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JP3559272B2 - 3段通信バッファを利用した通信装置 - Google Patents
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JP3559272B2 - 3段通信バッファを利用した通信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、3段通信バッファを利用した通信装置及びデータの送/受信装置に係るもので、詳しくは、3段通信バッファを利用し、シリアル通信装置と中央処理処置とが前記3段通信バッファに常時アクセスし得るようにした通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、シリアル通信端末装置に使用される通信LSI回路チップや通信回路ボードは、シリアル通信器(serial communication device)(例えば、ユニバーサル非同期送受信機(Universal Asynchronous Receiver/Transmitter;UART))と、データを一時格納する通信バッファとを内蔵しているが、該通信バッファは、2個の周辺装置がアクセスし得るように構成されている。このような通信バッファの周辺装置としては、線路を通して外部機器と送/受信するシリアル通信器(serial communication device)と、該シリアル通信器から受信されたり、または、該シリアル通信器を通して伝送するデータを処理する中央処理処置と、が挙げられる。
【0003】
前記送/受信装置及び中央処理処置は、非同期的に通信バッファを使用するため、ある一時点で、送/受信装置と中央処理処置とが同時に通信バッファにアクセスし得るという長所があるが、不完全なデータのアクセスが発生して、意図しないデータの読み込み及び書き込みのようなエラーが発生するという短所がある。
【0004】
以下、このようなエラーに対し、図面に基づいて説明する。
【0005】
図3(A)及び(B)は、従来の一つの通信バッファを利用した通信装置の問題点を示した例示図であって、図3(A)はデータの同時性が破られた場合を示し、図3(B)は不完全なデータの読み込みが発生する場合を示している。
【0006】
図3(A)は、シリアル通信器100及び中央処理処置(CPU)200が、一つの通信バッファ300にデータを書き込んだり読み込む場合を示したものである。この時、前記書き込み及び読み込む動作は特定の方向性を有する。即ち、中央処理処置200はデータを通信バッファ300の上位から下位にデータを格納させ、シリアル通信器100はその通信バッファ300の上位から下位に順次読み込んでデータを外部機器(図示せず)に伝送する。
【0007】
しかし、このような過程で、中央処理処置200とシリアル通信器100の非同期性に起因して発生された処理速度の差により、前記中央処理処置200がデータの書き込みを終了してない状態で、シリアル通信器100が送信するデータを読み込んだり、シリアル通信器100が新しく受信されたデータを通信バッファ300に格納する以前に、中央処理処置200が通信バッファ300に既に格納されたデータを読み込むと、データがアップデートされなくなり、データの同時性がなくなるという問題点が発生する。
【0008】
また、図3(B)は、通信バッファ300の同様な格納領域をシリアル通信器100と中央処理処置200が同時にアクセスする場合を示しているが、前記シリアル通信器100と中央処理処置200が前記同様な通信バッファ300の格納領域を同時にアクセスすると、データが不完全に読み込まれるという問題点がある。
【0009】
このような一つの通信バッファを利用する場合に発生する問題点を解決するために、3段の通信バッファを利用した通信装置が提案された。
【0010】
以下、このような従来の3段通信バッファを利用した通信装置及びデータの送/受信方法に対し、図面に基づいて説明する。
【0011】
図4は、従来の3段通信バッファを利用した通信装置の構成図で、図示されたように、前記通信装置は、外部機器(図示せず)とシリアルデータを送/受信するシリアル通信器100と、外部機器のデータにアクセスして処理したり、内部機器のデータを処理する中央処理処置200と、前記データを一時格納して、各ポインタ(DOUT1_BUF_PTR、DOUT2_BUF_PTR、DOUT3_BUF_PTR)によりそれぞれ指定される3段の通信バッファ(BUF1、BUF2、BUF3)と、前記中央処理処置200にインタラプト信号を発生させるインタラプト発生部500と、前記各通信バッファ(BUF1、BUF2、BUF3)の状態を中央処理処置200に伝送する状態バッファ400と、を含んで構成されている。
【0012】
以下、このように構成された従来の3段通信バッファを利用した通信装置及びデータの送/受信方法に対して説明する。
【0013】
