JP3554384B2 - 空気調和機の室内ユニット - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は除湿機能を備えた空気調和機の室内ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
室内を快適に空気調和する熱交換サイクルとしては、室内温度を下げないで相対湿度だけを低く保つようにする除湿機能を備えることが要求される。そのような場合には、室内ユニットの室内熱交換器に通された冷媒管の中途部に、冷媒の流れを絞る絞り機構と、この絞り機構を介さずに冷媒を流すバイパス機構とからなる除湿機能の切り換え手段を設けるようにしている。この切り換え手段は、通常、室内熱交換器の前面側に配設されている。
【0003】
上記室内熱交換器は、上記切り換え手段よりも上流側の部分が凝縮器として機能し、下流側の部分が上記切り換え手段の切り換え操作によって蒸発器あるいは凝縮器として選択的に機能させることができるようになっている。つまり、上記絞り機構に冷媒を流して気化させれば、下流側の部分が蒸発器として機能するから除湿が行え、冷媒を絞り機構を介さずに流せば、上流側と同様、凝縮器として機能させることができる。
【0004】
ところで、除湿を行うために、上記切り換え手段の絞り機構を機能させた場合、この絞り機構を構成する部品やその部品近傍の冷媒管にドレンが付着することが避けられない。上記部品は冷媒管とともに上記室内熱交換器の前面側に単に配置されているだけである。
【0005】
そのため、その部品は、室内熱交換器の前面側から浮き上がり、その前面側に上記部品とともに配置された空気清浄フィルタに接触し易いため、上記部品に付着したドレンが上記フィルタを伝わって室内ユニット本体外部に滴下するということがあった。
【0006】
また、ドレンの一部は、熱交換器を伝わらず、上記部品や配管から室内熱交換器の下端に対向配置されたドレンパンに直接滴下する。上記部品や配管からドレンパンに直接滴下するドレンは落差が大きくなるから、周囲に飛散し、室内ユニット本体外部に滴下するということがある。
【0007】
また、冷媒を、上記切り換え手段の、とくに絞り機構に流す場合、その上流側で流れが乱れて流動音が発生し易いということがある。そこで、従来は上記冷媒管の絞り機構近傍の表面に防振ゴムを付着して騒音を吸収するということが行われていた。
【0008】
しかしながら、防振ゴムを用いた消音は、騒音が冷媒管の表面から放射するのを遮るだけであるから、消音効果が低いということがあり、その消音を効果的に行うことが難しいということがあった。
【0009】
また、冷媒を絞り機構あるいはバイパス機構のいずれかに選択的に流すためには上記バイパス機構に電磁式の二方弁を用い、その二方弁を開閉制御することで上記冷媒の流れ方向を制御するということが行われる。そのため、開閉動作時に騒音が発生するのが避けられないということがあった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の除湿機能を備えた室内ユニットにおいては、室内熱交換器の前面側に設けられた除湿機能の切り換え手段を構成する部品やその部品を接続した冷媒管に付着したドレンが上記室内熱交換器の前面側に配置されたフィルタを伝わって室内ユニットの外部に滴下したり、上記部品からドレンパンに直接落下することで周囲に飛散して室内ユニットの外部に滴下するということがあった。
【0011】
また、冷媒が上記切り換え手段を流れる際に騒音が発生し易いということがあり、さらに切り換え手段に電動式の二方弁を用いると、開閉動作時に騒音が発生するということがあった。
【0013】
この発明の目的は、冷媒の流れが乱れて騒音が発生するのを効率よく防止できるようにした空気調和機の室内ユニットを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための請求項1に記載された発明は、 除湿機能を有する空気調和機の室内ユニットにおいて、
室内ユニットの本体と、
フィンおよびこのフィンに通された冷媒管を有し、上記本体内に配設された室内熱交換器と、
上記冷媒管の中途部に設けられこの冷媒管を流れる冷媒の流れを絞る絞り機構および絞り機構を介さずに冷媒を流す機構を有する除湿機能の切り換え手段と、
上記冷媒管の上記絞り機構の上流側に設けられ内部に網目の大きさが異なる複数の網体がその網目の大きさの大きい順に冷媒の流れ方向上流側から下流側に沿って配置された消音器と
を具備したことを特徴とする。
【0015】
請求項2に記載された発明は、除湿機能を有する空気調和機の室内ユニットにおいて、
