JP3567428B2 - 発酵生地のガス抜き展延方法とその装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、発酵生地のガス抜き展延方法とその装置に関し、更に詳しくは、パン生地、中華饅頭生地等の塊状の発酵食品生地をガス抜きしながら所定の厚みに効率的に展延することができる発酵生地の展延方法と、同法に使用する頗るコンパクトな展延装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、塊状のパン生地を機械的に展延する方法としては、間隔が一定な一対の回転ローラー間に発酵生地を送り込み単に圧延するという方法が行われている。しかしながら、このローラー圧延方法は、高い粘弾性を有するパン生地等に対しては、その粘弾性ゆえに効率的な展延ができず、また、パン生地のグルテン質を傷めないためにも、このローラー圧延を何段階にも分けてパン生地を徐々に薄くしてゆくより仕方がなく、多数の圧延ローラーが必要となり、装置が大型化してしまう難点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来のパン生地等の発酵生地の展延方法に上記の如き難点があったことに鑑みて為されたもので、塊状の発酵生地を目的とする厚みに効率的に展延することができる発酵生地のガス抜き展延方法と、同方法に使用する頗るコンパクトな展延装置を提供することを技術的課題とするものである。
【0004】
また、本発明の他の技術的課題は、発酵生地の炭酸ガスを効果的に抜きながら所定の厚みに展延することができる発酵生地のガス抜き展延方法とその装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記技術的課題を解決するために、
ホッパー1からの発酵生地Fが一対の送出ローラー 12 により圧延されて連続的に展延状態で送出されてくる発酵生地Fを、定位置で回転する受けローラー2と、少なくとも二つの振動ローラー31間に掛け渡され、当該受けローラー2に対向して同じ方向へ走行する叩打ベルト3との間へ導く一方、
発酵生地Fが導入される受けローラー2と叩打ベルト3の表面には手粉容器23と32とから手粉を各々供給しながら、前記振動ローラー31を受けローラー2に対して繰り返し接近離反動作させて叩打ベルト3に叩打力を生ぜしめると共に、当該振動ローラーに掛け渡された叩打ベルト3の走行速度を前記受けローラー2の回転周速よりも大きくしながら受けローラー2と叩打ベルト3との間を通過する発酵生地Fに対して叩打力を加えて粘弾性化とガス抜きとを促進しつゝ当該生地を一定の厚みに整え、
こうして一定の厚みに整えられた発酵生地Fを、複数のベルトコンベアを水平方向へ直列的に連設して成るコンベヤ手段4に誘導して、このコンベア手段4における下流側のベルトコンベアの搬送速度を上流側のベルトコンベアの搬送速度よりも大きくして、この搬送速度差によって当該発酵生地を下流方向へ更に延ばし、かつ、その発酵生地幅を当該コンベア手段4の少なくとも下流側の搬送面両側に並立された一対のベルト 60 によって規制した状態で搬送しながら当該コンベヤ手段4の搬送面に対し互い違いに交互に繰り返し接近離反動作する複数の叩打部材5で発酵生地Fを交互に叩打することによって更に粘弾性化とガス抜きとを促進して、所定の厚みにまで展延するという技術的手段を採用した。
【0006】
また、本発明は、上記課題を解決するために、投入された発酵生地Fを連続的に下方へ吐出するホッパー1と、このホッパー1から吐出される発酵生地Fを圧延して展延状態で送り出す一対の送出ローラー 12 と、この送出ローラー 