JP3567738B2 - 画像読取装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はPPC,FAXその他の装置に用いられる画像読取装置に関し、特に原稿の厚さに対応して、コンタクトガラスと白圧板の隙間を適切な値に設定可能として、原稿のスキューやバタつきを防止した画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
CCDと縮小光学系、シート状の原稿の搬送路途中の読取部に設けられたコンタクトガラスと、このコンタクトガラスに対向して前記搬送路の反対向に設けられた白圧板(白基準板とも呼ばれる)で構成される読取系を有する画像読取装置において、通紙時の紙のバタつきは画像の縦線ゆがみとなって現れる。そこで、従来技術では、例えば、図11に示すように、白圧板6をスプリング7でコンタクトガラス10側に押しつけ、スペーサ11を間に挟むことで隙間を厳しく管理している。
【0003】
図11において、1,2は原稿13を読取部に送り込むための第1ローラと第1コロ、3,4は同第2ローラと第2コロ、5は白圧板6の補強用角パイプ、7は白圧板6をコンタクトガラス10側に押しつけるためのスプリング、8,9は画像読取装置の上部筐体及び下部筐体を示している。以下の説明では、白圧板6とコンタクトガラス10に係るスペーサの配置を説明し、周辺部分の構成についての説明は、これを省略する。
なお、この種の画像読取装置としては、特開平9−270884号公報等に開示された装置を挙げることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術では、隙間値は、通常、原稿のバタつきを押さえるために狭めの値に設定されることが多く、この状態のままで厚手の原稿を通紙すると、白圧板と原稿背面とが擦れて負荷となり、スキューや画像のび等が発生する。
本発明の目的は、従来の技術における上述のような問題を解消し、原稿の厚さに対応して、コンタクトガラスと白圧板の隙間を適切な値に設定可能として、原稿のスキューやバタつきを防止した画像読取装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る画像読取装置においては、隙間値を複数段階設定できるようにしたことを特徴とする。
より具体的には、本発明に係る画像読取装置においては、シート状の原稿の搬送路途中の読取部に設けられたコンタクトガラス10と、このコンタクトガラス10に対向して前記搬送路の反対向に設けられた白圧板6を有する画像読取装置において、上記コンタクトガラス10と白圧板6の隙間を規制するスペーサを上記コンタクトガラス10と白圧板10の対向する面のそれぞれ(11,14)に設け、かつ、上記コンタクトガラス10を上記原稿の搬送方向の前後逆に配置可能としたことを特徴とする。
【0006】
また、本発明に係る画像読取装置においては、上記コンタクトガラス10と白圧板6の隙間を規制するスペーサを上記コンタクトガラス10の表裏両面(11および16)に設け、かつ、上記コンタクトガラス10を上記原稿の搬送方向に沿って表裏逆に配置可能としたことを特徴とする。
また、本発明に係る画像読取装置においては、上記コンタクトガラス10と白圧板6の隙間を規制するスペーサを上記コンタクトガラス10の両面及び白圧板のコンタクトガラスに対向する面のそれぞれ(11および16,14)に設け、かつ、上記コンタクトガラスを上記原稿の搬送方向に沿って前後・表裏逆に配置可能としたことを特徴とする。
【0007】
本発明に係る画像読取装置においては、上述のような構成を採用したことにより、コンタクトガラス10と白圧板6の隙間値を複数段階設定することが可能になる。すなわち、本発明に係る画像読取装置においては、原稿の厚さに対応してコンタクトガラス10と白圧板6の隙間を適切な値に設定可能となり、原稿のスキューやバタつきを防止することができる。
また、上述のコンタクトガラス10と白圧板6の隙間値の設定変更は、コンタクトガラス10の置配(セット)の仕方を変えることによって簡単に行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す好ましい実施例に基づいて詳細に説明する。
図1〜図3は、本発明の第1の実施例を示すものである。本実施例に係る画像読取装置では、通常原稿と厚手原稿を通紙するときとで、隙間狙い値を2段階に変えられる構成としている。
図1に、本実施例におけるコンタクトガラス10上のスペーサ11,11の貼り付け位置を示す。コンタクトガラス10は、クリップ15によって画像読取装置の下部筐体9に固定される。なお、スペーサ11は2枚とも読取領域外のクリップ15の当たらない場所に貼り付けてある。
