JP3555779B2 - 自動販売機の商品収納搬出装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、矩形状のパッケージでなる商品を収納し、販売指令に基づいて搬出する自動販売機の商品収納搬出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動販売機の商品収納搬出装置は図11〜図13に示すように商品が1列で上下方向に収納されるものとして知られている。図において、1は商品収納棚で、上下方向に商品8を1列に積んで収納する角筒でなり、下部には商品搬出口を形成する上下方向に回動可能なフラッパ7が装着され、前面には水平開きの扉9が装着されている。2は商品収納棚1の背面側に備えられた駆動装置で、モータ3の回転軸にクランク状に接続され可動片5を設けた上下方向に移動するリンク4と、可動片5に係合して前後方向に回動可能な押出片6とで形成されている。またリンク4の先端はフラッパ7とクランク状に接続されている。なお10は商品取出口である。
【0003】
そして、販売待機状態を示す図12の状態から商品販売時には、販売指令に基づきモータ3が1/2回転だけ運転され、下方へ移動する可動片5が押出片6を前方水平状態まで回動させる。すると図13に示すように商品群のA商品が、前方へ押し出されて回動したフラッパ7の前方開口から下方の商品取出口10へ落下し、次のB商品が保持された状態になる。さらにモータ3が1/2回転運転されるとフラッパ7が閉じ、その間に商品群が1個分だけ下へ移動してB商品を最下部にした販売待機状態になる。このようにして商品8は下から順に販売指令に基づき搬出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した従来の商品収納搬出装置にあっては、商品収納棚は上下方向に商品を1列に積み上げる構成になっているので、収納できる商品の量が比較的少なく、商品の収納量を増やしたい場合は搭載台数を増やさなければならない。
【0005】
しかし、商品収納容量を増やすために搭載台数を増やす方法は、駆動装置、商品収納棚、取出口、など共通に使用できる要素に対して二重に備えることになるのでコスト的無駄が発生するとともに、自動販売機内に設置するスペース上の問題がある。
そこで、本発明は商品を複数列に収納するとともに、搬出機構を簡略化した自動販売機の商品収納搬出装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、矩形状のパッケージでなる商品を収納し販売指令に基づいて搬出する自動販売機の商品収納搬出装置であって、下部に商品搬出口を有し商品を複数列で上下方向に収納する商品収納棚と、この商品収納棚に収納された各列商品群の最下部の商品を交互に水平方向にずらせて前記商品搬出口から落下させるための搬出機構とを備え、前記搬出機構は前記各列商品群の最下部の商品に対峙して配置された第1押出片および第2押出片を有し、前記第1押出片および第2押出片は水平姿勢と垂直姿勢との間を回動可能であり、一方が水平姿勢にあるとき他方が垂直姿勢となるように連動させてなり、垂直姿勢から水平姿勢に回動する際に最下部の商品を水平方向にずらすものとする。
【0007】
また、上記目的を達成するため請求項2に記載の発明は、矩形状のパッケージでなる商品を収納し販売指令に基づいて搬出する自動販売機の商品収納搬出装置であって、下部に商品搬出口を有し商品を前後2列で上下方向に収納する商品収納棚と、この商品収納棚に収納された各列商品群の最下部の商品を交互に水平方向にずらせて前記商品搬出口から落下させるための搬出機構とを備え、前記搬出機構は前記各列商品群の最下部の商品に対峙して回転可能に支持された円柱状のカムからなり、該円柱状のカムは180°回転するごとにそれぞれ2列の商品群における最下部の商品を交互に水平方向にずらすように互い違いの半円状突出部を有するものとする。
【0008】
【作用】
上記構成において、下部に商品搬出口を有し商品を複数列で上下方向に収納する商品収納棚と、この商品収納棚に収納された各列商品群の最下部の商品を交互に水平方向にずらせて前記商品搬出口から落下させるための搬出機構とを備えると、各列に収納されている商品群を商品の1個分ずつ交互に下降しながら搬出して各列間の商品残量のバランンスを維持することが可能になる。また搬出時に商品を交互に水平方向にずらせることにより1個の商品搬出口を設けるだけで商品を搬出することが可能になる。
