JP3557540B2 - 通電発熱変色体及び前記変色体を変色させる通電変色具セット - Google Patents
通電発熱変色体及び前記変色体を変色させる通電変色具セット Download PDFInfo
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は通電発熱変色体及び前記変色体を変色させる通電変色具セットに関する。さらに詳細には、低電圧の印加により通電発熱体を熱変色層の変色に要する適正温度に速やかに昇温させ、比較的大面積の熱変色層を速やかに熱変色可能に構成した通電発熱体及び前記変色体を簡易且つ過熱等の危険もなく安全に変色させる軽便な通電変色具セットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、通電発熱体を発熱させて熱変色層を変色させる試みは、幾つか開示されている。
例えば、導電性インキ等の印刷層を発熱させ、前記印刷層上に形成した熱変色層を変色させる試み(実公平5−32862号公報、実開平6−27180号公報等)やセラミック材料からなる正特性抵抗発熱体を適用する試み(特開平4−109986号公報等)が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記導電性インキ等の導電印刷層による系では、前記導電印刷層自体が導電性金属微粉末がバインダーに分散固着されているので、抵抗値が比較的高く、短時間での昇温には高電圧の印加を必要とし、更には、前記導電性インキは高粘性のため、複雑かつ細線の印刷回路を形成することが困難であり、加えて印刷層の厚みバラツキ等を余儀なくされ、所望の均質性の発熱回路が得られない。 一方、セラミック材料からなる正特性抵抗発熱体を適用する系では、発熱温度を自己制御できるが、発熱までの時間が長い上、材料自体が硬質であると共に大きさがその成形性の面から制約されており、屈曲性或いは比較的大面積の熱変色には不向きであった。
本発明は前記した従来の通電発熱体による熱変色系の不具合を解消し、低電圧の印加により、長い距離にわたる、比較的大面積の熱変色層を速やかに変色させることができ、更には細線の導電発熱回路の多様なパターンが形成でき、その均質性も満たす通電発熱変色体、及び前記変色体を低電圧の印加により速やかに且つ過熱の危険もなく、効果的に熱変色させる軽便且つ安全性の高い通電変色具セットを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明を図面について説明する。(図1〜図18参照)
第1の発明は熱変色層が通電発熱層に接触、近接又は中間層を介して配置され、前記通電発熱層に通電することにより、熱変色層を変色させる通電発熱変色体において、前記通電発熱層11が非導電性支持体13表面に配設された金属薄膜による適宜形状の導電発熱回路であり、前記金属薄膜が、常温における体積抵抗率が1.4×10−6Ω・cm〜2.5×10−5Ω・cmの範囲にある金属から選ばれる、厚さ400Å〜100μmであり、且つ単位面積当り発熱量が、常温域で10×10−3W/cm2 〜3W/cm2 の範囲にある薄膜からなり、0.8V〜15Vの電圧印加により、熱変色層12を熱変色可能に構成した通電発熱変色体1を要件とする。 第2の発明は、熱変色層が通電発熱層に接触、近接又は中間層を介して配置され、前記通電発熱層に通電することにより、熱変色層を変色させる通電発熱変色体において、前記通電発熱層11が非導電性支持体13表面に配設された金属薄膜による適宜形状の導電発熱回路であり、前記金属薄膜が、常温における体積抵抗率が1.4×10−6Ω・cm〜2.5×10−5Ω・cmの範囲にある金属から選ばれる、厚さ400Å〜100μmであり、且つ単位面積当り発熱量が、常温域で10×10−3W/cm2 〜3W/cm2 の範囲にある薄膜からなり、一端及び他端に電極17が形成されており、0.8V〜15Vの電圧印加により、熱変色層12を熱変色可能に構成した通電発熱変色体1の、前記電極17と接続して通電変色させる下記構成(1)、即ち、
(1)電気二重層コンデンサ21を保護部材22に主体部を装着し、端子部23を前記通電発熱変色体1の電極17と接続自在に構成してなり、放電電流を前記導電回路に通電する通電変色具2と、前記電気二重層コンデンサ21に電力を供給して充電させる電源体3からなる通電変色具セットを要件とする。
前記において、更には熱変色層12の下層に非変色像15が配設されており、前記熱変色層12の変色により非変色像15が視覚可能に構成されてなること、通電発熱層11の上層には、非変色性ベース層14が配設されてなること、導電発熱回路の一端及び他端に電極17が形成されてなること、金属薄膜層が銅箔からなり、エッチング加工により得られた導電発熱回路であること、導電発熱回路は、複数の細幅の発熱線路が3mm以下の間隔に近接配置されてなること、導電発熱回路は、太幅線と細幅線の組合わせからなり、前記細幅線の箇所に熱変色層12が形成されてなること、導電発熱回路は、一様な厚みを備えた1mm幅から5mm幅にテーパー状に拡幅されてなること、等を要件とする。
更には第2の発明において、電気二重層コンデンサ21は、静電容量範囲0.22〜100Fの範囲から選ばれ、前記コンデンサ21に充電電力を供給する直流電源は、単セル当り0.5V〜6.0Vの電圧を有する電池又はACアダプターによる変換電流であること、電気二重層コンデンサ21の端子部23には、前記電極17以外の導電材料に接触することによるショートを回避させるショート防止機構24が設けられてなること、電源体3は電池をケース内にセットしてなり、前記電源体3の電極33と電気二重層コンデンサ21の端子部23との間には誤接続防止機構25が設けられてなること、電気二重層コンデンサ21の端子は、その端子をリング状導電部材231に接続して端子部23を構成していると共に該端子部を内在させ、端部を開口した環状突部からなるショート防止機構24が保護部材22の前端部に設けられてなること、電気二重層コンデンサの端子部23と、通電発熱層11の電極との接続をガイドするガイド機構26が保護部材22の前端に設けられてなること、電気二重層コンデンサ21には、発光体27が接続され、充電時及び可使状態において点灯するよう構成したこと、等を要件とする。
【0005】
前記第1の発明について、更に詳細に説明する。
本発明は、良導電性金属材料による薄膜の導電発熱回路を形成することにより、低電圧の印加により所望の発熱温度に速やかに昇温させ、熱変色層を熱変色させることを特徴とし、既述の如き導電性インキによる高抵抗値の導電印刷層の系の不具合を解消しようとするものである。
金属薄膜層を形成する金属は、体積抵抗率1.4×10−6〜2.5×10−5Ω・cmの範囲にあるものが有効であり、具体的には、銅、銅合金、アルミニウム、ニッケル、亜鉛、スズ、チタン、金、銀等の良導電性金属材料が挙げられるが、比較的低コストであり、低抵抗値を有する銅からなる薄膜を適用した系が最も有効である。更に、具体的には、プラスチックフイルム等の基材表面に形成した銅箔層(通常、2μm〜50μm厚程度、より好ましくは3〜15μm厚)をエッチング加工により所望の発熱回路パターンを配設した系が、前記回路パターンの形成し易さ、導電性、持久性、発熱性等の面で実用性を満たす。