【0009】
また、白圧板6上には、スペーサ14がコンタクトガラス10に対向するように貼り付けられている。この例では、スペーサ14は通常原稿用の隙間値設定のためのものであり、厚手原稿用の隙間値は、スペーサ14とスペーサ11との合計値で設定されるように構成している。
図2は、通常原稿用の隙間値設定状態での構成を示す図である。ここでは、スプリング7によって押圧された白圧板6上のスペーサ14がコンタクトガラス10に当接し、このスペーサ14の厚さが隙間値となっている。
【0010】
図3は、厚手原稿用の隙間値設定での構成図であり、図2と比較すると理解されるように、コンタクトガラス10の配置が前後(図中では、左右)逆になっている。この場合は、スプリング7によって押された白圧板6上のスペーサ14がコンタクトガラス10上のスペーサ11に当接し、このスペーサ11,14の合計の厚さが隙間値、すなわち、厚手原稿用の隙間値となる。
この構成により、本実施例では2種類の隙間値を設定できる。
【0011】
図4〜図6は、本発明の第2の実施例を示すものである。本実施例に係る画像読取装置でも、通常原稿と厚手原稿を通紙するときとで、隙間狙い値を2段階に変えられる構成としている。本実施例では実施例1と異なり、コンタクトガラス10を表裏逆に配置することで2種類の隙間値を設定可能としている。
図4は、本実施例におけるコンタクトガラス10上のスペーサ11(表面),16(裏面)の貼り付け位置を示す図である。コンタクトガラス10はクリップ15によって画像読取装置の下部筐体9に固定される。
なお、スペーサ11,16はいずれもコンタクトガラス10の読取領域外のクリップ15の当たらない場所に、表裏に貼り付けられている。
【0012】
図5は、通常原稿用の隙間値設定での構成図であり、スプリング7によって押された白圧板6がコンタクトガラス10上のスペーサ11に当接し、このスペーサ11の厚さが隙間値となる。
また、図6は、厚手原稿用の隙間値設定での構成図であり、コンタクトガラス10の取付け方が表裏逆になっている。
この場合は、スプリング7によって押された白圧板6がコンタクトガラス10上のスペーサ16に当たり、このスペーサ16の厚さが隙間値となる。このような構成により、本実施例では2種類の隙間値を設定することができる。
【0013】
図7〜図10は、本発明の第3の実施例を示すものである。本実施例に係る画像読取装置では、通常原稿と厚手原稿を通紙するときとで、隙間狙い値を3段階に変えられる構成としている。本実施例では、コンタクトガラス10を前後・表裏逆に配置することで3種類の隙間値を設定可能としている。
本実施例では、第2の実施例に示した構成に更に白圧板6側のスペーサを追加し、コンタクトガラス10の前後逆セットに加えて表裏逆セットを行うことにより、キャリアシートなどの更に厚い原稿用の隙間値も設定可能としている。
【0014】
図7は、本実施例におけるコンタクトガラス10上のスペーサ11,16の貼り位置を示す図である。スペーサ11(表面),16(裏面)は2枚とも読取領域外のクリップ15の当たらない場所に貼り付けられている。なお、スペーサ11とスペーサ16とは、厚さが異なるものである。
図8は、通常原稿用の隙間値設定での構成図であり、スプリング7によって押された白圧板6上のスペーサ14がコンタクトガラス10に直接当接し、このスペーサ14の厚さが隙間値となる。
【0015】
図9は、厚手原稿用の隙間値設定での構成図であり、図8に示した構成とは、コンタクトガラス10の配置が前後逆になっている。この場合には、スプリング7によって押された白圧板6上のスペーサ14がコンタクトガラス10上のスペーサ11に当接し、このスペーサ14,11の合計の厚さが隙間値となる。
図10は、極厚手原稿用の隙間値設定での構成図であり、コンタクトガラス10の配置が図9に示した構成とは表裏逆になっている。
【0016】
この場合には、スプリング7によって押された白圧板6上のスペーサ14がコンタクトガラス10上のスペーサ16に当接し、このスペーサ14,16の合計の厚さが隙間値となる。
このような構成を採用したことにより、本実施例では3種類の隙間値を設定できる。
なお、上記各実施例はいずれも本発明の一例を示したものであり、本発明はこれらに限定されるべきものではないことは言うまでもないことである。
【0017】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、原稿の厚さに対応して、コンタクトガラスと白圧板の隙間を適切な値に設定可能として、原稿のスキューやバタつきを防止した画像読取装置を実現できるという顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るコンタクトガラス10上のスペーサ11の貼り付け位置を示す図である。