前記各通信バッファ(BUF1〜BUF3)の機能は、読み込み、書き込み、待機及び使用してない状態にそれぞれ設定される。このような設定は、状態バッファ400に格納される。すると、前記通信装置は、前記状態バッファ400に格納された状態情報を利用して、各ポインタ(DOUT1_BUF_PTR、DOUT2_BUF_PTR、DOUT3_BUF_PTR)に通信バッファ(BUF1〜BUF3)をそれぞれ指定して読み込んだり書き込む動作が可能であるため、シリアル通信器100と中央処理処置200の処理速度及び処理位置の重複による問題が発生しなくなり、前記各通信バッファに常時アクセスが可能になる。
【0014】
以下、従来3段通信バッファを利用した通信装置及びデータ送/受信方法に対して説明する。
【0015】
1)データを受信する方法
シリアル通信器100は、一つの通信バッファ(BUF1)を選択してデータ記録状態にする。前記通信バッファ(BUF1)を選択したことは一例であって、他の通信バッファ(BUF2、BUF3)を選択することもできる。このように通信バッファ(BUF1)を指定した後、その通信バッファ(BUF1)に受信されたデータを記録する。
【0016】
次いで、前記シリアル通信器100は、前記データの受信が終了されると、前記通信バッファ(BUF1)を最新データが格納されている通信バッファにその状態を変更する。このような状態情報は状態バッファ400に格納される。
【0017】
また、データ受信が終了されると、シリアル通信器100は、データの受信が終了されたことを知らせるインタラプト信号を発生させ、前記インタラプト発生部500により中央処理処置200に印加される。次いで、中央処理処置200は、前記状態バッファ400を確認して、どの通信バッファに最新データが格納されているかを確認する。
【0018】
中央処理処置200が状態バッファ400を確認すると、最新データが格納された通信バッファ(BUF1)は読み込み状態に転換され、前記中央処理処置200は読み込み状態に転換された通信バッファ(BUF1)に接近して格納されたデータを読み入れる。
【0019】
このように、データ受信過程中、3個の通信バッファ(BUF1〜BUF3)中少なくとも何れか一つの通信バッファは使用してない状態または最新データを格納した状態であるため、中央処理処置200は常時データにアクセスすることができるので、中央処理処置200とシリアル通信器100間の衝突及び干渉が発生されない。
【0020】
2)データを送信する方法
前記受信方法とは反対に、中央処理処置200は、読み込み可能な通信バッファを状態バッファ400を通して確認した後、読み込み可能な通信バッファ(BUF3)に送信データを格納させて、前記通信バッファ(BUF3)の状態情報を出力するデータが格納された状態に変換する。次いで、シリアル通信器100は、外部機器からデータの送信を要求すると、前記データが格納された通信バッファ(BUF3)の状態を読み込み可能な状態に指定し、前記データを読み込んで前記外部機器に送信する。
【0021】
このような従来3段通信バッファを利用した通信装置は、中央処理処置200とシリアル通信器100間に動作が重複されたり干渉することがなくて、安定したデータの処理が可能になるという長所がある。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、従来の3段通信バッファを利用した通信装置においては、実際の動作において、中央処理処置200がインターラプト発生時または送信データの記録時、常に状態バッファ400を読み込んで各通信バッファの状態情報を確認し、該当の状態を有する通信バッファを探して、データの読み込みまたは書き込み動作を行うため、その動作が複雑になり、それによる時間遅延が発生されるという不都合な点があった。
【0023】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたもので、中央処理処置とシリアル通信器の3段通信バッファを同時に接近することで、データの読み込み/書き込みから発生するエラーを防止し得る3段通信バッファを利用した通信装置を提供することを目的とする。
【0024】
そして、中央処理処置とシリアル通信器間の相互干渉がなくて、常時アクセスすることができ、各通信バッファの状態を確認する手続を行わないことで、遅延要素を除去し得る3段通信バッファを利用した通信装置を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するため、本発明に係る3段通信バッファを利用した通信装置においては、他の通信機器からデータを受信し、該他の通信機器にデータを送信するシリアル通信器(Serial Communication Device)と、該シリアル通信器からの受信データを読み込んで処理し、他の通信機器に送信するデータをシリアル通信器に提供する中央処理処置と、前記シリアル通信器のデータ受信が終了すると、前記中央処理処置にインタラプト信号を発生させて出力するインタラプト発生器と、前記通信装置を同期させるためのクロック信号を発生させて提供するシステムクロック発生器と、前記シリアル通信器に接続されて、シリアル通信器から受信されたデータを一時格納し、中央処理処置から前記他の通信装置に送信するデータを一時格納してシリアル通信器に提供する第1通信バッファと、前記システムクロック発生器からの前記クロック信号の立ち上がりエッジ(rising