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JP3566038B2 - 資源割当て装置、資源割当て方法及び記録媒体、並びに、表示装置、表示方法及び記録媒体 - Google Patents
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JP3566038B2 - 資源割当て装置、資源割当て方法及び記録媒体、並びに、表示装置、表示方法及び記録媒体 - Google Patents

資源割当て装置、資源割当て方法及び記録媒体、並びに、表示装置、表示方法及び記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信装置、通信方法及び記録媒体、並びに、表示装置、表示方法及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットやイントラネットといった通信網においては、接続されている任意の2つの端末(計算機)間の通信の品質は、通信経路上でどのように資源の割当てがなされているかに依存する。例えばデータ転送速度という通信品質は、回線容量、CPU時間といった資源の割り当てられかたに依存する。通信網を運用するに当たっては、品質についての制約を課せられることが多い。
【0003】
しかしながら通信網は一般に、複数の端末が複数の通信路によって複雑に連結されて構成されており、静的な見積もりはできるものの、運用中に特定の2つの端末間の通信の品質を動的に容易に把握できず、その変更も容易ではなかった。例えば利用者なり管理者なりが、特定の2つの端末間の通信の品質を向上させるために資源の割当てを変更する際に、通信網上の他の通信経路へ与える影響を考慮しつつ、最適な割当てを見つけ出すことは非常に困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の技術においては、通信網の運用中に特定の2つの端末間の通信の品質を動的に容易に把握できず、その変更も容易ではないという問題点があった。
【0005】
また、特定の2つの端末間の通信の品質を向上させるために資源の割当てを変更する際に、通信網上の他の通信経路へ与える影響を考慮しつつ、最適な割当てを見つけ出すことが非常に困難であるという問題点もあった。
【0006】
本発明は、上記の従来技術の問題点を解決するためになされたもので、通信網上の資源を動的に自動的に確保することのできる資源割当て装置、資源割当て方法及びコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0007】
本発明の別の目的は、例えば、突発的に何かが起き、それに基づいて資源割当てがされた場合に、それが常態化せずにもとの状態に自動的に戻り、かかる突発事項の影響を後々まで受けるといったことが避けられる資源割当て装置、資源割当て方法及びコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することにある。
【0008】
本発明のさらに別の目的は、通信網上の各端末間の資源割当て状況を可視化することにより、任意の2つの端末間の品質を容易に把握し、同時に可視化された情報に対して、必要であれば資源割当てに関する制約を付加した上で、資源の割当て状況の変更を指示し、実際に最適な資源割当て方法を算出し、割当てを変更することを可能とする資源割当て装置、資源割当て方法及びコンピュータ読取可能な記録媒体、並びに、表示装置、表示方法及びコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することにある。
【0009】
本発明のまた別の目的は、通常の運用においては品質に関する制約を自律的に満たしつつ、利用者なり管理者が、特定の場面で特定の通信路の品質を確保することを容易にする資源割当て装置、資源割当て方法及びコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1記載の本発明は、通信網に含まれる端末間の通信資源の割当て情報を記憶する第1の記憶手段と、前記通信資源割当ての制約情報を記憶する第2の記憶手段と、前記通信網に含まれる端末間に割当てられている前記通信資源の割当て状況を端末間の距離で可視化する資源割当て状況可視化手段と、前記資源割当て状況可視化手段により可視化された任意の端末間の距離を近づける若しくは遠ざける端末間の距離変更操作による前記通信資源の割当ての方針を指示する手段と、端末間の距離変更操作による前記通信資源の割当ての方針の指示により、前記第1の記憶手段の通信資源の割当て情報、前記第2の記憶手段の制約情報を参照して前記各端末間の通信資源の割当てを変更し、その後、前記通信資源の割当てを前記変更前の状態に戻す資源割当て変更手段とを具備する。
【0011】
請求項2記載の本発明は、請求項1記載の資源割当て装置であって、前記通信資源の割当て状況を端末間の関連度として可視化する資源割当て状況可視化手段をさらに具備することを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の本発明は、請求項1記載の資源割当て装置であって、通信網に含まれる任意の端末間の関連度に基づき、前記資源割当て変更手段に対して前記通信資源の割当ての方針を指示する手段をさらに具備することを特徴とする。
【0016】
請求項記載の本発明は、通信網に接続された第1の端末、第2の端末及び前記第3の端末を表示する表示装置において、前記第1の端末乃至第3の端末のうち2つの端末間に割当てられる通信資源の割り当て情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている通信資源の割り当て情報に応じて、前記第1の端末と第2の端末との間の距離及び第1の端末と第3の端末との間の距離を決定する手段と、前記第1の端末と第2の端末及び前記第1の端末と第3の端末を、それぞれ前記決定された距離だけ離し、線分で結んで表示する手段と、前記第1の端末乃至第3の端末間の距離を近づける若しくは遠ざける端末間の距離変更操作による前記通信資源の割当ての方針を指示する手段と、端末間の距離変更操作による前記通信資源の割当ての方針の指示により、前記記憶手段の通信資源の割り当て情報を参照して、前記第1の端末乃至第3の端末間へ通信資源を再度割当てることで、決定された前記第1の端末と第2の端末との距離及び前記第1の端末と第3の端末との距離を変更する手段と、前記第1の端末と第2の端末及び前記第1の端末と第3の端末を、それぞれ前記変更された距離だけ離し、線分で結んで表示する手段とを具備する。
【0017】
請求項記載の本発明は、通信網に含まれる端末間の通信資源の割当て情報を第1の記憶手段に記憶するステップと、前記通信資源割当ての制約情報を第2の記憶手段に記憶するステップと、前記通信網に含まれる端末間に割当てられている前記通信資源の割当て状況を端末間の距離で可視化するステップと、前記可視化した任意の端末間の距離を近づける若しくは遠ざける端末間の距離変更操作による前記通信資源の割当ての方針を指示するステップと、端末間の距離変更操作による前記通信資源の割当ての方針の指示により、前記第1の記憶手段の通信資源の割当て情報、前記第2の記憶手段の制約情報を参照して前記各端末間の通信資源の割当てを変更し、その後、前記通信資源の割当てを前記変更前の状態に戻す資源割当て変更ステップとを具備する。
【0018】
請求項記載の本発明は、通信網に接続された第1の端末、第2の端末及び前記第3の端末を表示装置に表示する表示方法であって、前記第1の端末乃至第3の端末に割当てられる通信資源の割り当て情報を記憶手段に記憶するステップと、前記記憶手段に記憶されている通信資源の割り当て情報に応じて、前記第1の端末と第2の端末との間の距離及び第1の端末と第3の端末との間の距離を決定するステップと、前記第1の端末と第2の端末及び前記第1の端末と第3の端末を、それぞれ前記決定された距離だけ離し、線分で結んで前記表示装置に表示するステップと、前記第1の端末乃至第3の端末間の距離を近づける若しくは遠ざける端末間の距離変更操作による前記通信資源の割当ての方針を指示するステップと、端末間の距離変更操作による前記通信資源の割当ての方針の指示により、前記記憶手段の通信資源の割り当て情報を参照して、前記第1の端末乃至第3の端末へ通信資源を再度割当てることで、決定された前記第1の端末と第2の端末との距離及び前記第1の端末と第3の端末との距離を変更するステップと、前記第1の端末と第2の端末及び前記第1の端末と第3の端末を、それぞれ前記変更された距離だけ離し、線分で結んで表示装置に表示するステップとを有することを特徴とする。
