JP3560445B2 - 洗車機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転式のブラシ装置で車両表面をブラッシング洗浄する通常の洗車に加えて、輸送時の車両保護のために車両表面に塗布されたワックスを除去する機能を有する洗車機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両を船舶等で輸送する場合、車両表面を塩分や埃,擦り傷等から保護するために、車両表面にワックスを塗布しており、入荷後に保護用のワックスを除去している。この際、ワックスの除去は、人がスプレーガンを用いて車両表面にワックス除去剤を噴射し、その後、スポンジなどを用いてワックスを擦り落として行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来形式では、ワックスの除去作業を人の手作業で行っていたため、作業者への負担が重く、作業時間も長くなり、ワックス除去後の仕上がりも均一ではなかった。
【0004】
そこで本発明は、人手をかけずに短時間で、かつ均一に、車両表面からワックスを除去することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明は、停止している車両に対して自走式の洗車機本体が前後方向へ往復走行しながら洗車を行う洗車機であって、
上記洗車機本体に、車両表面をブラッシング洗浄する回転式のブラシ装置と、車両表面に対してワックス除去剤を霧状に噴霧するワックス除去剤噴霧装置と、車両表面に対して高圧の水を噴射する高圧水噴射装置とが設けられ、
上記ブラシ装置を用いて洗車を行う通常の洗車コースに加えて、車両表面に塗布された保護用のワックスを除去する第1のワックス除去コースと第2のワックス除去コースとが設定され、
上記通常の洗車コースと第1のワックス除去コースと第2のワックス除去コースとのいずれかを選択する操作パネルが設けられ、
上記第1のワックス除去コースは、洗車機本体の1回目の往復走行時に、ワックス除去剤噴霧装置から車両表面へワックス除去剤を霧状に噴霧し、2回目の往復走行時に、ブラシ装置で車両表面をブラッシングした後、高圧水噴射装置から車両表面へ高圧水を噴射する行程であり、
上記第2のワックス除去コースは、洗車機本体の1回目の往復走行時に、高圧水噴射装置から車両表面へ高圧水を噴射した後、ワックス除去剤噴霧装置から車両表面へワックス除去剤を霧状に噴霧し、2回目の往復走行時に、ブラシ装置で車両表面をブラッシングした後、高圧水噴射装置から車両表面へ高圧水を噴射する行程であり、
上記第1および第2のワックス除去コースにおいて、ワックス除去剤噴霧装置から車両表面へワックス除去剤を噴霧してからブラシ装置で車両表面をブラッシングするまでの間に、ワックス除去剤が車両表面のワックスに浸透するのに要する時間以上の待機時間を設けたものである。
【0006】
これによると、操作パネルで第1のワックス除去コースを選択した場合、洗車機本体の1回目の往復走行時に、ワックス除去剤噴霧装置から車両表面へワックス除去剤が霧状に噴霧され、待機時間経過後、2回目の往復走行時に、ブラシ装置で車両表面がブラッシングされ、ワックスが車両表面から除去される。このように、待機時間を設けたことにより、ワックス除去剤が車両表面のワックスに充分に浸透するため、ブラッシングによるワックス除去効果が向上する。さらに、高圧水噴射装置から車両表面へ高圧水が噴射されるため、車両表面に残留していたワックス除去剤およびワックスを全て除去することができる。
【0007】
また、操作パネルで第2のワックス除去コースを選択した場合、洗車機本体の1回目の往復走行時に、先ず、高圧水噴射装置から車両表面へ高圧水が噴射されるため、車両表面に付着した泥や埃などの汚れが取り除かれるとともに、車両表面が冷却される。したがって、ワックス除去剤が揮発性である場合、ワックス除去剤噴霧装置から車両表面へ噴霧された際のワックス除去剤の気化を防止することができ、その後の行程において充分なワックス除去効果を得ることができる。
【0008】
上記のように、第1のワックス除去コース又は第2のワックス除去コースを選択することにより、洗車機本体を作動させて、車両表面からワックスを自動的に除去することができるため、人手をかけずに短時間で、かつ均一に、ワックスを除去することができる。
【0009】
