JP3552480B2 - 炊飯器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に家庭内で使用される炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、炊飯性能の向上のために高い火力で炊飯を行う炊飯器が開発され普及している。また、同じ水量で硬さを炊き分けることができる炊飯器が普及している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら火力が高いため特に柔らかく炊くために従来のように通常より加水して炊飯を行うという使用法がなされた場合などふきこぼれやすいという問題点があった。本発明は上記従来の問題点を解決するもので、おねばが上昇したことを検知して炊飯性能を下げずにふきこぼれを未然に防ぐ炊飯器を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明の炊飯器は、液体および固体が鍋の上端より上昇したことを検知して、検知結果によって加熱制御手段が加熱手段を制御するように構成されている。これにより、おねばの上昇状態によって加熱量を調節しふきこぼれを未然に防ぐことができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明の炊飯器は、調理物を入れる鍋と、前記鍋を加熱するための加熱
手段と、おねばが鍋の上端より上昇したことを検知するおねば検知手段と、前記加熱手段を制御する加熱制御手段を備え、前記加熱制御手段は、おねば検知手段の検知状態に応じて前記加熱手段の加熱量を変化させ、前記加熱制御手段は、炊飯器内の鍋底の温度が90度から110度の範囲の他の範囲にある場合に前記おねば検知手段の検知結果に依存せずに前記加熱手段を制御してなるものであり、ふきこぼれが起こりうる温度でのみ加熱量を調整することで
必要のない温度範囲での誤検知による加熱量の変化を防止する。
【0006】
請求項2に記載の発明の炊飯器は、調理物を入れる鍋と、前記鍋を加熱するための加熱手段と、おねばが鍋の上端より上昇したことを検知するおねば検知手段と、前記加熱手段を制御する加熱制御手段を備え、前記加熱制御手段は、おねば検知手段の検知状態に応じて前記加熱手段の加熱量を変化させ、前記加熱制御手段は、沸騰維持工程の他の範囲において前記おねば検知手段の検知結果に依存せずに前記加熱手段を制御してなるものであり、ふきこぼれによって加熱量を変化する必要のない炊飯工程で誤検知によって加熱量が変化するのを防止する。
【0007】
請求項3に記載の発明の炊飯器は、特に、加熱制御手段は、おねば検知手段によりおねばの上昇を検知中は加熱手段の加熱を停止し、おねばの上昇を検知しなくなると再び加熱手段の加熱を開始するものであり、おねばの上昇と加熱手段による加熱の有無が同じタイミングで連動するため、おねばの量が増加してふきこぼれが発生するのを防止することができ、さらに、米をふきこぼれしない限界まで加熱することができる。
【0008】
【実施例】
(参考例1)
以下本発明の第1の参考例について、図面を参照しながら説明する。なお、すべての実施例において具体例としてあげられている時間、温度、工程は任意に設定して実施可能である。
【0009】
図1において1は調理物を入れる鍋、2は鍋1を加熱する加熱手段、3は液体および固体のおねばを検知するおねば検知手段、4はおねば検知手段3の検知結果によって加熱手段2を制御する加熱制御手段である。以上のように構成された炊飯器について、動作を説明する。加熱手段2による加熱が開始されると、加熱に伴って鍋1内の調理物や水が上昇する。一定の位置まで上昇した場合におねば検知手段3によって検知され加熱制御手段4は加熱手段2の加熱量を変えることでふきこぼれを抑制する。
【0010】
(参考例2)
次に第2の参考例について説明する。
【0011】
第1の参考例と同様の構成の炊飯器で動作を説明する。図2(a)におねば検知手段3の検知結果と加熱手段2の動作の関係を示す。加熱制御手段4はおねば検知手段3によっておねばの上昇を検知した場合は加熱手段2を停止し、おねばの下降を検知した場合は加熱量を増加する。
【0012】
(参考例3)
次に第3の参考例について説明する。
【0013】
第1の参考例と同様の構成の炊飯器で動作を説明する。図2(b)におねば検知手段3の検知結果と加熱手段2の動作の関係を示す。加熱制御手段4はおねば検知手段3によっておねばの上昇を検知した場合は加熱手段2を停止し、おねばの下降を検知した場合は、その後数秒間の待機後、加熱量を増加する。
【0014】
(参考例4)
次に第4の参考例について説明する。
【0015】
図1において5はおねば検知手段3の異常を検知するための異常検知手段である。なお、第1の実施例と同じ番号のものは共通のものであり、説明を省略する。
【0016】
以上のように構成された炊飯器について、動作を説明する。異常検知手段5がおねば検知手段3の異常を検知した場合、加熱制御手段4は加熱手段2を制御して炊飯性能を維持できる程度に図2(c)のように加熱量を減らすことでふきこぼれを抑制する。
【0017】
(参考例5)
次に第5の参考例について説明する。
【0018】
第4の参考例と同様の構成の炊飯器で動作を説明する。炊飯動作開始時に異常検知手段5がおねば検知手段3の異常を検知していた場合、加熱制御手段4は炊飯動作の開始をやめる。
【0019】
(参考例6)
次に第6の参考例について説明する。
【0020】
図1において6は加熱制御手段4に対して入力を行う入力手段である。なお、第1の実施例もしくは第4の実施例と同じ番号のものは共通のものであり、説明を省略する。
【0021】
以上のように構成された炊飯器について、動作を説明する。異常検知手段5がおねば検知手段3の異常を検知した場合、1回目に入力手段6によって入力があった時はその入力を無効とし、2回目の入力ではじめて炊飯器の状態を変更する。
【0022】
なお、同様に2回だけでなく任意の複数回の入力ではじめて炊飯器の状態を変更することがである。
【0023】
(参考例7)
次に第7の参考例について説明する。
【0024】