【0009】
また、搬出機構が、請求項1に記載の発明のように、各列商品群の最下部の商品に対峙して配置された第1押出片および第2押出片を有し、前記第1押出片および第2押出片は水平姿勢と垂直姿勢との間を回動可能であり、一方が水平姿勢にあるとき他方が垂直姿勢となるように連動させてなり、垂直姿勢から水平姿勢に回動する際に最下部の商品を水平方向にずらすように構成すると、第1押出片が水平姿勢のときは第2押出片が垂直姿勢、第1押出片が垂直姿勢のときは第2押出片が水平姿勢となって交互に変化する。この交互に変化する押出片が垂直姿勢から水平姿勢に変化するときに最下位の商品を水平にずらせて搬出するとともに、水平姿勢で残りの商品群を下降しないように保持する。したがってこの押出片が1/4回転正及び逆方向に回動する度に各列の商品を交互に1個ずつ搬出することが可能になる。
【0010】
また、搬出機構が、請求項2に記載の発明のように、前記各列商品群の最下部の商品に対峙して回転可能に支持された円柱状のカムからなり、該円柱状のカムは180°回転するごとにそれぞれ2列の商品群における最下部の商品を水平方向にずらすように互い違いの半円状突出部を有するものとすると、半円形の突出部は最下位商品を水平にずらすとともに、残りの商品群を押し上げて下降しないように保持する。したがってこのカムが1/2回転する度に各列の商品を交互に搬出することが可能になる。
【0011】
【実施例】
本発明の実施例を図面を参照して説明する。なお、実施例を示す図1〜図10と従来例を示す図11〜図13のそれぞれには、同等部分に同一の符号を付してある。
第1の実施例を示す図1において、11は商品収納棚で、開放した前面上部に商品投入口11cを有し、上下方向に商品8を積み上げて収納する角筒でなり、前後方向の中間に商品8を前後の2列に収納するとともに、商品投入口を形成するための断面逆L字状の仕切板11aと、下部の前後の中央に商品搬出口12を設けた商品8の受台11bとが設けられている。13は商品8の搬出機構で、前列に設けた第1押出片13aと、後列に設けた第2押出片13bとを備えてなり、この押出片13a、13bが互いに連動されて回動可能に軸13cで支持され、第1押出片13aが水平姿勢の時には第2押出片13bは垂直姿勢になる関係に保持されている。なお押出片13a、13bは図示しないリンク機構を介してモータ軸に接続されている。
【0012】
この構成における商品8の搬出操作を説明する。図1において、商品8が収納された前列の商品群はB商品が水平姿勢の第1押出片13aで下降しないように保持され、また後列は第2押出片が垂直姿勢であり、商品群はA商品が最下部となって受け台11bに保持されている。次に第1及び第2押出片13a、13bが1/4回転された第2工程を示す図2において、後列のA商品は第2押出片13bが水平姿勢へ移行すると同時に前方に押されて前後方向の中央位置に達し、前列のB商品は第1押出片1aの保持が解除されて下方へ移動可能な状態になり、この瞬時を経て第3工程を示す図3に至る。そして後列はA商品が商品搬出口12から商品取出口10へ落下するとともに、残りの商品群はC商品が第2押出片13bで下降しないように保持され、また前列の商品群はB商品が最下部となって受台11bに保持されている。次に第1及び第2押出片13a、13bが1/4回転逆に回転された第4工程を示す図4において、前列のB商品は第1押出片13aが水平姿勢へ移行すると同時に前方に押されて前後方向の中央位置に達して商品搬出口12から落下する寸前の状態になるとともに、残りの商品群は第1押出片13aで下降しないように保持されている。このようにして第1及び第2押出片13a、13bが1/4回転正及び逆方向に回転する度に、商品8は前後列から交互に1個ずつ搬出される。
【0013】
第2の実施例を示す図5及び図6において、21は商品収納棚で、開放した前面より上下方向に商品8を積み上げて収納する角筒でなり、左右方向の中間に商品8を左右の2列に収納するための仕切板21aと、下部に各列商品8の前に位置して商品取出口10へ連通した前端に開口を持つ受台21bとが設けられている。22は商品8の搬出機構で、図6に示すようにそれぞれの端面に180°位置の異なる半円形の突出部23a、23bとが設けられ、その軸方向の中心が仕切板21aと略一致し、かつ軸心が商品8のわずか後方に位置して左右に水平姿勢で回転可能に支持された円柱体状のカム23を備えてなる。またこのカム23は図示しないモータ軸に接続されている。