室内ユニットの本体と、
フィンおよびこのフィンに通された冷媒管を有し、上記本体内に配設された室内熱交換器と、
上記冷媒管の中途部に設けられこの冷媒管を流れる冷媒の流れを絞る絞り機構および絞り機構を介さずに冷媒を流す機構を有する除湿機能の切り換え手段と、
上記冷媒管の上記絞り機構の上流側に設けられ内部に孔径の異なる複数の多孔質部材がその孔径の大きさの大きい順に冷媒の流れ方向上流側から下流側に沿って配置された消音器と
を具備したことを特徴とする。
【0028】
【作用】
この発明によれば、冷媒管の絞り機構の入り口側の部分に設けられた消音器で発生する騒音を低減することができる。
【0029】
【実施例】
以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
図2は空気調和機の室内ユニット1を示し、この室内ユニット1は本体2を有する。この本体2の上面と前面とにはそれぞれグリル3が設けられた上面吸込口4aと前面吸込口4bとが形成され、下面には吹出口5が形成されている。
【0030】
上記本体2内には室内熱交換器6が設けられている。この室内熱交換器6は上部熱交換器部6Aと下部熱交換器部6Bとがくの字状に屈曲されてなり、上記上部熱交換器部6Aは所定の角度で傾斜して上記上面吸込口4aに対向し、下部熱交換器部6Bはほぼ垂直な状態で前面吸込口4bに対向している。
【0031】
上記下部熱交換器部6Bの下端部にはドレンパン7が配設され、上記室内熱交換器6の内面側には送風機8が配設されている。この送風機8が作動することで、図2に矢印で示すように、室内空気が上記上面吸込口4aと前面吸込口4bとから吸引され、各吸込口に対向する室内熱交換器6の上部、下部熱交換器部6A、6Bでそれぞれ熱交換し、上記吹出口5から室内に吹き出されるようになっている。
【0032】
上記室内熱交換器6の各熱交換器部6A、6Bはそれぞれアルミニウムからなるフィン11を積層するとともにそのフィン11に冷媒管12を蛇行状に貫通させて形成されている。上部熱交換器部6Aと下部熱交換器部6Bに通された冷媒管12は連通しているとともに、その冷媒管12の中途部は外部に導出されている。
【0033】
図1に示すように、上記冷媒管12の外部に導出された中途部は流出部12aと流入部12bとをなし、この流出部12aと流入部12bとには除湿機能の切り換え部15が後述するごとく接続されている。
【0034】
上記室内熱交換器6の上部熱交換器部6Aの冷媒管12の入口側となる一端には室内熱交換サイクルを形成する供給管21が第1のコネクタ22を介して接続されている。上部熱交換器部6Aの冷媒管12の他端である、上記流出部12aには第2のコネクタ23を介して上記切り換え部15の流入側に接続されている。この切り換え部15の流出側は第3のコネクタ24を介して上記流入部12bに接続されている。
【0035】
上記流入部12bは上部熱交換器部6Aの冷媒管12の端部に接続され、その冷媒管12の他端側は下部熱交換器部6Bを蛇行して外部に導出され、第4のコネクタ25を介して室内熱交換サイクルを形成する戻り管26に接続されている。
【0036】
上記切り換え部15は、一端を上記第2のコネクタ23に接続し、他端を上記第3のコネクタ24に接続したバイパス機構のバイパス回路を形成するバイパス管31を有する。このバイパス管31の中途部には電動式の二方弁32が設けられている。
【0037】
上記バイパス管31の二方弁32より第2のコネクタ23側の部分からは絞り機構を形成する主管33が分岐され、この主管33の中途部には冷媒の流れ方向に沿って緩衝タンク34、消音器35およびキャピラリチュ−ブ36が順次設けられ、バイパス管31の二方弁32より第3のコネクタ24側の部分に接続するよう構成されている。したがって、上記流出部12aから第2のコネクタ23を介して切り換え部15に流入した冷媒は、上記二方弁32が開放されていれば、バイパス管31を流れて流入部12bへ戻り、上記二方弁32が閉じていれば、上記主管33からキャピラリチュ−ブ36を通って上記流入部12bへ戻ることになる。
【0038】
除湿運転の際には、上記供給管21からは冷媒が上部熱交換器部6Aの冷媒管12に供給され、また上記二方弁32は閉じられている。それによって、上部熱交換器部6Aで冷媒が凝縮液化し、下部熱交換器部6Bではキャピラリチュ−ブ36を介して冷媒が蒸発気化される。
【0039】
したがって、室内空気は、上部熱交換器部6Aによって加熱され、下部熱交換器部6Bによって冷却除湿されることになる。その結果、室内ユニット1に吸入される室内空気は一部が加熱され、残りが除湿され、これらがミックスされて吹き出されるため、温度低下することなく相対湿度が低下することになる。つまり、上部熱交換器部6Aは加熱器として機能し、下部熱交換器部6Bは冷却器として機能することになる。
