JP3561866B2 - 人孔蓋の高さ調整法 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
人孔蓋の周辺を舗装するとき、舗装作業と人孔蓋の高さ調整を容易にして、路面の平坦性を向上させて、車両等の通行による振動、騒音の発生を防止するものである。
【0002】
【従来技術と問題点】
従来は人孔蓋の高さを決定し、それに合わせて舗装をしていた。これに対して本発明者は特願平6−120856で舗装完了後その高さに人孔蓋の高さを合わせる方法を提案した。しかし、この方法では仕切り版等が突出した状態で舗装作業をすることになり作業上の障害となる事があった。本発明は上記の問題を解決するためのものである。
【0003】
【課題を解決する手段】
本発明に係る人孔蓋の高さ調整法は、復元可能なクッション材を介在させた仮設蓋を、舗装材を舗設する前の路面と同じ高さに設置して、仮設蓋の上部も周辺と同様の厚さに舗装材を舗設、転圧機により転圧し、クッション材の作用により転圧機が乗ったときその荷重で仮設蓋が沈下、その荷重が解放されると元に戻ることによる振動で仮設蓋の外径に沿って上部の舗装版が剪断され、舗装後、仮設蓋とその上部の舗装版を除去し、本設蓋を周囲の舗装の高さに合わせて設置固定し、残った空隙を充填材で充填することを特徴とするものである。
【0004】
【作用】
仮設蓋等を不安定に設置する事により、舗装材の敷均し後転圧作業を行うと、安定な路盤と不安定な仮設蓋等の上に舗設された舗装版は安定と不安定の境界部分で荷重による振動で剪断され、仮設蓋等の上部にその外径にそって亀裂が生じる。よって、舗装切断装置等による舗装切断をせずに必要な範囲の舗装版を周囲の舗装版から切り離す事ができ、仮設蓋等を撤去すれば蓋がその高さ調整の為に異動する範囲を確保することができる。これは、人孔の蓋だけではなく、舗装面に露出する様々な構造物に対応が可能である。
【0005】
【実施例】
人孔蓋の設置を例に実施の一例を説明する。
蓋の高さ調整代を残して人孔を設置する。舗装材を舗設する前の道路面と同じ高さに仮設蓋等を設置し、仮設蓋等の上面には剥離剤を塗布しておく。このとき、仮設蓋等が転圧機が乗ったときその荷重で沈下し、その荷重が開放されると元に戻るようにクッション材を挟んでおく。しかし、仮設蓋等が伸縮、たわみ等により適当に不安定な状態であればクッション材を省略出来る。これで舗装作業は構造物を全く無視して施工できるので作業性、道路面の平坦性共に向上する。
舗装完了後、発生した亀裂の内側の舗装版を除去する。この舗装版は仮設蓋等に剥離剤を塗布してあるので除去は容易にできる。舗装版、仮設蓋等を除去した後調整材を挿入し、本設蓋を周囲の舗装面に合わせて設置固定する。残った空隙はモルタル等の充填材で充填する。以上が作業の流れである。
仮設蓋等の形は蓋の受け枠の外縁と同じでそれよりも本設蓋設置作業時の余裕代のためやや大きくなっている。そして、仮設蓋等の高さ調整を容易にするため、平板を平板の高さ調整材と平板に分割出来る。さらに、設置撤去を容易にするため、これらをいくつかに分割する事もできる。分割方法は、平面的分割、断面的分割いずれも有効である。図の4は平板の補強材である。平板が十分強度があれば取り付けなくてもよい。平板の強度を向上させるため偏平な円錐形にすることも出来る。
舗装が完了すると、舗装面には亀裂が出来ているため蓋の位置は容易に確認できる。亀裂の内側を一部取り壊し、金棒等を差し込み舗装版を持ち上げ撤去する。舗装厚は通常数センチメートル程度であり、剥離剤を塗布してあるため容易に舗装版の撤去ができる。仮設蓋等は固定しているナットを外して撤去する。
本設蓋は本設蓋の調整材を挿入して蓋の表面を道路面に合わせて設置固定する。調整材はモルタルや微調整用の調整リング等がある。
その他の空隙はモルタルやアスファルト混合物等の充填材で充填する。このとき、蓋を固定しているナットはボックスレンチ等で外せるようにカバー等をしておく。さらに、充填材量の減少、ナットカバー、蓋の高さを再調整するとき取り外しが容易にする等のため空隙と概形が同様の二次製品をはめ込み残った空隙を充填材で充填することもできる。また、充填材の硬化時間が長い場合は鉄板等で養生して交通規制を短縮する事もできる。
切削、オーバーレイ等への対応は固定しているボルトからナットを外す。蓋の受け枠周辺の充填材を除去する。充填材と周辺の舗装版とは縁が切れているため充填材の一部を破つる等すれば容易に除去出来る。蓋と高さ調整材の間に楔やてこを使う等で蓋と周辺との接着を解除して蓋を引き上げ撤去する。その後は、上記の作業を繰り返せばよい。
伸縮して高さ等を調整する機能を持った蓋等についても全く同様に対応できる。具体的には、蓋の上面にクッション材、平板の順に設置する場合と上下する受け枠と移動しない受け枠の間にクッション材を挿入すればよい。