更に、目的に応じて、金属蒸着による400Å程度のものから、他の金属箔による100μm程度の厚みの範囲が適用される。
単位面積当りの発熱量は、10×10−3W/cm2 〜3W/cm2 、好ましくは50×10−3〜2W/cm2 、より好ましくは、200×10−3W/cm2 〜1W/cm2 であり、前記好適範囲の発熱量に設定することにより、速やかに所望の発熱温度に昇温し、且つ過熱等による危険もなく安全温度に保持される。
10×10−3W/cm2 未満の系では低電圧の印加では、短時間で発熱しない。一方、3W/cm2 を越えると瞬時に高温に発熱し危険性を有する。
印加電圧は、0.8V未満では、常温域で熱変色層を変色させて視覚できる程度の温度に短時間で昇温でき難いし、15V以上では、玩具用等への適用に不向きであり、通常、1.5V〜9Vの範囲の直流電源が印加される。
前記した導電発熱回路の上層には、特殊な系を除き、通常、非変色性顔料の分散インキ等を隠蔽印刷して、前記回路の視覚を妨げる非変色性ベース層14を形成し、次いで、前記非変色性ベース層14上に非変色像15を非熱変色性インキにより形成し、前記非変色像15の上層に該非変色像の常温での視覚を妨げる熱変色層12を形成する。ここで、導電発熱回路パターンは、発熱により熱変色層12を変色させて非変色像15を顕出させる関連性を満たすよう、非変色像15に相応するパターンの設計がなされる。
非変色性輪郭層16は、熱変色層12の変色による熱の拡がりにより輪郭が不鮮明となることを防ぐためのものであり、適宜、配設される。
熱変色層12を形成する熱変色性材料は、従来より公知の感温変色性色素を含む熱変色性材料、例えば、電子供与性呈色性有機化合物、電子受容性化合物及び前記両者の呈色反応を可逆的に生起させる有機化合物媒体の3成分を含む熱変色性材料又は前記成分の樹脂固溶体の微粒子の形態の熱変色性を示す熱変色性材料(例えば、特公昭51−35414号公報、特公昭51−44706号公報、特公平1−29398号公報等)を挙げることができる。前記は所定の温度(変色点)を境として、その前後で変色し、変化前後の両状態のうち常温域では特定の一方の状態しか存在しえない。即ち、もう一方の状態では、その状態が発現するのに要する熱または冷熱が適用されている間は維持されるが、前記熱又は冷熱の適用がなくなれば、常温域で呈する状態に戻る(所謂、温度変化による温度−色濃度について小さいヒステリシス幅を示して変色する)タイプである。
又、本出願人が先に提案した特公平4−17154号公報、特開平6−135144号公報等に記載されている、大きなヒステリシス特性を示して変色する色彩記憶性感温変色性色素を含む熱変色性材料(即ち、温度変化による着色濃度の変化をプロットした曲線の形状が、温度を変色温度域より低温側から温度を上昇させていく場合と逆に変色温度より高温側から下降させていく場合とで大きく異なる経路を辿って変色するタイプ:低温側変色点と高温側変色点の間の常温域において、前記低温側変色点以下又は高温側変色点以上の温度で変化させた様相を記憶保持できる)で彩色された熱変色層が挙げられる。
尚、熱変色層12の表面には、透明樹脂或いはマット状のコーティング層を適宜、設けることができる。
次に、第2の発明について更に詳細に説明する。
【0006】
前記した電気二重層コンデンサ21は、公知のものを適用できる。その構成は基本セルにおいて、活性炭と電解液(希硫酸水溶液)の混合系からなり、活性炭同士の接触による短絡を防止するため電気的絶縁性の多孔質セパレーターを介在させて構成し、前記固体と液体との異なった二層が接触すると、その界面において正負の電荷が極めて短い距離を隔てて相対して分布し、そこへ外部から電圧を印加すると、更に大きな電荷を短時間で蓄える作用をなすものであり、本発明における低電圧の印加により作動する玩具要素への通電手段として有効に機能する。市販品として、松下電子部品株式会社製の商品名ゴールドキャパシタALシリーズ(円筒形であり、単セル2.5V耐電圧、容量0.22F(外径寸法:φ6.8×L21mm)〜10F(外径寸法:φ18×L35mm)のものを例示できる。 前記した電気二重層コンデンサ31は、蓄電池的機能を果たし、電気容量はコンデンサと較べ大容量であり、大電流の瞬時の放電が可能であり、電源電池の電力を小分けして蓄えるので、放電電力は限られており、過熱によるトラブルを発生させず、温度センサや制御回路が不要である。又、電源電池の容量が減少したとしても、充電時間が長くなるだけであり、一回の放電出力は略一定であり、電池を経済的に使用できる。又、放電特性が電池より優れており、瞬時に所要電流を放電する。
【0007】
前記直流電源体3としては、乾電池、太陽電池等のバッテリ−、或いはACアダプターによるDC変換電流を適用でき、電気二重層コンデンサ21は前記直流電源よりの電流を受けて充電され、大電流を瞬時に放電し、前記充放電は繰り返しの適用に際して機能を低下させることもなく、玩具要素を繰り返し作動させるために効果的に機能する。
【0008】
電気二重層コンデンサ21からなる通電変色具2は、前記直流電源から所要電流を受けて充電された後、前記電源から分離され、単体として通電発熱層11に放電電流を供給して作動させ、電力消費後にあっては、前記充電−放電操作により繰り返しの通電、作動を行うことができる。
前記電気二重層コンデンサ21を単体の通電手段として適用し、利便性、安全性、持久性を付与させるために、プラスチック製の容筒等からなる保護部材22に主体部を収容させ、端子部23を通電発熱変色体1の電極17に接続、接続解除自在に構成し、更には端子部23が前記電極17以外の導電材料に接触することによるショートを回避させるショート防止機構24等が設けられる。前記における保護部材22は、玩具性或いは意匠性を高めるために適宜形象に造形したプラスチック成形体等を適宜使用できる。
【0009】
【作用】
第1の発明において、通電発熱層11は電気抵抗値の低い、良導電性の金属材料により、発熱所要部位の抵抗値を熱変色層を変色させるに要する適正温度に昇温させるよう設計し、この際、単位面積当り特定の発熱量に設定されているので、低電圧の印加により速やかに適正温度に昇温され、熱変色層12を変色させ、非変色像15を視覚させる。中でも、銅箔のエッチングにより発熱回路を形成する系にあっては、低電圧の印加に即応する適正な良導電性と、目的の箇所を発熱させる抵抗値を高めた細線からなる多様な均質性の発熱回路が形成されており、速やかに熱変色する多様な形状の比較的大面積の熱変色像及び非変色像15を視覚させるのに有効に機能する。
第2の発明における、電気二重層コンデンサ21を適用した通電変色具2は、別に用意した直流電源体3の電流を受けて充電され、放電電流を通電発熱層11に通電して熱変色させる。