【0019】
請求項記載の本発明は、請求項4記載の表示方法であって、前記第1の端末乃至第3の端末の中の特定の端末の移動操作により通信資源の割当てが変更された他の端末を移動することを特徴とする。
【0023】
請求項記載の本発明は、請求項5記載の表示方法であって、前記第1の端末が前記第2の端末に近づけられた場合、前記第2の端末から第3の端末を遠ざけるように前記第3の端末の位置を移動することを特徴とする。
【0024】
請求項記載の本発明は、コンピュータを、通信網に含まれる端末間の通信資源の割当て情報を記憶する第1の記憶手段と、前記通信資源割当ての制約情報を記憶する第2の記憶手段と、前記通信網に含まれる端末間に割当てられている前記通信資源の割当て状況を端末間の距離で可視化する資源割当て状況可視化手段と、前記資源割当て状況可視化手段により可視化された任意の端末間の距離を近づける若しくは遠ざける端末間の距離変更操作による前記通信資源の割当ての方針を指示する手段と、端末間の距離変更操作による前記通信資源の割当ての方針の指示により、前記第1の記憶手段の通信資源の割当て情報、前記第2の記憶手段の制約情報を参照して前記各端末間の通信資源の割当てを変更し、その後、前記通信資源の割当てを前記変更前の状態に戻す資源割当て変更手段として機能させるプログラムを記憶した記憶媒体である。
【0025】
請求項記載の本発明は、通信網に接続された第1の端末、第2の端末及び前記第3の端末を表示するコンピュータに処理を実行させるプログラムにおいて、前記コンピュータを、前記第1の端末乃至第3の端末に割当てられる通信資源の割り当て情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている通信資源の割り当て情報に応じて、前記第1の端末と第2の端末との間の距離及び第1の端末と第3の端末との間の距離を決定する手段と、前記第1の端末と第2の端末及び前記第1の端末と第3の端末を、それぞれ前記決定された距離だけ離し、線分で結んで表示する手段と、前記第1の端末乃至第3の端末間の距離を近づける若しくは遠ざける端末間の距離変更操作による前記通信資源の割当ての方針を指示する手段と、端末間の距離変更操作による前記通信資源の割当ての方針の指示により、前記記憶手段の通信資源の割り当て情報を参照して、前記第1の端末乃至第3の端末へ通信資源を再度割当てることで、決定された前記第1の端末と第2の端末との距離及び前記第1の端末と第3の端末との距離を変更する手段と、前記第1の端末と第2の端末及び前記第1の端末と第3の端末を、それぞれ前記変更された距離だけ離し、線分で結んで表示する手段として機能させるプログラムを記録した記録媒体である。
【0031】
請求項1、及び記載の本発明では、通信網に含まれる端末間に割当てられている通信資源の割当て状況を端末間の距離で可視化し、ユーザによる距離変更操作で、可視化された端末間の距離が近づけられたり、あるいは遠ざけられたりして通信資源の割当ての方針が指示された場合、その指示に基づいて、通信資源の割当て情報と、通信資源の割当ての制約情報を参照して通信資源の割当てを自律的に変更するようにしたので、例えば、突発的に何かが起き、それに基づいて資源割当てがされた場合に、それが常態化せずにもとの状態に自動的に戻り、かかる突発事項の影響を後々まで受けるといったことが避けられる。従って、通常運用時は、予め設定された品質制約を保証するように動的かつ自動的に通信網の資源の割当てを行うことが可能になる。
【0032】
請求項2、4及び8記載の本発明では、通信資源の割り当て情報に応じて、第1の端末と第2の端末との間の距離及び第1の端末と第3の端末との間の距離を決定し、これらの端末を、それぞれ決定された距離だけ離し、線分で結んで表示装置に表示する。そして、第1の端末乃至第3の端末間の距離を近づける若しくは遠ざける端末間の距離変更操作による通信資源の割当ての方針が指示された場合、記憶手段の通信資源の割り当て情報を参照して、第1の端末乃至第3の端末へ通信資源を再度割当てることで、決定された各端末間の距離を変更し、各端末を変更された距離だけ離し、線分で結んで表示する。つまり、表示されている任意の端末間の距離変更操作によって、資源割当て変更手段に対して通信資源割当て方針を指示するようにしたので、割当てられた通信資源の現状を踏まえた最適な資源の再割当てを行うことができ、これにより、利用者の利便は一層高まる。またユーザからの資源割当て指示を、自動的に資源の割当て方針に変換して実際に資源の割当てを変更することができる。従って品質指向の通信網の再構成を容易に行うことができる。
【0033】
請求項記載の本発明では、請求項4記載の本発明に加え、さらに第1の端末乃至第3の端末の中の特定の端末の移動操作により通信資源の割当てが変更された他の端末を移動するようにしたので、特に利用者や管理者が通信網の品質情報を視覚的に確認することが可能となる。
【0037】
請求項記載の本発明では、請求項5記載の本発明に加え、さらに第1の端末がユーザによる移動動作によって第2の端末の方向へ近づけられた場合、第2の端末から第3の端末を遠ざけるように第3の端末の位置を移動するので、利用者は、任意の2つの端末間の通信資源の割当て状況を視覚的に容易に把握することができる。
すなわち、ユーザからの指示を受け、第の端末を第の端末に一定量近付ける指示を受けた場合には、第1の端末に隣接する第の端末以外の第3の端末をその一定量に応じた量遠ざけるので、利用者は、任意の2つの端末間の通信資源の割当て状況を視覚的に容易に把握することができるのみならず、必要に応じて、資源割当てに関する制約を付加した上で、資源の割当て状況の変更を指示することができる。また、資源の割当て状況の変更に係る様子も可視化されるので、利用者は、視覚で確認を行いながら、確実に、効率良く、通信資源の割当てを行うことができる。
【0038】
従って、本発明によれば、通常の運用においては品質に関する制約を自律的に満たしつつ、利用者や管理者が、特定の場面で特定の通信路の品質を確保することが容易になる。
【0039】
これにより、品質指向の通信網の再構成を容易に行うことができ、通信環境を一層向上させることができる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0041】
図1は本発明の通信網資源割当て装置が適用される通信網構成の一例を示す概念図である。同図で、N1、N2、…、N6は端末の識別子であり、A12、A25、…、A56は、2端末間の通信路の識別子を表す。ここでは、クライアント・サーバ型の通信網とし、サーバには後述するサーバプロセス及びクライアントプロセスの各機能が装備され、クライアントには後述するクライアントプロセスの機能が装備されている。通信網上の特定の端末に配置されたサーバプロセスの提供する情報を、任意の端末に配置されたクライアントプロセスが利用する形を取る。
【0042】
同図に示すように、端末N5には通信路A45を介して端末N4、通信路A25を介して端末N2、通信路A56を介して端末N6が接続されている。そして端末N2には通信路A12を介して端末N1が、端末N6には通信路A36を介して端末N3がそれぞれ接続されている。端末N5はサーバとしてサーバプロセス及びクライアントプロセスを具備し、他の端末N1、N2、N3、N4及びN6は各々クライアントプロセスを具備している。
【0043】
ここで、本発明に係る概念である、「通信距離」及び「通信距離空間」の定義を行う。
【0044】
一般的に、任意の集合Sに属する要素間に定義される以下の計量dは、S上の距離と呼ばれ、以下の式が成り立つ。
【0045】
【数1】
Figure 0003566038
【数2】
Figure 0003566038
【数3】
Figure 0003566038
任意の通信網N上で、通信のし易さなどの通信品質を定量的に表現し、かつ、上記の性質を満たす概念として「通信距離」を導入し、以下のdcを定義する。
即ち、
N上で、任意の2つの端末N、N間で、単位時間当たりに交換できる最大の情報量、即ち、可能な通信経路の内、最速のものを経由した場合に交換できる情報量、の逆数を、N、N間の通信距離
と定義し、dc(N,N)と表す。
【0046】
本実施例では、(通信距離が表象する)通信品質として情報転送速度を採用しているが、定量化されていれば他の品質尺度、例えば情報誤り率などでも同様に通信距離として定義することができる。以降では対象とする品質尺度を情報転送速度と仮定して説明を行う。
【0047】