12の下方に配設され展延状態で送り出されてくる発酵生地Fを定位置で受け継いで回転搬送する受けローラー2と、この受けローラー2に対し、接近離反動作を繰り返す振動台30に軸支された少なくとも二つの振動ローラー31間に掛け渡されて当該受けローラー2の回転周速よりも大きい移動速度で走行しつゝ発酵生地Fを叩打動作して同方向へ移動する叩打ベルト3と、この叩打ベルト3と前記受けローラー2との表面に各々手粉を供給して、導入される発酵生地Fの搬送を円滑にする手粉容器23・32と、前記受けローラー2と叩打ベルト3の下方に水平方向へ直列的に連設された複数のベルトコンベアから成り、かつ、下流側のベルトコンベアの搬送速度が上流側のベルトコンベアの搬送速度より大きく設定されていて、前記受けローラー2と叩打ベルト3との間を通過した発酵生地Fを下流方向へ延ばしつゝ受継ぎ搬送するコンベヤ手段4と、このコンベア手段4の上流のベルト面上に手粉を供給する手粉容器40と、前記コンベア手段4における少なくとも下流側のベルトコンベアの搬送面両側に対向間隔を調節可能な一対のベルト 60 が並立されており、当該ベルトコンベアと同方向へ循環動することにより搬送される発酵生地Fの生地幅を規制するベルト付ガイドローラー6と、前記コンベヤ手段4の上方に設けられ、当該コンベヤ手段4の搬送面に対し互い違いに交互に接近離反動作を繰り返す複数の叩打部材5とを含んで成り、
前記ホッパー1に投入した発酵生地Fを受けローラー2と叩打ベルト3との間へ導いて受けローラー2で発酵生地Fを送りながら叩打ベルト3で発酵生地Fを繰り返し叩打して生地のガス抜きをしながら一定の厚みに整え、そして、この一定の厚みに整えた発酵生地Fをコンベヤ手段4で搬送しつゝ、前記複数の叩打部材5で交互に繰り返し叩打することによって更に粘弾性化とガス抜きとを促進して当該生地を所定の厚みに展延するという技術的手段を採用したのである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づき詳しく説明する。なお、図1は本実施形態の発酵生地のガス抜き展延装置の概略斜視図、図2は同装置の概略側面図、図3及び図4は同装置の叩打部材の実施変形例を示す部分斜視図、図5は同装置の叩打部材の他の実施変形例を示す部分側面図、図6は同装置の叩打部材の更に他の実施変形例を示す部分平面図である。
【0008】
図中、符号1で指示するものは、塊状の発酵生地Fを投入可能なホッパーであり、本実施形態のホッパー1は装置基台11の上部に配設され、その下方には発酵生地Fを圧延して下方へ送り出すための一対の送出ローラー12が配設されている。
【0009】
図中、符号2で指示するものは上記ホッパー1の下方において装置基台11に軸設され、定位置で回転する受けローラーである。本実施形態では、この受けローラー2と駆動ローラー21との間にベルト22が掛け渡されており、これら駆動ローラー21及びベルト22によって受けローラー2が駆動されて回転する。そして、このベルト22の走行に応じて手粉容器23からベルト面上へは手粉が供給される。また、本実施形態の受けローラー2の前後周縁には、発酵生地Fの展延幅を一定にするための一対のフランジ20が形成されている。
【0010】
図中、符号3で指示するものは、上記受けローラー2に対向して同方向へ走行する叩打ベルトである。本実施形態では、受けローラー2に対し接近離反動作を繰り返す振動台30が装置基台11に配設されており、この振動台30に計三つの振動ローラー31が軸設されていて、これら振動ローラー31間に叩打ベルト3が掛け渡されている。しかして、本実施形態の叩打ベルト3は、振動ローラー31により駆動されて上記受けローラー2に対向して同方向へ走行しながら振動台30の振動動作により受けローラー2に対し接近離反動作を繰り返すのであり、受けローラー2との間で発酵生地Fを送りつゝ叩打する。なお、本実施形態では、叩打ベルト3の走行速度が受けローラー2の周速度より若干大きくなるように設定してある。また、この叩打ベルト3のベルト面上へは走行に応じて手粉容器32から手粉が供給される。
【0011】
図中、符号4で指示するものは、上記受けローラー2と叩打ベルト3との間を通過した発酵生地Fを載置して搬送するコンベヤ手段である。本実施形態のコンベヤ手段4は直列状態に連続的に並べられた計四つのベルトコンベヤ41・42・43・44から構成されており、このコンベヤ手段4のうちの下流側のベルトコンベヤの搬送速度がその上流側のベルトコンベヤの搬送速度よりも大きくなるように設定してある。また、コンベヤ手段4の最上流側のベルトコンベヤ41の上流には走行に応じてベルト面上へ手粉を供給する手粉容器40が配設されている。なお、図中、符号71で指示するものは、受けローラー2と叩打ベルト3との間を通過した直後の発酵生地Fの厚みを均一にするための一対の第一補助ローラーであり、符号72で指示するものは、ベルトコンベヤ41上に載置された発酵生地Fを圧延するための第二補助ローラーである。