【0040】
上記上部熱交換器部6Aの外面(上面)には、その長手方向に沿って長いフィルタフレ−ム41が設けられている。このフィルタフレ−ム41は、図3乃至図5に示すように第1の収容部42と第2の収容部43とが一体に並設形成されてなる。
【0041】
上記第1の収容部42は、矩形状の枠部44aを有し、その長手方向両端部の下面に一対の溝部44bが形成されていて、その溝部44bには空気清浄用のフィルタ45が両端部を着脱自在に挿入保持されるようになっている。
【0042】
上記第2の収容部43は、下面が開放し、切り換え部15が設置されている上面部分がド−ム状の上部壁によって覆われ、下面は上部熱交換器部6Aの外面に対向している。
【0043】
上記第2の収容部43のド−ム状の上部壁を形成する部分の長手方向一側壁は、第2の収容部43と上記第1の収容部42とを隔別する仕切部46をなし、他側壁は一側壁に比べて長さ寸法が短い保持部47をなしている。
【0044】
さらに、図5に示すように第2の収容部43の上部熱交換器部6Aの傾斜方向下端側に位置する一側は、第2の収容部43内で発生したドレンが外部に滴下するのを防止し、上部熱交換器部6Aのフィン11方向へガイドするドレンガイド部48となっている。
【0045】
それによって、第2の収容部43内で発生したドレンは上記ドレンガイド部48から上部熱交換器部6Aのフィン11および下部熱交換器部6Bのフィン11を伝わってドレンパン7に滴下することになり、切り換え部15から直接ドレンパン7へ滴下するのが防止される。
【0046】
上記切り換え部15は、図3および図5に示すようにフィルタフレ−ム41の上記第2の収容部43のド−ム状の上部壁形成部分に収容されている。そして、上記バイパス管31に接続された流出管12aと流入管12bとの端部は上記保持部47に形成された凹部74aに係合して押圧保持される。その結果、上記切り換え部15、とくに二方弁32が上部熱交換器部6Aの外面から浮き上がるのが規制されている。
【0047】
また、仕切部46によって第1の収容部42と第2の収容部43とが隔別されているため、第2の収容部43に収容された切り換え部15のバイパス管31や二方弁32に付着したドレンが第1の収容部42に保持されたフィルタ45に付着するのを防止できる。それによって、切り換え部15で発生するドレンが上記フィイルタ45を伝わって本体1の外部に滴下するのを防止できる。
【0048】
上記二方弁32は図6に示す制御回路51によって開閉制御されるようになっている。この制御回路51は交流電源52に接続された整流器53と、この整流器53の出力側に接続された第1のコンデンサ54からなる整流回路55を有する。この整流回路55の出力側には時定数回路56が接続されている。この時定数回路56は直列に接続された一対の抵抗57と、一方の抵抗に並列に接続された第2のコンデンサ58からなる。
【0049】
上記一方の抵抗57と第2のコンデンサ58との間にはフォトカプラ59が設けられている。このフォトカプラ59はフォトトランジスタ61と発光ダイオ−ド62からなり、発光ダイオ−ド62は一端に直流電圧が印加され、他端には抵抗63を介して制御用トランジスタ64が接続されている。この制御用トランジスタ64のベ−スには制御装置65からの制御信号が印加されるようになっている。それによって、上記発光ダイオ−ド62に電流がながれて発光するから、フォトトランジスタ61が通電状態になる。
【0050】
上記整流回路55の出力側には、直列に接続された上記二方弁32の駆動用のコイル32A、駆動用トランジスタ66および抵抗67が上記一対の抵抗57と並列に接続されている。なお、コイル32Aには逆起電力防止用のダイオ−ド69が並列に接続されている。
【0051】
上記駆動用トランジスタ66のベ−スは抵抗70を介して上記第2のコンデンサ58およびフォトトランジスタ61に接続されている。フォトトランジスタ61が導通状態になると、ここを流れる電荷が第2のコンデンサ58に蓄えられながら駆動用トランジスタ66のベ−スに印加される。
【0052】
それによって、駆動用トランジスタ66が導通状態となるから、上記コイル32Aに電流が流れ、二方弁32が開放方向に作動することになる。コイル32Aに流れる電流は、駆動用トランジスタ66のベ−スに印加される電圧に比例する。このベ−スに印加される電圧は、フォトトランジスタ61を流れる電流であり、その電荷は一部が第2のコンデンサ58に蓄えられながら上記ベ−スに印加される。なお、二方弁32はその弁がコイルばねにより閉止方向に弾性保持される構成となっている。