また、任意の通信網N上のある端末について、かかる端末からN上の他の全ての端末との上記の通信距離の集合を表す概念として「通信距離空間」を導入し、以下のDCを定義する。
【0048】
即ち、
「通信距離空間」DCとは、
N上のある端末Nについて、N上の全ての端末とNからの通信距離との対の集合を
であると定義され、
【数4】
Figure 0003566038
を、Νに付随する通信距離空間、もしくは、Νを基準とした通信距離空間と定義する。
【0049】
次に本発明の構成を説明する。
【0050】
図2は、本発明の一実施形態に係る通信網資源割当て装置の構成を示すブロック図である。
【0051】
同図に示すように、本装置は、資源割当て可視化部101、資源割当て変更指示部102、資源割当て変更部103、資源割当て状況記憶部104、資源割当て制約設定部105、及び、資源割当て制約記憶部106を有している。サーバプロセス107は、資源割当て状況記憶部104、資源割当て制約記憶部106及び資源割当て変更部103を有し、クライアントプロセス108は資源割当て可視化部101、資源割当て変更指示部102及び資源割当て制約設定部105を有する。上述したようにサーバプロセス107は特定の端末上に配置されており、クライアントプロセス108は任意の端末に配置されている。同図におけるクライアントプロセス108中の可視化表現とは(構成を表すブロック図には図示しない)ディスプレイ上に表示された端末間の関連度をいう。
【0052】
資源割当て可視化部101は、通信のし易さなどの通信品質を視覚的に表示する機能を有し、資源割当て状況記憶部104から、現在の資源の割当て情報を読み出し、この情報に(後述する)処理を加えることによって、ネットワーク上の任意の端末を基準とした通信距離空間を生成し、これを必要に応じて適当な表現手段によって可視化する。この資源割当て可視化部101の詳細については後述する。
【0053】
資源割当て変更指示部102は、ユーザの要望に応じて通信網資源の割当て変更のために必要な準備動作及び指示動作を行う機能を有し、ユーザからの入力を受け取り、この入力から必要な資源の割当て方針を算出して資源割当て変更部103に資源割当て変更指示を送る。また、この資源割当て変更指示部102は、常に資源割当て変更部103と情報を交換して、ユーザが過度の要求を指示した場合には、当該要求を拒否する機能を備えている。
【0054】
資源割当て変更部103は、現在存在する制約内で通信網資源の割当て変更を実行する機能を有し、ユーザ要求に基づき資源割当て変更指示部102が発した資源の割当て指示を受け取り、資源の再割当てを実行する。
【0055】
資源割当て状況記憶部104は、資源の(再)割当てを行うに当たり必要となる通信網に関する情報(以下、「通信網情報」という。)を格納するとともに、随時通信網を監視し、常に最新の資源割当て状況を記録する機能を有する。資源の(再)割当てを行うに当たり必要となる通信網に関する情報とは任意の端末間の情報転送速度を算出するために必要な資源割当て情報であり、例えばCPU時間、回線容量、バッファ容量、通信帯域情報などが記録されている。この資源割当て情報は、上述したように、一定時間おきに通信網(ネットワーク)を参照することによって、資源割当て状況記憶部104により更新される。
【0056】
資源割当て制約設定部105は、通信資源の割当てに関する制約、例えば、通信路に対して要求する品質の下限や通信路割当ての優先度など、を設定及び再設定する機能を有し、ユーザからの要求などに基づいて資源割当て制約記憶部106に通信資源割当ての制約に関する情報を書き込み、また、資源割当て制約記憶部106に格納されている通信資源割当ての制約に関する情報を書き換える。
【0057】
資源割当て制約記憶部106は、資源割当て状況記憶部に記録された情報に関する、通信路の要求品質の下限や通信路の優先度などの制約情報を格納する機能を有する。この資源割当て制約記憶部106に格納された制約情報は、後述する資源割当て制約の設定の際や通信資源割当て時の資源確保の方針決定の際などに利用される。
【0058】
次に、以上のように構成された本通信網資源割当て装置の動作を説明する。
【0059】
図3は本装置の動作を示すフローチャートである。
【0060】
同図に示すように、まず、本装置の動作が開始される(ステップ301)。それに伴い、資源割当て状況記憶部104は一定間隔で通信網を監視し、資源割当て状況記憶部104に格納される通信網情報を、常に最新の通信網情報に更新する動作を開始する。また、本装置の動作が開始されると、通信網資源の自律的割当て変更が随時可能となる。この通信網資源の自律的割当て変更とは、通常はある一定の品質制約のもとで通信網を稼動させ、ユーザが指示を与えることによって一時的に資源の割当てを変更し、要求終了時に自動的に元の制約を満たすように資源の割当てを戻すことをいう。
【0061】
通信網資源の自律的割当て変更においては、資源割当て変更部103は、資源割当て状況記憶部104及び資源割当て制約記憶部106を参照しながら、制約を満足するように通信網の資源割当てを変更する。この時、ユーザからの割当て指示を受けると、これを満たすように通信網の資源を割り当てる。通信網資源の自律的割当て変更に係る動作を図1の通信網を例にとり説明する。
【0062】
同図において、N5についての通常の品質制約として、A25、Α45、及びΑ56ヘのCPU時間の平均分配という制約が資源割当て制約記憶部106に記録されている場合を考える。この場合にあっては、資源割当て変更部103は上記制約を順守すべく、資源割当て状況記憶部104に逐次記録される資源割当て状況を参照しながら、CPU時間を常に3つの通信路A25、Α45、及びΑ56に平均的に割り当てるように動作する。ここでユーザが、A25への資源割当てを多くするよう指示した場合、資源割当て変更部103はこの要求を満たすようにCPU時間のタイムスライスを変更する。この場合、Α45とΑ56から、A25へ多く資源割当てされる分の通信資源を割く必要があるが、これについては元々課せられていた制約に従って、均等に資源が割かれる。その後ユーザが要求を停止すると、上述したように通信網資源の自律的割当て変更機能により、資源割当て変更部103は再び資源割当て制約記憶部106に記録された制約にしたがって、3つの通信路にCPU時間を均等に分配する。
【0063】
次に、現在の資源割当て状況が可視化される(ステップ302)。この動作につき詳述する。
【0064】
通信網資源割当ての変更は、情報転送速度を制御するために行われるとすると、ユーザが参照、変更する情報は資源割当てそのものではなく、資源割当て状況に対応する情報転送速度の方がよいといえる。この点に鑑み、通信網資源割当てを情報転送速度に基づいた通信距離空間へ対応させ、これを可視化することで、ユーザが情報転送速度の観点から現在の通信網を確認できるようにしたものである。 資源割当て状況可視化部101は資源割当て状況記憶部104から、現在の資源の割当て情報を読み出し、この情報を加工して通信距離空間DCの情報を構成し、適当な表現手段によって可視化する。この詳細については後述する。
【0065】
図4は、図1の通信網において端末N5を基準とした通信距離空間を上記の資源割当て状況可視化部101によって可視化した実現例を示す図である。
【0066】
同図に示すように、図中のノードN1、N2、…、N6は、通信網上の各端末に対応する識別子である。また図中の破線は、ルーティングに対応する。可視化の際には便宜的に基準となる端末を指定する。同図中ではN5を基準とした通信距離空間を表示している。N5から直接通信可能な3つの端末N2、N4、及びN6については、N5からの通信距離に比例する位置に配置される。即ち、例えば図中のN5とN6との距離(「N5〜N6」と表す。)に一定数を乗じたものが実際のN5とN6との通信距離に等しい。本実施例では図中での距離が通信距離に比例するような表現を用いているが、定量化された品質を表現する任意の手段を用いることが可能である。N5から見た方角については、本実施例では成す角が均等になるように配置している。N5から直接通信不可能な端末については、例えばN3はN6を経由して通信をすることを示すために、N5から見てN6の方角の延長線上に配置している。
【0067】