edge)または立ち下がりエッジ(falling edge)でイネーブルされて、データを受信して一時格納したり、格納していたデータを出力する第3通信バッファ(BUF3)と、前記第1通信バッファと第3通信バッファ間に接続されて、第3通信バッファをイネーブルするシステムクロック発生器からの前記クロック信号のエッジと他のエッジで前記クロック信号によりイネーブルされて、第1通信バッファからのデータを受信して一時格納したり、格納していたデータを第1通信バッファに出力する第2通信バッファと、を含んで構成されることを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に対し、図面を用いて説明する。
【0027】
図1は、本発明に係る3段通信バッファを利用した通信装置の構成図で、図示されたように、本発明に係る通信装置の第1実施形態においては、他の通信機器からのデータを受信したり、後述する中央処理処置からのデータを前記他の通信機器に送信するシリアル通信器(Serial Communication Device)600(例えば、ユニバーサル非同期送受信機(Universal Asynchronous Receiver/Transmitter;UART))と、該シリアル通信器から受信されたデータを読み込んで処理したり、他の通信機器に送信するデータをシリアル通信器600に提供する中央処理処置(Central Processing Unit;CPU)700と、シリアル通信器のデータ受信が終了されると、中央処理処置700にインタラプト信号を発生させて出力するインタラプト発生器900と、前記シリアル装置を同期させるためのクロック信号を発生させて提供するシステムクロック発生器1000と、前記シリアル通信器600に接続されて、該シリアル通信器600から受信されたデータを一時格納したり、中央処理処置700から他の通信装置に送信するデータを一時格納してシリアル通信器600に提供する第1通信バッファ(BUF1)と、システムクロック発生器1000の前記クロック信号の立ち上がりエッジ(rising edge)または立ち下がりエッジ(falling edge)でイネーブルされて、データを受信して一時格納したり、格納していたデータを出力する第3通信バッファ(BUF3)と、前記第1通信バッファ(BUF1)と第3通信バッファ(BUF3)間に接続されて、第3通信バッファ(BUF3)をイネーブルするシステムクロック発生器1000からの前記クロック信号のエッジ及び他のエッジで前記クロック信号によりイネーブルされて、第1通信バッファ(BUF1)からデータを受信して一時格納したり、格納していたデータを第1通信バッファ(BUF1)に出力する第2通信バッファ(BUF2)と、を含んで構成されている。
【0028】
例えば、前記データは、5バイト(Bytes)のデータ量を有するバイナリデータ(binary data)であって、1バイトずつ前記第1〜第3通信バッファ(BUF1−3)の指定されたアドレスの各格納領域に格納される。第1〜第3通信バッファ(BUF1−3)の前記各格納領域は、それぞれフリップフロップ(Flip Flop)で構成される。第1〜第3通信バッファ(BUF1−3)の前記各格納領域がフリップフロップで構成される場合、第1通信バッファ(BUF1)の各フリップフロップは、シリアル通信器600または中央処理器700から受信されたデータ中、データ送信開始を示すデータを検出する度毎に通信クロック信号を発生させる通信クロック発生器(図示せず)によりイネーブルされ、一方、第2通信バッファ(BUF2)の各フリップフロップは、前記システムクロック発生器1000からのクロック信号の立ち上がりエッジで同時にイネーブルされて、並列的にデータを第1通信バッファ(BUF1)から受信したり、または、格納していたデータを並列に第1通信バッファ(BUF1)に出力する。第3通信バッファ(BUF3)の各フリップフロップは、前記クロック信号の立ち下がりエッジで同時にイネーブルされて、並列にデータを第2通信バッファ(BUF2)から受信したり、または格納していたデータを並列に第2通信バッファ(BUF1)に出力する。第2通信バッファ(BUF2)の各フリップフロップが前記クロック信号の立ち下がりエッジで同時にイネーブルされるように構成する場合、第3通信バッファ(BUF3)の各フリップフロップは、前記クロック信号の立ち上がりエッジで同時にイネーブルされるように構成される。
【0029】
以下、このように構成された本発明に係る3段通信バッファを利用した通信装置の第1実施形態の動作に対して説明する。
【0030】
まず、他の通信機器からデータを受信する場合、本発明に係る3段通信バッファを利用した通信装置の第1実施形態の動作を説明する。この時、他の通信機器は、本発明の第1実施形態のように構成されて、本発明の通信装置と通信する他の通信装置か、または、その他の本発明の通信装置とデータを通信する通信装置である。