【0014】
この構成における商品8の搬出操作を説明する。図7は待機状態(図5と同状態)を示す第1工程図で、図において、商品8が収納された左列の商品群はB商品がカム23の突出部23bで保持され、また右列ではカムの突出部23aが後退しており、商品群はA商品が最下部となって受台21bに保持されている。次にカム23が1/4回転された第2工程を示す図8において、右列のA商品はカム23が回転して突出部23aが前進すると同時に前方に押されて受台21b前端の開口から商品取出口10へ落下し、残りの商品群はC商品が突出部23aで下降しないように保持され、また左列の商品群はB商品が突出部23bの回転で若干下方へ移動して支持された状態になる。さらにカム23が1/4回転された第3工程を示す図9において、右列の商品群はC商品が下部になって突出部23aに押し上げらて保持され、また左列の商品群は後退した突出部23bから外れて下降しB商品が最下部になって受台21bに保持されている。さらにカム23が1/4回転された第4工程を示す図10において、左列のB商品はカムの回転により突出部23bが前進すると同時に前方に押されて受台21b前端の開口から商品取出口10へ落下するとともに、残りの商品群はD商品が突出部23bで下降しないように保持され、また右列の商品群はC商品が突出部23aの回転で若干下方へ移動して支持される。このようにしてカムが1/2回転する度に、商品は左右の列から交互に1個ずつ搬出される。
【0015】
上記のように構成すれば、一収納棚に2列で多くの商品が収納されるとともに、各列に収納されている商品群を商品の1個分ずつ交互に下降しながら各列間の商品残量のバランンスを維持した状態で搬出することができる。
また、一商品収納棚内に2列で商品を収納すると、従来のように独立した商品収納棚を2台並べるものに比較して構成要素を共通化して(例えば商品収納棚、商品取出口、モータなど)簡略化できるとともに、設置上の所要スペースを少なくすることができる。
【0016】
【発明の効果】
本発明は、上記説明したように構成されているので、以下に記載する効果を奏する。
下部に商品搬出口を有し商品を複数列で上下方向に収納する商品収納棚と、この商品収納棚に収納された各列商品群の最下部の商品を交互に水平方向にずらせて前記商品搬出口から落下させるための搬出機構とを備えることにより、各列に収納されている商品群を商品の1個分ずつ交互に下降しながら各列間の商品残量のバランンスを維持した状態で搬出することができる。また商品の収納容量を増やすために従来の商品収納棚を例えば2台並べるものに比較して構成要素を共通化して(例えば商品収納棚、商品取出口、駆動装置など)簡略化できるとともに、設置上の所要スペースを小さくすることができる。また搬出時に2列の商品を交互に水平方向にずらすことにより1個の商品搬出口を設けるだけで商品を搬出することができる。
【0017】
また、搬出機構が、各列商品群の最下部の商品に対峙して配置された第1押出片および第2押出片を有し、前記第1押出片および第2押出片は水平姿勢と垂直姿勢との間を回動可能であり、一方が水平姿勢にあるとき他方が垂直姿勢となるように連動させてなり、垂直姿勢から水平姿勢に回動する際に最下部の商品を水平方向にずらすよう構成することにより、交互に変化する押出片が垂直姿勢から水平姿勢に変化するときに商品を水平にずらして搬出するとともに、水平姿勢で上段の製品の落下を防止して、2列の商品を交互に容易に搬出できる。したがって搬出機構は比較的簡略化された形にできる。
【0018】
さらに、搬出機構が、各列商品群の最下部の商品に対峙して回転可能に支持された円柱状のカムからなり、該円柱状のカムは180°回転するごとにそれぞれ2列の商品群における最下部の商品を水平方向にずらすように互い違いの半円状突出部を有するよう構成することにより、半円形の突出部は商品を水平にずらすとともに、残りの商品群を押し上げて下降しないように保持する。したがって1個のカムを備えるだけで2列の商品を交互に容易に搬出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例を示す商品収納搬出装置の側断面図
【図2】図1の商品搬出時第2工程図
【図3】図1の商品搬出時第3工程図