また、通常の洗車コースを選択することによって、洗車機本体を前後方向へ往復走行させながら、ブラシ装置を回転させて車両表面をブラッシング洗浄するといった通常の洗車も行えるため、用途が広い。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、1は、複数の車輪2を介してレール3に支持案内され、ホームポジションHを起点としてリターンポジションRとの間で前後方向へ往復走行自在な自走式の洗車機本体である。上記洗車機本体1は正面視で門型に形成され、この洗車機本体1には、車両4の側面下部および車輪の外側面をブラッシング洗浄する左右一対の回転式のロッカーブラシ装置5と、車両4の上面をブラッシング洗浄する昇降自在な回転式のトップブラシ装置6と、車両4の側面および前後面をブラッシング洗浄する左右一対の回転式のサイドブラシ装置7と、車両4の表面を乾燥させる乾燥手段8と、車両4の表面に洗浄水を噴射する第1および第2洗浄水アーチ9,10とが備えられている。尚、上記洗浄水は、通常、例えば約3kg/cm2 の水圧で洗浄水アーチ9,10から噴射される。
【0012】
図4に示すように、上記ロッカーブラシ装置5とサイドブラシ装置7とはそれぞれ、縦軸心13を中心に回動自在なブラシ中心軸14と、このブラシ中心軸14に取付けられた複数枚の布ブラシ体15とで構成されている。また、上記トップブラシ装置6はそれぞれ、横軸心16を中心に回動自在なブラシ中心軸17と、このブラシ中心軸17に取付けられた複数枚の布ブラシ体18とで構成されている。上記各布ブラシ体15,18はそれぞれ織布や不織布を円盤状に形成したものである。
【0013】
また、図3に示すように、上記乾燥手段8は、車両4の上面に沿って昇降しながら車両4の上面に空気を吹き付けて乾燥させるトップノズル19と、車両4の側面に空気を吹き付けて乾燥させる左右一対のサイドノズル20と、これら各ノズル19,20に空気を送るブロア装置21とで構成されている。
【0014】
さらに、上記洗車機本体1の後部には、車両4の表面に対して液体のワックス除去剤を霧状に噴霧するワックス除去剤噴霧装置23と、車両4の表面に対して高圧(例えば約50kg/cm2 )の水を噴射する高圧水噴射装置24とが設けられている。図5に示すように、上記ワックス除去剤噴霧装置23は、管材を正面視で門形に形成したワックス除去剤噴霧用アーチ25と、このワックス除去剤噴霧用アーチ25に設けられて車両4の表面に対しワックス除去剤を霧状に噴霧する複数のワックス除去剤噴霧用ノズル26とで構成されている。
【0015】
また、上記洗車機本体1には、ワックス除去剤を溜めておくワックス除去剤タンク27と、ワックス除去剤をワックス除去剤タンク27から上記ワックス除去剤噴霧用アーチ25へ供給するワックス除去剤供給用ポンプ28とが設けられている。
【0016】
上記高圧水噴射装置24は、管材を正面視で門形に形成した高圧水噴射用アーチ30と、この高圧水噴射用アーチ30に設けられて車両4の表面に対し高圧の水を噴射する複数の高圧水噴射用ノズル31とで構成されている。
【0017】
図1,図5に示すように、上記ホームポジションHの後方には、水を溜めておく水タンク32と、この水タンク32から上記高圧水噴射用アーチ30へ高圧の水を供給する高圧水供給用ポンプ33と、この高圧水供給用ポンプ33と高圧水噴射用アーチ30との間を接続する給水用ホース34を支持する支持ポール35とが設けられている。
【0018】
また、図2に示すように、上記ホームポジションHとリターンポジションRとの間には車両停止箇所Sが形成されている。洗車機本体1の走行経路36の側方には、洗車機本体1がホームポジションHに位置していることを検出するホームポジション検出装置37と、洗車機本体1がリターンポジションRに位置していることを検出するリターンポジション検出装置38とが設置されている。
【0019】
図1に示すように、上記洗車機本体1の前面には操作パネル39が設けられており、この操作パネル39には、通常行われる複数の洗車コースのなかから所期の洗車コースを選択したり、第1のワックス除去コースまたは第2のワックス除去コースを選択するための複数のボタン40,41,42が設けられている。
【0020】
また、図6に示すように、洗車機本体1には、上記操作パネル39からの入力信号や検出装置37,38からの検出信号に基づいて、洗車機本体1を前後走行させる走行駆動装置43と、各ブラシ装置5,6,7を回動させるブラシ駆動装置44と、乾燥手段8を作動させる乾燥手段作動装置45と、洗浄水アーチ9,10へ洗浄水を供給する洗浄水供給用ポンプ46と、上記ワックス除去剤供給用ポンプ28と、上記高圧水供給用ポンプ33とを制御する制御装置48が設けられている。
【0021】
以下、上記構成における作用を説明する。