この時、N6とN3との距離はこの間の通信距離に比例している。ただしこの場合、図中のN5とN3との距離は、実際の通信距離とは関係が無くなる。つまり、N5とN3との通信距離は図中のN5とN6との通信距離(N5〜N6の一定倍)とN6とN3との通信距離(N6〜N3の一定倍)との和に必ずしも等しくない。これは例えばパケット通信などでは、中継局に全部のパケットが到着する前から中継局から目的局への送信が開始されることがあり得るからである。即ち、可視化の図においては、図中の隣接し合う任意の2局間の距離は当該2局間の実際の通信距離を正確に反映するが、隣接し合わない2局間の距離は当該2局間の実際の通信距離を正確に反映するとは限らないといえる。なお、この可視化においての表示形式としては、任意の端末を選択して表示させることも可能である。逆に、任意の端末を選択して非表示とすることも可能である。
【0068】
図5は、図4で示した可視化の例において、例えばN6を非表示とした場合の可視化の一例を示す図である。同図に示す場合にあっては、N3に対応するノードは、N5との通信距離に比例する位置に再配置される。
【0069】
また基準となるノード(「基準ノード」という。)に隣接するノード(「隣接ノード」という。)を取り囲む破線で示された円は、当該隣接ノードに最大限の資源を割り当てた場合に当該隣接ノードが有し得る通信品質の限界を示す。即ちこの半径で示される通信距離以上の品質は、要求ができないことを示す。
【0070】
また、上述した例ではN5を基準とした通信距離空間を表現しているが、任意の端末を基準とした通信距離空間も可視化できる。
【0071】
図6は例えばN2を基準とした通信距離空間の可視化の例を示す図である。
【0072】
同図に示すように、N2を基準とした場合は、隣接ノードはN2とN5のみであるから、2本のルーティングを表す半径方向の破線が中心N2から互いに180度をなすように記される。N2からみてN5の先は2本に分岐され分岐線分上にN4とN6が配置され、さらにN6の延長線上にはN3が配置される。なお、N5からN4とN6の方向への分岐の線分2本は、基準ノードからN5への線分も加えた線分の数3で360度を割った角度である120度をなすように配置される。
【0073】
次に、ユーザからの通信路に対する要求品質に関する指示を受け取る(ステップ303)。即ちユーザはこの可視化表現を見ることにより、通信資源を視覚的に把握することが可能となり、例えばあるノードとあるノードの間の通信距離を可視化表現上で変化させたいときはその旨の指示を本装置に対して与えることになる。なんとなれば、可視化表現上でノード間の距離を変化させるということは、対応する端末間の通信路品質を変化させることに対応し、従って、この可視化表現上での距離変更指示という動作はユーザからの通信路品質に対する要求の入力操作として本装置に伝達されるからである。
【0074】
資源割当て変更指示部102は、上記のユーザからの入力を受け取り、この入力から必要な資源の割当て方針を算出して、資源割当て変更部103に資源割当て変更指示を送る。ただし、割当て可能な資源の量は、元々の保有量と課せられている制約に依存するため、無制限に変更指示を行うことはできない。資源割当て変更指示部102は、上述したように、常に資源割当て変更部103と情報を交換して、ユーザが過度の要求を指示した場合には当該要求を拒否する。
【0075】
図4に示すN5を基準とした通信距離空間内で、ユーザ指令により資源割当て変更指示を行う例を考える。変更指示はノードの通信距離空間内での相対位置を変化させることで行う。この時に位置を変更できるノードは、基準ノードの隣接ノード、即ち破線で囲まれたノードに限る。同図においては、位置を変更できるノードはN2、N4及びN6に限られることになる。今N5とN4との通信路の品質を向上させようとする場合、N4をN5へと近づける操作を行うことになる。このN4をN5へと近づける操作は、具体的には、ユーザ(クライアント)による(図示しない)キー入力などの形で行われる。
【0076】
図7は、このN4をN5へと近づける操作を概念的に表した図である。
【0077】
同図に示すように、N4をN5へと近づけるにつれ、資源割当て変更指示部102は対応する変更指示を算出し、これを資源割当て変更部103へと送る。ここで実現可能な品質を超える要求をする、即ち、破線の円を越えて近づけようとすると、この要求は上述のように、資源割当て変更指示部102によって拒否される。クライアントによる要求が実現可能な品質要求であれば、資源割当て変更指示部102が対応する変更指示を資源割当て変更部103に送り、資源割当て変更部103が与えられた変更指示に従って資源の再割当てを実行する。この操作を行うことにより、他の端末との通信に確保されていた資源が必要な資源を確保するために割り当てられることになる。その結果として図中のようにN2とN6との距離が離れるように表現される。即ち、同図でクライアントが(図示しない)マウス等を用いてN4をN5へと近づける操作を行う(ステップ303)につれ、(図示しない)ディスプレイ上では、N2及びN1はN5から遠ざかる方へ、N6及びN3もN5から遠ざかる方へ移動する。このとき、資源割当て変更部103においては、後述するように、N2〜N5、N5〜N6の各通信路に割り当てられていた通信資源が削減されてその分がN4〜N5に割り当てられるように通信資源の再割り当てが行われ、N4〜N5の通信品質(ここでは情報転送速度)が増大する。この通信資源の削減は、CPU時間、回線容量、バッファ容量などの通信資源を適切に割り当てるような方針を打ち立て、その方針に沿って行う。
【0078】
次に、資源割当て変更指示部102が、このユーザからの指示(入力)が割当て変更指示かどうかを確かめる(ステップ304)。もしユーザからの指示(入力)が割当て変更指示ならば、次のステップ305に、割当て変更指示でなければ資源割当て制約と判断し、次のステップ308に進む。
【0079】
資源割当て変更部103は、ユーザ要求を資源割当て変更指示部102が実際に資源の割当て指示に変換したものを受け取り(ステップ305)、実際に資源の再割当てを行う(ステップ306)。必要となる情報は、現在課せられている制約を含めた、制御可能な資源の種類と量である。資源の再割当てに当たって資源割当て変更部103は、資源割当て変更指示部102の要求した資源を確保する方針、即ち、どの通信路の品質を落すかを決定する。
【0080】
資源の確保の方針を決定する場合に、制約が課せられる場合がある。制約には、例えば特定の通信路についての品質の下限、通信路毎に設定された優先度などがある。前者については、下限の定められた通信路の資源は確保したままで、別の通信路から資源を割く必要があり、後者については、優先度の低い通信路から順番に資源を割く必要がある。
【0081】
本実施形態では、要求された品質に対して資源を割り当てる方法については特に限定しない。簡単な例として、図7の場合に、端末N5と隣接端末間の3つの通信路A25、Α45及びΑ56の通信路の品質を制御するためにN5が変更可能な資源として、N5が各通信路に割り当てるCPU時間を考える。同図の例では、Α45の品質を向上させる要求に対して、A25及びΑ56に割り当てられていたCPU時間を減らして、その分をΑ45に割り当てるという操作が行われる。
【0082】
以上述べた要求された品質に対して資源を割り当てるにあたっては、資源割当て変更部103は、資源割当て状況記憶部104と資源割当て制約記憶部106の双方の情報を参照しながら、資源割当て変更指示部102の要求に答える必要がある。
【0083】
このようなプロセスを経ることにより、資源割当て変更指示部102から実際に割当てを変更するように指示が出されると、資源割当て変更部103が実際に通信網上で資源の割当てを変更する。この変更結果は資源割当て状況記憶部104に反映され(ステップ307)、更に(上述したように)可視化表現上へと反映される。
【0084】
資源割当て変更指示部102は、このユーザからの指示(入力)が割当て変更指示かどうかを確かめ(ステップ304)、割当て変更指示でなければ資源割当て制約と判断し、資源割当て制約の指令を資源割当て制約設定部105に送る。資源割当て制約設定部105は、ユーザ要求を資源割当て変更指示部102が実際に資源割当て制約指示に変換したものを受け取る(ステップ308)。以下にこの資源割当て制約の設定・更新等の動作について述べる。
【0085】
上述した例において、資源割当てに関する制約としてCPU時間の均等割付の例を上記で説明した。このように通信距離空間上では、資源割当てに関する制約を設定することが可能である必要がある。設定可能な制約の例としては、上述したように、例えば特定の通信路についての品質の下限、通信路毎に設定された優先度などがある。ここでは、これらの制約の具体的な設定の方法について述べる。 通信網の品質に関する制約を設定するのは資源割当て制約設定部105が行う。先の例では制約の例として均等割付の制約を述べたが、ここでは、