【0012】
図中、符号5で指示するものは、上記コンベヤ手段4の上方に設けられ、このコンベヤ手段4の搬送面に対し接近離反動作を繰り返す叩打部材である。本実施形態の叩打部材5はベルト搬送方向と直交する向きに配設された半円柱形状の棒材により構成されており、ベルト搬送方向に並んだ複数の叩打部材5が二本の連結部材50の各々に一つ飛び状態で連結されている。そして、これら二本の連結ロッド50が各々、装置基台13の駆動軸52に設けられたクランク機構51によって互い違いの往復上下運動を生起されることにより、複数の叩打部材5が発酵生地Fを足踏み式に交互に叩打するのである。なお、図中、符号53で指示するものは、各連結部材50の上下運動を案内するためのガイドロッドである。
【0013】
図中、符号6で指示するものは、上記叩打部材5の近傍のコンベヤ手段4の搬送面の両側に配設された一対のベルト付ガイドローラーである。これら一対のベルト付ガイドローラー6は、その間隔を適宜に変更することができ、コンベヤ手段4と同調してそのベルト60を走行させて発酵生地Fの展延幅を所望する幅に整えることができる。
【0014】
しかして、本実施形態の発酵生地のガス抜き展延装置においては、図2に示すように、まず、ホッパー1に投入された塊状の発酵生地Fを一対の送出ローラー12により下方へ送り出して受けローラー2と叩打ベルト3との間へ導き、そして、この受けローラー2で発酵生地Fを下方へ送りながら叩打ベルト3で発酵生地Fを繰り返し叩打する。このことによって、発酵生地Fのグルテン成分の結合が促進されて粘弾性が増進されると同時に発酵によって発生した炭酸ガスが食品内部から絞り出されるように放出されながら一定の厚み(15〜20mm)に整えられることになる。
【0015】
然る後、一定の厚みに整えられた発酵生地Fは、更に一対の第一補助ローラー71および第二補助ローラー72で圧延されながらコンベヤ手段4に至り、このコンベヤ手段4の搬送過程で複数の叩打部材5によって再び繰り返し叩打されることにより、グルテン成分の結合が更に進行し粘弾性が高まると同時に生地のガス抜きが図られて所定の厚み(5〜7mm)に効率的に展延されるのである。そして、発酵生地Fの展延幅は、一対のベルト付ガイドローラー6で目的とする幅に整えられる。
【0016】
このように、本実施形態の発酵生地のガス抜き展延装置にあっては、叩打ベルト3及び叩打部材5によって発酵生地Fを繰り返し叩打しながら展延しているので、ただ単にローラー圧延を行なう従来の展延方式に比べ格段に効率的に発酵生地Fを展延することが可能となり、装置全体を頗るコンパクトに構成することができ、また、叩打時の振動により生地中の炭酸ガスを効果的に抜くことができ、高品質な展延生地を得ることができるのである。
【0017】
また、本実施形態の発酵生地のガス抜き展延装置は、叩打展延時において必ず叩打ベルト3及び叩打部材5が発酵生地Fから離れる瞬間があるので、発酵生地Fの表面に無理なストレスを与えることなくスムーズに展延することが可能となり、受けローラー2またはコンベヤ手段4で発酵生地Fを連続的に送りながらも決してグルテン構造を傷めることなく発酵生地Fを展延してゆくことができ、高品質な展延食品生地を極めて高能率に生産することができる。
【0018】
また、本実施形態のように、発酵生地Fを叩打する叩打ベルト3の走行速度を、定位置で回転する受けローラー2の周速度より大きくすれば、この叩打ベルト3の走行による発酵生地Fの引伸し作用を利用して発酵生地Fをより効率的に展延することが可能となるばかりでなく、この叩打ベルト3の走行による発酵生地Fの引込み作用によって、受けローラー2の入口部分に発酵生地Fが滞溜してしまうことも防止でき、このことによっても、発酵生地Fのスムーズな展延が可能となるのである。