通常の洗車を行う場合、図2に示すように、車両4を車両停止箇所Sに停止させ、図1に示すように、操作パネル39のボタン40を押して所期の洗車コースを選択する。これにより、走行駆動装置43とブラシ駆動装置44と洗浄水供給用ポンプ46とが作動し、図2に示すように、洗車機本体1がホームポジションHからリターンポジションRに向かって往走行し、第1および第2洗浄水アーチ9,10から車両4の表面に洗浄水が噴射され、各ブラシ装置5,6,7が回動して車両4の表面をブラッシング洗浄する。
【0022】
このようにして、車両4を洗浄し、洗車機本体1がリターンポジションRに達して、リターンポジション検出装置38が洗車機本体1を検出することにより、ブラシ駆動装置44と洗浄水供給用ポンプ46とが停止し、乾燥手段作動装置45が作動し、洗車機本体1がリターンポジションRからホームポジションHに向かって復走行するとともに、トップノズル19が車両4の上面に沿って昇降しながら空気を吹き付けて車両4の上面を乾燥させ、両サイドノズル20が車両4の両側面に空気を吹き付けて車両4の両側面を乾燥させる。このようにして、車両4を乾燥させ、洗車機本体1がホームポジションHに達して、ホームポジション検出装置37が洗車機本体1を検出することにより、走行駆動装置43と乾燥手段作動装置45とが停止し、洗車が終了する。
【0023】
上記した一般的な洗車とは別に、輸送時に新しい車両4の表面に塗布された保護用のワックスを除去する場合、この車両4を車両停止箇所Sに停止させ、操作パネル39のボタン41またはボタン42を押して第1のワックス除去コースまたは第2のワックス除去コースを選択する。
【0024】
例えば、ボタン41を押して第1のワックス除去コースを選択した場合、走行駆動装置43とワックス除去剤供給用ポンプ28とが作動し、これにより、洗車機本体1がホームポジションHからリターンポジションRに向かって1回目の往走行するとともに、ワックス除去剤がワックス除去剤タンク27からワックス除去剤噴霧用アーチ25に供給され各ワックス除去剤噴霧用ノズル26から車両4の表面に対して霧状に噴霧される(図7のA欄参照)。
【0025】
そして、洗車機本体1がリターンポジションRに達して、リターンポジション検出装置38が洗車機本体1を検出することにより、ワックス除去剤供給用ポンプ28が停止して、ワックス除去剤の噴霧が停止され、洗車機本体1が、車両4に対して何も作用しない空走行の状態で、リターンポジションRからホームポジションHに向かって1回目の復走行する(図7のB欄参照)。
【0026】
そして、洗車機本体1がホームポジションHに達して、ホームポジション検出装置37が洗車機本体1を検出することにより、走行駆動装置43が停止して、洗車機本体1がホームポジションH上に所定時間待機する(図7のC欄参照)。上記1回目の復走行に要する時間と上記所定時間とを加えた時間を待機時間とし、この待機時間はワックス除去剤が車両4の表面のワックスに浸透するのに要する時間以上に設定されている。これにより、車両4の表面に噴霧されたワックス除去剤が車両4の表面のワックスに充分に浸透し、ワックスが溶け始める。
【0027】
上記所定時間が経過すると、洗車機本体1がホームポジションHからリターンポジションRに向かって2回目の往走行するとともに、ブラシ駆動装置44が作動して、各ブラシ装置5,6,7が回動し車両4の表面をブラッシングする(図7のD欄参照)。これにより、ワックスは車両4の表面から除去される。尚、上記所定時間は、ホームポジション検出装置37が洗車機本体1を検出すると、洗車機本体1に設けられたタイマー49が作動して計られる。
【0028】
そして、洗車機本体1がリターンポジションRに達して、リターンポジション検出装置38が洗車機本体1を検出することにより、ブラシ駆動装置44が停止して、各ブラシ装置5,6,7が停止する。そして、洗車機本体1がリターンポジションRからホームポジションHに向かって2回目の復走行するとともに、高圧水供給用ポンプ33が作動し、水タンク32内の水が給水用ホース34を経て高圧水噴射用アーチ30へ供給され、高圧水となって高圧水噴射用ノズル31から車両4の表面に噴射される(図7のE欄参照)。これにより、車両4の表面に付着しているワックス除去剤ならびにワックスが上記高圧水の水圧で飛ばされて除去される。
【0029】
そして、洗車機本体1がホームポジションHに達して、ホームポジション検出装置37が洗車機本体1を検出した後、洗車機本体1はホームポジションHからリターンポジションRに向かって3回目の往走行するとともに、引き続き高圧水が高圧水噴射用ノズル31から車両4の表面に噴射され、さらに、洗浄水供給用ポンプ46が作動して、洗浄水が洗浄水アーチ9,10から車両4の表面に噴射される(図7のF欄参照)。このような高圧水および洗浄水の噴射によって、車両4の表面に残留しているワックス除去剤およびワックスを全て除去することができる。