ここで、電気二重層コンデンサ21が低抵抗であり、比較的大容量である特性に依存して、急速充放電がおこなわれ、低電圧印加による通電発熱手段として効果的に機能する。
更には、電気二重層コンデンサ21は、その特性に依存して電源電池の電気量を小分けして蓄えており、過電流が継続して放電されることがなく、過熱によるトラブルを発生させない。
【0010】
【実施例】
実施例1(図1〜図7参照)
図1は通電発熱により熱変色層12を消色させ、非変色像15(星座模様)を現出させた状態を示し、図2は前記非変色像15が熱変色層12で隠蔽された非通電時の状態を示す。
図3は前記星座模様を現出させるための導電発熱回路を示し、A部分が星、B部分が星と星を結ぶ線に相当し、図4は前記A部分の非熱変色状態の、図5は熱変色状態の各拡大縦断面説明図である。図6は前記B部分の非熱変色状態の、図7は熱変色状態の各縦断面説明図である。
前記における導電発熱回路は、PETフイルム(ポリエチレンテレフタレートフイルム)に0.3μm厚の銅蒸着薄膜を形成した加工フイルム基材をエッチング加工により形成した、2mm幅の発熱回路であり、両端部を5mm幅となして電極17を構成する(通常、リング状導電部材を取り付け、通電変色具2の端子23との接続の便宜を図る)。前記通電発熱回路は、発熱回路の全長が45cmであり、単位面積当り発熱量は、概略1.23W/cm2 であった。
前記導電発熱回路の上層に非変色性白色顔料インキによる印刷層を形成して、前記回路を隠蔽した後、非変色像15(星座模様)を非変色性インキにより印刷形成し、前記星座模様を可逆性熱変色性インキ(30℃以上で無色、30℃未満で黒色を呈する)により隠蔽印刷し熱変色層12を形成した。
得られた通電発熱体1について、12Vの直流電圧を印加したところ、星座模様の上層の熱変色層が消色し、星座模様を視覚させた。前記通電を解除すると再び熱変色層12は黒色に発色し、星座模様は不可視状態に戻った。
実施例2(図8〜図14)
図8は通電発熱により熱変色層12を消色させ、非変色像15(A、B、C、D、E)を現出させた状態を示し、図9は前記非変色像15が熱変色層12で隠蔽された非通電時の状態を示す。
図10は前記非変色像15を現出させるための導電発熱回路を示し、連続した発熱回路により、A〜Eの各単離像を熱変色層の変色に伴ってって視覚させる。図11は、前記図10のC部分の拡大縦断面状態を示し、導電発熱回路上には非変色性ベース層14が形成され、次いで所望の像を形成する輪郭をもつ熱変色層12〔色彩記憶性熱変色性インキ(低温側変色点18℃、高温側変色点30℃:18℃未満で赤色を呈し、30℃以上で無色に変化し、室温(25℃)で赤色或いは無色の様相を互変的に記憶保持〕を設けると共に、前記熱変色層12を内在状態に赤色の非変色性輪郭層16を配設する。
図12〜図14は、前記図10のC部分に関連して、通電変色により鮮明な像を視覚させる他の例をそれぞれ示し、図12は導電発熱回路11の上層の非変色性ベース層14の上層に熱変色層12を設けると共に非変色性輪郭層16を設けてなり、図13は非変色層16上に熱変色像12を形成した例であり、図14は、図11の変形例であり、熱変色像12の周辺に非変色性輪郭層16を適宜間隔をおいて配設した例である。
前記における基材はアクリルフイルム表面に、10μmの銅箔層が形成されており、エッチング加工により2mm幅の発熱回路(全長80cm)が形成されており、単位面積当り発熱量は、概略57.5×10−3W/cm2 であり、0.8Vの電圧印加により熱変色層を消色させ、前記非変色像15(A〜E)を視覚させた。前記模様は室温下て記憶保持され、一方、18℃以下の冷却により再度、前記像を不可視状態に戻した。
実施例3(図15〜16)
図15は、複数の花柄模様を複数の導電発熱回路の組み合わせにより表現した例であり、D部分の熱変色層12を変色させ、非変色像15(花柄模様)の一部を視覚させた状態を示し、図13は、前記D部分を含む全体の導電発熱回路の平面状態を示す。
図16における導電発熱回路は、PETフイルム表面に5μm厚みの銅箔層が形成された基材を用い、レジストインキにより前記回路と同じ印刷像をスクリーン印刷により形成した後、エッチングにより不要の銅を溶解除去し、導電発熱回路〔2mm線幅を有し、両端を5mm幅の線(端部に電極)に形成〕を形成した。前記各導電回路(各回路の端部には電極17がそれぞれ形成されている)の抵抗値は1.0Ω〜2.0Ωの範囲にあり、D部分の導電発熱回路の面積は約20cm2 である。
前記導電発熱層上に非変色性ベース層14(白色顔料インキによる印刷層)を形成し、次いで非変色像15(花柄模様)を非変色性インキによる印刷形成し、前記花柄模様を含む全表面に色彩記憶性熱色性インキ(低温側変色点:18℃、高温側変色点:30℃、18℃未満で黒色を呈し、30℃以上で無色に変化し、室温(25℃)で前記黒色、無色の様相を互変的に記憶保持させる)にて熱変色層12を印刷形成した。
前記通電発熱体1は、各電極に通電することにより室温下で黒色状態とある熱変色層12をそれぞれ消色させ、全花柄模様を現出させる。
比較例
実施例3の銅箔による導電発熱回路に代えて銀ペースト〔藤倉化成(株)製、ドータイトFA−303〕を用いて、同様のパターンを形成した。各導電回路の抵抗値は、平均値で30Ω〜400Ωであり、印刷の度毎に抵抗値は変動し、均質且つ低電圧で短時間で所定温度に昇温させる回路を形成させることは出来なかった 前記D部分について、抵抗値、変色特性について、前記銅箔による系と銅ペーストによる系を比較すると以下のとおり〔( )内は銀ペーストの系である〕。 銅箔の系では、室温(23℃)において、抵抗値1.7Ω(34〜225Ω)、10秒以内に熱変色層を変色完了させるための電位:2.83V(8.6〜14.5V)、単位面積当り電力(発熱量):235×10−3W/cm2 (47〜109×10−3W/cm2 )をそれぞれ示した。
前記比較データにみられる如く、銀ペーストの系は、銅箔の系に較べ、抵抗値が高い上、バラツキあり、短時間に熱変色させるに要する電位も高く、低電圧の印加により速やかに高精度で熱変色させる用途には実用性を満足させ難い。
次に通電変色具2についての実施例を記載する。
電気二重層コンデンサ21として、ゴールドキャパシタALシリーズ〔(松下電子部品株式会社製)、円筒形状の外観ボディーを有し、単セル2.5Vの耐電圧、静電容量3.3F、1KHzにおける内部抵抗0.3(Ω)、外径寸法φ12.5×L23.0mm、端子の径0.8mmφを有してなる〕を用い、前記コンデンサ21をプラスチック製の保護部材22に収容させ、両端子を真鍮製鳩目231に接続させて端子部23を構成しており、該端子部23は前記保護部材22の前端の開口端に位置させ、ショート防止のための環状突起24に端子部23を内在させており、前記開口端の近傍の軸線方向には電源体3との誤接続を防止するための突条25が設けられており、前記保護部材22の後端には、該コンデンサ21に接続させた発光ダイオード27の一部を突出状態に組み付けて、通電変色具2を構成する。
【0011】