第6の参考例と同様の構成の炊飯器で動作を説明する。異常検知手段5がおねば検知手段3の異常を検知した場合、1回目に入力手段6によって入力があった時はその入力を無効とし、その時点から時間を計測する。10秒間経過するまでに所定の回数の入力が終了した場合、その入力を有効として炊飯器の状態を変更する。入力が終了する前に10秒経過した場合はそれまでの入力をすべて無効とし、次の入力は1回目の入力として同様に動作する。
【0025】
なお、1回目から所定の回数に達するまでの時間に限らず、任意の回数から時間の計測の開始および終了が可能であり、所定の回数に達するまでの計測の回数も1回とは限らない。
【0026】
(参考例8)
次に第8の参考例について説明する。
【0027】
第4の参考例と同様の構成の炊飯器で動作を説明する。
異常検知手段5はおねば検知手段3によっておねばの上昇という検知結果が出された場合におねばの連続上昇時間を測定する。通常、おねばの連続上昇が5秒から10秒程度である場合、30秒間おねばの連続上昇を検知したらおねば検知手段3の異常と判断し、加熱制御手段4は加熱手段2を制御して炊飯性能を維持できる程度に図2(c)のように加熱量を減らすことでふきこぼれを抑制する。
【0028】
(実施例1)
次に第1の実施例について説明する。
【0029】
第1の参考例と同様の構成の炊飯器で動作を説明する。加熱制御手段4は炊飯器内の鍋底の温度が90度から110度の範囲にある時だけ、おねば検知手段3によっておねばの上昇を検知した場合に加熱手段2による加熱量を減らし、他の範囲にある時はおねば検知手段3の検知結果による加熱量の変更は行わない。
【0030】
なお、炊飯器内の任意の場所の温度で実施可能である。
【0031】
(参考例9)
次に第10の実施例について説明する。
【0032】
第1の参考例と同様の構成の炊飯器で動作を説明する。加熱制御手段4は炊飯時間が10分以上50分以内にある時だけおねば検知手段3によっておねばの上昇を検知した場合に加熱手段2による加熱量を減らし、他の範囲にある時はおねば検知手段3の検知結果による加熱量の変更は行わない。
【0033】
(実施例2)
次に第2の実施例について説明する。
【0034】
第1の参考例と同様の構成の炊飯器で動作を説明する。加熱制御手段4は炊飯工程が沸騰維持工程にある時だけおねば検知手段3によっておねばの上昇を検知した場合に加熱手段2による加熱量を減らし、他の範囲にある時はおねば検知手段3の検知結果による加熱量の変更は行わない。
【0035】
なお、複数の工程で実施可能である。
【0036】
(参考例10)
次に第10の参考例について説明する。
【0037】
図1において7は炊飯器の状態を表示もしくは報知する表示手段、8は表示手段7を制御する表示制御手段である。なお、第1の実施例もしくは第4の実施例と同じ番号のものは共通のものであり、説明を省略する。
【0038】
以上のように構成された炊飯器で動作を説明する。おねば検知手段3によって検知が行われた時に、表示制御手段8が表示手段7によっておねばの上昇の有無を表示する。またおねばの上昇が検知された場合にブザー音による報知を行う。
なお、炊飯器の一部の状態でのみ表示や報知を行ったり、表示や報知をおねば検知手段のどの状態で行うかについては以上の場合だけでなく任意の状態が考えられる。また、おねば検知手段3のかわりに異常検知手段5でも同様の動作をさせることができる。
【0039】
【発明の効果】
以上のように請求項1〜3記載の発明によれば、おねばの上昇を検知結果に応じて加熱量を変化することにより、炊飯性能を下げずにふきこぼれを未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における炊飯器の構成図
【図2】同、炊飯器の動作波形図
【符号の説明】
1 鍋
2 加熱手段
3 おねば検知手段
4 加熱制御手段
5 異常検知手段
6 入力手段
7 表示手段
8 表示制御手段
Claims (3)
- 調理物を入れる鍋と、前記鍋を加熱するための加熱手段と、おねばが鍋の上端より上昇したことを検知するおねば検知手段と、前記加熱手段を制御する加熱制御手段を備え、前記加熱制御手段は、おねば検知手段の検知状態に応じて前記加熱手段の加熱量を変化させ、前記加熱制御手段は、炊飯器内の鍋底の温度が90度から110度の範囲の他の範囲にある場合に前記おねば検知手段の検知結果に依存せずに前記加熱手段を制御してなる炊飯器。
- 調理物を入れる鍋と、前記鍋を加熱するための加熱手段と、おねばが鍋の上端より上昇したことを検知するおねば検知手段と、前記加熱手段を制御する加熱制御手段を備え、前記加熱制御手段は、おねば検知手段の検知状態に応じて前記加熱手段の加熱量を変化させ、前記加熱制御手段は、沸騰維持工程の他の範囲において前記おねば検知手段の検知結果に依存せずに前記加熱手段を制御してなる炊飯器。
- 加熱制御手段は、おねば検知手段によりおねばの上昇を検知中は加熱手段の加熱を停止し、おねばの上昇を検知しなくなると再び加熱手段の加熱を開始する請求項1または2に記載の炊飯器。
Priority Applications (9)
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| HK09106825.9A HK1129285B (en) | 1997-06-13 | 2009-07-24 | Rice cooker |
Applications Claiming Priority (1)
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Families Citing this family (2)
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| JP4785977B2 (ja) * | 2010-04-28 | 2011-10-05 | 三菱電機株式会社 | 誘導加熱調理器 |
-
1997
- 1997-08-26 JP JP22970997A patent/JP3552480B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
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|---|---|
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