【0019】
また、本実施形態のように、発酵生地Fを搬送するコンベヤ手段4を複数のベルトコンベヤで構成し、それぞれ下流側のベルトコンベヤの搬送速度をその上流側のベルトコンベヤの搬送速度よりも大きくすれば、これら複数のベルトコンベヤによる発酵生地Fの引伸し作用によって発酵生地Fをより効率的に展延することが可能となる。
【0020】
さらにまた、本実施形態では、コンベヤ手段4上の発酵生地Fを複数の叩打部材5にて足踏み式に交互に叩打しているので、たとえ粘性の高い発酵生地Fを展延する場合でも、コンベヤ手段4上の発酵生地Fが叩打部材5の叩打によって暴れて位置ズレすることも防止でき、装置の稼働速度を高めてもより安定的な展延を行うことができるのである。
【0021】
本発明の実施形態は概ね上記のように構成されているが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく「特許請求の範囲」の記載内で種々の変更が可能である。
【0022】
例えば、上記実施形態では、コンベヤ手段4上の発酵生地Fを繰り返し叩打する叩打部材5として、ベルト搬送方向と直交する向きに配設された半円柱形状の棒材を採用しているが、勿論これに限定されるものではなく、例えば、叩打部材5の底部(叩打面)に平坦面を形成したり、図3に示すように、底部に複数の球面を形成するようにしたり、図4に示すように、叩打部材5としてフリーに回動可能なローラーを採用しても良く、また、この叩打部材5の材質についても金属材を使用する他、合成樹脂材や、ゴム材等の弾性材料を使用しても良い。展延すべき発酵生地の種類、厚み等に応じて種々の設計変更が可能である。
【0023】
また、上記実施形態では、ベルト搬送方向と直交する向きに配設された叩打部材5をコンベヤ手段4の搬送面に対し直角に接近離反動作させているが、決してこれに限定されるものではなく、例えば、図5に示すように、コンベヤ手段4の搬送面に対し斜交状態で叩打部材5を接近離反動作させ、発酵生地Fを斜め方向から叩打するようにして展延効果を高めたり、また、図6に示すように、ベルト搬送方向と斜交する向きに配設した複数の叩打部材5で発酵生地Fを叩打して発酵生地の叩打部分を交差させてより均一に叩打するようにしても良い。
【0024】
【発明の効果】
以上、実施形態をもって説明したとおり、本発明によれば、叩打ベルトおよび叩打部材によって発酵生地を繰り返し叩打しながら展延するので、ただ単にローラー圧延を行う従来の展延方式に比べ格段に効率的に発酵生地を展延することが可能となり、装置全体を頗るコンパクトに構成することができ、また、叩打時の振動により生地の粘弾性の増進と生地中のガス抜きを効果的に行うことができ、高品質な展延生地を得ることができる。
【0025】
しかも、叩打展延時においては、叩打ベルトならびに叩打部材は必ず発酵生地から離れる瞬間があるので、発酵生地の表面に無理なストレスを与えることなくスムーズに展延することが可能となり、受けローラーまたはコンベヤ手段で発酵生地を連続的に送りながらも、決してグルテン構造を傷めることなく発酵生地を展延してゆくことができ、高品質な展延生地を極めて高能率に生産することができる。
【0026】
更にまた、コンベヤ手段上の発酵生地を複数の叩打部材によって足踏み式に交互に叩打するので、たとえ粘性の高い発酵生地を展延する場合でも、コンベヤ手段上の発酵生地が叩打部材の叩打によって暴れて位置ズレすることも防止でき、装置の稼働速度を高めてもより安定的な展延を行うことができ、実際の展延工程における利用価値は頗る高いものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の発酵生地のガス抜き展延装置の概略斜視図である。
【図2】本実施形態の発酵生地のガス抜き展延装置の概略側面図である。
【図3】同装置における叩打部材の実施変形例を示す部分斜視図である。
【図4】同装置における叩打部材の他の実施変形例を示す部分斜視図である。
【図5】同装置における叩打部材の更に他の実施変形例を示す部分側面図である。
