ、結果的に、エレメント60からは、X軸方向の水平偏波成分が放射されることになる。また、エレメント61からは、Z軸方向の垂直偏波成分が放射される。
【0073】
図18は、図17の実施の形態に、L型形状のエレメント62、63を付加したものである。L型形状のエレメント62、63は、地導体2と平行な直線部と、地導体2に対して垂直な直線部から構成されており、それぞれのL型形状のエレメント62または63のト−タルのい長さは、概ねλg/2〜λo/2に選ぶことが多い。エレメント62、63は直接的には給電されないが、エレメント61との相互結合によって高周波信号が励起され、電界を放射する。この場合、エレメント62の放射電界の成分は、地導体2と平行な直線部と平行な水平偏波成分と、Z軸方向と平行な垂直偏波成分を有する。これは、エレメント63についても同様である。同時に、エレメント60とエレメント61からの放射も行われる。
【0074】
図19は、図18のL型形状のエレメント62、63の代わりに、ル−プ形状のエレメント64を付加したものである。ル−プ形状のエレメント64は、地導体2と平行でコの字状の線状の導体と、その一端またはコの字状導体状の任意の一点に接続される、地導体2に対して垂直な直線部導体から構成される。エレメント64で地導体2と直交する直線部の長さは、概ねλg/4以下の長さに選定される。また、エレメント64のト−タルの長さは、概ねλg/2〜λo/2の長さ、またはその自然数倍に選定される。エレメント64からの放射電界は、X軸成分およびY軸成分の電界を含んでいる。同時に、エレメント60とエレメント61からの放射も行われる。
【0075】
図20は、図1で、電極3とエレメント5を最短距離の直線の導体で斜めに接続するエレメント601を用いた場合である。この場合は、図1の場合と同様の原理で放射が起こる。即ち、エレメント5の放射は、エレメント601によって生じるエレメント5上のアンバランスな電流分布202により、X軸方向成分の水平偏波が、エレメント601からの放射は、エレメント601と平行な成分の直線偏波、すなわち、X軸成分およびY軸成分を含む斜め偏波成分が放射される。なお、エレメント601の長さは、概ねλg/4〜λo/4に選ばれる。
【0076】
図21は、前述の電極3の代わりに電極31を下面の角の端部に配置し、エレメント5を、上面の電極31と相対する端部に配置し、エレメント5と電極31を接続するエレメント602を配置した場合である。前記同様、エレメント602の長さは、概ねλg/4〜λo/4に選定される。放射のメカ二ズムについても前記同様である。ただし、エレメント602からの放射電界は、X軸、Y軸、Z軸成分をもっており、かつ、エレメント5からの放射電界は、エレメント602を上面に投影した軸と平行な電界成分の水平偏波となる。
【0077】
図22は、図21のエレメント5の形状が楕円形の場合の実施の形態である。この場合、図21のものと同様にエレメント602の長さは、概ねλg/4〜λo/4に選定される。放射のメカ二ズムについても図21の場合と同様である。
【0078】
なお、以上の実施の形態においては、図14〜16に示すように絶縁されたエレメントは、アンテナエレメントとして所定の面積を有する実施の形態に適用した例を示したが、かかるエレメントは、図17、20、21、22に示すような実施の形態や、図5〜8、図12、13に示す線状のアンテナエレメントの実施の形態の場合にも適用することが可能であることは云うまでもない。
【0079】
【発明の効果】
本発明のチップアンテナによれば、誘電体の基体の地導体側に電極端子を設け、地導体側と反対側に所定面積又は線状等の任意形状のアンテナエレメントを設け、前記アンテナエレメントと前記電極端子の間の基体内に、前記アンテナエレメントに一端が接続され、他端が給電線を介する等により前記電極端子に接続された導体エレメントとを設けた構成を採用することにより、以下の効果がある。
【0080】
(1)多様な偏波に対応でき、回線品質を向上させることが可能である。一般に、チップアンテナは無線LANや携帯電話用として使用されるが、従来のチップアンテナは、直線偏波で単一の偏波しか放射できないが、本アンテナは、2種または3種の直線偏波成分を放射できる。無線LANや携帯電話の通信においては、単一の直線偏波での通信を前提としているが、実際には、その伝搬環境から直交する直線偏波成分も多数存在し、両方の偏波を送信/受信できることから回線品質が向上する。つまり、本発明のチップアンテナでは、アンテナエレメントの配置面の上部からみたとき、X、Y、Zで示す座標系で、X方向及びY方向の直線偏波を送信及び受信することが可能であり、アンテナエレメントの配置面と平行方向からみたとき導体エレメント6によるZ方向の直線偏波を送信及び受信することが可能である。さらに、それぞれの偏波方向をミックスすることにより、X方向、Y方向及びZ方向の直線偏波を、能率よく送信及び受信することが可能なアンテナを構成することができる。