【0030】
そして、洗車機本体1がリターンポジションRに達して、リターンポジション検出装置38が洗車機本体1を検出することにより、高圧水供給用ポンプ33と洗浄水供給用ポンプ46とが停止し、高圧水および洗浄水の噴射が停止される。そして、洗車機本体1がリターンポジションRからホームポジションHに向かって3回目の復走行するとともに、乾燥手段作動装置45が作動して、トップノズル19および両サイドノズル20から車両4の表面へ空気が吹き付けられ、車両4の表面が乾燥される(図7のG欄参照)。
【0031】
そして、洗車機本体1がホームポジションHに達して、ホームポジション検出装置37が洗車機本体1を検出することにより、乾燥手段作動装置45が停止して、トップノズル19およびサイドノズル20からの空気の吹き出しが停止されるとともに、走行駆動装置43が停止して、洗車機本体1がホームポジションH上に停止され、第1のワックス除去コースが終了する。このように、洗車機本体1を作動させて車両4の表面からワックスを自動的に除去することにより、人手をかけずに短時間で、かつ均一に、ワックスを除去することができる。
【0032】
また、保護用のワックスを除去する際において、車両4の汚れが目立つ場合、あるいは、ワックス除去剤が揮発性であり、車両4の表面が太陽光線等で熱せられ、車両4の表面に噴霧されたワックス除去剤が車両4の表面の熱で気体に変化し、充分なワックス除去効果を得られない恐れがある場合には、図1に示すように、操作パネル39のボタン42を押して、第2のワックス除去コースを選択する。
【0033】
これにより、走行駆動装置43が作動して、洗車機本体1がホームポジションHからリターンポジションRに向かって1回目の往走行するとともに、高圧水供給用ポンプ33が作動して、高圧水が高圧水噴射用ノズル31から車両4の表面に噴射される(図7のA欄参照)。この高圧水により、車両4の表面に付着した泥や埃などの汚れが取り除かれるとともに、車両4の表面が冷却され、揮発性のワックス除去剤の気化を防止することができる。
【0034】
そして、洗車機本体1がリターンポジションRに達して、リターンポジション検出装置38が洗車機本体1を検出することにより、高圧水供給用ポンプ33が停止して、高圧水の噴射が停止される。そして、洗車機本体1がリターンポジションRからホームポジションHに向かって1回目の復走行するとともに、ワックス除去剤供給用ポンプ28が作動し、ワックス除去剤が各ワックス除去剤噴霧用ノズル26から車両4の表面に対して霧状に噴霧される(図7のB欄参照)。
【0035】
そして、洗車機本体1がホームポジションHに達して、ホームポジション検出装置37が洗車機本体1を検出することにより、ワックス除去剤供給用ポンプ28が停止して、ワックス除去剤の噴霧が停止されるとともに、走行駆動装置43が停止して、洗車機本体1がホームポジションH上に所定時間待機する(図7のC欄参照)。この所定時間を待機時間とし、この待機時間はワックス除去剤が車両4の表面のワックスに浸透するのに要する時間以上に設定されている。これにより、車両4の表面に噴霧されたワックス除去剤が車両4の表面のワックスに充分に浸透し、ワックスが溶け始める。
【0036】
上記所定時間が経過すると、洗車機本体1がホームポジションHからリターンポジションRに向かって2回目の往走行するとともに、ブラシ駆動装置44が作動して、各ブラシ装置5,6,7が回動し車両4の表面をブラッシングする(図7のD欄参照)。尚、その後の行程は、図7のE欄〜G欄に示すように、先述した第1のワックス除去コースと同一であるため、説明を省略する。
【0037】
このように、第2のワックス除去コースにおいては、最初の行程で、高圧水が車両4の表面に噴射されることにより、車両4の表面に付着した泥や埃などの汚れが取り除かれるとともに、車両4の表面が冷却され、揮発性のワックス除去剤の気化を防止することができるため、その後の行程において、充分なワックス除去効果を得ることができる。
【0038】
上記実施の形態では、各ブラシ装置5,6,7にそれぞれ布ブラシ体15,18を用いているため、ブラシの毛材としてナイロンなどを用いた場合に比べて、ソフトなタッチでブラッシングを行うことができ、車両4の表面が傷付くのを防止できる。また、布ブラシ体15,18を用いることにより、車両4の表面に噴霧されたワックス除去剤を均等に延ばすといった効果も得られる。
【0039】
上記実施の形態では、ワックスを除去するのみの専用の装置ではなく、従来からある洗車機本体1に、ワックス除去剤噴霧装置23と高圧水噴射装置24とを設けてワックス除去機能を付加しているため、ワックス除去に加えて通常の洗車も行え、用途が広い。