【図2】図1に示した実施例の通常原稿用の隙間値設定での構成図である。
【図3】図1に示した実施例の厚手原稿用の隙間値設定での構成図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係るコンタクトガラス10上のスペーサ11,16の貼り付け位置を示す図である。
【図5】図5に示した実施例の通常原稿用の隙間値設定での構成図である。
【図6】図5に示した実施例の厚手原稿用の隙間値設定での構成図である。
【図7】本発明の第3の実施例に係るコンタクトガラス10上のスペーサ11,16の貼り付け位置を示す図である。
【図8】図7に示した実施例の通常原稿用の隙間値設定での構成図である。
【図9】図7に示した実施例の厚手原稿用の隙間値設定での構成図である。
【図10】図7に示した実施例の極厚手原稿用の隙間値設定での構成図である。
【図11】従来技術に係る読取装置の要部の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
5 角パイプ
6 白圧板
7 スプリング
10 コンタクトガラス
11,16 コンタクトガラス上のスペーサ
14 白圧板上のスペーサ
15 クリップ
Claims (3)
- シート状の原稿の搬送路途中の読取部に設けられたコンタクトガラスと、このコンタクトガラスに対向して前記搬送路の反対向に設けられた白圧板を有する画像読取装置であって、前記コンタクトガラスと白圧板の隙間を規制するスペーサを前記コンタクトガラスと白圧板の対向する面のそれぞれに設け、かつ、前記コンタクトガラスを前記原稿の搬送方向の前後逆に配置可能としたことを特徴とする画像読取装置。
- シート状の原稿の搬送路途中の読取部に設けられたコンタクトガラスと、このコンタクトガラスに対向して前記搬送路の反対向に設けられた白圧板を有する画像読取装置であって、前記コンタクトガラスと白圧板の隙間を規制するスペーサを前記コンタクトガラスの表裏両面に設け、かつ、前記コンタクトガラスを前記原稿の搬送方向に沿って表裏逆に配置可能としたことを特徴とする画像読取装置。
- シート状の原稿の搬送路途中の読取部に設けられたコンタクトガラスと、このコンタクトガラスに対向して前記搬送路の反対向に設けられた白圧板を有する画像読取装置であって、前記コンタクトガラスと白圧板の隙間を規制するスペーサを前記コンタクトガラスの両面及び白圧板のコンタクトガラスに対向する面のそれぞれに設け、かつ、前記コンタクトガラスを前記原稿の搬送方向に沿って前後・表裏逆に配置可能としたことを特徴とする画像読取装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16043098A JP3567738B2 (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | 画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16043098A JP3567738B2 (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | 画像読取装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11355507A JPH11355507A (ja) | 1999-12-24 |
| JP3567738B2 true JP3567738B2 (ja) | 2004-09-22 |
Family
ID=15714774
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16043098A Expired - Fee Related JP3567738B2 (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | 画像読取装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3567738B2 (ja) |
-
1998
- 1998-06-09 JP JP16043098A patent/JP3567738B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|
| JPH11355507A (ja) | 1999-12-24 |
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