【0006】
【発明の効果】
本発明の効果は次の通りである。
1,舗装作業において舗設部分に構造物が突出しないため作業性がよく、作業時間を短縮できる。
2,路面切削を行うとき構造物を、周辺の舗装を壊すことなく予め切り下げ又は撤去しておくことができる。
3,周辺の舗装に合わせて構造物の高さ等を調整できるので平坦性が向上し、
車両等の通行による振動、騒音及び構造物への衝撃を軽減する。
4,大きな重機を必要としないので経済的で作業帯も小さくできる。
5,特殊な技術を必要としないので作業員の確保が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図−1】本発明の実施断面図
(右1/2は完成断面図、左1/2は仮設断面図)
【符号の説明】
1は仮設蓋、2は仮設蓋のクッション材、3は仮設蓋の高さ調整材、4は仮設蓋の補強材、5は仮設蓋の振動により発生した亀裂、6は蓋を固定するボルト、ナット、7は本説蓋の蓋、8は本説蓋の受け枠、9は本説蓋の高さ調整材、10は空隙の充填材、11はボルトカバー、12は調整リング、13は表層、14は上層路盤、15は人孔の斜壁
【産業上の利用分野】
人孔蓋の周辺を舗装するとき、舗装作業と人孔蓋の高さ調整を容易にして、路面の平坦性を向上させて、車両等の通行による振動、騒音の発生を防止するものである。
【0002】
【従来技術と問題点】
従来は人孔蓋の高さを決定し、それに合わせて舗装をしていた。これに対して本発明者は特願平6−120856で舗装完了後その高さに人孔蓋の高さを合わせる方法を提案した。しかし、この方法では仕切り版等が突出した状態で舗装作業をすることになり作業上の障害となる事があった。本発明は上記の問題を解決するためのものである。
【0003】
【課題を解決する手段】
本発明に係る人孔蓋の高さ調整法は、復元可能なクッション材を介在させた仮設蓋を、舗装材を舗設する前の路面と同じ高さに設置して、仮設蓋の上部も周辺と同様の厚さに舗装材を舗設、転圧機により転圧し、クッション材の作用により転圧機が乗ったときその荷重で仮設蓋が沈下、その荷重が解放されると元に戻ることによる振動で仮設蓋の外径に沿って上部の舗装版が剪断され、舗装後、仮設蓋とその上部の舗装版を除去し、本設蓋を周囲の舗装の高さに合わせて設置固定し、残った空隙を充填材で充填することを特徴とするものである。
【0004】
【作用】
仮設蓋等を不安定に設置する事により、舗装材の敷均し後転圧作業を行うと、安定な路盤と不安定な仮設蓋等の上に舗設された舗装版は安定と不安定の境界部分で荷重による振動で剪断され、仮設蓋等の上部にその外径にそって亀裂が生じる。よって、舗装切断装置等による舗装切断をせずに必要な範囲の舗装版を周囲の舗装版から切り離す事ができ、仮設蓋等を撤去すれば蓋がその高さ調整の為に異動する範囲を確保することができる。これは、人孔の蓋だけではなく、舗装面に露出する様々な構造物に対応が可能である。
【0005】
【実施例】
人孔蓋の設置を例に実施の一例を説明する。
蓋の高さ調整代を残して人孔を設置する。舗装材を舗設する前の道路面と同じ高さに仮設蓋等を設置し、仮設蓋等の上面には剥離剤を塗布しておく。このとき、仮設蓋等が転圧機が乗ったときその荷重で沈下し、その荷重が開放されると元に戻るようにクッション材を挟んでおく。しかし、仮設蓋等が伸縮、たわみ等により適当に不安定な状態であればクッション材を省略出来る。これで舗装作業は構造物を全く無視して施工できるので作業性、道路面の平坦性共に向上する。
舗装完了後、発生した亀裂の内側の舗装版を除去する。この舗装版は仮設蓋等に剥離剤を塗布してあるので除去は容易にできる。舗装版、仮設蓋等を除去した後調整材を挿入し、本設蓋を周囲の舗装面に合わせて設置固定する。残った空隙はモルタル等の充填材で充填する。以上が作業の流れである。
仮設蓋等の形は蓋の受け枠の外縁と同じでそれよりも本設蓋設置作業時の余裕代のためやや大きくなっている。そして、仮設蓋等の高さ調整を容易にするため、平板を平板の高さ調整材と平板に分割出来る。さらに、設置撤去を容易にするため、これらをいくつかに分割する事もできる。分割方法は、平面的分割、断面的分割いずれも有効である。図の4は平板の補強材である。平板が十分強度があれば取り付けなくてもよい。平板の強度を向上させるため偏平な円錐形にすることも出来る。
舗装が完了すると、舗装面には亀裂が出来ているため蓋の位置は容易に確認できる。亀裂の内側を一部取り壊し、金棒等を差し込み舗装版を持ち上げ撤去する。舗装厚は通常数センチメートル程度であり、剥離剤を塗布してあるため容易に舗装版の撤去ができる。仮設蓋等は固定しているナットを外して撤去する。