前記通電変色具2に充電電力を供給する電源体3は、プラスチックケース32内に1.5Vの乾電池2個を収容し、その電極33(真鍮製鳩目)をケース32上面の開口部に位置させ、前記開口部には前記突条25と係合する切り欠き34が設けられており、前記端子部23と誤接続することなく、係脱自在に構成される。
通電発熱体1の導電発熱回路の両端部に一体的に連接形成した5mm線幅の端部に形成した電極17(真鍮製鳩目で構成)と接続することにより通電させる。
【0012】
前記の通電変色具2の端子部23と電源体3の電極33と接続させ、10秒間、充電した後、該変色具を単離し、端子部23を前記通電発熱変色体1の電極17に接続し、通電したところ、27℃の室温下において着色状態にある熱変色層12を15秒間、消色状態に保持させることができ、発熱線路の温度は48℃以上に昇温することはなかった。
前記電池による直接印加では長時間、電流が流れ続けるため、発熱線路の温度は80℃以上に昇温した。
【0013】
【発明の効果】
低電圧の印加(0.8〜15V)により、発熱所要部位を通電発熱させ、熱変色層を速やかに変色させ、熱変色像は勿論、熱変色層に隠蔽状態にある非変色像を現出させて視覚させる。導電性インキによる導電印刷回路による系が、高い抵抗値であり、短時間で変色させるには高電圧の印加を必要とし、更には、電極形成の困難さ、大面積の変色が困難なこと等の不具合を一挙に解消する。
中でも、基材表面に形成した銅箔層のエッチング加工により得られる導電発熱回路は、多様な均質性の回路を比較的簡易に形成でき、前記回路に相応する像を現出、視覚させることができる。
更には、低電圧の印加により通電発熱し、熱変色させる通電発熱変色体への通電手段として、電気二重層コンデンサを適用することにより、急速充放電による特性を効果的に発現させる。
前記コンデンサは、電源体に接続して所要の電流を受けて充電された後は、単離され、コードレス状態の単体の通電要素として機能し、通電発熱層の電極に放電し、電力を消費後にあっては、再度、前記の充電操作を行い、繰り返しの放電による通電操作に供することができ、軽便性を満たすと同時に、適正の電流が瞬時に導電発熱層に供給されて発熱させ、熱変色層を効果的に変色させる。この際、過電流が継続して供給されることもなく、過熱の危険もない。更には、ショート防止機構、誤接続防止機構、ガイド機構、充放電時の発光機構等が備えられているので、幼児等にあっても操作を間違うことなく、適正に使用でき、低電圧の作動特性と相まって安全性、実用性を満たし、なかんずく、玩具分野に有効な通電変色セットを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明通電発熱変色体の一実施例を示し、通電発熱により熱変色層を変色させ、非変色像を顕出させた平面状態説明図である。
【図2】図1の通電発熱変色体の非通電時の平面状態説明図である。
【図3】図1の通電発熱変色体の導電発熱回路図である。
【図4】図1の通電発熱変色体のA部分が非熱変色状態の拡大縦断説明図である。
【図5】図1の通電発熱変色体のA部分が熱変色状態の拡大縦断説明図である。
【図6】図1の通電発熱変色体のB部分が非熱変色状態の拡大縦断説明図である。
【図7】図1の通電発熱変色体のB部分が熱変色状態の拡大縦断説明図である。
【図8】本発明通電発熱変色体の他の実施例を示し、通電発熱により熱変色層を変色させ、非変色像を顕出させた平面状態説明図である。
【図9】図8の通電発熱変色体の非通電時の平面状態説明図である。
【図10】図8の通電発熱変色体の導電発熱回路図である。
【図11】図8の通電発熱変色体のC部分の拡大縦断説明図である。
【図12】図8のC部分の他の例の拡大縦断説明図である。
【図13】図8のC部分の他の例の拡大縦断説明図である。
【図14】図8のC部分の他の例の拡大縦断説明図である。
【図15】本発明通電発熱変色体の他の実施例を示し、通電発熱によりD部分の熱変色層を変色させ、非変色像を顕出させた平面状態説明図である。
【図16】図15の通電発熱変色体の導電発熱回路図である。
【図17】本発明通電発熱変色体及び通電変色具セットの各斜視図である。
【図18】本発明通電変色具の適用による操作説明図である。
【符号の説明】
1 通電発熱変色体
11 通電発熱層
12 熱変色層
13 非導電性支持体
14 非変色性ベース層
15 非変色像
16 非変色性輪郭層
17 電極
18 非変色性隠蔽層
2 通電変色具
21 電気二重層コンデンサ
22 保護部材
23 端子部
231 リング状導電部材
232 バネ
24 ショート防止機構
25 誤接続防止機構
26 ガイド機構
27 発光体
3 電源体
31 電源
32 ケース
33 電極
34 誤接続防止機構
【産業上の利用分野】
本発明は通電発熱変色体及び前記変色体を変色させる通電変色具セットに関する。さらに詳細には、低電圧の印加により通電発熱体を熱変色層の変色に要する適正温度に速やかに昇温させ、比較的大面積の熱変色層を速やかに熱変色可能に構成した通電発熱体及び前記変色体を簡易且つ過熱等の危険もなく安全に変色させる軽便な通電変色具セットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、通電発熱体を発熱させて熱変色層を変色させる試みは、幾つか開示されている。
例えば、導電性インキ等の印刷層を発熱させ、前記印刷層上に形成した熱変色層を変色させる試み(実公平5−32862号公報、実開平6−27180号公報等)やセラミック材料からなる正特性抵抗発熱体を適用する試み(特開平4−109986号公報等)が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記導電性インキ等の導電印刷層による系では、前記導電印刷層自体が導電性金属微粉末がバインダーに分散固着されているので、抵抗値が比較的高く、短時間での昇温には高電圧の印加を必要とし、更には、前記導電性インキは高粘性のため、複雑かつ細線の印刷回路を形成することが困難であり、加えて印刷層の厚みバラツキ等を余儀なくされ、所望の均質性の発熱回路が得られない。 一方、セラミック材料からなる正特性抵抗発熱体を適用する系では、発熱温度を自己制御できるが、発熱までの時間が長い上、材料自体が硬質であると共に大きさがその成形性の面から制約されており、屈曲性或いは比較的大面積の熱変色には不向きであった。
本発明は前記した従来の通電発熱体による熱変色系の不具合を解消し、低電圧の印加により、長い距離にわたる、比較的大面積の熱変色層を速やかに変色させることができ、更には細線の導電発熱回路の多様なパターンが形成でき、その均質性も満たす通電発熱変色体、及び前記変色体を低電圧の印加により速やかに且つ過熱の危険もなく、効果的に熱変色させる軽便且つ安全性の高い通電変色具セットを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明を図面について説明する。(図1〜図18参照)