【0031】
他の通信装置からデータが送信され、シリアル通信器600がこのようなデータを受信すると、該受信するデータはシリアル通信器600から第1通信バッファ(BUF1)に1バイトずつ順次格納される。例えば、5バイトのデータが受信された場合、このようなデータは、第1通信バッファ(BUF1)内のアドレス00、アドレス01、アドレス02、アドレス03、アドレス04及びアドレス05のフリップフロップにそれぞれ1バイトずつ格納される。次いで、システムクロック発生器1000から第2通信バッファ(BUF2)に入力される前記クロック信号が立ち下がりエッジであると、第2通信バッファ(BUF2)はイネーブルされて、第1通信バッファ(BUF1)から前記5バイトのデータを同時に並列に受信する。即ち、第1通信バッファ(BUF1)内のアドレス00、アドレス01、アドレス02、アドレス03、アドレス04及びアドレス05のフリップフロップにそれぞれ1バイトずつ格納されていた受信データが同時に並列に、前記のようにイネーブルされた第2通信バッファ(BUF2)内のアドレス00、アドレス01、アドレス02、アドレス03、アドレス04及びアドレス05のフリップフロップに出力されて一時格納される。
【0032】
次いで、システムクロック発生器1000から第3通信バッファ(BUF3)に入力される前記クロック信号が立ち上がりエッジであると、第3通信バッファ(BUF3)はイネーブルされて、第2通信バッファ(BUF2)から前記5バイトのデータを同時に並列に受信する。即ち、第2通信バッファ(BUF2)内のアドレス00、アドレス01、アドレス02、アドレス03、アドレス04及びアドレス05のフリップフロップにそれぞれ格納されていた1バイトずつのデータは、同時に、第3通信バッファ(BUF3)内のアドレス00、アドレス01、アドレス02、アドレス03、アドレス04及びアドレス05のフリップフロップに出力されて格納される。
【0033】
一方、インターラプト発生器900は、シリアル通信器600の出力と接続されていて、シリアル通信器600から出力される受信データを通信プロトコル(protocol)により予め設定及び格納された”送信終了”を示すデータと比較することで、データの受信終了可否をチェックし、予め格納された”送信終了”を示すデータと同様なデータがシリアル通信器600から出力される受信データに存在すると、受信終了状態であることを認識して、これを示すインターラプト信号を中央処理処置700に出力する。
【0034】
中央処理処置700は、インターラプト信号の受信によって新しいデータの受信を認識し、予め決定された優先順位、即ち、プログラム的に予め決定されて格納された処理の優先順位に従って、遂行中の処理を中断したり、遂行中の処理を終了した後、第3通信バッファ(BUF3)から受信されたデータを読み込んで処理することで、受信動作が終了される。
【0035】
一方、本発明に係る3段通信バッファを利用した通信装置の第1実施形態が他の通信機器にデータを送信する場合、本発明に係る3段通信バッファの第1実施形態を利用した通信装置の動作を説明する。
【0036】
即ち、中央処理処置700が他の通信装置に送信する5バイトのデータを第3通信バッファ(BUF3)に書き込むと(write)(即ち、出力すると)、第3通信バッファ(BUF3)は、送信する5バイトのデータをそれぞれ1バイトずつ各第3通信バッファ(BUF3)内のアドレス00、アドレス01、アドレス02、アドレス03、アドレス04及びアドレス05のフリップフロップにそれぞれ格納する。以後、システムクロック発生器1000から第3通信バッファ(BUF3)に入力される前記クロック信号が立ち上がりエッジであると、第3通信バッファ(BUF3)はイネーブルされて、第2通信バッファ(BUF2)に前記5バイトのデータを同時に並列に送信する。即ち、第3通信バッファ(BUF3)内のアドレス00、アドレス01、アドレス02、アドレス03、アドレス04及びアドレス05のフリップフロップにそれぞれ格納されていた1バイトずつのデータは、同時に、第2通信バッファ(BUF2)内のアドレス00、アドレス01、アドレス02、アドレス03、アドレス04及びアドレス05のフリップフロップに出力されて格納される。
【0037】
次いで、システムクロック発生器1000から第2通信バッファ(BUF2)に入力される前記クロック信号が立ち下がりエッジであると、第2通信バッファ(BUF2)はイネーブルされて、第1通信バッファ(BUF1)に前記5バイトのデータを同時に並列に送信する。即ち、第2通信バッファ(BUF2)内のアドレス00、アドレス01、アドレス02、アドレス03、アドレス04及びアドレス05のフリップフロップにそれぞれ1バイトずつ格納されていた送信するデータが同時に並列に、第1通信バッファ(BUF1)内のアドレス00、アドレス01、アドレス02、アドレス03、アドレス04及びアドレス05のフリップフロップに出力されて一時格納される。最後に、シリアル通信器600は、第1通信バッファ(BUF1)内に格納されている送信するデータを1バイトずつ読み込んで、送信先の通信器に順次送信することで送信動作が終了される。