【図6】同装置における叩打部材の更に他の実施変形例を示す部分平面図である。
【符号の説明】
1 ホッパー
2 受けローラー
3 叩打ベルト
30 振動台
31 振動ローラー
4 コンベヤ手段
5 叩打部材
6 ベルト付ガイドローラー
F 発酵生地
Claims (2)
- ホッパー1からの発酵生地Fが一対の送出ローラー 12 により圧延されて連続的に展延状態で送出されてくる発酵生地Fを、定位置で回転する受けローラー2と、少なくとも二つの振動ローラー31間に掛け渡され、当該受けローラー2に対向して同じ方向へ走行する叩打ベルト3との間へ導く一方、
発酵生地Fが導入される受けローラー2と叩打ベルト3の表面には手粉容器23と32とから手粉を各々供給しながら、前記振動ローラー31を受けローラー2に対して繰り返し接近離反動作させて叩打ベルト3に叩打力を生ぜしめると共に、当該振動ローラーに掛け渡された叩打ベルト3の走行速度を前記受けローラー2の回転周速よりも大きくしながら受けローラー2と叩打ベルト3との間を通過する発酵生地Fに対して叩打力を加えて粘弾性化とガス抜きとを促進しつゝ当該生地を一定の厚みに整え、
こうして一定の厚みに整えられた発酵生地Fを、複数のベルトコンベアを水平方向へ直列的に連設して成るコンベヤ手段4に誘導して、このコンベア手段4における下流側のベルトコンベアの搬送速度を上流側のベルトコンベアの搬送速度よりも大きくして、この搬送速度差によって当該発酵生地を下流方向へ更に延ばし、かつ、その発酵生地幅を当該コンベア手段4の少なくとも下流側の搬送面両側に並立された一対のベルト 60 によって規制した状態で搬送しながら当該コンベヤ手段4の搬送面に対し互い違いに交互に繰り返し接近離反動作する複数の叩打部材5で発酵生地Fを交互に叩打することによって更に粘弾性化とガス抜きとを促進して、所定の厚みにまで展延することを特徴とした発酵生地のガス抜き展延方法。 - 投入された発酵生地Fを連続的に下方へ吐出するホッパー1と、このホッパー1から吐出される発酵生地Fを圧延して展延状態で送り出す一対の送出ローラー 12 と、この送出ローラー 12の下方に配設され展延状態で送り出されてくる発酵生地Fを定位置で受け継いで回転搬送する受けローラー2と、この受けローラー2に対し、接近離反動作を繰り返す振動台30に軸支された少なくとも二つの振動ローラー31間に掛け渡されて当該受けローラー2の回転周速よりも大きい移動速度で走行しつゝ発酵生地Fを叩打動作して同方向へ移動する叩打ベルト3と、この叩打ベルト3と前記受けローラー2との表面に各々手粉を供給して、導入される発酵生地Fの搬送を円滑にする手粉容器23・32と、前記受けローラー2と叩打ベルト3の下方に水平方向へ直列的に連設された複数のベルトコンベアから成り、かつ、下流側のベルトコンベアの搬送速度が上流側のベルトコンベアの搬送速度より大きく設定されていて、前記受けローラー2と叩打ベルト3との間を通過した発酵生地Fを下流方向へ延ばしつゝ受継ぎ搬送するコンベヤ手段4と、このコンベア手段4の上流のベルト面上に手粉を供給する手粉容器40と、前記コンベア手段4における少なくとも下流側のベルトコンベアの搬送面両側に対向間隔を調節可能な一対のベルト 60 が並立されており、当該ベルトコンベアと同方向へ循環動することにより搬送される発酵生地Fの生地幅を規制するベルト付ガイドローラー6と、前記コンベヤ手段4の上方に設けられ、当該コンベヤ手段4の搬送面に対し互い違いに交互に接近離反動作を繰り返す複数の叩打部材5とを含んで成り、
前記ホッパー1に投入した発酵生地Fを受けローラー2と叩打ベルト3との間へ導いて受けローラー2で発酵生地Fを送りながら叩打ベルト3で発酵生地Fを繰り返し叩打して生地のガス抜きをしながら一定の厚みに整え、そして、この一定の厚みに整えた発酵生地Fをコンベヤ手段4で搬送しつゝ、前記複数の叩打部材5で交互に繰り返し叩打することによって更に粘弾性化とガス抜きとを促進して当該生地を所定の厚みに展延することを特徴とした発酵生地のガス抜き展延装置。
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