第1の発明は熱変色層が通電発熱層に接触、近接又は中間層を介して配置され、前記通電発熱層に通電することにより、熱変色層を変色させる通電発熱変色体において、前記通電発熱層11が非導電性支持体13表面に配設された金属薄膜による適宜形状の導電発熱回路であり、前記金属薄膜が、常温における体積抵抗率が1.4×10−6Ω・cm〜2.5×10−5Ω・cmの範囲にある金属から選ばれる、厚さ400Å〜100μmであり、且つ単位面積当り発熱量が、常温域で10×10−3W/cm2 〜3W/cm2 の範囲にある薄膜からなり、0.8V〜15Vの電圧印加により、熱変色層12を熱変色可能に構成した通電発熱変色体1を要件とする。 第2の発明は、熱変色層が通電発熱層に接触、近接又は中間層を介して配置され、前記通電発熱層に通電することにより、熱変色層を変色させる通電発熱変色体において、前記通電発熱層11が非導電性支持体13表面に配設された金属薄膜による適宜形状の導電発熱回路であり、前記金属薄膜が、常温における体積抵抗率が1.4×10−6Ω・cm〜2.5×10−5Ω・cmの範囲にある金属から選ばれる、厚さ400Å〜100μmであり、且つ単位面積当り発熱量が、常温域で10×10−3W/cm2 〜3W/cm2 の範囲にある薄膜からなり、一端及び他端に電極17が形成されており、0.8V〜15Vの電圧印加により、熱変色層12を熱変色可能に構成した通電発熱変色体1の、前記電極17と接続して通電変色させる下記構成(1)、即ち、
(1)電気二重層コンデンサ21を保護部材22に主体部を装着し、端子部23を前記通電発熱変色体1の電極17と接続自在に構成してなり、放電電流を前記導電回路に通電する通電変色具2と、前記電気二重層コンデンサ21に電力を供給して充電させる電源体3からなる通電変色具セットを要件とする。
前記において、更には熱変色層12の下層に非変色像15が配設されており、前記熱変色層12の変色により非変色像15が視覚可能に構成されてなること、通電発熱層11の上層には、非変色性ベース層14が配設されてなること、導電発熱回路の一端及び他端に電極17が形成されてなること、金属薄膜層が銅箔からなり、エッチング加工により得られた導電発熱回路であること、導電発熱回路は、複数の細幅の発熱線路が3mm以下の間隔に近接配置されてなること、導電発熱回路は、太幅線と細幅線の組合わせからなり、前記細幅線の箇所に熱変色層12が形成されてなること、導電発熱回路は、一様な厚みを備えた1mm幅から5mm幅にテーパー状に拡幅されてなること、等を要件とする。
更には第2の発明において、電気二重層コンデンサ21は、静電容量範囲0.22〜100Fの範囲から選ばれ、前記コンデンサ21に充電電力を供給する直流電源は、単セル当り0.5V〜6.0Vの電圧を有する電池又はACアダプターによる変換電流であること、電気二重層コンデンサ21の端子部23には、前記電極17以外の導電材料に接触することによるショートを回避させるショート防止機構24が設けられてなること、電源体3は電池をケース内にセットしてなり、前記電源体3の電極33と電気二重層コンデンサ21の端子部23との間には誤接続防止機構25が設けられてなること、電気二重層コンデンサ21の端子は、その端子をリング状導電部材231に接続して端子部23を構成していると共に該端子部を内在させ、端部を開口した環状突部からなるショート防止機構24が保護部材22の前端部に設けられてなること、電気二重層コンデンサの端子部23と、通電発熱層11の電極との接続をガイドするガイド機構26が保護部材22の前端に設けられてなること、電気二重層コンデンサ21には、発光体27が接続され、充電時及び可使状態において点灯するよう構成したこと、等を要件とする。
【0005】
前記第1の発明について、更に詳細に説明する。
本発明は、良導電性金属材料による薄膜の導電発熱回路を形成することにより、低電圧の印加により所望の発熱温度に速やかに昇温させ、熱変色層を熱変色させることを特徴とし、既述の如き導電性インキによる高抵抗値の導電印刷層の系の不具合を解消しようとするものである。
金属薄膜層を形成する金属は、体積抵抗率1.4×10−6〜2.5×10−5Ω・cmの範囲にあるものが有効であり、具体的には、銅、銅合金、アルミニウム、ニッケル、亜鉛、スズ、チタン、金、銀等の良導電性金属材料が挙げられるが、比較的低コストであり、低抵抗値を有する銅からなる薄膜を適用した系が最も有効である。更に、具体的には、プラスチックフイルム等の基材表面に形成した銅箔層(通常、2μm〜50μm厚程度、より好ましくは3〜15μm厚)をエッチング加工により所望の発熱回路パターンを配設した系が、前記回路パターンの形成し易さ、導電性、持久性、発熱性等の面で実用性を満たす。
更に、目的に応じて、金属蒸着による400Å程度のものから、他の金属箔による100μm程度の厚みの範囲が適用される。
単位面積当りの発熱量は、10×10−3W/cm2 〜3W/cm2 、好ましくは50×10−3〜2W/cm2 、より好ましくは、200×10−3W/cm2 〜1W/cm2 であり、前記好適範囲の発熱量に設定することにより、速やかに所望の発熱温度に昇温し、且つ過熱等による危険もなく安全温度に保持される。
10×10−3W/cm2 未満の系では低電圧の印加では、短時間で発熱しない。一方、3W/cm2 を越えると瞬時に高温に発熱し危険性を有する。
印加電圧は、0.8V未満では、常温域で熱変色層を変色させて視覚できる程度の温度に短時間で昇温でき難いし、15V以上では、玩具用等への適用に不向きであり、通常、1.5V〜9Vの範囲の直流電源が印加される。
前記した導電発熱回路の上層には、特殊な系を除き、通常、非変色性顔料の分散インキ等を隠蔽印刷して、前記回路の視覚を妨げる非変色性ベース層14を形成し、次いで、前記非変色性ベース層14上に非変色像15を非熱変色性インキにより形成し、前記非変色像15の上層に該非変色像の常温での視覚を妨げる熱変色層12を形成する。ここで、導電発熱回路パターンは、発熱により熱変色層12を変色させて非変色像15を顕出させる関連性を満たすよう、非変色像15に相応するパターンの設計がなされる。
非変色性輪郭層16は、熱変色層12の変色による熱の拡がりにより輪郭が不鮮明となることを防ぐためのものであり、適宜、配設される。
熱変色層12を形成する熱変色性材料は、従来より公知の感温変色性色素を含む熱変色性材料、例えば、電子供与性呈色性有機化合物、電子受容性化合物及び前記両者の呈色反応を可逆的に生起させる有機化合物媒体の3成分を含む熱変色性材料又は前記成分の樹脂固溶体の微粒子の形態の熱変色性を示す熱変色性材料(例えば、特公昭51−35414号公報、特公昭51−44706号公報、特公平1−29398号公報等)を挙げることができる。前記は所定の温度(変色点)を境として、その前後で変色し、変化前後の両状態のうち常温域では特定の一方の状態しか存在しえない。即ち、もう一方の状態では、その状態が発現するのに要する熱または冷熱が適用されている間は維持されるが、前記熱又は冷熱の適用がなくなれば、常温域で呈する状態に戻る(所謂、温度変化による温度−色濃度について小さいヒステリシス幅を示して変色する)タイプである。