【0038】
以上説明したように、本発明に係る3段通信バッファを利用した通信装置の第1実施形態は、共通のバッファに対するアクセスがクロック信号の相互異なるエッジで、即ち、他の時点で行われるため、相互干渉がなくて、不完全なデータの読み込み/書き込みが基本的に防止される。また、各通信バッファの状態を示すポインタを状態に応じて常に更新しなければならなく、接近するバッファを選択するポインタを管理する必要がないため、希望する時点で、いつでも該当のバッファを通してデータを受信及び送信することができる。
【0039】
図2は、本発明に係る3段通信バッファを利用した通信装置の第2実施形態を示したブロック図で、図示されたように、本発明に係る通信装置の第2実施形態においては、他の通信機器からデータを受信したり、後述する中央処理処置からデータを前記他の通信機器に送信するシリアル通信器(Serial Communication Device)600(例えば、ユニバーサル非同期送受信機(Universal Asynchronous Receiver/Transmitter;UART)と、該シリアル通信器から受信されたデータを読み込んで処理したり、他の通信機器に送信するデータをシリアル通信器600に提供する中央処理処置(Central Processing Unit;CPU)700と、シリアル通信器600のデータ受信が終了されると、シリアル処理処置700にインタラプト信号を発生させて出力するインタラプト発生器900と、前記通信装置を同期させるためのクロック信号を発生させて提供するシステムクロック発生器1000と、前記シリアル通信器600に接続されて、該シリアル通信器600から受信されたデータを一時格納したり、中央処理処置700から他の通信装置に送信するデータを一時格納してシリアル通信器600に提供する第1通信バッファ(BUF1)と、システムクロック発生器1000の前記クロック信号の立ち上がりエッジ(rising edge)または立ち下がりエッジ(falling edge)でイネーブルされて、データを受信して一時格納したり、格納していたデータを出力する第3通信バッファ(BUF3)と、前記第1通信バッファ(BUF1)と第3通信バッファ(BUF3)間に接続されて、第3通信バッファ(BUF3)をイネーブルするシステムクロック発生器1000からの前記クロック信号のエッジ及び他のエッジで前記クロック信号によりイネーブルされて、第1通信バッファ(BUF1)からデータを受信して一時格納したり、格納していたデータを第1通信バッファ(BUF1)に出力する第2通信バッファ(BUF2)と、第1通信バッファ(BUF1)と第2通信バッファ(BUF2)間に接続されて、第1通信バッファ(BUF1)から第2通信バッファ(BUF2)に、または、第2通信バッファ(BUF2)から第1通信バッファ(BUF1)にデータの伝送を許容したり遮断する第1ゲート(G1)と、
第2通信バッファ(BUF2)と第3通信バッファ(BUF3)間に接続されて、第2通信バッファ(BUF2)から第3通信バッファ(BUF3)に、または、第3通信バッファ(BUF3)から第2通信バッファ(BUF2)にデータの伝送を許容したり遮断する第2ゲート(G2)と、
中央処理処置700からの命令信号に応答して、第2ゲート(G2)にデータの伝送を許容することを命令する第1命令信号(1st instructing signal)を出力したり、シリアル通信器600から、または、中央処理処置700から送信終了を示すデータを受信した時、第1ゲートにデータの伝送許容を命令する第2命令信号(2nd instructing signal)を発出するゲート制御器800と、を含んで構成され、
この時、第1ゲート(G1)は、ゲート制御器800から第2命令信号(2nd instructing signal)が受信される時データの伝送を許容し、第2ゲート(G2)は、ゲート制御器800から第1命令信号(1st instructing signal)が受信される時データの伝送を許容する。
【0040】
前記データは、第1実施形態のように、5バイト(Bytes)のデータ量を有するバイナリデータ(binary data)であって、1バイトずつ前記第1〜第3通信バッファ(BUF1−3)の指定されたアドレスの各格納領域に格納される。第1〜第3通信バッファ(BUF1−3)の前記各格納領域は、第1実施形態のように、通信クロック信号またはシステムクロック発生器1000からのクロック信号、即ち、システムクロック信号によってイネーブルされる各フリップフロップ(Flip Flop)で構成される。
【0041】