【0053】
したがって、上記駆動用トランジスタ66のベ−スに印加される電圧は徐々に増加し、その増加に上記コイル32Aを流れる電流が比例するから、二方弁32はばねの弾性保持力に抗して除々に開動作することになる。
【0054】
また、二方弁32を閉じるために制御装置65からの制御信号が停止されると、フォトトランジスタ61に電流が流れなくなるが、駆動用トランジスタ66のベ−スには第2のコンデンサ58に蓄えられた電荷に応じた電圧が印加され、その電圧は徐々に減少する。そのため、二方弁32の閉動作はばねの弾性保持力が増加していくことで除々に行われる。
【0055】
このように、二方弁32の開閉動作が緩やかに行われることで、その動作時に騒音が発生するのを低減することができる。
上記消音器35は図7に示すように中空状の筐体71を有する。この筐体71の両端部は細径に絞られており、中央部分には複数枚の消音板、この実施例では3枚の消音板72がリング状のスペ−サ73を介して所定間隔で積層収容されている。上記消音板72としては図8(a)に示すように網目の大きさが異なる、たとえば金網などの3枚の網体72a〜72cが網目の大きい順に図中矢印で示す冷媒の流れ方向上流側から下流側に沿って順次配置される構成や、図8(b)に示すように孔径の異なる3枚の多孔質板74a〜74cが孔径の大きい順に冷媒の流れ方向上流側から下流側に沿って順次配置される構成のいずれであってもよい。
【0056】
網目あるいは孔径の異なる3枚の網体72a〜72cあるいは多孔質板74a〜74cを配置することで、図9中に曲線A〜Cで示すようにそれぞれの網体72a〜72cあるいは多孔質板74a〜74cが減衰する振動数νが異なる。つまり、網目あるいは孔径の大きさが小さくなるにつれて効果的に減衰できる振動数が高くなるから、3枚の消音板72を網目や孔径の大きさの順に順次積層配置することで、全体としては破線で示す曲線Xのように広い周波数帯域の振動を効率よく減衰できることになる。
【0057】
このように構成された空気調和機の室内ユニット1によれば、除湿運転を行う場合には、図1に矢印で示すように供給管21から室内熱交換器6の上部熱交換器部6Aの冷媒管12に冷媒が供給され凝縮する。凝縮冷媒は温度が高いから、送風機8によって循環させられる室内空気の一部が加熱されることになる。
【0058】
上記凝縮されて液化した冷媒は上部熱交換器部6Aから切り換え部15に流れる。除湿運転時にはバイパス管31の中途部に設けられた二方弁32が閉じられている。したがって、切り換え部15に流れた液冷媒は主管33から緩衝タンク34、消音器35を経てキャピラリチュ−ブ36に流れ、室内熱交換器6の上部熱交換器部6Aの冷媒管12の下流部分へ送られ、そこから下部熱交換器部6Bへと流れることで蒸発され、送風機8によって循環させられる室内空気の一部を冷却除湿する。下部熱交換器部6Bで冷却除湿された室内空気は上部熱交換器部6Aで加熱された室内空気と混合して吹出口5から吹き出される。したがって、室内空気の温度を下げないで、相対湿度だけを低く保つ、除湿運転を行うことができる。
【0059】
除湿運転を行うことで、切り換え部15の主管33、キャピラリチュ−ブ36、バイパス管31あるいは二方弁32などの構成部品にはドレンが付着する。しかしながら、上記切り換え部15はフィルタフレ−ム41の下面側が開放した第2の収容部43に収容されている。この第2の収容部43はフィルタ45を保持した第1の収容部42と仕切部46によって隔別されている。
【0060】
そのため、上記構成部品に付着したドレンは第2の収容部43の隣の第1の収容部42に設けられたフィルタ45に付着して本体2の外部へ滴下したり、熱交換器6のフィン11を伝わらずに直接ドレンパン7や本体2の底部へ滴下して外部へ飛散するなどのことがない。
【0061】
つまり、構成部品に付着したドレンの一部は、第2の収容部43の一部であるガイド部48から上部熱交換器部6Aのフィン11および下部熱交換器部6Bのフィン11を伝わって十分に低い位置からドレンパン7へと流れるから、上述したごとくドレンが本体2内上部から下部に滴下し、室内ユニット本体2の外部に飛散するのを防止することができる。
【0062】
さらに、第2の収容部43には保持部47が設けられ、この保持部47は流出管12aと流入管12bとの端部を押圧保持している。そのため、上記切り換え部15の構成部品が上部熱交換器部6Aの外面から浮き上がりずらいから、そのことによっても構成部品に付着したドレンの一部は上部熱交換器部6Aのフィン11を通じてドレンパン7へガイドされ易くなる。