本設蓋は本設蓋の調整材を挿入して蓋の表面を道路面に合わせて設置固定する。調整材はモルタルや微調整用の調整リング等がある。
その他の空隙はモルタルやアスファルト混合物等の充填材で充填する。このとき、蓋を固定しているナットはボックスレンチ等で外せるようにカバー等をしておく。さらに、充填材量の減少、ナットカバー、蓋の高さを再調整するとき取り外しが容易にする等のため空隙と概形が同様の二次製品をはめ込み残った空隙を充填材で充填することもできる。また、充填材の硬化時間が長い場合は鉄板等で養生して交通規制を短縮する事もできる。
切削、オーバーレイ等への対応は固定しているボルトからナットを外す。蓋の受け枠周辺の充填材を除去する。充填材と周辺の舗装版とは縁が切れているため充填材の一部を破つる等すれば容易に除去出来る。蓋と高さ調整材の間に楔やてこを使う等で蓋と周辺との接着を解除して蓋を引き上げ撤去する。その後は、上記の作業を繰り返せばよい。
伸縮して高さ等を調整する機能を持った蓋等についても全く同様に対応できる。具体的には、蓋の上面にクッション材、平板の順に設置する場合と上下する受け枠と移動しない受け枠の間にクッション材を挿入すればよい。
【0006】
【発明の効果】
本発明の効果は次の通りである。
1,舗装作業において舗設部分に構造物が突出しないため作業性がよく、作業時間を短縮できる。
2,路面切削を行うとき構造物を、周辺の舗装を壊すことなく予め切り下げ又は撤去しておくことができる。
3,周辺の舗装に合わせて構造物の高さ等を調整できるので平坦性が向上し、
車両等の通行による振動、騒音及び構造物への衝撃を軽減する。
4,大きな重機を必要としないので経済的で作業帯も小さくできる。
5,特殊な技術を必要としないので作業員の確保が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図−1】本発明の実施断面図
(右1/2は完成断面図、左1/2は仮設断面図)
【符号の説明】
1は仮設蓋、2は仮設蓋のクッション材、3は仮設蓋の高さ調整材、4は仮設蓋の補強材、5は仮設蓋の振動により発生した亀裂、6は蓋を固定するボルト、ナット、7は本説蓋の蓋、8は本説蓋の受け枠、9は本説蓋の高さ調整材、10は空隙の充填材、11はボルトカバー、12は調整リング、13は表層、14は上層路盤、15は人孔の斜壁
Claims (1)
- 復元可能なクッション材を介在させた仮設蓋を、舗装材を舗設する前の路面と同じ高さに設置して、仮設蓋の上部も周辺と同様の厚さに舗装材を舗設、転圧機により転圧し、クッション材の作用により転圧機が乗ったときその荷重で仮設蓋が沈下、その荷重が解放されると元に戻ることによる振動で仮設蓋の外径に沿って上部の舗装版が剪断され、舗装後、仮設蓋とその上部の舗装版を除去し、本設蓋を周囲の舗装の高さに合わせて設置固定し、残った空隙を充填材で充填することを特徴とする人孔蓋の高さ調整法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07117998A JP3561866B2 (ja) | 1998-02-14 | 1998-02-14 | 人孔蓋の高さ調整法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07117998A JP3561866B2 (ja) | 1998-02-14 | 1998-02-14 | 人孔蓋の高さ調整法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11229415A JPH11229415A (ja) | 1999-08-24 |
| JP3561866B2 true JP3561866B2 (ja) | 2004-09-02 |
Family
ID=13453183
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07117998A Expired - Fee Related JP3561866B2 (ja) | 1998-02-14 | 1998-02-14 | 人孔蓋の高さ調整法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3561866B2 (ja) |
-
1998
- 1998-02-14 JP JP07117998A patent/JP3561866B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11229415A (ja) | 1999-08-24 |
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