前記第1ゲート(G1)は並列に接続されて、入出力方向が相互異なる1対の受信用及び送信用ANDゲートで構成され、この時、受信用ANDゲートの一つの入力端子は、ゲート制御器800の第2命令信号出力に接続され、他の一つの入力端子は第1通信バッファ(BUF1)に接続され、出力端子は第2通信バッファ(BUF2)に接続され、送信用ANDゲートの一つの入力端子もゲート制御器800の第2命令信号出力に接続され、他の一つの入力端子は第2通信バッファ(BUF2)に接続され、出力端子は第1通信バッファ(BUF1)に接続される。
【0042】
又、第2ゲート(G2)も第1ゲート(G1)と同様に並列に接続され、入出力方向が相互異なる1対の受信用及び送信用ANDゲートで構成され、この時、受信用ANDゲートの一つの入力端子は、ゲート制御器800の第1命令信号出力に接続され、他の一つの入力端子は第2通信バッファ(BUF2)に接続され、出力端子は第3通信バッファ(BUF3)に接続され、送信用ANDゲートの一つの入力端子はゲート制御器800の第1命令信号出力に接続され、他の一つの入力端子は第3通信バッファ(BUF3)に接続され、出力端子は第2通信バッファ(BUF2)に接続される。
【0043】
前記ゲート制御器800は、第2実施形態として、前記第1及び第2ゲート(G1、G2)のデータ伝送の許容を命令する中央処理処置700からの信号であって、バイナリ”1”を受信する度毎に、この信号を第1及び第2ゲート(G1、G2)に出力する簡単な命令バッファで構成される。
【0044】
以下、このように構成された本発明に係る3段通信バッファを利用した通信装置の第2実施形態について説明する。
【0045】
まず、他の通信機器からデータを受信する場合、本発明に係る3段通信バッファを利用した通信装置の第2実施形態の動作を説明する。
【0046】
他の通信装置からデータが送信され、シリアル通信器600がこのようなデータを受信すると、該受信するデータは、シリアル通信器600から第1通信バッファ(BUF1)に1バイトずつ順次格納される。例えば、5バイトのデータが受信された場合、このようなデータは、第1通信バッファ(BUF1)内のアドレス00、アドレス01、アドレス02、アドレス03、アドレス04及びアドレス05のフリップフロップに1バイトずつそれぞれ格納される。この時、ゲート制御器800はシリアル通信器600に接続されて、シリアル通信器600が受信したデータ中、送信終了を示すデータがあると予め設定された通信プロトコルに係る送信終了を示す基準データと比較し、一致すると、データの受信が終了されたことを認知して、第1ゲート(G1)にデータの伝送許容を命令する第2命令信号、例えば、バイナリ”1”信号を発出する。次いで、システムクロック発生器1000から第2通信バッファ(BUF2)に入力される前記クロック信号が立ち下がりエッジであると、第2通信バッファ(BUF2)はイネーブルされて、第1通信バッファ(BUF1)から前記5バイトのデータを同時に並列に受信する。即ち、第1通信バッファ(BUF1)内のアドレス00、アドレス01、アドレス02、アドレス03、アドレス04及びアドレス05のフリップフロップに1バイトずつそれぞれ格納されていた受信データが同時に並列に、前記イネーブルされた第2通信バッファ(BUF2)内のアドレス00、アドレス01、アドレス02、アドレス03、アドレス04及びアドレス05のフリップフロップに出力されて一時格納される。
【0047】
次いで、中央処理処置700が受信されたデータを読み込むために、命令信号をゲート制御器800に出力すると、ゲート制御器800は、この命令信号に応答して第1命令信号、例えば、バイナリ”1”信号を第2ゲート(G2)に出力し、該第2ゲート(G2)、即ち、受信用ANDゲートはデータの伝送を許容する状態となる。
【0048】
次いで、システムクロック発生器1000から第3通信バッファ(BUF3)に入力される前記クロック信号が立ち上がりエッジであると、第3通信バッファ(BUF3)はイネーブルされて、第2通信バッファ(BUF2)から前記5バイトのデータを第2ゲート(G2)の受信用ANDゲートを通して同時に並列に受信する。即ち、第2通信バッファ(BUF2)内のアドレス00、アドレス01、アドレス02、アドレス03、アドレス04及びアドレス05のフリップフロップにそれぞれ格納されていた1バイトずつのデータは、同時に、前記第3通信バッファ(BUF3)内のアドレス00、アドレス01、アドレス02、アドレス03、アドレス04及びアドレス05のフリップフロップに出力されて格納される。
【0049】
一方、インタラプト発生器900は、シリアル通信器600の出力と接続されていて、シリアル通信器600から出力される受信データを通信プロトコル(protocol)により予め設定及び格納された”送信終了”を示すデータと比較することで、データの受信終了可否をチェックし、予め格納された”送信終了”を示すデータと同様なデータがシリアル通信器600から出力される受信データに存在すると、受信終了状態であることを認識して、これを示すインタラプト信号を中央処理処置700に出力する。
【0050】