【0063】
上記二方弁32の開閉動作は制御回路51によって行われる。この制御回路51は上記二方弁32の開閉動作を所定の時定数で除々に行う。つまり、二方弁32は瞬時に開閉されることがない。そのため、開閉時に上記二方弁32から騒音が発生するということがほとんどない。
【0064】
また、上記切り換え部15のキャピラリチュ−ブ36の上流側には消音器35が設けられている。この消音器35には複数の消音板72が積層収容されている。そのため、液冷媒がキャピラリチュ−ブ36に流入する前に流れが乱れることで発生する騒音は上記消音板72によって吸収発散され、減衰されることになる。
【0065】
しかも、上記消音板72としては網目の異なる複数の網体72a〜72cあるいは孔径の異なる複数の多孔質板74a〜74cを、網目あるいは孔径の大きい順に冷媒の流れ方向に沿って配置するようにしたから、冷媒の流れによって発生する騒音を広い周波数帯域にわたって減衰することができる。つまり、消音効果を高めることができる。
【0066】
この発明は上記一実施例に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。たとえば、切り換え部は二方弁とキャピラリチュ−ブとに代わり、1つで開放状態と絞り状態との切り換えが可能な電動膨張弁を用いるようにしてもよい。
【0067】
また、室内熱交換器は上部熱交換器部と下部熱交換器部とに分割したが、1つの熱交換器において冷媒管の中途部に切り換え部を設ける構成であっても差支えない。
【0075】
【発明の効果】
この発明によれば、網目の異なる複数の網体あるいは孔径の異なる複数の多孔質部材を消音器の内部に積層収容したから、広範囲にわたる振動数の振動を減衰することができ、しかも上記網体あるいは多孔質部材を網目あるいは孔径の大きさの大きい順に配置したことで、これらによる消音を効率よく行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の室内熱交換器とそれに設けられた切り換え手段との構成図。
【図2】同じく室内ユニットの縦断面図。
【図3】同じく室内熱交換器の斜視図。
【図4】同じくフィルタフレ−ムの正面図。
【図5】同じく図4中のZ−Z線に沿う拡大断面図。
【図6】同じく二方弁の制御回路図。
【図7】同じく消音器の断面図。
【図8】(a)同じく消音板に網体を用いた状態の斜視図、(b)は同じく多孔質部材を用いた状態の斜視図。
【図9】同じく複数枚の消音板による消音効果を示すグラフ。
【符号の説明】
1…室内ユニット、2…本体、6…室内熱交換器、6A…上部熱交換器部、6B…下部熱交換器部、11…フィン、12…冷媒管、31…バイパス管、32…二方弁、36…キャピラリチュ−ブ、41…フィルタフレ−ム、42…第1の収容部、43…第2の収容部、45…フィルタ、46…仕切部、47…保持部、48…ドレンガイド部。
Claims (2)
- 除湿機能を有する空気調和機の室内ユニットにおいて、
室内ユニットの本体と、
フィンおよびこのフィンに通された冷媒管を有し、上記本体内に配設された室内熱交換器と、
上記冷媒管の中途部に設けられこの冷媒管を流れる冷媒の流れを絞る絞り機構および絞り機構を介さずに冷媒を流す機構を有する除湿機能の切り換え手段と、
上記冷媒管の上記絞り機構の上流側に設けられ内部に網目の大きさが異なる複数の網体がその網目の大きさの大きい順に冷媒の流れ方向上流側から下流側に沿って配置された消音器と
を具備したことを特徴とする空気調和器の室内ユニット。 - 除湿機能を有する空気調和機の室内ユニットにおいて、
室内ユニットの本体と、
フィンおよびこのフィンに通された冷媒管を有し、上記本体内に配設された室内熱交換器と、
上記冷媒管の中途部に設けられこの冷媒管を流れる冷媒の流れを絞る絞り機構および絞り機構を介さずに冷媒を流す機構を有する除湿機能の切り換え手段と、
上記冷媒管の上記絞り機構の上流側に設けられ内部に孔径の異なる複数の多孔質部材がその孔径の大きさの大きい順に冷媒の流れ方向上流側から下流側に沿って配置された消音器と
を具備したことを特徴とする空気調和器の室内ユニット。
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1994
- 1994-12-09 JP JP30590594A patent/JP3554384B2/ja not_active Expired - Fee Related
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