又、本出願人が先に提案した特公平4−17154号公報、特開平6−135144号公報等に記載されている、大きなヒステリシス特性を示して変色する色彩記憶性感温変色性色素を含む熱変色性材料(即ち、温度変化による着色濃度の変化をプロットした曲線の形状が、温度を変色温度域より低温側から温度を上昇させていく場合と逆に変色温度より高温側から下降させていく場合とで大きく異なる経路を辿って変色するタイプ:低温側変色点と高温側変色点の間の常温域において、前記低温側変色点以下又は高温側変色点以上の温度で変化させた様相を記憶保持できる)で彩色された熱変色層が挙げられる。
尚、熱変色層12の表面には、透明樹脂或いはマット状のコーティング層を適宜、設けることができる。
次に、第2の発明について更に詳細に説明する。
【0006】
前記した電気二重層コンデンサ21は、公知のものを適用できる。その構成は基本セルにおいて、活性炭と電解液(希硫酸水溶液)の混合系からなり、活性炭同士の接触による短絡を防止するため電気的絶縁性の多孔質セパレーターを介在させて構成し、前記固体と液体との異なった二層が接触すると、その界面において正負の電荷が極めて短い距離を隔てて相対して分布し、そこへ外部から電圧を印加すると、更に大きな電荷を短時間で蓄える作用をなすものであり、本発明における低電圧の印加により作動する玩具要素への通電手段として有効に機能する。市販品として、松下電子部品株式会社製の商品名ゴールドキャパシタALシリーズ(円筒形であり、単セル2.5V耐電圧、容量0.22F(外径寸法:φ6.8×L21mm)〜10F(外径寸法:φ18×L35mm)のものを例示できる。 前記した電気二重層コンデンサ31は、蓄電池的機能を果たし、電気容量はコンデンサと較べ大容量であり、大電流の瞬時の放電が可能であり、電源電池の電力を小分けして蓄えるので、放電電力は限られており、過熱によるトラブルを発生させず、温度センサや制御回路が不要である。又、電源電池の容量が減少したとしても、充電時間が長くなるだけであり、一回の放電出力は略一定であり、電池を経済的に使用できる。又、放電特性が電池より優れており、瞬時に所要電流を放電する。
【0007】
前記直流電源体3としては、乾電池、太陽電池等のバッテリ−、或いはACアダプターによるDC変換電流を適用でき、電気二重層コンデンサ21は前記直流電源よりの電流を受けて充電され、大電流を瞬時に放電し、前記充放電は繰り返しの適用に際して機能を低下させることもなく、玩具要素を繰り返し作動させるために効果的に機能する。
【0008】
電気二重層コンデンサ21からなる通電変色具2は、前記直流電源から所要電流を受けて充電された後、前記電源から分離され、単体として通電発熱層11に放電電流を供給して作動させ、電力消費後にあっては、前記充電−放電操作により繰り返しの通電、作動を行うことができる。
前記電気二重層コンデンサ21を単体の通電手段として適用し、利便性、安全性、持久性を付与させるために、プラスチック製の容筒等からなる保護部材22に主体部を収容させ、端子部23を通電発熱変色体1の電極17に接続、接続解除自在に構成し、更には端子部23が前記電極17以外の導電材料に接触することによるショートを回避させるショート防止機構24等が設けられる。前記における保護部材22は、玩具性或いは意匠性を高めるために適宜形象に造形したプラスチック成形体等を適宜使用できる。
【0009】
【作用】
第1の発明において、通電発熱層11は電気抵抗値の低い、良導電性の金属材料により、発熱所要部位の抵抗値を熱変色層を変色させるに要する適正温度に昇温させるよう設計し、この際、単位面積当り特定の発熱量に設定されているので、低電圧の印加により速やかに適正温度に昇温され、熱変色層12を変色させ、非変色像15を視覚させる。中でも、銅箔のエッチングにより発熱回路を形成する系にあっては、低電圧の印加に即応する適正な良導電性と、目的の箇所を発熱させる抵抗値を高めた細線からなる多様な均質性の発熱回路が形成されており、速やかに熱変色する多様な形状の比較的大面積の熱変色像及び非変色像15を視覚させるのに有効に機能する。
第2の発明における、電気二重層コンデンサ21を適用した通電変色具2は、別に用意した直流電源体3の電流を受けて充電され、放電電流を通電発熱層11に通電して熱変色させる。
ここで、電気二重層コンデンサ21が低抵抗であり、比較的大容量である特性に依存して、急速充放電がおこなわれ、低電圧印加による通電発熱手段として効果的に機能する。
更には、電気二重層コンデンサ21は、その特性に依存して電源電池の電気量を小分けして蓄えており、過電流が継続して放電されることがなく、過熱によるトラブルを発生させない。
【0010】
【実施例】
実施例1(図1〜図7参照)
図1は通電発熱により熱変色層12を消色させ、非変色像15(星座模様)を現出させた状態を示し、図2は前記非変色像15が熱変色層12で隠蔽された非通電時の状態を示す。
図3は前記星座模様を現出させるための導電発熱回路を示し、A部分が星、B部分が星と星を結ぶ線に相当し、図4は前記A部分の非熱変色状態の、図5は熱変色状態の各拡大縦断面説明図である。図6は前記B部分の非熱変色状態の、図7は熱変色状態の各縦断面説明図である。
前記における導電発熱回路は、PETフイルム(ポリエチレンテレフタレートフイルム)に0.3μm厚の銅蒸着薄膜を形成した加工フイルム基材をエッチング加工により形成した、2mm幅の発熱回路であり、両端部を5mm幅となして電極17を構成する(通常、リング状導電部材を取り付け、通電変色具2の端子23との接続の便宜を図る)。前記通電発熱回路は、発熱回路の全長が45cmであり、単位面積当り発熱量は、概略1.23W/cm2 であった。
前記導電発熱回路の上層に非変色性白色顔料インキによる印刷層を形成して、前記回路を隠蔽した後、非変色像15(星座模様)を非変色性インキにより印刷形成し、前記星座模様を可逆性熱変色性インキ(30℃以上で無色、30℃未満で黒色を呈する)により隠蔽印刷し熱変色層12を形成した。
得られた通電発熱体1について、12Vの直流電圧を印加したところ、星座模様の上層の熱変色層が消色し、星座模様を視覚させた。前記通電を解除すると再び熱変色層12は黒色に発色し、星座模様は不可視状態に戻った。
実施例2(図8〜図14)
図8は通電発熱により熱変色層12を消色させ、非変色像15(A、B、C、D、E)を現出させた状態を示し、図9は前記非変色像15が熱変色層12で隠蔽された非通電時の状態を示す。
図10は前記非変色像15を現出させるための導電発熱回路を示し、連続した発熱回路により、A〜Eの各単離像を熱変色層の変色に伴ってって視覚させる。図11は、前記図10のC部分の拡大縦断面状態を示し、導電発熱回路上には非変色性ベース層14が形成され、次いで所望の像を形成する輪郭をもつ熱変色層12〔色彩記憶性熱変色性インキ(低温側変色点18℃、高温側変色点30℃:18℃未満で赤色を呈し、30℃以上で無色に変化し、室温(25℃)で赤色或いは無色の様相を互変的に記憶保持〕を設けると共に、前記熱変色層12を内在状態に赤色の非変色性輪郭層16を配設する。