・通信路の品質の下限
・通信路の優先度
の設定方法について述べる。
【0086】
(1)通信路の品質の下限を制約として設定する場合
通信距離空間上で、基準ノードから特定のノードへある長さのリンクを設定することにより、対応する通信路に品質の下限を設定することができる。
【0087】
図8は、基準ノードN5から特定ノードN6へ一定長さのリンクを設定することにより、対応する通信路に品質の下限を設定する様子を示した概念図である。同図に示すように、通信距離空間上で、リンクの設定された2つのノードN5及びN6は、リンクの長さ以上に通信距離が離れることはなくなる。これは即ち、対応する2つの端末(ここではN5及びN6)間の通信路の通信速度が、一定以上遅くなることはないことを意味している。
【0088】
あるノードを基準として設定されたリンクは、他方を基準とした通信距離空間上でも制約として残ることになる(図9参照)。
【0089】
図9は、N5を基準ノードとして設定されたリンクは、他のノードN2を基準ノードとした通信距離空間上でも制約として残る様子を示した概念図である。
【0090】
同図に示すように、図8で設定されたN5〜N6のリンクは、N2を基準ノードとした通信距離空間上でも制約として残る。従って、N2を基準ノードとした通信距離空間上であっても、N5とN6間の通信路の通信速度が、一定以上遅くなることはないことになる。
【0091】
図10は、N5とN6間の通信路にこのように制約が設定された場合に割当ての変更指示を行った場合の様子を示した図である。
【0092】
同図に示すように、上述の例と同様にN4をN5へと近づけた場合、通信路Α56の品質を確保したままで資源の割当てを変更するため、通信路A25から資源を割り当てることとなる。
【0093】
(2)通信路の優先度を制約として設定する場合
通信距離空間上で、各隣接ノードに対して優先度を設定することができる。特に優先度が指定されていないノードは、最低の優先度を持つものとする。特定の端末との通信路の品質を優先的に確保したい場合は、対応するノードの優先度を他よりも高く設定する。これは即ち、資源の割当て変更の際に、基準ノードと優先度の高いノードとの間の通信路の資源は他の通信路よりも減らされにくくなることを意味する。
【0094】
図11は、N5を基準とした通信距離空間内で優先度を設定した例を示す。
【0095】
同図に示すように、優先度の1位がN2に設定され、優先度の2位がN6に設定されているので、N2〜N5の通信路の資源の方が、N5〜N6の通信路の資源よりも減らされにくくなる。
【0096】
あるノードを基準として設定された優先度は、そのノードを基準とした通信距離空間上でのみ意味を持つ。
【0097】
図12は、N5を基準とした通信距離空間上で優先度が設定された状況で、N2を基準とした通信距離空間の表示に切り替えた場合の様子を示した概念図である。
【0098】
同図に示すように、N5を基準とした通信距離空間上でN2とN6とに優先度が設定されていても(図11)、当該優先度はN5を基準とした通信距離空間上でのみ意味を持つため、N2を基準とした通信距離空間の表示に切り替えた場合には、N2とN6とに設定された優先度はクリアされる。同図のN5に優先度
「2」が設定されているのは、N2を基準とした通信距離空間での新たな優先度である。
【0099】
図13は、このように制約が設定された場合に割当ての変更指示を行った場合の様子を示す概念図である。
【0100】
同図に示すように、上述の例と同様にN4をN5へと近づけた場合、N6よりもN2の方が優先度を高く設定しておくと、通信路Α56からより多くの資源を割り当てることになる。
【0101】
以上のようにして設定された制約の情報は、資源割当て制約設定部105により、資源割当て制約記憶部106に格納(記録・更新)される。更にこの情報は、前述のように、資源割当て変更部103で参照され、資源割当て時の資源確保の方針決定に利用される。
【0102】
以上述べたように、本実施形態によれば、資源割当て状況記憶部104は一定間隔で通信網を監視し、資源割当て状況記憶部104に格納される通信網情報を、常に最新の通信網情報を把握し、資源割当て変更部103がユーザの資源割当て要求に基づいて資源割当て状況記憶部104及び資源割当て制約記憶部106を参照しながら通信資源の割当てを行い、該要求終了時に自動的に元の制約を満たすように資源の割当てを戻すように動作するので、通常運用時は、予め設定された品質制約を保証するように動的かつ自動的に通信網の資源の割当てを行うことが可能になる。
【0103】
また、資源割当て可視化部101がネットワーク上の任意の端末を基準とした通信距離空間を生成し、これを必要に応じて適当な表現手段によって可視化するので、特に利用者や管理者が通信網の品質情報を視覚的に確認しながら、必要とする品質要求、及び、品質に関する制約を視覚的に与えることが可能となる。
【0104】
これにより、自動的に資源の割当て方針に変換して実際に資源の割当てを変更することができる。従って品質指向の通信網の再構成を容易に行うことができる。 次に、図面を参照して資源割当て可視化部101の詳細を説明する。
【0105】
図14は、第1の実施形態における資源割当て可視化部101の構成を示すブロック図である。
【0106】
同図に示すように、資源割当て可視化部101は、資源割当て状況記憶部104にある資源割当て状況から任意の端末間の関連度を算出する関連度算出部201、自端末と通信網上の他端末との接続関係を管理する接続関係管理部202、及び、関連度を表示するための関連度表示部203を有している。
【0107】
関連度算出部201は、任意の二つの端末を引数として、資源割当て状況記憶部104にある資源割当て状況から、当該端末間の関連度を算出する。
【0108】
関連度の例として通信距離を取り上げる。このとき資源割当て状況としては、通信距離を求めるために必要な情報である、各端末の通信バッファ容量、チャネル制御に割り当てられるCPU時間、通信路の容量などが格納されている。与えられた情報から通信距離の理論値を求めることは周知の技術で可能である。
【0109】
接続関係管理部202は、通信網上のすべての端末の自端末を基準とした接続関係を適当な手段によって管理する。資源割当て可視化部101の処理に当たっては、端末と端末とを結ぶ木構造としてとらえられるような「木」の概念を用いる。即ち、本実施形態においては、端末を節点、通信路を経路(木の枝)、選択される候補である端末の集合体を部分木と類推することで、通信網を1本の木としてとらえる。ここで、「木」とは、集合の表現方法の1つであり、節点(ノード)と呼ばれる要素の集合に対して階層的な親子関係を与えるものである。節点のうち1つを「根」と呼び、他の節点と区別され、次のように定義される。
【0110】
1 単一の節点はそれ自身で1つの木をなす。この節点はその木の根でもある。2 nを節点とし、T、T、・・・、Tが木であって、これらの根がn、 n、・・・、nであるとする。このときnをn、n、・・・、n すべての親とすると、新しい木が得られる。この木ではnが根でT、T、 ・・・、Tはこの根の部分木である。節点n、n、・・・、nを節 点nの子という。
【0111】
節点のない空集合も木とみなされ、これを空の木という。
【0112】
、n、・・・、nがある木の中の節点の列であって、1≦i<kに対してnがni+1の親になっているとき、この列を節点nからnへの経路という。
【0113】
節点aから節点bへの経路があるとき、aはbの先祖であるといい、bはaの子孫であるという。また自分自身以外の先祖や子孫を真の先祖、真の子孫という。木の中では根は真の先祖を持たない唯一の節点である。また真の子孫を持たない節点を「葉」という。このようにして、節点(根、葉を含む)と経路とで形成される構造を「木構造」という。
【0114】
関連度表示部203は、接続関係管理部202で管理される木を適当な表示手段によって表示する。本実施形態においては、自端末を中心としたグラフで表示する例を示す。この管理動作の詳細は後述する。
【0115】
次に、このように構成される本資源割当て可視化部101の動作を説明する。図15は、本資源割当て可視化部101の動作を示すフローチャートである。本実施形態においては上述したように、自端末を根とする木で管理することにより、第1の実施形態例で示した資源割当て可視化部101に表示される形態を決定する論理を説明する。また、本実施形態においては、前述した図3の動作をもとにした適用例を示す図16〜図21を適宜示しながら説明する。
【0116】