該中央処理処置700は、インタラプト信号の受信によって新しいデータの受信を認識し、予め決定された優先順位、即ち、プログラムにより予め決定されて格納された処理の優先順位に従って、遂行中の処理を中断したり、遂行中の処理を終了した後、命令信号をゲート制御器800に出力して、第3通信バッファ(BUF3)から受信されたデータを読み込んで処理することで、受信動作が終了される。
【0051】
一方、本発明に係る3段通信バッファを利用した通信装置の第1実施形態が他の通信機器にデータを送信する場合、本発明に係る3段通信バッファを利用した通信装置の第2実施形態の動作を説明する。
【0052】
例えば、中央処理処置700が他の通信装置に送信する5バイトのデータを第3通信バッファ(BUF3)に書き込むと(write)(即ち、出力すると)、第3通信バッファ(BUF3)は送信する5バイトのデータをそれぞれ1バイトずつ第3通信バッファ(BUF3)内のアドレス00、アドレス01、アドレス02、アドレス03、アドレス04及びアドレス05のフリップフロップに格納する。
【0053】
また、中央処理処置700は、送信する5バイトのデータの第3通信バッファ(BUF3)に伝送が終了されると、ゲート制御器800に命令信号を発出し、ゲート制御器800は、この命令信号に応答して第1及び第2命令信号を第2ゲート(G2)及び第1ゲート(G1)にそれぞれ出力することで、第2ゲート(G2)及び第1ゲート(G1)はデータ伝送の許容状態で制御される。
【0054】
次いで、システムクロック発生器1000から第3通信バッファ(BUF3)に入力される前記クロック信号が立ち上がりエッジであると、第3通信バッファ(BUF3)はイネーブルされて、第2通信バッファ(BUF2)に前記5バイトのデータを第2ゲート(G2)を通して並列に同時に送信する。即ち、第3通信バッファ(BUF3)内のアドレス00、アドレス01、アドレス02、アドレス03、アドレス04及びアドレス05のフリップフロップにそれぞれ格納されていた1バイトずつのデータは、同時に、第2通信バッファ(BUF2)内のアドレス00、アドレス01、アドレス02、アドレス03、アドレス04及びアドレス05のフリップフロップに出力されて格納される。
【0055】
次いで、システムクロック発生器1000から第2通信バッファ(BUF2)に入力される前記クロック信号が立ち下がりエッジであると、第2通信バッファ(BUF2)はイネーブルされて、第1通信バッファ(BUF1)に前記5バイトのデータを第1ゲート(G1)を通して並列に同時に送信する。即ち、第2通信バッファ(BUF2)内のアドレス00、アドレス01、アドレス02、アドレス03、アドレス04及びアドレス05のフリップフロップに1バイトずつそれぞれ格納されていた送信するデータが、並列に同時に第1通信バッファ(BUF1)内のアドレス00、アドレス01、アドレス02、アドレス03、アドレス04及びアドレス05のフリップフロップに出力されて一時格納される。
【0056】
最後に、シリアル通信器600は、第1通信バッファ(BUF1)内に格納されている送信するデータを1バイトずつ読み込み、送信先の通信器に順次送信することで、送信動作が終了される。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る3段通信バッファを利用した通信装置の第2実施形態においては、第1実施形態が有する長所の他に、送信及び受信時、通信バッファに完全な受信データまたは送信データが格納された時点でアクセスを許容するように構成することで、本発明の第1実施形態より通信信頼度を一層向上し得るという効果がある。
【0058】
又、本発明の他の実施形態として、前記ゲート制御器800を使用せずに、特定のアドレスまたは最後のアドレスにデータが記録されると、自動的に次の通信バッファにデータが伝送されるように構成することもできる。即ち、データの受信時、前記第1通信バッファの特定の番地または最後のアドレスにデータが記録されると、自動的に第2通信バッファに前記データを伝送させることで、中央処理処置700とシリアル通信器600とが相互干渉してエラーを発生させる現象を防止することができる。
【0059】
又、本発明の又他の実施形態として、システムクロック発生器1000と第2通信バッファ(BUF2)間、または、システムクロック発生器1000と第3通信バッファ(BUF3)間に時間遅延回路を接続し、第1通信バッファ(BUF1)と第3通信バッファ(BUF3)が第2通信バッファ(BUF2)にそれぞれアクセスする場合に時間差を発生させて、不完全なデータ伝送を構成することもできる。
【0060】
又、本発明の又他の実施形態として、第2通信バッファ(BUF2)の代りに、デュアル・ポートRAM(Dual Port Random Access Memory)を使用して、両方向からのアクセスは可能で、同時アクセスは不可能になるように構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る3段通信バッファを利用した通信装置の第1実施形態を示したブロック図である。
【図2】本発明に係る3段通信バッファを利用した通信装置の第2実施形態を示したブロック図である。