図12〜図14は、前記図10のC部分に関連して、通電変色により鮮明な像を視覚させる他の例をそれぞれ示し、図12は導電発熱回路11の上層の非変色性ベース層14の上層に熱変色層12を設けると共に非変色性輪郭層16を設けてなり、図13は非変色層16上に熱変色像12を形成した例であり、図14は、図11の変形例であり、熱変色像12の周辺に非変色性輪郭層16を適宜間隔をおいて配設した例である。
前記における基材はアクリルフイルム表面に、10μmの銅箔層が形成されており、エッチング加工により2mm幅の発熱回路(全長80cm)が形成されており、単位面積当り発熱量は、概略57.5×10−3W/cm2 であり、0.8Vの電圧印加により熱変色層を消色させ、前記非変色像15(A〜E)を視覚させた。前記模様は室温下て記憶保持され、一方、18℃以下の冷却により再度、前記像を不可視状態に戻した。
実施例3(図15〜16)
図15は、複数の花柄模様を複数の導電発熱回路の組み合わせにより表現した例であり、D部分の熱変色層12を変色させ、非変色像15(花柄模様)の一部を視覚させた状態を示し、図13は、前記D部分を含む全体の導電発熱回路の平面状態を示す。
図16における導電発熱回路は、PETフイルム表面に5μm厚みの銅箔層が形成された基材を用い、レジストインキにより前記回路と同じ印刷像をスクリーン印刷により形成した後、エッチングにより不要の銅を溶解除去し、導電発熱回路〔2mm線幅を有し、両端を5mm幅の線(端部に電極)に形成〕を形成した。前記各導電回路(各回路の端部には電極17がそれぞれ形成されている)の抵抗値は1.0Ω〜2.0Ωの範囲にあり、D部分の導電発熱回路の面積は約20cm2 である。
前記導電発熱層上に非変色性ベース層14(白色顔料インキによる印刷層)を形成し、次いで非変色像15(花柄模様)を非変色性インキによる印刷形成し、前記花柄模様を含む全表面に色彩記憶性熱色性インキ(低温側変色点:18℃、高温側変色点:30℃、18℃未満で黒色を呈し、30℃以上で無色に変化し、室温(25℃)で前記黒色、無色の様相を互変的に記憶保持させる)にて熱変色層12を印刷形成した。
前記通電発熱体1は、各電極に通電することにより室温下で黒色状態とある熱変色層12をそれぞれ消色させ、全花柄模様を現出させる。
比較例
実施例3の銅箔による導電発熱回路に代えて銀ペースト〔藤倉化成(株)製、ドータイトFA−303〕を用いて、同様のパターンを形成した。各導電回路の抵抗値は、平均値で30Ω〜400Ωであり、印刷の度毎に抵抗値は変動し、均質且つ低電圧で短時間で所定温度に昇温させる回路を形成させることは出来なかった 前記D部分について、抵抗値、変色特性について、前記銅箔による系と銅ペーストによる系を比較すると以下のとおり〔( )内は銀ペーストの系である〕。 銅箔の系では、室温(23℃)において、抵抗値1.7Ω(34〜225Ω)、10秒以内に熱変色層を変色完了させるための電位:2.83V(8.6〜14.5V)、単位面積当り電力(発熱量):235×10−3W/cm2 (47〜109×10−3W/cm2 )をそれぞれ示した。
前記比較データにみられる如く、銀ペーストの系は、銅箔の系に較べ、抵抗値が高い上、バラツキあり、短時間に熱変色させるに要する電位も高く、低電圧の印加により速やかに高精度で熱変色させる用途には実用性を満足させ難い。
次に通電変色具2についての実施例を記載する。
電気二重層コンデンサ21として、ゴールドキャパシタALシリーズ〔(松下電子部品株式会社製)、円筒形状の外観ボディーを有し、単セル2.5Vの耐電圧、静電容量3.3F、1KHzにおける内部抵抗0.3(Ω)、外径寸法φ12.5×L23.0mm、端子の径0.8mmφを有してなる〕を用い、前記コンデンサ21をプラスチック製の保護部材22に収容させ、両端子を真鍮製鳩目231に接続させて端子部23を構成しており、該端子部23は前記保護部材22の前端の開口端に位置させ、ショート防止のための環状突起24に端子部23を内在させており、前記開口端の近傍の軸線方向には電源体3との誤接続を防止するための突条25が設けられており、前記保護部材22の後端には、該コンデンサ21に接続させた発光ダイオード27の一部を突出状態に組み付けて、通電変色具2を構成する。
【0011】
前記通電変色具2に充電電力を供給する電源体3は、プラスチックケース32内に1.5Vの乾電池2個を収容し、その電極33(真鍮製鳩目)をケース32上面の開口部に位置させ、前記開口部には前記突条25と係合する切り欠き34が設けられており、前記端子部23と誤接続することなく、係脱自在に構成される。
通電発熱体1の導電発熱回路の両端部に一体的に連接形成した5mm線幅の端部に形成した電極17(真鍮製鳩目で構成)と接続することにより通電させる。
【0012】
前記の通電変色具2の端子部23と電源体3の電極33と接続させ、10秒間、充電した後、該変色具を単離し、端子部23を前記通電発熱変色体1の電極17に接続し、通電したところ、27℃の室温下において着色状態にある熱変色層12を15秒間、消色状態に保持させることができ、発熱線路の温度は48℃以上に昇温することはなかった。
前記電池による直接印加では長時間、電流が流れ続けるため、発熱線路の温度は80℃以上に昇温した。
【0013】
【発明の効果】
低電圧の印加(0.8〜15V)により、発熱所要部位を通電発熱させ、熱変色層を速やかに変色させ、熱変色像は勿論、熱変色層に隠蔽状態にある非変色像を現出させて視覚させる。導電性インキによる導電印刷回路による系が、高い抵抗値であり、短時間で変色させるには高電圧の印加を必要とし、更には、電極形成の困難さ、大面積の変色が困難なこと等の不具合を一挙に解消する。
中でも、基材表面に形成した銅箔層のエッチング加工により得られる導電発熱回路は、多様な均質性の回路を比較的簡易に形成でき、前記回路に相応する像を現出、視覚させることができる。
更には、低電圧の印加により通電発熱し、熱変色させる通電発熱変色体への通電手段として、電気二重層コンデンサを適用することにより、急速充放電による特性を効果的に発現させる。
前記コンデンサは、電源体に接続して所要の電流を受けて充電された後は、単離され、コードレス状態の単体の通電要素として機能し、通電発熱層の電極に放電し、電力を消費後にあっては、再度、前記の充電操作を行い、繰り返しの放電による通電操作に供することができ、軽便性を満たすと同時に、適正の電流が瞬時に導電発熱層に供給されて発熱させ、熱変色層を効果的に変色させる。この際、過電流が継続して供給されることもなく、過熱の危険もない。更には、ショート防止機構、誤接続防止機構、ガイド機構、充放電時の発光機構等が備えられているので、幼児等にあっても操作を間違うことなく、適正に使用でき、低電圧の作動特性と相まって安全性、実用性を満たし、なかんずく、玩具分野に有効な通電変色セットを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明通電発熱変色体の一実施例を示し、通電発熱により熱変色層を変色させ、非変色像を顕出させた平面状態説明図である。