図15に示すように、まず、すべての端末の集合Sを準備する(ステップ1501)。図16はこの集合Sの準備された様子を示す概念図である。
【0117】
次に、自端末をSより取り除き、これを木構造における木の根とする(ステップ1502)。つまり、自端末が木の根となる。以降は木を再帰的に更生する手続きである。
【0118】
図17は、集合Sから自端末(ここでは基準ノードであるN5)が取り除かれ、このN5を木の根とした様子を示す概念図である。ここでN5は、木の根であると同時に木の葉でもある。
【0119】
次に、Sから現在の木の葉に配置された端末に隣接する端末をすべて選びだし、これをS´とする(ステップ1503)。図18は、集合Sから現在の木の葉に配置された端末(ここではN5のみ)に隣接する端末N2、N4及びN6をすべて選びだし、これらをS´とした様子を概念的に示す図である。
【0120】
次に、S´の各端末について、関連度算出部201を呼び出して自端末との通信距離を計算し、これが最小となるような経路を一つ選びだし、その経路上で当該端末に隣接する端末をtとする(ステップ1504)。このtはS´の定義より、必ず現在の木の葉である節点に配置されている。そこで当該端末をS´より取り除き、tの子とする。このとき、当該端末の属性として、関連度算出部201を呼び出して自端末との通信距離及びtとの通信距離を算出し、付与する。
【0121】
そして、ステップ1504をS´が空になるまで繰り返す(ステップ1505)。
【0122】
図19は、上記の動作の例を概念的に示す図である。
【0123】
同図に示すように、S´の端末N2について、関連度算出部201を呼び出して自端末N5との通信距離を計算し、これが最小となるような経路(N2〜N5)を一つ選びだし、その経路上で当該端末N2に隣接する端末N5をtとする。そこで当該端末N2をS´より取り除き、tであるN5の子とする。このとき、当該端末の属性として、関連度算出部201を呼び出して自端末との通信距離及びtとの通信距離を算出し、付与する。この動作をS´が空になるまで、即ち、N4、N6についても繰り返すことで、同図に示すように、N2、N4及びN6は各々N5の子として、右欄にそれぞれの端末とN5とが線分で接続された木構造が作成される。なお、N2、N4及びN6の各節点の中に記されている数字は、自端末との通信距離及びtとの通信距離を表している。
【0124】
次に、ステップ1503、1504をSが空になるまで繰り返す(ステップ1506)。
【0125】
図20及び図21は、ステップ1503、1504をSが空になるまで繰り返す動作を行う様子を概念的に示す図である。
【0126】
図20に示すように、図19における集合Sから現在の木の葉に配置された端末(ここではN5、N2、N4及びN6)に隣接する端末N1(N2に隣接)及びN3(N6に隣接)をすべて選びだし、これらをS´とする。そしてまずS´の端末N1について、関連度算出部201を呼び出して自端末N2との通信距離を計算し、これが最小となるような経路(N2〜N1)を一つ選びだし、その経路上で当該端末N1に隣接する端末N2をtとする。そこで当該端末N1をS´より取り除き、tであるN2の子とする。このとき、当該端末の属性として、関連度算出部201を呼び出して自端末との通信距離(ここでは3)及びtとの通信距離(ここでは5)を算出し、付与する。この動作をS´が空になるまで、即ち、N3についても繰り返す。
【0127】
図21はこのような動作の結果得られたものを示す図である。同図に示すように、N1はN2の子として、N3はN6の子として、右欄にそれぞれの端末である節点と経路で接続された木構造が作成される。
【0128】
上記の例において、自端末の子以外の任意の端末は、一時的に自端末の子として管理されうる。この場合の動作を以下に説明する。
【0129】
図22は本資源割当て可視化部101の動作を示すフローチャートである。
【0130】
同図に示すように、まず、当該端末を根とする部分木T´を元の木より取り除き、当該端末の属性として、元の親の端末の識別子を付与する(ステップ2201)。
【0131】
次に、T´を自端末の子の部分木として元の木に接続する(ステップ2202)。
【0132】
元に戻す場合はT´を自端末より取り除き、属性を参照して元の親の子の部分木として接続する(ステップ2203)。
【0133】
図23は、図21の木でN3をN5の子とした場合の動作の様子を概念的に示す図である。
【0134】
同図に示すように、まず、当該端末N3を根とする部分木T´((N6)−N3)を元の木より取り除き、当該端末N3の属性として、元の親の端末の識別子N6を付与する。次に、T´を自端末N5の子の部分木として元の木に接続する。この場合、元に戻す場合はT´を自端末N5より取り除き、属性(「N6」が付与されている。)を参照して元の親N6の子の部分木として接続する。
【0135】
次に、本発明に係る第2の実施形態を説明する。
【0136】
資源割当て可視化部101の構成は、第1の実施形態の場合と同様である。
【0137】
次に、本実施形態に係る動作を説明する。ここでは自端末を中心としたグラフで表示する例を示す。
【0138】
図24は、本実施形態に係る動作を示すフローチャートである。このフローチャートに沿い、図21に示す木に適用した場合の動作を図25〜図28を参照しながら説明する。
【0139】
まず、画面中央に自端末を表示する(ステップ2401)。図25はこの動作を説明するための図である。同図の円内に示すように、画面中央に自端末の識別子N5が表示される。
【0140】
次に、自端末のすべての子を順に、属性にある通信距離に比例する距離に表示する。このとき、自端末から見た各子が成す角が均等になるように配置する。即ち、子の数が3のときは成す角が120度になるように、子の数が5のときは成す角が72度になるように表示する。
【0141】
図26は、この動作により表示される様子を表した図である。
【0142】
同図に示すように、自端末N5のすべての子N2、N4及びN6が、属性にある通信距離(図21にあるように、N2については3、N4については5、N6については4)に比例する距離に表示される。このとき、子の数が3なので、自端末N5から見た各子N2、N4及びN6が成す角が120度になるようにN5から半径方向に直線表示される。
【0143】
次に、子が表示されていない端末について、すべての子を属性にある通信距離に比例する距離に表示する。このとき、当該端末から見た各子に親を含めたすべての端末の成す角が均等になるように表示する(ステップ2403)。即ち、子の数が3のときは親も含めた4つの端末の成す角が90度になるように、子の数が5のときは親も含めた6つの端末の成す角が60度になるように表示する。
【0144】
図27は、この動作により表示される様子を表した図である。
【0145】
同図に示すように、子が表示されていない端末N2について、すべての子(N1のみ)を属性にある通信距離(ここでは3)に比例する距離に表示する。このとき、子(N1)の数が1なので親(N2)も含めた2つの端末の成す角が均等になるように、即ち、180度になるように表示される。N3についても、同様の動作によって表示される。
【0146】
次に、ステップ2403を表示されていない端末が無くなるまで繰り返す(ステップ2404)。
【0147】
以上の手続きでは、自端末の子以外の端末については、自端末との通信距離に比例した位置に表示されず、親との通信距離に比例した位置に表示されることになるが、必要に応じてこれらの端末を自端末の子として表示することも可能である。ある端末について、自端末からの通信距離に比例した位置に表示する指示を与える。例えば、画面上に配置された端末にマウスポインタを移動してボタンをクリックする、などの動作で指示を与える。これにより、接続関係管理部202では図22のフローチャートに示すアルゴリズムに従って木を再構成し、関連度表示部203は再構成された木を再表示する。これにより任意の端末を自端末からの通信距離に比例した位置に表示することができる。
【0148】
図28は、自端末N5の子以外の端末であるN3を自端末の子として表示した例を示す図である。これは、図23で説明した場合に対応する図である。
【0149】
同図に示すように、まず、端末N3について、自端末N5からの通信距離に比例した位置に表示する指示が、例えば、画面上に配置された端末に(図示しない)マウスポインタを移動してボタンをクリックする、などの動作を通じて与えられる。この指示を受けて、接続関係管理部202では図22のフローチャートに示すアルゴリズムに従って木を再構成し、関連度表示部203は再構成された木を再表示する。この具体的な再構成の論理については、上記説明したものと同様の論理を採用する。