【0081】
(2)チップ状の小型、軽量なアンテナである。つまり、チップ状の小型、軽量なアンテナであるため、スペ−スの少ない部分でも実装が可能である。また、軽量であるため、実装した装置全体の重量も軽くすることができる。さらに、チップ状であることから、SMT実装(表面の自動実装)が可能で、場所を選ばず実装することができ装置のアンテナ取付の組立コストを安くすることができる。
【0082】
(3)電極端子、アンテナエレメント、導体エレメント等の配置構成が簡略化されることから、大量生産に適し、安価に製造することが可能である。
【0083】
(4)基本的に調整作業が不要であり、調整の手間を省くことが可能であり、装置の価格を安くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチップアンテナの一実施の形態を示す図である。
【図2】図1に示すチップアンテナの展開図を示す図である。
【図3】誘電体を複数の誘電体板を積層して構成する例を示す図である。
【図4】給電線にマイクロストリップを構成する帯状の導体とした例をす図である。
【図5】アンテナエレメントを直線状のエレメントで構成した例を示す図である。
【図6】アンテナエレメントの両端を折り曲げた線状のアンテナエレメントで構成した例を示す図である。
【図7】直線状のエレメントを交差させてアンテナエレメントを構成した例を示す図である。
【図8】複数のエレメントを所定角度で放射状に配置してアンテナエレメントを構成した例を示す図である。
【図9】導体エレメントの一端をアンテナエレメントの端部側に接続した例を示す図である。
【図10】楕円形のアンテナエレメントの例を示す図である。
【図11】任意形状のアンテナエレメントの例を示す図である。
【図12】導体エレメントの一端を線状のアンテナエレメントの2等分点以外の場所で接続した例を示す図である。
【図13】線状のアンテナエレメントの他の4つの形状の例を示す図である。
【図14】L字形状のエレメントを付加した例を示す図である。
【図15】三脚状のエレメントを付加した例を示す図である。
【図16】変形した三脚状のエレメントを付加した例を示す図である。
【図17】電極端子側からアンテナエレメントに垂直に導体エレメントを配置した例を示す図である。
【図18】L型形状のエレメントを付加した例を示す図である。
【図19】ループ形状のエレメントを付加した例を示す図である。
【図20】電極端子に対し垂直方向でずれた位置にアンテナエレメントを配置し、導体エレメントを最短距離に配置した例を示す図である。
【図21】電極端子を下面の端部に、アンテナエレメントを上面の電極端子と相対する端部に配置し、アンテナエレメントと電極端子との間の導体エレメントを最短距離に配置した例を示す図である。
【図22】アンテナエレメントの形状を楕円形とした例を示す図である。
【図23】アンテナエレメントの電流分布を示す図である。
【符号の説明】
1 チップアンテナ
2 地導体
3 電極(端子)
4 誘電体
5 (アンテナ)エレメント
6 (導体)エレメント
7、8 給電線
41、42、43、44、45、46 誘電体板
Claims (21)
- 誘電体の基体の地導体側に設けた電極端子と、前記基体の地導体と反対側に前記地導体と平行に設けたアンテナエレメントと、前記アンテナエレメントと前記電極端子の間の基体内に設けられ、前記アンテナエレメントに一端が接続された前記アンテナエレメントに垂直な導体エレメントと、前記導体エレメントの他端と前記電極端子の間に設けられ、前記アンテナエレメントと平行な延在部分を有する給電線と、からなり、前記導体エレメントと前記給電線の延在部分のト−タルの長さをλg/4〜λo/4(λo:使用する高周波信号の自由空間波長、λg:誘電体内での波長)に選び、電界成分として前記アンテナエレメント及び給電線から水平偏波成分を放射するとともに、前記導体エレメントから垂直偏波成分を放射することを特徴とするチップアンテナ。
- 前記アンテナエレメントは、正方形、長方形、楕円形、菱形又は平行四辺形の何れかの形状を有することを特徴とする請求項1記載のチップアンテナ。
- 前記導体エレメントの一端は、前記給電線の延在部分の延在方向における前記アンテナエレメントの最大長の中央より端部側において前記アンテナエレメントと接続されていることを特徴とする請求項1又は2記載のチップアンテナ。
- 前記アンテナエレメントは、前記給電線の延在部分の延在方向に延びる線状アンテナエレメントであることを特徴とする請求項1記載のチップアンテナ。