【図4】図1の商品搬出時第4工程図
【図5】第2の実施例を示す商品収納搬出装置の正面断面図
【図6】図5の要部の斜視図
【図7】図5の商品搬出時第1工程図で(a)は要部の正面図、(b)は側面図
【図8】図5の商品搬出時第2工程図で(a)は要部の正面図、(b)は側面図
【図9】図5の商品搬出時第3工程図で(a)は要部の正面図、(b)は側面図
【図10】図5の商品搬出時第4工程図で(a)は要部の正面図、(b)は側面図
【図11】従来例を示す商品収納搬出装置の斜視図
【図12】図11の要部断面図
【図13】図12の商品搬出時第1工程図
【符号の説明】
1 商品収納棚
2 駆動装置
3 モータ
4 リンク機構
5 可動片
6 押出片
7 フラッパ
8 商品
9 扉
10 商品取出口
11 商品収納棚
12 商品搬出口
13 搬出機構
13a 第1押出片
13b 第2押出片
21 商品収納棚
22 搬出機構
23 カム
23a 突出部
23b 突出部
Claims (2)
- 矩形状のパッケージでなる商品を収納し販売指令に基づいて搬出する自動販売機の商品収納搬出装置であって、
下部に商品搬出口を有し商品を前後2列で上下方向に収納する商品収納棚と、この商品収納棚に収納された各列商品群の最下部の商品を交互に水平方向にずらせて前記商品搬出口から落下させるための搬出機構とを備え、前記搬出機構は前記各列商品群の最下部の商品に対峙して配置された第1押出片および第2押出片を有し、前記第1押出片および第2押出片は水平姿勢と垂直姿勢との間を回動可能であり、一方が水平姿勢にあるとき他方が垂直姿勢となるように連動させてなり、垂直姿勢から水平姿勢に回動する際に最下部の商品を水平方向にずらすことを特徴とする自動販売機の商品収納搬出装置。
たことを特徴とする - 矩形状のパッケージでなる商品を収納し販売指令に基づいて搬出する自動販売機の商品収納搬出装置であって、
下部に商品搬出口を有し商品を前後2列で上下方向に収納する商品収納棚と、この商品収納棚に収納された各列商品群の最下部の商品を交互に水平方向にずらせて前記商品搬出口から落下させるための搬出機構とを備え、前記搬出機構は前記各列商品群の最下部の商品に対峙して回転可能に支持された円柱状のカムからなり、該円柱状のカムは180°回転するごとにそれぞれ2列の商品群における最下部の商品を交互に水平方向にずらすように互い違いの半円状突出部を有することを特徴とする自動販売機の商品収納搬出装置。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP01760895A JP3555779B2 (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | 自動販売機の商品収納搬出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01760895A JP3555779B2 (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | 自動販売機の商品収納搬出装置 |
Publications (2)
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| JPH08212452A JPH08212452A (ja) | 1996-08-20 |
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Family Applications (1)
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| JP01760895A Expired - Fee Related JP3555779B2 (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | 自動販売機の商品収納搬出装置 |
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1995
- 1995-02-06 JP JP01760895A patent/JP3555779B2/ja not_active Expired - Fee Related
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