【0150】
以上詳述したように、第1及び第2の実施形態によれば、関連度算出部201が、資源割当て状況記憶部104にある資源割当て状況をもとに当該端末間の関連度を算出し、接続関係管理部202が、通信網上のすべての端末の自端末を基準とした接続関係を、例えば自端末を根とする木構造を導入することによって管理し、関連度表示部203が、接続関係管理部202で管理される木を適当な表示手段によって表示するようにしたので、通信網のネットワークの接続状況に応じ、通信品質を的確に反映させた通信資源の可視化が可能となる。これにより、ユーザは通信資源の割り当て状況を視覚的に把握でき、通信資源の割り当て指示がスムーズに、誤りなく、かつ、スピーディに行うことができる。
【0151】
また、本発明によれば、特に利用者や管理者が通信網の品質情報を視覚的に確認しながら、必要とする品質要求、及び、品質に関する制約を視覚的に与えることにより、自動的に資源の割当て方針に変換して実際に資源の割当てを変更することができる。
【0152】
さらに、本実施形態で説明した技術的思想を用いることで、ユーザは通信資源の割り当て状況を視覚的に把握するのみならず、画面上で、動的に通信資源の再割り当ての指示を発し、その実行を即時的に確認することができる。これにより、通信資源の割り当てを効率良く、確実に、そして、実感的に行うことができる。 従って、本発明によれば、通信網の再構成を容易かつ確実に行うことができる。 なお、本発明は、上述した実施形態には限定されず、本発明の技術思想の範囲内で様々な変形が可能である。
【0153】
例えば、上述した実施形態では、可視化装置の表示手段に表示される図中の距離は通信距離に比例するようにした場合を例にとり説明したが、定量化された品質を表現するものならば任意の属性を用いることが可能である。
【0154】
また、可視化装置の表示手段に表示される図として円の場合を例示したが、通信網上の各端末間の資源割当て状況を的確に可視化する手段として機能するものであればいかなるものも用いることができる。
【0155】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1、8及び15記載の本発明によれば、通信資源の割当て状況に関する第1の情報と、通信資源の割当ての制約に関する第2の情報及びユーザからの通信資源割当ての方針についての指示に基づいて、通信資源の割り当てを自律的に変更するようにしたので、例えば、突発的に何かが起き、それに基づいて資源割当てがされた場合に、それが常態化せずにもとの状態に自動的に戻り、かかる突発事項の影響を後々まで受けるといったことが避けられる。従って、通常運用時は、予め設定された品質制約を保証するように動的かつ自動的に通信網の資源の割当てを行うことが可能になる。
【0156】
請求項2、9及び16記載の本発明によれば、請求項1、8及び15記載の各本発明に加え、さらに通信資源の割当て状況を端末間の関連度として可視化するようにしたので、特に利用者や管理者が通信網の品質情報を視覚的に確認することが可能となる。
【0157】
請求項3、10及び17記載の本発明によれば、請求項1、8及び15記載の各本発明に加え、さらに通信網に含まれる任意の端末間の関連度に基づき、資源割当て変更手段に対して通信資源割当て方針を指示するようにしたので、割当てられた通信資源の現状を踏まえた最適な資源の再割当てを行うことができ、これにより、利用者の利便は一層高まる。またユーザからの資源割当て指示を、自動的に資源の割当て方針に変換して実際に資源の割当てを変更することができる。従って品質指向の通信網の再構成を容易に行うことができる。
【0158】
請求項4、11及び18記載の本発明によれば、請求項1、8及び15記載の各本発明に加え、さらに通信資源の割当ての制約に関する第2の情報の作成、更新及び削除を行い、その結果を第2の記憶手段に格納するようにしたので、資源の再割当てを反映させた最新の資源割当てに関する情報を保持することができ、この最新の資源割当てに関する情報に基づいて、経時的に変化する通信環境の中での資源の即時的に最適な再割当てを行うことができ、これにより、利用者の利便は一層高まる。
【0159】
請求項5、12及び19記載の本発明によれば、通信路毎の通信資源の割当て状況に基づき通信網に含まれる任意の端末間の関連度を算出し、端末間の接続を管理すると共に、算出した関連度を表示するようにしたので、通信網上の各端末間の資源割当て状況を可視化することができる。これにより、利用者は、任意の2つの端末間の通信資源の割当て状況を視覚的に容易に把握することができる。請求項6、13及び20記載の本発明によれば、画面のほぼ中央に第1の端末を表示し、第1の端末からみた該第1の端末に隣接する各端末が成す角が均等になるような方向及び第1及び第2の端末間の通信路の通信資源の割当て状況に応じた距離に第2の端末を表示し、さらに、表示された第1及び第2の端末を結ぶ線分を表示するようにしたので、通信網上の各端末間の資源割当て状況を的確に可視化することができる。これにより、利用者は、任意の2つの端末間の通信資源の割当て状況を視覚的に容易に把握することができる。
【0160】
請求項7、14及び21記載の本発明によれば、請求項6、13及び20記載の各本発明に加え、さらに、ユーザからの指示を受け、第3の端末を第1の端末に一定量近付ける指示を受けた場合には、第1の端末に隣接する第3の端末以外の端末を一定量に応じた量遠ざけるようにしたので、利用者は、任意の2つの端末間の通信資源の割当て状況を視覚的に容易に把握することができるのみならず、必要に応じて、資源割当てに関する制約を付加した上で、資源の割当て状況の変更を指示することができる。また、資源の割当て状況の変更に係る様子も可視化されるので、利用者は、視覚で確認を行いながら、確実に、効率良く、通信資源の割当てを行うことができる。
【0161】
従って、本発明によれば、通常の運用においては品質に関する制約を自律的に満たしつつ、利用者や管理者が、特定の場面で特定の通信路の品質を確保することが容易になる。
【0162】
これにより、品質指向の通信網の再構成を容易に行うことができ、通信環境を一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る通信網構成の一例を示す概念図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る通信網資源割当て装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施形態に係る通信距離空間を可視化した実現例を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る通信距離空間を可視化した実現例を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る通信距離空間の可視化の例を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る端末を別の端末へと近づける操作を概念的に表した図である。
【図8】本発明の一実施形態に係るリンクを設定することにより、対応する通信路に品質の下限を設定する様子を示した概念図である。
【図9】本発明の一実施形態に係るある基準ノードで設定されたリンクは、他のノードを基準ノードとした場合でも制約として残る様子を示した概念図である。
【図10】本発明の一実施形態に係る割当ての変更指示を行った場合の様子を示した図である。
【図11】本発明の一実施形態に係る通信距離空間内で優先度を設定した例を示す図である。
【図12】本発明の一実施形態に係る優先度が設定された状況で、別の通信距離空間の表示に切り替えた場合の様子を示した概念図である。
【図13】本発明の一実施形態に係る割当ての変更指示を行った場合の様子を示す概念図である。
【図14】本発明の一実施形態に係る資源割当て可視化部の構成を示すブロック図である。
【図15】本発明の一実施形態に係る資源割当て可視化部の動作を示すフローチャートである。
【図16】本発明の一実施形態に係る集合Sの準備された様子を示す概念図である。
【図17】本発明の一実施形態に係る集合Sから自端末が取り除かれ、その自端末を木の根とした様子を示す概念図である。
【図18】本発明の一実施形態に係る集合Sから現在の木の葉に配置された端末に隣接する端末をすべて選びだし、これらをS´とした様子を概念的に示す図である。
【図19】本発明の一実施形態に係る資源割当て可視化部の動作の例を概念的に示す図である。