- 前記線状アンテナエレメントの両端部が地導体と平行で互いに反対方向に折れ曲がっていることを特徴とする請求項4記載のチップアンテナ。
- 前記導体エレメントの一端は、前記線状アンテナエレメントの中央より端部側において前記線状アンテナエレメントと接続されていることを特徴とする請求項4又は5記載のチップアンテナ。
- 前記アンテナエレメントは、地導体と平行で互いに一部を交差する複数の導体の直線部からなり、前記交差点が前記導体エレメントの一端に接続されていることを特徴とする請求項1記載のチップアンテナ。
- 前記アンテナエレメントは、地導体と平行で互いに端部が接続された複数の導体の直線部からなり、前記接続部が前記導体エレメントの一端に接続されていることを特徴とする請求項1記載のチップアンテナ。
- 前記給電線の延在部分はマイクロストリップラインで構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1つの請求項記載のチップアンテナ。
- 誘電体の基体の地導体側に設けた電極端子と、前記基体の地導体と反対側に前記地導体と平行に設けたアンテナエレメントと、前記アンテナエレメントと前記電極端子の間の基体内に設けられ、前記アンテナエレメントに一端が接続され前記基体に他端が接続された直線状の導体エレメントと、からなり、前記導体エレメントの長さをλg/4〜λo/4(λo:使用する高周波信号の自由空間波長、λg:誘電体内での波長)に選び、電界成分として前記アンテナエレメントから水平偏波成分を放射するとともに、前記導体エレメントから垂直偏波成分を含む偏波成分を放射することを特徴とするチップアンテナ。
- 前記アンテナエレメントは、正方形、長方形、楕円形、菱形又は平行四辺形の何れかの形状を有することを特徴とする請求項10記載のチップアンテナ。
- 前記導体エレメントは前記基体の地導体及び前記アンテナエレメントと垂直となるように、前記アンテナエレメント、前記導体エレメント及び前記電極端子が配置されていることを特徴とする請求項10又は11記載のチップアンテナ。
- 前記アンテナエレメント及び導体エレメントの近傍に、地導体に平行な直線部分と地導体と垂直な直線部分からなる1乃至4個のL形状の導体エレメントが設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項12の何れか1つの請求項記載のチップアンテナ。
- 前記アンテナエレメント及び導体エレメントの近傍に、地導体に平行で互いに直交する直線部の対と地導体に対して垂直な直線部からなる1乃至4個の三脚状の導体エレメントが設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項12の何れか1つの請求項記載のチップアンテナ。
- 前記アンテナエレメント及び導体エレメントの近傍に、地導体に平行で弧状の曲線部と該曲線部に一端が接続された地導体に対して垂直な直線部とからなる導体エレメントが設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項12の何れか1つの請求項記載のチップアンテナ。
- 前記アンテナエレメントの近傍に、地導体と平行な直線部と地導体に対して垂直なL形状の直線部からなり、地導体と平行な2つの直線部が所定角を形成する導体エレメントが設けられたことを特徴とする請求項12記載のチップアンテナ。
- 前記アンテナエレメントの近傍に、地導体と平行な直線部と、前記直線部の端部と接続された地導体と平行でコの字状の導体エレメントが設られたことを特徴とする請求項12記載のチップアンテナ。
- 前記アンテナエレメントは地導体の反対側の前記電極端子とは地導体と垂直方向で互いにずれた位置に配置されていることを特徴とする請求項11記載のチップアンテナ。
- 前記基体は直方体でなり、前記電極端子は地導体側の端部に設けられ、前記アンテナエレメントは地導体の反対側の対角方向の端部に設けられていることを特徴とする請求項11記載のチップアンテナ。
- 前記基体は直方体でなり、前記電極端子は地導体側の端部に設けられ、前記アンテナエレメントは地導体の反対側の面に長軸が対角方向に配置され楕円形に設けられていることを特徴とする請求項11記載のチップアンテナ。
- 前記基体は、複数の誘電体基板を積層して構成し、前記地導体、前記電極端子及び前記アンテナエレメントは前記誘電体基板上に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項20の何れか1つの請求項記載のチップアンテナ。
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