【0040】
また、上記実施の形態において、洗車機本体1に、車両4の表面へワックスを噴射するワックスアーチを設け、ワックス付の洗車コースを選択することによって、洗車時にワックスの塗布が行えるものでもよい。
【0041】
上記実施の形態では、停止した車両4に対して、前後方向へ往復走行自在な自走式の洗車機本体1にワックス除去剤噴霧装置23と高圧水噴射装置24とを設けているが、別の形式の洗車機として、搬送装置で車両を搬送しながら、地上に据付け固定された洗車機本体の内部で洗車を行う洗車機に対しても、洗車機本体にワックス除去剤噴霧装置と高圧水噴射装置とを設けて、ワックス除去機能を付加してもよい。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、第1のワックス除去コースを選択した場合、待機時間を設けたことにより、ワックス除去剤が車両表面のワックスに充分に浸透するため、ブラッシングによるワックス除去効果が向上する。さらに、高圧水噴射装置から車両表面へ高圧水が噴射されるため、車両表面に残留していたワックス除去剤およびワックスを全て除去することができる。
【0043】
また、第2のワックス除去コースを選択した場合、洗車機本体の1回目の往復走行時に、先ず、高圧水噴射装置から車両表面へ高圧水が噴射されるため、車両表面に付着した泥や埃などの汚れが取り除かれるとともに、車両表面が冷却される。したがって、ワックス除去剤が揮発性である場合、ワックス除去剤噴霧装置から車両表面へ噴霧された際のワックス除去剤の気化を防止することができ、その後の行程において充分なワックス除去効果を得ることができる。
【0044】
上記のように、第1のワックス除去コース又は第2のワックス除去コースを選択することにより、洗車機本体を作動させて、車両表面からワックスを自動的に除去することができるため、人手をかけずに短時間で、かつ均一に、ワックスを除去することができる。
また、通常の洗車コースを選択することによって、通常の洗車も行えるため、用途が広い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における洗車機の斜視図である。
【図2】同、洗車機の概略平面図である。
【図3】同、洗車機の側面図である。
【図4】同、洗車機の各ブラシ装置の詳細図である。
【図5】同、洗車機のワックス除去剤噴霧装置と高圧水噴射装置との構成を示す斜視図である。
【図6】同、洗車機の制御系のブロック図である。
【図7】同、洗車機の第1のワックス除去コースと第2のワックス除去コースとの動作内容を示す図表である。
【符号の説明】
1 洗車機本体
4 車両
5 ロッカーブラシ装置
6 トップブラシ装置
7 サイドブラシ装置
23 ワックス除去剤噴霧装置
24 高圧水噴射装置
39 操作パネル
Claims (1)
- 停止している車両に対して自走式の洗車機本体が前後方向へ往復走行しながら洗車を行う洗車機であって、
上記洗車機本体に、車両表面をブラッシング洗浄する回転式のブラシ装置と、車両表面に対してワックス除去剤を霧状に噴霧するワックス除去剤噴霧装置と、車両表面に対して高圧の水を噴射する高圧水噴射装置とが設けられ、
上記ブラシ装置を用いて洗車を行う通常の洗車コースに加えて、車両表面に塗布された保護用のワックスを除去する第1のワックス除去コースと第2のワックス除去コースとが設定され、
上記通常の洗車コースと第1のワックス除去コースと第2のワックス除去コースとのいずれかを選択する操作パネルが設けられ、
上記第1のワックス除去コースは、洗車機本体の1回目の往復走行時に、ワックス除去剤噴霧装置から車両表面へワックス除去剤を霧状に噴霧し、2回目の往復走行時に、ブラシ装置で車両表面をブラッシングした後、高圧水噴射装置から車両表面へ高圧水を噴射する行程であり、
上記第2のワックス除去コースは、洗車機本体の1回目の往復走行時に、高圧水噴射装置から車両表面へ高圧水を噴射した後、ワックス除去剤噴霧装置から車両表面へワックス除去剤を霧状に噴霧し、2回目の往復走行時に、ブラシ装置で車両表面をブラッシングした後、高圧水噴射装置から車両表面へ高圧水を噴射する行程であり、
上記第1および第2のワックス除去コースにおいて、ワックス除去剤噴霧装置から車両表面へワックス除去剤を噴霧してからブラシ装置で車両表面をブラッシングするまでの間に、ワックス除去剤が車両表面のワックスに浸透するのに要する時間以上の待機時間を設けたことを特徴とする洗車機。
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