【図20】本発明の一実施形態に係る資源割当て可視化部の動作の例を概念的に示す図である。
【図21】本発明の一実施形態に係る資源割当て可視化部の動作の例を概念的に示す図である。
【図22】本発明の一実施形態に係る資源割当て可視化部の動作を示すフローチャートである。
【図23】本発明の一実施形態に係る資源割当て可視化部の動作の例を概念的に示す図である。
【図24】本発明の一実施形態に係る資源割当て可視化部の動作を示すフローチャートである。
【図25】本発明の一実施形態に係る資源割当て可視化部に表示される画面の例を概念的に表した図である。
【図26】本発明の一実施形態に係る資源割当て可視化部に表示される画面の例を概念的に表した図である。
【図27】本発明の一実施形態に係る資源割当て可視化部に表示される画面の例を概念的に表した図である。
【図28】本発明の一実施形態に係る資源割当て可視化部に表示される画面の例を概念的に表した図である。
【符号の説明】
101 資源割当て可視化部
102 資源割当て変更指示部
103 資源割当て変更部
104 資源割当て状況記憶部
105 資源割当て制約設定部
106 資源割当て制約記憶部
107 サーバプロセス
108 クライアントプロセス
201 関連度算出部
202 接続関係管理部
203 関連度表示部

Claims (8)

  1. 通信網に含まれる端末間の通信資源の割当て情報を記憶する第1の記憶手段と、
    前記通信資源割当ての制約情報を記憶する第2の記憶手段と、
    前記通信網に含まれる端末間に割当てられている前記通信資源の割当て状況を端末間の距離で可視化する資源割当て状況可視化手段と、
    前記資源割当て状況可視化手段により可視化された任意の端末間の距離を近づける若しくは遠ざける端末間の距離変更操作による前記通信資源の割当ての方針を指示する手段と、
    端末間の距離変更操作による前記通信資源の割当ての方針の指示により、前記第1の記憶手段の通信資源の割当て情報、前記第2の記憶手段の制約情報を参照して前記各端末間の通信資源の割当てを変更し、その後、前記通信資源の割当てを前記変更前の状態に戻す資源割当て変更手段と
    を具備することを特徴とする資源割当て装置。
  2. 通信網に接続された第1の端末、第2の端末及び前記第3の端末を表示する表示装置において、
    前記第1の端末乃至第3の端末のうち2つの端末間に割当てられる通信資源の割り当て情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている通信資源の割り当て情報に応じて、前記第1の端末と第2の端末との間の距離及び第1の端末と第3の端末との間の距離を決定する手段と、
    前記第1の端末と第2の端末及び前記第1の端末と第3の端末を、それぞれ前記決定された距離だけ離し、線分で結んで表示する手段と、
    前記第1の端末乃至第3の端末間の距離を近づける若しくは遠ざける端末間の距離変更操作による前記通信資源の割当ての方針を指示する手段と、
    端末間の距離変更操作による前記通信資源の割当ての方針の指示により、前記記憶手段の通信資源の割り当て情報を参照して、前記第1の端末乃至第3の端末間へ通信資源を再度割当てることで、決定された前記第1の端末と第2の端末との距離及び前記第1の端末と第3の端末との距離を変更する手段と、
    前記第1の端末と第2の端末及び前記第1の端末と第3の端末を、それぞれ前記変更された距離だけ離し、線分で結んで表示する手段と
    を具備することを特徴とする表示装置。
  3. 通信網に含まれる端末間の通信資源の割当て情報を第1の記憶手段に記憶するステップと、
    前記通信資源割当ての制約情報を第2の記憶手段に記憶するステップと、
    前記通信網に含まれる端末間に割当てられている前記通信資源の割当て状況を端末間の距離で可視化するステップと、
    前記可視化した任意の端末間の距離を近づける若しくは遠ざける端末間の距離変更操作により前記通信資源の割当ての方針を指示するステップと、
    端末間の距離変更操作による前記通信資源の割当ての方針の指示により、前記第1の記憶手段の通信資源の割当て情報、前記第2の記憶手段の制約情報を参照して前記各端末間の通信資源の割当てを変更し、その後、前記通信資源の割当てを前記変更前の状態に戻すステップと
    を有することを特徴とする資源割当て方法。
  4. 通信網に接続された第1の端末、第2の端末及び前記第3の端末を表示装置に表示する表示方法であって、
    前記第1の端末乃至第3の端末に割当てられる通信資源の割り当て情報を記憶手段に記憶するステップと、
    前記記憶手段に記憶されている通信資源の割り当て情報に応じて、前記第1の端末と第2の端末との間の距離及び第1の端末と第3の端末との間の距離を決定するステップと、
    前記第1の端末と第2の端末及び前記第1の端末と第3の端末を、それぞれ前記決定さ れた距離だけ離し、線分で結んで前記表示装置に表示するステップと、
    前記第1の端末乃至第3の端末間の距離を近づける若しくは遠ざける端末間の距離変更操作による前記通信資源の割当ての方針を指示するステップと、
    端末間の距離変更操作による前記通信資源の割当ての方針の指示により、前記記憶手段の通信資源の割り当て情報を参照して、前記第1の端末乃至第3の端末へ通信資源を再度割当てることで、決定された前記第1の端末と第2の端末との距離及び前記第1の端末と第3の端末との距離を変更するステップと、
    前記第1の端末と第2の端末及び前記第1の端末と第3の端末を、それぞれ前記変更された距離だけ離し、線分で結んで表示装置に表示するステップと
    を有することを特徴とする表示方法。
  5. 請求項4記載の表示方法であって、
    前記第1の端末乃至第3の端末の中の特定の端末の移動操作により通信資源の割当てが変更された他の端末を移動することを特徴とする表示方法。
  6. 請求項5記載の表示方法であって、
    前記第1の端末が前記第2の端末に近づけられた場合、前記第2の端末から第3の端末を遠ざけるように前記第3の端末の位置を移動することを特徴とする表示方法。
  7. コンピュータを、
    通信網に含まれる端末間の通信資源の割当て情報を記憶する第1の記憶手段と、
    前記通信資源割当ての制約情報を記憶する第2の記憶手段と、
    前記通信網に含まれる端末間に割当てられている前記通信資源の割当て状況を端末間の距離で可視化する資源割当て状況可視化手段と、
    前記資源割当て状況可視化手段により可視化された任意の端末間の距離を近づける若しくは遠ざける端末間の距離変更操作による前記通信資源の割当ての方針を指示する手段と、
    端末間の距離変更操作による前記通信資源の割当ての方針の指示により、前記第1の記憶手段の通信資源の割当て情報、前記第2の記憶手段の制約情報を参照して前記各端末間の通信資源の割当てを変更し、その後、前記通信資源の割当てを前記変更前の状態に戻す資源割当て変更手段
    として機能させるプログラムを記録した記録媒体。
  8. 通信網に接続された第1の端末、第2の端末及び前記第3の端末を表示するコンピュータに処理を実行させるプログラムにおいて、
    前記コンピュータを、
    前記第1の端末乃至第3の端末に割当てられる通信資源の割り当て情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている通信資源の割り当て情報に応じて、前記第1の端末と第2の端末との間の距離及び第1の端末と第3の端末との間の距離を決定する手段と、
    前記第1の端末と第2の端末及び前記第1の端末と第3の端末を、それぞれ前記決定された距離だけ離し、線分で結んで表示する手段と、
    前記第1の端末乃至第3の端末間の距離を近づける若しくは遠ざける端末間の距離変更操作による前記通信資源の割当ての方針を指示する手段と、
    端末間の距離変更操作による前記通信資源の割当ての方針の指示により、前記記憶手段の通信資源の割り当て情報を参照して、前記第1の端末乃至第3の端末へ通信資源を再度割当てることで、決定された前記第1の端末と第2の端末との距離及び前記第1の端末と第3の端末との距離を変更する手段と、
    前記第1の端末と第2の端末及び前記第1の端末と第3の端末を、それぞれ前記変更された距離だけ離し、線分で結んで表示する手段
    として機能させるプログラムを記録した記録媒体。
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