【図3】従来一つの通信バッファを利用した通信装置の問題点を示した例示図で、(A)はデータの同時性が破られた場合を示す図であり、(B)は不完全なデータの読み込みが発生する場合を示す図である。
【図4】従来の3段通信バッファを利用した通信装置を示したブロック図である。
【符号の説明】
600…直列通信器
700…中央処理処置
900…インターラプト発生器
BUF1〜BUF3…第1〜第3通信バッファ

Claims (8)

  1. 他の通信機器からデータを受信し、該他の通信機器にデータを送信するシリアル通信器と、
    該シリアル通信器から受信されたデータを読み込んで処理し、他の通信機器に送信するデータを前記シリアル通信器に提供する中央処理処置と、
    前記シリアル通信器のデータ受信が終了すると、前記中央処理処置にインタラプト信号を発生させて出力するインタラプト発生器と、
    前記通信装置を同期させるためのクロック信号を発生させて提供するシステムクロック発生器と、
    前記シリアル通信器に接続されて、該シリアル通信器から受信されたデータを一時格納したり、前記中央処理処置から前記他の通信装置に送信するデータを一時格納して前記シリアル通信器に提供する第1通信バッファと、
    前記システムクロック発生器からの前記クロック信号の立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジいずれか一方のエッジでイネーブルされて、データを受信して一時格納し、格納していたデータを出力する第3通信バッファと、
    前記第1通信バッファと前記第3通信バッファ間に接続されて、前記システムクロック発生器からの前記第3通信バッファをイネーブルする前記クロック信号の他方のエッジで前記クロック信号によりイネーブルされて、前記第1通信バッファからデータを受信して一時格納し、格納していたデータを前記第1通信バッファに出力する第2通信バッファと、を含んで構成されることを特徴とする3段通信バッファを利用した通信装置。
  2. 前記第2通信バッファと前記第3通信バッファ間に接続されて、前記第2通信バッファから前記第3通信バッファに、または、前記第3通信バッファから前記第2通信バッファにデータの伝送を許容したり遮断するゲート手段と、
    前記中央処理処置からの命令信号に応答して、前記ゲート手段にデータ伝送を許容することを命令する命令信号を出力するゲート制御器と、を更に含んで構成されることを特徴とする請求項1記載の3段通信バッファを利用した通信装置。
  3. 前記ゲート手段は、
    データを入力する一つの入力端子と、
    前記ゲート制御器からの命令信号を入力する他の一つの入力端子と、
    データを出力する出力端子と、を具備するANDゲートであることを特徴とする請求項2記載の3段通信バッファを利用した通信装置。
  4. 前記ゲート制御器は、
    前記中央処理処置からの命令信号を前記ゲート手段に出力するバッファであることを特徴とする請求項2記載の3段通信バッファを利用した通信装置。
  5. 前記第1通信バッファと前記第2通信バッファ間に接続されて、前記第1通信バッファから前記第2通信バッファに、または、前記第2通信バッファから前記第1通信バッファにデータの伝送を許容したり遮断する第1ゲート手段と、
    前記第2通信バッファと前記第3通信バッファ間に接続されて、前記第2通信バッファから前記第3通信バッファに、または、前記第3通信バッファから前記第2通信バッファにデータ伝送を許容したり遮断する第2ゲート手段と、
    前記中央処理処置からの命令信号に応答して、前記第2ゲート手段にデータの伝送を許容することを命令する第1命令信号を出力し、前記シリアル通信器から、または、前記中央処理処置から送信終了を示すデータを受信した時、前記第1ゲート手段にデータの伝送許容を命令する第2命令信号を出力するゲート制御器と、を更に含んで構成されることを特徴とする請求項1記載の3段通信バッファを利用した通信装置。
  6. 前記各第2通信バッファ及び前記第3通信バッファは、
    前記システムクロック発生器からの前記クロック信号のエッジに依存してイネーブルされて、データを受信して一時格納し、格納されたデータを出力する複数のフリップフロップを含んで構成されることを特徴とする請求項1記載の3段通信バッファを利用した通信装置。
  7. 前記第2通信バッファは、
    両方向からのアクセスは可能で、同時アクセスは不可能なデュアル・ポートRAMであることを特徴とする請求項1記載の3段通信バッファを利用した通信装置。
  8. 前記システムクロック発生器と前記第2通信バッファ間、または前記システムクロック発生器と前記第3通信バッファ間に接続されて、前記第1通信バッファと前記第3通信バッファが前記第2通信バッファにそれぞれアクセスする場合、時間差を発生させる時間遅延回路を更に含んで構成されることを特徴とする請求項1記載の3段通信バッファを利用した通信装置。
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