【図2】図1の通電発熱変色体の非通電時の平面状態説明図である。
【図3】図1の通電発熱変色体の導電発熱回路図である。
【図4】図1の通電発熱変色体のA部分が非熱変色状態の拡大縦断説明図である。
【図5】図1の通電発熱変色体のA部分が熱変色状態の拡大縦断説明図である。
【図6】図1の通電発熱変色体のB部分が非熱変色状態の拡大縦断説明図である。
【図7】図1の通電発熱変色体のB部分が熱変色状態の拡大縦断説明図である。
【図8】本発明通電発熱変色体の他の実施例を示し、通電発熱により熱変色層を変色させ、非変色像を顕出させた平面状態説明図である。
【図9】図8の通電発熱変色体の非通電時の平面状態説明図である。
【図10】図8の通電発熱変色体の導電発熱回路図である。
【図11】図8の通電発熱変色体のC部分の拡大縦断説明図である。
【図12】図8のC部分の他の例の拡大縦断説明図である。
【図13】図8のC部分の他の例の拡大縦断説明図である。
【図14】図8のC部分の他の例の拡大縦断説明図である。
【図15】本発明通電発熱変色体の他の実施例を示し、通電発熱によりD部分の熱変色層を変色させ、非変色像を顕出させた平面状態説明図である。
【図16】図15の通電発熱変色体の導電発熱回路図である。
【図17】本発明通電発熱変色体及び通電変色具セットの各斜視図である。
【図18】本発明通電変色具の適用による操作説明図である。
【符号の説明】
1 通電発熱変色体
11 通電発熱層
12 熱変色層
13 非導電性支持体
14 非変色性ベース層
15 非変色像
16 非変色性輪郭層
17 電極
18 非変色性隠蔽層
2 通電変色具
21 電気二重層コンデンサ
22 保護部材
23 端子部
231 リング状導電部材
232 バネ
24 ショート防止機構
25 誤接続防止機構
26 ガイド機構
27 発光体
3 電源体
31 電源
32 ケース
33 電極
34 誤接続防止機構
Claims (15)
- 熱変色層が通電発熱層に接触、近接又は中間層を介して配置され、前記通電発熱層に通電することにより、熱変色層を変色させる通電発熱変色体において、前記通電発熱層が非導電性支持体表面に配設された金属薄膜による適宜形状の導電発熱回路であり、前記金属薄膜が、常温における体積抵抗率が1.4×10−6Ω・cm〜2.5×10−5Ω・cmの範囲にある金属から選ばれる、厚さ400Å〜100μmであり、且つ単位面積当り発熱量が、常温域で10×10−3W/cm2 〜3W/cm2 の範囲にある薄膜からなり、0.8V〜15Vの電圧印加により、熱変色層を熱変色可能に構成した通電発熱変色体。
- 熱変色層の下層に非変色像が配設されており、前記熱変色層の変色により非変色像が視覚可能に構成された請求項1記載の通電発熱変色体。
- 通電発熱層の上層には、非変色性ベース層が配設されてなる請求項1記載の通電発熱変色体。
- 導電発熱回路の一端及び他端に電極が形成されてなる請求項1記載の通電発熱変色体。
- 金属薄膜層が銅箔からなり、エッチング加工により得られた導電発熱回路である請求項1記載の通電発熱変色体。
- 導電発熱回路は、複数の細幅の発熱線路が3mm以下の間隔に近接配置されてなる請求項1記載の通電発熱変色体。
- 導電発熱回路は、太幅線と細幅線の組合わせからなり、前記細幅線の箇所に熱変色層が形成されてなる請求項1記載の通電発熱変色体。
- 導電発熱回路は、一様な厚みを備えた1mm幅から5mm幅にテーパー状に拡幅されてなる請求項1記載の通電発熱変色体。
- 熱変色層が通電発熱層に接触、近接又は中間層を介して配置され、前記通電発熱層に通電することにより、熱変色層を変色させる通電発熱変色体において、前記通電発熱層が非導電性支持体表面に配設された金属薄膜による適宜形状の導電発熱回路であり、前記金属薄膜が、常温における体積抵抗率が1.4×10−6Ω・cm〜2.5×10−5Ω・cmの範囲にある金属から選ばれる、厚さ400Å〜100μmであり、且つ単位面積当り発熱量が、常温域で10×10−3W/cm2 〜3W/cm2 の範囲にある薄膜からなり、一端及び他端に電極が形成されており、0.8V〜15Vの電圧印加により、熱変色層を熱変色可能に構成した通電発熱変色体の、前記電極と接続して通電変色させる下記構成(1)からなる通電変色具セット。
(1)電気二重層コンデンサを保護部材に主体部を装着し、端子部を前記通電変色体の電極と接続自在に構成してなり、放電電流を前記導電発熱回路に供給する通電変色具と、前記電気二重層コンデンサに電力を供給して充電させる電源体からなる通電変色具セット。 - 電気二重層コンデンサは、静電容量範囲0.22〜100Fの範囲から選ばれ、前記コンデンサに充電電力を供給する直流電源は、単セル当り0.5V〜6.0Vの電圧を印加する電池又はACアダプターによる変換電流である請求項9記載の通電変色具セット。
- 電気二重層コンデンサの端子部には、前記電極以外の導電材料に接触することによるショートを回避させるショート防止機構が設けられてなる請求項9記載の通電変色具。
- 電源体は電池をケース内にセットしてなり、前記電源の電極と電気二重層コンデンサの端子部との間には誤接続防止機構が設けられてなる請求項9記載の通電加熱変色具。
- 電気二重層コンデンサの端子は、その端子をリング状導電部材に接続して端子部を構成していると共に該端子部を内在させ、端部を開口した環状突部からなるショート防止機構が保護部材の前端部に設けられてなる請求項9記載の通電変色具。
- 電気二重層コンデンサの端子部と、通電発熱体の電極との接続をガイドするガイド機構が保護部材の前端に設けられてなる請求項9記載の通電変色具。
- 電気二重層コンデンサには、発光体が接続され、充電時及び可使状態において点灯するよう構成した請求項9記載の通電変色具。
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| JPH08156422A JPH08156422A (ja) | 1996-06-18 |
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| JP33071394A Expired - Fee Related JP3557540B2 (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 通電発熱変色体及び前記変色体を変色させる通電変色具セット |
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1994
- 1994-12-06 JP JP33071394A patent/JP3557540B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH08156422A (ja) | 1996-06-18 |
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